JP4062580B2 - 計算機システム - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は計算機システムに関し、特に、計算機と当該計算機の保守管理を行うシステムコンソールとを備えた計算機システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図25は例えば特開平9−251403号公報に示された従来の計算機システムを示す図であり、1は所定のデータ処理を行う計算機、7は計算機1で生成されたメッセージを表示するシステムコンソール、5は計算機1とシステムコンソール7とを接続するLANなどの通信路である。2は計算機1から送信されるメッセージなどの送信データ、3は計算機1から送信された送信データ2をシステムコンソール7で処理した結果のステータスなどを含む応答データである。計算機1とシステムコンソール7とはそれぞれ複数台接続可能であるが、この従来の計算機システムの例では説明を簡易にするために1対1の構成としている。
【0003】
計算機1において、11はシステムコンソール7に表示するメッセージを生成するメッセージ出力要求部、12はメッセージを送信するか、保存するかをチェックするメッセージ保存チェック処理部、13は保存するメッセージの種別が登録されているメッセージ保存テーブル、15はメッセージ保存テーブル13から保存メッセージ種別(メッセージ保存の要/否)情報1aを取得し、保存要のメッセージをメッセージ保存ファイル14に保存するメッセージ保存処理部、16はメッセージ保存ファイル14から保存メッセージを取り出す保存メッセージ出力処理部、17はシステムコンソール7との通信が正常に行われている場合はON、異常が発生した場合にはOFFのステータスが登録される通信路管理テーブル、18は定期的に通信路チェック要求信号1rを送信し通信が正常に行われているか否かを監視する通信路チェック処理部、19はシステムコンソール7との通信処理を行う通信処理部である。
【0004】
システムコンソール7において、71は計算機1からの送信データ2を受信する通信処理部、72は通信処理部71から通信路チェック要求信号7cを受けて通信路5の状態をチェックし、通信路5が正常であるか否かの応答信号7dを返す通信路チェック応答処理部、73は通信処理部71からのメッセージを受け、システムコンソール7画面にメッセージの表示を行う表示処理部である。
【0005】
次に通信路管理テーブル17、この従来の計算機システムで使用されるメッセージ、および、メッセージ保存テーブル13の構成例を説明する。通信路管理テーブル17には図26にその構成例を示すように、システムコンソールアドレスと通信路ステータスとが登録されている。システムコンソールアドレスは接続先のシステムコンソール7のアドレスを示し、通信路ステータスには、通信路5が正常の場合にはON、通信路5に異常が発生した場合にはOFFが登録される。メッセージ出力要求部11が生成するメッセージ出力要求信号1bは図27にその構成例を示すように、例えばメッセージの種別を示すメッセージIDとメッセージ本体とから構成されている。メッセージ保存テーブル13は図28にその構成例を示すように、例えばメッセージIDごとに保存の要否、すなわち当該IDを有するメッセージが保存を要するものであるか否かが登録されている。このメッセージ保存テーブル13は計算機1のパラメータとしてユーザによって定義される。
【0006】
次に動作について説明する。まず計算機1内で生成されたメッセージの処理を図29に示すフローチャートを用いて説明する。計算機1内のメッセージ出力要求部11がシステムコンソール7へ出力するメッセージを生成すると、メッセージ保存チェック処理部12にメッセージ出力要求信号1bを送信する(ステップステップST71)。メッセージ出力要求信号1bを受信したメッセージ保存チェック処理部12は、通信路管理テーブル17から通信路ON/OFF情報を取得し(ステップST72)、通信路5がON(使用可能)なら(ステップST73)、メッセージ保存ファイル14を参照して保存メッセージ1fの有無をチェックし(ステップST718)、保存メッセージが無けれぱ、通信処理部19に送信要求信号1gを送信する(ステップST74)。保存メッセージが有れば、メッセージ保存処理部15にメッセージ保存要求信号1cを送信する(ステップST79)。これにより新しく発生したメッセージが保存メッセージ1fより先に送信されるのを防止する。一方、ステップST73において、通信路がOFF(使用不可能)の時はメッセージ保存チェック処理部12は通信処理部19には送信を依頼せず、メッセージ保存処理部15にメッセージ保存要求信号1cを送信する(ステップST79)。メッセージ保存要求信号1cを受信したメッセージ保存処理部15は、受信したメッセージのメッセージ種別(メッセージ保存要/否情報)1aをメッセージ保存テーブル13から取得して当該メッセージが保存対象か否かを確認し(ステップST710)、保存要データであれば(ステップST711)、メッセージ保存ファイル14に保存する(ステップST712)。保存不要データであれぱ(ステップST711)、何もせず一連の処理を終了する。
【0007】
一方、メッセージ保存ファイル14に保存せず通信処理部19に送信要求されたメッセージを通信処理部19がシステムコンソール7に送信し(ステップST75)、通信が正常に完了すれぱ(ステップST76)、送信成功情報1hをメッセージ保存チェック処理部12に送信して(ステップST77)処理を完了する(ステップST78)。通信に失敗したときには通信処理部19がこれを検知し通信路管理テーブル17に通信路OFF情報1kを送信して通信路管理テーブル17の通信路情報をOFFにセットする(ステップST714)。さらに送信失敗情報1hをメッセージ保存チェック処理部12に送信する(ステップST715)。これを受けたメッセージ保存チェック処理部12は通信路OFF時と同様に、メッセージ保存処理部15にメッセージ保存要求信号1cを送信する(ステップST79)。以上の処理ステップにより通信路5がOFF(使用不可能)のとき、あるいは送信に失敗したときにメッセージは、メッセージ保存ファイル14に保存される。
【0008】
次に、通信路5の異常によりメッセージ保存ファイル14に保存されたメッセージが、定周期の通信路チェック処理によって通信路5の復旧後にシステムコンソール7に出力表示される手順を図30に示すフローチャートを用いて説明する。通信路チェック処理部18は送信周期を待って(ステップST81)、送信周期になると通信路管理テーブル17から通信路5の現在のON/OFF情報1dを取得し(ステップST82)、通信処理部19に通信路チェック要求信号1rを送信する(ステップST83)。通信処理部19はシステムコンソール7とし、前回の通信時に通信路5がON(通信可能)(ステップST84)、かつ通信が正常に終了している(ステップST86)ときには、送信成功情報1sを通信路チェック処理部18に送信して(ステップST87)正常終了し、前回の通信時に通信路5がON(ステップST84)、かつ通信失敗のとき(通信が正常に終了していないとき)(ステップST86)には、通信路チェック処理部18に送信失敗情報1sを送信する(ステップST89)とともに、通信路管理テーブル17の通信路情報をOFF(通信不可能)にセットする(ステップST810)。前回の通信時に通信路5がOFF(通信不可能)(ステップST84)かつ通信に失敗したとき(正常終了しなかったとき)(ステップST811)には、通信処理部19は送信失敗情報1sを通信路チェック処理部18に送信(ステップST815)する。この場合、通信路5はOFFのままとなる。前回の通信時に通信路がOFF(通信不可能)(ステップST84)かつ通信に成功したとき(正常終了したとき)(ステップST811)には、通信処理部19が通信路チェック処理部18に送信成功情報1sを送信し(ステップST812)、これを受けた通信路チェック処理部18は通信路管理テーブル17の通信路情報をON(通信可能)にセットし(ステップST813)、さらに保存メッセージ出力処理部16に保存メッセージ出力要求信号1nを送信する(ステップST814)。この信号を受信した保存メッセージ出力処理部16は、システムコンソール7の表示画面にメッセージを表示する。
