JP4072421B2 - 複合サッシにおける防火構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属サッシの室内側を樹脂部材にて覆ってなる複合サッシにおける防火構造に関し、特に金属サッシと樹脂部材の接合部分の防火構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物の開口部に設けられるサッシにおいて、アルミなどの金属により形成される金属枠体及び金属框体の室内側露出部分を樹脂部材により覆った複合サッシが広く用いられている。金属枠体及び金属框体の室内側露出部分を樹脂部材により覆うことで、サッシの断熱性を向上させることができ、結露を防止することができると共に、室内側からサッシを見る際に受ける金属の冷たい印象を排することができる。また、樹脂部材はさまざまな色やデザインのものを用いることができるので、サッシとその周りとの意匠の統一を図ることができ、意匠性を向上させることができる。このような複合サッシとしては、例えば特許文献1に記載されているようなものが挙げられる。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−317805号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の複合サッシにおいては、以下に述べるような問題点を有していた。
このような複合サッシは、室内側に樹脂部材を有しているために、通常の気温の変動等に対する断熱性は高いものの、火災時のように極めて高い温度にさらされた場合には、樹脂部材の発火温度は一般的に金属よりも低いので、金属のみからなるサッシに比べると防火性は低くなる。
【0005】
ここで、防火サッシとは建築基準法及びJISの規格によれば、それぞれ屋内外両側について片側から所定の条件で加熱し、反対側で20分間発火しないことが認定基準とされており、従来の複合サッシではこの条件を満たすために、金属枠の熱容量を大きく設定したり、放熱作用を大きくする等の対応策を施して、樹脂枠に接する部分の温度を樹脂部材の発火温度以下に抑えなければならず、商品設計上の問題点となっていた。
【0006】
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、金属サッシの室内側を樹脂部材によって覆ってなる複合サッシについて、金属部材が高温になっても樹脂部材が発火しにくい複合サッシにおける防火構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明に係る複合サッシにおける防火構造は、金属枠体の室内側に樹脂枠体を配設した複合窓枠に、金属框体の室内側に樹脂框体を配設した複合框体を納めてなる複合サッシにおいて、
上記金属枠体と樹脂枠体の接合面の間と、上記金属框体と樹脂框体の接合面の間に、それぞれ耐火断熱材を介在させてなることを特徴として構成されている。
【0008】
また、本発明に係る複合サッシにおける防火構造は、上記金属枠体と樹脂枠体は上記接合面の形状に略適合する成形耐火断熱材を挟持すると共に、上記金属框体と樹脂框体は上記接合面の形状に略適合する成形耐火断熱材を挟持することにより、上記それぞれの接合面の間に耐火断熱材を介在させてなることを特徴として構成されている。
【0009】
さらに、本発明に係る複合サッシにおける防火構造は、上記金属枠体と樹脂枠体の接合面の間と、上記金属框体と樹脂框体の接合面の間に、それぞれ耐火断熱性の非成形材を注入して設けることにより、上記それぞれの接合面の間に耐火断熱材を介在させてなることを特徴として構成されている。
【0010】
さらにまた、本発明に係る複合サッシにおける防火構造は、上記金属枠体と樹脂枠体の接合面に耐火断熱性の塗料を塗布すると共に、上記金属框体と樹脂框体の接合面に耐火断熱性の塗料を塗布することにより、上記それぞれの接合面の間に耐火断熱材を介在させてなることを特徴として構成されている。
【0011】
そして、本発明に係る複合サッシにおける防火構造は、上記成形耐火断熱材または非成形材もしくは塗料は加熱することで発泡性を有する材質からなることを特徴として構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について、図に沿って詳細に説明する。図1は、第1の実施形態における複合サッシの全体を表した縦断面図である。また、図2は、第1の実施形態における複合サッシの全体を表した横断面図である。
