JP4082386B2 - コンクリート版用目地構造 - Google Patents

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Description

本発明は、コンクリート版用目地構造に関する。より詳細には、飛行場のエプロンや滑走路あるいは高速道路等に使用されるプレストレストコンクリート版を含むコンクリート版の目地に設けられる目地構造に関するものである。
飛行場のエプロンや滑走路は、多数の、高強度を有するプレストレストコンクリート版(PC版)を敷設して築造されており、隣接するPC版同士の間に形成される目地には目地材が取付けられている。
従来、この目地材10はその側端部が、図4に示すように、PC版7の側端部上面に形成された段部7aの底面に設けられた平形鋼9に上載され、アンカーボルト4とナット5で固定することにより取付けられている。
しかしながら、従来の目地材10は、その側端部を平形鋼9に上載した状態で取付けているので、平形鋼9が温度変化や飛行機の車輪等から受ける衝撃によって変形するに伴い、同じように変形して目地内で沈んだり、あるいは目地8から浮上がってしまい、さらにはアンカーボルト4とナット5との螺合が緩むことによって浮上がってしまうといった問題が発生する。目地材10が沈んだり、浮上がってしまうと、平滑であるべきエプロンや滑走路に凹凸が生じ、飛行機の走行に悪影響を与えるので安全性の点で好ましくない。
また、この従来技術においては、平形鋼9を使用しているので、目地材10の側端面が直接PC版7に接触している。目地材10はゴム製であり、温度変化に応じて収縮し易いので、収縮した状態でPC版7との間に隙間が形成され、当該隙間に小石等が侵入し、その小石等を飛行機の車輪が踏んで押込むことによってPC版7を損傷させてしまうといった問題も発生する。PC版7が損傷すると大掛りな修理を必要とするので経済性の点で好ましくない。
コンクリート版を敷設している高速道路等においても、同じように、隣接するコンクリート版の間に目地材が設けられており、温度変化や自動車の車輪から受ける衝撃によって同様な問題が発生している。
そこで、本発明の目的とするところは、PC版を含むコンクリート版の目地に設けられ、目地材が、温度変化や、その上を走行する飛行機や自動車等の車輪の衝撃によって沈んだり、浮上がったりすることがなく、また、コンクリート版と目地材との間に隙間が形成されることのない目地構造を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明の請求項1に記載のコンクリート版用目地構造は、上面側端部に目地材(2)を取付けるための段部(7a)を形成したコンクリート版(7)同士の間に形成される目地(8)に設けられるものであって、前記段部(7a)の角隅部(7b)に沿って、上水平部(1a)と垂直部(1b)と下水平部(1c)とからなるZ形状のZ形鋼(1)をその上面側を露出した状態で埋設し、ゴム製目地材(2)の両側端部のそれぞれを、対応するZ形鋼(1)の下水平部(1c)に上載し、前記ゴム製目地材(2)の両側端部に形成した孔にボルト(4)の螺子部分を挿通しナット(5)で締付けて、前記ゴム製目地材(2)の両側端部を前記Z形鋼(1)の下水平部(1c)に固定して取付けてなることを特徴とする。
また、請求項2に記載のコンクリート版用目地構造は、前記目地材(2)の両側端部と中央部に芯金(3)を埋設してなることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載のコンクリート版用目地構造は、、前記Z形鋼(1)の上水平部(1a)上面に滑り止め用の凸部(6)を突設してなることを特徴とする。
また、請求項4に記載のコンクリート版用目地構造は、前記コンクリート版(7)が、プレストレストコンクリート版であることを特徴とする。
なお、カッコ内の記号は、図面および後述する発明の実施の形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に記載のコンクリート版用目地構造によれば、コンクリート版段部の角隅部に、Z形鋼を所定状態で埋設し、その下水平部に目地材の側端部を固定したので、目地材は沈んだり、浮上がったり、あるいはコンクリートとの間に隙間が形成されることがない。これによって、飛行場のエプロンや滑走路、あるいは高速道路等の目地部分を平滑に保つことができる。
すなわち、Z形鋼はその形状から構造的な強度に優れ、温度変化や飛行機等の車輪から衝撃を受けても変形し難い。従って、このZ形鋼の下水平部に側端部が固定されている目地材も変形し難いものとなり、沈んだり、浮上がったりすることがない。また、Z形鋼が変形し難いことから、アンカーボルトとナットの螺合も緩むことがなく、これによって目地材が浮上がることもない。
また、Z形鋼を使用したことによって、その垂直部がコンクリート版段部の垂直面に当接し、目地材がコンクリート版に接触するのを阻止することができている。従って、コンクリート版と目地材との間に隙間が形成されることがなく、その隙間に小石等が侵入してコンクリート版を傷めるといった問題も発生しない。なお、コンクリート版に当接しているZ形鋼は変形し難いので、コンクリート版とZ形鋼の間に隙間が形成されることはなく、よって、コンクリート版が小石等によって損傷することがない。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、目地材の両側端部と中央部に芯金を埋設しているので、目地材が沈んだり、浮上がるのをさらに確実に防止することができる。すなわち、目地材の両側端部に埋設した芯金によって、Z形鋼との組付きを強固なものとすることができ、また、中央部に埋設した芯金によって目地部分の構造的強度を高めることができ、これによって、目地材自体の変形を少なくすることができるからである。これにより、飛行場のエプロン等の目地部分を、より平滑に保つことができる。
