JP4067786B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、厚さ方向に弾性変形する板ばねに関する。また、本発明は、その板ばねで弁体を支持した電磁弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ガスなどの流体を制御する電磁弁としては、例えば、図11の断面図に示すように、特許第3063983号に記載されたものがある。そこで、図11に示す電磁弁200の構成について説明すると、流入路部材201には、ガスの流入路202が貫通して形成されており、また、この流入路202の端部には、弁座203が形成されている。また、可動体204においては、磁性体で形成された可動コア206が板ばね101の一側面に固着されるとともに、板ばね101の中心部に形成された孔207(図10参照)に対し、弁体208がはめ込み状に固着されている。
【0003】
さらに、可動コア206においては、可動体204の流路としての貫通孔209と凹講210とが形成されている。凹講210は、可動コア206の端部において、その径方向に、弁体208の厚さよりも深くしており、これにより、ガスが貫通孔209に流動するようになっている。そして、流入路部材201とリング状の固定部材211で、板ばね101の外周固定部103(図10参照)を挟持することにより、可動体204が流入路部材201に固定され、これにより、弁体208が弁座203に当接される。このとき、可動コア206の外周面と固定部材211の内周面の間には、ガスの流通間隙212が形成される。
【0004】
板ばね101については、図10に示すように、円板状の形状を備えるとともに、その厚さ方向に対する弾性変形をスムーズにするため、孔207の周囲部に、内周固定部102と、3枚の梁104と、外周固定部103とを、同心円状に形成している。このとき、3枚の梁104は、内周固定部102と外周固定部103とをつなぎ合わせているので、内周固定部102と外周固定部103との間に、3つの長孔107が形成される。さらに、梁104の外側の輪郭は、外周固定部103に接して外周側R部105を形成するが、この外周側R部105は、全円周の半分の円弧となっている。同様にして、梁104の内側の輪郭は、内周固定部102に接して内周側R部106を形成するが、この内周側R部106も、全円周の半分の長さをもつ円弧となっている。
【0005】
図11に戻り、固定部材211の端部には、非磁性体製の内筒214が固着立設されており、磁性体で形成された固定コア215の端部がその内筒214に挿入されている。ここで、固定コア215は、可動コア206に対するスライド間隙216をおいて、内筒214に固定されている。また、固定コア215には、流体路217が貫通しており、流体路217は、上述した貫通孔209とほぼ同大に形成されている。また、内筒214と固定コア215にわたって、それらの周囲にコイル218を配置し、さらに、コイル218の周囲には、外筒219を配置している。また、固定コア215に貫通された流体路217に対しては、パイプ状の流出路部材220が連通するように配置されている。
【0006】
そして、上記構成を有する電磁弁200では、流入路部材201の流入路202に対してガスが供給されるが、常時は、板ばね101の復元力により、所定の取付荷重で弁体208を弁座203に押しつけて、弁座203を閉じている。ここで、コイル218に電圧を印加して固定コア215を磁化すると、板ばね101の復元力に抗して、可動コア206が固定コア215の磁力に吸引されて移動するので、弁体208が弁座203から分離し、弁座203を開くことができる。弁座203が開かれると、流入路202に供給されたガスは、弁座203から、板ばね101の長孔107、凹講210、貫通孔209及び流通間隙212を通過し、その後は、固定コア215の流体路217を通ることにより、流体路部材202から流出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、弁座203の取付荷重を確保しつつ、弁座203のストロークを大きくするには、板ばね101の荷重特性では、限界があった。なぜなら、板ばね101の荷重特性L′は、図12に示す通りであり、弁座203の取付荷重Pを確保しつつ、弁座203のストロークを大ききくするには、板ばね101の弾性領域Q′を決定づける弾性限S′を大きく右側へ移行させて、板ばね101のストロークしろT′を大きくする必要があるが、板ばね101の形状を維持する限りは、板ばね101の弾性限S′を大きく右側へ移行させることは困難だからである。
