JP4062505B2 - テーブル型表示装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テーブル型表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
数人が表示画面を見ながら討議する場合、表示画面を指で差したり、表示画面上あるいはその近傍の適当な場所に何かを書き込んだりすることが容易な大型の表示装置を用いることが多い。このような場合に用いる表示装置としては、縦置きのものではなく、上方に表示面を有するテーブル型の表示装置が好ましいと考えられる。フロント投影プロジェクタ等の縦置き型の表示装置を用いた討論の場では、基本的には画面を用いて説明する人はほぼ一人に限られてしまうのに対し、テーブル型表示装置では、数人がほぼ等距離で画面を囲むことができ、画面を用いた説明は、討論に参加する全ての人が同様に行え、議論が活発になるためである。
【0003】
このような用途に用い得る従来のテーブル型表示装置としては、机面上に視認性が良く、省スペースで大画面の表示を行うために、外光抑制のフード等を有する構成とした装置がある(例えば、特許文献1参照)。また、テーブル面にスクリーン面を形成したテーブル型情報端末装置がある(例えば、特許文献2参照)。さらに上方より表示面の指の動きを撮影することにより、キー操作等を行うことが出来る入出力装置(例えば、特許文献3参照)、上方より表示面の手の動きを撮影することにより、表示の移動操作を行うことが出来る投射装置(例えば、特許文献4参照)、対面した人それぞれの位置で見やすい画像を表示できる表示装置(例えば、特許文献5参照)、前面と机面にディスプレイを配した机(例えば、特許文献6参照)等も知られている。
【0004】
また、書き込み画像を形成できる書込み面を有する透過型スクリーンとカメラで構成される表示装置であって、背面のカメラで書き込み画像を撮影し、書込みを電子化する表示装置もある。
【0005】
【特許文献1】
特開2000-166656号公報
【特許文献2】
特開2000-284851号公報
【特許文献3】
特開2000-298544号公報
【特許文献4】
特開平10-164467号公報
【特許文献5】
特開平10-288962号公報
【特許文献6】
特開平8-62722号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このようなテーブル型表示装置には現状で以下のような問題点がある。
(1)討議の場に事前に資料が準備されておらず、参加者の手元にある紙文書やノートの記述をその場で電子化し、画像として表示させ、書き込み等をしながら議論をしたいことが多い。しかしながら現状では、別の場所にあるスキャナ等でそれら文書等を読み取ってからデータを転送して表示する等の、面倒でかつ議論の流れを止めてしまいがちな作業が必要になっている。
(2)表示面に手書きで何かを書き込むといったことができず、せいぜいタッチパネルを利用して予めプログラムされている動作を行わせる程度である。もちろん、手書きした内容を電子データ化して表示内容と合成すること等はできない。
(3)テーブルの周りを人が囲んでいる状態では、表示内容を正面から見ることができる人は一部(一人か二人)の人だけである。また、画面の操作や書き込み等を行う時は画面を身体の正面に位置させたほうがよいのは当然であるが、そのようなことがしにくい。
(4)テーブル面に自分の資料等を置こうとすると、テーブル面上のスペース的な余裕がなくなり、キーボード等の操作装置が置けなくなる。
(5)テーブル面の面積、特に長さが大きくなりがちである。そのため、表示装置を部屋から部屋へ移動させたくとも、出入口に引っかかって通しにくくなる。その一方、テーブル面を小さくすると画面も小さくしなければならず、視認性が減少する。
【0007】
上述した従来の技術ではこれらの問題について考慮されておらず、もちろんなんらの解決手段も提供されていない。
【0008】
本発明は上記従来の問題点にかんがみてなしたもので、手元にある紙文書やノートの記述をその場で電子化し、画像として表示させ、書き込み等をしながら議論できるようにしたテーブル型表示装置を提供することを目的とする。
【0009】
また本発明は、手書き等で書き込んだ画像や、本等の資料、指や手の影等を撮影でき、それらの画像を電子データ化したり、指や手の位置から表示画像を操作することを可能としたテーブル型表示装置を提供することを目的とする。
【0010】
