JP4075877B2 - ナビゲーションシステムにおける交通情報データの補正方法 - Google Patents

ナビゲーションシステムにおける交通情報データの補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、ナビゲーションシステムにおける交通情報データの補正方法に関するものである。
従来、例えば、下記特許文献1に開示されたナビゲーション方法においては、受信した交通情報を日時及び曜日と共に蓄積データとして蓄積し、この蓄積データを利用して最短経路や所要時間を求めるようにしている。
[特許文献1]
特開2002−148067号公報
しかし、上記ナビゲーション方法においては、受信した全ての交通情報が正しい交通情報であるとは限らず、ある期間が経過してもリンク旅行時間又は渋滞度に変化が無い場合には、明らかに異常なデータが混在して蓄積されることがある。従って、このような信頼性の低い蓄積データを利用すると、経路探索の信頼性も低くなるという難点がある。
本発明は、上記の難点に対処するため、各リンクにおける各時刻に対応したリンク旅行時間と渋滞度を含む交通情報データを交通情報センターから受信して蓄積し、所定期間内の前記蓄積した各リンクにおける前記リンク旅行時間と渋滞度の変化の有無を判定し、前記リンク旅行時間の変化が無い状態にて前記渋滞度が変化したと判定されたとき、当該リンク旅行時間のデータを削除して「データ無し」と補正することを特徴とする交通情報データの補正方法を提供するものである。この補正方法によれば、所定期間が経過しても対象リンクのリンク旅行時間が変化しないとき、同リンク旅行時間のデータに異常があると判定して削除されるので前記蓄積された交通情報データの信頼度を高めることができる。
本発明の実施にあたっては、上述した交通情報データの補正方法において、
前記リンク旅行時間と渋滞度が共に変化しないと判定されたとき、前記渋滞度が「渋滞無し」であるか否かを判定し、「渋滞無し」と判定されないときには前記リンク旅行時間と渋滞度を前記交通情報データから削除し、「渋滞無し」と判定されたときには前記リンク旅行時間を前記交通情報データから削除することが望ましい。
また、本発明の実施にあたっては、上述した交通情報データの補正方法において、前記リンク旅行時間が変化したと判定されたとき、前記渋滞度が全て「渋滞」、「混雑」、「不明」のいずれか1つで表される異常な状態であるか否かを判定し、前記渋滞度が前記異常な状態であると判定したとき、当該渋滞度を前記リンク旅行時間に応じた値に設定する設定処理を行うようにし、この設定処理においては、道路種別と前記リンク旅行時間とリンク長から算出される車速に基づいて前記渋滞度を設定するのが望ましい。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1において、符号Nは、自動車搭載のナビゲーションシステムを示し、符号Cは、専用情報センターに設けた専用情報通信システムを示し、また、符号Tは、道路交通情報センターに設けた道路交通情報通信システム(以下、VICSともいう)を示している。なお、「VICS」は、登録商標である。
当該ナビゲーションシステムNは、現在位置検出装置10を備えており、この現在位置検出装置10は、GPS受信装置であって、衛星航法システム(GPSともいう)の人工衛星から送信される電波を受信して、当該自動車の現在位置を現在時刻と共に検出する。
また、当該ナビゲーションシステムNは、入力装置20を備えており、この入力装置20は、携帯用リモートコントローラであって、その操作により、必要な情報をマイクロコンピュータ30(後述する)の受信部(図示しない)に送信により入力する。なお、リモートコントローラに代えて、出力装置60の液晶パネル(後述する)にその表示面側から添着したタッチパネルを入力装置20としてもよい。
また、当該ナビゲーションシステムNは、マイクロコンピュータ30、記憶装置40、無線通信装置50及び出力装置60を備えている。マイクロコンピュータ30は、上記受信部の他、CPU、RAM及びROM等をバスラインで接続して構成されている。
当該マイクロコンピュータ30は、現在位置検出装置10の検出出力、入力装置20の操作出力、記憶装置40の出力、無線通信装置50の出力や専用情報通信システムCの出力に基づき、当該自動車の地図表示、案内経路探索や経路案内等の種々の処理を行う。
