JP4078632B2 - サイドエアバッグ装置及びその展開方法 - Google Patents

サイドエアバッグ装置及びその展開方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の車両において、該車両の衝突時に、インフレータからの噴出ガスによりエアバッグを車室内の乗員と車体側部との間に展開して乗員を衝撃から保護するように構成されたサイドエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4には自動車におけるサイドエアバッグ装置の従来の一例が示されている。
図において、12は車室、11は乗員、10はシートバック、01は内部を低強度の隔膜04にて2つのチャンバ01a及び01bに区画されたエアバッグ(サイドエアバッグ)、03はインフレータである。
前記インフレータ03及びエアバッグ01は前記シートバック10に内蔵されており、自動車の側部への衝突時に衝突センサ(図示省略)からの衝突検出信号を受けて前記インフレータ03のガス噴出口からエアバッグ01の下側チャンバ01aにガスを噴出して該下側チャンバ01aを展開し、該下側チャンバ01aの圧力が一定圧力以上になると前記隔膜04が破られて上側チャンバ01bが展開することにより、該エアバッグ01が車室12内の乗員11とドアあるいはセンターピラー等の車体側部との間に展開して乗員11を衝撃から保護するようになっている。
【0003】
また特開平9−136595号公報において開示されている技術は、乗員の胸部近傍に展開する胸部用エアバッグと該胸部用エアバッグの上部に独立して乗員の頭部近傍に展開する頭部用エアバッグとを連結シートを介して結合し、該胸部用エアバッグ及び頭部用エアバッグの夫々にガス噴出用のインフレータを設け、該連結シートにより展開後の該頭部用エアバッグを車両外側へ移動不能に保持している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図4に示される従来技術にあっては、先ずインフレータ03から下側チャンバ01aにガスを噴出して該下側チャンバ01aを展開し、該下側チャンバ01aの圧力が一定圧力以上になると前記隔膜04が破られて上側チャンバ01bが展開するように構成されているため、後に展開する上側チャンバ01bの展開圧力は下側チャンバ01aの展開圧力によって決まることとなり、比較的軟弱な胸部を保護し展開圧力の微妙な調整を要する上側チャンバ01bの展開圧力を個別にかつ所要の圧力に調整することが困難である。
【0005】
またかかる従来技術にあっては、下側チャンバ01aから中間の隔膜04が破られて上側チャンバ01bへと展開するため、該下側チャンバ01aと上側チャンバ01bとの間に存在するドアトリムやアームレストにエアバッグが干渉することとなり、エアバッグの展開性能、殊に上側チャンバ01bの展開性能に前記干渉の影響が出て所要の展開性能が得られ難い。
【0006】
上記特開平9−136595号公報記載の技術は、下部側の胸部用エアバッグと上部側の頭部用エアバッグとの間に連結シートを介在させて両者を結合しているため、下部側の胸部用エアバッグが展開したとき前記連結シートの存在により上部側の頭部用エアバッグも該胸部用エアバッグの影響を受けることから、該胸部用エアバッグと頭部用エアバッグとを同時に展開させる必要があり、前記2つのエアバッグの展開タイミングの調整が実質的に不可能であり、また前記2つのエアバッグの展開圧力を相関連させて調整する機能も備えていない。
【0007】
また本公報記載の技術にあっては、頭部用エアバッグとこれよりも容積の大きい胸部用エアバッグが同時に展開することとなるため、衝突時に胸部用エアバッグが先に骨格が比較的軟弱な胸部に当って胸部に最初の強い衝撃が作用することとなり、胸部を安全に保護し難い。
等の問題点を有している。
【0008】
