JP4069274B2 - 配線ボックス装置 - Google Patents

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Description

本発明は、壁裏や二重天井内に設置されて、コンセント等の各種配線器具と配線との接続部や、配線と配線との接続部を収容する配線ボックス装置に関するものである。
この種の配線ボックス装置100は、図9乃至図11に示すように、建築構造物である支骨鉄筋101等にバー材102によって取り付けられた状態でコンクリートに埋設されて、コンセント等の各種配線器具と配線との接続部や、配線と配線との接続部を収容するために用いられる装置である。
特許文献1に記載の配線ボックス装置100は、配線ボックス103とボックスカバー104とから開閉可能な箱状に形成されている。この配線ボックス装置100は、配線ボックス103に対してボックスカバー104をワンタッチで取り付けできる特徴を有するものである。
特開2003−169413号公報 この配線ボックス装置100は 開口105を有する有底の箱状を成す配線ボックス103と該開口105を閉鎖する ように該配線ボックス103に取り付けられるボックスカバー104とから構成され ている。
前記配線ボックス103の開口105の周囲には、係合突起106が設けられている。又、前記ボックスカバ−104の裏面の周囲には、ほぼ全周に亘ってリブ107が形成されている。図10に示すように、該リブ107の内面には、前記配線ボックス103に設けられた係合突起106が係合する係合溝108が形成されている。
そして、ボックスカバー104を配線ボックス103に取り付けるには、該ボックスカバー104を配線ボックス103の開口105に対面させ、且つ、配線ボックス103の係合突起106をボックスカバー104の係合溝108に一致させた状態で該ボックスカバー104を配線ボックス103に対して押込むだけで、ボックスカバー104を配線ボックス103にワンタッチで取り付けることができる。
次に、前述のように構成された配線ボックス装置100をコンクリートに埋設する場合について説明する。先ず、図9に示すように、ボックスカバー104が組付けられる前の状態の配線ボックス103を支骨鉄筋101にバー材102によって取り付ける。その後、図10に示すように、配線ボックス103のノックアウト部Nを打抜き、その打抜き孔にコネクタ109の雄ネジ部(図示せず)を挿入して、該雄ネジ部に配線ボックス103の内側からロックナット110を螺着する。これにより、該コネクタ109とロックナット110とによって配線ボックス103の側壁を挟持するようにして該コネクタ109を配線ボックス103に固定する。
次に、電線管111を前記コネクタ109内に挿通する。その後、該配線ボックス103の開口105を閉鎖するようにボックスカバー104を取り付ける。その後、図11に示すように、配線ボックス装置100を挟むように一対の型枠112,112を立設し、
この型枠112,112の間にコンクリートを打設して、配線ボックス装置100が埋設
されるものである。そして、ボックスカバー104の開口112(図9に示す)から各種の配線器具を配線ボックス103内に配設する一方、前記電線管111内を挿通して配線されたケーブル(図示せず)に該配線器具を接続するものである。
ところで、実際の作業においては、図10に示すように、配線ボックス103にボックスカバー104を取り付けた後になって、配線ボックス103へのコネクタ109及びロックナット110の取付けの忘れに気が付いたり、追加のケーブルを配線ボックス103内に引込むべく追加のコネクタ109及びロックナット110の取付けの必要が発生する場合がある。
このような場合には、先ず、図10に示す状態において、配線ボックス103からボックスカバー104を取外した後、更に別のノックアウト部Nを打抜いて、打抜き孔を開口する。その後、該打抜き孔にコネクタ109の雄ネジ部を挿入して、該雄ネジ部に配線ボックス103の内側からロックナット110を螺着する。これにより、該コネクタ109とロックナット110とによって配線ボックス103の側壁を挟持するようにして該コネクタ109を配線ボックス103に固定する。