【0013】
これら各図において、本発明における複合サッシは、建物開口部に装着された上枠10、下枠20、及び縦枠30、30からなる枠体1内に、上框40、下框50、及び縦框60、60を枠組みしてガラス体9を納めた一対の框体2、2を引違い状に走行自在に納めてなるものである。
【0014】
枠体1を構成する各枠材は、複合型の枠材であり、ベースとなる金属枠体3とその室内側露出部分を覆う樹脂枠体4とから構成されている。金属枠体3は、金属上枠11、金属下枠21、金属縦枠31、31を方形に枠組みして構成され、樹脂枠体4は、樹脂上枠12、樹脂下枠22、樹脂縦枠32、32を方形に配置されている。そして、上記樹脂上枠12は金属上枠11に、樹脂下枠22は金属下枠21に、樹脂縦枠32は金属縦枠31に、それぞれ取付けられている。金属上枠11と金属下枠21及び金属縦枠31、31には、それぞれ係止片が設けられ、樹脂上枠12と樹脂下枠22及び樹脂縦枠32、32はそれらに係合された上で、ネジによって固定される。
【0015】
金属枠体3は、その室内側露出面を樹脂枠体4によって覆われているので、金属枠体3と樹脂枠体4は、それぞれ接合面7a、7bを有してそれぞれ対向している。本発明は、これら接合面7a、7b間にそれぞれ成形材からなる耐火断熱材8bを介在させることによる防火構造であり、その詳細については後述する。
【0016】
一方、框体2は、枠体1の室外側に配される外障子2aと室内側に配される内障子2bとからなり、上下及び左右の框材を方形状に枠組みして、ガラス体9を納めている。ガラス体9は耐火性を有するシーリング材からなるガラス押さえシール71を介して各框に保持されている。ガラス保持クリップ72は、ステンレスやスチール等の金属からなるピース部品であり、金属框体5に固定されて、樹脂框体6が変形した際にガラス体9を保持して、ガラス体9の落下を防止する。なお、ガラス保持クリップ72は、図3以降では省略している。各框は、上記枠体1と同様に、金属框体5とその室内側露出部分を覆うように取付けられた樹脂框体6とから構成されている。すなわち、上記樹脂上框42は金属上框41に、樹脂下框52は金属下框51に、樹脂縦框62、62は金属縦框61、61に、それぞれ取り付けられている。金属上框41、金属下框51、及び金属縦框61、61には、それぞれ係止片が設けられ、樹脂上框42、樹脂下框52及び樹脂縦框62、62はそれらに係合された上で、カシメによって固定される。
【0017】
金属框体5は、その室内側露出面を樹脂框体6によって覆われているので、金属框体5と樹脂框体6は、それぞれ接合面7a、7bを有してそれぞれ対向している。本発明は、枠体1と同様にこれら接合面7a、7b間にそれぞれ成形材からなる耐火断熱材8bを介在させることによる防火構造であり、その詳細については後述する。
【0018】
なお、上記金属枠体3及び金属框体5は通常アルミの押出し型材にて成型され、また樹脂枠体4及び樹脂框体6は塩化ビニルやアクリル樹脂等から成型される。このように樹脂枠体4にて金属枠体3の室内側露出部分を覆うと共に、樹脂框体6にて金属框体5の室内側露出部分を覆うことにより、金属による冷たい感じを隠し、また熱伝導率の低い樹脂によって断熱効果を向上させている。また、これらの樹脂材には、木材粉等を混入させて、外観上あたかも木材で形成されているかの観を呈することもできる。
【0019】
また、金属下枠21には室外側レール23及び室内側レール22が形成され、外障子2a及び内障子2bの下端部にそれぞれ設けられた戸車72、72がその上に載置されて、外障子2a及び内障子2bはいずれも横方向に走行自在とされることで、引違い窓を構成している。
【0020】
ここで、本実施形態における複合サッシの防火構造について説明する。図3には、本実施形態における複合サッシの防火構造の上部拡大図を示している。本発明における複合サッシの防火構造は、金属枠体3と樹脂枠体4の間と、金属框体5と樹脂框体6の間に、それぞれ耐火断熱材8bを介在させてなるものである。
【0021】