【0009】
次に図30のフローチャートで説明した通信路チェック処理にて通信路復旧時(通信路5がOFF状態からON状態に遷移した直後)における保存メッセージの出力処理を図31に示したフローチャートを用いて説明する。保存メッセージ出力処理部16は、通信路チェック処理部18から保存メッセージ出力要求信号1nを受信すると(ステップST101)、メッセージ保存ファイル14から保存メッセージ1fを取得し(ステップSTl02)、保存メッセージ送信要求信号1pを通信処理部19に送信する(ステップSTl03)。これを受けた通信処理部19は、当該メッセージをシステムコンソール7に送信し(ステップSTl04)、これに成功した場合(ステップST105)には保存メッセージが無くなるまで(ステップST106)、ステップST102〜ステップST105の処理を繰り返す。通信に失敗した場合(ステップST105)には、通信処理部19は通信路管理テーブル17の通信路情報をOFFにセットし、送信失敗情報1qを保存メッセージ出力処理部16に返す(ステップST108)。送信失敗情報1qを受信した保存メッセージ出力処理部16は、送信に失敗したメッセージを内部に保持し、次回に出力要求があった時に当該メッセージを優先して出力する。
【0010】
次にメッセージ保存テーブル13の設定処理を図32に示すフローチャートを用いて説明する。メッセージ保存テーブル13は、図28に示したように例えばメッセージIDごとに保存の要否、すなわち当該IDを有するメッセージが保存を要するものであるか否かが登録されている。図28でMは最大メッセージIDを示している。図32に戻り、メッセージ保存テーブル13の設定処理は、ユーザがシステムコンソール7と対話しながらコマンドを利用して書き込みすることにより行う。システムコンソール7の表示画面にはメッセージIDが順次(ステップST91)メッセージ本体とともに表示され、表示されたメッセージの保存の要否をユーザに選択させる(ステップST92)。ユーザが保存「要」を選択するとメッセージ保存テーブル13の該当するメッセージIDには「要」がセットされ(ステップST93)、保存「否」を選択するとメッセージ保存テーブル13の該当するメッセージIDには「否」がセットされる。(ステップST94)。ステップST92〜ステップST94の処理をメッセージID1〜Mの全てについて繰り返す(ステップST91)。
【0011】
従来の計算機システムでは、通信路5の障害などによりシステムコンソール7への送信に失敗したメッセージは、メッセージ保存テーブル13に保存「要」とセットされたIDを持つものだけがメッセージ保存ファイル14に保存される。そして周期的に行う通信路チェックによって通信路5が復旧すると自動的にシステムコンソール7に送信されるので、システムコンソール4へのメッセージ表示は連続性を失うことがなく、メッセージの生成順を損なうこともない。また、メッセージの送信に一度でも失敗すると通信路管理テーブル17の通信路情報をOFF(通信不可能)にセットし、メッセージ送信前にこのテーブルを参照して通信路がOFFならメッセージを送信しないようにしている。これにより通信路5がON(正常)の時だけメッセージを送信するようにしているので、メッセージの送信を迅速かつ確実に行うことができる。さらに通信路5の故障時には即座にメッセージの保存処理を行うので、タイムアウト待ちなどの無駄な通信エラーが発生しなくなるので、メッセージ処理の効率が向上する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の方式では、メッセージを送信してから通信成功の確認に至るまでメッセージが何れにも保持されておらず、この段階で計算機が故障により停止した場合、メッセージが失われる可能性があるという問題点があった。
【0013】
また、計算機からシステムコンソールヘメッセージ送信を行い、システムコンソールから計算機へ通信成功を通達するための情報送信を行っている段階で通信路に異常が発生した場合、当該メッセージは送信済みの扱いにはならず、当該システムコンソールが再度計算機に接続した場合、既に受信済みの冗長なメッセージを再度受信する可能性があった。
【0014】
また、特開平9−251403号公報(特に請求項9)記載の方式では、通常一台のシステムコンソールにメッセージを出力し、通信異常が発生した発生した段階で、他のシステムコンソールに対し通信路のチェックを行い通信可能なシステムコンソールに切り替える事によりシステムコンソールヘの通信異常に対処しているが、一般的なTCP/IPなどの通信手段では通信異常はタイムアウトにより判定する必要がある場合があり、最初の異常判定、および、その後の他のシステムコンソールに対する通信路チェックに時間がかかり、保持しきれないメッセージが喪失する可能性があった。
【0015】
また、計算機が異常終了した場合も、メッセージ保存ファイル内の内容を保持するためにはメッセージ保存ファイルを不揮発性の記憶媒体と1して保持する必要があるが、この場合ディスクレス計算機システムなど場合、利用できる不揮発性記憶媒体には限りがあり、大量の領域は確保できない。一方、そのメッセージ保存ファイルのサイズに対する制約のため、計算機が正常動作し、システムコンソールが長期に停止している状態の場合、メッセージ保存ファイルを超えるメッセージが喪失するという可能性があった。
【0016】
また、前述の特開平9−251403号公報の請求項9記載の方式では、複数のシステムコンソールにメッセージが散らばってしまい、ユーザが一貫したメッセージの閲覧を行いたい場合、手間がかかった。
【0017】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、常にメッセージがシステムコンソールで保存されてから、計算機上のメッセージ保存ファイルから削除されるようにし、計算機やシステムコンソールおよびそれらを繋ぐ通信路がどのようなタイミングで故障しても、いずれかの場所にメッセージが保存されていることを保証する計算機システムを得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
この発明は、計算機と、上記計算機により生成されるメッセージを表示する複数のシステムコンソールとからなる計算機システムであって、上記計算機が、メッセージを生成するメッセージ出力要求部と、上記メッセージを保存する不揮発性記憶媒体から構成されたメッセージ保存ファイルと、上記システムコンソールからの接続要求を受理し、上記メッセージの送信の開始を指示する接続要求受信部と、上記システムコンソールからの連続したメッセージの送信要求を受理した後に、次のメッセージの送信を指示する送信要求受信部と、上記送信要求受信部からの指示により、上記メッセージに一意かつ順序性のある識別子を付加して上記システムコンソールへ送信するメッセージ送信部と、最後に送信したメッセージの識別子を保持する識別子保持手段と、高々1回送信済みのメッセージを保持するメッセージ保持バッファと、上記メッセージ保持バッファのメッセージを上記システムコンソールに送信するメッセージ再送部とを備え、上記送信要求受信部は、上記システムコンソールから通達された識別子が最後に送信したメッセージの識別子と等しい場合は、上記計算機の上記メッセージ保存ファイルから最も古いメッセージを削除するとともに、当該識別子と比較することにより、メッセージ保持バッファに次に送るべきメッセージが存在するか確認し、メッセージ保持バッファに次に送るべきメッセージがあった場合は、当該メッセージをメッセージ再送部より送信し、無ければ、メッセージ保持ファイル上のメッセージをメッセージ送信部により送信するものであって、上記システムコンソールが、上記メッセージを保存する不揮発性記憶媒体から構成されたメッセージ保存ファイルと、上記計算機に受理されるまで定期的に接続要求を行う接続要求発行部と、上記計算機からメッセージを受け取り、上記メッセージの表示および上記メッセージ保存ファイルヘの保存を行うメッセージ受信部と、上記メッセージ受信部が受信したメッセージを表示するメッセージ表示部と、上記メッセージの保存後、次のメッセージの送信要求を行う送信要求発行部と、外部からの入力信号により、上記メッセージ保存ファイルに保存されたメッセージを表示するメッセージ再表示部とを備え、上記接続要求発行部は、上記接続要求発行時に、システムコンソールのメッセージ保存ファイルで最も新しいメッセージの識別子を同時に通達するものであって、もって、既に受信済みのメッセージを冗長に受信することを抑止するとともに、上記システムコンソールのメッセージ保存ファイルにメッセージが保存できたことが判明した段階で上記計算機のメッセージ保存ファイルのメッセージを削除する計算機システムである。
【0021】
また、上記計算機の上記接続要求受信部は、システムコンソールから通達された識別子の次に相当する識別子を持つメッセージがメッセージ保持バッファに存在せず、また、通達された識別子と等しいメッセージがメッセージ保持バッファ上に存在しないことを確認することにより、メッセージ保持バッファのメッセージが当該システムコンソールに送信されていないことを認知し、メッセージ保持バッファの全てのメッセージを当該システムコンソールに送信させ
【0022】
また、上記システムコンソールは、他システムコンソールに対しメッセージ保存ファイルの内容を公開するメッセージ公開部と、公開されているメッセージ保存ファイルからメッセージを取得するメッセージ収集部とをさらに備え、上記システムコンソールのメッセージ再表示部は、メッセージ保持ファイル内のメッセージを順次表示し、欠落を発見した場合は、メッセージ収集部により、他システムコンソールに保存されているメッセージを取得・表示する、または、他システムコンソールにメッセージが保持されていなかった場合は、メッセージに欠落があった旨を表示す
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1に基づいて説明する。図1は本実施の形態における計算機システムの構成図である。図1において、1001は所定のデータ処理を行う計算機、1002は、計算機1001に接続されたLANなどの通信路、1003は計算機1001のメッセージを表示・保存するシステムコンソールであり、これも通信路1002に接続される。
【0024】
計算機1001において、1011はシステムコンソールに表示すべきメッセージを出力するメッセージ出力要求部、1012はメッセージ出力要求部1011より出力されたメッセージを保持するメッセージ保存ファイルであり、メッセージ保存ファイル1012は不揮発性の記憶媒体を用いる。1013はシステムコンソール1003よりの接続要求を受信する接続要求受信部、1014はシステムコンソール1003よりの送信要求を受信する送信要求受信部、1015はシステムコンソール1003にメッセージを送信するメッセージ送信部である。1016は計算機1001内の各処理で行われる通信路1002を経由した情報の送受信を仲立ちする通信処理部であり、記載としては省略しているが、計算機1001内の処理から計算機1001外の処理への情報送受信とは、実際には、通信処理部1016を経由して行う。
【0025】
システムコンソール1003において、1031はシステムコンソール1003内の各処理で行われる通信路1002を経由した情報の送受信を仲立ちする通信処理部であり、記載としては省略しているが、システムコンソール1003内の処理からシステムコンソール1003外の処理への情報送受信とは、実際には、通信処理部1031を経由して行う。1032は計算機1001に接続要求を行う接続要求発行部、1033は計算機1001に送信要求を行う送信要求発行部、1034は計算機1001よりメッセージを受信するメッセージ受信部、1035はメッセージ受信部1034が受信したメッセージを表示するメッセージ表示部、1036はメッセージを受信部1034が受信したメッセージを保存するメッセージ保存ファイルであり、メッセージ保存ファイル1036は不揮発性の記憶媒体を用いる。1037はメッセージ保存ファイル1036に保存されたメッセージを再度表示するメッセージ再表示部である。
【0026】
次に動作について説明する。まず、全体の動作に先立ち、メッセージ出力部1011の動作を説明する。
【0027】
図2はメッセージ出力部1011の動作を示すフローチャートである。メッセージ出力1011は他の処理と独立して動作し、計算機1001内でシステムコンソール1002に表示すべきメッセージを出力する場合に実行される。メッセージ出力部1011は、まず、メッセージ保存ファイル1012に当該メッセージを保存する余裕があるか確認する(ステップST1101)。メッセージ保存ファイル1012に余裕がある場合(ステップSTll02:YES)は、当該メッセージをメッセージ保存ファイル1012に保存し処理を終了する(ステップST1103)。余裕が無い場合(ステップSTll02:NO)は何も行わず処理を終了する。このメッセージ出力要求部1011の処理は本発明に関わる他の処理とは独立して実施され、メッセージ保存ファイル1012にメ
ッセージが順次保存される。
【0028】
続けて、メッセージ保存ファイル1012に保存された最初のメッセージが、システムコンソール1003にて表示されるまでの処理の流れを示すために、順次実行される動作を説明する。最初のメッセージの表示に至る処理はシステムコンソール1003の接続要求発行部1032が処理を開始を起点とする。
【0029】
図3は、システムコンソール1003の接続要求発行部1032の動作を示すフローチャートである。接続要求発行部1032は、システムコンソール1003の起動により、処理が開始される。接続要求発行部1032は、まず計算機1001の接続要求受信部に対し接続要求を発行する(ステップST1201)。計算機1001が起動していない場合など接続が受理されない場合(ステップST1202:NO)は、一定時間待機し(ステップST1203)、再度接続を試みる(ステップST1201)。接続が受理された場合(ステップST1202:YES)はメッセージ受信部1034に対しメッセージ受信支持を与え(ステップST1204)、メッセージ受信部1034より再接続支持を待ち、待機する(ステップST1205)。メッセージ接続指示を受けた場合は、再度接続を試みる(ステップST1201)。
【0030】
図4は、計算機1001の接続要求受信部1013の動作を示すフローチャートである。接続要求受信部1013は、計算機1001の起動により、処理が開始され、接続要求発行部1032よりの接続要求を受信するまで待機する(ステップST1301)。前述の接続要求発行部1032から接続要求が来ると、接続要求受信部1013は、メッセージ送信部1015に対しメッセージ送信支持を与え(ステップST1302)、次の接続要求を待ち、待機する(ステップST1301)。
【0031】
