JP4077702B2

JP4077702B2 - Automotive door glass weather strip

Info

Publication number: JP4077702B2
Application number: JP2002282414A
Authority: JP
Inventors: 篤志彦坂; 政博野崎; 義之梅田
Original assignee: Suzuki Motor Co Ltd; Toyoda Gosei Co Ltd
Current assignee: Suzuki Motor Co Ltd; Toyoda Gosei Co Ltd
Priority date: 2002-09-27
Filing date: 2002-09-27
Publication date: 2008-04-23
Anticipated expiration: 2022-09-27
Also published as: JP2004114883A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車ドアのドアアウタパネルの上縁に沿って取付けられるガラスアウタウエザストリップに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
自動車ドアのドアベルトライン、即ちドアパネルの上縁には、ドアガラスと自動車ドアパネルの上縁開口との間をシールするガラスアウタウエザストリップとガラスインナウエザストリップが取付けられている。
ガラスアウタウエザストリップは、自動車ドアのアウタパネルに取付けられて、ドアガラスの車外側をシールし、ガラスインナウエザストリップは自動車ドアのインナパネルに取付けられてドアガラスの車内側をシールしている。
【０００３】
図８に示すように従来のガラスアウタウエザストリップ８は、自動車ドアのアウタパネル１１の上端に設けられたフランジ部１１ｂに取付けられる取付基部８１とドアガラス２の外面に先端が当接するガラスシールリップ８３を有する。
取付基部８１は、断面略逆Ｕ字状であって、断面略逆Ｕ字状の内部各側壁から夫々対向する方向に保持リップ８２，８５が設けられている。アウタパネル１１の上端に設けられたフランジ部１１ｂは、断面略逆Ｕ字状の取付基部８１の内部に嵌挿され、保持リップ８２，８５がフランジ部１１ｂに当接して、ガラスアウタウエザストリップ８を保持する（例えば、特許文献１参照。）。
【０００４】
取付基部８１の車内側側壁の下端には、鉤部８４が設けられ、フランジ部１１ｂに設けられた係止部に係止するとともに、ガラスアウタウエザストリップ８がフランジ部１１ｂから抜けることを防止する。
取付基部８１の車内側側壁の外面中央部からガラスシールリップ８３が一体に形成される。このガラスシールリップ８３は、図９に示す他の従来例のように取付基部８１の車内側側壁の外面の上端から設けられているものもある（例えば、特許文献２参照。）。
【０００５】
ガラスシールリップ８３は、先端がドアガラス２の外面に当接してドアガラス２とドアのアウタパネルの間をシールする。ガラスシールリップ８３のドアガラス２と摺動する面にはドアガラス２が昇降する際の摺動抵抗を下げるために短繊維の植毛等がなされている。また、ドアガラス２が自動車の走行につれて車外側に吸い出されたり、走行時の振動で左右方向に振れる場合があるが、これに対応するため、ガラスシールリップ８３は撓むための屈曲部を有していた。
【０００６】
【特許文献１】
特開２０００−７１７６３号公報（第３−５頁、第１図）
【特許文献２】
特開平９−１０９２８９号公報（第２−３頁、第１図）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
近年、自動車の車体表面の空気の流れをよくして空気抵抗を減少させて燃料消費を減らすことが地球環境保護の観点からも重要となってきた。また、空気抵抗を減少させてより風切り音を減らすことも車内の快適性を向上させるために望まれている。
また、ドアフレームやドアパネルの外表面とドアガラスの外表面との段差を減少させることも見栄え向上のために望まれている。
【０００８】
そのためには、ドアガラス２を可能な限り車外側に位置させることが必要である。しかしながら、ドアガラス２を車外側に移動させると、図８や図９に示すようにガラスシールリップ８３が取付基部８１の側壁に形成されているため、ドアガラス２を車外側すなわち取付基部８１の車内側側壁に十分接近させることができなかった。
また、ガラスシールリップ８３がドアガラス２に当接するときに、ガラスシールリップ８３がたわむための屈曲部が取付基部８１よりも車内側にあるため、ドアガラス２を車外側に移動させると、ガラスシールリップ８３の先端が反り返ってドアガラス２から離れてしまい、シール性が低下する場合があった。
【０００９】
そこで本発明は、空気抵抗と風切り音を減少させ、ドアガラスの外表面とドアフレーム等の外表面との段差を減少させるために、ドアガラス２を従来の位置よりも車外側に移動して配置することを可能にした自動車ガラスアウタウエザストリップを提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１の本発明は、自動車ドアのドアアウタパネルの上縁に沿って取付けられるガラスアウタウエザストリップにおいて、ガラスアウタウエザストリップは、ドアアウタパネルの上縁に取付ける硬質合成樹脂等からなる硬質部材の取付基部と、ドアガラスの外面に当接しドアガラスとの間をシールする軟質の熱可塑性エラストマー等からなる軟質部材のガラスシールリップから構成され、取付基部は、車外側側壁、上部壁、車内側側壁からなる断面略逆Ｕ字状をなし、金属インサートを有しない硬質部材で形成され、断面略逆Ｕ字状の取付基部の車内側側壁の内面は、内部シールリップのない平面であり、車内側側壁の先端は断面略逆Ｕ字状の内部に向かって突出した鉤部が形成され、鉤部は、アウターパネルのフランジ部の下方に折り曲げられた先端に係止され、
ガラスシールリップは、取付基部に接合する基端部と、ドアガラスの外面に当接してシールするシール部と、シール部と基端部の間にあってシール部の根元部の肉厚よりも薄肉で、ドアガラスに当接したときに屈曲する薄肉部とを有し、
取付基部の上部壁の上にガラスシールリップの基端部が接合されるとともに、薄肉部を取付基部の車内側側壁の外面よりも車外側に位置させたことを特徴とする自動車ドアのガラスアウタウエザストリップである。
【００１１】
請求項１の本発明では、取付基部の上部壁の上にガラスシールリップを接合せしめたため、ガラスシールリップに邪魔されることなくドアガラスを取付基部の車内側側壁に近接して設置することができ、ドアフレームやドアパネルの外表面とドアガラスの外表面との段差を減少させることができる。
ガラスシールリップを軟質のオレフィン系熱可塑性エラストマー等の軟質部材で構成したため、ドアガラスの昇降に応じてドアガラスにガラスシールリップを弾力的に接触させることができ、シール性を確保できる。取付基部を硬質合成樹脂であるポリプロピレン等の硬質部材で構成したため取付基部が十分な把持力を得ることができ、ガラスアウタウエザストリップをアウタパネルのフランジ部に確実に保持させることができる。また、同じオレフィン系の材料で軟質部材と硬質部材を形成したため、取付基部とガラスシールリップを同時に押出成形することが可能であり、製造が容易である。
取付基部の中に金属インサートを埋設しないため、硬質部材の押出成形で製造することができ製造が容易である。さらに、金属インサートを埋設しないためガラスアウタウエザストリップを軽量化することができ、また、ガラスシールリップも含めてガラスアウタウエザストリップが高分子材料のみであるためリサイクルも容易である。
断面略逆Ｕ字状の取付基部の車内側側壁の内面は、内部シールリップのない平面であり、車内側側壁の先端は断面略逆Ｕ字状の内部に向かって突出した鉤部が形成され、鉤部は、アウターパネルのフランジ部の下方に折り曲げられた先端に係止されている。このため、取付基部の中に金属インサートを埋設しなくても、ガラスアウタウエザストリップが確実にアウターパネルのフランジ部の下方に折り曲げられた先端に係止され、フランジから外れることはない。また、フランジと車内側側壁の内面が密着し、ガラスアウタウエザストリップが安定してフランジに保持される。
ガラスシールリップは、取付基部の上部壁に接合される基端部と、ドアガラスの外面に当接してシールするシール部と、シール部と基端部の間にあってシール部の根元部の肉厚よりも薄肉の薄肉部を基端部の近傍に設けたため、ドアガラスの外面にガラスシールリップが当接したときに、ガラスシールリップが撓みやすく、ドアガラスの昇降がスムースでかつシール性も優れている。
薄肉部を、取付基部の車内側側壁の外面よりも車外側に位置するようにしたため、ガラスシールリップが屈曲する位置を取付基部の車内側側壁の外面よりも車外側にすることができた。このため、ガラスシールリップが屈曲するときは、ガラスシールリップの大部分を取付基部の車内側側壁の外面よりも車外側に位置させることが可能となり、ドアガラスを車内側側壁の外面に接する直前まで車外側に移動させることができる。
