JP4080289B2 - コンテナ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に収容した収容物を車輌等により運搬するためのコンテナに関し、特に臭気を有する収容物の運搬に適したコンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内部に収容物を収容して車輌等により運搬するためのコンテナが提供されている。具体的には、例えばコンテナが車輌と地上との間で積卸し自在になされており、地上において収容物を収容したコンテナを車輌に積み、当該車輌で目的地に運搬している(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このようなコンテナは、上面が開放してこの上面を通じて収容物を内部に投入する開放型のものや、上面に形成された投入口が蓋体により開閉自在になされこの投入口を通じて収容物を内部に投入する密閉型のものなどがある。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−341575号公報(段落0017、図4−図6)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したコンテナにおいて、臭気のある収容物を収容する場合、開放型のものでは投入時や運搬時に収容物の臭気が上面を通じて周辺に漂い、また、密閉型のものは蓋体を閉塞した運搬時等に臭気の漏れを防止できるものの、収容物の投入時に蓋体を開放すると投入口を通じて臭気が周辺に漏れる。そして、このような周辺への臭気の漏は、作業環境などの悪化を招いていた。
【0006】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、運搬時のみならず収容時などにおいてもコンテナに収容した収容物からの臭気の漏れを防止でき、良好な作業環境を築くことのできるコンテナを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明のコンテナは、コンテナ荷役車輌と地上との間で積卸しされ、上面に少なくとも1つの投入口が設けられ、該投入口が開閉蓋により開閉自在になされたコンテナであって、前記開閉蓋は、収容物投入装置の突入によってコンテナの内側に向かって開放される内蓋と、作動部材が連繋されて、コンテナの外側に向かって開放される外蓋とからなり、前記作動部材は、コンテナが積卸しされる地上側に設けられた押圧部材との当接により作動可能であり、コンテナが地上との間で積卸しされて移動することに伴って作動部材が押圧部材と当接することにより、または、作動部材が押圧部材から離間することにより外蓋が開閉されるものである。
【0009】
請求項2に係る発明のコンテナは、前記投入口及び外蓋が複数設けられ、各外蓋が前記作動部材の作動により連動して開閉されるものである。
【0010】
請求項3に係る発明のコンテナは、前記内蓋が、対称に分割された分割部材からなるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明のコンテナを示している。
【0013】
コンテナ1は、その上面に図1において左右となる前後(ここでは説明の便宜上、図1において右側を前、左側を後という。)に2つの開閉蓋2が設けられた所謂密閉型のものである。
【0014】
開閉蓋2は、図2に示すように内蓋3と、この内蓋3の外側に設けられた外蓋4とで構成されている。
【0015】
内蓋3は、コンテナ1の上面に形成された投入口11に開閉自在に設けられたもので、前後対称に分割された一対の分割部材31、31で構成されている。
【0016】
各分割部材31は、図3及び図4に示すように、投入口11の周囲に設けられた取付部材32aに軸支された軸部材32によりその基端部がブラケット31aを介して取付けられ、投入口11を閉塞する水平位置(図3実線参照)と、この水平状態からコンテナ1内に向けて下方に回動し垂下される開放位置(図3二点鎖線参照)との間で回動自在に支持されている。
【0017】
軸部材32には、その両端に左右一対のアーム部材33の基端部が回動自在に支持されるとともに、中間部外周に複数のトーションスプリング34が介装されている。
【0018】
左右一対のアーム部材33の先端部間には、シャフト35が架設されており、このシャフト35に円筒状のウエイト36が外嵌されている。
【0019】