ところで、前述の従来技術においては、ボックスカバ−104を配線ボックス103に対して前側から押し込んで、ボックスカバー103の係合溝108と配線ボックス103の係合突起106とを強制的に係合させる構造のため、一旦係合したボックスカバー104を配線ボックス103から取外すには、図10中、二点鎖線で示すように、配線ボックス103の背面側から配線ボックス103とボックスカバー104との隙間にドライバーDの先端を差込んで、無理やり抉るようにして係合突起106と係合溝108との係合を解除しなければならない。
しかし、このような構造の従来技術においては、配線ボックス103からボックスカバー104が不用意に脱落する自体を防止するために、配線ボックス103とボックスカバー104との係合を強固にしなければならず、このため、前述のように、配線ボックス103からボックスカバー104を取外す必要が生じた場合には、ボックスカバー104を配線ボックス103から容易に取り外すことができず、作業上の妨げになるという問題があった。又、このような場合において、無理やり抉るようにして係合突起106と係合溝108との係合を解除しようとすると、配線ボックス装置100自体が係合突起106と係合溝108との係合部分において、損傷するという問題があった。
又、前述の従来技術においては、前述のように、配線ボックス103の前側から該配線ボックス103にボックスカバー104を取り付ける一方、該配線ボックス103からボックスカバー104を取外す場合には、該配線ボックス103の背面側に回り込んで、背面側からドライバーDを操作して、配線ボックス103からボックスカバー104を取外さなければならないが、図9乃至図11に示すように、配線ボックス103の背面側には鉄筋101が縦横に組まれているため、作業者は縦横に組まれた鉄筋の隙間からドライバーDを差込んで、ボックスカバー104を配線ボックス103から取外す作業をしなければならず、そのための作業がしずらいという問題点があった。
本発明は前述の従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、必要に応じて、ボックスカバーを配線ボックスから容易に取外すことのできる配線ボックス装置を提供するにある。
請求項1に記載の発明は、一面に開口を有する箱状の配線ボックスと、前記配線ボックスの開口面を閉鎖すべく該ボックスに取着されるボックスカバーとからなる配線ボックス装置であって、
前記配線ボックスには、互いに対向する一対の側壁の外側に、一対の第一係合部及び第二係合部がそれぞれ間隔をおいて独立して突出して設けられ、
前記ボックスカバーには、前記第一係合部及び第二係合部にそれぞれ係合するスライド溝を有する、一対の第一被係合部及び第二被係合部が間隔をおいて裏面からそれぞれ独立して突出して設けられ、
該スライド溝は、一端が差込口で他端がストッパ面になり、
前記ボックスカバーは、前記両被係合部と両係合部との位置をずらせて前記第一被係合部又は第二被係合部の一方を、前記ボックスの対向する一対の側壁外側であって、前記ボックスの両係合部間の任意の位置で、ボックス開口面に宛がうことが可能であるとともに、前記ボックスの開口面に宛がわれた状態であって、前記両係合部が前記両被係合部のスライド溝の差込口に宛がわれるスライド開始位置から、前記開口面に沿ってスライドして、前記両係合部が前記ストッパ面に突き当たることにより、前記第一係合部及び第二係合部が、前記第一被係合部及び第二被係合部に係合して、前記開口を閉鎖すべく該ボックスに取着可能に設けられ、
前記ボックスカバーは、前記配線ボックスに取着された位置から前記スライド開始位置までスライドすることにより、前記第一係合部及び第二係合部と、前記第一被係合部及び第二被係合部との係合を解除して、前記開口を開放すべく該ボックスから取外し可能であることを特徴とすることを特徴とするものである。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、配線ボックスは壁内に設置され、前記配線ボックスに取着されたボックスカバーは、コンセント等の配線器具を壁表から壁内の配線ボックス内に配設するための開口を有してなることを特徴とするものである。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、ボックスカバーは、前記配線ボックスの開口面を全閉するブランクタイプに設けられ、
