JP4077870B2 - 硬質化した糖衣層及びその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
【0002】
本発明は、ガム、キャンデー、タブレット、グミ、チョコレート等の菓子類あるいは医薬品に対して実施する硬質化した糖衣層及びその製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
【0004】
単糖類糖アルコールを、糖衣層の原料として利用する場合、結晶性単糖類糖アルコールの中でも特にキシリトール、エリスリトール、マンニトールの含有量を高くした糖衣層は、糖衣層上に析出する結晶間の結着性が低下するため、硬度不足やクランチ性が良くないなどの問題点を有していた。この傾向は糖衣層に占めるこれら糖アルコールの含有量の増加に伴い顕著となる。この欠点を補うために、芯剤に掛ける糖衣液中に、各種増粘多糖類やオリゴ糖アルコールを添加することが一般的であるが、単糖類糖アルコールを用いて硬質化した糖衣層を得る場合には大量の添加剤が必要であった。
【0005】
例えば、特公平5−14535号公報には、キシリトールを用いたコーティングの手段が開示されている。しかし、この発明で糖衣層に使用できるキシリトールの含量は40.0〜70.0重量%であり、それ以外の成分としてフイルム形成剤、バインダー、充填剤などの添加剤が複数必要であり、その使用量も多いため、▲1▼糖衣液の粘度が高くなり、いわゆる伸びが悪くなってしまうこと、▲2▼糖衣層の結晶化速度が遅くなってしまうこと、▲3▼糖衣層表面の荒れを引き起こしてしまい製品が美しく仕上がらないこと、▲4▼糖衣層に占める単糖類糖アルコールの含有量が減少してしまい、単糖類糖アルコールが有する特色を減少させてしまうこと、といった問題が生じてしまう。
【0006】
また、特開平7−132051号公報では、糖アルコールの含有量の高い糖衣層について記載されているが、この公報が開示する発明内容は、粉末状態の多価アルコールを用いて、迅速に硬質コーティングを得るための糖衣方法を開示したものである。また、その手段としては、▲1▼糖衣液中の結晶性物質を晶析させるために大量の粉末を添加する必要があること、▲2▼添加される粉末が高純度を要すること、▲3▼糖衣液に添加される粉末の粒度調整を行う必要があること、といった問題があり、糖衣層を製造する方法として必ずしも容易な方法であるとは言えなかった。
更に、当該公報には、[0083]において、キシリトールを用いた製品に関してカリカリ特性が低いことが記載され、クランチ性が出にくいことを示している。
【0007】
特開平7−23579号公報では、エリスリトール及び還元澱粉糖化物を含む糖衣層で糖衣された糖衣組成物が開示されているが、該糖衣層で還元澱粉糖化物を添加する目的は、層の厚みを均一にし、糖衣層表面を滑らかにするためであり、糖衣層の硬さやクランチ性を改良する技術は開示されていない。
【0008】
特開平10−56986号公報には、単糖類糖アルコールからなる糖衣掛けの手段が開示されているが、芯剤部分にソルビトール液が付与された後、結晶形か又は粉末形のキシリトールやエリスリトールを添加する必要があり、必ずしも容易かつ安価に行える方法ではない。
【0009】
本発明の目的は、糖衣層中に含まれる結晶性単糖類糖アルコールの含有量が80.0重量%以上の場合において、容易かつ安価な方法で、硬度及びクランチ性の改良された硬質化した糖衣層及びその製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明者等は、上記課題を解決するため鋭意研究した結果、キシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを固形分として80.0〜99.0重量%含有し、残部の主成分が、デキストロース当量(DE)20未満、好ましくは15未満、更に好ましくは10未満のデキストリン、又はその還元物を含有したものとすることにより、結晶性単糖類糖アルコールの含有量が高く、十分な硬度とクランチ性を有した糖衣層の製造が可能であることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0012】
即ち、本発明の課題を解決するための手段は下記の通りである。
【0013】