薄肉部でガラスシールリップが屈曲するため、取付基部とガラスシールリップの界面である基端部に応力が集中しないため、ガラスシールリップが基端部で取付基部から剥離することがない。
【００１２】
請求項２の本発明は、自動車ドアのドアアウタパネルの上縁に沿って取付けられるガラスアウタウエザストリップにおいて、ガラスアウタウエザストリップが、ドアアウタパネルの上縁に取付ける硬質合成樹脂等からなる硬質部材の取付基部と、ドアガラスの外面に当接しドアガラスとの間をシールする軟質の熱可塑性エラストマー等からなる軟質部材のガラスシールリップから構成され、取付基部は、車外側側壁、上部壁、車内側側壁からなる断面略逆Ｕ字状をなし、ガラスシールリップは、取付基部に接合する基端部と、ドアガラスの外面に当接してシールするシール部と、シール部と基端部の間にあってシール部の根元部の肉厚よりも薄肉の薄肉部とを有し、取付基部の上部壁の上にガラスシールリップの基端部が接合されるとともに、薄肉部は、取付基部の車内側側壁の外面よりも車外側に位置するものである。
【００１８】
請求項２の本発明は、取付基部の上部壁の車外側において上方に突出する突出部を有し、突出部は、外面が断面Ｌ字状の段差を有し、段差を含んだ突出部にガラスシールリップの基端部を接合されているものである。
請求項２の本発明では、取付基部の上部壁の車外側が上方に突出しているため上部壁の略中央付近において、突出部の外面が断面Ｌ字状の段差を有している。ガラスシールリップの基端部はこの上部壁の突出部における外面の断面Ｌ字状の段差の部分を含んで接合されているので、接合面積が大きく、取付基部とガラスシールリップが強固に取付けられる。
さらに、ガラスシールリップが撓むときに基端部の接合部分に引き剥がす方向に力が作用するが、突出部は、外面が断面Ｌ字状の段差の部分があるため、剥がれにくい。
【００１９】
請求項３の本発明は、取付基部の上部壁の上記突出部は内面に凹部を有し、凹部は、断面略逆Ｕ字状の取付基部の内部空間に連続しているものである。
請求項３の本発明では、上部壁の車外側の突出部は内面に凹部を有しているので、突出部の肉厚は取付基部の他の部分の肉厚と同様であり、押出成形後に成形収縮による表面のヒケが生じることはなく、さらに、厚肉部分がないので取付基部を所定寸法に切断するときも容易である。
【００２０】
請求項４の本発明は、取付基部の車内側側壁の外面の一部に車内方向に突出した突起部が設けられたものである。
請求項４の本発明では、取付基部の車内側側壁に突起部を設けたため、ドアガラスが自動車の振動等で取付基部の車内側側壁に近接しても、突起部と当接するためドアガラスと部分的に当接するのみで、車内側側壁と全面的に接することはないため、ドアガラスの昇降時に取付基部の車内側側壁との摩擦抵抗を減少させることができ、ドアガラスの昇降がスムースにできる。
【００２１】
請求項５の本発明は、取付基部の上部壁は、車内側が低くなるよう傾斜しているものである。
請求項５の本発明では、取付基部の上部壁は、車外側が高くなるよう傾斜し、ガラスシールリップは上壁部に接合されているため、上部壁とガラスシールリップの基端部の接合面積が増加し、取付基部とガラスシールリップが強固に取付けられる。
【００２２】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の態様を図面に基づき説明する。
図１は、本発明の実施の態様のガラスアウタウエザストリップの断面を示すものであり、図７のＡ−Ａ線に沿った位置での断面図である。
ガラスアウタウエザストリップ３は、ドアガラス２が昇降する自動車ドア１のドアパネルの上縁に設けられた上縁開口をシールするために、自動車ドア１のアウタパネル１１のフランジ部１１ｂに取付けられる。
【００２３】
ガラスアウタウエザストリップ３は、取付基部４とガラスシールリップ５とにより構成される。
取付基部４は、断面略逆Ｕ字状をなし、車外側側壁４１、車内側側壁４２と上部壁４３からなる。
車外側側壁４１は、断面略逆Ｕ字状の内側に内部シールリップ４５を有し、内部シールリップ４５は、アウタパネル１１のフランジ部１１ｂに当接してガラスアウタウエザストリップ３を保持するとともに、フランジ部１１ｂとガラスアウタウエザストリップ３との間をシールする。
【００２４】
車外側側壁４１の先端には端部シールリップ４８が設けられ、端部シールリップ４８は、アウタパネル１１に当接してアウタパネル１１とガラスアウタウエザストリップ３との間をシールするとともに、その間の間隙を隠している。
車外側側壁４１の外面は、後述するガラスシールリップ５を構成する軟質部材により薄くカバーされている。従って、図１に示すように、薄くカバーした車外側側壁４１の外面、端部シールリップ４８と内部シールリップ４５はガラスシールリップ５から連続して設けられ、取付基部４の外表面の車外から見えることができる部分の全体をカバーしている。
【００２５】
なお、上記のように薄くカバーした理由は、取付基部４とガラスシールリップ５が異なる材料で形成される場合、両者の境界部分で光沢等の違いから境界線が表れ、外観を悪くする。そのため、どちらか一方の材料で車外から見える部分を覆えば、境界線が表れず、外観品質を向上させることができるためである。なお、上記の実施形態では，軟質材料でカバーしたものを示したが、取付基部４の硬質材料をガラスシールリップ５の外表面に薄く延長させてカバーするようにしてもよい。
【００２６】
車内側側壁４２は、断面略逆Ｕ字状の内側の上部に凹部４７を有する。凹部４７により、ガラスアウタウエザストリップ３がフランジ部１１ｂに挿入されるときに硬質材料からなる取付基部４が、その凹部４７の部分で外側に向かって撓みやすくなる。なお、硬質材料はポリプロピレン等の硬質合成樹脂や硬質のオレフィン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＯ）を列挙することができる。
車内側側壁４２の先端は、断面略逆Ｕ字状の内側に向かって突出した鉤部４６とされている。ガラスアウタウエザストリップ３がフランジ部１１ｂに挿入されたとき、鉤部４６は、アウタパネル１１のフランジ部１１ｂの先端に係止される。アウタパネル１１のフランジ部１１ｂは、その先端部分が逆Ｕ字状に下方に折り曲げられているため上記鉤部４６が折り曲げられたアウタパネル１１の先端に係止されることができる。
これにより、ガラスアウタウエザストリップ３を固定するとともにフランジ部１１ｂから抜けることを防止する。
【００２７】
車内側側壁４２の外面すなわちドアガラス２に向き合う面に突起部４４が設けられる。突起部４４は、取付基部４の車内側側壁４２と同一材料で一体に形成され、突起部４４のドアガラス２と当接する先端には短繊維の植毛が施されている。
ドアガラス２が車両の振動、高速走行時に吸い出される等により車外側に寄る場合に、ドアガラス２は、突起部４４に当接する。これによってドアガラス２が車内側側壁４２に密着することがない。ドアガラス２が車内側側壁４２に密着すると、ドアガラス２と車内側側壁４２との摺動抵抗が増大して、ドアガラス２のスムースな昇降を妨げるからである。
突起部４４の短繊維の植毛により、ドアガラス２との摺動抵抗が減少してドアガラス２の昇降がスムースにできる。
突起部の先端には、植毛の代わりに低摺動抵抗の材料を使用することができ、例えばウレタン塗料やシリコン塗料の塗布、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂の溶着等を適用することができる。
【００２８】
取付基部４は、硬質部材で形成され、例えば硬質合成樹脂であるポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ナイロン樹脂、塩化ビニル樹脂が使用され、また、硬質のオレフィン系熱可塑性エラストマー（ＴＰＯ）も使用することができる。ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂を使用する場合は、後述するガラスシールリップ５の軟質部材が同じオレフィン系材料であるが、軟質のオレフィン系熱可塑性エラストマー、ＥＰＤＭゴムを使用して形成することが両者の融着による接合の点で強固に融着されるので好ましい。
取付基部４に硬質部材を使用するため、取付基部４がアウタパネル１１のフランジ部１１ｂを把持する力が強く、取付基部４に金属インサートを埋設する必要がない。金属インサートがないため、ガラスアウタウエザストリップ３の重量を減少させることができるとともに、金属を取り除く必要がないためリサイクルにも適する。
【００２９】
ガラスシールリップ５は、取付基部４の断面逆Ｕ字状の上部を形成する上部壁４３に一体に形成、接合されている。
ガラスシールリップ５は、上部壁４３に一体に接合される基端部５２と、ドアガラス２に先端が当接するシール部５３と、基端部５２に隣接してシール部５３との間に設けられた薄肉部５１からなる。