記憶装置40は、ハードディスクであって、この記憶装置40には、一連の地図データ、交通情報データがマイクロコンピュータ30により読み出し可能にデータベースとして記憶されている。無線通信装置50は、専用情報通信システムCからの道路交通情報を受信してマイクロコンピュータ30に出力する。
専用情報通信システムCは、サーバ70、無線通信装置80及び記憶装置90により構成されており、当該無線通信装置80により、無線通信装置50とVICSTとの無線通信を行う。サーバ70は、図2〜6にて示すフローチャートに従いサーバプログラムを実行する。当該サーバ70は、上記サーバプログラムの実行中において、無線通信装置80を介し、無線通信装置50及びVICSTとの間で送受信処理をする。なお、上記サーバプログラムは、サーバ70のROMに、当該サーバ70により読み出し可能に予め書き込まれている。
記憶装置90には、VICSTから送信されるリンク旅行時間TT、車速、渋滞度D、通行止めまたは通行規制等の交通情報データがVICSデータとして当該記憶装置90のデータベースに記憶されている。ここで、渋滞度Dとは、渋滞の程度をいい、この渋滞度Dには、渋滞の程度の高い方から、例えば、「渋滞」、「混雑」、「渋滞無し」のデータと「不明」の4段階のデータがある。なお、この渋滞度Dは、4段階に限ることなく、一般的に複数の段階であればよい。
また、当該記憶装置90には、地図データとしてVICSリンク長Lが記憶されている。なお、VICSリンク長Lは、対象リンクの実際の長さである。
出力装置60は、表示装置であって、マイクロコンピュータ30による制御のもと、当該自動車において必要なデータを情報として表示する。なお、出力装置60は、その液晶パネル等の表示パネルにて、当該自動車の車室内前壁に設けたインストルメントパネルに配設されている。
以上のように構成した本実施形態において、専用情報通信システムCは、VICSTから受信したVICSデータを以下のように補間処理する。
ステップ100において、記憶装置90からの対象データの読み出し処理がなされる。これに伴い、各リンクのリンク旅行時間TT、渋滞度D及びそれらに対応する時刻並びにVICSリンク長Lが記憶装置90のデータベースから読み出される。
次に、ステップ200において、VICSデータのフォーマット補間処理がなされる。これに伴い、各時刻毎にリンク旅行時間TTと渋滞度Dのデータが存在するように、空データがリンク旅行時間TT又は渋滞度Dデータが存在しないリンクに作成される。
然る後、ステップ300において、VICSデータのデータ補間補助処理がなされる。これに伴い、ステップ200において作成されたリンク旅行時間TTの空データには、「データ無し」が入力され、渋滞度Dの空データには、「不明」が入力される。
このように、VICSデータの一部が抜けているリンクに空データを作成することで、VICSデータの全ての時刻において、常にデータが存在することとなる。また、以下に説明するように、その空データをもとに全VICSデータの補間処理を行うことができる。
次に、リンク旅行時間補間処理ルーチン400(図3参照)の処理が各リンクにおける各時刻毎に以下のようになされる。まず、図3のステップ410において、当該時刻のリンク旅行時間TTが「不明」又は「データ無し」であるか否かが判定される。例えば、当該時刻のリンク旅行時間TTが「不明」又は「データ無し」でなければ、ステップ410においてNOと判定され、ステップ450に進む。
また、上述したステップ410において、当該時刻のリンク旅行時間TTが「不明」又は「データ無し」であれば、YESと判定され、ステップ420において、当該時刻のリンク旅行時間TTが先頭の時刻におけるデータであるか否かが判定される。当該時刻のリンク旅行時間TTが先頭の時刻におけるデータであれば、ステップ420においてYESと判定される。ついで、ステップ421において、補間処理がなされる。これに伴い、当該先頭の時刻のリンク旅行時間TTは、当該時刻以降で「不明」又は「データ無し」では無く、当該時刻に一番近い時刻のリンク旅行時間TTと同じ値になるように補間され、ステップ450に進む。
