JP4552269B2 - ソレノイド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、励磁により吸引されるプランジャを備えるソレノイドに関するもので、例えばプランジャが差圧の影響を受けて作動するもの等があり、プランジャの移動に応じてバルブ手段を開閉弁するソレノイドバルブ等に適用される。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のソレノイドとしては、例えば、軸方向に移動自在なプランジャが挿入されたプランジャ室内に、プランジャの軸方向一端側に高圧を、他端側に低圧を送り込み、励磁によりプランジャを吸引させる吸引力を働かせるだけでなく、送り込まれた高圧と低圧の差圧によってもプランジャが高圧側から低圧側へ移動する力(差圧力)を受ける構成としているものがある。
【0003】
このようなソレノイドについて、図3を用いて説明する。図3のソレノイド101は、円筒状に巻かれたコイル102内周側に形成されるプランジャ室113内に軸方向に移動自在に挿入されるプランジャ111と、プランジャ111と対向してプランジャ室113の隣に固定配置されるセンタポスト105と、を備えている。
【0004】
このソレノイド101の軸心には、プランジャ111をガイドするガイド軸109を設けており、プランジャ111及びセンタポスト105はガイド軸109が挿通された円筒状をしており、プランジャ室113は環状になってっている。
【0005】
プランジャ111には、プランジャ111自身の移動によるストロークが伝達されるロッド118が取り付けられている。ロッド118は、センタポスト105を貫通してソレノイド101外部に軸方向に延びており、例えば先端がバルブ手段等の開閉弁する弁体となっており、外部で開閉弁の作動を行わせる。
【0006】
また、このソレノイド101は、上記したように、プランジャ室113内で、プランジャ111のセンタポスト105側に高圧Hを、センタポスト105と反対側に低圧Lを供給し、プランジャ室113を高圧Hと低圧Lの2つに分圧した状態に保つ構成となっている。
【0007】
ここで、プランジャ室113内を分圧するには、プランジャ111の内外周面とそれに対面するプランジャ室113の内外周壁面との間の隙間から高圧Hが低圧L側へ流入することを防止する必要があるため、プランジャ111の内外周にパッキン114,115を設けている。
【0008】
そして、このソレノイド101では、ソレノイド101を励磁してプランジャ111をセンタポスト105に吸引する吸引力によって、プランジャ111をセンタポスト105側に移動させることと、プランジャ室113内の高圧Hと低圧Lの差圧を利用した差圧力によって、プランジャ111を高圧H側から低圧L側へ向かわせることと、ができるので、吸引力と差圧力を変更することで、プランジャ111のストローク量を調整する等の制御が可能となっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記図3に示す従来技術のソレノイド101では、プランジャ111の内外周にパッキン114,115が配置されるため、プランジャ111の内外周とそれに対面するプランジャ室113の内外周壁面との間の隙間が広がり、プランジャ111の移動時の姿勢が傾き易く、プランジャ111の移動が阻害されてヒステリシスが大きくなる等の悪影響があった。
【0010】
そこで、図4に示すように、プランジャ111外周面若しくは内周面のいずれか一方にパッキン114又は115を挟んでプランジャ室113内壁面と摺動する2つの摺動部121,122又は123,124を軸方向に並んで設けた構成とし、移動時のプランジャ111が安定した姿勢を保つことができるものも考えられた。
【0011】
この図4の構成では、移動時のプランジャ111の姿勢を安定させるためプランジャ111の軸方向長さが冗長となってしまい、ソレノイド101が大型化して配置するスペースが大きく必要となってしまう。このため、ソレノイドの小型化の要求に対応することができるものではなかった。そこで、プランジャの軸方向長さを短くして小型化の要求を満たすソレノイドの実現が望まれていた。
【0012】
