JP4080848B2 - 通行料金収受方法、通行料金収受システム、車線制御装置、車載器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の料金収受を車両ノンストップで自動的に行なう通行料金収受方法、通行料金収受システム、およびそのシステム等で用いられる車線制御装置、車載器に係り、特に、単一のETC用カード(ETC用クレジットカード)で複数車両の通行料金支払いを行なうのに適する通行料金収受方法、通行料金収受システム、車線制御装置、車載器に関する。
【0002】
【従来の技術】
ETC(electronic toll collection)システムは、自動車専用道等の料金所付近での渋滞緩和等を目的として、車両ノンストップで料金の精算収受を自動的に行なうシステムである。料金所側には、アンテナを介してETC車線に通信電波を照射可能で料金収受のための制御を行なうETC車線制御装置(以下、単に車線制御装置という。)が設けられ、車両側には、料金支払い用のETC用カードが装着された車載器が搭載される。アンテナと車載器との間で通信を行ない自動的に通行料金を精算収受する。
【0003】
このようなETCシステムを利用者が利用する場合に、ある特定の複数車両の通行料金を単一のETC用カードで支払う(決済する)ようにしたい場合があり得る。このような場合に対応する方法、システムのひとつとして、特開2001−134792号公報記載のものがある。
【0004】
同公報の開示内容では、車載器に、一括支払いをする車両か支払いをされる車両かの情報を保持させておき、この情報をシステム側で取得することにより、一括支払いの決済処理を行なうようにしている。ここで上記車載器はすべて、個別にもETCシステムに対応できるものであることを想定している。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−134792号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、車載器を搭載する車両が1台のみであり、他の車両についてはETCシステム用の車載器を搭載しない場合もあり得る。このような場合でも料金については車載器を搭載する車両で一括して支払い、さらには、上記他の車両について料金所等での車両ノンストップ利用が可能とされれば、利用者の利便性が格段に向上する。
【0007】
本発明は、上記した事情を考慮してなされたもので、車両の料金収受を車両ノンストップで自動的に行なう通行料金収受方法、通行料金収受システム、およびそのシステム等で用いられる車線制御装置、車載器において、単一のETC用カードで複数車両の通行料金支払いが可能な通行料金収受方法、通行料金収受システム、車線制御装置、車載器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、本発明に係る通行料金収受方法は、少なくとも入口情報を親車載器に保持させる処理を、前記親車載器を搭載する第1の車両について入場車線部にて行なう第1のステップと、少なくとも前記入口情報を前記親車載器との関連が設定されている子車載器に保持させる処理を、前記子車載器を搭載する1または2以上の第2の車両について入場車線部にて行なう第2のステップと、前記親車載器に、前記第2の車両の台数情報を保持させる第3のステップと、前記親車載器に保持させた前記入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記第1の車両について料金情報を生成する第1の出口処理を前記第1の車両の退場車線部通過に伴い行なうとともに、前記親車載器から前記保持させた第2の車両の台数情報を取得する第4のステップと、前記子車載器に保持させた前記入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記第2の車両について料金情報を生成する第2の出口処理を前記第2の車両の退場車線部通過に伴い行なう第5のステップと、前記第2の出口処理により得られる前記料金情報を前記第2の車両の退場車線部通過ごとに前記取得された第2の車両の台数情報以内で積算し、この積算された料金を前記第1の出口処理により得られた前記料金情報に加算することにより前記第1の車両についてまとめ払い料金情報を生成する第6のステップとを具備することを特徴とする。
【0009】
すなわち、車載器に親車載器としての機能を付加し、親車載器には、これとの関連があらかじめ設定されている子車載器が組み合わせて使用され得る。子車載器は、1または2以上のものを使用でき、その数は、それらが搭載された車両の台数情報として親車載器に保持させることができる。子車載器に親車載器との関連が設定されているので、親車載器と同様に子車載器に入口情報等を保持させ無線で車線制御装置側との通信を可能とすることにより、子車載器を搭載する車両の通行料金は、誤りなく親車載器に装着されたETC用カードでの決済により収受される。したがって、単一のETC用カードで複数車両の通行料金支払いが可能となる。
【0010】
また、本発明に係る通行料金収受システムは、少なくとも入口情報を親車載器に保持させる処理を、前記親車載器を搭載する第1の車両について入場車線部にて行なう手段と、少なくとも前記入口情報を前記親車載器との関連が設定されている子車載器に保持させる処理を、前記子車載器を搭載する1または2以上の第2の車両について入場車線部にて行なう手段と、前記親車載器に保持させた前記入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記第1の車両について料金情報を生成する第1の出口処理を前記第1の車両の退場車線部通過に伴い行なうとともに、前記親車載器から前記第2の車両の台数情報を取得する手段と、前記子車載器に保持させた前記入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記第2の車両について料金情報を生成する第2の出口処理を前記第2の車両の退場車線部通過に伴い行なう手段と、前記第2の出口処理により得られる前記料金情報を前記第2の車両の退場車線部通過ごとに前記取得された第2の車両の台数情報以内で積算し、この積算された料金を前記第1の出口処理により得られた前記料金情報に加算することにより前記第1の車両についてまとめ払い料金情報を生成する手段とを具備することを特徴とする。
