JP4067895B2

JP4067895B2 - Manufacturing method of eyeglass member

Info

Publication number: JP4067895B2
Application number: JP2002206064A
Authority: JP
Inventors: 正義大平
Original assignee: 株式会社大平正オプチカル
Priority date: 2002-07-15
Filing date: 2002-07-15
Publication date: 2008-03-26
Anticipated expiration: 2022-07-15
Also published as: JP2004045998A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テンプル、リムフレーム、モダン、パッド等の眼鏡の構成部材である眼鏡部材の製造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
眼鏡部材は、従来より金属を加工して製造されたり、樹脂を用いて成形加工して製造されてきているが、樹脂を用いた加工は、加工が容易で複雑な形状に成形でき、また、色彩を施したり、装飾部材を付けることも可能なことから、一般に多用されている。しかしながら、色彩を施す場合樹脂は単一色しか着色できないことから、樹脂自体に多色からなる模様を付与してより装飾効果を持たせることは困難であった。表面に色材でプリントしたり、転写したりすることも行われているが、色彩に深みがなく、また眼鏡を装着しているうちに剥げてきたりして劣化するおそれがある。
【０００３】
そこで、樹脂自体に複数色からなる模様を付与する方法が提案されている。例えば、特開平１０−１４２５５９号公報では、眼鏡部材の本体に凹凸部を形成し、この本体を閉鎖した金型内に収容して、本体を構成する樹脂の耐熱温度よりも低い溶融温度を有する樹脂を溶融状態で金型内に射出して本体と一体成形する眼鏡部材の製造方法が記載されている。また、登録実用新案第３０５９６４４号公報には、色調あるいは質感を異にした少なくとも２種の合成樹脂ピースを接合一体化して眼鏡部材を製造する方法が記載されている。また、特許第３０１５７８９号公報には、複数の樹脂ブロック片を嵌合してその接合部分を溶剤で溶かしてその溶かした部分で一体化する眼鏡部材の製造方法が記載されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
こうした従来技術では、例えば、特開平１０−１４２５５９号公報に記載された製造方法では、溶融温度の異なる樹脂の組合せ以外は製造することが困難で、さらに樹脂を溶融する設備や溶融した樹脂に対応した設備が必要となる。登録実用新案第３０５９６４４号公報に記載された製造方法では、合成樹脂ピースの形状を入り組んだ嵌合部を有する複雑な形状に加工する必要があり、また合成樹脂ピースが嵌合した状態で眼鏡部材の最終形状にならなければならないためさらに複雑な外形形状に加工することになる。特許第３０１５７８９号公報に記載された製造方法では、樹脂ブロック同士の接合部を溶剤により溶かして接合するため、樹脂ブロックを固定するための金型等の加工具が必要になり、また、溶かして接合するため樹脂ブロックの境界がぼやけてシャープな模様を表現することが難しい。
【０００５】
そこで、本発明ではこうした従来技術の難点を解決し、簡単な製造工程で複数色からなる模様を表出できる眼鏡部材の製造方法を提供することを目的とするものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る眼鏡部材の製造方法は、樹脂からなる基体ブロックに有底の穴部を所定の形状に形成し、樹脂からなる嵌合ブロックを前記所定の形状とほぼ一致する形状に成形し、前記基体ブロックの前記穴部の形成面に液状の接着剤を付与して該穴部に前記嵌合ブロックを嵌合し、前記基体ブロックを加熱して前記嵌合ブロックとの接合面に残存している空気を外部に放出し、前記接着剤により一体化した前記基体ブロック及び前記嵌合ブロックを機械加工により成形して前記接合面を模様として表出させることを特徴とする。さらに、前記嵌合ブロックは、金属製の芯材を内蔵する。