第1に、キシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを固形分として80.0〜99.0重量%含有し、残部の主成分が、デキストロース当量(DE,dextrose equivalent)20未満のデキストリン、又はその還元物からなる、硬質化した糖衣層。
第2に、キシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを固形分として80.0〜99.0重量%含有し、残部の主成分が、重合度(DP,degree of polymerization)20以上の糖類を50.0重量%以上含有したデキストロース当量(DE)20未満のデキストリン、又はその還元物からなる、硬質化した糖衣層。
第3に、重合度(DP)20以上の糖類を50.0重量%以上含有したデキストロース当量(DE)20未満のデキストリン、又はその還元物の糖組成が、1糖類0.1〜2.0重量%、2糖類0.1〜5.0重量%、3糖類0.1〜5.0重量%、重合度(DP)20以上の糖類50.0〜90.0重量%、残部が重合度(DP)4〜19の糖類、又はその還元物からなる、上記第2に記載の硬質化した糖衣層。
第4に、デキストリン又はその還元物が、デキストロース当量(DE)10未満のデキストリン又はその還元物である、上記第1〜3のいずれか一つに記載の硬質化した糖衣層。
第5に、デキストリンが、直鎖デキストリンと分岐デキストリンとの混合物であり、分岐デキストリンが30重量%以上含まれる、上記第1〜4のいずれか一つに記載の硬質化した糖衣層。
第6に、食品もしくは医薬品を芯剤とし、上記第1〜5のいずれか一つに記載の硬質化した糖衣層が施された糖衣製品。
第7に、キシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを固形分として80.0〜99.0重量%含有し、残部の主成分が、デキストロース当量(DE)20未満のデキストリン、又はその還元物からなる糖衣液を、30〜80℃に加温し、その温度における糖衣液の飽和度が1.3以下の状態で芯剤に掛けた後、芯剤に掛けられた糖衣液中の結晶性物質を結晶化させ、その後連続的に空気流を与え、芯剤に掛けられた糖衣液の水分を減少させ糖衣層とすることを特徴とする、硬質化した糖衣層の製造方法。
第8に、キシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを固形分として80.0〜99.0重量%含有し、残部の主成分が、重合度(DP)20以上の糖類を50.0重量%以上含有したデキストロース当量(DE)20未満のデキストリン、又はその還元物からなる糖衣液を、30〜80℃に加温し、その温度における糖衣液の飽和度が1.3以下の状態で芯剤に掛けた後、芯剤に掛けられた糖衣液中の結晶性物質を結晶化させ、その後連続的に空気流を与え、芯剤に掛けられた糖衣液の水分を減少させ糖衣層とすることを特徴とする、硬質化した糖衣層の製造方法。
第9に、重合度(DP)20以上の糖類を50.0重量%以上含有したデキストロース当量(DE)20未満のデキストリン、又はその還元物の糖組成が、1糖類0.1〜2.0重量%、2糖類0.1〜5.0重量%、3糖類0.1〜5.0重量%、重合度(DP)20以上の糖類50.0〜90.0重量%、残部が重合度(DP)4〜19の糖類、又はその還元物からなる糖衣液である、上記第8に記載の硬質化した糖衣層の製造方法。
第10に、デキストリン又はその還元物が、デキストロース当量(DE)10未満のデキストリン又はその還元物である、上記第7〜9のいずれか一つに記載の硬質化した糖衣層の製造方法。
第11に、デキストリンが、直鎖デキストリンと分岐デキストリンとの混合物であり、分岐デキストリンが30重量%以上含まれる、上記第7〜10のいずれか一つに記載の硬質化した糖衣層の製造方法。
【0014】
ここで、残部の主成分とは、固形分中にキシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを80.0〜99.0重量%含有する糖衣液について、前述の結晶性糖アルコールを除いた残りの固形分を残部として、その残部について固形分中の重量%が、80.0重量%以上、好ましくは90.0重量%以上含有していることを示している。
【0015】
また、飽和度とは、特定の温度において一定量の溶媒(水)に対して溶質が飽和状態まで溶解した時の溶質の質量を基準として、同温度で同量の溶媒中に含まれる溶質の質量を、基準となる質量値で除した値で表したものを示す。
【0016】