各トーションスプリング34は、中央部34aと両端34bとが相反する方向に突設されている。そして、このトーションスプリング34の中央部34aが図4及び図5に示すように前記分割部材31を取付けたブラケット31aの下面に当接配置されるとともに、両端34bが左右一対のアーム部材33間に取付けられたストッパ37の下面に当接配置されている。
【0020】
そして、上述した各部材の自重とトーションスプリング34の付勢力とのつり合いにより、分割部材31が水平状態となって投入口11を閉塞するように設定されている。
【0021】
なお、ストッパ37は、図5に示すように、基端部がアーム部材33間に枢支された状態でトーションスプリング34が当接する先端部が当該トーションスプリング34の両端34bと固定部材38とに挟持される形で配置されている。従って、上述したように自重と付勢力とのつり合いにより分割部材31が水平状態になるようにストッパ37の角度を調整しながら固定部材38をアーム部材33に固定することによって、組み付けが行われる。
【0022】
このように内蓋3を構成することで、当該内蓋3は上面に上方から下方に向かって押圧力を受けることによってトーションスプリング34の付勢力に抗して下方に回動して投入口11を開放し、上記押圧力の付与を解除することによってトーションスプリング34の付勢力により上方に回動して投入口11を閉塞することになる。
【0023】
また、各分割部材31の上面には補助フィン39が設けられており、後述する投入ノズル装置7のノズル本体71が投入口11から内部に突入配置される際に、ノズル本体71の先端が補助フィン39に当接して各分割部材31を下方に開放させるのを補助するようにしている。
【0024】
外蓋4は、図2及び図6に示すように、基端部が回動軸41に一体に設けられた回動アーム42と、この回動アーム42に固設され前記内蓋3の上方となる投入口11上方を覆う蓋体43とで構成されている。この外蓋4は、前後にそれぞれ設けられている投入口11に対応して設けられており、開閉機構5により各蓋体43が回動軸41を中心にしてそれぞれ相反する外方に起立するように回動して投入口11を開放するようになされている。
【0025】
各蓋体43は、投入口11を閉塞した際には該投入口11の周囲に配設されたパッキン44に密着した状態で配置される。
【0026】
開閉機構5は、図6及び図7に示すように、前記各回動軸41に同軸上に一体的に連結された作動軸51と、この作動軸51の外端にリンク機構52を介して連結された作動部材としてのスライダ53とを備えている。
【0027】
スライダ53は、コンテナ1の上面の後側一側部に前後方向に摺動自在に設けられている。具体的には、取付部材54に長孔54aが前後方向に形成されるとともに、スライダ53の下端部前後に摺動ピン53aが設けられ、この摺動ピン53aが長孔54aに摺動自在に嵌入されている。従って、摺動ピン53aが長孔54aに沿って摺動することで、取付部材54に対してスライダ53が前後方向に移動することができる。また、このスライダ53は前後方向に配設されたコイルスプリング55により後方側への付勢力を受ける形で上述したように前後に摺動自在に配置されている。
【0028】
リンク機構52は、一端部が上記スライダ53の摺動ピン53aに回動自在に支持された連動リンク52aと、後側の作動軸51に中央部が一体的に支持されるとともに、一端部に上記連動リンク52aの他端部が回動自在に支持されたリンクアーム52bと、リンクアーム52bの他端部に一端部が回動自在に支持されたリンクロッド52cと、前側の作動軸51に基端部が一体的に支持されるとともに、先端部に上記リンクロッド52cの他端部が回動自在に支持されたリンクアーム52dとで構成されている。
【0029】
従って、スライダ53がコンテナ1の後部において後側から前側に何らかの力で押圧されると、スライダ53がコイルスプリング55の付勢力に抗して前側に移動する。このスライダ53の移動に連動して連動リンク52aを介して後側のリンクアーム52bが図7において反時計回りの方向に回動するとともに、この後側のリンクアーム52bの回動に連動してリンクロッド52cを介して前側のリンクアーム52dが時計回りの方向に回動する。この回動により前後の作動軸51がリンクアーム52b、52dとそれぞれ同じ方向に回動し、これによって前後の外蓋4が相反するように前方と後方とにそれぞれ外側に向かって回動して起立状態となる開放位置に配置される。
【0030】