【0008】
そこで、本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、内周固定部又は外周固定部が厚み方向に変位するものであって、所定の取付荷重を確保しつつ、ストロークしろを大きくした板ばねを提供することを第1の課題とする。
さらに、本発明は、弁体が設けられた可動鉄心を支持する板ばねの荷重特性により、弁体のストロークを大きくした電磁弁を提供することを第2の課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
第1の課題を解決するために成された請求項1に係る発明は、内周固定部と、前記内周固定部を囲む外周固定部と、前記内周固定部と前記外周固定部とをつなぎ合わせた複数枚の梁と、前記梁の一方側の輪郭が前記内周固定部に接する内周側R部と、前記梁の他方側の輪郭が前記外周固定部に接する外周側R部とを有し、前記内周固定部又は前記外周固定部が厚み方向に変位する板ばねにおいて、前記内周側R部と前記外周側R部とを全円周の半分より大きい円弧にするとともに、前記内周側R部と前記外周側R部との間に中間梁部を設けたこと、を特徴としている。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載する板ばねであって、対称的であること、を特徴としている。
【0010】
このような特徴を有する本発明の板ばねでは、内周固定部と外周固定部とをつなぎ合わせた複数枚の梁の各々において、一方側の輪郭が内周固定部に接する内周側R部と、他方側の輪郭が外周固定部に接する外周側R部とが、全円周の半分より大きい円弧になっており、しかも、内周側R部と外周側R部との間に中間梁部を設けていることから、各梁の長さは、従来技術のものと比べて、長くなる。
【0011】
そして、内周固定部又は外周固定部が厚み方向に変位すると、各梁においては、曲げや引張りの弾性変形に加えて、ねじりの弾性変形が起きるので、内周側R部から外周側R部の広範囲にわたり、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重を小さな値で分布させることができる。そのため、内周側R部から外周側R部の広範囲を小さな値でたわませることが可能となるので、板ばねの弾性限を生じさせるのに必要な荷重を大きな値で維持しつつ、板ばねの弾性領域を長くとることができる。
【0012】
すなわち、本発明の板ばねは、内周固定部と外周固定部とを複数枚の梁でつなぎ合わせたものであって、内周固定部又は外周固定部が厚み方向に変位するものである。そして、各梁においては、内周側R部と外周側R部とが全円周の半分より大きい円弧になっており、しかも、内周側R部と外周側R部との間に中間梁部を設けていることから、従来技術のものと比べて長くなり、さらに、内周側R部から外周側R部の広範囲にわたって、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重を小さな値で分布させることが可能となり、内周側R部から外周側R部の広範囲を小さな値でたわませることができる。従って、本発明の板ばねでは、板ばねの弾性限を生じさせるのに必要な荷重を大きな値で維持しつつ、板ばねの弾性領域を長くとることができるので、所定の取付荷重を確保しつつ、ストロークしろを大きくすることができる。
【0013】
また、本発明の板ばねでは、内周固定部と外周固定部をつなぎ合わせた各梁において、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重による弾性変形が起きるので、内周固定部又は外周固定部が厚み方向に変位する際に、内周固定部から外周固定部が、周方向にも変位(回転)するおそれがあるが、本発明の板ばねが対称的であると、内周固定部又は外周固定部が厚み方向に変位する際に、一対の梁毎に、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重による弾性変形が反対方向に起きるので、内周固定部又は外周固定部が周方向に変位(回転)することを、防止することができる。また、内周固定部又は外周固定部の厚み方向の変位(移動)もより安定する。