本発明は、かかる従来技術の課題に鑑み、腰部近傍保護用の上部エアバッグと胸部近傍保護用の下部エアバッグとの上下2つのインフレータ付きエアバッグの展開圧力を相関連させて調整可能とするとともに、該2つのエアバッグの展開タイミングを自在に調整可能として、衝突時における腰部近傍の保護と胸部近傍の保護とを殊に胸部近傍に強い衝撃を与えることなく確実に行い得るサイドエアバッグ装置及びその展開方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明はかかる課題を解決するため、請求項1記載の発明として、車両の衝突時に、インフレータからの噴出ガスによりエアバッグを車室内の乗員と車体側部との間に展開して乗員を衝撃から保護するように構成されたサイドエアバッグ装置において、前記エアバッグは乗員の腰部近傍に展開する第1エアバッグと第1エアバッグとは独立して設けられ乗員の胸部近傍に展開する第2エアバッグとにより構成されるとともに、前記インフレータはシートバック側部に内蔵されて前記第1エアバッグに噴出ガスを供給する第1インフレータと前記第2エアバッグに噴出ガスを供給する第2インフレータとにより構成され、さらに前記車両の衝突を検出する衝突センサからの衝突検出信号が入力されたとき前記第1インフレータを前記第2インフレータの作動圧力より高い圧力で作動させて第1エアバッグを展開させた後前記第2インフレータを作動させて第2エアバッグを展開させるエアバッグ作動制御装置を備え、さらに前記第1インフレータは車体側部から見たときに、ガス噴出口を下端部に有しガス噴出方向線が前記第1エアバッグの断面積を2等分するように設けられるとともに腰部近傍に向かい、前記第2インフレータは車体側部から見たときに、ガス噴出口を上端部に有しガス噴出方向線が前記第2エアバッグの断面積を2等分するように設けられるとともに胸部近傍に向かうことを特徴とするサイドエアバッグ装置を提案する。
【0010】
さらに、本発明は、前記第1インフレータあるいは第2インフレータは、ガス噴出口をその噴出方向線が前記第1エアバッグあるいは第2エアバッグの容積を車体側部から見たときに、ほぼ2等分するように設けられる。
【0011】
請求項2記載の発明は、前記サイドエアバッグ装置を乗員の腰部近傍及び胸部近傍の展開方法に係り、シートバック側部に内蔵されて、第1インフレータからの噴出ガスにより乗員の腰部近傍に展開する第1エアバッグと該第1エアバッグとは独立して設けられ第2インフレータからの噴出ガスにより乗員の胸部近傍に展開する第2エアバッグとにより構成され、車両の衝突時に前記第1、第2エアバッグを車室内の乗員と車体側部との間に展開して乗員を衝撃から保護するように構成されたサイドエアバッグ装置の展開方法において、前記車両の衝突を検出し、その衝突検出信号を受けて前記第1インフレータを前記第2インフレータの作動圧力より高い圧力で作動させて、該第1インフレータは車体側部から見たときに、下端部に設置されたガス噴出口からのガス噴出方向線が前記第1エアバッグの断面積を2等分するとともに腰部近傍に向って噴出して前記第1エアバッグを展開させ、調整可能な所定時間差をおいて前記第2インフレータを作動させて、第2インフレータは車体側部から見たときに、上端部に配設されたガス噴出口からのガス噴出方向線が前記第2エアバッグの断面積を2等分するとともに胸部近傍に向って噴出して前記第2エアバッグを展開させることを特徴とする。
【0012】
かかる発明によれば、衝突センサにより車両の衝突を検出してその衝突検出信号がエアバッグ作動制御装置に入力されると、該エアバッグ作動制御装置においては、先ず第1インフレータを高い圧力で作動させて第1エアバッグを乗員の腰部近傍に展開せしめて衝突の初期衝撃を該第1エアバッグで受けて腰部近傍を保護し、次いで該エアバッグ作動制御装置に予め設定されている所定の時間差を置いて前記第2インフレータを第1インフレータよりも低い圧力で作動させて第2エアバッグを展開せしめて前記第1エアバッグでの衝撃緩和後の2次的衝撃を第2エアバッグ受けて胸部近傍を保護する。