【００３０】
基端部５２は、取付基部４の上部壁４３の車外側端から上部壁４３の中央よりも若干車内側付近にかけての部分で、取付基部４と一体に溶着または接着されている。このため、取付基部４の車内側側壁４２の外面を形成する面およびその上方に延長した面（以下基準面４９という。）よりも基端部５２は車外側に設けられる。
前述のとおり取付基部４の車外側側壁４１の外表面は、基端部５２から連続して、基端部５２と同一材料の薄膜により一体的にカバーされている。
【００３１】
基端部５２に隣接して設けられた薄肉部５１は、ガラスシールリップ５の車内側において上部壁４３の近傍で凹部が設けられており、このため薄肉部５１の肉厚はシール部５３の根元部の肉厚よりも薄い。基端部５２は基準面４９よりも車外側に設けられるとともに、基端部５２に隣接する薄肉部５１も、基準面４９よりも車外側に設けられる。
【００３２】
このため、ガラスシールリップ５がドアガラス２に当接したときに、薄肉部５１でガラスシールリップ５が撓んで屈曲することができる。このガラスシールリップ５がドアガラス２に当接したときに基端部５２の近傍で屈曲する部分を屈曲部とする。図１の実施の態様においては、屈曲部は薄肉部５１である。
薄肉部５１の車外側の表面は、基端部５２からシール部５３にかけてスムースな連続面を形成しているため、外観上好ましい。
【００３３】
シール部５３は、薄肉部５１から連続して形成され、断面が先端に行くにつれて肉厚が薄くなっているリップ状の形状である。このため、ドアガラス２にシール部５３が当接するにつれてシール部５３は、弾力的に撓むことができる。
シール部５３のドアガラス２と当接する表面には、ナイロン等の短繊維の植毛が施されている。この植毛により、シール部５３がドアガラス２に当接したときの摩擦抵抗が軽減され、ドアガラス２の昇降がスムースになる。
短繊維の植毛に代えて、低摺動抵抗の材料を使用することができ、例えばウレタン塗料やシリコン塗料の塗布、ポリエチレン樹脂やポリプロピレン樹脂の溶着等を適用することができる。
【００３４】
このように基端部５２と薄肉部５１が基準面４９の車外側に設けられたため、ガラスシールリップ５は基準面４９よりも車外側で撓むことができ、ドアガラス２が車両の振動、高速走行時に吸い出される等により車外側に寄る場合に、ドアガラス２は、ガラスシールリップ５に止められることなく、突起部４４に当接するまで車外側に移動することができる。
このためドアガラス２とドアパネルやドアフレームとの段差を最小限にすることができる。従って、自動車の車体の表面の空気抵抗を減少させることができるとともに、風切り音も減少させることができる。
【００３５】
ガラスシールリップ５は、軟質部材から構成され、具体的にはゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂を列挙することができる。
ゴムとしてはＥＰＤＭ（エチレン・プロピレン・ジエン共重合体）、クロロプレンゴム等を使用でき、ソリッドタイプあるいは発泡体タイプのいずれも使用できる。熱可塑性エラストマーとしてはオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー等を使用でき、軟質合成樹脂としては、塩化ビニル樹脂、軟質ポリエチレン等を使用することができる。
【００３６】
ガラスアウタウエザストリップ３の製造方法としては、押出成形を用いることができる。押出成形機を使用して、取付基部４の材料である硬質部材（ポリプロピレン樹脂）とガラスシールリップ５の材料である軟質部材（ＴＰＯ）を２軸押出成形機を使用して同時に押出成形することができる。
あるいは、まず取付基部４を第１の押出成形機で押出成形して、続いて第２の押出成形機で取付基部４をインサートとして、取付基部４の上へ軟質部材を押出成形することにより製造することができる。
軟質部材がゴムの場合は、押出成形の後に加硫槽でゴムを加硫する。
このようにして製造したガラスアウタウエザストリップ３を自動車ドア１のアウタパネルのフランジ部１１ｂに取付ける。このときフランジ部１１ｂ上をガラスアウタウエザストリップ３が横方向にずれることを防止するため、ドア１のセンターピラーの裏側の部分でドアパネルにビス止めする。
【００３７】
図２は、本発明の実施の他の態様のガラスアウタウエザストリップの断面を示すものであり、図１の態様と同様に図７のＡ−Ａ線に沿った位置での断面図である。
図１の実施の態様との異なる点を中心に説明し、重複する部分は説明を省略する。
図２の実施の態様は、図１の実施の態様と比べてドアガラス２が車外側に寄せられて位置している。また、取付基部４の車内側側壁４２の突起部４４は、図１の実施の態様と比べて小さく形成されている。自動車ドア１のパネル内にはドアガラス２の昇降装置等が設置されるが、これらの装置の組付け状況によりドアガラス２を車外側に寄せることができる。そしてこの場合において、ガラスアウタウエザストリップ３のガラスシールリップ５が屈曲する屈曲部が上記した基準面４９よりも車外側にあるため、ドアガラス２を車外側にさらに寄せて配置することができる。
【００３８】
図３は、本発明の実施のまた他の態様のガラスアウタウエザストリップの断面を示すものであり、図１の態様と同様に図７のＡ−Ａ線に沿った断面図である。図１の実施の態様との異なる点を中心に説明し、重複する部分は説明を省略する。
図３の実施の態様は、図１の実施の態様と比べてガラスシールリップ５の薄肉部５１が大きくシール部５３の根元部の方向に伸びている。
【００３９】
このためガラスシールリップ５の柔軟性が図１の実施の態様より向上し、ドアガラス２の振動や移動に追従してガラスシールリップ５が屈曲してドアガラス２との接触を維持して、シール性が確保できる。
また薄肉部５１の一部は上記した基準面４９よりも車内側にあるが、ガラスシールリップ５が屈曲する屈曲部は、薄肉部５１のもっとも薄い部分である。従って、屈曲部は基準面の車外側に位置するため、ドアガラス２が車外側に振動や移動しても、シール部５３の先端がドアガラス２から離れることがなく、また、ガラスシールリップ５がドアガラス２の移動を妨げることがない。
【００４０】
さらに図３の実施の態様は、図１の実施の態様と比べて自動車ドア１のパネルの外表面が取付基部４の車外側側壁からほぼ連続するように設けられている。このため、ベルトライン部分での段差が図１のものと比べて小さくなり、風切り音等の発生を抑制することができるとともに滑らかな曲線で連続しているように見えるので、外観品質を向上させることができる。
【００４１】
図４は本発明の実施のさらに他の態様のガラスアウタウエザストリップの断面を示すものであり、図７のＡ−Ａ線に沿った位置での断面図である。
図４の実施の態様は、図１の実施の態様と比べて取付基部４の上部壁４３において車外側の略半分の部分が上方に突出する突出部４３ｂを有している。
上方に突出した突出部４３ｂは、取付基部４の車外側側壁４１の外面が一体的に上方に延設され、上部壁４３の略中心の地点で断面Ｌ字状に落ち込むように形成されている。従って，突出部４３ｂの車内側には、段差４３ｃを有している。ガラスシールリップ５は、ほぼ突出部４３ｂにおいて取付基部４に接合され、詳しくは取付基部４の車外側側壁４１の外面から上部壁４３の突出部４３ｂを含み、上部壁４３の段差４３ｃにかけて取付基部４と一体的に接合される。
【００４２】
このため、ガラスシールリップ５の基端部５２の取付基部４との接合面積が増大して強固に接合することができる。さらに段差４３ｃ部分に接合されるため、ガラスシールリップ５が屈曲したときも、基端部５２が段差４３ｃにより保持され、剥がれにくく耐久性が向上する。
【００４３】
図５は本発明の実施の別の態様のガラスアウタウエザストリップの断面を示すものであり、図７のＡ−Ａ線に沿った位置での断面図である。
図５の実施の態様は、図１の実施の態様と比べて、取付基部４の上部壁４３の車外側が上方に突出している突出部４３ｂを有し、その突出部４３ｂの内面に凹部を有し、この凹部は、取付基部４の断面略逆Ｕ字状の内部空間に連続しているものである。また、図４の実施の態様と比較した場合には、図４の突出部４３ｂの内部に凹部を設けたものであるということができる。
図５に示すように突出部４３ｂの内部に凹部を設けたため、突出部４３ｂの肉厚の厚い部分がなくなり、均一な肉厚となった。そのため、ガラスアウタウエザストリップ３を所定の寸法に切断するとき、硬質部材からなる取付基部４の厚肉部分が無くなり切断が容易である。
また取付基部４の肉厚が均一となり、押出成形時のバランスがよくなるとともに、成形後の熱収縮等による取付基部４のヒケが生じない。
【００４４】
図６は本発明の実施のまた別の態様のガラスアウタウエザストリップの断面を示すものであり、図７のＡ−Ａ線に沿った位置での断面図である。