【0014】
また、第2の課題を解決するために成された請求項3に係る発明は、電磁弁であって、請求項1又は請求項2に記載する板ばねの内周固定部に可動鉄心を固定して、前記板ばねで前記可動鉄心を支持するとともに、前記可動鉄心に弁体を設けたこと、を特徴としている。
【0015】
すなわち、本発明の電磁弁は、弁体が可動鉄心に設けられるものであり、さらに、その可動鉄心を支持する板ばねは、弾性限を生じさせるのに必要な荷重を大きなで維持しつつ、弾性領域を長くすることができるものであるので、所定の取付荷重を確保しつつ、ストロークしろを大きくすることができる荷重特性がある。従って、本発明の電磁弁では、弁体が設けられた可動鉄心を支持する板ばねの荷重特性により、弁体のストロークを大きくすることができる。
【0016】
特に、本発明の電磁弁では、可動鉄心を支持する板ばねにおいて、中間梁部をつなぎ合わせる内周固定部と外周固定部とが、全円周の半分より大きい円弧になっており、内周固定部と外周固定部との間を狭くしても、各梁の必要長さを確保することができることから、板ばねの内周固定部を大きくすることが可能となり、もって、板ばねの内周固定部に固定される可動鉄心を大きくすることができるので、可動鉄心の吸引特性を向上させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照にして説明する。先ず、第1実施の形態の電磁弁について説明する。図4は、第1実施の形態の電磁弁11Aの断面図である。図4に示すように、第1実施の形態の電磁弁11Aでは、ボディ23において、入口流路24、出口流路25、弁座26が形成されている。そして、ボディ23に対して、第3コア16を嵌め込んで、締付ネジ19をねじ込むことにより、板ばね1Aの外周固定部3(図2参照)で、板ばね1Aを挟持している。この点、板ばね1Aには、その中心部に形成された孔37(図2参照)に対し、ゴム、ポリテトラフルオロエチレンなどの弾性体からなる弁シート22(「弁体」に相当するもの)が、弁シート押え板21を介して、溶接接合で固着されており、板ばね1Aの復元力により、所定の取付荷重P(図8、図12参照)をもって、弁シート22を弁座26に押しつけている。
【0018】
板ばね1Aは、図2の正面図で示すように、円板状の形状を備えている。また、その厚さ方向に対する弾性変形をスムーズにするため、孔37の周囲部において、内周固定部2と外周固定部3とが同心円状に形成されるとともに、内周固定部2と外周固定部3との間において、3枚の梁が形成されている。このとき、3枚の梁の各々は、内周固定部2と外周固定部3とをつなぎ合わせているので、内周固定部2と外周固定部3との間において、6つの長孔7が形成されている。さらに、各梁の一方側の輪郭は、内周固定部2に接して内周側R部6を形成するが、この内周側R部6は、全円周の半分の長さより大きい円弧となっている。同様にして、各梁4の他方側の輪郭は、外周固定部3に接して外周側R部5を形成するが、この外周側R部5も、全円周の半分より大きい円弧となっている。また、内周側R部6と外周側R部5は、円弧状の中間梁部4でつなぎ合わされている。
【0019】
そして、板ばね1Aの内周固定部2には、図4に示すように、リングに円板を設けたプランジャ20(「可動鉄心」に相当するもの)が、溶接接合で固着されている。従って、プランジャ20は、板ばね1Aにより支持される。
【0020】
また、図4に示すように、第1実施の形態の電磁弁11Aでは、第3コア16において、シールリング17を弾装することにより、第1コア12を保持している。そして、コイル15が巻かれたホビン14を、第1コア12に対して挿入するとともに、第2コア13を取り付けることにより、第1コア12を固定している。
【0021】