図5は、計算機1001のメッセージ送信部1015の動作を示すフローチャートである。メッセージ送信部1015は、計算機1001の起動により、処理が開始され、接続要求受信部1013または送信要求受信部1014よりのメッセージ出力指示を待つために待機する(ステップST1401)。メッセージ送信指示が来ると、メッセージ送信部1015は、メッセージ保存ファイル1012にメッセージが存在するかを確認する(ステップST1402)。メッセージが存在しない場合(ステップST1403:NO)はメッセージ出力要求部1011が新たなメッセージをメッセージ保存ファイル1012に追加するまで待機する(ステップST1404)。メッセージ確認(ステップST1402)によりメッセージが存在した(ステップST1403:YES)か、または、待機中(ステップST1404)に新たなメッセージがメッセージ保存ファイル1012に追加された(ステップST1404)場合は、メッセージ保存ファイル1012上の最も古いメッセージを取得し(ステップST1405)、当該メッセージをシステムコンソール1003のメッセージ受信部(ステップST1034)に対しメッセージを送信する(ステップST1406)。メッセージ送信後は、次のメッセージ送信指示を待ち、待機する(ステップST1401)。
【0032】
図6は、システムコンソール1003のメッセージ受信部1034の動作を示すフローチャートである。メッセージ受信部1034は、システムコンソール1003の起動により、処理が開始され、メッセージ受信指示を受けるまで待機する(ステップST1501)。メッセージ受信指示の送付は、前述の接続要求発行部1032のステップST1204で既に実施されているとおり、計算機1001内のメッセージ送信に関わる処理とは並行に処理が行われ、メッセージ受信指示を受けたメッセージ受信部1034は予めメッセージを受信するか、または、一定時間が経過するまで、待機している(ステップST1502)。待機中に一定時間が経過した場合(ステップST1503:NO)は、これは、計算機1001または通信路1002において障害が発生しており、メッセージ受信部1034は受信待ちを解除し、接続要求部1032に対し再接続指示を出し(ステップST1507)、再度のメッセージ受信指示を受けるまで待機する(ステップST1501)。メッセージが受信できた場合(ステップST1503:YES)は、受信したメッセージをメッセージ表示部1035がシステムコンソール1003上にてユーザが視認できる形で表示する(ステップST1504)。また、引き続きメッセージをシステムコンソール上のメッセージ保存ファイル1036に保存し、送信要求部1033に送信要求指示を与え(ステップST1506)、次のメッセージ受信指示を受けるまで待機する(ステップST1501)。
【0033】
上記の処理の流れにより、最初のメッセージがシステムコンソール1003に表示される。ここで、システムコンソール1003が計算機1001より先に起動した場合は、接続要求発行部1032による接続要求が受理されず、定期的に再度接続要求が行われるため、計算機1001が起動し、接続要求受信部1013が処理を開始した段階で、メッセージの表示処理が開始される。一方、計算機1001がシステムコンソール1003より先に起動した場合は、システムコンソール1003が起動し接続要求発行部1032が開始し接続要求を発行し、即座に受理されるため、メッセージの表示処理がおこなれるため、計算機1001とシステムコンソール1003との起動順序に関わらずメッセージの表示処理が行われる。
【0034】
続けて、メッセージ保存ファイル1012に保存された2番目以降のメッセージが、システムコンソール1003にて表示されるまでの処理の流れを示すために、順次実行される動作を説明する。二回目以降のメッセージの表示に至る処理はシステムコンソール1003のメッセージ受信部が最初のメッセージ表示処理における最終段階(ステップST1506)で送信要求発行部1033に与える送信要求指示を起点とする。
【0035】
図7は、システムコンソール1003の送信要求発行部1033の動作を示すフローチャートである。送信要求発行部1033は、システムコンソール1003の起動により、処理が開始され、送信要求指示を待ち、待機している(ステップST1601)。ここで、メッセージ受信部1034から送信要求指示を受け、計算機1001の送信要求受信部に対し送信要求を発行する(ステップST1602)。送信要求発行後は、メッセージ受信部にメッセージ受信支持を与え(ステップST1603)、再度メッセージ受信部から送信要求指示が与えられるのを待ち、待機する(ステップST1603)。
【0036】
図8は、計算機1001の送信要求受信部1014の動作を示すフローチャートである。接続要求受信部1014は、計算機1001の起動により、処理が開始され、送信要求発行部1033よりの送信要求を受信するまで待機する(ステップST1701)。前述の送信要求発行部1033から送信要求が来ると、送信要求受信部1014は、メッセージ保存ファイル上の最も古いメッセージを削除する(ステップST1702)。このメッセージは直前にシステムコンソール1003上で表示されたメッセージに相当する。メッセージ削除後は、メッセージ送信部1015にメッセージ送信指示を与えた(ステップST1703)後、システムコンソール1003の送信要求発行部1033から発行される、次回の送信要求を受信するまで待機する(ステップST1701)。送信要求受信部1014よりメッセージ送信指示を受けたメッセージ送信部1015は、接続要求受信部1013からメッセージ送信指示を受けた場合と同様、必要であれば、新たなメッセージをメッセージ出力部1011がメッセージ保存ファイル1012に追加するのを待ち、最終的に既に表示され、かつ、メッセージ保存ファイル1012より削除されたメッセージの次に古いメッセージをシステムコンソール1003のメッセージ受信部1034に送信する。
【0037】
システムコンソール1003のメッセージ受信部1034はメッセージを受信すると、最初のメッセージの場合と同様に、表示およびメッセージ保存ファイル1036への保存を行い、再々度のメッセージ表示のために、送信要求発行部1033に対し送信要求指示を与え、メッセージ受信に向け待機する。
【0038】
以降、送信要求発行部1033より送信要求の発行が繰り返され、計算機1001のメッセージ保存ファイル上のメッセージが、順次、システムコンソール1003にて表示・保存される。
【0039】
最後にシステムコンソール1003のメッセージ再表示部1037の動作について説明する。
【0040】
図9は、システムコンソール1003のメッセージ再表示部1037の動作を示すフローチャートである。メッセージ再表示部1037はユーザの指示により処理を開始する。処理を開始したメッセージ再表示部1037はメッセージ保存ファイル1036に保存されたメッセージをシステムコンソール1003上にてユーザが視認できる形で表示する(ステップST1801)。
【0041】
以上のように、本実施の形態による計算機システムでは、メッセージを生成するメッセージ出力要求部とメッセージを保存する不揮発性記憶媒体によるメッセージ保存ファィルと、システムコンソールの接続を受理し、メッセージの送信の開始を指示する接続要求受信部と、引き続くメッセージの送信要求を受理し、直前に送付したメッセージをメッセージ保存バッファから削除し、次のメッセージの送信を指示する送信要求受信部と、メッセージを送信するメッセージ送信部とを備えた計算機ならびに、メッセージを保存する不揮発性媒体によりメッセージ保存ファイルと、計算機に受理されるまで定期的に接続要求を行う接続要求発行部と、計算機からメッセージを受け取りメッセージの表示およびメッセージ保存ファイルヘの保存を行うメッセージ受信部と、メッセージの保存後、次のメッセージの送信要求を行う送信要求発行部と、ユーザの指示により、メッセージ保存ファイルに保存されたメッセージを表示するメッセージ再表示部を備えたシステムコンソールからなり、常にメッセージがシステムコンソールで保存されてから計算機上のメッセージ保存ファイルから削除されるため、計算機、システムコンソールまたは両者を繋ぐ通信路が任意のタイミングで故障しても、計算機またはシステムコンソールの何れかにメッセージが保存されることが保証できる。
【0042】
実施の形態2.