図６の実施の態様は、図１の実施の態様と比べて、取付基部の上部壁の車外側が高くなるよう傾斜させ、ガラスシールリップ５はこの高くされた上部壁の車外側に接合されている。取付基部の上部壁は車外側が高くなるよう傾斜されているため、ガラスシールリップ５の基端部５２と取付基部４との接触面積を増加させることができるとともに、ガラスシールリップ５が屈曲するときにガラスシールリップ５の基端部５２に働く剥離する方向の引っ張り力が低減され、基端部５２の耐久性が向上する。
【００４５】
【発明の効果】
本発明は、取付基部の上部壁の上にガラスシールリップが一体に取付けられるため、ガラスシールリップに邪魔されることなくドアガラスを取付基部の車内側側壁に近接して設置することができ、ドアフレームやドアパネルの外表面とドアガラスの外表面との段差を減少させることができる。このため、自動車の車体表面の段差を減少させることができ、空気抵抗が減少して、燃料消費量が減少して地球環境の保全に好ましいとともに、風切り音も減少して車内騒音を減少させることができる。
また、ガラスシールリップを軟質部材で構成し、取付基部を硬質部材で構成したため、取付基部に金属製の芯材を埋設させる必要がなく、ガラスアウタウエザストリップを軽くすることができ車両の軽量化にも貢献できる。
【００４６】
本発明では、ガラスシールリップは、隣接するシール部の肉厚よりも薄肉の薄肉部または屈曲部を基端部の近傍に設けたため、ドアガラスにガラスシールリップが当接したときに、ガラスシールリップが撓みやすく、ドアガラスの昇降がスムースでかつシール性も優れている。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明のガラスアウタウエザストリップの実施の態様を示すものであり、図７のＡ−Ａ線に沿った断面図である。
【図２】本発明のガラスアウタウエザストリップの他の実施の態様を示すものであり、図７のＡ−Ａ線に沿った位置での断面図である。
【図３】本発明のガラスアウタウエザストリップのまた他の実施の態様を示すものであり、図７のＡ−Ａ線に沿った位置での断面図である。
【図４】本発明のガラスアウタウエザストリップのさらに他の実施の態様を示すものであり、図７のＡ−Ａ線に沿った位置での断面図である。
【図５】本発明のガラスアウタウエザストリップの別の実施の態様を示すものであり、図７のＡ−Ａ線に沿った位置での断面図である。
【図６】本発明のガラスアウタウエザストリップのまた別の実施の態様を示すものであり、図７のＡ−Ａ線に沿った位置での断面図である。
【図７】自動車の一部側面図である。
【図８】従来のガラスアウタウエザストリップの断面図である。
【図９】従来の他のガラスアウタウエザストリップの断面図である。
【符号の説明】
１ドア
１１アウタパネル
２ドアガラス
３ガラスアウタウエザストリップ
４取付基部
４１車外側側壁
４２車内側側壁
４３上部壁
４３ｂ突出部
５ガラスシールリップ
５１薄肉部
５２基端部
５３シール部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a glass outer weather strip that is mounted along an upper edge of a door outer panel of an automobile door.
[0002]
[Prior art]
A glass outer weather strip and a glass inner weather strip are attached to the door belt line of the automobile door, that is, the upper edge of the door panel to seal between the door glass and the upper edge opening of the automobile door panel.
The glass outer weather strip is attached to the outer panel of the automobile door to seal the outside of the door glass, and the glass inner weather strip is attached to the inner panel of the automobile door to seal the inside of the door glass. .
[0003]
As shown in FIG. 8, the conventional glass outer weather strip 8 includes a mounting base 81 attached to a flange portion 11 b provided at the upper end of an outer panel 11 of an automobile door, and a glass seal lip whose tip abuts against the outer surface of the door glass 2. 83.
The mounting base portion 81 has a substantially inverted U-shaped cross section, and holding lips 82 and 85 are provided in opposite directions from the respective inner side walls having a substantially inverted U-shaped cross section. The flange portion 11b provided at the upper end of the outer panel 11 is fitted into the mounting base 81 having a substantially inverted U-shaped cross section, and the holding lips 82 and 85 abut against the flange portion 11b, so that the glass outer weather strip 8 (For example, refer to Patent Document 1).
[0004]
A flange portion 84 is provided at the lower end of the vehicle interior side wall of the mounting base 81 to lock the locking portion provided on the flange portion 11b and to prevent the glass outer weather strip 8 from coming off the flange portion 11b. To do.
A glass seal lip 83 is integrally formed from the center of the outer surface of the vehicle interior side wall of the mounting base 81. The glass seal lip 83 may be provided from the upper end of the outer surface of the vehicle interior side wall of the mounting base 81 as in another conventional example shown in FIG. 9 (see, for example, Patent Document 2).
[0005]
The glass seal lip 83 comes into contact with the outer surface of the door glass 2 to seal between the door glass 2 and the door outer panel. The surface of the glass seal lip 83 that slides with the door glass 2 is planted with short fibers to reduce sliding resistance when the door glass 2 moves up and down. Further, the door glass 2 may be sucked to the outside of the vehicle as the vehicle travels, or may be shaken in the left-right direction due to vibration during traveling. To cope with this, the glass seal lip 83 has a bent portion for bending. It was.