また、上述したステップ420において、当該時刻のリンク旅行時間TTが先頭の時刻におけるデータでなければ、NOと判定され、ステップ430において、当該時刻のリンク旅行時間TTが最後の時刻におけるデータであるか否かが判定される。当該時刻のリンク旅行時間TTが最後の時刻のデータであれば、ステップ430においてYESと判定される。ついで、ステップ431において、補間処理がなされる。これに伴い、当該最後の時刻のリンク旅行時間TTは、当該時刻以前で「不明」又は「データ無し」では無く、当該時刻に一番近い時刻のリンク旅行時間TTと同じ値になるように補間され、ステップ450に進む。
また、上述したステップ430において、当該時刻のリンク旅行時間TTが最後の時刻におけるデータでなければ、NOと判定され、ステップ440において、当該時刻の1時刻前及び1時刻後のリンク旅行時間TTが「不明」又は「データ無し」であるか否かが判定される。
当該時刻の1時刻前及び1時刻後のリンク旅行時間TTが「不明」又は「データ無し」でなければ、ステップ440においてNOと判定される。ついで、ステップ441において、リンク旅行時間TTの線形補間処理がなされる。これに伴い、当該時刻のリンク旅行時間TTは、当該時刻の1時刻前のリンク旅行時間TTと1時刻後のリンク旅行時間TTとの線形補間と同じ値になるように補間され、ステップ450に進む。
また、上述したステップ440において、当該時刻の1時刻前又は1時刻後のリンク旅行時間TTが「不明」又は「データ無し」であれば、YESと判定され、ステップ442において、リンク旅行時間TTの補間処理がなされる。これに伴い、当該時刻の1時刻前のリンク旅行時間TTが「不明」又は「データ無し」であれば、当該リンク旅行時間TTは、当該時刻以前で「不明」又は「データ無し」では無く、当該時刻に一番近い時刻のリンク旅行時間TTと当該時刻の1時刻後のリンク旅行時間TTとの線形補間と同じ値になるように補間される。
また、当該時刻の1時刻後のリンク旅行時間TTが「不明」又は「データ無し」であれば、当該リンク旅行時間TTは、当該時刻以降で「不明」又は「データ無し」では無く、当該時刻に一番近い時刻のリンク旅行時間TTと当該時刻の1時刻前のリンク旅行時間TTとの線形補間と同じ値になるように補間される。
次に、ステップ450において、各リンクにおける各時刻毎のリンク旅行時間TTの補間処理の検討が終了したか否かが判定される。各リンクにおける各時刻毎のリンク旅行時間TTの補間処理の検討が終了していなければ、ステップ450においてNOと判定され、リンク旅行時間補間処理ルーチン400の処理が再度なされる。以後、ステップ450での判定がYESとなるまで、リンク旅行時間補間処理ルーチン400の処理が繰り返される。
以上説明したように、リンク旅行時間TTのデータに「不明」又は「データ無し」のデータが存在する場合において、当該時刻よりも以前のリンク旅行時間TT及び後のリンク旅行時間TTから上述のような補間処理を行うことで、当該時刻の有効なリンク旅行時間を補間することができ、上記処理後のVICSデータのデータ品質を高めることができる。
上述したステップ450において、各リンクにおける各時刻毎のリンク旅行時間TTの補間処理の検討が終了し、YESと判定されると、渋滞度補間処理ルーチン500(図4参照)の処理が各リンクにおける各時刻毎に以下のようになされる。まず、図4のステップ510において、当該時刻の渋滞度Dが「不明」であるか否かが判定される。例えば、当該渋滞度Dが「不明」でなければ、ステップ510においてNOと判定され、ステップ560に進む。
また、上述したステップ510において、当該渋滞度Dが「不明」であれば、YESと判定され、ステップ520において、対象リンクの当該時刻に対応するリンク旅行時間TT及びVICSリンク長Lが存在するか否かが判定される。対象リンクの当該時刻に対応するリンク旅行時間TT及びVICSリンク長Lが存在するならば、ステップ520においてYESと判定される。ついで、ステップ521において、車速Vの車速算出処理がなされる。これに伴い、車速Vは、数1の式により、それぞれ算出される。
V=L/TT ・・・ (数1)
次に、ステップ522において、渋滞度設定処理がなされる。これに伴い、渋滞度Dは、下記表1にて示すマップ状データに基づき、一般道、都市高速、都市間高速の道路種別(以下、道路種別という)及び車速Vを用いて以下のように設定される。
Figure 0004075877