キシリトール、エリスリトール、マンニトールについて、30℃〜80℃の各温度における水100mlに対しての飽和時の溶解質量(g)を下記の表1に示す。
【0017】
【表1】
Figure 0004077870
【0018】
本発明に係る糖衣層とは、糖衣層の硬度が高く、パリパリとした噛み心地を有した、クランチ性を体感できる糖衣層のことを指す。
すなわち、本発明の対象となる糖衣層は、クランチ性を有する糖衣層のことを示す。
【0019】
本発明で言う硬質化とは、キシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを固形分として80.0〜99.0重量%含有する糖衣層について、従来から存在する添加物を添加した糖衣層と比較して、さらに高い硬度を有するように改良されたことを示す。
【0020】
また、本発明では、糖衣組成物中のキシリトール、エリスリトール、マンニトール以外の残部の主成分としてデキストリンを用いる場合は、糖衣製品100g中に占める糖類(1糖類又は2糖類であって糖アルコールを除く)の含有量が0.5g未満であれば、シュガーレス糖衣層とすることができる。
一方、残部の主成分としてデキストリンの還元物を用いる場合は、本発明の実施を妨げない範囲であれば、1糖類と2糖類の含有量は特に限定することなくシュガーレス糖衣層として使用できる。
すなわち、本発明は、キシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを固形分として80.0〜99.0重量%含有し、残部の主成分がシュガーレス糖衣層を構成するものであれば、シュガーレス糖衣層に係るものとなる。
【0021】
本発明に係る結晶性糖アルコールのキシリトール、エリスリトール、マンニトールは、食品や医薬品に使用可能なものであればその由来、製法及び形状に特に制限はなく使用することができる。
【0022】
デキストリンとは澱粉を加水分解した分解生成物の総称であり、澱粉からの加水分解率を表す指標として、デキストロース当量(DE)という形で表される。
デキストリンは加水分解の程度によって、糖組成や物性が大きく異なる。
例えば、澱粉からの加水分解率が小さい、即ちDEが小さいデキストリンについては、多糖成分が多く含まれるために粘度が高く甘味度が少なくなり、DEが大きいデキストリンについては、加水分解率が高く少糖類の含量が増加するため粘度が低く甘味度が高くなる傾向にある。
例えば、東和化成工業株式会社からは、澱粉からの加水分解率の異なる各種デキストリンの還元物として、還元澱粉糖化物PO−20、PO−30、PO−40、PO−60の商品名で、販売されている。
しかし、これらのデキストリン還元物では、いずれもDP20以上の糖類の含有率が30.0重量%以下と少なく、DE値も20を超えてしまうため、本発明に適用しても十分な効果は得られない。
【0023】
本発明で使用されるデキストリンは、澱粉からの加水分解率の小さい、DEが20未満、好ましくは15未満、更に好ましくは10未満の糖組成物である事が好ましく、これらは、メイズ、ポテト、タピオカ等由来の各種デンプンを原料として酸や酵素等で加水分解して得られる。
【0024】
また、本発明で使用されるデキストリンの還元物は、上記デキストリンを、水素加圧下で金属触媒の存在下に接触還元することによって容易に調製することができる。
また、本発明に係るデキストリン又はその還元物は、各種デンプンを加水分解した後に含まれるブドウ糖や低DPの糖類、又は還元した後のソルビトールや低DPの糖アルコール類の大部分をクロマト分離法や沈殿・濾過法等の公知の方法によって分離する工程を経て得られるデキストリン又はその還元物が使用でき、特に、1糖類0.1〜2.0重量%、2糖類0.1〜5.0重量%、3糖類0.1〜5.0重量%、DP20以上の糖類50.0〜90.0重量%、残部がDP4〜19の糖類、又はその還元物からなるものを使用することで、デキストリン又はその還元物から由来する甘味を抑えることができるだけでなく、糖衣層に含まれる単糖類糖アルコールが有する味質への好ましくない影響を極めて小さくすることができ、芯剤に掛けられる糖衣液の粘度を適度な範囲に維持することができる。
【0025】
更に、本発明に係るデキストリン又はその還元物には、直鎖デキストリン、分岐構造を有しているデキストリン分子を含有した分岐デキストリン、またはそれらの混合物が含まれる。