また本発明は、テーブルの周りを囲んでいる人達が、簡単に表示内容を正面から見ることができるようにして操作性を向上させたテーブル型表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
また本発明は、キーボード等の操作装置をテーブル面上におかなくて済むテーブル型表示装置を提供することを目的とする。
【0012】
さらに本発明は、テーブル面の長さがあまり大きくなくて済み、移動の際に出入口等が障害にならないようにしたテーブル型表示装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係るテーブル型表示装置は、上記目的を達成するために、画像表示部を有するとともに、少なくとも該画像表示部を、透明部材で形成してなる天板と、該天板を上面に保持する筐体と、前記画像表示部に対して前記天板の下側から画像を投影する投影手段と、前記画像表示部上に描かれているもの又は前記画像表示部上に置かれた体を、前記画像表示部を通して撮影する撮像手段と、前記撮像手段に対して撮影が指示されると前記投影手段による投光を遮断する手段とを備え、前記投影手段、前記撮像手段、前記投光を遮断する手段を前記体内配置してなることを特徴とする。
なお本明細書においていう透明にはいわゆる半透明等と称する透明度が低いものを含み、透明な部材とは、その部材を通して何も視認することができないいわゆる不透明な部材以外のものを指す。
【0014】
同請求項2に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1のテーブル型表示装置において、前記天板が撮影用透明窓部を有し、該撮影用透明窓部上に位置する物体を該撮影用透明窓部を通して撮影する第2の撮像手段を体内に備えてなることを特徴とする。
【0015】
同請求項3に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1のテーブル型表示装置において、前記天板が撮影用透明窓部を有し、前記撮像手段を、前記画像表示部上に描かれているもの又は前記画像表示部上に置かれた体を前記画像表示部を通して撮影する第1の撮影状態と、前記撮影用透明窓部上に置かれた体を該撮影用透明窓部を通して撮影する第2の撮影状態とに切り替える切り替え手段を体内に備えてなることを特徴とする。
【0016】
同請求項4に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1ないし3のいずれかのテーブル型表示装置において、前記天板の下方に位置して少なくともキーボード等の操作装置を載置可能な平坦部を体に設けてなることを特徴とする。
【0017】
同請求項5に係るものは、上記目的を達成するために、請求項4のテーブル型表示装置において、前記天板の前記平坦部対応部位を透明に形成してなることを特徴とする。
【0018】
同請求項6に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1ないし5のいずれかのテーブル型表示装置において、記天板が円形で、該天板の略中央部あるいは中央部近傍に記画像表示部を配し、体が円筒形を有し、記天板を該体と同心に配してなることを特徴とする。
【0019】
同請求項7に係るものは、上記目的を達成するために、請求項2ないし5のいずれかのテーブル型表示装置において、記天板が円形で、該天板の略中央部あるいは中央部近傍に記画像表示部を、記天板の周縁側に記撮影用透明窓部を配し、記装置本体が円筒形を有し、記天板を該体と同心に配してなることを特徴とする。
【0020】
同請求項8に係るものは、上記目的を達成するために、請求項5のテーブル型表示装置において、記天板が円形で、該天板の略中央部あるいは中央部近傍に記画像表示部を、記天板の周縁側に記撮影用透明窓部と記平坦部に対応する透明部位を配し、体が円筒形を有し、記天板を該体と同心に配してなることを特徴とする。
【0021】
同請求項9に係るものは、上記目的を達成するために、請求項1ないし8のいずれかのテーブル型表示装置において、前記天板及び前記体とを垂直軸の周りで一体に水平回転可能としてなることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るテーブル型表示装置の第1実施形態を示す斜視図(A)と概略断面図(B)、図2は同機能ブロック図である。本実施形態の装置は、画像表示機能と画像キャプチャリング機能を兼ね備えたいわゆるコラボレーションテーブルあるいはコラボレーション用テーブル等と称されるものであり、構造的には主に天板21と装置本体である筐体47とからなる。天板21は円板形で、筐体47は円筒形を有し、これらを同心に組み合わせて構成し、テーブル面をあまり大きくしなくても周囲に複数の人々が集まることができるようにしてある。