この表1のマップ状データでは、車速Vが道路種別及び渋滞度Dとの間の関係において特定されている。なお、表1のデータは、マイクロコンピュータ30のROMに予め記憶されている。
しかして、例えば、対象道路種別が一般道であり、車速V=15km/hのとき、表1のデータに基づき、渋滞度Dは「混雑」と設定される。
また、上述したステップ520において、対象リンクの当該時刻に対応するリンク旅行時間TT又はVICSリンク長Lが存在しないならば、NOと判定され、ステップ530において、当該時刻の渋滞度Dが先頭の時刻におけるデータであるか否かが判定される。当該時刻の渋滞度Dが先頭の時刻におけるデータであれば、ステップ530においてYESと判定される。ついで、ステップ531において、補間処理がなされる。これに伴い、当該先頭の時刻の渋滞度Dは、当該時刻以降で「不明」では無く、当該時刻に一番近い時刻の渋滞度Dと同じになるように補間され、ステップ560に進む。
また、上述したステップ530において、当該時刻の渋滞度Dが先頭の時刻におけるデータでなければ、NOと判定され、ステップ540において、当該時刻の渋滞度Dが最後の時刻におけるデータであるか否かが判定される。当該時刻の渋滞度Dが最後の時刻におけるデータであれば、ステップ540においてYESと判定される。ついで、ステップ541において、補間処理がなされる。これに伴い、当該最後の時刻の渋滞度Dは、当該時刻以前で「不明」では無く、当該時刻に一番近い時刻の渋滞度Dと同じになるように補間され、ステップ560に進む。
また、上述したステップ540において、当該時刻の渋滞度Dが最後の時刻におけるデータでなければ、NOと判定され、ステップ550において、当該時刻の1時刻前及び1時刻後の渋滞度Dが「不明」であるか否かが判定される。
当該時刻の1時刻前及び1時刻後の渋滞度Dが「不明」でなければ、ステップ550においてNOと判定される。ついで、ステップ551において、渋滞度Dの線形補間処理がなされる。これに伴い、当該時刻の渋滞度Dは、当該時刻の1時刻前の渋滞度と1時刻後の渋滞度との平均をとる。
その際、例えば、当該平均が「渋滞」と「混雑」の間になる場合には、渋滞度Dは、渋滞度が低い方、即ち、「混雑」と設定される。また、当該平均が「混雑」と「渋滞無し」の間になる場合には、渋滞度Dは、「渋滞無し」と設定される。
また、上述したステップ550において、当該時刻の1時刻前又は1時刻後の渋滞度Dが「不明」であれば、YESと判定され、ステップ552において、渋滞度Dの補間処理がなされる。これに伴い、当該時刻の1時刻前の渋滞度が「不明」であれば、当該渋滞度Dは、当該時刻以前で「不明」では無く、当該時刻に一番近い時刻の渋滞度Dと当該時刻の1時刻後の渋滞度Dとの平均をとる。また、当該時刻の1時刻後の渋滞度が「不明」であれば、当該渋滞度Dは、当該時刻以降で「不明」では無く、当該時刻に一番近い時刻の渋滞度Dと当該時刻の1時刻前の渋滞度との平均をとる。その際、当該平均が「渋滞」と「混雑」の間又は「混雑」と「渋滞無し」の間になる場合、渋滞度Dは、渋滞度が低い方に設定される。
次に、ステップ560において、各リンクにおける各時刻毎の渋滞度Dの補間処理の検討が終了したか否かが判定される。各リンクにおける各時刻毎の渋滞度Dの補間処理の検討が終了していなければ、ステップ560においてNOと判定され、渋滞度補間処理ルーチン500の処理が再度なされる。以後、ステップ560での判定がYESとなるまで、渋滞度補間処理ルーチン500の処理が繰り返される。
以上説明したように、渋滞度Dのデータに「不明」のデータが存在する場合において、当該時刻よりも以前の渋滞度D及び後の渋滞度Dから上述のような補間処理を行うことで、当該時刻の有効な渋滞度Dを補間することができ、上記処理後のVICSデータのデータ品質を高めることができる。また、リンク旅行時間TT及びVICSリンク長Lから算出された車速Vに基づいて設定した渋滞度Dを補間しても、上記と同様にVICSデータのデータ品質を高めることができる。
上述したステップ560において、各リンクにおける各時刻毎の渋滞度Dの補間処理の検討が終了し、YESと判定されると、変化無しVICSデータ削除処理ルーチン600(図5参照)の処理が各リンクにおける所定期間毎に以下のようになされる。まず、図5のステップ610において、各リンクにおける所定期間毎のデータ抽出処理がなされる。これに伴い、各リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TT、渋滞度D及びVICSリンク長Lが記憶装置90より抽出される。なお、上記所定期間は、例えば、1日間或いは1ヶ月間としてもよい。