【０００７】
本発明は上記のような構成を有することで、基体ブロックに底のある穴部を形成してその中に嵌合ブロックを嵌合することで容易に位置決めできるので、金型等の加工具は不要となり、また両者を一体化した後に眼鏡部材の最終形状に機械加工で成形するため、基体ブロック及び嵌合ブロックは接合面以外の形状は任意でよくなり、製造工程を簡略化することができる。
【０００８】
また、液状の接着剤を有底の穴部の形成面に付与して嵌合ブロックを嵌合するので接着剤が基体ブロック及び嵌合ブロックの接合面全体に満遍なく行き渡るとともに嵌合してから加熱することで接合面に残存していた空気を抜いて接合面を確実に接着することができる。底のある穴部に嵌合ブロックを嵌合すると空気が残存しやすいので、特に有効である。
【０００９】
また、基体ブロック及び嵌合ブロックを予め所定の形状に加工するので、それぞれに異なる色を配色しておけば、様々な模様を表出することができる。特に、どちらか一方を半透明に彩色することで、他方の色が眼鏡部材の内部においても表出するから、深みのある装飾効果が期待できる。
【００１０】
また、接着剤の層を薄くしたり、接着剤の色を一方のブロックと同色にすれば、配色の境界がよりクリアになり、シャープで深みのある模様を表出することができるので、よりいっそう装飾効果を高めることができる。
【００１１】
そして、嵌合ブロック内に金属製の芯材を予め内蔵しておけば、強度を高めた眼鏡部材を製造することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。図１は、製造工程の全体を示している。基体ブロック３は、アセテート又はセルロイド等の合成樹脂からなる板状体１を所定の大きさの矩形状に切断し、その上面からカッター等で切削して所定の形状の穴部５を形成する。
【００１３】
図２に所定の形状の穴部５を形成した基体ブロック３の平面図及び側面図を示す。穴部５の深さは、基体ブロック３の厚さよりも浅く底部３ａが形成されるように切削されている。この場合は、基体ブロック３を１枚の矩形体から形成しているが、例えば、図４に示すように、予めカッター等で所定の形状に貫通穴を形成した矩形体３１にそれと同じ外形を有する矩形体３２を接着剤等で一体化すれば、上述した基体ブロック３と同様のものが形成できる。一方嵌合ブロック４は、アセテート又はセルロイド等の合成樹脂からなる板状体２をカッター等で切削して穴部５とほぼ一致する形状に成形される。嵌合ブロック４は、基体ブロック３とは異なる色が着色されている。図３に所定の形状に成形された嵌合ブロック４の平面図及び側面図を示す。嵌合ブロック４の厚さは、穴部５の深さとほぼ一致するように成形することが好ましい。
【００１４】
基体ブロック３は、穴部５を形成した後穴部５の切削面に液状の接着剤６が塗布装置７により付与される。その後穴部５に嵌合ブロック４が嵌め込まれる。接着剤６は切削面全体に付与することが望ましいが、底部３ａに所要量の接着剤６を付与しておき、嵌合ブロック４が嵌め込まれる際に接着剤６が圧接されて接合面全体に行き渡るようにしてもよい。次に、基体ブロック３に嵌合ブロック４が嵌合した状態で下面から加熱装置８により加熱される。基体ブロック３全体を加熱することにより、接合面に残存している空気が膨張して接着剤６の中を上昇し外部に放出される。加熱温度は９０℃〜９５℃にするとよい。あまり高温で加熱すると、基体ブロック３自体が変形するおそれがある。また、低い温度では空気がうまく上昇せずに接着剤が固化してしまい、空気泡が残ったままになってしまう。加熱後にはすぐ冷却して気泡の発生を防止することが肝要である。
【００１５】
加熱により空気が抜けて接合面には接着剤６が十分行き渡って固化するので、基体ブロック３及び嵌合ブロック４は完全に一体化した状態となる。そして、切削、研削等の機械加工を施して眼鏡部材であるテンプルの最終形状に仕上げられる。その後表面の加工等の仕上げ加工が施される。眼鏡部材には、異なる色の樹脂が接合面に沿って模様として表出しており、シャープで深みのある装飾効果を奏する。また、基体ブロック３の有底部分を薄く膜状に残すように加工すれば、接合面が露出しないため耐久性が向上するとともに嵌合ブロック４の色が透けて見えるため、微妙な色合いを表出することも可能となる。