【0023】
天板21は、例えばポリカーボネートやガラス等の透明部材を基材とし、拡散性の優れた透過型スクリーン等のスクリーン部材11でほぼ全面を覆ってある。そして略中央部あるいは中央部近傍に背面投影表示部49を設け、周縁部の一部にスクリーン部材11を設けずに透明のままとして撮影用透明窓部48を形成し、撮影用透明窓部48とは反対側の周縁部の一部もスクリーン部材11を設けずに透明のままとして操作用透明窓部50としてある。また天板21の表面には、テフロン(登録商標)加工等を施してホワイトボード用ドライマーカー等で文字や図形等を書き込めるようにすることが好ましい。
【0024】
さらに天板21は、周縁が筐体47より外側へ突出するように大径のものとしてあり、操作用透明窓部50の下に位置する部位で筐体47に、キーボード25やマウス(図示せず)等の操作手段を置くための第1上基板26aを設けてある。このため、天板21越しに第1上基板26a上のキーボード25等を見ることができる。筐体47の半径方向で第1上基板26aと反対側には第2上基板26bが設けてあり、両基板部26a、26bともに筐体47を回転、移動させるためのハンドル24が突設してある。ハンドル24は、後述するベース基板40より上の部分全体を回転させるときに掴んで操作するためのものである。なお図示の実施形態のように第1上基板26aと第2上基板26bを別々に設けずに、筐体47の全周を取り巻く環状に設けてもよい。このようにすると、本装置の周囲を取り巻く人々が書類や持ち物を置くスペースができて都合がよい。また第1上基板26aや第2上基板26bに、ペン置き、マーカー置き等を設けておくと、使用しないときに天板21の上に置いたりせずに直ぐにしまえて便利がよい。ペン置き、マーカー置き等としては、くぼみや溝等、特に断面が三角形のくぼみや溝等が取り出しやすく、また装置を回転させるときに簡単には落ちないようにしやすくて便利である。
【0025】
筐体47は、下基板36とその上側のベース基板40とで底面部を構成し、内部に外光が入らないようにベース基板40に固定した側板28で側面を覆って遮光し、下基板36とベース基板40の中心を中空回転軸34が貫通している。天板21は側板28の上にねじ44によって固定する。側板28は、筐体47の周方向で複数個に分割すると、筐体47の内部点検等に便利であるし、部分的に色を変えたりして意匠的に興趣に富んだものとすることもできる。また側板28の少なくとも外表面を軟らかい素材で形成すると、本装置の周囲に集まった人々が脚をぶつけたりして怪我をしたりする等の事故を防ぐことができて好ましい。
【0026】
中空回転軸34はねじ33でベース基板40に固定してあり、抜け止め35を下基板36の下方に設けて抜け止めしてある。またベース基板40と下基板36の間には、ボールベアリング31と、ボールベアリング31が所定の位置から外れないようにするために下基板36に固定したボールガイド32が設けてある。そのため、下基板36の上をベース基板40が滑らかに回転できるようになっている。そのため本実施形態装置の周囲の人々は、自分が向けたい方向、例えば背面投影表示部49上にマーカー等で書き込みをしたい場合には背面投影表示部49が自分の正面に来る方向へ簡単に回転させることが可能である。
【0027】
また筐体47の下基板36には、装置全体を移動可能とするためにロック付キャスタ37が複数個設けてある。したがって本実施形態装置は、ロック付キャスタ37によって移動させやすいだけでなく、既述のように円板形の天板21と円筒形の筐体47を同心に組み合わせてあまりサイズを大きくしなくても済むように構成してあるため、多くの場合、移動の際に出入口等が障害にならない。
【0028】
ただし、移動等の際に装置重量をできるだけ軽くし、また外形サイズをできる限り小さくしたい場合には、ねじ44を抜いて図5に示すように天板21を取り外せる。図中44aはねじ穴である。また必要があれば側板28も取り外せる。なお、移動の際に下基板36より上の部分が回転すると、移動が不便になるので、ベース基板40の上から下基板36に回転止めピン38を挿入することにより、ベース基板40と下基板36を固定して回転できないようにすることができる。
【0029】