また、上述したような押圧力をスライダ53から解除することで、コイルスプリング55の付勢力によりスライダ53が前側から後側に移動し、この移動により上述と逆の動作によりリンク機構52等を介して外蓋4が開放位置から回動して投入口11を閉塞する閉塞位置に配置される。
【0031】
なお、外蓋4の回動軸41にも複数のトーションスプリング41aが介装されており、蓋体43が開放位置に配置されるにつれてトーションスプリング41aに反力が生じて当該蓋体43を閉塞位置側に付勢するようしている。つまり、上述したように押圧力をスライダ53から解除すると、コイルスプリング55とともにトーションスプリング41aの付勢力も蓋体43を閉塞位置に回動させるように作用する。
【0032】
そして、このように構成されたコンテナ1は、例えばコンテナ荷役車輌と地上との間で積卸し自在になされたコンテナとして利用される。
【0033】
具体的には、前述したコンテナ1には、図8に示すように前面上部に係止ピン12が設けられるとともに、後面には上部ヒンジ13aを中心にして回動自在になされた排出扉13が設けられている。係止ピン12は、図9に示すようなコンテナ荷役車輌Cに設けられた荷役装置の荷役アームC1先端のフックC2と係脱自在に設けられている。排出扉13はコンテナ1の後端部底面に設けられた固縛手段14によって閉塞状態での固縛・解除が可能に構成されている。また、コンテナ1の底面には前後左右にローラ15がそれぞれ設けられている。
【0034】
従って、図9に示すようにコンテナ荷役車輌Cの車体C3上からコンテナ1に収容物を投入する施設の載置台G上に当該コンテナ1を卸す場合には、荷役アームC1を車体C3上から後方に回動させることで、まずコンテナ1の後部のローラ15が載置台G上の前部に接地して当該ローラ15によりコンテナ1が載置台G上を後方に移動し、続いて前部のローラ15も接地してこのコンテナ1を載置台Gの所定の適正位置に配置することができる。
【0035】
また、荷役アームC1のフックC2を係止ピン12に係止させた状態で当該荷役アームC1を前方に回動させて車体上の元の位置に配置することで、上述と逆の動作によりコンテナ1を載置台G上から車体C3上に積み込むことができる。
【0036】
そして、前記載置台Gには、コンテナ1が適正位置に配置された時にこのコンテナ1のローラ15と合致する位置にロードセルG1がそれぞれ設けられている。ロードセルG1は、コンテナ1の重量を計測するもので、この計測によってコンテナ1内に収容される収容物の重量を把握することができる。
【0037】
さらに、固定側となる載置台Gの後方側部には、図示はしないが押圧部材が設けられている。この押圧部材は、載置台G上においてコンテナ1が適正位置に配置された時にこのコンテナ1に設けられたスライダ53を前方側に移動させるためのもので、これにより前述した外蓋4を開放させることができる。
【0038】
なお、荷役アームC1を含む荷役装置などコンテナ荷役車輌Cについては従来周知なもので、ここでは詳細な説明は省略する。
【0039】
また、載置台Gが配置された施設にはコンテナ1に収容物を投入するための投入装置6(図9に一部を示す)が設けられている。
【0040】
投入装置6は、前記内蓋3及び外蓋4が設けられた投入口11を通じて収容物を投入するもので、載置台Gに載置されたコンテナ1の上方に設けられており、図10に示すように収容物を収容するホッパ61と、該ホッパ61から投入口11に向けて収容物を導く案内管62と、案内管62の先端部に設けられた投入ノズル装置7とから構成されている。
【0041】
ホッパ61は、上面が開口された投入口61aになされている。この投入口61aには搬送コンベア8が隣接配置されている。搬送コンベア8は、コンベア1内に収容する収容物を搬送するもので、その搬送面上にはガイド部材81が幅方向に搬送面を横切る形で回動自在に設けられており、このガイド部材81によって搬送面上を搬送される収容物をホッパ61内に導くようにしている。
【0042】
案内管62は、その上端部側となる基端部が前記ホッパ61aの下端に形成された排出口に連通されるとともに、水平方向に旋回自在に設けられている。
【0043】
詳しくは、案内管62の基端部が施設側にベアリングなどにより垂直軸を中心に回動自在に支持されるとともに、この基端部外周に設けられたギア62aと基端部に隣接されたモータ63の出力軸に設けられたギア63aとがチェーン64により巻回されている。従って、モータ63を正逆方向に回転させることによって、ギア63a、チェーン64及びギア62aを通じて案内管62を水平方向に旋回させることができる。