【００１６】
図５は、嵌合ブロックが金属製の芯材を内蔵する場合を示している。板状体２を製造する際に予め複数の金属製の芯材１２を所定間隔で配置しておき、芯材１２を被覆するように樹脂で固化した後、各芯材１２を囲むようにカッター等で切削すれば、芯材１２が内蔵した嵌合ブロック１１が成形できる。芯材１２に取付部１３が形成されている場合には取付部１３を露出した状態で樹脂を固化すればよい。そして、取付部１３を上にして基体ブロック１０に嵌合し、以後上述した製造方法と同様に行うことで、強度を高めた眼鏡部材を製造することができる。
【００１７】
【発明の効果】
以上に説明したとおり、本発明に係る眼鏡部材の製造方法は、基体ブロックに底のある穴部を形成してその中に嵌合ブロックを嵌合することで容易に位置決めできるので、金型等の加工具は不要となる。すなわち、従来はパズルを組み合わせるように複数のブロック片を接合していたため、どうしても位置ずれが生じやすいが、本発明においては嵌合することで位置ずれは完全に防止できる。また両者を一体化した後に眼鏡部材の最終形状に機械加工で成形するため、基体ブロック及び嵌合ブロックは接合面以外の形状は任意でよくなる。接合面の形状は最終的に眼鏡部材の模様を決めるので、精密な加工が必要となるが、それ以外の形状は、最終的に機械加工により成形されるため任意の形状でよく、作業性のよい形状にしておけばよい。以上のことから、本発明の製造方法によれば、製造工程を簡略化することが可能となる。
【００１８】
また、液状の接着剤を有底の穴部の形成面に付与して嵌合ブロックを嵌合するので接着剤が基体ブロック及び嵌合ブロックの接合面全体に満遍なく行き渡らせることができる。穴部は底があるため、液状の接着剤は穴部の底に所要量付与しておけば、嵌合ブロックがはめ込まれることで接合面全体に行き渡った後余った接着剤は外部へ溢出するから、接着剤を接合面全体に確実に行き渡らせることができる。そして、嵌合ブロックを嵌合してから加熱することで接合面に残存していた空気を抜いて接合面を確実に接着することができる。底のある穴部に嵌合ブロックを嵌合すると空気が残存しやすいので、特に有効である。
【００１９】
また、基体ブロック及び嵌合ブロックを予め所定の形状に加工するので、それぞれに異なる色を配色しておけば、様々な模様を表出することができる。特に、どちらか一方を半透明に彩色することで、他方の色が眼鏡部材の内部まで表出するから、深みのある装飾効果が期待できる。また、接着剤の層を薄くしたり、接着剤の色を一方のブロックと同色にすれば、配色の境界がよりクリアになり、シャープで深みのある模様を表出することができるので、よりいっそう装飾効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る実施形態の製造工程を示した図である。
【図２】基体ブロックの平面図及び側面図である。
【図３】嵌合ブロックの平面図及び側面図である。
【図４】基体ブロックの別の組立て図である。
【図５】芯材を内蔵する嵌合ブロックを用いた製造工程の一部を示した図である。
【図６】芯材を内蔵した眼鏡部材の斜視図である。
【符号の説明】
１基体ブロック用板状体
２嵌合ブロック用板状体
３基体ブロック
３ａ底部
４嵌合ブロック
５穴部
６接着剤
７塗布装置
８加熱装置
９眼鏡部材
10 基体ブロック
11 嵌合ブロック
12 芯材
13 取付部
14 眼鏡部材
31 貫通穴を有する矩形体
32 矩形体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method of manufacturing a spectacle member that is a constituent member of spectacles such as a temple, a rim frame, a modern frame, and a pad.