なお移動だけでなく、下基板36より上の部分が回転する場合、中空回転軸34を通して外部に導出している電源コード30がねじれてしまうおそれがある。そこで、ベース基板40に固定した一回転防止ストッパ29と下基板36に固定した固定ストッパ39とを、筐体47がほぼ一回転すると接触するように設け、一回転以上は筐体47が回転できないようにしてある(図5参照)。
【0030】
筐体47の内部にはプロジェクタ45が設けてあり、上述のようにスクリーン部材11で覆った部分の一部である背面投影表示部49がプロジェクタ45によって画像が投影される部位となっている。また筐体47の内部には、プロジェクタ45の投光を背面投影表示部49へ折り返す大ミラー27、大ミラー27を通して背面投影表示部49を裏から撮影するCCDカメラ42、CCDカメラ42の撮影光路を変更して撮影用透明窓部48を撮影できるようにする小ミラー43とミラー回転モータ23、撮影用透明窓部48を裏から照明する蛍光灯22、プロジェクタ45の投光を遮るためのシャッタ41、投光用画像出力や制御信号入出力を行うパーソナルコンピュータ(以下単にPCという。)46が設けてある。各機器へ電力を供給する電源コード30は、既述のように中空回転軸34の中を通して各機器へと接続してある。
【0031】
本実施形態装置は、基本的にはスクリーン部材11、具体的には背面投影表示部49にPC46の表示画面を映し出すものである。すなわちPC46の表示画面を、プロジェクタ45から射出し、大ミラー27を介して投光して背面投影用表示部49で映し出す。またCCDカメラ42は、撮影用透明窓部48の方向を筐体47の内部から撮影し、その撮影画像をPC46へ送り、上記と同様にプロジェクタ45で背面投影表示部49に映し出す。したがって本実施形態装置の周辺に居る人々はこのような画像を天板21の周囲から見ることができる。
【0032】
蛍光灯22は、筐体47の内部から撮影用窓部48を照明するよう配置してあり、撮影用窓部48上に置いた書類やブック原稿等だけでなく、撮影用窓部48上に置いたり、離れていても撮影用窓部48上に位置する立体物等の被写体を照らすことができ、これによってCCDカメラ42が良好な画像を得ることができる。具体的には、操作スイッチ51から窓部撮影開始信号がPC46に入力すると、蛍光灯22が点灯し、ミラー回転モータ23が回転して小ミラー43が回転し、それによってCCDカメラ42の撮影光軸が撮影用窓部48の方を向き、その方向にある被写体の画像を撮影し、PC46へその画像を転送する。PC46は、転送された画像をプロジェクタ45で投影し、背面投影用表示部49で表示させる。もちろんPC46の表示画面を表示せずに撮影用窓部48を用いて撮影して得た画像のみを表示させてもよい。
【0033】
またCCDカメラ42は、背面投影表示部49上にマーカー等で描かれた文字、図形、あるいは背面投影表示部49上に置いたり、離れていても撮影用窓部48上に位置する立体物等の被写体をも撮影できるようになっている。ただし、プロジェクタ45が背面投影表示部49に投光したままでは、その像や反射成分がCCDカメラ42に到達するため、加筆画像がそれらに埋もれて上手く撮影できないので、シャッタ41を閉じてプロジェクタ45の投光画像が背面投影表示部49に達しないようにしてある。
【0034】
すなわち、操作スイッチ51からスクリーン撮影開始信号がPC46に入力すると、まずシャッタ41が閉じ、ミラー回転モータ23が回転して小ミラー43が回転し、CCDカメラ42の撮影光軸が大ミラー27の方を向き、背面投影用表示部49上の例えば加筆画像を撮影し、PC46へその画像を転送する。PC46は、例えば背面投影表示部49に投影している画面とその撮影画像を合成し、プロジェクタ45で投影し、背面投影用表示部49に表示させる。例えば図3に示すように、背面投影表示部49に上に手書きで書き込んだ画像60がある状態(図3A)から上述のようにシャッタ41を閉じて撮影し、この画像(図3B)を、シャッタ41をPC46の一つのウインドウとして、他のアプリケーション画面にはめ込む形で合成して背面投影表示部49に表示したり、撮影画像だけを背面投影表示部49に拡大表示したり、図3(C)に示す合成表示内容をPC46がメモリ等に電子データとして記憶することもできる。なお図3中の手書きで書き込んだ画像60以外の部分はPC46の表示画像61である。
【0035】