【0011】
このシステムでも、上記の方法とほぼ同様な作用により単一のETC用カードで複数車両の通行料金支払いが可能となる。
【0012】
また、本発明に係る車線制御装置は、少なくとも入口情報を親車載器に保持させる処理を、前記親車載器を搭載する第1の車両について入場車線部にて行なう手段と、前記親車載器との関連が設定されている子車載器を搭載する第2の車両から前記親車載器に関する情報を取得する手段と、前記取得された情報に係る親車載器に入口情報を保持させている場合に、少なくとも前記入口情報を前記子車載器に保持させる処理を、前記子車載器を搭載する前記第2の車両について前記入場車線部にて行なう手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
この車線制御装置は、上記の方法またはシステムにおいて使用され得る、車両入場処理用の装置である。この装置が親車載器に入口情報を保持させた場合に子車載器に入口情報を保持させるようにしているのは、支払い元である車両の入場を支払われる側の車両の入場の担保とするためである。
【0014】
なお、上記の各手段は、例えばCPU(central processing unit)やメモリなどのハードウエハと基本ソフトウエアやアプリケーションプログラムなどのソフトウエアとにより構成することができる。これは以下で言及する手段についても同様である。
【0015】
また、本発明に係る別の車線制御装置は、親車載器に保持させた入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記親車載器を搭載する第1の車両について料金情報を生成する第1の出口処理を前記第1の車両の退場車線部通過に伴い行なうとともに、前記親車載器から前記親車載器との関連が設定されている子車載器を搭載する第2の車両の台数情報を取得する手段と、前記第2の車両の台数情報が得られている場合に、前記子車載器に保持させてある入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記第2の車両について料金情報を生成する第2の出口処理を前記第2の車両の退場車線部通過に伴い行なう手段と、前記第2の出口処理により得られる前記料金情報を前記第2の車両の退場車線部通過ごとに前記取得された第2の車両の台数情報以内で積算し、この積算された料金を前記第1の出口処理により得られた前記料金情報に加算することにより前記第1の車両についてまとめ払い料金情報を生成する手段とを具備することを特徴とする。
【0016】
この車線制御装置は、上記の方法またはシステムにおいて使用され得る、車両退場処理用の装置である。この装置が第2の車両(支払われる車両)の台数情報を得ている場合に第2の車両について料金情報を生成する処理をするようにしているのは、支払い元である車両(第1の車両)の退場を支払われる側の車両の退場の担保とするためである。
【0017】
また、本発明に係る車載器は、車両内の取り付け位置から取外されたことを検出するセンサと、前記検出された結果に基づいて保持された情報を消去する手段とを具備することを特徴とする。
【0018】
この車載器は、子車載器として使用されるものであり、したがって場合により車両間を移動して使用され得る。よって、例えばすでに入口で各種情報が保持させてある場合に車種等の異なる他の車両に移動させて使用すると不正な料金逃れが可能となってしまう。そこで、車両内に取り付けたあとにその位置から取外された場合に対応して、そのことを検出するセンサと検出結果により保持情報を消去する手段とを具備するものである。単一のETC用カードで複数車両の通行料金支払いが可能なシステムの運用を円滑化するための一装置である。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の通行料金収受方法における実施態様としては、前記第1のステップにおいては、さらに、前記親車載器に固有の情報を取得して統合制御装置に送信し、前記第2にステップにおいては、前記入口情報を前記子車載器に保持させる前記処理を、前記第1の車両の入場車線部とは異なる前記第2の車両の入場車線部であって前記統合制御装置に接続された1または2以上のものにて、前記送信された親車載器固有情報の前記統合制御装置での存在を前提にそれぞれ互いに独立して行う。
【0020】
これにより、入場時に、親車載器を搭載する車両の入場車線と子車載器を搭載する車両の入場車線とは同じでなくてもよい。
【0021】
また、実施態様として、前記第4のステップは、前記第1の車両の前記退場車線部と、前記第2の車両の前記退場車線部であって前記第1の車両の前記退場車線部とは異なるものとに接続された統合制御装置で行なわれ、前記第5のステップは、前記統合制御装置で行なわれ、前記第6のステップは、前記統合制御装置で行なわれる。
【0022】
これにより、退場時に、親車載器を搭載する車両の入場車線と子車載器を搭載する車両の入場車線とは同じでなくてもよい。
【0023】
また、実施態様として、前記第5のステップは、前記第4のステップの開始から一定の時間内でのみなされる。これにより、例えば車線制御装置ないしこれを含むシステムの側での記憶機能負担を軽減することができる。すなわち、親車載器搭載車両の料金情報を生成した後には、子車載器搭載車両がこの後退場することに備えて親車載器搭載車両の退場を示す情報等を保持する必要があるが、いつまでも退場が完了しないとこの情報等を廃棄できない。このため、一定時間内に限定するものである。