[0002]
[Prior art]
The eyeglass member has been manufactured by processing a metal from the past, or has been manufactured by molding using a resin, but processing using a resin can be easily processed into a complicated shape, It is generally used because it can be colored or decorated. However, since the resin can be colored with only a single color when color is applied, it has been difficult to give a more decorative effect by imparting a multicolor pattern to the resin itself. Although printing or transferring with a color material is also performed on the surface, the color is not deep, and there is a possibility that it may be peeled off while wearing spectacles and deteriorate.
[0003]
Therefore, a method for imparting a pattern of a plurality of colors to the resin itself has been proposed. For example, in Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-142559, an uneven portion is formed on a main body of a spectacle member, the main body is accommodated in a closed mold, and has a melting temperature lower than a heat resistance temperature of a resin constituting the main body. A method for manufacturing a spectacle member is described in which a resin is injected into a mold in a molten state and integrally molded with a main body. Registered Utility Model No. 3059644 describes a method of manufacturing a spectacle member by joining and integrating at least two kinds of synthetic resin pieces having different colors or textures. Japanese Patent No. 3015789 describes a method for manufacturing a spectacle member in which a plurality of resin block pieces are fitted, their joint portions are melted with a solvent, and the melted portions are integrated.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
In such a conventional technique, for example, in the manufacturing method described in JP-A-10-142559, it is difficult to manufacture other than a combination of resins having different melting temperatures. Equipment is required. In the manufacturing method described in the registered utility model No. 3059644, it is necessary to process the shape of the synthetic resin piece into a complicated shape having an intricate fitting portion, and the eyeglass member is in a state in which the synthetic resin piece is fitted. Therefore, it will be processed into a more complicated outer shape. In the manufacturing method described in Japanese Patent No. 3015789, since the joint portion between the resin blocks is melted and joined with a solvent, a processing tool such as a mold for fixing the resin block is required. Because of the joining, the boundary of the resin block is blurred and it is difficult to express a sharp pattern.
[0005]
SUMMARY OF THE INVENTION Accordingly, an object of the present invention is to provide a method for manufacturing a spectacle member that can solve such problems of the prior art and can display a pattern composed of a plurality of colors by a simple manufacturing process.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The method for manufacturing a spectacle member according to the present invention forms a bottomed hole in a predetermined shape in a base block made of resin, and forms a fitting block made of resin into a shape that substantially matches the predetermined shape, said fitting block fitted into the hole portion by applying a liquid adhesive to the forming surface of the hole portion of the base block, and heating the substrate block remaining on the joint surface between said fitting block The air is discharged to the outside, and the base block and the fitting block integrated by the adhesive are formed by machining to expose the joint surface as a pattern . Furthermore, the fitting block contains a metal core.
[0007]
Since the present invention has the above-described configuration, it can be easily positioned by forming a hole with a bottom in the base block and fitting the fitting block therein, so that a processing tool such as a mold can be used. Since it becomes unnecessary and is formed into the final shape of the spectacle member by machining after both are integrated, the base block and the fitting block may have any shape other than the joint surface, and the manufacturing process can be simplified. .
[0008]
In addition, liquid adhesive is applied to the bottomed hole forming surface to fit the fitting block, so that the adhesive spreads over the entire joint surface of the base block and the fitting block and is heated after fitting. By doing so, the air remaining on the joint surface can be removed and the joint surface can be securely bonded. When the fitting block is fitted into the hole with the bottom, air tends to remain, which is particularly effective.
[0009]
In addition, since the base block and the fitting block are processed in a predetermined shape in advance, various patterns can be expressed by arranging different colors for each. In particular, by coloring one of them in a translucent manner, the other color appears even inside the spectacle member, so that a deep decorative effect can be expected.