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Unexamined Patent Publication No. 2000-71763 (page 3-5, FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP-A-9-109289 (page 2-3, FIG. 1)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, it has become important from the viewpoint of protecting the global environment to improve air flow on the surface of automobile bodies to reduce air resistance and reduce fuel consumption. It is also desired to reduce the wind noise by reducing the air resistance in order to improve the comfort in the vehicle.
It is also desired to improve the appearance by reducing the level difference between the outer surface of the door frame or door panel and the outer surface of the door glass.
[0008]
For that purpose, it is necessary to position the door glass 2 on the outer side of the vehicle as much as possible. However, when the door glass 2 is moved outside the vehicle, the glass seal lip 83 is formed on the side wall of the mounting base 81 as shown in FIGS. The vehicle side wall could not be sufficiently approached.
Further, when the glass seal lip 83 comes into contact with the door glass 2, the bent portion for the glass seal lip 83 to bend is located on the vehicle inner side with respect to the mounting base 81. In some cases, the tip of the seal lip 83 warps away from the door glass 2 and the sealing performance is deteriorated.
[0009]
Therefore, the present invention moves the door glass 2 to the outside of the vehicle from the conventional position in order to reduce the air resistance and wind noise and reduce the step between the outer surface of the door glass and the outer surface of the door frame. It is an object of the present invention to provide an automobile glass outer weather strip that can be arranged.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The present invention of claim 1 is a glass outer weather strip attached along an upper edge of a door outer panel of an automobile door, wherein the glass outer weather strip is a hard member made of hard synthetic resin or the like attached to the upper edge of the door outer panel. And a glass seal lip of a soft member made of a soft thermoplastic elastomer that abuts against the outer surface of the door glass and seals between the door glass. The mounting base includes a vehicle outer side wall, an upper wall, a vehicle The cross section is generally inverted U-shaped consisting of the inner side wall,The inner surface of the vehicle inner side wall of the mounting base portion having a substantially inverted U-shaped cross section formed of a hard member having no metal insert is a flat surface without an internal seal lip, and the tip of the vehicle inner side wall has a substantially inverted U-shaped cross section. A flange that protrudes toward the inside is formed, and the flange is locked to the tip bent below the flange portion of the outer panel,
The glass seal lip has a base end joined to the mounting base, a seal part that contacts and seals against the outer surface of the door glass, and is thinner than the base part of the seal part between the seal part and the base end part. A thin portion that bends when it comes into contact with the door glass,
The glass outer of a motor vehicle door, characterized in that a base end portion of a glass seal lip is joined on an upper wall of the mounting base, and a thin wall portion is positioned on the outer side of the vehicle inner side wall of the mounting base. Weather strip.
[0011]
In the first aspect of the present invention, since the glass seal lip is bonded onto the upper wall of the mounting base, the door glass can be installed close to the vehicle inner side wall of the mounting base without being obstructed by the glass seal lip. It is possible to reduce the step between the outer surface of the door frame or door panel and the outer surface of the door glass.
Since the glass seal lip is composed of a soft member such as a soft olefin-based thermoplastic elastomer, the glass seal lip can be brought into elastic contact with the door glass as the door glass moves up and down, and sealing performance can be ensured. Since the mounting base portion is made of a hard member such as polypropylene, which is a hard synthetic resin, the mounting base portion can obtain a sufficient gripping force, and the glass outer weather strip can be reliably held on the flange portion of the outer panel. Moreover, since the soft member and the hard member are formed of the same olefin-based material, the mounting base and the glass seal lip can be simultaneously extruded, and manufacturing is easy.
Since the metal insert is not embedded in the mounting base, it can be manufactured by extrusion molding of a hard member and is easy to manufacture. Further, since the metal insert is not embedded, the glass outer weather strip can be reduced in weight, and since the glass outer weather strip including the glass seal lip is made of only a polymer material, recycling is easy.
The inner surface of the vehicle inner side wall of the mounting base portion having a substantially inverted U-shaped cross section is a flat surface without an internal seal lip, and the end of the vehicle inner side wall is formed with a flange that protrudes toward the interior having a substantially inverted U-shaped cross section. The flange part is locked to the tip bent below the flange part of the outer panel. For this reason, even if the metal insert is not embedded in the mounting base portion, the glass outer weather strip is securely locked to the tip of the outer panel that is bent below the flange portion, and does not come off the flange. Further, the flange and the inner surface of the vehicle inner side wall are in close contact with each other, and the glass outer weather strip is stably held by the flange.
The glass seal lip has a base end joined to the upper wall of the mounting base, a seal part that contacts and seals the outer surface of the door glass, and a thickness of the base part of the seal part between the seal part and the base end part. Since the thinner part is provided near the base end, the glass seal lip is easily bent when the glass seal lip comes into contact with the outer surface of the door glass, and the door glass moves up and down smoothly and has excellent sealing properties. ing.
Since the thin wall portion is positioned on the vehicle outer side with respect to the outer surface of the vehicle inner side wall of the mounting base portion, the position where the glass seal lip is bent can be set on the vehicle outer side with respect to the outer surface of the vehicle inner side wall of the mounting base portion. For this reason, when the glass seal lip is bent, most of the glass seal lip can be positioned on the vehicle outer side with respect to the outer surface of the vehicle inner side wall of the mounting base, and immediately before the door glass contacts the outer surface of the vehicle inner side wall. Can be moved to the outside of the vehicle.
Since the glass seal lip is bent at the thin-walled portion, stress is not concentrated on the base end portion that is the interface between the mounting base portion and the glass seal lip, so that the glass seal lip does not peel from the mounting base portion at the base end portion.
[0012]
According to a second aspect of the present invention, there is provided a glass outer weather strip attached along an upper edge of a door outer panel of an automobile door, wherein the glass outer weather strip is made of a hard synthetic resin attached to the upper edge of the door outer panel. And a glass seal lip of a soft member made of a soft thermoplastic elastomer that abuts against the outer surface of the door glass and seals between the door glass. The mounting base includes a vehicle outer side wall, an upper wall, a vehicle The glass seal lip has a substantially inverted U-shaped cross section consisting of an inner side wall, and the glass seal lip has a base end portion joined to the mounting base portion, a seal portion that comes into contact with the outer surface of the door glass and sealed, and a seal portion and a base end portion. And the base end of the glass seal lip is joined to the upper wall of the mounting base. The thin portion is to be located outside of the vehicle than the outer surface of the interior side wall of the mounting base.
[0018]
Claim2The present invention has a protruding portion that protrudes upward on the vehicle outer side of the upper wall of the mounting base,The protrusion has a step having an L-shaped outer surface and includes a step.Glass seal lip on protrusionBase end ofAre joined.
Claim2In the present invention, since the vehicle exterior side of the upper wall of the mounting base protrudes upward, the outer surface of the protrusion has a step having an L-shaped cross section in the vicinity of the approximate center of the upper wall. Since the base end portion of the glass seal lip is joined to include a step portion having an L-shaped cross section on the outer surface of the protruding portion of the upper wall, the joining area is large, and the attachment base and the glass seal lip are firmly attached. .
Furthermore, when the glass seal lip bends, a force acts in the direction of peeling off the joint portion of the base end,The protruding part has an outer surfaceSince there is a stepped portion having an L-shaped cross section, it is difficult to peel off.
[0019]
Claim3In the present invention, the protrusion of the upper wall of the mounting base has a recess on the inner surface, and the recess is continuous with the internal space of the mounting base having a substantially inverted U-shaped cross section.