本実施形態においては、互いに向き合う金属枠体3の接合面7aと樹脂枠体4の接合面7bの形状に略適合する形状に成形された耐火断熱材8bを、金属枠体3と樹脂枠体4によって挟持し、金属框体5と樹脂框体6についても同様に耐火断熱材8bを挟持することにより、それぞれに耐火断熱材を介在させる。
【0022】
図3に示すように、耐火断熱材8bは、金属上枠11と樹脂上枠12の接合面7a、7bの間と、金属上框41と樹脂上框42の接合面7a、7bの間に、それぞれ設けられている。金属上枠11と樹脂上枠12の接合面7a、7bの間には、わずかな隙間が設けられており、この隙間にあらかじめ成形された耐火断熱材8bを納めることで、耐火断熱材8bは金属上枠11と樹脂上枠12によって挟持される。また、金属上框41と樹脂上框42の接合面7a、7bの間についても同様に、わずかな隙間が設けられており、この隙間にあらかじめ成形された耐火断熱材8bを納めることで、耐火断熱材8bは金属上框41と樹脂上框42によって挟持される。
【0023】
樹脂上枠12の室外側ガイドレール13及びそれに連続する露出面15は、タイト材70の耐火性が低い場合などには、結果として直接室外側の高温にさらされることになる。また、樹脂上枠12の室内側ガイドレール14及びそれに連続する露出面15についても、同様である。そこで、樹脂上枠12の露出面15の適所にも耐火断熱材8bを設ける。この場合には、金属上枠11と樹脂上枠12によって挟持される耐火断熱材8bを、露出面15に接着剤等によって貼付けるか、後述する耐火断熱性を有する塗料を塗布することにより、設けることができる。
【0024】
同様に、樹脂上框42の露出面45の適所にも耐火断熱材8bを設ける。ここでは、樹脂上框41におけるガラス体9の挟持部44のガラス体9側の面に耐火断熱材8bを設けている。ガラス体9は、耐火性を有するガラス押さえシール71を介して樹脂上框42の挟持部44に保持されている。しかし、高温にさらされた場合に十分に気密性を保つことができない場合もあり、この際には樹脂上框42の挟持部44は直接高温にさらされることになる。したがって、挟持部44に耐火断熱材8bを設けておくことにより、樹脂上框42を発火しにくいようにすることができる。
【0025】
また、金属上框41の端部43には、長手方向略全長に渡ってタイト材70が設けられており、このタイト材70は金属上框41に当接して室外側からの風及び水の浸入を防いでいる。ここで、このタイト材70を防火性を有する材質によって形成することにより、室外側からの火炎の侵入を防ぎ、サッシの防火性を高めることができる。さらに、タイト材70近傍の金属上枠11及び金属上框41の適所にも耐火断熱材8aを設けて、防火性を高めている。なお、タイト材70によって確実に火炎の侵入を防ぐことができるのであれば、上記露出面15に耐火断熱材8bを設けなくてもよい。
【0026】
図4は、本実施形態における複合サッシの防火構造の下部拡大図である。耐火断熱材8bは、少なくとも樹脂下枠22の接合面7bと金属下枠21の接合面7aと略同じ形状に形成されて、樹脂下枠22と金属下枠21の隙間に納められ、挟持されると共に、樹脂下框52の接合面7bと金属下框51の接合面7aと略同じ形状に形成されて、樹脂下框52と金属下框51の隙間に納められ、挟持される。また、樹脂下框52の露出面55にも、適宜耐火断熱材8bを設けることにより、サッシの耐火性を向上させることができる。タイト材70の構造については、上記上框40に設けられるものと同様である。
【0027】
図5は、本実施形態における複合サッシの防火構造の左右及び中央部の拡大図である。耐火断熱材8bは、少なくとも樹脂縦枠32の接合面7bと金属縦枠31の接合面7aと略同じ形状に形成されて、樹脂縦枠32と金属縦枠31の隙間に納められ、挟持されると共に、樹脂縦框62の接合面7と金属縦框61の接合面7aと略同じ形状に形成されて、樹脂縦框62と金属縦框61の隙間に納められ、挟持される。また、樹脂縦枠32の露出面33及び樹脂縦框62の露出面65にも、適宜耐火断熱材8bを設けることにより、サッシの耐火性を向上させることができる。タイト材70の構造については、上記上框40に設けられるものと同様である。
【0028】