ここで、混合物の場合の直鎖デキストリンと分岐デキストリンとの比率は、デキストリンの全体量を100重量%とした場合に、分岐デキストリンが、30重量%以上、更に好ましくは50重量%以上、より更に好ましくは80重量%以上である。
【0026】
本発明に係るデキストリン又はその還元物のDE値、DP20以上の糖類の含有量については、芯剤に掛けられた糖衣液が十分な硬度及びクランチ性を有した糖衣層の形成を可能とする範囲のものであればよい。
また、DP20以上の糖類の含有量については、50.0重量%以上で90.0重量%以下のものが好ましく使用できる。
DEが5より低い場合やDP20以上の糖類が90.0重量%以上の場合は、糖衣液の粘度が高くなりすぎるため、芯剤に均一に付着させることが難しくなり、偏りある糖衣層となってしまう。
ここで、デキストリン又はその還元物のデキストロース当量(DE)については、5以上で20未満であるが、好ましくは5以上で15未満、更に好ましくは5以上で10未満である。
DEが20以上の場合やDP20以上の糖類の含有量が50.0重量%未満の場合には、糖衣層の硬度やクランチ性が不足してしまう。
【0027】
本発明に係る糖衣液中には、結晶性単糖類糖アルコールが80.0〜99.0重量%含まれる。
結晶性単糖類糖アルコールの含有量が80.0重量%よりも少なくなると、結晶性単糖類糖アルコールが有する好ましい味質の発現を抑制してしまう。
また、結晶性単糖類糖アルコールの含有量が99.0重量%を超えると、糖衣層に十分な硬度とクランチ性を付与することが難しくなる。
【0028】
本発明に係る糖衣液は、飽和、過飽和に影響されることはなく、芯剤にコーティングした後、晶析した結晶が糖衣層を十分に形成する程度であれば問題はないが、芯剤に掛けられる時点で結晶性単糖類糖アルコールの飽和度が1.3を超えないことが好ましい。
糖衣液の結晶性単糖類糖アルコールの飽和度が1.3を超えてしまうと、糖衣液中の結晶性物質の晶析が急激に起るため、糖衣層表面に凹凸が生じ滑らかな糖衣層が得られない。
【0029】
本発明の製造方法において、結晶性単糖類糖アルコールと、残部の主成分が、DE20未満、好ましくは15未満、更に好ましくは10未満のデキストリン又はその還元物である混合物からなる糖衣液は、その温度での該結晶性単糖類糖アルコールの飽和度が1.3以下となる範囲で30〜80℃に加温、調整された後、流動床中にある芯剤に対して糖衣液が掛けられ、芯剤に掛けた糖衣液中の結晶成分を結晶化させて、その後芯剤に対して連続的に空気流を与え、好ましい形態になるまで水分を除去することにより、硬質化した糖衣層を得ることができる。
【0030】
また、本発明の製造工程で、芯剤に糖衣液を掛けた後、掛けられた糖衣液と同一の結晶性糖アルコールの粉末を掛けることで、芯剤に掛けられた糖衣液の結晶化を促進させることもできる。
【0031】
本発明に係る硬質化した糖衣層は、DE20未満、好ましくは15未満、更に好ましくは10未満のデキストリン又はその還元物の存在により、糖衣層上での結晶化速度及び糖衣液の粘度を適度に調整することができるため、糖衣層表面が滑らかに仕上がり、さらに糖衣層上に晶析する結晶間の結着性を高めることが可能となるため、硬度およびクランチ性が改良されたものとなる。
【0032】
本発明に係る硬質化した糖衣層は、対象となる芯剤に対して糖衣液を掛け、掛けられた糖衣液中の結晶性物質を結晶化させ、連続的に空気流をあてることにより所望の水分値になるまで乾燥させる工程を1サイクルとして、この工程を30〜100回の範囲で繰り返し行うことにより、所望の厚さを有した糖衣層が得られる。
【0033】
この様にして得られた硬質化した糖衣層は、従来の添加剤を使用した糖衣層よりも、糖衣層硬度測定器の測定で1.3倍以上の硬度を有することがわかった。
【0034】
また、本発明に係る糖衣層中のデキストリン還元物の含有量が3.0重量%未満である場合、該糖衣層を食しても口腔内のpHを下げることはなく、即ち非う蝕性の糖衣層として、その利用方法が大いに望まれる糖衣層となる。
【0035】
本発明に係る硬質化した糖衣層に添加できる素材としては、卵殻カルシウム、でんぷん、二酸化珪素、二酸化チタンなどの補充剤及び/又はアラビアガム、ゼラチン、カルボキシメチルセルロース、などの増粘剤を単独または二種以上混合したものがあり、これらを添加しても本発明を問題なく実施することができる。
【0036】
また、本発明に係る硬質化した糖衣層は、味質の改善を目的として以下の添加剤を混合しても、問題なく本発明を実施することができる。