Claim3In the present invention, since the protruding portion on the vehicle outer side of the upper wall has a concave portion on the inner surface, the thickness of the protruding portion is the same as the thickness of the other portion of the mounting base, and is due to molding shrinkage after extrusion molding. There is no sink on the surface, and there is no thick part, so it is easy to cut the mounting base to a predetermined size.
[0020]
Claim4According to the present invention, a protrusion protruding in the in-vehicle direction is provided on a part of the outer surface of the vehicle inner side wall of the mounting base.
Claim4In the present invention, since the protruding portion is provided on the vehicle inner side wall of the mounting base, even if the door glass is close to the vehicle inner side wall of the mounting base due to vibration of the automobile, the door glass is in contact with the protruding portion and partially. Since it only contacts and does not contact the vehicle inner side wall completely, the frictional resistance with the vehicle inner side wall of the mounting base can be reduced when the door glass is raised and lowered, and the door glass can be raised and lowered smoothly.
[0021]
Claim5In the present invention, the upper wall of the mounting base is inclined so that the vehicle interior is lowered.
Claim5In the present invention, the upper wall of the mounting base portion is inclined so that the outside of the vehicle becomes higher, and the glass seal lip is joined to the upper wall portion, so that the joining area between the upper wall and the base end portion of the glass seal lip increases. In addition, the attachment base and the glass seal lip are firmly attached.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 shows a cross section of a glass outer weather strip according to an embodiment of the present invention, and is a cross sectional view taken along a line AA in FIG.
The glass outer weather strip 3 is attached to the flange portion 11b of the outer panel 11 of the automobile door 1 in order to seal the upper edge opening provided at the upper edge of the door panel of the automobile door 1 where the door glass 2 moves up and down.
[0023]
The glass outer weather strip 3 includes an attachment base portion 4 and a glass seal lip 5.
The mounting base 4 has a substantially inverted U-shaped cross section, and includes a vehicle outer side wall 41, a vehicle inner side wall 42 and an upper wall 43.
The vehicle outer side wall 41 has an inner seal lip 45 on the inner side with a substantially inverted U-shaped cross section, and the inner seal lip 45 abuts against the flange portion 11b of the outer panel 11 to hold the glass outer weather strip 3, The space between the flange portion 11b and the glass outer weather strip 3 is sealed.
[0024]
An end seal lip 48 is provided at the front end of the vehicle outer side wall 41, and the end seal lip 48 contacts the outer panel 11 to seal between the outer panel 11 and the glass outer weather strip 3, and a gap therebetween. Is hiding.
The outer surface of the vehicle outer side wall 41 is thinly covered with a soft member constituting a glass seal lip 5 described later. Accordingly, as shown in FIG. 1, the outer surface of the vehicle outer side wall 41 covered thinly, the end seal lip 48 and the inner seal lip 45 are provided continuously from the glass seal lip 5, and from the outside of the vehicle on the outer surface of the mounting base 4. It covers the entire part that can be seen.
[0025]
The reason why the cover is thinly formed as described above is that when the mounting base 4 and the glass seal lip 5 are formed of different materials, a boundary line appears due to a difference in gloss or the like at the boundary portion between the two, and the appearance is deteriorated. For this reason, if the portion visible from the outside of the vehicle is covered with either one of the materials, the boundary line does not appear and the appearance quality can be improved. In the above embodiment, the soft material covered is shown. However, the hard material of the mounting base 4 may be thinly extended on the outer surface of the glass seal lip 5 to cover it.
[0026]
The vehicle inner side wall 42 has a concave portion 47 on the inner upper portion having a substantially inverted U-shaped cross section. The concave portion 47 makes it easy for the mounting base portion 4 made of a hard material to bend outward at the concave portion 47 when the glass outer weather strip 3 is inserted into the flange portion 11 b. As the hard material, hard synthetic resin such as polypropylene and hard olefin-based thermoplastic elastomer (TPO) can be listed.
The front end of the vehicle inner side wall 42 is a flange 46 that protrudes toward the inside having a substantially inverted U-shaped cross section. When the glass outer weather strip 3 is inserted into the flange portion 11b, the flange portion 46 is locked to the tip of the flange portion 11b of the outer panel 11. The flange portion 11b of the outer panel 11 can be locked to the distal end of the outer panel 11 in which the flange portion 46 is bent because the distal end portion thereof is bent downward in an inverted U shape.
As a result, the glass outer weather strip 3 is fixed and prevented from coming off from the flange portion 11b.
[0027]
A protrusion 44 is provided on the outer surface of the vehicle inner side wall 42, that is, the surface facing the door glass 2. The projecting portion 44 is integrally formed of the same material as the vehicle interior side wall 42 of the mounting base portion 4, and short fiber implantation is applied to the tip of the projecting portion 44 that contacts the door glass 2.
When the door glass 2 approaches the outside of the vehicle due to the vibration of the vehicle, sucked out at high speed, or the like, the door glass 2 comes into contact with the protrusion 44. As a result, the door glass 2 does not adhere to the vehicle interior side wall 42. This is because when the door glass 2 is in close contact with the vehicle inner side wall 42, sliding resistance between the door glass 2 and the vehicle inner side wall 42 increases, and the smooth raising and lowering of the door glass 2 is prevented.
By the flocking of the short fibers of the protrusion 44, the sliding resistance with the door glass 2 is reduced, and the door glass 2 can be smoothly moved up and down.
A material having low sliding resistance can be used instead of flocking at the tip of the protrusion, and for example, application of urethane paint or silicone paint, welding of polyethylene resin or polypropylene resin, or the like can be applied.
[0028]
The mounting base 4 is formed of a hard member, and for example, a hard synthetic resin such as polypropylene resin, polyethylene resin, nylon resin, or vinyl chloride resin is used, and a hard olefin-based thermoplastic elastomer (TPO) may also be used. it can. When polypropylene resin or polyethylene resin is used, the soft member of the glass seal lip 5 to be described later is the same olefin material, but it is possible to form both using a soft olefin thermoplastic elastomer and EPDM rubber. It is preferable because it is firmly fused in terms of joining by adhesion.
Since a hard member is used for the mounting base 4, the mounting base 4 has a strong force for gripping the flange portion 11 b of the outer panel 11, and there is no need to embed a metal insert in the mounting base 4. Since there is no metal insert, the weight of the glass outer weather strip 3 can be reduced, and it is also suitable for recycling because it is not necessary to remove the metal.
[0029]
The glass seal lip 5 is integrally formed and joined to an upper wall 43 that forms an upper portion of the mounting base 4 having an inverted U-shaped cross section.
The glass seal lip 5 is provided between a base end portion 52 that is integrally joined to the upper wall 43, a seal portion 53 whose front end is in contact with the door glass 2, and a seal portion 53 adjacent to the base end portion 52. It consists of the thin part 51 made.
[0030]
The base end portion 52 is a portion from the vehicle outer end of the upper wall 43 of the mounting base 4 to a position slightly closer to the vehicle inner side than the center of the upper wall 43 and is welded or bonded integrally to the mounting base 4. For this reason, the base end portion 52 is provided on the vehicle outer side from the surface forming the outer surface of the vehicle interior side wall 42 of the mounting base 4 and the surface extending upward (hereinafter referred to as the reference surface 49).
As described above, the outer surface of the vehicle outer side wall 41 of the mounting base portion 4 is continuously covered with the thin film of the same material as the base end portion 52 continuously from the base end portion 52.
[0031]
The thin portion 51 provided adjacent to the base end portion 52 is provided with a concave portion in the vicinity of the upper wall 43 on the inner side of the glass seal lip 5, so that the thickness of the thin portion 51 is equal to that of the seal portion 53. It is thinner than the thickness of the root. The base end portion 52 is provided on the vehicle outer side with respect to the reference surface 49, and the thin portion 51 adjacent to the base end portion 52 is also provided on the vehicle outer side with respect to the reference surface 49.