以下、この発明の実施の形態2を図10に基づいて説明する。図10は本実施形態における計算機システムの構成図であり、図中、実施の形態1と同じ符号は同じ構成要素を表す。2017はメッセージ保存ファイル1012より取り込むメッセージに一意な識別子であるメッセージ番号を付加するメッセージ番号付加部、2018は最後にメッセージに付加されたメッセージ番号を保持するメッセージ番号保持部、2015はメッセージ送信時に、メッセージ番号付加部2017を利用し、一意なメッセージ番号を付加し、また、当該メッセージ番号をメッセージ番号保持部2018に保持する処理を追加したメッセージ送信部、2032は接続要求時に、システムコンソール1003のメッセージ保存ファイル1036に保存された最も新しいメッセージのメッセージ番号を通達する処理を追加した接続要求発行部、2013は接続要求時に通達されたメッセージ番号がメッセージ番号保持部2018に保持されているメッセージ番号と等しければ、メッセージ保存バッファ1012上の最も古いメッセージを削除する機能を付加した接続要求受信部である。
【0043】
次に動作について説明する。
【0044】
図11は、計算機1001のメッセージ送信部2015の動作を示すフローチャートである。動作において、メッセージ保存ファイル1012上の最も古いメッセージを取得する(ステップST1405)までは、実施の形態1におけるメッセージ送信部1015(図5)と同様であるため、省略する。メッセージ保存ファイル1012上の最も古いメッセージを取得したメッセージ送信部(ステップST1405)は、メッセージ番号付加部2017によりメッセージにメッセージ番号を付加し(ステップST2401)、付加したメッセージ番号をメッセージ番号保持部2018に保存し、そのメッセージをシステムコンソール1003のメッセージ受信部1034に送信する。以後の処理は実施の形態1におけるメッセージ送信部1015と同様である。
【0045】
図12は、メッセージ番号付加部2017によりメッセージ番号が付加されたメッセージの概念図であり、メッセージ保持ファイル1012より取得した本来のメッセージをメッセージ本体に配置し、メッセージ番号付加部2017にて生成するメッセージ番号が頭部に付加される。メッセージ番号付加部2017にて生成されるメッセージは、メッセージ番号付加部2017が実行される度に新たなメッセージ番号となる。ここで、便宜上、番号と呼んでいるが、生成されるメッセージ番号が一意であることおよび順序性が保証される識別子群であれば、実際には整数など数の情報である必要は無い。
【0046】
図13は、システムコンソール1003の接続要求発行部2032の動作を示すフローチャートである。動作において、接続受理を確認する(ステップST1202)までは実施の形態1における接続要求発行部1032(図3)と同様であるため、省略する。接続受理された場合(ステップST1202:YES)、メッセージ保存ファイル1036にメッセージが保存されているか確認する(ステップST2201)。メッセージが存在する場合(ステップST2202:YES)は、メッセージ保存ファイル1036上の最も新しいメッセージのメッセージ番号を計算機1の接続要求受信部に対し通達する(ステップST2203)。以降の処理、または、メッセージが無かった場合(ステップST2202:NO)の処理は実施の形態1における接続要求発行部1032と同様であるため、省略する。
【0047】
図14は、計算機1001の接続要求受信部2013の動作を示すフローチャートである。動作において、接続要求を待つ(ステップST1301)までは実施の形態1における接続要求受信部1013(図4)と同様であるため、省略する。接続要求が来た場合(ステップST1301)、システムコンソール1003の接続要求発信部2032からメッセージ番号が通知されたか確認する(ステップST2301)、メッセージ番号があった通達されたい場合(ステップST2302)、通達されたメッセージ番号と、メッセージ番号保持部2018に保持されているメッセージ番号が等しいか確認する(ステップST2303)。メッセージ番号が等しかった場合(ステップST2304:YES)メッセージ保存ファイル上の最も古いメッセージを削除する。以降の処理、および、メッセージ番号が通知されなかった場合(ステップST2302:NO)と、メッセージ番号が異なった場合(ステップST2304:NO)の動作は、実施の形態1における接続要求受信部1013と同様であるため、省略する。
【0048】
以上のように本実施の形態による計算機システムでは、メッセージ送信部においてメッセージに一意な識別子を付加する手段と、最後に送信したメッセージの識別子を保持する手段と、システムコンソールから通達された識別子が最後に送信したメッセージの識別子と等しい場合は、計算機上のメッセージ保存バッファから削除する接続要求受信部とを計算機に備え、接続要求発行時に、システムコンソール上のメッセージ保持ファイル上で最も新しいメッセージの識別子を同時に通達する接続要求部をシステムコンソールに備えることにより、既に受信済みのメッセージを冗長に受信すること抑止することが可能となる。
【0049】
実施の形態3.
以下、この発明の実施の形態3を図15に基づいて説明する。図15は本実施の形態における計算機システムの構成図であり、図中、実施の形態2と同じ符号は同じ構成要素を表す。ただし、図15では省略するが、本実施の形態では、複数のシステムコンソールの接続を可能としており、図15における、システムコンソール1003は複数存在し、また、個々のシステムコンソールに対し対応する接続要求受信部3013、送信要求受信部3014、メッセージ送信部3015およびメッセージ再送部3019が存在する。3018は、既に一度何れかのシステムコンソールに送信したメッセージを保持するメッセージ保持バッファである。これは、メッセージ保存ファイル1012と異なり、不揮発性の記憶媒体である必要はない。3015はメッセージ送信後のメッセージをメッセージ保持バッファに置く処理を追加したメッセージ送信部、3019はメッセージ保持バッファ3018の内容をシステムコンソール1003のメッセージ受信部1034に送信するメッセージ再送部、3013は接続要求受信時にメッセージ保持バッファ3018を確認し、未送信のメッセージがあればメッセージ再送部3019により、当該メッセージを送信するように指示する処理を追加した接続要求受信部、3014は、送信要求時に通達されたメッセージ番号がメッセージ番号保持部2018に保持されているメッセージ番号と等しいときのみ、メッセージ保存バッファ1012上の最も古いメッセージを削除することとし、また、同じく送信要求時にメッセージ保持バッファ3018を確認し、未送信のメッセージがあればメッセージ再送部3019により、当該メッセージを送信するよう指示する処理を追加した送信要求受信部、3033は送信要求時に、システムコンソール1003のメッセージ保存ファイル1036に保存された最も新しいメッセージのメッセージ番号を通達する処理を追加した送信要求発行部である。
【0050】
次に動作について説明する。図16は、計算機1001のメッセージ送信部3015の動作を示すフローチャートである。動作において、メッセージをシステムコンソール1003に送信する(ステップST1406)までは、実施の形態2におけるメッセージ送信部2015(図11)と同様であるため、省略する。メッセージ送信後(ステップST1406)、メッセージ送信部3015は、メッセージ保持バッファ3018に余裕があるか確認する(ステップST3401)。余裕が無い場合(ステップST3402:YES)、メッセージ保持バッファ3018上の最も古いメッセージを削除する(ステップST3403)。削除後または、余裕があった場合(ステップST3202:NO)は直前に送信した新規のメッセージをメッセージ保持バッファ3018に保存する(ステップST3404)。以後の処理は実施の形態2におけるメッセージ送信部2015と同様である。
【0051】