ついで、ステップ620において、対象リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TTが変化無しであるか否かが判定される。例えば、対象リンクにおける所定期間内の全てのリンク旅行時間TTが同一の値であれば、変化無しとして、ステップ620においてYESと判定される。
ついで、ステップ630において、対象リンクにおける所定期間内の渋滞度Dが変化無しであるか否かが判定される。例えば、対象リンクにおける所定期間内の全ての渋滞度Dが同一であれば、変化無しとして、ステップ630においてYESと判定される。
次に、ステップ630aにおいて、対象リンクにおける所定期間内の渋滞度Dが全て「渋滞無し」であるか否かが判定される。例えば、対象リンクにおける所定期間内の全ての渋滞度Dが「渋滞」であれば、ステップ630aにおいてNOと判定される。
然る後、ステップ631において、リンク旅行時間及び渋滞度の削除処理がなされる。これに伴い、対象リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TT及び渋滞度Dのデータが全て削除され、ステップ660に進む。また、上述したステップ630aにおいて、対象リンクにおける所定期間内の渋滞度Dが全て「渋滞無し」であれば、YESと判定され、ステップ632に進む。また、上述したステップ630において、NOと判定されると、ステップ632に進む。
ステップ632において、対象リンクにおける所定期間内の全てのリンク旅行時間TTは、「データ無し」に設定される。然る後、ステップ640に進む。また、上述したステップ620において、対象リンクにおける所定期間内の全てのリンク旅行時間TTが同一の値でなければ、NOと判定され、ステップ640に進む。
ステップ640において、対象リンクにおける所定期間内の渋滞度Dが異常状態であるか否かが判定される。ここで、渋滞度Dの異常状態とは、対象リンクにおける所定期間内の渋滞度Dが全て「渋滞」、「混雑」、「不明」のいずれかの状態を示す。例えば、対象リンクにおける所定期間内の渋滞度Dが全て「渋滞」であれば、異常状態であるとみなされ、ステップ640においてYESと判定され、ステップ650に進む。また、対象リンクにおける所定期間内の渋滞度Dが全て「渋滞」、「混雑」、「不明」のいずれでもない場合、渋滞度Dは異常状態ではないとみなされ、ステップ640においてNOと判定され、ステップ660に進む。
次に、ステップ650において、対象リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TTが変化無しであるか否かが判定される。例えば、対象リンクにおける所定期間内の全てのリンク旅行時間TTが同一の値であれば、リンク旅行時間TTは変化無しとして、ステップ650においてYESと判定される。
然る後、ステップ651において、リンク旅行時間及び渋滞度の削除処理がなされる。これに伴い、対象リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TT及び渋滞度Dのデータが全て削除され、ステップ660に進む。
上述したステップ650において、NOと判定されると、ステップ652において、車速Vの車速算出処理がなされる。これに伴い、車速Vは、上記数1の式に基づき、リンク旅行時間TT及びVICSリンク長Lから算出される。
然る後、ステップ653において、渋滞度設定処理がなされる。これに伴い、渋滞度Dは、上記表1にて示すマップ状データに基づき、道路種別及び車速Vを用いて設定される。
次に、ステップ660において、各リンクにおける所定期間毎のVICSデータの削除処理の検討が終了したか否かが判定される。各リンクにおける所定期間毎のVICSデータの削除処理の検討が終了していなければ、ステップ660においてNOと判定され、変化無しVICSデータ削除処理ルーチン600の処理が再度なされる。以後、ステップ660での判定がYESとなるまで、変化無しVICSデータ削除処理ルーチン600の処理が繰り返される。