前記配線ボックスは、二重天井内に設置された状態で、開口面を開閉すべく、前記ボックスカバーが着脱自在であることを特徴とするものである。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の発明において、
ボックスカバーの第一被係合部又は第二被係合部のいずれか一方には、該カバーのコーナー部に沿って曲折部と、該曲折部を挟んだ位置に形成されるスライドストッパ部が設けられてなることを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の発明において、
前記ボックスカバーは前記配線ボックスに対して上下方向へスライド可能に設けられ、前記ボックスカバーは下方へスライドして前記配線ボックスの開口面を閉じ、且つ、上方へスライドして前記配線ボックスの開口面を開くことを特徴とするものである。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の発明において、
前記配線ボックスの互いに対向する一対の壁には、前記ボックスカバーを取り付けるためのボス部が設けられ、前記ボックスカバーは一方のボス部が形成されている壁から他方のボス部が形成されている壁へ向けてスライド可能に設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、ボックスカバーは、両係合部と両被係合部との位置をずらせて配線ボックスの開口面に宛がわれた状態であって、両係合部が両被係合部のスライド溝の差込口に宛がわれるスライド開始位置から、前記開口面に沿ってスライドして、両係合部がストッパ面に突き当たることにより、両係合部が両被係合部に係合して開口を閉鎖すべく配線ボックスに取着される。
又、ボックスカバーは配線ボックスの開口面に沿ってスライドして、ボックスカバーの被係合部が配線ボックスの係合部に係脱する構成のため、ボックスカバーは配線ボックスの開口面側において該配線ボックスに対して取付け、取外しできる。従って、配線ボックスの背面側において鉄筋等が縦横に組まれていても、配線ボックスに対してボックスカバーを容易に取り付け、取外しできる。又、配線ボックスの開口面側にボックスカバーがスライドできるだけの狭いスペースさえあれば、ボックスカバーを配線ボックスに容易に取付け、取外しすることができる。更に、ボックスカバーを配線ボックスの開口面に沿ってスライドさせながら被係合部と係合部とを係合させる構造のため、該被係合部と係合部とは当該スライド方向に向けて係合する構造になる。このような形態の係合の場合、被係合部と係合部とは弾性的に係合する構造ではないため、非弾性部材で形成された配線ボックスとボックスカバーにも本発明を適用できるものである。
請求項2に記載の発明によれば、配線ボックスは壁内に設置される。該配線ボックスには、ボックスカバーが取着される。該ボックスカバーには、開口が形成されている。コンセント等の配線器具は、壁表側からボックスカバーの開口内に配設される。
請求項3に記載の発明によれば、配線ボックスの開口面を全閉にするブランクタイプのボックスカバーを備えた配線ボックス装置を二重天井内に設置し、該配線ボックス装置の配線ボックスの開口面を二重天井内で開閉することができる。
請求項4に記載の発明によれば、ボックスカバーのコーナー部の第一被係合部又は第二被係合部の何れか一方に設けられるスライドストッパ部に配線ボックスの第一係合部又は第二係合部が当たって、ボックスカバーのスライドが規制される。
請求項に記載の発明によれば、仮に、配線ボックス装置をコンクリート内に埋設して用いるような場合、ボックスカバーに該ボックスカバー自体の自重やコンクリートによる荷重が加わっても、ボックスカバーが開口面を閉じている状態が維持される。
請求項に記載の発明によれば、ボックスカバーは、一方のボス部が形成されている壁から他方のボス部が形成されている壁へ向けてスライドすることができる。
図1乃至図7は第1実施形態を示す。図1は、配線ボックス装置の分解斜視図、図2は