このような構成を有する第1実施の形態の電磁弁11Aでは、ボディ23の入口流路24に対して制御流体が供給されるが、上述したように、常時は、板ばね1Aの復元力により、所定の取付荷重P(図8、図12参照)で弁シート22を弁座26に押しつけて、弁座26を閉じている。ここで、コイル15に電圧を印加して第1コア12や第3コア16などを磁化すると、図3に示すように、板ばね1Aの復元力に抗して、プランジャ20が第1コア12や第3コア16の磁力に吸引されて、第1コア12や第3コア16の間にある空隙を埋めるように、及び、第1コア12と第3コア16の間にある空隙を埋めるように、プランジャ20が移動するので、弁シート22が弁座26から分離し、弁座26を開くことができる。弁座26が開かれると、入口流路24に供給された制御流体は、入口流路24から弁座26を通過し、その後は、出口流路25から流出する。
【0022】
尚、第1実施の形態の電磁弁11Aでは、第1コア12、シールリング17、第3コア16、ボディ23のそれぞれの間を溶接接合シールすることにより、制御流体の漏れを防止している。
【0023】
次に、第2実施の形態の電磁弁について説明する。図6は、第2実施の形態の電磁弁の断面図である。図6に示すように、第2実施の形態の電磁弁11Bでは、ボディ23において、入口流路24、出口流路25、弁座26が形成されている。そして、ボディ23に対して、第3コア16を嵌め込んで、締付ネジ19をねじ込むことにより、板ばね1Aの外周固定部3(図2参照)で、板ばね1Aを挟持している。この点、板ばね1Aには、その中心部に形成された孔37(図2参照)に対し、弁シート22が、弁シート押え板21を介して、溶接接合で固着されており、板ばね1Aの復元力により、所定の取付荷重P(図8、図12参照)をもって、弁シート22を弁座26に押しつけている。
【0024】
板ばね1Aは、図2の正面図で示すように、円板状の形状を備えている。また、その厚さ方向に対する弾性変形をスムーズにするため、孔37の周囲部において、内周固定部2と外周固定部3とが同心円状に形成されるとともに、内周固定部2と外周固定部3との間において、3枚の梁が形成されている。このとき、3枚の梁の各々は、内周固定部2と外周固定部3とをつなぎ合わせているので、内周固定部2と外周固定部3との間において、6つの長孔7が形成されている。さらに、各梁の一方側の輪郭は、内周固定部2に接して内周側R部6を形成するが、この内周側R部6は、全円周の半分の長さより大きい円弧となっている。同様にして、各梁4の他方側の輪郭は、外周固定部3に接して外周側R部5を形成するが、この外周側R部5も、全円周の半分より大きい円弧となっている。また、内周側R部6と外周側R部5は、円弧状の中間梁部4でつなぎ合わされている。
【0025】
そして、板ばね1Aの内周固定部2には、図6に示すように、ホルダー31が固着されるとともに、ホルダー31の外周において、リング状のプランジャ30(「可動鉄心」に相当するもの)が溶接接合で固着されている。従って、プランジャ30は、板ばね1Aにより支持される。
【0026】
また、図6に示すように、第2実施の形態の電磁弁11Bでは、第3コア16において、シールリング17を弾装することにより、第1コア12を保持している。そして、コイル15が巻かれたホビン14を、第1コア12に対して挿入するとともに、第2コア13を取り付けることにより、第1コア12を固定している。
【0027】
このような構成を有する第2実施の形態の電磁弁11Bでは、ボディ23の入口流路24に対して制御流体が供給されるが、上述したように、常時は、板ばね1Aの復元力により、所定の取付荷重P(図8、図12参照)で弁シート22を弁座26に押しつけて、弁座26を閉じている。ここで、コイル15に電圧を印加して第1コア12や第3コア16などを磁化すると、図5に示すように、板ばね1Aの復元力に抗して、プランジャ30が第1コア12や第3コア16の磁力に吸引されて、第1コア12と第3コア16の間にある空隙を埋めるように、プランジャ20が移動するので、弁シート22が弁座26から分離し、弁座26を開くことができる。弁座26が開かれると、入口流路24に供給された制御流体は、入口流路24から弁座26を通過し、その後は、出口流路25から流出する。
【0028】
尚、第2実施の形態の電磁弁11Bでは、第1コア12、シールリング17、第3コア16、ボディ23のそれぞれの間を溶接接合シールすることにより、制御流体の漏れを防止している。