以上説明したように、対象リンクにおける対象期間内のVICSデータに変化が無く明らかに異常データとみなされるVICSデータを削除又は補正することにより、常に信頼性のある有効なVICSデータのみが存在することとなる。従って、上記処理後のVICSデータのデータ品質を高めることができる。
上述したステップ660において、各リンクにおける所定期間毎のVICSデータの変化無しVICSデータ削除処理が終了し、YESと判定されると、ノイズVICSデータ削除処理ルーチン700(図6参照)の処理が各リンクにおける所定期間毎に以下のようになされる。まず、図6のステップ710において、各リンクにおける所定期間毎のデータ抽出処理がなされる。これに伴い、各リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TT及び渋滞度Dが記憶装置90より抽出される。なお、上記所定期間は、例えば、1日間或いは数時間としてもよい。
ついで、ステップ720において、対象リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TTについてFFT演算処理がなされる。これに伴い、対象リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TTの周波数分析を行い、シグナル部とノイズ部の周波数領域を算出する。
然る後、ステップ730において、算出されたシグナル部の周波数領域とノイズ部の周波数領域との間に有意差があるか否かを判定する。例えば、周波数領域300μHzにおけるシグナル部とノイズ部とのS/N比が20dB以下でなければ、有意差有りとして、ステップ730においてYESと判定され、ステップ750に進む。
また、上述したステップ730において、シグナル部の周波数領域とノイズ部の周波数領域との間に有意差が無ければ、ステップ730においてNOと判定され、ステップ740において、対象VICSデータ削除処理がなされる。これに伴い、対象リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TTのデータが全て削除される。
次に、ステップ750において、各リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TTにおけるノイズVICSデータ削除処理の検討が終了したか否かが判定される。各リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TTにおけるノイズリンクの削除処理の検討が終了していなければ、ステップ750においてNOと判定され、ノイズVICSデータ削除処理ルーチン700の処理が再度なされる。以後、ステップ750での判定がYESとなるまで、ノイズVICSデータ削除処理ルーチン700の処理が繰り返される。
以上説明したように、対象リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TTのS/N比を求め、このS/N比が低く、有意差が低いとみなされた場合には、その対象リンクにおける所定期間内のリンク旅行時間TTを削除することにより、データの信頼性を向上させることができる。従って、上記処理後のVICSデータのデータ品質を高めることができる。
上述のように専用情報通信システムCにてVICSデータの補正処理が終了すると、ステップ800にて、VICSデータ送信処理がなされる。これに伴い、サーバ70は、上記補正処理されたVICSデータを無線通信装置80及び無線通信装置50を介し、マイクロコンピュータ30に送信する。受信したVICSデータは、記憶装置40のデータベースに蓄積される。
マイクロコンピュータ30は、入力装置20による表示要求に基づき、経路案内を探索する。その経路探索処理の際に、マイクロコンピュータ30は、記憶装置40のデータベースに蓄積された信頼性の高いVICSデータに基づき、精度の高い渋滞予測を加味した経路探索を行うことができる。
以上のように、ナビゲーション処理において正確なVICSデータを予測に使用できるので、ナビゲーションシステムNは、正確な経路案内が可能となる。
なお、本発明の実施にあたり、上記実施形態に限ることなく、次のような種々の変形例が挙げられる。