さらに、請求項3に記載の発明によれば、請求項1または2に記載の発明の作用効果に加えて、Z形鋼の上水平部上面に滑り止め用の凸部を突設したので、ゴム製の目地材と比較して滑り易いZ形鋼の上水平部を、目地材と同程度の滑り難いものとすることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項1乃至3に記載の発明の作用効果に加えて、当該目地構造を、プレストレストコンクリート版に取付けるので、目地材の変形を未然に防止することができる。
図1を参照して、本発明の実施形態に係るコンクリート版用目地構造について説明する。図1は、隣接する二つのプレストレストコンクリート版7間に形成される目地8に設けたコンクリート版用目地構造を示す縦断面図である。従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
本発明の実施形態に係るコンクリート版用目地構造は、上面側端部に目地材2を取付けるための段部7aを形成したプレストレストコンクリート版(PC版)7同士の間に形成される目地8に設けられるものであり、Z形状のZ形鋼1、目地材2およびアンカーボルト4とナット5を備える。
PC版7は、飛行場のエプロンを構成するものである。また、アンカーボルト4はその基部をPC版に埋設しており、その先端部の螺子部分をZ形鋼1の下水平部1cに形成した孔に挿通させている。
Z形鋼1は、上水平部1aと垂直部1bと下水平部1cとからなる断面略Z形状で、段部7aの角隅部7bに沿って、その上面側を露出した状態で埋設している。下水平部1cは目地8側に、上水平部1aは目地8側とは逆側にそれぞれ延びるように配置される。
目地材2は、略平板状の合成ゴム製で、その両側端部を、対応するZ形鋼1の下水平部1cに上載し、両側端部に形成した孔にアンカーボルト4の螺子部分を挿通し、ナット5で締付けて固定している。
この目地構造は、構造的な強度が高く、温度変化や衝撃によって変形し難いZ形鋼1を使用しているので、当該Z形鋼1の下水平部1cに両側端部を上載して固定している目地材2は変形し難い。よって、目地8内に沈んだり、浮上がることがない。
また、Z形鋼1の垂直部1bがコンクリート版7段部7aの垂直面に当接しているので、目地材2がコンクリート版7に接触するのを阻止することができ、コンクリート版7と目地材2との間に隙間が形成されることがない。よって、その隙間に小石等が侵入してコンクリート版7を傷めるといった事態を未然に防止することができる。
この目地材2の両側端部には、上面側と下面側に上凹部2aと下凹部2bをそれぞれ形成し、当該上凹部2aと下凹部2bのそれぞれに、アンカーボルト4に螺合するナット5を位置させている。上凹部2aにナット5を位置させたことによって、当該ナット5が目地材2の上面から突出し、目地8部分に凹凸が形成されるのを避けることができる。
また、目地材2両側端部の、上凹部2aと下凹部2bとの間には芯金3を埋設し、当該側端部の剛性を高めてPC版7に強固に固定している。同様に、目地材2の中央部にも芯金3を埋設し、目地材2の剛性を高めている。
さらに、この目地構造では、図2に示すように、Z形鋼1の上水平部1a上面に滑り止め用の凸部6を突設して、目地材2より滑りやすいZ形鋼1上水平部1aを滑りにくくしている。
なお、本実施形態は種々の形状の目地材に適用可能で、例えば、図3に示すように、断面が略M形状に形成された目地材20であってもよい。これによれば、芯金3を廃止することができる。
本発明の実施形態に係るコンクリート版用目地構造を示す縦断面図である。 図1に示すコンクリート版用目地構造において、上水平部に凸部を設けたZ形鋼を示す拡大縦断面図である。 本発明の実施形態に係るコンクリート版用目地構造の別の例を示す縦断面図である。 従来例に係る目地材を示す縦断面図である。
符号の説明
1 Z形鋼
1a 上水平部
1b 垂直部
1c 下水平部
2 目地材
2a 上凹部
2b 下凹部
3 芯金
4 ボルト
5 ナット
6 凸部
7 コンクリート版
7a 段部
7b 角隅部
8 目地
9 平形鋼
10 目地材
20 目地材

Claims (4)

  1. 上面側端部に目地材を取付けるための段部を形成したコンクリート版同士の間に形成される目地に設けられる目地構造であって、
    前記段部の角隅部に沿って、上水平部と垂直部と下水平部とからなるZ形状のZ形鋼をその上面側を露出した状態で埋設し、
    ゴム製目地材の両側端部のそれぞれを、対応するZ形鋼の下水平部に上載し、前記ゴム製目地材の両側端部に形成した孔にボルトの螺子部分を挿通しナットで締付けて、前記ゴム製目地材の両側端部を前記Z形鋼の下水平部に固定して取付けてなることを特徴とするコンクリート版用目地構造。
  2. 前記目地材の両側端部と中央部に芯金を埋設してなることを特徴とする請求項1に記載のコンクリート版用目地構造。
  3. 前記Z形鋼の上水平部上面に滑り止め用の凸部を突設してなることを特徴とする請求項1または2に記載のコンクリート版用目地構造。
  4. 前記コンクリート版が、プレストレストコンクリート版であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のコンクリート版用目地構造。
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