図17は、計算機1001の接続要求受信部3013の動作を示すフローチャートである。動作において、メッセージ番号が通達されなかった場合(ステップST2302:NO)、通達されたメッセージ番号がメッセージ番号保持部2018に保存された値と異なる場合(ステップST2304:NO)、または、メッセージ保存ファイル上の最も古いメッセージを削除した時点(ステップST2305)までの処理は、実施の形態2における接続要求受信部2013(図14)と同様であるため、省略する。メッセージ番号が通達されなかった場合(ステップST2302:NO)、通達されたメッセージ番号がメッセージ番号保持部2018に保存された値と異なる場合(ステップST2304:NO)、または、メッセージ保存ファイル上の最も古いメッセージを削除した(ステップST2305)後、通達されたメッセージ番号の次に相当するメッセージ番号を持つメッセージがメッセージ保持バッファ3018上に存在するか確認する(ステップST3301)。当該メッセージが存在した場合(ステップST3302:YES)は、メッセージ再送部3019に当該メッセージの送信指示を与え(ステップST3303)、次の接続要求を待つために待機する(ステップST1301)。当該メッセージが存在しなかった場合(ステップST3302:NO)、メッセージ送信部3015にメッセージ送信指示を与え(ステップST1302)、次の接続要求を待つために待機する(ステップST1301)。以後の処理は実施の形態2における接続要求受信部2013と同様である。
【0052】
図18は、計算機1001のメッセージ再送部3019の動作を示すフローチャートである。メッセージ再送部3019は、計算機1001の起動により、処理が開始され、接続要求受信部3013または送信要求受信部3014よりのメッセージ再送指示を待つために待機する(ステップST3901)。メッセージ再送指示が来ると、メッセージ再送部3019は、メッセージ保持バッファ3018より、指定されたメッセージを取得しシステムコンソール1003のメッセージ受信部1034に送信する(ステップST3902)。送信後は、再度のメッセージ送信指示を待つため待機する(ステップST3901)。
【0053】
図19は、システムコンソール1003の送信要求発行部3033の動作を示すフローチャートである。動作において、送信要求を発行するまで(ステップST1602)は、実施の形態1における送信要求発行部1033(図7)と同様であるため、省略する。送信要求発行後(ステップST1602)、システムコンソール1003のメッセージ保存ファイル1036上で最も新しいメッセージのメッセージ番号を計算機1001の送信要求受信部3014に送信し(ステップST3601)、メッセージ受信部1034にメッセージ受信指示を与える。以後の処理は、実施の形態1における接続要求受信部1033と同様である。
【0054】
図20は、計算機1001の送信要求受信部3014の動作を示すフローチャートである。動作において、実施の形態1における送信要求発行部1014でのメッセージ保存ファイル1012上の最も古いメッセージを削除する処理(ステップST1702)の代わりに、以下の処理を実施する。まず、システムコンソール1003の送信要求発行部3033により通知されたメッセージ番号と、メッセージ番号保持部2018に保持されたメッセージ番号が等しい場合は(ステップST3702:YES)、メッセージ保存ファイル1036上の最も古いメッセージを削除する。メッセージ番号が等しくなかったか(ステップST3702:NO)、または、メッセージを削除した(ステップST3703)後、通達されたメッセージ番号の次に相当するメッセージ番号を持つメッセージがメッセージバッファ保持バッファ3018上に存在するか確認する(ステップST3704)。当該メッセージが存在した場合(ステップST3705:YES)は、メッセージ再送部3019に当該メッセージの送信指示を与え(ステップST3706)、次の接続要求を待つために待機する(ステップST1701)。当該メッセージが存在しなかった場合(ステップST3705:NO)・メッセージ送信部にメッセージ送信指示を与え、次の接続要求を待つために待機する(ステップST1701)。以後の処理は実施の形態2における送信要求受信部1015と同様である。
【0055】
以上のように本実施の形態による計算機システムでは、1台の計算機1001に複数のシステムコンソール1003を接続し、メッセージ送信部3015においてメッセージに一意かつ順序性のある識別子を付加する手段と、高々1回送信済みのメッセージを保持するメッセージ保持バッファ3018と、メッセージ保持バッファ3018上のメッセージをシステムコンソール1003に送るメッセージ再送部3019と、送信済みのメッセージをメッセージ保持バッファ3018に保存するメッセージ送信部3015と、システムコンソール1003から通達された識別子が最後に送信したメッセージの識別子と等しい場合は計算機1001上の当該メッセージを削除し、また、当該識別子と比較することにより、メッセージ保持バッファ3018に次に送るべきメッセージが存在するか確認し、メッセージ保持バッファ3018に次に送るべきメッセージがあった場合は、当該メッセージをメッセージ再送部3019より送り、無ければ、メッセージ保持ファイル1036上のメッセージをメッセージ送信部3015により送る、接続要求管理部および送信要求管理部とを計算機1001に備え、システムコンソール1003上のメッセージ保持ファイル1036上で最も新しいメッセージの識別子を同時に通達する接続要求部および送信要求部をシステムコンソール1003に備え、任意のシステムコンソールのメッセージ保持ファイル3018にメッセージが保存できることが判明した段階で計算機のメッセージ保存ファイルのメッセージを削除し、より短期間で計算機のメッセージ保存ファイルを解放することにより、メッセージ保存ファイルの枯渇によるメッセージの欠損を低減させることが可能となり、また、送信済みのメッセージも一定期間メッセージ保持バッファに保存されるため、瞬間的に過負荷になったシステムコンソールに対してもメッセージの送達漏れが最小限におさえることが可能なる。
【0056】
実施の形態4.
以下、この発明の実施の形態4を図21に基づいて説明する。図21は本実施の形態における計算機システムの構成図であり、図中、実施の形態3と同じ符号は同じ構成要素を表す。4013は、接続要求受信時にシステムコンソール1003の接続要求発行部3033より通達されたメッセージ番号に相当するメッセージがメッセージ保持バッファ3018に保存されていなかった場合は、メッセージ保持バッファ3018の内容は送信されていないと判断し、メッセージ再送部3019により、メッセージ保持バッファ3018の最も古いメッセージを送信する処理を追加した接続要求受信部である。
【0057】
次に動作について説明する。図22は、計算機1001の接続要求受信部4013の動作を示すフローチャートである。動作において、通達されたメッセージ番号の次に相当するメッセージ番号を持つメッセージがメッセージ保持バッファ3018上に存在するか確認するまで(ステップST3301)と、確認の結果メッセージが存在した場合(ステップST3302:YES)以降の処理は実施の形態3の接続要求受信部3013(図17)と同様であるため省略する。確認の結果メッセージが存在しなかった場合(ST3302:NO)、通達されたメッセージ番号に相当するメッセージ番号を持つメッセージがメッセージ保持バッファ3018上に存在するか確認する(ステップST4301)。メッセージが存在しない場合(ステップST4302:YES)はメッセージ再送部3019にメッセージ保持バッファ3018上の最も古いメッセージに対する送信指示を与え(ステップST4303)、次の接続要求を待つために待機する(ステップST1301)。メッセージが存在した場合(ステップST4302:NO)、メッセージ送信部3015にメッセージ送信指示を与え(ステップST1302)、次の接続要求を待つために待機する(ステップST1301)。以後の処理は実施の形態3における接続要求受信部3013と同様である。
【0058】
以上のように本実施の形態による計算機システムでは、システムコンソールから通達された識別子の次に相当する識別子を持つメッセージがメッセージ保持バッファ上に存在せず、また、通達された識別子と等しいメッセージがメッセージ保持バッファ上に存在しないことを確認することにより、メッセージ保持バッファ上のメッセージが当該システムコンソールに送信されていることを認知し、メッセージ保持バッファ上の全てのメッセージを当該システムコンソールに送信させるようにした接続要求受信部を備え、長時間システムコンソールが処理できなかった場合でも、最大限のメッセージの送付が可能となる。
【0059】
実施の形態5.