【0044】
そして、この案内管62の旋回は、先端部に設けた投入ノズル装置7が、載置台G上に載置されたコンテナ1の前後の投入口11と合致する軌跡を描くように設定されている。
【0045】
投入ノズル装置7は、案内管62の先端に連結されたノズル本体71と、ノズル本体71の外周部に設けられた一対の伸縮シリンダ72とで構成されている。
【0046】
ノズル本体71は、基端部から途中部にかけて軸方向に伸縮自在な蛇腹状に構成されている。
【0047】
伸縮シリンダ72は、図11に示すようにノズル本体71の外周部対称位置に上下方向に設けられており、本体部73がノズル本体71の基端に設けられたブラケット73aに取付られるとともに、ロッド端72aが緩衝部材74を介してノズル本体71の先端にブラケット75を介して連結されている。
【0048】
従って、一対の伸縮シリンダ72を伸長作動させることでノズル本体71の蛇腹部分が伸びながら先端が下方に移動する。つまり、投入ノズル装置7を投入口11と合致する位置に配置した後、上述のように伸縮シリンダ72を伸長作動させることで、ノズル本体71の先端部を投入口11を通じてコンテナ1内に突入配置するようにしている。
【0049】
この際、ノズル本体71は緩衝部材74の作用により投入口11への突入時の衝撃が緩和されて突入配置されることになる。緩衝部材74は、具体的には、ロッド端72aに連結されたシャフト76がブラケット75に設けられたブッシュ77に摺動自在に嵌入されており、シャフト76の外周に介装されたスプリング78によってシャフト76に対してブッシュ77を下方に付勢するようにしている。従って、ノズル本体71の先端が投入口11に突入され内蓋3と当接してこの内蓋3を所定の位置まで開放させると、当該ノズル本体71の先端がスプリング78の付勢力に抗してシャフト76に沿って上方に移動することになり、この作用により突入時の衝撃が緩和される。
【0050】
次に、前述した施設におけるコンテナ1への収容物の収容動作について説明する。
【0051】
まず、空のコンテナ1をコンテナ荷役車輌Cから荷役装置により載置台G上に卸す。この際、コンテナ1は載置台G上において後方に移動しながら適正位置に配置され、この移動により適正位置に配置される手前で載置台Gの後方に設けられた押圧部材がスライダ53に当接し、当該スライダ53を前方にスライドさせる。
【0052】
これにより前後の外蓋4がリンク機構52を介してそれぞれ上方に回動して開放される。つまり、コンテナ1を載置台G上の適正位置に配置する動作に伴ってコンテナ1の外蓋4が開放されることになる。
【0053】
続いて、投入装置6を作動させ投入ノズル装置7を一方の投入口11(例えば前方の投入口11)と合致する位置に配置する。そして、投入ノズル装置7の伸縮シリンダ72を伸長作動させてノズル本体71を投入口11に突入配置させる。これによりノズル本体71は、内蓋3と当接しこの内蓋3の各分割部材31をトーションスプリング34の付勢力に抗して下方に押圧して開放させる。
【0054】
このように投入ノズル装置7を前方の投入口11に突入配置することで、投入装置6のホッパ61は案内管62、投入ノズル装置7を通じてコンテナ1内と連通される。
【0055】
そして、この状態で搬送コンベア8から収容物をホッパ61に導入することで、収容物が前方の投入口11を通じてコンテナ1内に収容される。このようにして収容物をコンテナ1内に収容していき、ロードセルG1で計測されるコンテナ1の重量が所定重量になれば、ホッパ61への収容物の導入を停止して上記前方の投入口11からの収容物の投入を停止する。
【0056】
次に、伸縮シリンダ72を縮退させて投入ノズル装置7を前方の投入口11から上方に退避させる。この投入ノズル装置7の退避に伴って内蓋3の各分割部材31はトーションスプリング34の付勢力により上方に回動し、投入口11を閉塞する。
【0057】
この後、投入装置6を作動させて投入ノズル装置7を今度は後方の投入口11と合致する位置に配置し、前述と同様にして搬送コンベア8から収容物をホッパ61に導入することで、後方の投入口11を通じてコンテナ1内に収容物を収容する。そして、ロードセルせ1で計測されるコンテナ1の重量が所定重量になれば、ホッパ61への収容物の導入を停止して上記後方の投入口11からの収容物の投入を停止し、投入ノズル装置7を上方に退避させることでコンテナ1への収容物の収容を終了する。