図6は、本実施形態における上枠10の分解図を示している。この図のように、樹脂上枠12には、あらかじめ露出面15に対して耐火断熱材8bを貼付け、または塗布することによって設けておく。そして、金属上枠11の接合面7a及び樹脂上枠12の接合面7bの形状に略適合する成形材からなる耐火断熱材8bを、金属上枠11と樹脂上枠12によって挟持する。なお、露出面15の耐火断熱材8bは、必ずしもあらかじめ設けておかなくてもよく、樹脂上枠12を金属上枠11に取付けた後に設けるようにしてもよい。
【0029】
ここで、金属部材と樹脂部材の接合面7a、7bに略適合する形状に成形される耐火断熱材8bは、耐火性及び断熱性を有する成形材からなるものである。また、火災発生時に高温になった場合に、金属部材と樹脂部材の間の空間を塞いでしまうように、耐火断熱材8bである成形材は加熱することにより発泡性を有するものを用いることが望ましい。このような成形材としては、例えばグラファイト系熱膨張シートがあり、その材質は、グラファイトとセラミックファイバー及び無機・有機バインダーからなるものである。熱がかかることによりこれらの成分が反応を開始し、約150〜250℃から発泡を開始する。最終的には初期状態の15倍程度に膨張する。ただし、成形材としてはこれに限られるものではなく、耐火性及び断熱性を有し、かつ上述した防火サッシの基準を満たすものであればよい。
【0030】
次に、第2の実施形態について説明する。この実施形態においては、複合サッシ全体の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。すなわち、第1の実施形態において図1及び図2を用いて説明した構成については、第2の実施形態でも共通する。本実施形態における複合サッシの防火構造は、第1の実施形態と同様に図3〜図5によって表される。
【0031】
本実施形態においては、金属枠体3と樹脂枠体4の間、及び金属框体5と樹脂框体6の間にそれぞれ耐火断熱材8bを介在させてなる点においては、第1の実施形態と共通している。しかし、本実施形態においては、耐火断熱材8bは非成形材からなり、金属枠体3と樹脂枠体4の間、及び金属框体5と樹脂框体6の間にそれぞれ非成形材を注入することで、耐火断熱材8bを介在させる。
【0032】
図3において、非成形材からなる耐火断熱材8bは、金属上枠11と樹脂上枠12の接合面7a、7bの間と、金属上框41と樹脂上框42の接合面7a、7bの間に、それぞれ第1の実施形態における成形耐火断熱材8bに代えて、注入する。すなわち、本実施形態では、枠体1及び框体2を組立てた状態で耐火断熱材8bを注入する。特に、接合面7a、7bの形状が複雑で、成形耐火断熱材8bを形成するのが困難な場合に有効である。それ以外の露出面15、45については、第1の実施形態と同様である。
【0033】
図4及び図5に示すサッシ下部及び側部においても、同様に金属枠体3と樹脂枠体4の間と、金属框体5と樹脂框体6の間に、第1の実施形態における成形耐火断熱材8bに代えて、非成形材からなる耐火断熱材8bを注入する。それ以外の露出面33、55、65については、第1の実施形態と同様である。
【0034】
ここで、金属部材と樹脂部材の接合面7a、7b間に注入される耐火断熱材8bは、耐火性及び断熱性を有する粘性液状の非成形材からなるものである。このような非成形材としては、例えば非定形シールとして使用されているシリコン系の耐火材を用いることができる。ただし、非成形材としてはこれに限られるものではなく、耐火性及び断熱性を有し、かつ上述した防火サッシの基準を満たすものであればよい。
【0035】
次に、第3の実施形態について説明する。この実施形態においては、複合サッシ全体の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。すなわち、第1の実施形態において図1及び図2を用いて説明した構成については、第3の実施形態でも共通する。本実施形態における複合サッシの防火構造は、図3〜図5及び図7によって表される。
【0036】
本実施形態においては、樹脂枠体4と樹脂框体6にそれぞれ塗料からなる耐火断熱材8bを塗布することにより、金属枠体3と樹脂枠体4、金属框体5と樹脂框体6の間に、それぞれ耐火断熱材8bを介在させてなるものである。耐火断熱材8bとしては、耐火性、断熱性を有し、上述した防火サッシの基準を満たすことのできる塗料であることが必要である。なお、図中において耐火断熱材8a、8bの網掛けの種類によって、金属部材に塗布された耐火断熱材8aと、樹脂部材に塗布された耐火断熱材8bを区別している。