例えば、クエン酸、リンゴ酸等の各種酸味料、ビタミンC等の各種ビタミン類、グリシン等の各種アミノ酸調味料、アスパルテーム、ステビオシド、サッカリン、レバウシドA、トリクロロスクロース等の高甘味度甘味料、ミント、ハーブ、メンソール等の各種生薬類、リンゴ、イチゴ、メロン、オレンジなどの各種フルーツフレーバー、コーヒーフレーバー、ココアフレーバー等の各種嗜好フレーバー、合成又は天然の着色料等が挙げられる。
【0037】
また、本発明に係る糖衣液に使用できる他の糖類や糖アルコール類としては、例えば、しょ糖、乳糖、果糖、イソマルトース、マルトース、マルトオリゴ糖、マルトデキストリン、フラクトオリゴ糖、異性化糖、カップリングシュガー、ガラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖、ポリデキストロースなどの糖類及びマルチトール、ラクチトール、イソマルチトール、水素化グルコースシロップ、キシロオリゴ糖アルコール、ポリデキストロース還元物、その他の難消化性糖アルコール、もしくはこれらを含有した天然抽出物を単独又は二種以上混合して使用することができる。さらに、これらの添加物を使用した際、糖衣製品100g中に占める糖類(1糖類又は2糖類であって糖アルコールを除く)の含有量が0.5g未満であれば、シュガーレス製品として使用することができる。
【0038】
【実施例】
【0039】
以下に実施例をあげて更に具体的に本発明について説明するが、本発明の技術的範囲は以下の例に制限されるものではない。
本実施例及び比較例では、デキストリンとしては、直鎖デキストリンと分岐デキストリンとの混合物で分岐デキストリンが85重量%含まれ、DEが約8のものを使用した。
また、デキストリン還元物は、前記デキストリンをオートクレーブ中で水素圧150kg/cm2 にてラネー触媒の存在下に接触水素還元することで調製したものを使用した。
DEの異なるデキストリンの還元物としては、還元澱粉糖化物PO−20、PO−30、PO−40(いずれも、商品名、東和化成工業株式会社製)を使用した。
各種デキストリンの糖組成を、表2に示す。
【0040】
【表2】
Figure 0004077870
【0041】
【実施例1】
【0042】
マルチトール[東和化成工業株式会社製、アマルティMR]を用いて、予め甘味付けした1個が約1gの枕型チューインガムセンター200gを、小型糖衣機(菊水製作所製、16DS型)の糖衣パンに入れた。
温度約22℃、相対湿度約55%の乾燥下で、該小型糖衣機の糖衣パンを、毎分25回転の速度で回転させた。
また、糖衣液の組成としてキシリトール73.0重量%とデキストリン還元物2.0重量%とを含有する糖衣液を用意した。
次に、糖衣液を50℃に維持しつつ糖衣パン内に噴霧し、枕型チューインガムセンターが濡れる程度に液掛けすることでコーティングした。
そして、回転を続けながら糖衣パン内に約22℃の風をあてて乾燥させた。
更に、液掛けと乾燥を47回繰り返し、糖衣率が枕型チューインガムセンターに対して50%の実施品1を得た。
【0043】
【実施例2】
【0044】
糖衣液の組成としてキシリトール73.0重量%とデキストリン2.0重量%とを含有する糖衣液を使用する以外は、実施例1と同様に実施することで実施品2を得た。
【0045】
【実施例3】
【0046】
糖衣液の組成としてキシリトール65.0重量%とデキストリン還元物10.0重量%とを含有する糖衣液を使用する以外は、実施例1と同様に実施することで実施品3を得た。
【0047】
【実施例4】
【0048】
糖衣液の組成としてエリスリトール43.0重量%とデキストリン還元物2.0重量%とを含有する糖衣液を使用する以外は、実施例1と同様に実施することで実施品4を得た。
【0049】
【実施例5】
【0050】
糖衣液の組成としてマンニトール25.0重量%とデキストリン還元物5.0重量%とを含有する糖衣液を使用する以外は、実施例1と同様に実施することで実施品5を得た。
【0051】
【実施例6】
【0052】
糖衣液の組成としてキシリトール78.9重量%とデキストリン還元物5.3重量%とを含有する糖衣液を、50℃においてキシリトールが過飽和となる状態で使用する以外は、実施例1と同様に実施することで実施品6を得た。
【0053】
【実施例7】
【0054】
糖衣液の組成としてキシリトール82.7重量%とデキストリン還元物2.3重量%とを含有する糖衣液を、60℃に維持して使用する以外は、実施例1と同様に実施することで実施品7を得た。