また本実施形態では、例えば図4に示すように、撮影用窓部48上に置いた原稿9の画像を撮影し、これをPC46の一つのウインドウとして、他のアプリケーション画面にはめ込む形で合成して背面投影表示部49に表示したり(図4B)、あるいは原稿9の撮影画像だけを背面投影表示部49に拡大表示したり(図4C)することができる。もちろん図4(B)に示す合成表示内容をPC46がメモリ等に電子データとして記憶することもできる。なお図4(B)中の9aは原稿9の撮影画像の合成画像を示す。また図4(C)の9bは原稿9の撮影画像の拡大画像を示す。
【0036】
図6は本発明に係るテーブル型表示装置の第2実施形態を示す概略斜視図(A)と機能ブロック図(B)である。本実施形態の装置は、先の実施形態装置からCCDカメラ42が背面投影表示部49上に描かれた文字、図形等を撮影する機能を省いたものである。すなわち、CCDカメラ42は撮影用透明窓部48の方向を筐体47の内部から撮影し、その画像をPC46へ送信し、プロジェクタ45で背面投影表示部49に表示させる。その他の構成については第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0037】
本実施形態装置の動作をブロック図(図6B)で説明すると、操作スイッチ51から窓部撮影開始信号がPC46に入力すると、蛍光灯22が点灯し、CCDカメラ42が画像を撮影し、PC46へその画像を転送する。PC46は、転送された画像をプロジェクタ45で投影し、背面投影表示部49に表示させる。その他の動作については第1実施形態とほぼ同様である。
【0038】
図7は本発明に係るテーブル型表示装置の第3実施形態を示す概略斜視図(A)と機能ブロック図(B)である。本実施形態の装置は、CCDカメラ42が背面投影表示部49上に描かれた文字、図形等を撮影する機能を省き、同機能を他のCCDカメラ10で実現するように構成したものである。すなわち、第1CCDカメラ42は、撮影用透明窓部48の方向を筐体47の内部から撮影し、その画像をPC46へ送信し、プロジェクタ45で背面投影表示部49に表示させる。その他の構成については第1実施形態と同様であるので説明を省略する。
【0039】
本実施形態装置の動作をブロック図(図7B)で説明すると、操作スイッチ51から窓部撮影開始信号がPC46に入力すると、蛍光灯22が点灯し、第1CCDカメラ42が画像を撮影し、PC46へその画像を転送する。PC46は、転送された画像をプロジェクタ45で投影し、背面投影表示部49に表示させる。また、操作スイッチ51からスクリーン撮影開始信号がPC46に入力すると、まずシャッタ41が閉じ、第2CCDカメラ10が画像を撮影し、PC46へその画像を転送する。PC46は、現在投影している画面とその画像を合成して、プロジェクタ45で投影し、背面投影表示部49に表示させる。
【0040】
図8は本発明に係るテーブル型表示装置の第4実施形態を示す概略斜視図(A)と機能ブロック図(B)である。本実施形態の装置は、CCDカメラ42の撮影光軸の向きを、ミラー回転モータ23と小ミラー43で変えるのではなく、回転モータ13を用いて可変させるようにしたものである。
【0041】
本実施形態装置の動作をブロック図(図8B)で説明すると、操作スイッチ51から窓部撮影開始信号がPC46に入力すると、蛍光灯22が点灯し、回転モータ13が回転し、CCDカメラ42の撮影光軸を撮影用透明窓部48の方を向け、その方向にある被写体の画像を撮影し、PC46へその画像を転送する。PC46は、転送された画像をプロジェクタ45で投影し、背面投影表示部49で表示させる。また、操作スイッチ51からスクリーン撮影開始信号がPC46に入力すると、シャッタ41が閉じ、回転モータ13が回転し、CCDカメラ42の撮影光軸を大ミラー27の方へ向け、背面投影用表示部49上の加筆画像を撮影し、PC46へその画像を転送する。PC46は、現在投影している画面とその画像を合成して、プロジェクタ45で投影し、背面投影用表示部49に表示させる。
【0042】
なお当然ながら、周囲に集まれる人数を考慮してテーブル面の大きさ、すなわち天板21の直径を決めればよい。例えば2、3人の人が集まれる程度のものであれば、直径は数十cm以下で十分であろう。もちろん、天板21の直径が大きければ周囲に集まれる人数も増えるが、全員が平等に背面投影表示部49等に対して書き込み等のアクセスを行えることが望ましいと考えられるので、使用目的、使用形態等とも併せて考慮して天板21の直径を決定することが好ましい。
【0043】
【発明の効果】