また、図4(a)のプランジャ111外周に2つの摺動部121,122を設けた場合には、吸引力の特性を調整するためにセンタポスト105はプランジャ111の外径側でプランジャ室113内に突出する環状突起等を設けることがあるが、センタポスト105側のプランジャ111外周に摺動部121があるとプランジャ111の磁路が絞られるため、環状突起等に影響を及ぼしてしまい、吸引力の特性が所望に調整することができなくなり、性能の悪化が問題となってしまう。
【0013】
図4(b)のプランジャ111内周に2つの摺動部123,124を設けた場合には、プランジャ111が軸心側に寄せられ、磁束を最も集めるセンタポスト105の外径側とプランジャ111外周のセンタポスト105側端部との間に広い隙間を生じるため、吸引力を発生させる効率が低下し、性能の悪化が問題となってしまう。また、効率の低下を補うためコイル102の巻数を増加するとソレノイド101が大型化してしまう。
【0014】
本発明は、上記した従来技術の問題を解決するものであり、その目的とするところは、プランジャの姿勢を安定に保ちつつ、小型化を図る高性能なソレノイドを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明にあっては、コイルの内周側に固定配置されるセンタポストと、該センタポストに軸方向に対向して設けられ、前記コイルの起磁力で前記センタポストに吸引されるプランジャと、該プランジャの軸心に挿通されるガイド軸と、を備え、前記ガイド軸の周りに、前記プランジャの内周及び外周をガイドして前記プランジャを軸方向に移動自在とするプランジャ室形成されると共に、前記プランジャの内周と前記プランジャ室の内周壁面との隙間を封止するパッキンと、前記プランジャの外周と前記プランジャ室の外周壁面との隙間を封止するパッキンとが備えられることで、前記プランジャ室内が高圧と低圧の2つに分圧されているソレノイドであって、前記プランジャは、前記センタポスト側の内周に、前記プランジャ室の内周壁面に摺動する第1軸受が設けられると共に、前記センタポストと反対側の外周に、前記第1軸受とは軸方向にずれた位置に、前記プランジャ室の外周壁面に摺動する第2軸受が設けられることを特徴とする。
【0016】
したがって、第1,第2摺動部がプランジャ室の内外周壁面に軸方向にずれた位置で摺動するので、プランジャの移動時の姿勢が傾くことがなく、移動時のプランジャは安定した姿勢を保つことができる。
【0017】
また、第1,第2摺動部はプランジャの軸方向長さが短くてもプランジャ室の内外周壁面に摺動するようにそれぞれ設けることができるので、プランジャの軸方向長さを短くしてソレノイドの小型化を図ることができる。
【0018】
さらに、プランジャにはセンタポスト側の外周に摺動部が設けられていないので、センタポストはプランジャの外径側でプランジャ室内に突出する環状突起等を設けて吸引力の特性を所望に調整することができ、高性能なソレノイドが提供できる。
【0019】
さらにまた、プランジャは軸心側に寄せられていないので、磁束を最も集めるセンタポストの外径側とプランジャ外周のセンタポスト側端部との間に広い隙間が生じず、吸引力を発生させる効率の低下が防止でき、高性能なソレノイドが提供できる。また、効率の低下を補うためコイルの巻数を増加する必要がなくなり、ソレノイドの大型化の必要がなくなる。
【0020】
前記プランジャの内周と前記プランジャ室の内周壁面との隙間及び前記プランジャの外周と前記プランジャ室の外周壁面との隙間を密封するパッキンを備えたことが好ましい。
【0021】
これにより、プランジャ室内に2分された領域が形成でき、この2分された領域に異なる圧を配圧することができ、配圧した場合には2分された領域間の差圧力によってプランジャを移動することができる。
【0022】
前記パッキンは、前記プランジャの略軸方向中央部に配置されたことが好ましい。
【0023】
これにより、パッキンのしめしろが安定するため、シール性が向上する。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0025】
図1を用いて実施の形態に係るソレノイドの構成について説明する。
【0026】