【0055】
【実施例8】
【0056】
糖衣液の組成としてエリスリトール43.0重量%とデキストリン還元物2.0重量%とを含有する糖衣液を、40℃に維持してエリスリトールが過飽和の状態で使用する以外は、実施例1と同様に実施することで実施品8を得た。
【0057】
【実施例9】
【0058】
糖衣液の組成としてマンニトール45.0重量%とデキストリン還元物5.0重量%とを含有する糖衣液を、70℃に維持してマンニトールが過飽和の状態で使用する以外は、実施例1と同様に実施することで実施品9を得た。
【0059】
【実施例10】
【0060】
実施例1と同じ条件で、枕型チューインガムセンターに糖衣液を掛けた後、液掛けされた芯剤に対してキシリトール粉末を1.0g掛け、次いで乾燥を行い、この液掛けと粉掛けと乾燥を40回繰り返した以外は実施例1と同様に実施することで実施品10を得た。
【0061】
【比較例1】
【0062】
糖衣液の組成としてキシリトール74.5重量%とデキストリン還元物0.5重量%とを含有する糖衣液を使用する以外は、実施例1と同様に実施することで比較品1を得た。
【0063】
【比較例2】
【0064】
糖衣液の組成としてキシリトール60.0重量%とデキストリン還元物20.0重量%とを含有する糖衣液を使用する以外は、実施例1と同様に実施したが、糖衣液中のキシリトールが結晶化しないため糖衣層が形成されなかった。
【0065】
【比較例3】
【0066】
糖衣液の組成としてマンニトール45.0重量%とデキストリン還元物5.0重量%とを含有する糖衣液を使用する以外は、実施例1と同様に実施することで比較品3を得た。
【0067】
【比較例4】
【0068】
糖衣液の組成としてキシリトール73.0重量%と還元澱粉糖化物(PO−20)2.0重量%とを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施することで比較品4を得た。
【0069】
【比較例5】
【0070】
糖衣液の組成としてキシリトール73.0重量%と還元澱粉糖化物(PO−30)2.0重量%とを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施することで比較品5を得た。
【0071】
【比較例6】
【0072】
糖衣液の組成としてキシリトール73.0重量%と還元澱粉糖化物(PO−40)2.0重量%とを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施することで比較品6を得た。
【0073】
【比較例7】
【0074】
糖衣液の組成としてキシリトール73.0重量%のみを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施することで、比較品7を得た。
【0075】
【比較例8】
【0076】
糖衣液の組成としてマンニトール25.0重量%と還元澱粉糖化物(PO−20)5.0重量%とを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施することで比較品8を得た。
【0077】
【比較例9】
【0078】
糖衣液の組成としてマンニトール25.0重量%と還元澱粉糖化物(PO−30)5.0重量%とを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施することで比較品9を得た。
【0079】
【比較例10】
【0080】
糖衣液の組成としてマンニトール25.0重量%と還元澱粉糖化物(PO−40)5.0重量%とを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施することで比較品10を得た。
【0081】
【比較例11】
【0082】
糖衣液の組成としてマンニトール25.0重量%のみを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施したが、芯剤に対してコーティングした糖衣層が結晶化しても、糖衣層が芯剤にほとんど付着しないため、糖衣層が形成されなかった。
【0083】
【比較例12】
【0084】
糖衣液の組成としてエリスリトール43.0重量%と還元澱粉糖化物(PO−20)2.0重量%とを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施することで比較品12を得た。