【0013】
従ってかかる発明によれば、腰部近傍を保護する第1エアバッグと胸部近傍を保護する第2エアバッグの展開圧力を相互に関連させて調整することができるとともに、前記第1エアバッグと第2エアバッグとの展開時間差を自在に調整することが可能となる。
【0014】
これにより、衝突時に先ず第1エアバッグを高い展開圧力で腰部近傍に展開せしめて衝突の初期衝撃を該第1エアバッグを介して骨格の強固な腰部近傍で受けることにより該腰部近傍を保護し、次いで所定の時間差を置いて第2エアバッグを低い展開圧力で胸部近傍に展開せしめて前記第1エアバッグで衝撃が緩和された2次的衝撃力を該第2エアバッグを介して骨格が比較的軟弱な胸部近傍で受けることにより、該胸部近傍に過大な衝撃力を与えるのを回避できる。
以上により、骨格が比較的軟弱な胸部近傍を過大な衝撃力を与えることなく安全に保護することができる。
【0015】
さらに、第1インフレータ付きの第1エアバッグと第2インフレータ付きの第2エアバッグとを独立して設けてモジュール化したことにより、下方に位置する腰部近傍保護用の第1エアバッグの展開指向性を下方部位に集中させることができ、エアバッグ展開の安定性が向上する。
【0016】
さらに、本発明によれば、第1インフレータあるいは第2インフレータからのガスが第1エアバッグあるいは第2エアバッグのほぼ中央部に噴出されるため、該比較的大容積の第2エアバッグが支持部材等の案内を要することなく自立して展開可能となり、支持部材等が不要となってエアバッグの構造が簡単化される。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を図に示した実施例を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載される構成部品の寸法、材質、形状、その他相対配置などは特に特定的な記載が無い限り、この発明の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
【0018】
図1は本発明の実施例に係る自動車用サイドエアバッグ装置の制御操作ブロック図、図2は側面構成図である。図3はエアバッグの他の実施例を示す側面構成図である。
【0019】
本発明の実施例に係る自動車用サイドエアバッグ装置を示す図2において、12は車室、11は乗員、10はシートバックである。
1は第1エアバッグ、2は第2エアバッグ、3は前記第1エアバッグ1に噴出ガスを供給する第1インフレータ、4は前記第2エアバッグ2に噴出ガスを供給する第2インフレータであり、前記第1エアバッグ1及び第1インフレータ3と前記第2エアバッグ2及び第2インフレータ4とは連結手段を備えることなく独立して設けられている。
また、該第1エアバッグ1と第1インフレータ3、及び第2エアバッグ2と第2インフレータ4は通常時には前記シートバック10に内蔵されており、図1に示すように、自動車の側部への衝突(以下側突という)時にドアあるいはセンターピラー内に設置された衝突センサ6からの衝突検出信号を受けると、エアバッグ作動制御装置5が後述する動作を行うことにより、乗員11とドアあるいはセンターピラー等の車体側部との間に展開して乗員11を衝撃から保護するようになっている。
【0020】
次に自動車の側突時においては、前記衝突センサ6により車両の側突が検出されると、その衝突検出信号はエアバッグ作動制御装置5に入力される。
該エアバッグ作動制御装置5においては、第1インフレータ3の作動圧力即ち第1エアバッグ1の展開圧力と第2インフレータ4の作動圧力即ち第2エアバッグ2の展開圧力、及び第1インフレータ3と第2インフレータ4との作動時間差が、夫々調整可能(変更可能)な状態で設定されている。
通常、前記第1エアバッグ1の展開圧力は第2エアバッグ2の展開圧力よりも高い圧力に設定されている。
【0021】