[0032]
For this reason, when the glass seal lip 5 comes into contact with the door glass 2, the glass seal lip 5 can be bent and bent at the thin portion 51. A portion that bends in the vicinity of the base end portion 52 when the glass seal lip 5 contacts the door glass 2 is defined as a bent portion. In the embodiment of FIG. 1, the bent portion is a thin portion 51.
The surface on the vehicle outer side of the thin portion 51 is preferable in appearance because it forms a smooth continuous surface from the base end portion 52 to the seal portion 53.
[0033]
The seal portion 53 has a lip shape that is formed continuously from the thin portion 51 and has a thickness that decreases as the cross section goes to the tip. For this reason, the seal part 53 can bend flexibly as the seal part 53 comes into contact with the door glass 2.
The surface of the seal portion 53 that comes into contact with the door glass 2 is planted with short fibers such as nylon. By this flocking, the frictional resistance when the seal portion 53 comes into contact with the door glass 2 is reduced, and the elevation of the door glass 2 becomes smooth.
In place of short fiber flocking, a material having low sliding resistance can be used. For example, application of urethane paint or silicone paint, welding of polyethylene resin or polypropylene resin, or the like can be applied.
[0034]
Thus, since the base end part 52 and the thin part 51 were provided in the vehicle outer side of the reference surface 49, the glass seal lip 5 can bend in the vehicle outer side rather than the reference surface 49, and the door glass 2 is vibration of a vehicle, When approaching the outside of the vehicle due to suction or the like during high-speed traveling, the door glass 2 can move to the outside of the vehicle until it abuts against the protrusion 44 without being stopped by the glass seal lip 5.
For this reason, the level | step difference between the door glass 2 and a door panel or a door frame can be minimized. Accordingly, it is possible to reduce the air resistance on the surface of the body of the automobile and to reduce wind noise.
[0035]
The glass seal lip 5 is composed of a soft member. Specifically, rubber, thermoplastic elastomer, and soft synthetic resin can be listed.
As the rubber, EPDM (ethylene / propylene / diene copolymer), chloroprene rubber or the like can be used, and either a solid type or a foam type can be used. As the thermoplastic elastomer, an olefin-based thermoplastic elastomer, a polyamide-based thermoplastic elastomer, or the like can be used, and as the soft synthetic resin, a vinyl chloride resin, a soft polyethylene, or the like can be used.
[0036]
As a manufacturing method of the glass outer weather strip 3, extrusion molding can be used. Using an extruder, a hard member (polypropylene resin) that is the material of the mounting base 4 and a soft member (TPO) that is the material of the glass seal lip 5 are simultaneously extruded using a biaxial extruder. Can do.
Alternatively, it is manufactured by first extruding the mounting base 4 with a first extruder and then extruding a soft member onto the mounting base 4 using the mounting base 4 as an insert with a second extruder. can do.
When the soft member is rubber, the rubber is vulcanized in a vulcanizing tank after extrusion.
The glass outer weather strip 3 manufactured in this way is attached to the flange portion 11b of the outer panel of the automobile door 1. At this time, in order to prevent the glass outer weather strip 3 from shifting laterally on the flange portion 11b, the door panel is screwed to the door panel at the back side portion of the center pillar.
[0037]
FIG. 2 is a cross-sectional view of a glass outer weather strip according to another embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. 7 in the same manner as the embodiment of FIG. .
Differences from the embodiment shown in FIG. 1 will be mainly described, and overlapping portions will not be described.
In the embodiment of FIG. 2, the door glass 2 is positioned closer to the outside of the vehicle than the embodiment of FIG. 1. Moreover, the protrusion part 44 of the vehicle interior side wall 42 of the attachment base 4 is formed small compared with the embodiment of FIG. An elevator device for the door glass 2 is installed in the panel of the automobile door 1, and the door glass 2 can be moved to the outside of the vehicle depending on the state of assembly of these devices. In this case, since the bent portion where the glass seal lip 5 of the glass outer weather strip 3 bends is located on the vehicle outer side than the reference surface 49 described above, the door glass 2 can be arranged closer to the vehicle outer side. .
[0038]
FIG. 3 is a cross-sectional view of a glass outer weather strip according to still another embodiment of the present invention, and is a cross-sectional view taken along the line AA of FIG. 7 as in the embodiment of FIG. Differences from the embodiment shown in FIG. 1 will be mainly described, and overlapping portions will not be described.
In the embodiment of FIG. 3, the thin portion 51 of the glass seal lip 5 is large and extends in the direction of the root portion of the seal portion 53 as compared with the embodiment of FIG. 1.
[0039]
For this reason, the flexibility of the glass seal lip 5 is improved as compared with the embodiment of FIG. 1, the glass seal lip 5 bends following the vibration and movement of the door glass 2 and maintains contact with the door glass 2, Sealability can be secured.
Further, a part of the thin portion 51 is located on the vehicle inner side than the reference surface 49 described above, but the bent portion where the glass seal lip 5 is bent is the thinnest portion of the thin portion 51. Therefore, since the bent portion is located outside the reference plane, even if the door glass 2 vibrates or moves to the outside of the vehicle, the tip of the seal portion 53 does not move away from the door glass 2, and the glass seal lip 5 Does not hinder the movement of the door glass 2.
[0040]
Further, the embodiment of FIG. 3 is provided such that the outer surface of the panel of the automobile door 1 is substantially continuous from the vehicle outer side wall of the mounting base 4 as compared with the embodiment of FIG. For this reason, the level difference in the belt line portion is smaller than that in FIG. 1 and it is possible to suppress the generation of wind noise and the like, and it seems to be continuous with a smooth curve, thereby improving the appearance quality. be able to.
[0041]
FIG. 4 shows a cross section of a glass outer weather strip according to still another embodiment of the present invention, and is a cross sectional view taken along a line AA in FIG.
The embodiment of FIG. 4 has a protruding portion 43b in which a substantially half portion on the vehicle outer side protrudes upward in the upper wall 43 of the mounting base 4 as compared with the embodiment of FIG.
The projecting portion 43 b projecting upward is formed so that the outer surface of the vehicle outer side wall 41 of the mounting base portion 4 integrally extends upward and falls into an L-shaped cross section at a substantially central point of the upper wall 43. . Therefore, a step 43c is provided on the inner side of the protrusion 43b. The glass seal lip 5 is joined to the mounting base 4 substantially at the protruding portion 43b. Specifically, the glass seal lip 5 includes the protruding portion 43b of the upper wall 43 from the outer surface of the vehicle outer side wall 41 of the mounting base 4 and extends to the step 43c of the upper wall 43. 4 is integrally joined.
[0042]
For this reason, the joining area with the attachment base 4 of the base end part 52 of the glass seal lip 5 increases, and it can join firmly. Furthermore, since it joins to the level | step difference 43c part, when the glass seal lip 5 is bent, the base end part 52 is hold | maintained by the level | step difference 43c, and it is hard to peel and durability improves.
[0043]
FIG. 5 shows a cross section of a glass outer weather strip according to another embodiment of the present invention, and is a cross sectional view taken along the line AA in FIG.
Compared with the embodiment of FIG. 1, the embodiment of FIG. 5 has a protrusion 43 b that protrudes upward on the vehicle outer side of the upper wall 43 of the mounting base 4, and a recess is formed on the inner surface of the protrusion 43 b. The concave portion is continuous with the internal space having a substantially inverted U-shaped cross section of the mounting base portion 4. Moreover, when compared with the embodiment of FIG. 4, it can be said that a recess is provided inside the protruding portion 43b of FIG.
As shown in FIG. 5, since the concave portion was provided in the protrusion 43b, the thick portion of the protrusion 43b disappeared, and the thickness became uniform. Therefore, when the glass outer weather strip 3 is cut to a predetermined size, the thick portion of the mounting base portion 4 made of a hard member is eliminated and the cutting is easy.