【0024】
また、実施態様として、前記第2のステップは、前記第1のステップの開始から一定の時間内でのみなされる。この場合も、これにより、例えば車線制御装置ないしこれを含むシステムの側での記憶機能負担を軽減することができる。
【0025】
以上を踏まえ、以下では本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る通行料金収受システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、このシステムは、ホストコンピュータ11、中継コンピュータ(統合制御装置)21、22、23、…、車線制御装置31、32、…、ホスト−中継コンピュータ間接続線12、中継コンピュータ−車線制御装置間接続線13を有する。
【0026】
ホストコンピュータ11は、センタに設置されており、ホスト−中継コンピュータ間接続線12を介して各料金所に設置された中継コンピュータ21、…にオンラインで接続されている。ホストコンピュータ11では、料金テーブルや設定データの登録を行なうことができ、登録されたテーブル等をホスト−中継コンピュータ間接続線12を介して各中継コンピュータ21、…に配信する。また、各中継コンピュータ21、…から処理データを集信し、各種の集計データや請求データの作成を行なう。
【0027】
中継コンピュータ21、…は、中継コンピュータ−車線制御装置間接続線13を介して各車線(ETC用車線)に設置された車線制御装置31、…にオンラインで接続されている。中継コンピュータ21、…は、ホストコンピュータ11から配信された各種テーブル等を内部に保存する一方、中継コンピュータ−車線制御装置間接続線13を介して車線制御装置31、…に対してもこれらのテーブル等を配信する。また、中継コンピュータ−車線制御装置間接続線13を介して車線制御装置31、…から処理データを集信しかつ必要な処理を行ない、一時的にデータ保持を行なってホストコンピュータ11に送信し、または車線制御装置31、…に送信する。
【0028】
車線制御装置31、…は、中継コンピュータ−車線制御装置間接続線13を介して中継コンピュータ21、…から各種のテーブル等を受信して内部に保存し、これに基づき通行車両に対する料金収受を行ない、その結果を中継コンピュータ−車線制御装置間接続線13を介して中継コンピュータ21、…に送信する。
【0029】
図2は、中継コンピュータ21(22、…)の構成を示すブロック図である。図2に示すように、中継コンピュータ21は、CPU21a、内部バス21b、メモリ21c、ディスク21d、ホストコンピュータインターフェース21e、車線制御装置インターフェース21f、操作表示部21gを有する。
【0030】
CPU21aは、全体の制御および処理を行ない、そのためのデータをバス21bを介して他の各部とやり取りする。バス21bは、各部に接続され、各部に入出力されるデータの通信路となる。メモリ21cは、プログラムや各種のデータを保存する。ディスク21dは、メモリ21cの補助記憶装置として機能し必要に応じてプログラムや各種のデータを保存する。ホストコンピュータインターフェース21eは、ホストコンピュータ11との通信制御を行う。車線制御装置インターフェース21fは、車線制御装置31、32、…との通信制御を行う。操作表示部21gは、各種の操作を行ないかつ結果を表示するものである。
【0031】
図3は、車線制御装置31(32、…)の構成を示すブロック図である。図3に示すように、車線制御装置31は、CPU31a、内部バス31b、メモリ31c、補助記憶装置31d、中継コンピュータインターフェース31e、無線制御装置インターフェース31f、操作表示部31g、路側表示部インターフェース31h、I/O装置31iを有する。
【0032】
CPU31aは、全体の制御および処理を行ない、そのためのデータをバス31bを介して他の各部とやり取りする。バス31bは、各部に接続され、各部に入出力されるデータの通信路となる。メモリ31cは、プログラムや各種のデータを保存する。補助記憶装置31dは、メモリ31cの補助記憶装置として機能し必要に応じてプログラムや各種のデータを保存する。中継コンピュータインターフェース31eは、中継コンピュータ21との通信制御を行う。無線制御装置インターフェース31fは、無線制御装置41との通信制御を行う。操作表示部31gは、各種の操作を行ないかつ結果を表示するものである。路側表示器インターフェース31hは、路側表示器42との通信を制御する。I/O装置31iは、車両検知器や発信制御器などのETC車線に直接設置される装置である。
【0033】
ここで、無線制御装置41は、ETC車線に進入する車両に搭載された車載器との無線通信を行なう装置であり、各種の情報が含まれた電波の放射と車載器からの放射電波の受信と行なう。また、路側表示器42は、ETC車線を通過する車両に向けて各種の情報を表示するものである。
【0034】
次に、以上構成を述べた通行料金収受システムを用いて料金収受を行なう一実施形態を説明する。図4ないし図8は、車両の入場に関わる処理フローを説明する流れ図である。図9ないし図12は、車両の退場に関わる処理フローを説明する流れ図である。
【0035】
まず、図4ないし図8を参照して、車両入場時の処理等を説明する。図4は、ある車両を、料金支払いを他の車両に負担させる対象とするための準備を示す流れ図である。図4に示すように、このような対象とするためには、子車載器をその「ある車両」に取り付ける。子車載器には、親車載器との関連があらかじめ設定されている。このような設定は、例えば販売店などで、子車載器に保持させる固有情報に親車載器の固有情報との関連情報を含ませるようにすればよい。このような子車載器は、通常の車載器(親車載器)のいわば子機であり、親車載器と組み合わせて同時にまたは追加して販売され得る。