以下、この発明の実施の形態5を図23に基づいて説明する。図23は本実施の形態における計算機システムの構成図であり、図中、実施の形態4と同じ符号は同じ構成要素を表す。図中、システムコンソール1003a、システムコンソール1003bは同じ構成要素を持つ。5039は、通信路1002に繋がれる他のシステムコンソールに対し、自システムコンソールのメッセージ保存ファイル1036上のメッセージを公開するメッセージ公開部、5038は他のシステムコンソールのメッセージ公開部5039より特定のメッセージを取得するメッセージ収集部、5037はメッセージ収集部5038により、自システムコンソール上に存在しないメッセージを他システムコンソールより収集し、ユーザに対し表示するメッセージ再表示部である。
【0060】
次に動作について説明する。図24は、システムコンソール1003aのメッセージ再表示部5037の動作を示すフローチャートである。メッセージ再表示部5037はユーザの指示により処理を開始する。処理を開始したメッセージ再表示部5037は、メッセージ保存ファイル1036にメッセージが存在するか確認する(ステップST5801)。メッセージが存在しない場合(ステップST5802:NO)は終了する。メッセージが存在する場合(ステップST5802:YES)は、メッセージ保存ファイル1036の最も古いメッセージを表示する(ステップST5803)。次にメッセージ保存ファイル1036に未表示のメッセージが存在するか確認する(ステップST5804)。メッセージが無い場合(ステップST5805:NO)は終了する。メッセージが存在する場合(ステップST5805:YES)は、直前に表示したメッセージの直前に表示したメッセージのメッセージ番号に対し、次のメッセージ番号を持つメッセージが存在するか確認する(ステップST5806)。メッセージが存在する場合は(ステップST5807:YES)、当該メッセージを表示して(ステップST5808)、残りの未表示のメッセージが無いかの確認を繰り返す(ステップST5804)。一方、メッセージが存在しない場合(ST5807:NO)は、メッセージ収集部5038より他のシステムコンソールのメッセージ公開部5039に対し要求を行い当該メッセージの取得を試みる(ステップST5809)。メッセージが他システムコンソール上に存在し、取得に成功した場合(ステップST5810:YES)は、取得したメッセージを表示し(ステップST5811)、残りの未表示のメッセージが無いかの確認を繰り返す(ステップST5804)。一方、メッセージが他システムコンソール上に存在せず、メッセージの取得に失敗した場合(ステップST5810:NO)、メッセージが喪失したことを表示し(ステップST5812)、メッセージ保存ファイル1036上における未表示のメッセージのうち最も古いメッセージを表示し(ステップST5813)、残りの未表示のメッセージが無いかの確認を繰り返す(ステップST5804)。
【0061】
以上のように、本実施の形態による計算機システムでは、他システムコンソールに対しメッセージ保存ファイルの内容を公開するメッセージ公開部と、公開されているメッセージ保存ファイルより、メッセージを取得するメッセージ収集部と、メッセージ保持ファイル内のメッセージを順次表示し、欠落を発見した場合は、メッセージ収集部により、他システムコンソールに保存されているメッセージを取得・表示し、または、他システムコンソールにメッセージが保持されていなかった場合は、メッセージに欠落があった旨表示することにより、一台のシステムコンソールに対する処理により、情報量の高いメッセージ表示を可能となる。
【0062】
【発明の効果】
この発明は、計算機と、上記計算機により生成されるメッセージを表示する複数のシステムコンソールとからなる計算機システムであって、上記計算機が、メッセージを生成するメッセージ出力要求部と、上記メッセージを保存する不揮発性記憶媒体から構成されたメッセージ保存ファイルと、上記システムコンソールからの接続要求を受理し、上記メッセージの送信の開始を指示する接続要求受信部と、上記システムコンソールからの連続したメッセージの送信要求を受理した後に、次のメッセージの送信を指示する送信要求受信部と、上記送信要求受信部からの指示により、上記メッセージに一意かつ順序性のある識別子を付加して上記システムコンソールへ送信するメッセージ送信部と、最後に送信したメッセージの識別子を保持する識別子保持手段と、高々1回送信済みのメッセージを保持するメッセージ保持バッファと、上記メッセージ保持バッファのメッセージを上記システムコンソールに送信するメッセージ再送部とを備え、上記送信要求受信部は、上記システムコンソールから通達された識別子が最後に送信したメッセージの識別子と等しい場合は、上記計算機の上記メッセージ保存ファイルから最も古いメッセージを削除するとともに、当該識別子と比較することにより、メッセージ保持バッファに次に送るべきメッセージが存在するか確認し、メッセージ保持バッファに次に送るべきメッセージがあった場合は、当該メッセージをメッセージ再送部より送信し、無ければ、メッセージ保持ファイル上のメッセージをメッセージ送信部により送信するものであって、上記システムコンソールが、上記メッセージを保存する不揮発性記憶媒体から構成されたメッセージ保存ファイルと、上記計算機に受理されるまで定期的に接続要求を行う接続要求発行部と、上記計算機からメッセージを受け取り、上記メッセージの表示および上記メッセージ保存ファイルヘの保存を行うメッセージ受信部と、上記メッセージ受信部が受信したメッセージを表示するメッセージ表示部と、上記メッセージの保存後、次のメッセージの送信要求を行う送信要求発行部と、外部からの入力信号により、上記メッセージ保存ファイルに保存されたメッセージを表示するメッセージ再表示部とを備え、上記接続要求発行部は、上記接続要求発行時に、システムコンソールのメッセージ保存ファイルで最も新しいメッセージの識別子を同時に通達するものであって、もって、既に受信済みのメッセージを冗長に受信することを抑止するとともに、上記システムコンソールのメッセージ保存ファイルにメッセージが保存できたことが判明した段階で上記計算機のメッセージ保存ファイルのメッセージを削除する計算機システムであるので、常にメッセージがシステムコンソールで保存されてから計算機上のメッセージ保存ファイルから削除されるため、計算機、システムコンソールまたは両者を繋ぐ通信路が任意のタイミングで故障しても、計算機またはシステムコンソールの何れかにメッセージが保存されることが保証できるとともに、短期間で計算機のメッセージ保存ファイルを解放することにより、メッセージ保存ファイルの枯渇によるメッセージの欠損を低減させることが可能となり、また、送信済みのメッセージも一定期間メッセージ保持バッファに保存されるため、瞬間的に過負荷になったシステムコンソールに対してもメッセージの送達漏れが最小限におさえることが可能なる
【0065】
また、上記計算機の上記接続要求受信部は、システムコンソールから通達された識別子の次に相当する識別子を持つメッセージがメッセージ保持バッファに存在せず、また、通達された識別子と等しいメッセージがメッセージ保持バッファ上に存在しないことを確認することにより、メッセージ保持バッファのメッセージが当該システムコンソールに送信されていないことを認知し、メッセージ保持バッファの全てのメッセージを当該システムコンソールに送信させるようにしたので、長時間システムコンソールが処理できなかった場合でも、最大限のメッセージの送付が可能となる。
【0066】
また、上記システムコンソールは、他システムコンソールに対しメッセージ保存ファイルの内容を公開するメッセージ公開部と、公開されているメッセージ保存ファイルからメッセージを取得するメッセージ収集部とをさらに備え、上記システムコンソールのメッセージ再表示部は、メッセージ保持ファイル内のメッセージを順次表示し、欠落を発見した場合は、メッセージ収集部により、他システムコンソールに保存されているメッセージを取得・表示する、または、他システムコンソールにメッセージが保持されていなかった場合は、メッセージに欠落があった旨を表示するようにしたので、一台のシステムコンソールに対する処理により、情報量の高いメッセージ表示可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1における計算機システムの構成を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による計算機システムにおけるメッセージ出力部の動作を示すフローチャート図である。
【図3】 この発明の実施の形態1による計算機システムにおける接続要求発行部の動作を示すフローチャート図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による計算機システムにおける接続要求受信部の動作を示すフローチャート図である。
【図5】 この発明の実施の形態1による計算機システムにおけるメッセージ送信部の動作を示すフローチャート図である。