【0058】
収容物を収容したコンテナ1は載置台G上からコンテナ荷役車輌Cに積み込む。この際、コンテナ1は載置台G上での前方の移動により押圧部材がスライダ53から離間することで、このスライダ53がコイルスプリング55の付勢力により後方にスライドし、このスライドによりリンク機構52を介して前後の外蓋4を回動させて閉塞位置に配置する。従って、投入口11は内蓋3と外蓋4とによって2重に閉塞され、この状態でコンテナ荷役車輌Cにより目的地にコンテナ1を運搬する。
【0059】
このようにコンテナ1に収容物を収容する際には、投入ノズル装置7により内蓋3を強制的に下方に開放してこのコンテナ1内に収容物を収容し、投入ノズル装置7の退避に伴い内蓋3が投入口11を閉塞することになる。このため収容物が臭気を放つものであったとしても、収容途中時や収容完了時にコンテナ1内から投入口11を通じて臭気が外部に漏れるのを防止することができ、良好な環境の中で作業を行うことができる。
【0060】
また、運搬時においても投入口11が内蓋3及び外蓋4により2重に閉塞されているため、収容物の臭気が投入口11を通じて外部に漏れるのを確実に防止することができる。
【0061】
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の好適な実施態様を示すものであって、本発明はこれに限定されることなく、その範囲内において種々設計変更可能である。
【0062】
例えば、作動部材としてのスライダ53を押圧部材によりコンテナ1の積卸しに連動させて作動させ、これにより外蓋4を開閉させるものについて述べたが、シリンダなどのアクチュエータを用いてスライダ53を作動させるようにしてもよい。
【0063】
また、投入口11の数も前後2つに限らず、コンテナ1等の規模に応じた数を設ければよい。さらに、本実施の形態ではコンテナ1内には仕切を設けていないが、投入口11の数などに応じて仕切を設けることも無論可能である。
【0064】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明のコンテナによれば、収容物を外気に触れさせることなくコンテナに収容することが可能であり、これにより収容物が臭気を放つものであったとしても、収容途中時や収容完了時にコンテナ内から投入口を通じて臭気が外部に漏れるのを防止することができ、良好な環境の中で作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のコンテナを示す平面図である。
【図2】開閉蓋を構成する内蓋及び外蓋を示す側面図である。
【図3】内蓋を示す側面図である。
【図4】内蓋を示す背面図である。
【図5】図4におけるA−A断面図である。
【図6】外蓋及び開閉機構を示す平面図である。
【図7】開閉機構を示す側面図である。
【図8】コンテナを示す側面図である。
【図9】コンテナ荷役車輌と載置台との間でのコンテナの積卸しを示す側面図である。
【図10】投入装置を示す側面図である。
【図11】投入ノズル装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 コンテナ
11 投入口
2 開閉蓋
3 内蓋
31 分割部材
4 外蓋
5 開閉機構
53 スライダ(作動部材)
Claims (3)
- コンテナ荷役車輌と地上との間で積卸しされ、上面に少なくとも1つの投入口が設けられ、該投入口が開閉蓋により開閉自在になされたコンテナであって、前記開閉蓋は、収容物投入装置の突入によってコンテナの内側に向かって開放される内蓋と、作動部材が連繋されて、コンテナの外側に向かって開放される外蓋とからなり、前記作動部材は、コンテナが積卸しされる地上側に設けられた押圧部材との当接により作動可能であり、コンテナが地上との間で積卸しされて移動することに伴って作動部材が押圧部材と当接することにより、または、作動部材が押圧部材から離間することにより外蓋が開閉されることを特徴とするコンテナ。
- 前記投入口及び外蓋が複数設けられ、各外蓋が前記作動部材の作動により連動して開閉されることを特徴とする請求項1記載のコンテナ。
- 前記内蓋は、対称に分割された分割部材からなることを特徴とする請求項1記載のコンテナ。
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