ボックスカバーの裏面図、図3は図2を矢示A方向から観た図、図4は図2を矢示B方向から観た図、図5は配線ボックスとボックスカバーとの係脱を説明する図、図6は配線ボックスとボックスカバーとの取付を説明する図、図7は配線ボックス装置がコンクリートに埋設された状態を示す図である。
図1に示すように、この配線ボックス装置1は、建築構造物である支骨鉄筋101等にバー材102によって取り付けられた状態でコンクリートに埋設されて、コンセント等の配線器具と配線とを接続する際に用いられる装置である。
配線ボックス装置1は、配線ボックス2とボックスカバー3とを備えている。配線ボックス2は箱状に形成されている。配線ボックス2とボックスカバー3とは別体に設けられている。後述のように、ボックスカバー3は、配線ボックス2に対して矢示方向(矢示α―β方向)へスライド可能に設けられる構造になっている。該配線ボックス2の内部は、コンセントのような配線器具と配線とを接続し、又は、配線同士を接続するための接続用空間5になっている。配線ボックス2およびボックスカバー3は、合成樹脂で形成されることができる。
具体的には、前記配線ボックス2は、ボックスカバー3のスライド方向(矢示α―β方向)に沿って対向する先端壁6および後端壁7と、該スライド方向に直交する方向に互いに対向する一対の側壁8,8と底壁9とを備え、該底壁9と対向する面は開口面10にな
っている。該開口面10がボックスカバー3によってスライド可能に開閉するものである。
前記配線ボックス2の底壁9には、該配線ボックス2を前記支骨鉄筋101に取り付けるためのバー材102が挿通するバー材挿通部2aが形成されている。配線ボックス2の後端壁7および側壁8にはノックアウト部11が設けられている。このノックアウト部11は必要に応じて打ち抜くことにより打ち抜き孔が開口するものである。この打抜き孔には、コネクタ12(図6に示す)が接続されるものである。該コネクタ12には、前記接続用空間5内に収容されている配線器具に接続するための配線を挿通する電線管Kが取付けられるものである。
図1に戻って、ボックスカバー3は、配線ボックス2の開口面10に対応した形状で且
つ該開口10を閉鎖できる大きさである。
前記配線ボックス2には第一,第二係合部13,14が設けられ、前記ボックスカバー3には、第一,第二被係合部15,16が設けられている。これら第一,第二係合部13,14と第一,第二被係合部15,16とは、スライド可能に係合するものである。これら第一,
第二係合部13,14と第一,第二被係合部15,16とがスライド可能に係合することに
より、前記ボックスカバー3は、前記配線ボックス2の開口面10をスライド可能に開閉できるものである。
前記第一係合部13は、前記配線ボックス2の前記開口面10の外側、即ち、二つの側壁8,8に互いに対向する位置に設けられている。又、前記第ニ係合部14は、前記配線
ボックス2の二つの側壁8,8に互いに対向する位置に設けられている。これら第一係合
部13と第二係合部14は、前記ボックスカバー3のスライド方向に沿って間隔を開けて設けられている。
又、前述のように、ボックスカバー3に設けられた第一被係合部15は図3に示すように、該ボックスカバー3の裏面3aから突出するようにして、該ボックスカバー3のコーナーに設けられている。同図3に示すように、該第一被係合部15は、該ボックスカバー
3のコーナーに沿って曲折する曲折部17と、該曲折部17を挟んだ位置に形成された切欠部18とスライドストッパ部19とが設けられている。該切欠部18と、ボックスカバー3の裏面3aとによって有底のスライド溝20が形成されるものである。該スライド溝20は、該ボックスカバー3のスライド方向に沿って一側が差込口20aになり、他側がストッパ面20bになっている。
又、図1に示すように、前記第二被係合部16は、ボックスカバー3のスライド方向に沿って前記第一被係合部15から間隔を開けた位置に設けられている。図4に示すように、第二被係合部16は、スライド溝21を有している。該スライド溝21は、該ボックスカバー3のスライド方向に沿って一側が差込口21aになり、他側がストッパ面21bになっている。
又、図1,図2に示すように、前記ボックスカバー3のスライド方向に沿って該ボック
スカバー3の端縁3bと端縁3cには、突起22,23が形成されている。