Further, the thickness of the mounting base 4 becomes uniform, the balance at the time of extrusion molding is improved, and the sink of the mounting base 4 due to heat shrinkage after molding does not occur.
[0044]
FIG. 6 shows a cross section of a glass outer weather strip according to still another embodiment of the present invention, and is a cross sectional view taken along the line AA in FIG.
The embodiment of FIG. 6 is inclined so that the outside of the upper wall of the mounting base portion is higher than that of the embodiment of FIG. 1, and the glass seal lip 5 is joined to the outside of the raised upper wall. ing. Since the upper wall of the mounting base is inclined so that the outside of the vehicle becomes higher, the contact area between the base end portion 52 of the glass seal lip 5 and the mounting base 4 can be increased, and the glass seal lip 5 bends. Sometimes, the pulling force in the peeling direction acting on the base end portion 52 of the glass seal lip 5 is reduced, and the durability of the base end portion 52 is improved.
[0045]
【The invention's effect】
In the present invention, since the glass seal lip is integrally mounted on the upper wall of the mounting base, the door glass can be installed close to the vehicle inner side wall of the mounting base without being obstructed by the glass sealing lip. The level difference between the outer surface of the door frame or door panel and the outer surface of the door glass can be reduced. Therefore, it is possible to reduce the level difference on the car body surface of the automobile, reduce the air resistance, reduce the fuel consumption and favor the preservation of the global environment, and reduce the wind noise and reduce the in-vehicle noise. Can do.
In addition, since the glass seal lip is made of a soft member and the mounting base is made of a hard member, there is no need to embed a metal core in the mounting base, and the glass outer weather strip can be lightened and the vehicle is light. Can also contribute to
[0046]
In the present invention, since the glass seal lip is provided with a thin wall portion or a bent portion in the vicinity of the base end portion that is thinner than the wall thickness of the adjacent seal portion, when the glass seal lip contacts the door glass, The lip is easy to bend, the door glass moves up and down smoothly and has excellent sealing properties.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an embodiment of a glass outer weather strip according to the present invention, and is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
2 shows another embodiment of the glass outer weather strip according to the present invention, and is a cross-sectional view taken along a line AA in FIG.
FIG. 3 shows another embodiment of the glass outer weather strip according to the present invention, and is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
4 shows still another embodiment of the glass outer weather strip according to the present invention, and is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
5 shows another embodiment of the glass outer weather strip of the present invention, and is a cross-sectional view taken along a line AA in FIG.
6 shows another embodiment of the glass outer weather strip according to the present invention, and is a cross-sectional view taken along the line AA in FIG.
FIG. 7 is a partial side view of an automobile.
FIG. 8 is a cross-sectional view of a conventional glass outer weather strip.
FIG. 9 is a cross-sectional view of another conventional glass outer weather strip.
[Explanation of symbols]
1 door
11 Outer panel
2 Door glass
3 Glass outer weather strip
4 Mounting base
41 Car side wall
42 Car interior side wall
43 Upper wall
43b Projection
5 Glass seal lip
51 Thin section
52 Base end
53 Sealing part

Claims

自動車ドアのドアアウタパネルの上縁に沿って取付けられるガラスアウタウエザストリップにおいて、
該ガラスアウタウエザストリップは、上記ドアアウタパネルの上縁に取付ける硬質合成樹脂等からなる硬質部材の取付基部と、ドアガラスの外面に当接しドアガラスとの間をシールする軟質の熱可塑性エラストマー等からなる軟質部材のガラスシールリップから構成され、
上記取付基部は、車外側側壁、上部壁、車内側側壁からなる断面略逆Ｕ字状をなし、金属インサートを有しない硬質部材で形成され、断面略逆Ｕ字状の上記取付基部の車内側側壁の内面は、内部シールリップのない平面であり、上記車内側側壁の先端は断面略逆Ｕ字状の内部に向かって突出した鉤部が形成され、該鉤部は、アウターパネルのフランジ部の下方に折り曲げられた先端に係止され、
上記ガラスシールリップは、上記取付基部に接合する基端部と、ドアガラスの外面に当接してシールするシール部と、該シール部と上記基端部の間にあってシール部の根元部の肉厚よりも薄肉で、ドアガラスに当接したときに屈曲する薄肉部とを有し、
上記取付基部の上部壁の上にガラスシールリップの基端部が接合されるとともに、上記薄肉部を上記取付基部の車内側側壁の外面よりも車外側に位置させたことを特徴とする自動車ドアのガラスアウタウエザストリップ。In a glass outer weather strip attached along the upper edge of the door outer panel of an automobile door,
The glass outer weather strip includes a soft thermoplastic elastomer that contacts the outer surface of the door glass and seals between the door glass and a hard base mounting base made of a hard synthetic resin or the like attached to the upper edge of the door outer panel. It is composed of a glass seal lip of a soft member consisting of
The mounting base has a substantially inverted U-shaped cross section composed of a vehicle outer side wall, an upper wall, and a vehicle inner side wall, is formed of a hard member having no metal insert, and has a substantially inverted U-shaped cross section. The inner surface of the side wall is a flat surface without an internal seal lip, and the front end of the vehicle inner side wall is formed with a flange portion protruding toward the inside having a substantially inverted U-shaped cross section, and the flange portion is a flange portion of the outer panel. It is locked to the tip bent downward,
The glass seal lip includes a base end portion to be joined to the mounting base portion, a seal portion to be brought into contact with the outer surface of the door glass and sealed, and a thickness of a base portion of the seal portion between the seal portion and the base end portion. And a thin portion that bends when it comes into contact with the door glass,
A vehicle door characterized in that a base end portion of a glass seal lip is joined on an upper wall of the mounting base, and the thin portion is positioned on the vehicle outer side with respect to the outer surface of the vehicle inner side wall of the mounting base. Glass outer weather strip.

上記取付基部の上部壁は、車外側において上方に突出する突出部を有し、該突出部は、外面が断面Ｌ字状の段差を有し、該段差を含んだ上記突出部にガラスシールリップの基端部を接合した請求項１、記載の自動車ドアのガラスアウタウエザストリップ。The upper wall of the mounting base has a protruding portion that protrudes upward on the outside of the vehicle. The protruding portion has a step having an L-shaped outer surface, and a glass seal lip is formed on the protruding portion including the step. The glass outer weather strip of the automobile door according to claim 1, wherein the base end portions of the vehicle door are joined.

上記取付基部の上部壁の上記突出部は、内面に凹部を有し、該凹部は、断面略逆Ｕ字状の上記取付基部の内部空間に連続している請求項２記載の自動車ドアのガラスアウタウエザストリップ。The glass of an automobile door according to claim 2 , wherein the protruding portion of the upper wall of the mounting base has a concave portion on the inner surface, and the concave portion is continuous with the internal space of the mounting base having a substantially inverted U-shaped cross section. Outer weather strip.

上記取付基部の車内側側壁の外面の一部に車内方向に突出した突起部が設けられた請求項１、２または３記載の自動車ドアのガラスアウタウエザストリップ。The glass outer weather strip for an automobile door according to claim 1, 2 or 3, wherein a protrusion protruding in the vehicle interior direction is provided on a part of the outer surface of the vehicle interior side wall of the mounting base.

上記取付基部の上部壁は、車外側が高くなるよう傾斜し、上記ガラスシールリップは該上壁部の車外側に接合されている請求項１、２、３、または４記載の自動車ドアのガラスアウタウエザストリップ。The top wall of the mounting base is inclined so that the exterior side is higher, the glass seal lip automotive glass door according to claim 1, 2, 3 or 4, wherein is joined to a vehicle outside of the upper wall portion Outer weather strip.