【0029】
そして、第1実施の形態の電磁弁11A及び第2実施の形態の電磁弁11Bにおいては、所定のストローク距離をもって、弁シート22を弁座26から分離すると、板ばね1Aは、図1に示すように、内周固定部2が厚み方向に変位し、各梁に対して、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重が作用する。従って、図1に示すように、各梁の内周側R部6から外周側R部5の広範囲(網掛部分)において、比較的小さな値の応力が発生する。
【0030】
この点、従来技術の欄で説明した図11の電磁弁200においては、弁体208を弁座203から分離すると、板ばね101は、図9に示すように、内周固定部102が厚み方向に変位し、各梁104に対して、主に曲げの荷重が作用する。従って、図9に示すように、同じストローク距離であっても、比較的大きな値の応力が、各梁104の内周側R部106と外周側R部105の一部(網掛部分)のみに発生しない。
【0031】
以上詳細に説明したように、本実施の形態の板ばね1Aでは、図2に示すように、内周固定部2と外周固定部3とをつなぎ合わせた3枚の梁の各々において、一方側の輪郭が内周固定部2に接する内周側R部6と、他方側の輪郭が外周固定部3に接する外周側R部5とが、全円周の半分より大きい円弧になっており、しかも、内周側R部6と外周側R部5との間に中間梁部4を設けていることから、各梁の長さは、従来技術のもの(図9の板ばね101)と比べて、長くなる。
【0032】
そして、図1に示すように、内周固定部2が厚み方向に変位すると、各梁4においては、曲げと引張りの弾性変形に加えて、ねじりの弾性変形が起きるので、内周側R部6から外周側R部5の広範囲(網掛部分)にわたり、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重を小さな値で分布させることができる。そのため、内周側R部6から外周側R部5の広範囲(網掛部分)を小さな値でたわませることが可能となるので、板ばね1Aの荷重特性Lは、図8に示すようになり、板ばね1Aの弾性限Sを生じさせるのに必要な荷重を大きな値で維持しつつ、板ばね1Aの弾性領域Qを長くとることができる。
【0033】
すなわち、本実施の形態の板ばね1Aは、図1に示すように、内周固定部2と外周固定部3とを3枚の梁でつなぎ合わせたものであって、内周固定部2が厚み方向に変位するものである。そして、各梁においては、内周側R部6と外周側R部5とが全円周の半分より大きい円弧になっており、しかも、内周側R部6と外周側R部5との間に中間梁部4を設けていることから、従来技術のもの(図9の板ばね101)と比べて長くなり、さらに、内周側R部6から外周側R部5の広範囲(図1の網掛部分)にわたって、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重を小さな値で分布させることが可能となり、内周側R部6から外周側R部5の広範囲(図1の網掛部分)を小さな値でたわませることができる。
【0034】
従って、本実施の形態の板ばね1Aでは、図8に示すように、板ばね1Aの弾性限Sを生じさせるのに必要な荷重を大きな値で維持しつつ、板ばね1Aの弾性領域Qを長くとることができるので、所定の取付荷重Pを確保しつつ、ストロークしろTを大きくすることができる。
尚、図8において、荷重特性L′、弾性領域Q′、弾性限S′、ストロークしろT′は、従来技術の欄で説明した図11の電磁弁200のものである(図12参照)。
【0035】
また、第1実施の形態の電磁弁11Aは、図3と図4に示すように、弁シート22がプランジャ20に設けられるものであり、さらに、そのプランジャ20を支持する板ばね1Aは、図8に示すように、弾性限Sを生じさせるのに必要な荷重を大きな値で維持しつつ、弾性領域Qを長くすることができるものであるので、所定の取付荷重Pを確保しつつ、ストロークしろTを大きくすることができる荷重特性Lがある。従って、第1実施の形態の電磁弁11Aでは、弁シート22が設けられたプランジャ20を支持する板ばね1Aの荷重特性Lにより、弁シート22のストロークを大きくすることができる。