ここで、図5に示すように、ボックスカバー3の第一被係合部15のスライド溝20内を配線ボックス2の第一係合部13がスライドし、ボックスカバー3の第ニ被係合部16のスライド溝21内を配線ボックス2の第一係合部14がスライドするもので、スライド溝20,21の長さだけ、ボックスカバー3は配線ボックス2に対してスライド可能であ
る。ここで、図5に示すように、ボックスカバー3の第一被係合部15のスライド溝20の差込口20aが、配線ボックス2の第一係合部13に宛がわれ、更に、ボックスカバー3の第ニ被係合部16のスライド溝21の差込口21aが、配線ボックス2の第ニ係合部14に宛がわれた位置が、スライド開始位置である。
又、同図5に示す状態において、ボックスカバー3がα方向へスライドして、ボックスカバー3が配線ボックス2の開口面10を完全に閉鎖した状態、即ち、全閉状態において、配線ボックス2の第一係合部13がボックスカバー3の第一被係合部15のストッパ面20bに突き当たり、配線ボックス2の第ニ係合部14がボックスカバー3の第ニ被係合部16のストッパ面21bに突き当たり、更に、配線ボックス2の後端壁7がボックスカバー3の第一被係合部15のスライドストッパ部19に突き当たるものである。その上、同図5に示すように、ボックスカバー3の突起22,22が配線ボックス2の後端壁7の外側に当接し、又、ボックスカバー3の突起23が配線ボックス2の先端壁6の外側に当接することにより、該ボックスカバー3は、開口面10を閉鎖した状態でロックされるものである。
ボックスカバー3の該突起23は、該ボックスカバー3が閉鎖方向へスライドする動作に伴って、配線ボックス2の先端壁6を乗越えるようにして該先端壁6の外側に当接し、一方、該ボックスカバー3が開放方向へスライドする動作に伴って、配線ボックス2の先端壁6を乗越えるようにして該先端壁6との当接が解かれるものである。
前記第一,第二被係合部15,16のストッパ面20b,21b、スライドストッパ部1
9、及び突起22によって、請求項4に記載の第一閉止ロック部が構成される。又、前記突起23によって、請求項5に記載の第二閉止ロック部が構成される。更に、前記第一,
第二被係合部15,16のストッパ面20b,21b、スライドストッパ部19、及び突起22,23によって、請求項6に記載の閉止ロック部が構成される。
又、図1に示すように、前記配線ボックス2の互いに対向する側壁、即ち、先端壁6と後端壁7には、互いに向かい合い位置に2対のボス部2b,2bが設けられ、ネジ孔2が形成されている。又、ボックスカバー3には、該ボックスカバー3が前記配線ボックス2の開口面10を全閉した状態で、該ネジ孔2に連通するネジ挿通孔3が形成され、ボックスカバー3は配線ボックス2にネジPによってネジ止めされるようになっている。
次に、このように構成された配線ボックス2に対して、ボックスカバー3を取り付ける場合について説明する。先ず、図5に示すように、配線ボックス2の第一,第二係合部1
3、14と、ボックスカバー3の第一,第二被係合部15,16との位置をずらせた状態になるように、即ち、スライド開始位置において配線ボックス2の開口面10にボックスカバー3をあてがう。次に、この状態からボックスカバー3を閉鎖方向(矢示α方向)へスライドさせると配線ボックス2の第一,第二係合部13,14がボックスカバー3の第一,
第二被係合部15,16のスライド溝20,21に係合した状態で僅かスライドする。
そして、ボックスカバー3が配線ボックス2の開口面10を完全に閉鎖した状態において、ボックスカバー3のスライドストッパ部19が配線ボックス2の後端壁7に突き当たり、ボックスカバー3の第一,第二被係合部15,16の各ストッパ面20b,21bが配
線ボックス2の第一,第二係合部13,14に突き当たる。そして、この状態においては、ボックスカバー3の突起22が配線ボックス2の後端壁7に当接し、又、ボックスカバー3の突起23が配線ボックス2の先端壁6を乗越えて該先端壁6の外側に当接する。これによって、ボックスカバー3が配線ボックス2の開口面10を閉鎖する状態が維持される。