[0010]
Also, if you make the adhesive layer thinner or make the color of the adhesive the same color as one of the blocks, the boundary of the color scheme will be clearer and you can express a sharp and deeper pattern, so more The decoration effect can be further enhanced.
[0011]
And if a metal core is built in the fitting block in advance, a spectacle member with increased strength can be manufactured.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments according to the present invention will be described in detail. FIG. 1 shows the entire manufacturing process. The base block 3 is formed by cutting a plate-like body 1 made of a synthetic resin such as acetate or celluloid into a rectangular shape having a predetermined size, and cutting the upper surface thereof with a cutter or the like to form a hole 5 having a predetermined shape.
[0013]
FIG. 2 shows a plan view and a side view of the base block 3 in which the hole 5 having a predetermined shape is formed. The depth of the hole 5 is cut to be shallower than the thickness of the base block 3 so that the bottom 3a is formed. In this case, the base block 3 is formed from a single rectangular body. For example, as shown in FIG. 4, a rectangular body 31 in which a through hole is previously formed in a predetermined shape by a cutter or the like has the same outer shape. If the rectangular body 32 is integrated with an adhesive or the like, the same structure as the base block 3 described above can be formed. On the other hand, the fitting block 4 is formed into a shape that substantially matches the hole 5 by cutting the plate-like body 2 made of synthetic resin such as acetate or celluloid with a cutter or the like. The fitting block 4 is colored differently from the base block 3. FIG. 3 shows a plan view and a side view of the fitting block 4 formed into a predetermined shape. The thickness of the fitting block 4 is preferably molded so as to substantially match the depth of the hole 5.
[0014]
In the base block 3, a liquid adhesive 6 is applied by a coating device 7 to the cut surface of the rear hole 5 after the hole 5 is formed. Thereafter, the fitting block 4 is fitted into the hole 5. Although it is desirable to apply the adhesive 6 to the entire cutting surface, a predetermined amount of the adhesive 6 is applied to the bottom 3a, and the adhesive 6 is press-contacted when the fitting block 4 is fitted to the entire joint surface. You may make it go around. Next, in a state where the fitting block 4 is fitted to the base block 3, it is heated from the lower surface by the heating device 8. By heating the entire base block 3, the air remaining on the joint surface expands and rises in the adhesive 6 and is released to the outside. The heating temperature is preferably 90 ° C to 95 ° C. If heated at a very high temperature, the base block 3 itself may be deformed. Also, at a low temperature, the air does not rise well and the adhesive solidifies, leaving air bubbles remaining. It is important to cool immediately after heating to prevent the generation of bubbles.
[0015]
Since air is released by heating and the adhesive 6 is sufficiently spread and solidified on the joint surface, the base block 3 and the fitting block 4 are completely integrated. Then, machining such as cutting and grinding is performed to finish the final shape of the temple, which is a spectacle member. After that, finishing processing such as surface processing is performed. On the spectacle member, resins of different colors are exposed as patterns along the joint surface, and a sharp and deep decorative effect is achieved. Further, if the bottomed portion of the base block 3 is processed so as to remain thin, the joining surface is not exposed, so that durability is improved and the color of the fitting block 4 can be seen through. It can also be put out.
[0016]
FIG. 5 shows a case where the fitting block incorporates a metal core. When manufacturing the plate-like body 2, a plurality of metal cores 12 are arranged in advance at predetermined intervals, solidified with resin so as to cover the cores 12, and then a cutter is formed so as to surround each core 12. If it cuts by etc., the fitting block 11 with which the core material 12 was incorporated can be shape | molded. When the attachment portion 13 is formed on the core material 12, the resin may be solidified with the attachment portion 13 exposed. And the spectacle member which raised intensity | strength can be manufactured by fitting to the base | substrate block 10 with the attaching part 13 up, and performing similarly to the manufacturing method mentioned above after that.