ソレノイド1は、概略、円筒状に巻かれたコイル2と、コイル2内周側に形成されたプランジャ室13内に軸方向に移動自在に挿入されるプランジャ11と、プランジャ11と軸方向で対向してプランジャ室13の隣に固定配置されるセンタポスト5と、軸心でプランジャ11をガイドするガイド軸9と、を備えている。
【0027】
コイル2は、軸方向両端部に外向きフランジ部3a,3bを有するボビン3に巻き付けられている。ボビン3には、コイル2に電流を送り込むリード線4が接続されるコネクタ部3cが設けられている。
【0028】
ボビン3内周には、センタポスト5側にガイド筒6と、センタポスト5と反対側にスリーブ7と、が嵌合されている。ガイド筒6とスリーブ7は等しい内外径の円筒状をしている。スリーブ7のセンタポスト5と反対側端部には、外径方向に延びる円板部8が設けてあり、円板部8がボビン3のセンタポスト5と反対側の外向きフランジ部3b端面に当接している。
【0029】
センタポスト5は、軸心にガイド軸9が挿通されている。また、センタポスト5の外周にはボビン3を囲むケース10が一体的に設けられている。センタポスト5のプランジャ11側端面には、環状突起5aが設けられ、環状突起5aの外径側にガイド筒6が当接している。
【0030】
ケース10は、ボビン3のセンタポスト5側外向きフランジ部3aに隣接して外径方向に延びて軸方向に折れ曲がり、軸方向にスリーブ7の円板部8まで延びており、その先端で円板部8外径端をカシメている。このため、ガイド筒6とスリーブ7は、ケース10のカシメによりセンタポスト5側に押し付けられて固定される。
【0031】
ガイド軸9は、軸心に配置され、軸方向に延びる小径部9aと、センタポスト5と反対側に向かうほど径が大きくなるように中径部9b及び大径部9cと、を備える。大径部9cは外周をスリーブ7の内周面に当接させて固定される。
【0032】
また、センタポスト5と挿通されたガイド軸9との間には、プランジャ11がセンタポスト5に吸引された時にプランジャ11と当接するストッパ12が圧入配置されている。
【0033】
そして、ガイド軸9の周りに、ガイド筒6及びスリーブ7の内周面とセンタポスト5端面とガイド軸9とで囲まれて環状のプランジャ室13が形成されている。
【0034】
プランジャ室13内には、ガイド軸9が挿通された円筒状のプランジャ11が軸方向に移動可能に配設されている。プランジャ11は、センタポスト5側外周がセンタポスト5の環状突起と当接しないように環状に切り欠かれた切り欠き部11aと、センタポスト5と反対側内周がガイド軸9の中径部9bの凸形状段に合わせて凹んだ段部11bと、を備えている。
【0035】
また、プランジャ11の内外周には、それぞれパッキン14,15がプランジャ11の略軸方向中央部に配置されている。パッキン14,15は、プランジャ11に設けられた円環状の溝内に固定され、プランジャ11内周のパッキン15はプランジャ室13の内周壁面であるガイド軸9の小径部9a周面と、プランジャ11外周のパッキン14はプランジャ室13の外周壁面であるスリーブ7の内周面と、それぞれ密接する。
【0036】
さらに、プランジャ11には、センタポスト5側の内周にプランジャ室13の内周壁面であるガイド軸9の小径部9a周面と摺動する第1軸受16が設けられ、センタポスト5と反対側の外周にプランジャ室13の外周壁面であるスリーブ7の内周面と摺動する第2軸受17が設けられている。
【0037】
そして、プランジャ11には、プランジャ11自身の移動によるストロークが伝達されるロッド18が取り付けられている。ロッド18は、センタポスト5を貫通してソレノイド1外部に軸方向に延びており、例えば先端がバルブ手段等の開閉弁する弁体となっており、外部で開閉弁の作動を行わせる。
【0038】
このソレノイド1では、プランジャ室13のセンタポスト5側には、ロッド18が挿通されたセンタポスト5の貫通孔5bを介して外部から高圧Hが流入する。また、プランジャ室13のセンタポスト5と反対側には、スリーブ7に設けられた連通孔7aと、コイル2に接続されたリード線4が外部へ導かれる円板部8のリード線孔8aと、を介して外部から低圧Lが流入する。
【0039】