そして前記衝突検出信号が入力されると、該エアバッグ作動制御装置5は先ず第1インフレータ3を高い作動圧力で作動させ作動ガスを高圧で第1エアバッグ1に供給し、これにより第1エアバッグ1は高い展開圧力で乗員11の腰部近傍とドアあるいはセンターピラー等の車体側部との間に展開して、乗員11の腰部近傍を保護する。
次いで該エアバッグ作動制御装置5は前記のように予め設定された作動時間差を置いて第2インフレータ4を前記第1インフレータ3よりも低い作動圧力で作動させ作動ガスを低圧で第2エアバッグ2に供給せしめる。これにより第2エアバッグ2は低い展開圧力で乗員11と前記車体側部との間に展開する。従って高圧側の第1エアバッグで強い初期衝撃を受けて衝撃が緩和された後の2次的衝撃を第1エアバッグ1よりも低い展開圧力で展開する第2エアバッグで受けて乗員11の胸部近傍を保護することとなり、乗員11の胸部近傍への衝撃が低減される。
【0022】
かかる実施例によれば、エアバッグ作動制御装置5によって乗員11の腰部近傍を保護する第1エアバッグ1と胸部近傍を保護する第2エアバッグ2の展開圧力を相互に関連させて調整することができるとともに、前記第1エアバッグ1と第2エアバッグ2との展開時間差を自在に調整することが可能となる。
【0023】
これにより、側突時に先ず第1エアバッグ1を前記エアバッグ作動制御装置5に予め設定された高い展開圧力で乗員11の腰部近傍に展開せしめて衝突の初期衝撃を該第1エアバッグ1を介して骨格の強固な腰部近傍で受けることにより該腰部近傍を保護し、次いで前記エアバッグ作動制御装置5に予め設定された所定の時間差を置いて第2エアバッグを該エアバッグ作動制御装置5に予め設定された低い展開圧力で胸部近傍に展開せしめて、前記第1エアバッグ1で衝撃が緩和された2次的衝撃力を該第2エアバッグ2を介して骨格が比較的軟弱な胸部近傍で受けることにより、該胸部近傍に過大な衝撃力を与えるのを回避できる。
また、前記第1エアバッグ1が先に高い展開圧力で腰部近傍に展開することにより乗員11の体を車両の内方へ移動させた後に、前記第2エアバッグ2を第1エアバッグ1よりも低い展開圧力で胸部近傍に展開することによっても、胸部近傍に過大な衝撃力を与えるのを回避できる。
【0024】
またかかる実施例によれば、前記第1インフレータ3を備えた第1エアバッグ1と第2インフレータ4を備えた第2エアバッグ2とを独立して設けてモジュール化したことにより、下方に位置する腰部近傍保護用の第1エアバッグ1の展開指向性を下方部位に集中させることができ、エアバッグ展開の安定性が向上する。
【0025】
図3に示す第2エアバッグ2の他の実施例においては、第2インフレータ4のガス噴出口41はその噴出方向線Aが前記第2エアバッグ2の容積を車体側部から見たときに、ほぼ2等分(2A、2B)するように設けられている。
このように構成すれば、第2インフレータ4からのガスが第2エアバッグ2のほぼ中央部に噴出されるため、比較的大容積の第2エアバッグ2が支持部材の案内を要することなく自立して展開可能となり、支持部材が不要となってエアバッグ2の構造が簡単化される。
尚、前記と同様に、第1インフレータ3からのガス噴出方向線Aが第1エアバッグ容積をほぼ2等分するように構成してもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上記載のごとく本発明によれば、乗員の腰部近傍を保護する第1エアバッグを、胸部近傍を保護する第2エアバッグの展開圧力より高い展開圧力とするとともに、前記第1エアバッグを先にその後第2エアバッグを展開する。
【0027】
これにより、衝突時に先ず第1エアバッグを高い展開圧力で腰部近傍に展開せしめて衝突の初期衝撃を該第1エアバッグを介して骨格の強固な腰部近傍で受けることにより該腰部近傍を保護し、次いで所定の時間差を置いて第2エアバッグを低い展開圧力で胸部近傍に展開せしめて前記第1エアバッグで衝撃が緩和された2次的衝撃力を該第2エアバッグを介して骨格が比較的軟弱な胸部近傍で受けることにより、該胸部近傍に過大な衝撃力を与えるのを回避できる。