【0036】
子車載器は、親車載器と、ETC車線において車線制御装置側と無線で情報のやり取りが可能である点で同じであり、ETC用カードを装着することがない点で異なる。子車載器を車両に取り付けることにより子車載器は動作の待機状態となる。なお、「取り付けることにより」をもう少し具体的に言うと、例えば電源供給がされた状態となりかつ取り付けられていることを子車載器側が検知している状態ということができる。
【0037】
図5は、有料道路などへの車両の入場に伴う処理フローを示す流れ図である。まず、車載器を搭載した車両がETC車線に進入すると、無線制御装置41(図3参照)と車載器とで無線により情報のやり取りを行ない、親車載器搭載車両か子車載器搭載車両かを通行料金収受システム(以下では単に「システム」という場合がある。)側で判断する(ステップ51)。このためには、例えば車載器に固有の情報にその情報を含ませておいてこれにより判断してもよいし、ETC用カードのIDが得られるか否かで判断するようにしてもよい。
【0038】
もしも子車載器搭載の車両である場合には、通行券(入場インタ名、車種、時刻等が記されている。)を例えば自動発給によりまたは人手により発行する(ステップ52)。これは、支払い元である車両の入場を支払われる側の車両の入場の担保とするためである。すなわち、支払い元である車両がまだ入場しない場合には、子車載器搭載車両を、ノンストップで料金所を通過可能なETC車として取り扱わないということである。ただしこのようにすることは必須ではない。ひとつの例である。
【0039】
親車載器搭載の車両がETC車線に進入した場合には、その車載器に対して通常のETC処理を行なう(ステップ53)。通常のETC処理としては、例えば親車載器に対して、入場インタ名などの入口情報やその車両の車種情報を保持させるべくそれらを送信することが挙げられる。また、子車載器を搭載する車両が続いて入場することに備えてそれらとの対応を確認するため親車載器に固有の情報を取得・保持しておく。車種情報は、例えばETC車線に設けられた踏み板により車軸数を検知するなどしてシステム側で検出したものを用いることができる。
【0040】
上記ステップ53の処理が正常に終了すれば(ステップ54のY)、続いて子車載器搭載車両がETC車線に進入することに備える。正常に終了しなければ(ステップ54のN)、親車載器搭載の車両をETC車として取り扱わず、通行券を自動発給によりまたは人手により発行する(ステップ59)。このステップ59の処理を行なう場合には、続いて入場する子車載器搭載車両についても、それぞれ通行券を自動発給によりまたは人手により発行する(ステップ60、61)。
【0041】
親車載器搭載車両について入場時のETC処理が正常になされた後に、子車載器搭載車両がETC車線に進入したときには(ステップ55のY)、子車載器に対するETC処理を行なう(ステップ56)。子車載器に対するETC処理としては、例えば子車載器の固有情報を取得し、これと上記保持されている親車載器の固有情報との対応を確認し、このあと、子車載器に入口情報や車種情報を送信しこれらを子車載器に保持させることが挙げられる。
【0042】
ステップ56が正常に終了すれば(ステップ57のY)、次の子車載器搭載車両の入場に備える(ステップ55)。これにより、先の子車載器搭載車両はノンストップでETC車線を通過・入場できたことになる。正常に終了しなければ(ステップ57のN)、子車載器搭載車両としては取り扱わず、通行券を自動発給によりまたは人手により発行し(ステップ58)、次の子車載器搭載車両の入場に備える(ステップ55)。
【0043】
なお、ステップ55または60では、子車載器搭載車両が何台入場するのかを、システム側が子車載器搭載車両の入場に先立ち把握していない場合に、子車載器搭載車両の入場を待って永久にそのステップに留まることが考えられる。これを解消するには、例えばタイマーを設けて親車載器搭載車両の入場から一定の時間内でのみ留まり、一定の時間を経過したら終了とすることが考えられる。また、親車載器にまとめ払いの対象となる台数を登録可能とするよう構成しておいて、親車載器搭載車両がETC車線に進入する前にこれを親車載器に登録し、システム側が、親車載器搭載車両のETC車線進入時にその情報を取得するようにすれば、その台数の子車載器搭載車両の入場により処理終了とすることができる。
【0044】
図6は、車載器搭載車両の退場に先だってあらかじめ親車載器に対して行なう処理を示す流れ図である。すなわち、親車載器に子車載器搭載車両の台数を入力し保持させる。これにより、退場時の料金支払いが、最大で、自車と、入力した台数の子車載器搭載車両との分に限られるようにすることを意図する。なお、このような台数の入力が親車載器搭載車両の有料道路等への入場前に行なわれている場合には、さらに前段落で述べたような効果がある。
【0045】
図7は、図5中に示したステップ53:「通常ETC処理(入口)」の処理内容の例を示す流れ図である。図7(a)はすでに説明したものに対応し、図7(b)は図7(a)の処理に代えて採用することができるものである。
【0046】
図7(a)に示す処理では、すでに説明したように、親車載器に入口情報、車種情報を送信し保持させるとともに、親車載器の固有情報を取得するようにする(ステップ71)。親車載器の固有情報の取得は、これに対応する子車載器を判別するためである。この場合には、親車載器搭載車両と子車載器搭載車両とは同一のETC車線により進入しなければ子車載器搭載車両のETC車線からのノンストップ進入が可能とはならない。
【0047】