【0085】
【比較例13】
【0086】
糖衣液の組成としてエリスリトール43.0重量%と還元澱粉糖化物(PO−30)2.0重量%とを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施することで比較品13を得た。
【0087】
【比較例14】
【0088】
糖衣液の組成としてエリスリトール43.0重量%と還元澱粉糖化物(PO−40)2.0重量%とを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施することで比較品14を得た。
【0089】
【比較例15】
【0090】
糖衣液の組成としてエリスリトール45.0重量%のみを含有する糖衣液を使用し、液掛けと乾燥を55回繰り返した以外は、実施例1と同様に実施することで比較品15を得た。
【0091】
【試験例】
【0092】
前記の実施例及び比較例で得た実施品1〜10及び比較品1〜15について、糖衣層の硬度、クランチ性及び平滑性を試験した。
硬度の試験は、各例で形成した糖衣層について、厚さを1.0mmにした試験片を各々用意し、クリープメーターRE33005(山電株式会社製)を用いて、試験片が破断した時の最大荷重を測定することで行った。
測定は、押し込み速度:1.0mm/秒、接触面積:0.13cm2 、ロードセル:20kgf、プランジャー:No.49の条件で、試験片が破断した時の最大荷重を硬度とした。
また、クランチ性の試験は、専門のパネリストが、前記の実施例及び比較例で得た実施品1〜10及び比較品1〜15を試食し、評価することで行った。
そして、クランチ性の評価は、◎:「パリパリして良好な歯ざわり」、○:「少しパリパリとしている」、×:「パリパリとした食感がなく、良好な歯ざわりではない」、××:「糖衣層が形成されないため評価不能」によって表した。
さらに、平滑性については、専門のパネリストが、前記の実施例及び比較例で得た実施品1〜10及び比較品1〜15の表面の仕上がり具合を評価することで行った。
そして、平滑性の評価は、◎:「非常に滑らかで凹凸が無い」、○:「滑らかである」、△:「一部に凹凸が見られる」、×:「凹凸がある」、××:「糖衣層が形成されないため評価不能」によって表した。
これらの結果を表3〜表8に示す。
【0093】
【表3】
Figure 0004077870
【0094】
【表4】
Figure 0004077870
【0095】
【表5】
Figure 0004077870
【0096】
【表6】
Figure 0004077870
【0097】
【表7】
Figure 0004077870
【0098】
【表8】
Figure 0004077870
【0099】
実施品1〜10については、糖衣層の硬度が高く、クランチ性のある糖衣層が得られた。
実施例1〜10で得られた糖衣層の硬度は、全て7.0kgf以上の硬度を示し、DE20以上の還元澱粉糖化物を添加した比較例と比較して、少なくとも1.3倍以上の硬度を有し、糖衣層の硬質化が確認できた。
なお、実施品10を製造するための1サイクルの所要時間は、他の実施品1〜9と比較して最も短く、4〜5分程度であった。
また、実施品1〜10は、糖衣層の平滑性についても、何れの比較例よりも滑らかであり、美しい糖衣層となった。
比較品1は、糖衣液中に占めるキシリトールの固形分重量が高く、また、デキストリンの含量が少ないため、得られた糖衣層は十分な硬度を有せず、クランチ性の無い糖衣であった。
比較品2は、糖衣液中に占めるキシリトールの固形分重量が低く、また、デキストリン含量が多すぎるため、糖衣液中のキシリトールが結晶化しなかった。
比較品3は、糖衣液の飽和度が1.8と非常に過飽和な状態であるため、糖衣液が芯剤にコーティングされるとすぐに結晶が晶析し始め、糖衣層が平滑に仕上がらなかった。
比較品4〜6、8〜10、12〜14は、キシリトール、マンニトール、エリスリトールからなる糖衣液中に、DE20以上の還元澱粉糖化物を添加したもので、何れの比較例もある程度滑らかな糖衣層は得られるものの、糖衣層の硬度が低くクランチ性も全く得られなかった。また、DE20未満のデキストリンやその還元物を配合した場合と比較して、糖衣層を形成させるための1サイクルの所要時間が長くなっており、作業効率を低下させる要因ともなっている。