次に、前述のように、配線ボックス2の開口面10がボックスカバー3によって閉鎖された状態から、該ボックスカバー3をスライドさせて配線ボックス1の開口面10を開放する場合について説明する。この場合、作業者が手でボックスカバー3の一側を摘み、該ボックスカバー3を開放方向(矢示β方向)へ押すと、ボックスカバー3の突起23が配線ボックス2の先端壁6を乗越えるようにして開放方向へスライドして、配線ボックス2の開口面10が開放する。
次に、図7に示すように、このような配線ボックス装置1をコンクリートに埋設する場合について説明する。尚、図6及び図7に示すように、既に、建築構造物である支骨鉄筋
101等が設けられているものとする。この状態において、配線ボックス2のバー材挿通部2aにバー材102を挿通し、該バー材102の両端を支骨鉄筋101等に結束することにより、該配線ボックス2を支骨鉄筋101等に固定する。
次に、配線ボックス2の先端壁6や側壁8に設けられたノックアウト部11を必要に応じて打抜き、打抜き孔を開口した後、図6に示すように、該内抜き孔にコネクタ12の雄ネジ部(図示せず)を挿入して、該雄ネジ部に配線ボックス2の内側からロックナット24を螺着する。これにより、該コネクタ12とロックナット24とによって配線ボックス2の後端壁7又は図外の側壁8を挟持するようにして該コネクタ12を配線ボックス2に固定する。その後、前述のようにして、配線ボックス2に対してボックスカバー3を取り付ける。
その後、仮に、更に多くの電線管を前記配線器具に接続する必要が生じた場合には、前述のように、配線ボックス2に対してボックスカバー3をスライドして、該ボックスカバー3を配線ボックス2から取外す。
その後、更に別の後端壁7又は側壁8のノックアウト部11を打抜いて、打抜き孔を開口した後、該内抜き孔にコネクタ12の雄ネジ部(図示せず)を挿入して、該雄ネジ部に配線ボックス2の内側からロックナット24を螺着する。これにより、該コネクタ12とロックナット24とによって配線ボックス2の後端壁7、側壁8を挟持するようにして該コネクタ12を配線ボックス2に固定する。次に、電線管を前記コネクタ12内に挿通して設ける。そして、ボックスカバー3を配線ボックス2にネジPによってネジ止めする。
以上説明した実施形態においては、ボックスカバー3を配線ボックス2に対して往復動可能にスライドして取付け、取外すことにより、ボックスカバー3の開口面10が閉鎖し、又、開放するものである。
ところで、従来技術においては、図9乃至図11において説明したように、ドライバーDによって、ボックスカバー3を配線ボックス2から無理やり抉るようにして取外さなければならないが、本実施形態においては、ボックスカバー3を配線ボックス2に対してスライドさせるようにして容易に取外すことが出来るものである。
その後、配線ボックス装置1を挟む位置に一対の型枠26,26を立設し、これら型枠
26,26の間にコンクリートを流し込むことにより、配線ボックス装置1をコンクリー
ト内に埋設する。この場合、ボックスカバー3には、該ボックスカバー3自体の自重や、コンクリートの荷重が加わるが、これら自重や荷重は、前記閉止ロック部によって支持されるため、ボックスカバー3が配線ボックス2から外れる事態は防止される。
図8は、配線ボックス装置1を二重天井内に設けた第2実施形態を示す。この第2実施形態においては、上のフロアの床(図示せず)の下面と鉄骨Tとの間に取付けられた吊ボルトVに配線ボックス2の裏面を取付けた状態で該配線ボックス2はニ重天井内に設けられるものである。そして、該配線ボックス2内において配線同士を結線した後、ボックスカバー3によって配線ボックス2を閉じるものである。この第2実施形態においては、ボックスカバー3が開口を有さない、いわゆる、ブランクタイプのボックスカバー3を配線ボックス2に対してスライドすることにより、配線ボックス2に対してボックスカバー3を容易に取付け、取外しできる上に第1実施形態と同様の作用効果を奏するものである。
尚、以上の実施形態においては、第一,第二係合部13,14を配線ボックス2に設け、第一,第二被係合部15,16をボックスカバー3に設けたが、第一,第二係合部13,14をボックスカバー3に設け、第一,第二被係合部15,16を配線ボックス2に設けても良い。