これに対して、図7(b)に示す処理を行なう場合には、親車載器搭載車両と子車載器搭載車両とは同一のETC車線により進入しなくても、子車載器搭載車両のETC車線からのノンストップ進入が可能となり得る。すなわち、ステップ71aで親車載器に入口情報、車種情報を送信、保持させたあと、親車載器の固有情報については取得後、これを中継コンピュータ21(22、…)(図1から図3参照)に送信する(ステップ72a)。このようにすると、中継コンピュータ21には複数の車線制御装置31(32、…)が接続されているので、各車線制御装置31(32、…)からの子車載器固有情報が親車載器の固有情報と対応があるものかどうかを判別できる。
【0048】
図8は、図5中に示したステップ56:「子車載器に対するETC処理(入口)」の処理内容の例を示す流れ図である。図8(a)はすでに説明したものに対応し、図8(b)は図8(a)の処理に代えて採用することができるものである。
【0049】
図8(a)に示す処理では、すでに説明したように、まず、子車載器の固有情報を取得しこれとすでに保持されている親車載器固有情報との対応を確認する(ステップ81)。そして、子車載器に入口情報、車種情報を送信し保持させる(ステップ82)。この場合は、親車載器搭載車両と子車載器搭載車両とが同一のETC車線により進入する場合を想定するものであり、親車載器に対する通常のETC処理として図7(a)の処理を行う場合に対応する。
【0050】
これに対して、図8(b)に示す処理は、親車載器搭載車両と子車載器搭載車両とが同一のETC車線により進入しない場合に対応するものである。すなわち、ステップ81aでは子車載器の固有情報を取得しこれを中継コンピュータ21(22、…)に送信する。そして、中継コンピュータ21(22、…)で子車載器固有情報とあらかじめ送信されている親車載器固有情報との対応確認が行なわれ、その結果が車線制御装置31(32、…)で取得される(ステップ82a)。この取得された対応確認により子車載器に入口情報、車種情報等を送信、保持させる(ステップ83a)。
【0051】
したがって、親車載器搭載車両と子車載器搭載車両とが同一のETC車線により進入しない場合でも、子車載器搭載車両はETC車線からノンストップ進入が可能となる。また、車線制御装置31(32、…)の動作はそれぞれ独立に行なわれ得るので、並行に複数の子車載器搭載車両が複数のETC車線からノンストップ進入することもできる。
【0052】
次に、図9ないし図12を参照して、車両退場時の処理等を説明する。図9は、有料道路などからの車両の退場に伴う処理フローを示す流れ図である。ここでは、親車載器搭載車両と子車載器搭載車両とが同一のETC車線から退場しなくてもよい場合を例にして説明する。まず、車載器を搭載した車両がETC車線に進入すると、無線制御装置41(図3参照)と車載器とで無線により情報のやり取りを行ない、親車載器搭載車両か子車載器搭載車両かを通行料金収受システム側で判断する(ステップ91)。このためには、車両入場時と同様に、例えば車載器に固有の情報にその情報を含ませておいてこれにより判断してもよいし、ETC用カードのIDが得られるか否かで判断するようにしてもよい。
【0053】
もしも子車載器搭載の車両である場合には、子車載器に保持されている入口情報をシステム側で取得し、この取得された入口情報により収受員が対応する(ステップ92)。これは、支払い元である車両の退場を支払われる側の車両の退場の担保とするためである。すなわち、支払い元である車両がまだ退場しない場合には、不正な料金逃れを防止するため子車載器搭載車両に対し個別に料金を徴収する。収受員が個別に対応した台数はカウントされ既対応台数として、子車載器固有情報とともにシステム側(中継コンピュータ21(22、…))で保持される(ステップ93)。
【0054】
親車載器搭載の車両がETC車線に進入した場合には、その車載器に対して通常のETC処理を行なう(ステップ94)。通常のETC処理としては、例えば親車載器に保持された入場インタ名などの入口情報やその車両の車種情報、およびETC用カードのIDを取得し、料金情報を生成することが挙げられる。なお、車種情報は、例えばETC車線に設けられた踏み板により車軸数を検知するなどしてシステム側で検出し、これとの一致対応を確認するようにしてもよい。
【0055】
さらに、子車載器を搭載する車両が続いて退場することに備えてそれらとの対応を確認するため親車載器に固有の情報を取得・保持する。生成された料金情報と、親車載器固有情報とは、車線制御装置31(32、…)から中継コンピュータ21(22、…)に送信しておく。
【0056】
上記ステップ94の処理が正常に終了すれば(ステップ95のY)、続いて子車載器搭載車両がETC車線に進入することに備える。正常に終了しなければ(ステップ95のN)、親車載器に保持されている入口情報をシステム側で取得し、この取得された入口情報により収受員が対応する(ステップ105)。このステップ105の処理を行なう場合には、続いて退場する子車載器搭載車両についても、子車載器に保持されている入口情報をシステム側で取得し、この取得された入口情報により収受員が対応する(ステップ106)。
【0057】
親車載器搭載車両について退場時のETC処理が正常になされたときは、続いて子車載器搭載車両がETC車線に進入することに備え、親車載器に保持された子車載器搭載車両台数情報を取得し、これを中継コンピュータ21(22、…)に送信する(ステップ96)。なお、この処理は上記ステップ94の中であらかじめ行なっておいてもよい。さらに、一定時間内にまとめ払い対象となる子車載器搭載車両が全台退場しない場合に備えてタイマーをセットする(ステップ97)。ここでは、子車載器搭載車両の退場車線に制限を設けない場合を想定しているのでタイマーは退場用のETC車線すべてにセットされる。
【0058】