このため、プランジャ室13内は高圧Hと低圧Lの2つに分圧された状態に保持される。ここで、プランジャ11の内外周に設けられたパッキン14,15によって、プランジャ室13内で高圧Hが低圧L側へ流入することは防止されている。
【0040】
なお、プランジャ室13以外のボビン3とカバー10やボビン3と円板部8の隙間を介して高圧Hが低圧L側へ流入するおそれがあるので、それぞれの隙間にはOリング19,20が配設されて密封されている。
【0041】
以上の構成のソレノイド1では、センタポスト5−プランジャ11−スリーブ7−円板部8−ケース10−センタポスト5という磁気回路が形成されている。そして、リード線4を介してコイル2に電流を流すと起磁力が発生してソレノイド1が励磁され、プランジャ11とセンタポスト5との間に吸引力が発生する。この吸引力により、プランジャ11がセンタポスト5側に移動する。
【0042】
また、プランジャ室13内には外部から高圧Hと低圧Lとが2分して配圧されており、高圧Hが低圧L側へ流れ込もうとする差圧による差圧力が発生する。この差圧力により、プランジャ11が高圧H側から低圧L側へ向かって移動する。
即ち、プランジャ11はセンタポスト5と反対側へ移動する。
【0043】
この吸引力と差圧力の関係で、プランジャ11の位置を制御することができる。即ち、吸引力の方が大きければプランジャ11はセンタポスト5へ吸引され、差圧力の方が大きければプランジャ11はセンタポスト5から引き離される。また、吸引力と差圧力とが等しければプランジャ11は停止する。
【0044】
このため、本実施の形態のソレノイド1では、コイル2への通電量を変更して吸引力を変更することや、高圧H又は低圧Lの圧を変更して差圧力を変更することで、プランジャ11のストローク量を調整する等の制御が可能となっている。
【0045】
これによって、例えばロッド18先端がバルブ手段等の開閉弁する弁体となっており、外部で開閉弁の作動を行わせる場合には、励磁時のプランジャ11のストローク量に応じて開弁量を変更することができる。
【0046】
したがって、本実施の形態のソレノイド1では、プランジャ11は、センタポスト5側の内周に、ガイド軸9の小径部9a周面に摺動する第1軸受16を設けると共に、センタポスト5と反対側の外周に、スリーブ7の内周面に摺動する第2軸受17を設けたことで、第1,第2軸受16,17がガイド軸9の小径部9a周面及びスリーブ7の内周面に軸方向にずれた位置で摺動するので、プランジャ11の移動時の姿勢が傾くことがなく、移動時のプランジャ11は安定した姿勢を保つことができる。
【0047】
また、第1,第2軸受16,17はプランジャ11の軸方向長さが短くてもガイド軸9の小径部9a周面及びスリーブ7の内周面に摺動するようにそれぞれ設けることができるので、プランジャ11の軸方向長さを短くしてソレノイド1の小型化を図ることができる。
【0048】
さらに、プランジャ11にはセンタポスト5側の外周に対向面に摺動する摺動部が設けられていないので、センタポスト5はプランジャ11の外径側でプランジャ室13内に突出する環状突起5a等を設けて吸引力の特性を所望に調整することができ、高性能なソレノイド1が提供できる。
【0049】
さらにまた、プランジャ11は軸心側に寄せられていないので、磁束を最も集めるセンタポスト5の外径側とプランジャ11外周のセンタポスト5側端部との間に広い隙間が生じず、吸引力を発生させる効率の低下が防止でき、高性能なソレノイド1が提供できる。また、効率の低下を補うためコイル2の巻数を増加する必要がなくなり、ソレノイド1を小型化できる。
【0050】
プランジャ11の内周とガイド軸9の小径部9a周面との隙間及びプランジャ11の外周とスリーブ7の内周面との隙間を密封するパッキン14,15を備えたことで、プランジャ室13内に2分された領域が形成でき、この2分された領域に異なる高圧H及び低圧Lを配圧することができ、2分された領域間の差圧力によってプランジャ11を移動することができる。
【0051】
なお、パッキン14,15は、プランジャ11の略軸方向中央部に配置されたことで、パッキン14,15のしめしろが安定するため、シール性が向上する。
【0052】