配線ボックス装置の分解斜視図である。(第1実施形態) ボックスカバーの裏面図ある。 (第1実施形態) 図2を矢示A方向から観た図ある。(第1実施形態) 図2を矢示B方向から観た図ある。(第1実施形態) 配線ボックスとボックスカバーとの係脱を説明する図ある。(第1実施形態) 配線ボックスとボックスカバーとの取付を説明する図ある。(第1実施形態) 配線ボックスとボックスカバーとの係脱を説明する図ある。(第1実施形態) 図8は、配線ボックス装置の分解斜視図である。(第2実施形態) 従来技術の配線ボックスの分解斜視図である。 従来技術の配線ボックスの作用を説明する図である。 従来技術の配線ボックスの作用を説明する図である。
符号の説明
1 配線ボックス装置
2 配線ボックス
3 ボックスカバー
10 開口面
13 第一係合部
14 第二係合部
15 第一被係合部
16 第二被係合部
22 突起
23 突起

Claims (6)

  1. 一面に開口を有する箱状の配線ボックスと、前記配線ボックスの開口面を閉鎖すべく該ボックスに取着されるボックスカバーとからなる配線ボックス装置であって、
    前記配線ボックスには、互いに対向する一対の側壁の外側に、一対の第一係合部及び第二係合部がそれぞれ間隔をおいて独立して突出して設けられ、
    前記ボックスカバーには、前記第一係合部及び第二係合部にそれぞれ係合するスライド溝を有する、一対の第一被係合部及び第二被係合部が間隔をおいて裏面からそれぞれ独立して突出して設けられ、
    該スライド溝は、一端が差込口で他端がストッパ面になり、
    前記ボックスカバーは、前記両被係合部と両係合部との位置をずらせて前記第一被係合部又は第二被係合部の一方を、前記ボックスの対向する一対の側壁外側であって、前記ボックスの両係合部間の任意の位置で、ボックス開口面に宛がうことが可能であるとともに、前記ボックスの開口面に宛がわれた状態であって、前記両係合部が前記両被係合部のスライド溝の差込口に宛がわれるスライド開始位置から、前記開口面に沿ってスライドして、前記両係合部が前記ストッパ面に突き当たることにより、前記第一係合部及び第二係合部が、前記第一被係合部及び第二被係合部に係合して、前記開口を閉鎖すべく該ボックスに取着可能に設けられ、
    前記ボックスカバーは、前記配線ボックスに取着された位置から前記スライド開始位置までスライドすることにより、前記第一係合部及び第二係合部と、前記第一被係合部及び第二被係合部との係合を解除して、前記開口を開放すべく該ボックスから取外し可能であることを特徴とすることを特徴とする配線ボックス装置。
  2. 前記配線ボックスは壁内に設置され、前記配線ボックスに取着されたボックスカバーは、コンセント等の配線器具を壁表から壁内の配線ボックス内に配設するための開口を有してなる請求項1に記載の配線ボックス装置。
  3. 前記ボックスカバーは、前記配線ボックスの開口面を全閉するブランクタイプに設けられ、
    前記配線ボックスは、二重天井内に設置された状態で、開口面を開閉すべく、前記ボックスカバーが着脱自在であることを特徴とする請求項1に記載の配線ボックス装置。
  4. 前記ボックスカバーの第一被係合部又は第二被係合部のいずれか一方には、該カバーのコーナー部に沿って曲折部と、該曲折部を挟んだ位置に形成されるスライドストッパ部が設けられてなる請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の配線ボックス装置。
  5. 前記ボックスカバーは前記配線ボックスに対して上下方向へスライド可能に設けられ、前記ボックスカバーは下方へスライドして前記配線ボックスの開口面を閉じ、且つ、上方へスライドして前記配線ボックスの開口面を開くことを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の配線ボックス装置。
  6. 前記配線ボックスの互いに対向する一対の壁には、前記ボックスカバーを取り付けるためのボス部が設けられ、前記ボックスカバーは一方のボス部が形成されている壁から他方のボス部が形成されている壁へ向けてスライド可能に設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか1項に記載の配線ボックス装置。
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