ステップ97の処理がなされた後には、中継コンピュータ21(22、…)に送信されている子車載器搭載車両台数と既対応台数との差数が確認される(ステップ98)。差数がゼロとなっている場合には、すべて子車載器搭載車両は退場しているので処理終了となる。差数が1以上の場合に、子車載器搭載車両がETC車線に進入したときには、上記セットされたタイマー時間内であるか否かが判断される(ステップ99、なおこのとき子車載器固有情報が取得されているので、これは中継コンピュータ21(22、…)に送信しておく)。
【0059】
タイマー有効時間内でなければ(ステップ99のN)、子車載器に保持されている入口情報をシステム側で取得し、この取得された入口情報により収受員が対応する(ステップ106)。続いて退場する子車載器搭載車両についてもタイマー有効時間内ではなくなるので、子車載器に保持されている入口情報をシステム側で取得し、この取得された入口情報により収受員が対応する(ステップ106)。
【0060】
タイマー有効時間内であれば(ステップ99のY)、子車載器に対するETC処理を行なう(ステップ100)。子車載器に対するETC処理としては、子車載器から入口情報や車種情報を取得し料金情報を生成してこれを中継コンピュータ21(22…)に送信することが挙げられる。これにより、中継コンピュータ21(22…)では、送信されている子車載器の固有情報と送信・保持されている親車載器の固有情報との対応を確認して親車載器についてまとめ払い料金情報を生成する。具体的には、既に存在する親車載器についての料金情報の内容に子車載器についての料金情報の内容を積算し、積算された料金をまとめ払い料金情報の内容に含めるようにする。
【0061】
ここで、子車載器に対するETC処理が正常に終了しなかった場合には(ステップ101のN)、取得された入口情報により収受員が対応する(ステップ103)。子車載器に対するETC処理が正常に終了した場合には(ステップ101のY)、上記のまとめ払い料金情報の生成により既対応台数のカウントが+1され上記ステップ98に戻る。後者の場合には、子車載器搭載車両はノンストップでETC車線を通過・退場できたことになる。ステップ98に戻ってからは次の子車載器搭載車両に備えて上記一連の説明と同様な処理がなされる。
【0062】
なお、上記説明の処理によれば、親車載器搭載車両が支払うことになる退場時の料金支払いは、最大で、自車と、親車載器に入力した台数の子車載器搭載車両との分に限られるようになる。
【0063】
図10は、図9中に示したステップ94:「通常ETC処理(出口)」の処理内容の例を示す流れ図である。図10(a)はすでに説明したものに対応し、図10(b)は図10(a)の処理に代えて採用することができるものである。
【0064】
図10(a)に示す処理では、すでに説明したように、親車載器に保持された入口情報、車種情報、ならびに親車載器の固有情報、およびETC用カードのIDを取得し(ステップ111)、さらに親車載器搭載車両について料金情報を生成しこれと親車載器固有情報とを中継コンピュータ21(22、…)に送信する(ステップ112)。
【0065】
これに対して、図10(b)に示す処理では、親車載器に保持された入口情報、車種情報、ならびに親車載器の固有情報、およびETC用カードのIDを取得し、これらを中継コンピュータ21(22、…)に送信する(ステップ111a)。すなわち、親車載器搭載車両についての料金情報の生成を各車線制御装置31(32、…)ではなく中継コンピュータ21(22、…)で行なうものである。中継コンピュータ21(22、…)の負担は多少増加するが、その分、各車線制御装置31(32、…)の負担を軽減することができる。
【0066】
図11は、図9中に示したステップ100:「子車載器に対するETC処理(出口)」の処理内容の例を示す流れ図である。図11(a)はすでに説明したものに対応し、図11(b)は図11(a)の処理に代えて採用することができるものである。
【0067】
図11(a)に示す処理では、すでに説明したように、まず、子車載器に保持された入口情報、車種情報を取得し(ステップ115)、次にこれらにより料金情報を生成し、生成された料金情報を中継コンピュータ21(22、…)に送信する(ステップ116)。
【0068】
これに対して、図11(b)に示す処理は、子車載器に保持された入口情報、車種情報を取得し、これらを中継コンピュータ21(22)に送信する(ステップ115a)。すなわち、子車載器搭載車両についての料金情報の生成を各車線制御装置31(32、…)ではなく中継コンピュータ21(22、…)で行なうものである。この場合も、図10(b)に示した場合と同様に、中継コンピュータ21(22、…)の負担は多少増加するが、その分、各車線制御装置31(32、…)の負担を軽減することができる。
【0069】
図12は、図9に示した車両退場時の処理に際して中継コンピュータ21(22、…)が行なう処理フローを示す流れ図である。図12(a)は、図9においてすでに説明した車両退場時の場合に対応し、図12(b)は、図12(a)の処理に代えて採用することができるものであって、図10(b)、図11(b)に示す車線制御装置31(32、…)の処理の場合に対応するものである。
【0070】
すなわち、図12(a)に示す場合は、すでに説明したように、車線制御装置31(32、…)から送信された親車載器搭載車両の料金情報を、まず暫定的にまとめ払い料金情報として保持しておく(ステップ121)。そして、その後に送信されてくる、子車載器搭載車両の料金情報の内容を上記まとめ払い料金情報の内容に積算して更新する(ステップ122)。このようにして最後まで積算・更新された内容が親車載器搭載車両が一括して支払う料金となる。この料金は、ETC用カードのIDに基づいて課金・請求される。
【0071】
これに対し、図12(b)に示す場合は、各車両のみについての料金情報を各車線制御装置31(32、…)で生成するのではなく、これらも中継コンピュータ21(22、…)で行なう場合である。