【0036】
同様にして、第2実施の形態の電磁弁11Bは、図5と図6に示すように、弁シート22がプランジャ30に設けられるものであり、さらに、そのプランジャ30を支持する板ばね1Aは、図8に示すように、弾性限Sを生じさせるのに必要な荷重を大きな値で維持しつつ、弾性領域Qを長くすることができるものであるので、所定の取付荷重Pを確保しつつ、ストロークしろTを大きくすることができる荷重特性Lがある。従って、第2実施の形態の電磁弁11Bでは、弁シート22が設けられたプランジャ30を支持する板ばね1Aの荷重特性Lにより、弁シート22のストロークを大きくすることができる。
【0037】
特に、第1実施の形態の電磁弁11A及び第2実施の形態の電磁弁11Bでは、プランジャ20、30を支持する板ばね1Aにおいて、中間梁部4をつなぎ合わせる内周固定部2と外周固定部3とが、全円周の半分より大きい円弧になっており、内周固定部2と外周固定部3との間を狭くしても、各梁の必要長さを確保することができることから、板ばね1Aの内周固定部2を大きくすることが可能となり、もって、板ばね1Aの内周固定部2に固定されるプランジャ20、30を大きくすることができるので、プランジャ20、30の吸引特性を向上させることができる。
【0038】
尚、本発明は上記実施の形態に限定されるものでなく、その趣旨を逸脱しない範囲で様々な変更が可能である。
例えば、本実施の形態の板ばね1Aでは、図1に示すように、内周固定部2と外周固定部3とをつなぎ合わせる梁は、3枚であった。この点、梁の枚数を増やせば、内周固定部2と外周固定部3とをつなぎ合わせる支持点が増えることになり、内周固定部2の厚み方向の変位(移動)が安定する。
【0039】
従って、第1実施の形態の電磁弁11A及び第2実施の形態の電磁弁11Bでは、プランジャ20、30を支持する板ばね1Aに代えて、例えば、梁の枚数を増やしたもの(例えば、図7の板ばね1B)を使用すれば、内周固定部2の厚み方向の変位(移動)を安定させることができるので、プランジャ20、30の「傾き動作」や「横ずれ動作」がより発生しにくい。
【0040】
そのため、プランジャ20、30が移動する際に、プランジャ20、30が第1コア12及び第3コア16に触れることがなく、制御流体に摩耗粉が混入するおそれがないので、半導体産業向けや医療関係で使用される制御流体(ガス、純水、薬液など)の制御にも適している。
【0041】
また、本実施の形態の板ばね1Aでは、図1に示すように、内周固定部2と外周固定部3とをつなぎ合わせた各梁において、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重による弾性変形が起きるので、内周固定部2が厚み方向に変位する際に、内周固定部2が、周方向にも変位(回転)するおそれがある。そこで、図7の正面図で示す板ばね1Bのように、板ばね1Bの形状が(例えば、線8をもって)対称的に形成されれば、内周固定部2が厚み方向に変位する際に、一対の梁の毎に、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重による弾性変形が反対方向に起きるので、内周固定部2が周方向に変位(回転)することを、防止することができる。また、内周固定部2の厚み方向の変位(移動)もより安定する。
【0042】
また、本実施の形態の板ばね1A及び第2実施の形態の電磁弁11Bは、内周固定部2が厚み方向に変位するものであるが、外周固定部3が厚み方向に変位するものであってもよく、上述した効果を発揮することができる。
【発明の効果】
【0043】
本発明の板ばねは、内周固定部と外周固定部とを複数枚の梁でつなぎ合わせたものであって、内周固定部又は外周固定部が厚み方向に変位するものである。そして、各梁においては、内周側R部と外周側R部とが全円周の半分より大きい円弧になっており、しかも、内周側R部と外周側R部との間に中間梁部を設けていることから、従来技術のものと比べて長くなり、さらに、内周側R部から外周側R部の広範囲にわたって、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重を小さな値で分布させることが可能となり、内周側R部から外周側R部の広範囲を小さな値でたわませることができる。従って、本発明の板ばねでは、板ばねの弾性限を生じさせるのに必要な荷重を大きな値で維持しつつ、板ばねの弾性領域を長くとることができるので、所定の取付荷重を確保しつつ、ストロークしろを大きくすることができる。