なお、本実施の形態では、第1,第2摺動部としての第1,第2軸受16,17をプランジャ11とは別部材で設けていたが、図2に示すように、第1,第2摺動部としての第1,第2軸受部11c,11dをプランジャ11に一体的に設ける構成としてもよい。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明にあっては、プランジャは、センタポスト側の内周に、プランジャ室の内周壁面に摺動する第1摺動部を設けると共に、センタポストと反対側の外周に、プランジャ室の外周壁面に摺動する第2摺動部を設けたことで、第1,第2摺動部がプランジャ室の内外周壁面に軸方向にずれた位置で摺動するので、プランジャの移動時の姿勢が傾くことがなく、移動時のプランジャは安定した姿勢を保つことができる。
【0055】
また、第1,第2摺動部はプランジャの軸方向長さが短くてもプランジャ室の内外周壁面に摺動するようにそれぞれ設けることができるので、プランジャの軸方向長さを短くしてソレノイドの小型化を図ることができる。
【0056】
さらに、プランジャにはセンタポスト側の外周に摺動部が設けられていないので、センタポストはプランジャの外径側でプランジャ室内に突出する環状突起等を設けて吸引力の特性を所望に調整することができ、高性能なソレノイドが提供できる。
【0057】
さらにまた、プランジャは軸心側に寄せられていないので、磁束を最も集めるセンタポストの外径側とプランジャ外周のセンタポスト側端部との間に広い隙間が生じず、吸引力を発生させる効率の低下が防止でき、高性能なソレノイドが提供できる。また、効率の低下を補うためコイルの巻数を増加する必要がなくなり、ソレノイドの大型化の必要がなくなる。
【0058】
プランジャの内周と前記プランジャ室の内周壁面との隙間及び前記プランジャの外周と前記プランジャ室の外周壁面との隙間を密封するパッキンを備えたことで、プランジャ室内に2分された領域が形成でき、この2分された領域に異なる圧を配圧することができ、配圧した場合には2分された領域間の差圧力によってプランジャを移動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るソレノイドを示す概略構成図である。
【図2】実施の形態に係る他の例のソレノイドを示す概略構成図である。
【図3】従来のソレノイドを示す概略構成図である。
【図4】従来のソレノイドを示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 ソレノイド
2 コイル
3 ボビン
3a,3b 外向きフランジ部
3c コネクタ部
4 リード線
5 センタポスト
5a 環状突起
5b 貫通孔
6 ガイド筒
7 スリーブ
7a 連通孔
8 円板部
8a リード線孔
9 ガイド軸
9a 小径部
9b 中径部
9c 大径部
10 ケース
11 プランジャ
11a 切り欠き部
11b 段部
11c 第1軸受部
11d 第2軸受部
12 ストッパ
13 プランジャ室
14,15 パッキン
16 第1軸受
17 第2軸受
18 ロッド
19,20 Oリング

Claims (1)

  1. コイルの内周側に固定配置されるセンタポストと、
    該センタポストに軸方向に対向して設けられ、前記コイルの起磁力で前記センタポストに吸引されるプランジャと、
    該プランジャの軸心に挿通されるガイド軸と、を備え、
    前記ガイド軸の周りに、前記プランジャの内周及び外周をガイドして前記プランジャを軸方向に移動自在とするプランジャ室形成されると共に、
    前記プランジャの内周と前記プランジャ室の内周壁面との隙間を封止するパッキンと、前記プランジャの外周と前記プランジャ室の外周壁面との隙間を封止するパッキンとが備えられることで、前記プランジャ室内が高圧と低圧の2つに分圧されているソレノイドであって、
    前記プランジャは、前記センタポスト側の内周に、前記プランジャ室の内周壁面に摺動する第1軸受が設けられると共に、前記センタポストと反対側の外周に、前記第1軸受とは軸方向にずれた位置に、前記プランジャ室の外周壁面に摺動する第2軸受が設けられることを特徴とするソレノイド。
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