以上により、骨格が比較的軟弱な胸部近傍を過大な衝撃力を与えることなく安全に保護することができる。
【0028】
さらに、第1インフレータ付きの第1エアバッグと第2インフレータ付きの第2エアバッグとを独立して設けてモジュール化したことにより、下方に位置する腰部近傍保護用の第1エアバッグの展開指向性を下方部位に集中させることができ、エアバッグ展開の安定性が向上する。
【0029】
さらに、本発明によれば、第1インフレータあるいは第2インフレータからのガスが第1エアバッグあるいは第2エアバッグのほぼ中央部に噴出されるため、該比較的大容積の第2エアバッグが支持部材の案内を要することなく自立して展開可能となり、支持部材が不要となってエアバッグの構造が簡単化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る自動車用サイドエアバッグ装置の制御操作ブロック図である。
【図2】 前記実施例における側面構成図である。
【図3】 エアバッグの他の実施例を示す側面構成図である。
【図4】 従来技術を示す図2対応図である。
【符号の説明】
1 第1エアバッグ
2 第2エアバッグ
3 第1インフレータ
4 第2インフレータ
5 エアバッグ作動制御装置
6 衝突センサ
10 シートバック
11 乗員
12 車室

Claims (2)

  1. 車両の衝突時に、インフレータからの噴出ガスによりエアバッグを車室内の乗員と車体側部との間に展開して乗員を衝撃から保護するように構成されたサイドエアバッグ装置において、前記エアバッグは乗員の腰部近傍に展開する第1エアバッグと第1エアバッグとは独立して設けられ乗員の胸部近傍に展開する第2エアバッグとにより構成されるとともに、前記インフレータはシートバック側部に内蔵されて前記第1エアバッグに噴出ガスを供給する第1インフレータと前記第2エアバッグに噴出ガスを供給する第2インフレータとにより構成され、さらに前記車両の衝突を検出する衝突センサからの衝突検出信号が入力されたとき前記第1インフレータを前記第2インフレータの作動圧力より高い圧力で作動させて第1エアバッグを展開させた後前記第2インフレータを作動させて第2エアバッグを展開させるエアバッグ作動制御装置を備え、さらに前記第1インフレータは車体側部から見たときに、ガス噴出口を下端部に有しガス噴出方向線が前記第1エアバッグの断面積を2等分するように設けられるとともに腰部近傍に向かい、前記第2インフレータは車体側部から見たときに、ガス噴出口を上端部に有しガス噴出方向線が前記第2エアバッグの断面積を2等分するように設けられるとともに胸部近傍に向かうことを特徴とするサイドエアバッグ装置。
  2. シートバック側部に内蔵されて、第1インフレータからの噴出ガスにより乗員の腰部近傍に展開する第1エアバッグと該第1エアバッグとは独立して設けられ第2インフレータからの噴出ガスにより乗員の胸部近傍に展開する第2エアバッグとにより構成され、車両の衝突時に前記第1、第2エアバッグを車室内の乗員と車体側部との間に展開して乗員を衝撃から保護するように構成されたサイドエアバッグ装置の展開方法において、前記車両の衝突を検出し、その衝突検出信号を受けて前記第1インフレータを前記第2インフレータの作動圧力より高い圧力で作動させて、該第1インフレータは車体側部から見たときに、下端部に設置されたガス噴出口からのガス噴出方向線が前記第1エアバッグの断面積を2等分するとともに腰部近傍に向って噴出して前記第1エアバッグを展開させ、調整可能な所定時間差をおいて前記第2インフレータを作動させて、第2インフレータは車体側部から見たときに、上端部に配設されたガス噴出口からのガス噴出方向線が前記第2エアバッグの断面積を2等分するとともに胸部近傍に向って噴出して前記第2エアバッグを展開させることを特徴とするサイドエアバッグ装置の展開方法。
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