【0044】
また、本発明の板ばねでは、内周固定部と外周固定部をつなぎ合わせた各梁において、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重による弾性変形が起きるので、内周固定部又は外周固定部が厚み方向に変位する際に、内周固定部から外周固定部が、周方向にも変位(回転)するおそれがあるが、本発明の板ばねが対称的であると、内周固定部又は外周固定部が厚み方向に変位する際に、一対の梁毎に、曲げと引張りとねじれが組み合わされた複合的な荷重による弾性変形が反対方向に起きるので、内周固定部又は外周固定部が周方向に変位(回転)することを、防止することができる。また、内周固定部又は外周固定部の厚み方向の変位(移動)もより安定する。
【0045】
すなわち、本発明の電磁弁は、弁体が可動鉄心に設けられるものであり、さらに、その可動鉄心を支持する板ばねは、弾性限を生じさせるのに必要な荷重を大きな値で維持しつつ、弾性領域を長くすることができるものであるので、所定の取付荷重を確保しつつ、ストロークしろを大きくすることができる荷重特性がある。従って、本発明の電磁弁では、弁体が設けられた可動鉄心を支持する板ばねの荷重特性により、弁体のストロークを大きくすることができる。
【0046】
特に、本発明の電磁弁では、可動鉄心を支持する板ばねにおいて、中間梁部をつなぎ合わせる内周固定部と外周固定部とが、全円周の半分より大きい円弧になっており、内周固定部と外周固定部との間を狭くしても、各梁の必要長さを確保することができることから、板ばねの内周固定部を大きくすることが可能となり、もって、板ばねの内周固定部に固定される可動鉄心を大きくすることができるので、可動鉄心の吸引特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の板ばねの所定値以上の応力の分布を示す図である。
【図2】本発明の板ばねの一例の正面図である。
【図3】第1実施の形態の電磁弁の弁開時の断面図である。
【図4】第1実施の形態の電磁弁の弁閉時の断面図である。
【図5】第2実施の形態の電磁弁の弁開時の断面図である。
【図6】第2実施の形態の電磁弁の弁閉時の断面図である。
【図7】本発明の板ばねのその他の例の正面図である。
【図8】本発明の板ばねの荷重特性の一例を示した図である。
【図9】従来技術の板ばねの所定値以上の応力の分布を示す図である。
【図10】従来技術の板ばねの正面図である。
【図11】従来技術の電磁弁の断面図である。
【図12】従来技術の板ばねの荷重特性を示した図である。
【符号の説明】
1A〜1E 板ばね
2 内周固定部
3 外周固定部
4 中間梁部
5 外周側R部
6 内周側R部
11A、11B 電磁弁
20、30 プランジャ
22 弁シート

Claims (1)

  1. 内周固定部と、前記内周固定部を囲む外周固定部と、前記内周固定部と前記外周固定部とをつなぎ合わせた複数枚の梁と、前記梁の一方側の輪郭が前記内周固定部に接する内周側R部と、前記梁の他方側の輪郭が前記外周固定部に接する外周側R部とを有し、前記内周固定部又は前記外周固定部が厚み方向に変位する板ばねの内周固定部に可動鉄心を固定して、前記板ばねで前記可動鉄心を支持するとともに、前記可動鉄心に弁体を設けた電磁弁において、
    前記内周側R部と前記外周側R部とを全円周の半分より大きい円弧にすること、
    前記内周側R部を全円周の半分より大きい円弧にすることにより、前記内周固定部と前記梁との間の前記内周側R部の端部における長孔の幅を前記内周側R部の直径よりも狭め、前記外周側R部を全円周の半分より大きい円弧とすることにより、前記外周固定部と前記梁との間の前記外周側R部の端部における長孔の幅を前記外周側R部の直径よりも狭めて、前記梁の幅を同じとすること、
    を特徴とする電磁弁。
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