【図6】 この発明の実施の形態1による計算機システムにおけるメッセージ受信部の動作を示すフローチャート図である。
【図7】 この発明の実施の形態1による計算機システムにおける送信要求発行部の動作を示すフローチャート図である。
【図8】 この発明の実施の形態1による計算機システムにおける送信要求受信部の動作を示すフローチャート図である。
【図9】 この発明の実施の形態1による計算機システムにおけるメッセージ再表示部の動作を示すフローチャート図である。
【図10】 この発明の実施の形態2における計算機システムの構成を示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態2による計算機システムにおけるメッセージ送信部の動作を示すフローチャート図である。
【図12】 この発明の実施の形態2による計算機システムにおけるメッセージ番号付加部によりメッセージ番号が付加されたメッセージの概念図である。
【図13】 この発明の実施の形態2による計算機システムにおける接続要求発行部の動作を示すフローチャート図である。
【図14】 この発明の実施の形態2による計算機システムにおける接続要求受信部の動作を示すフローチャート図である。
【図15】 この発明の実施の形態3における計算機システムの構成を示す構成図である。
【図16】 この発明の実施の形態3による計算機システムにおけるメッセージ送信部の動作を示すフローチャート図である。
【図17】 この発明の実施の形態3による計算機システムにおける接続要求受信部の動作を示すフローチャート図である。
【図18】 この発明の実施の形態3による計算機システムにおけるメッセージ再送部の動作を示すフローチャート図である。
【図19】 この発明の実施の形態3による計算機システムにおける送信要求発行部の動作を示すフローチャート図である。
【図20】 この発明の実施の形態3による計算機システムにおける送信要求受信部の動作を示すフローチャート図である。
【図21】 この発明の実施の形態4における計算機システムの構成を示す構成図である。
【図22】 この発明の実施の形態4による計算機システムにおける接続要求受信部の動作を示すフローチャート図である。
【図23】 この発明の実施の形態5における計算機システムの構成を示す構成図である。
【図24】 この発明の実施の形態5による計算機システムにおけるメッセージ再表示部の動作を示すフローチャート図である。
【図25】 従来の計算機システムの構成を示す図である。
【図26】 従来の計算機システムにおける通信路管理テーブルの構成例を示す説明図である。
【図27】 従来の計算機システムにおけるメッセージ出力要求信号の構成例を示す説明図である。
【図28】 従来の計算機システムにおけるメッセージ保存テーブルの構成例を示す説明図である。
【図29】 従来の計算機内で生成されたメッセージの処理を示すフローチャート図である。
【図30】 従来の計算機システムにおける通信路復旧後にシステムコンソールに出力表示される手順を示すフローチャート図である。
【図31】 従来の計算機システムにおける通信路復活時の保存メッセージ出力処理手順を示すフローチャート図である。
【図32】 従来の計算機システムにおけるメッセージ保存テーブルの設定処理手順を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 計算機、2 送信データ、3 応答データ、5 通信路、7 システムコンソール、11 メッセージ出力要求部、12 メッセージ保存チェック処理部、13 メッセージ保存テーブル、14 メッセージ保存ファイル、15 メッセージ保存処理部、16 保存メッセージ出力処理部、17 通信路管理テーブル、18 通信路チェック処理部、19 通信処理部、71 通信処理部、72通信路チェック応答処理部、73 表示処理部、1001 計算機、1002通信路、1003,1003a,1003b システムコンソール、1011メッセージ出力要求部、1012 メッセージ保存ファイル、1013,2013,3013,4013 接続要求受信部、1014,3014 送信要求受信部、1015,2015,3015 メッセージ送信部、1016 通信処理部、1031 通信処理部、1032,2032 接続要求発行部、1033,3033 送信要求発行部、1034 メッセージ受信部、1035 メッセージ表示部、1036 メッセージ保存ファイル、1037 メッセージ再表示部、2017 メッセージ番号付加部、2018 メッセージ番号保持部、3018 メッセージ保持バッファ、3019 メッセージ再送部、5037 メッセージ再表示部、5038 メッセージ収集部、5039 メッセージ公開部。

Claims (3)

  1. 計算機と、上記計算機により生成されるメッセージを表示する複数のシステムコンソールとからなる計算機システムであって、
    上記計算機が、
    メッセージを生成するメッセージ出力要求部と、
    上記メッセージを保存する不揮発性記憶媒体から構成されたメッセージ保存ファイルと、
    上記システムコンソールからの接続要求を受理し、上記メッセージの送信の開始を指示する接続要求受信部と、
    上記システムコンソールからの連続したメッセージの送信要求を受理した後に、次のメッセージの送信を指示する送信要求受信部と、
    上記送信要求受信部からの指示により、上記メッセージに一意かつ順序性のある識別子を付加して上記システムコンソールへ送信するメッセージ送信部と
    最後に送信したメッセージの識別子を保持する識別子保持手段と、
    高々1回送信済みのメッセージを保持するメッセージ保持バッファと、
    上記メッセージ保持バッファのメッセージを上記システムコンソールに送信するメッセージ再送部と
    を備え、
    上記送信要求受信部は、上記システムコンソールから通達された識別子が最後に送信したメッセージの識別子と等しい場合は、上記計算機の上記メッセージ保存ファイルから最も古いメッセージを削除するとともに、当該識別子と比較することにより、メッセージ保持バッファに次に送るべきメッセージが存在するか確認し、メッセージ保持バッファに次に送るべきメッセージがあった場合は、当該メッセージをメッセージ再送部より送信し、無ければ、メッセージ保持ファイル上のメッセージをメッセージ送信部により送信するものであって、
    上記システムコンソールが、
    上記メッセージを保存する不揮発性記憶媒体から構成されたメッセージ保存ファイルと、
    上記計算機に受理されるまで定期的に接続要求を行う接続要求発行部と、
    上記計算機からメッセージを受け取り、上記メッセージの表示および上記メッセージ保存ファイルヘの保存を行うメッセージ受信部と、
    上記メッセージ受信部が受信したメッセージを表示するメッセージ表示部と、
    上記メッセージの保存後、次のメッセージの送信要求を行う送信要求発行部と、
    外部からの入力信号により、上記メッセージ保存ファイルに保存されたメッセージを表示するメッセージ再表示部と
    を備え、
    上記接続要求発行部は、上記接続要求発行時に、システムコンソールのメッセージ保存ファイルで最も新しいメッセージの識別子を同時に通達するものであって、
    もって、既に受信済みのメッセージを冗長に受信することを抑止するとともに、上記システムコンソールのメッセージ保存ファイルにメッセージが保存できたことが判明した段階で上記計算機のメッセージ保存ファイルのメッセージを削除する
    ことを特徴とする計算機システム。
  2. 上記計算機の上記接続要求受信部は、
    システムコンソールから通達された識別子の次に相当する識別子を持つメッセージがメッセージ保持バッファに存在せず、また、通達された識別子と等しいメッセージがメッセージ保持バッファ上に存在しないことを確認することにより、メッセージ保持バッファのメッセージが当該システムコンソールに送信されていないことを認知し、メッセージ保持バッファの全てのメッセージを当該システムコンソールに送信させ
    とを特徴とする請求項1記載の計算機システム。
  3. 上記システムコンソールは、
    他システムコンソールに対しメッセージ保存ファイルの内容を公開するメッセージ公開部と、
    公開されているメッセージ保存ファイルからメッセージを取得するメッセージ収集部と
    をさらに備え、
    上記システムコンソールのメッセージ再表示部は、
    メッセージ保持ファイル内のメッセージを順次表示し、欠落を発見した場合は、メッセージ収集部により、他システムコンソールに保存されているメッセージを取得・表示する、または、他システムコンソールにメッセージが保持されていなかった場合は、メッセージに欠落があった旨を表示す
    とを特徴とする請求項1または2に記載の計算機システム。
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