比較品7、11、15では、キシリトール、マンニトール、エリスリトールと水のみで構成された糖衣液で、糖衣層の製造を試みたが、得られた糖衣層は殆ど硬度を有しておらず、特に比較品11では糖衣層の形成は事実上不可能であった。
【0100】
【発明の効果】
【0101】
本発明によれば、DE20未満、好ましくは15未満、更に好ましくは10未満のデキストリン又はその還元物を添加することにより、糖衣層中に含まれる結晶性単糖類糖アルコールの含有量が80.0重量%以上の場合において、容易かつ安価な方法で、硬度及びクランチ性の改良された硬質化した糖衣層を得ることができる。

Claims (11)

  1. キシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを固形分として80.0〜99.0重量%含有し、残部の主成分が、デキストロース当量(DE)20未満のデキストリン、又はその還元物からなる、硬質化した糖衣層。
  2. キシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを固形分として80.0〜99.0重量%含有し、残部の主成分が、重合度(DP)20以上の糖類を50.0重量%以上含有したデキストロース当量(DE)20未満のデキストリン、又はその還元物からなる、硬質化した糖衣層。
  3. 重合度(DP)20以上の糖類を50.0重量%以上含有したデキストロース当量(DE)20未満のデキストリン、又はその還元物の糖組成が、1糖類0.1〜2.0重量%、2糖類0.1〜5.0重量%、3糖類0.1〜5.0重量%、重合度(DP)20以上の糖類50.0〜90.0重量%、残部が重合度(DP)4〜19の糖類、又はその還元物からなる、請求項2に記載の硬質化した糖衣層。
  4. デキストリン又はその還元物が、デキストロース当量(DE)10未満のデキストリン又はその還元物である、請求項1〜3のいずれか一つに記載の硬質化した糖衣層。
  5. デキストリンが、直鎖デキストリンと分岐デキストリンとの混合物であり、分岐デキストリンが30重量%以上含まれる、請求項1〜4のいずれか一つに記載の硬質化した糖衣層。
  6. 食品もしくは医薬品を芯剤とし、請求項1〜5のいずれか一つに記載の硬質化した糖衣層が施された糖衣製品。
  7. キシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを固形分として80.0〜99.0重量%含有し、残部の主成分が、デキストロース当量(DE)20未満のデキストリン、又はその還元物からなる糖衣液を、30〜80℃に加温し、その温度における糖衣液の飽和度が1.3以下の状態で芯剤に掛けた後、芯剤に掛けられた糖衣液中の結晶性物質を結晶化させ、その後連続的に空気流を与え、芯剤に掛けられた糖衣液の水分を減少させ糖衣層とすることを特徴とする、硬質化した糖衣層の製造方法。
  8. キシリトール、エリスリトール、マンニトールからなる群から選ばれた一つの結晶性糖アルコールを固形分として80.0〜99.0重量%含有し、残部の主成分が、重合度(DP)20以上の糖類を50.0重量%以上含有したデキストロース当量(DE)20未満のデキストリン、又はその還元物からなる糖衣液を、30〜80℃に加温し、その温度における糖衣液の飽和度が1.3以下の状態で芯剤に掛けた後、芯剤に掛けられた糖衣液中の結晶性物質を結晶化させ、その後連続的に空気流を与え、芯剤に掛けられた糖衣液の水分を減少させ糖衣層とすることを特徴とする、硬質化した糖衣層の製造方法。
  9. 重合度(DP)20以上の糖類を50.0重量%以上含有したデキストロース当量(DE)20未満のデキストリン、又はその還元物の糖組成が、1糖類0.1〜2.0重量%、2糖類0.1〜5.0重量%、3糖類0.1〜5.0重量%、重合度(DP)20以上の糖類50.0〜90.0重量%、残部が重合度(DP)4〜19の糖類、又はその還元物からなる糖衣液である、請求項8に記載の硬質化した糖衣層の製造方法。
  10. デキストリン又はその還元物が、デキストロース当量(DE)10未満のデキストリン又はその還元物である、請求項7〜9のいずれか一つに記載の硬質化した糖衣層の製造方法。
  11. デキストリンが、直鎖デキストリンと分岐デキストリンとの混合物であり、分岐デキストリンが30重量%以上含まれる、請求項7〜10のいずれか一つに記載の硬質化した糖衣層の製造方法。
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