【0037】
図3は、本実施形態における複合サッシの防火構造の上部拡大図である。この図に示すように、本実施形態においては、主に樹脂側に対して耐火断熱材8bを塗布している。耐火断熱材8bは、少なくとも樹脂上枠12の金属上枠11に対向する接合面7bと、樹脂上框42の金属上框41に対向する接合面7bにそれぞれ塗布される。また、それ以外に樹脂上枠12の露出面15の適所にも耐火断熱材8bを塗布する。ここでは、室外側ガイドレール13と室内側ガイドレール14及びそれらから連続する露出面15について、耐火断熱材8bを塗布している。同様に、樹脂上框42の露出面45の適所にも耐火断熱材8bを塗布する。ここでは、樹脂上框41におけるガラス体9の挟持部44のガラス体9側の面に耐火断熱材8bを塗布している。なお、タイト材70の構造については、第1の実施形態と同様である。
【0038】
このように、耐火断熱材8bは樹脂上枠12及び樹脂上框42の接合面7bのみならず、それぞれの露出面15、45にも塗布されるが、室内側から見て直接露出する面には塗布しないことが望ましい。複合サッシでは、室内側に樹脂部材を配設することによってサッシの意匠性の向上を図っているのに対し、樹脂部材に耐火断熱材を塗布することにより、その部分の表面における質感等が変化し、統一性が失われるからである。
【0039】
逆に、樹脂部材の全面に耐火断熱材8bを塗布するようにすることもできる。この場合には、耐火断熱材8bを塗布することに代えて、樹脂枠体4や樹脂框体5を塗料の中に浸すこと、あるいはスプレーによる吹付けにより、耐火断熱材8bを全面に均一に付着させるようにすることもできる。
【0040】
図4は、本実施形態における複合サッシの防火構造の下部拡大図である。この図に示すように、下枠20や下框50においても上枠10や上框40と同様に樹脂側に耐火断熱材8bを塗布している。耐火断熱材8bは、少なくとも樹脂下枠22の金属下枠21に対向する接合面7bと、樹脂下框52の金属下框51に対向する接合面7bにそれぞれ塗布される。さらに、樹脂下框52の露出面55にも適宜耐火断熱材8bを塗布することにより、サッシの耐火性を向上させることができる。なお、タイト材70の構造については、第1の実施形態と同様である。
【0041】
図5は、本実施形態における複合サッシの防火構造の左右及び中央部の拡大図である。この図に示すように、縦枠30や縦框60においても樹脂側に耐火断熱材8bを塗布している。耐火断熱材8bは、少なくとも樹脂縦枠32の金属縦枠31に対向する接合面7bと、樹脂縦框62の金属縦框61に対向する接合面7bにそれぞれ塗布される。上枠10の場合と同様に、樹脂縦枠32の露出面33の適所にも、耐火断熱材8bを塗布する。さらに、樹脂縦框62の露出面65の適所にも、耐火断熱材8bを塗布する。この場合も、上枠10の場合と同様に、室内側に直接露出する面については、耐火断熱材8bを塗布せず、意匠性を保つようにしている。なお、タイト材70の構造については、第1の実施形態と同様である。
【0042】
耐火断熱材8bの塗布厚は、必ずしも樹脂枠体4と金属枠体3の間の隙間、または樹脂框体6と金属框体5の間の隙間を全て埋めるほどでなくてもよく、それよりも薄く塗布される。ただし、隙間に空間を残すと、室外側が高温にさらされた場合にその空間において空気の対流を発生させ、熱伝達がよくなり、結果として樹脂側を高温にしてしまうことになる。したがって、そのような場合には空間を塞いでしまうように、耐火断熱材8bである塗料は加熱することにより発泡性を有するものを用いることが望ましい。
【0043】
このような塗料を用いることにより、サッシが高温にさらされた場合にその塗料は発泡し、樹脂枠体4と金属枠体3の間、または樹脂框体6と金属框体5の間の空間を埋めて空気の対流をなくすので、熱伝達を遮断して樹脂部材に熱を伝わりにくくすることができる。
【0044】
また、発泡により体積が数十倍になるようなものを用いれば、樹脂枠体4及び樹脂框体6は高温になっていることによって軟化しており、塗料が発泡することで、樹脂枠体4及び樹脂框体6を金属枠体3及び金属框体5から離間させ、あるいは脱落させることができる。このように金属部材から樹脂部材が離間し、あるいは脱落すると、樹脂部材は金属部材から直接熱を受けることがないので、より発火しにくい複合サッシとすることができる。