【0072】
すなわち、車線制御装置31(32、…)から送信された、親車載器搭載車両の入口情報、車種情報から料金情報を生成し、これを暫定的にまとめ払い料金情報として保持しておく(ステップ121a)。そして、その後に送信されてくる、子車載器搭載車両の入口情報、車種情報から料金情報を生成し、この内容を上記まとめ払い料金情報の内容に積算して更新する(ステップ122a)。このようにして最後まで積算・更新された内容が親車載器搭載車両が一括して支払う料金となる。この料金は、ETC用カードのIDに基づいて課金・請求される。
【0073】
以上の図9ないし図12の説明では、親車載器搭載車両と子車載器搭載車両とが同一のETC車線から退場しなくてもよい場合を例にして述べたが、もちろん、親車載器搭載車両と子車載器搭載車両とが同一のETC車線から退場する場合のみに対応するようにしてもよい。その場合には、図10、図11で説明した処理のうち「中継コンピュータに送信する」という部分を行なわないようにし、かつ、図12で説明した各処理を各車線制御装置31(32、…)で行なうようにすればよい。
【0074】
次に、子車載器の構成例を図13を参照して説明する。図13は、本発明に用いられ得る子車載器の構成の一部を示す図である。子車載器は、車両間を移動して使用され得る。よって、例えばすでに入口で各種情報が保持させてある場合に車種等の異なる他の車両に移動させて使用すると不正な料金逃れが可能となってしまう。図13に示されるものは、このような不都合をなくす構成例である。
【0075】
図13に示すように、子車載器131には、凹部132が設けられ、その凹部の対向する面の間にはフォトカプラの発光部133と受光部134とが配設される。子車載器131は、ホルダ135に保持されて車両内に搭載される。ホルダ135は車両内に固定されており、かつ、子車載器131の凹部132に嵌合する凸部136を有している。
【0076】
これにより、子車載器131がホルダ135に保持されている場合にのみ、フォトカプラの発光部133と受光部134との間の遮光された状態が検出される。このとき子車載器131が動作待機状態となるように子車載器の内部回路(図示せず)を構成しておく。またホルダ135から取り外されると発光部133と受光部134との間が通光してその状態が検出される。このときに子車載器131に保持された例えば車種情報を消去するように内部回路(図示せず)を構成しておく。
【0077】
このような構成を有する子車載器131では、図14に示すような処理がなされ得る。図14は、子車載器131で行なわれる処理の一部を示す流れ図である。すなわち、子車載器131が取り付け位置から外された否かが常に監視され(ステップ141)、もし取り外されたと検知されると車種情報が消去される(ステップ142)。少なくとも車種情報が消去されると、出口での退場処理において処理が正常に終了しないので不正な料金逃れが防止できる。なお、消去される情報は、車種情報だけとしなくてもよい。
【0078】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、車載器に親車載器としての機能を付加し、親車載器にこれとの関連があらかじめ設定されている子車載器を組み合わせて使用する。子車載器は、親車載器と同様に入口情報等を保持し無線で車線制御装置側との通信が可能である。これにより、子車載器を搭載する車両の通行料金は、誤りなく親車載器に装着されたETC用カードでの決済により収受される。したがって、単一のETC用カードで複数車両の通行料金支払いが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通行料金収受システムの構成を示すブロック図。
【図2】図1中に示した中継コンピュータ21(22、…)の構成を示すブロック図。
【図3】図1中に示した車線制御装置31(32、…)の構成を示すブロック図。
【図4】車両の入場に関わる処理フローを説明する流れ図であって、ある車両を、料金支払いを他の車両に負担させる対象とするための準備を示す流れ図。
【図5】有料道路などへの車両の入場に伴う処理フローを示す流れ図。
【図6】車両の入場に関わる処理フローを説明する流れ図であって、車載器搭載車両の退場に先だってあらかじめ親車載器に対して行なう処理を示す流れ図。
【図7】図5中に示したステップ53:「通常ETC処理(入口)」の処理内容の例を示す流れ図。
【図8】図5中に示したステップ56:「子車載器に対するETC処理(入口)」の処理内容の例を示す流れ図。
【図9】有料道路などからの車両の退場に伴う処理フローを示す流れ図。
【図10】図9中に示したステップ94:「通常ETC処理(出口)」の処理内容の例を示す流れ図。
【図11】図9中に示したステップ100:「子車載器に対するETC処理(出口)」の処理内容の例を示す流れ図。
【図12】図9に示した車両退場時の処理に際して中継コンピュータ21(22、…)が行なう処理フローを示す流れ図。
【図13】本発明に用いられ得る子車載器の構成の一部を示す図。
【図14】子車載器131で行なわれる処理の一部を示す流れ図。
【符号の説明】
11…ホストコンピュータ 12…ホスト−中継コンピュータ間接続線 13…中継コンピュータ−車線制御装置間接続線 21、22、23…中継コンピュータ 21a…CPU 21b…内部バス 21c…メモリ 21d…ディスク21f…車線制御装置インターフェース 21g…操作表示部 31、32…車線制御装置 31a…CPU 31b…内部バス 31c…メモリ 31d…補助記憶装置 31f…無線制御装置インターフェース 31g…操作表示部 31h…路側表示器インターフェース 31i…I/O装置 41…無線制御装置 42…路側表示器 131…子車載器 132…凹部 133…発光部 134…受光部 135…ホルダ 136…凸部
Claims (9)