(1)上述したステップ200におけるVICSデータのフォーマット補間処理にあたり、全ての期間のVICSデータについて処理するだけでなく、例えば、1ヶ月間、1日間、数時間単位での指定期間に限って当該処理を行ってよい。
(2)上述したステップ551における渋滞度Dの線形補間処理にあたり、当該時刻前後の双方の渋滞度から補間することに限らず、VICSTから送信され渋滞度D等とともに記憶装置90に記憶されている渋滞長等の渋滞区間に基づき渋滞度を補間してもよい。例えば、当該時刻の渋滞区間が当該時刻の1時刻前又は1時刻後と同じ渋滞区間である場合には、当該時刻の渋滞度は、同一の渋滞区間の時刻の渋滞度と同一の値としてもよい。
(3)上述した専用通信情報システムCが道路交通情報センターからのVICSデータを受信して上述したステップ100〜700における処理を行い、ナビゲーションシステムNに送信することに限らず、ナビゲーションシステムNが直接に道路交通情報センターからのVICSデータを受信して上述したステップ100〜700における処理を行ってもよい。
(4)上述したステップ200において、各時刻毎にリンク旅行時間TTと渋滞度Dのデータが存在するように、空データがリンク旅行時間TT又は渋滞度Dデータが存在しないリンクに作成された後に、ステップ300において、リンク旅行時間TTの空データには、「データ無し」を入力し、渋滞度Dの空データには、「不明」を入力することに限らず、例えば、上記空データを入力せずに、リンク旅行時間TTが存在しないリンクには「データ無し」を渋滞度Dデータが存在しないリンクには「不明」を直接入力しても良い。
(5)本実施形態では、補間処理として線形補間で説明したが、平均、中央値等を用いて補間処理を行ってもよい。
本発明に係る交通情報データ補間装置を示すブロック図である。 図1の専用情報通信システムのサーバにて実行されるサーバプログラムを表すフローチャートである。 図2のリンク旅行時間補間処理ルーチンの詳細フローチャートである。 図2の渋滞度補間処理ルーチンの詳細フローチャートである。 図2の変化無しVICSデータ削除処理ルーチンの詳細フローチャートである。 図2のノイズVICSデータ削除処理ルーチンの詳細フローチャートである。
符号の説明
C…専用情報通信システム、N…ナビゲーションシステム、T…VICS、TT…リンク旅行時間、D…渋滞度、30…マイクロコンピュータ、70…サーバ、90…記憶装置。

Claims (5)

  1. 各リンクにおける各時刻に対応したリンク旅行時間と渋滞度を含む交通情報データを交通情報センターから受信して蓄積し、
    所定期間の前記蓄積した各リンクにおける前記リンク旅行時間と渋滞度の変化の有無を判定し、
    前記リンク旅行時間の変化が無い状態にて前記渋滞度が変化したと判定されたとき、当該リンク旅行時間のデータを削除して「データ無し」と補正することを特徴とする交通情報データの補正方法。
  2. 前記リンク旅行時間と渋滞度が共に変化しないと判定されたとき、前記渋滞度が「渋滞無し」であるか否かを判定し、「渋滞無し」と判定されないとき前記リンク旅行時間と渋滞度を前記交通情報データから削除することを特徴とする請求項1に記載した交通情報データの補正方法。
  3. 前記リンク旅行時間と渋滞度が共に変化しないと判定されたとき、前記渋滞度が「渋滞無し」であるか否かを判定し、「渋滞無し」と判定されたとき前記リンク旅行時間を前記交通情報データから削除することを特徴とする請求項1に記載した交通情報データの補正方法。
  4. 各リンクにおける各時刻に対応したリンク旅行時間と渋滞度を含む交通情報データを交通情報センターから受信して蓄積し、
    所定期間内の前記蓄積した各リンクにおける前記リンク旅行時間の変化の有無を判定し、
    前記リンク旅行時間が変化したと判定されたとき、前記渋滞度が全て「渋滞」、「混雑」、「不明」のいずれか1つで表される異常な状態であるか否かを判定し、前記渋滞度が前記異常な状態であると判定したとき、当該渋滞度を前記リンク旅行時間に応じた値に設定する設定処理を行うようにたことを特徴とする交通情報データの補正方法。
  5. 前記渋滞度の設定処理は、道路種別と前記リンク旅行時間とリンク長から算出される車速に基づいて前記渋滞度を設定することを特徴とする請求項4に記載した交通情報データの補正方法。
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