【0045】
このように加熱することで発泡性を有し、かつ耐火断熱性を有する塗料としては熱発泡型塗料があり、その成分としては、発泡剤と発泡触媒、及び炭素剤を含んでいる。熱がかかることによりこれらの成分が反応を開始し、約150〜250℃から発泡を開始する。最終的には初期状態の40〜50倍の体積になり、フォーム状の断熱層を形成する。ただし、塗料としてはこれに限られるものではなく、耐火性、断熱性を有して、上述した防火サッシの基準を満たすことのできるものであればよい。
【0046】
図7には、本実施形態における複合サッシの上部における分解図を示している。この図に示すように、樹脂上枠12には接合面7b及び露出面15について、耐火断熱材8bを所定の厚さに塗布しておき、それを金属上枠11に取付ける。また、樹脂上框42にも接合面7b及び露出面45について、耐火断熱材8bを所定の厚さに塗布しておき、それを金属上框41に取付ける。このようにして、金属上枠11と樹脂上枠12の間と、金属上框41と樹脂上框42の間のそれぞれに、耐火断熱材8bを介在させると共に、樹脂上枠12の露出面15及び樹脂上框42の露出面45にも耐火断熱材8bによって防火性を持たせる。
【0047】
次に、第4の実施形態について説明する。この実施形態においては、複合サッシ全体の基本的な構成は、第1の実施形態と同様である。すなわち、第1の実施形態において図1及び図2を用いて説明した構成については、第4の実施形態でも共通する。
【0048】
図8〜図10には、本実施形態における複合サッシの防火構造の拡大図を示している。本実施形態においては、主にサッシの金属側に対して耐火断熱材8aを塗布している。耐火断熱材8aは、樹脂側に塗布する第3の実施形態の塗布位置に対向する金属側の面に塗布される。図8においては、少なくとも金属上枠11の樹脂上枠12に対向する接合面7aと、金属上框41の樹脂上框42に対向する接合面7aにそれぞれ塗布される。また、樹脂上枠12の露出面15における適所にも耐火断熱材8bを塗布する。その他タイト材70については、第1の実施形態と同様である。
【0049】
図9及び図10には、本実施形態における複合サッシの下部、左右ないし中央部の拡大図を示している。下枠20や縦枠30、下框50や縦框60についても、それぞれ上枠10の場合と同様に、少なくとも金属枠体3の樹脂枠体4に対向する接合面7aと、金属框体5の樹脂框体6に対向する接合面7aにそれぞれ耐火断熱材8aを塗布する。また、樹脂縦枠32の露出面33及び樹脂縦框62の露出面65の適所にもそれぞれ耐火断熱材8bを塗布する。その他タイト材70については、第1の実施形態と同様である。
【0050】
このように耐火断熱材8aを、金属枠体3及び金属框体5側に塗布することは、第1の実施形態のように、樹脂枠体4及び樹脂框体6側に塗布することと同様に、複合サッシにおける金属部材と樹脂部材の間に耐火断熱材8aを介在させることとなり、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。また、第3及び第4の実施形態では、主にサッシの樹脂側または金属側に耐火断熱材を塗布したが、これに限らず接合面の樹脂側あるいは金属側の両面、あるいは一方側を適宜選択して塗布することもでき、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0051】
これまで、本発明に係る実施形態について説明したが、本発明の適用はこの実施形態に限られるものではなく、その技術的思想の範囲内において様々に適用することができる。すなわち、複合サッシにおいて、金属部材と樹脂部材の間に耐火性及び断熱性を有する耐火断熱材8a、8bを介在させればよく、その材質や介在させる方法は上記のものに限られない。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、請求項1の本発明によれば、金属枠体と樹脂枠体の接合面の間と、金属框体と樹脂框体の接合面の間に、それぞれ耐火断熱材を介在させてなることにより、火災発生時に高温になるサッシの金属部材に、樹脂部材が直接触れることがなく、樹脂部材の温度上昇を抑えて、発火しにくい複合サッシとすることができる。
【0053】