- 少なくとも入口情報を親車載器に保持させる処理を、前記親車載器を搭載する第1の車両について入場車線部にて行なう第1のステップと、
少なくとも前記入口情報を前記親車載器との関連が設定されている子車載器に保持させる処理を、前記子車載器を搭載する1または2以上の第2の車両について入場車線部にて行なう第2のステップと、
前記親車載器に、前記第2の車両の台数情報を保持させる第3のステップと、
前記親車載器に保持させた前記入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記第1の車両について料金情報を生成する第1の出口処理を前記第1の車両の退場車線部通過に伴い行なうとともに、前記親車載器から前記保持させた第2の車両の台数情報を取得する第4のステップと、
前記子車載器に保持させた前記入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記第2の車両について料金情報を生成する第2の出口処理を前記第2の車両の退場車線部通過に伴い行なう第5のステップと、
前記第2の出口処理により得られる前記料金情報を前記第2の車両の退場車線部通過ごとに前記取得された第2の車両の台数情報以内で積算し、この積算された料金を前記第1の出口処理により得られた前記料金情報に加算することにより前記第1の車両についてまとめ払い料金情報を生成する第6のステップと
を具備することを特徴とする通行料金収受方法。 - 前記第1のステップにおいては、さらに、前記親車載器に固有の情報を取得して統合制御装置に送信し、
前記第2にステップにおいては、前記入口情報を前記子車載器に保持させる前記処理を、前記第1の車両の入場車線部とは異なる前記第2の車両の入場車線部であって前記統合制御装置に接続された1または2以上のものにて、前記送信された親車載器固有情報の前記統合制御装置での存在を前提にそれぞれ互いに独立して行う
ことを特徴とする請求項1記載の通行料金収受方法。 - 前記第4のステップは、前記第1の車両の前記退場車線部と、前記第2の車両の前記退場車線部であって前記第1の車両の前記退場車線部とは異なるものとに接続された統合制御装置で行なわれ、
前記第5のステップは、前記統合制御装置で行なわれ、
前記第6のステップは、前記統合制御装置で行なわれる
ことを特徴とする請求項1記載の通行料金収受方法。 - 前記第5のステップは、前記第4のステップの開始から一定の時間内でのみなされることを特徴とする請求項1記載の通行料金収受方法。
- 前記第2のステップは、前記第1のステップの開始から一定の時間内でのみなされることを特徴とする請求項1記載の通行料金収受方法。
- 少なくとも入口情報を親車載器に保持させる処理を、前記親車載器を搭載する第1の車両について入場車線部にて行なう手段と、
少なくとも前記入口情報を前記親車載器との関連が設定されている子車載器に保持させる処理を、前記子車載器を搭載する1または2以上の第2の車両について入場車線部にて行なう手段と、
前記親車載器に保持させた前記入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記第1の車両について料金情報を生成する第1の出口処理を前記第1の車両の退場車線部通過に伴い行なうとともに、前記親車載器から前記第2の車両の台数情報を取得する手段と、
前記子車載器に保持させた前記入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記第2の車両について料金情報を生成する第2の出口処理を前記第2の車両の退場車線部通過に伴い行なう手段と、
前記第2の出口処理により得られる前記料金情報を前記第2の車両の退場車線部通過ごとに前記取得された第2の車両の台数情報以内で積算し、この積算された料金を前記第1の出口処理により得られた前記料金情報に加算することにより前記第1の車両についてまとめ払い料金情報を生成する手段と
を具備することを特徴とする通行料金収受システム。 - 少なくとも入口情報を親車載器に保持させる処理を、前記親車載器を搭載する第1の車両について入場車線部にて行なう手段と、
前記親車載器との関連が設定されている子車載器を搭載する第2の車両から前記親車載器に関する情報を取得する手段と、
前記取得された情報に係る親車載器に入口情報を保持させている場合に、少なくとも前記入口情報を前記子車載器に保持させる処理を、前記子車載器を搭載する前記第2の車両について前記入場車線部にて行なう手段と
を具備することを特徴とする車線制御装置。 - 親車載器に保持させた入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記親車載器を搭載する第1の車両について料金情報を生成する第1の出口処理を前記第1の車両の退場車線部通過に伴い行なうとともに、前記親車載器から前記親車載器との関連が設定されている子車載器を搭載する第2の車両の台数情報を取得する手段と、
前記第2の車両の台数情報が得られている場合に、前記子車載器に保持させてある入口情報を取得しこの取得された情報に基づいて前記第2の車両について料金情報を生成する第2の出口処理を前記第2の車両の退場車線部通過に伴い行なう手段と、
前記第2の出口処理により得られる前記料金情報を前記第2の車両の退場車線部通過ごとに前記取得された第2の車両の台数情報以内で積算し、この積算された料金を前記第1の出口処理により得られた前記料金情報に加算することにより前記第1の車両についてまとめ払い料金情報を生成する手段と
を具備することを特徴とする車線制御装置。 - 車両内の取り付け位置から取外されたことを検出するセンサと、
前記検出された結果に基づいて保持された情報を消去する手段と
を具備することを特徴とする車載器。
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