[0017]
【The invention's effect】
As described above, the method for manufacturing a spectacle member according to the present invention can be easily positioned by forming a hole with a bottom in the base block and fitting the fitting block therein, so that the mold or the like This processing tool is unnecessary. That is, conventionally, since a plurality of block pieces are joined so as to combine puzzles, misalignment is apt to occur, but in the present invention, misalignment can be completely prevented by fitting. Moreover, since both are integrated and formed into the final shape of the spectacle member by machining, the base block and the fitting block may have any shape other than the joint surface. The shape of the joint surface will ultimately determine the pattern of the spectacle member, so precise processing is required, but other shapes may be any shape because they are finally formed by machining. A good shape should be used. From the above, according to the manufacturing method of the present invention, the manufacturing process can be simplified.
[0018]
In addition, since the liquid adhesive is applied to the formation surface of the bottomed hole portion and the fitting block is fitted, the adhesive can spread evenly over the entire joining surface of the base block and the fitting block. Since the hole has a bottom, if the required amount of liquid adhesive is applied to the bottom of the hole, the remaining adhesive will overflow to the outside after the fitting block is fitted and the entire joint surface is spread. Thus, the adhesive can be reliably spread over the entire joining surface. Then, by heating after fitting the fitting block, it is possible to remove the air remaining on the joining surface and securely bond the joining surface. When the fitting block is fitted into the hole with the bottom, air tends to remain, which is particularly effective.
[0019]
In addition, since the base block and the fitting block are processed in a predetermined shape in advance, various patterns can be expressed by arranging different colors for each. In particular, by coloring one of them in a translucent manner, the other color appears up to the inside of the spectacle member, so that a deep decorative effect can be expected. Also, if you make the adhesive layer thinner or make the color of the adhesive the same color as one of the blocks, the boundary of the color scheme will be clearer and you can express a sharp and deeper pattern, so more The decoration effect can be further enhanced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a manufacturing process of an embodiment according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view and a side view of a base block.
FIG. 3 is a plan view and a side view of a fitting block.
FIG. 4 is another assembly view of the base block.
FIG. 5 is a diagram showing a part of a manufacturing process using a fitting block containing a core material;
FIG. 6 is a perspective view of a spectacle member incorporating a core material.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Base block plate-like body 2 Fitting block plate-like body 3 Base block 3a Bottom portion 4 Fitting block 5 Hole portion 6 Adhesive 7 Coating device 8 Heating device 9 Glasses member
10 Base block
11 Mating block
12 Core
13 Mounting part
14 Glasses
31 Rectangular body with through hole
32 rectangle

Claims

樹脂からなる基体ブロックに有底の穴部を所定の形状に形成し、樹脂からなる嵌合ブロックを前記所定の形状とほぼ一致する形状に成形し、前記基体ブロックの前記穴部の形成面に液状の接着剤を付与して該穴部に前記嵌合ブロックを嵌合し、前記基体ブロックを加熱して前記嵌合ブロックとの接合面に残存している空気を外部に放出し、前記接着剤により一体化した前記基体ブロック及び前記嵌合ブロックを機械加工により成形して前記接合面を模様として表出させることを特徴とする眼鏡部材の製造方法。A bottomed hole is formed in a predetermined shape in a base block made of resin, and a fitting block made of resin is formed into a shape substantially matching the predetermined shape, and the hole is formed on the surface of the base block. by applying a liquid adhesive to fitting the fitting block the hole portion, and heating the substrate block emits air remaining in the bonding surface between the fitting block to the outside, the adhesive A method for manufacturing an eyeglass member, comprising forming the base block and the fitting block integrated by an agent by machining to expose the joint surface as a pattern .

前記嵌合ブロックは、金属製の芯材を内蔵する請求項１に記載の眼鏡部材の製造方法。 The method for manufacturing a spectacle member according to claim 1, wherein the fitting block includes a metal core.