また、請求項2の本発明によれば、金属枠体と樹脂枠体及び金属框体と樹脂框体はそれぞれ各接合面の形状に略適合する成形耐火断熱材を挟持することにより、金属部材と樹脂部材の接合面の間に確実に耐火断熱材を介在させることができ、火災発生時に樹脂部材の温度上昇を抑えて、発火しにくい複合サッシとすることができる。
【0054】
さらに、請求項3の本発明によれば、金属枠体と樹脂枠体の接合面の間と、金属框体と樹脂框体の接合面の間に、それぞれ耐火断熱性の非成形材を注入することにより、金属部材と樹脂部材の接合面の形状が複雑な場合でも、その間に耐火断熱材を介在させることができ、火災発生時に樹脂部材の温度上昇を抑えて、発火しにくい複合サッシとすることができる。
【0055】
そして、請求項4の本発明によれば、金属枠体と樹脂枠体の接合面に耐火断熱性の塗料を塗布し、金属框体と樹脂框体の接合面に耐火断熱性の塗料を塗布することにより、金属部材と樹脂部材の接合面の形状が複雑な場合でも、その間に耐火断熱材を介在させることができ、火災発生時に樹脂部材の温度上昇を抑えて、発火しにくい複合サッシとすることができる。
【0056】
さらにまた、請求項5の本発明によれば、成形耐火断熱材または非成形材もしくは塗料は加熱することで発泡性を有する材質からなることにより、火災発生時に非成形材は発泡して体積を増加させ、各接合面間の空間を埋めるので、空気の流れを遮断して断熱性を更に高めることができる。また、樹脂部材を離間あるいは脱落しやすくして、樹脂部材の発火を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1〜第4実施形態における複合サッシの全体を表した縦断面図である。
【図2】第1〜第4実施形態における複合サッシの全体を表した横断面図である。
【図3】第1〜第3実施形態における複合サッシの防火構造の上部拡大図である。
【図4】第1〜第3実施形態における複合サッシの防火構造の下部拡大図である。
【図5】第1〜第3実施形態における複合サッシの防火構造の左右及び中央部の拡大図である。
【図6】第1実施形態における上枠の分解図である。
【図7】第3実施形態における複合サッシの防火構造の上部における分解図である。
【図8】第4実施形態における複合サッシの防火構造の上部拡大図である。
【図9】第4実施形態における複合サッシの防火構造の下部拡大図である。
【図10】第4実施形態における複合サッシの防火構造の左右及び中央部の拡大図である。
【符号の説明】
1 枠体
2 框体
3 金属枠体
4 樹脂枠体
5 金属框体
6 樹脂框体
7 接合面
8 耐火断熱材
9 ガラス体
10 上枠
20 下枠
30 縦枠
40 上框
50 下框
60 縦框
70 タイト材
71 ガラス押さえシール
72 ガラス保持クリップ

Claims (5)

  1. 金属枠体の室内側に樹脂枠体を配設した複合窓枠に、金属框体の室内側に樹脂框体を配設した複合框体を納めてなる複合サッシにおいて、
    上記金属枠体と樹脂枠体の接合面の間と、上記金属框体と樹脂框体の接合面の間に、それぞれ耐火断熱材を介在させてなることを特徴とする複合サッシにおける防火構造。
  2. 上記金属枠体と樹脂枠体は上記接合面の形状に略適合する成形耐火断熱材を挟持すると共に、上記金属框体と樹脂框体は上記接合面の形状に略適合する成形耐火断熱材を挟持することにより、上記それぞれの接合面の間に耐火断熱材を介在させてなることを特徴とする請求項1記載の複合サッシにおける防火構造。
  3. 上記金属枠体と樹脂枠体の接合面の間と、上記金属框体と樹脂框体の接合面の間に、それぞれ耐火断熱性の非成形材を注入して設けることにより、上記それぞれの接合面の間に耐火断熱材を介在させてなることを特徴とする請求項1記載の複合サッシにおける防火構造。
  4. 上記金属枠体と樹脂枠体の接合面に耐火断熱性の塗料を塗布すると共に、上記金属框体と樹脂框体の接合面に耐火断熱性の塗料を塗布することにより、上記それぞれの接合面の間に耐火断熱材を介在させてなることを特徴とする請求項1記載の複合サッシにおける防火構造。
  5. 上記成形耐火断熱材または非成形材もしくは塗料は加熱することで発泡性を有する材質からなることを特徴とする請求項2〜4記載の複合サッシにおける防火構造。
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