本発明に係るテーブル型表示装置は、以上説明してきたように、画像表示部に対してマーカーペン等を用いて手書き可能なため、手書き等で書き込んだ画像や、本等の資料、指や手の影等をその場で電子データ化でき、しかも画像として表示させ、さらに書き込み等をしながら周囲に集まった人々が議論したり、話し合ったりすることができるという効果がある。
【0044】
請求項4に係るテーブル型表示装置は、以上説明してきたように、天板の下方にキーボード等の操作装置を置けるので、上記共通の効果に加え、テーブル面となる天板上面が広く使えるようになるという効果がある。
【0045】
請求項5に係るテーブル型表示装置は、以上説明してきたように、天板の透明部分越しに操作装置を視認できるので、請求項4の装置と共通の効果に加え、操作性がよくなるという効果がある。
【0046】
請求項6ないし8に係るテーブル型表示装置は、以上説明してきたように、天板が円形で、体が円筒形なので、各請求項の装置と共通の効果に加え、テーブル面をあまり大きくしなくても周囲に人が集まりやすくなるという効果がある。
【0047】
請求項9に係るテーブル型表示装置は、以上説明してきたように、天板と体とを一体に水平回転可能とすることで、各請求項の装置と共通の効果に加え、全員がテーブル面に対してほぼ平等にアクセスできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るテーブル型表示装置の第1実施形態を示す斜視図(A)と概略断面図(B)である。
【図2】同機能ブロック図である。
【図3】同手書き画像表示、合成例を示す図である。
【図4】同原稿画像撮影、表示、合成例を示す図である。
【図5】天板の分解構造を示す斜視図(A)と回転時のストップ動作を示す平面図(B)である。
【図6】本発明に係るテーブル型表示装置の第2実施形態を示す概略斜視図(A)と機能ブロック図(B)である。
【図7】本発明に係るテーブル型表示装置の第3実施形態を示す概略斜視図(A)と機能ブロック図(B)である。
【図8】本発明に係るテーブル型表示装置の第4実施形態を示す概略斜視図(A)と機能ブロック図(B)である。
【符号の説明】
9 原稿
9a 原稿の撮影画像
9b 原稿の撮影画像の拡大画像
10 CCDカメラ
11スクリーン部材
13 回転モータ
21天板
22蛍光灯
23ミラー回転モータ
24ハンドル
25キーボード
26a第1上基板
26b第2上基板
27大ミラー
28側板
29一回転防止ストッパ
30電源コード
31ボールベアリング
32ボールガイド
33ねじ
34中空回転軸
35抜け止め
36下基板
37ロック付キャスタ
38回転止めピン
39固定ストッパ
40ベース基板
41シャッタ
42CCDカメラ
43小ミラー
44ねじ
44aはねじ穴
45プロジェクタ
46パーソナルコンピュータ
47筐体
49背面投影表示部
48撮影用透明窓部
50操作用透明窓部
51操作スイッチ
60手書きで書き込んだ画像
61パーソナルコンピュータの表示画像

Claims (9)

  1. 画像表示部を有するとともに、少なくとも該画像表示部を、透明部材で形成してなる天板と、
    該天板を上面に保持する筐体と、
    前記画像表示部に対して前記天板の下側から画像を投影する投影手段と、
    前記画像表示部上に描かれているもの又は前記画像表示部上に置かれた体を、前記画像表示部を通して撮影する撮像手段と
    前記撮像手段に対して撮影が指示されると前記投影手段による投光を遮断する手段とを備え、
    前記投影手段、前記撮像手段、前記投光を遮断する手段を前記体内配置してなる
    ことを特徴とするテーブル型表示装置。
  2. 請求項1のテーブル型表示装置において、前記天板が撮影用透明窓部を有し、該撮影用透明窓部上に位置する物体を該撮影用透明窓部を通して撮影する第2の撮像手段を体内に備えてなることを特徴とするテーブル型表示装置。
  3. 請求項1のテーブル型表示装置において、前記天板が撮影用透明窓部を有し、前記撮像手段を、前記画像表示部上に描かれているもの又は前記画像表示部上に置かれた体を前記画像表示部を通して撮影する第1の撮影状態と、前記撮影用透明窓部上に置かれた体を該撮影用透明窓部を通して撮影する第2の撮影状態とに切り替える切り替え手段を体内に備えてなることを特徴とするテーブル型表示装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかのテーブル型表示装置において、前記天板の下方に位置して少なくともキーボード等の操作装置を載置可能な平坦部を体に設けてなることを特徴とするテーブル型表示装置。
  5. 請求項4のテーブル型表示装置において、前記天板の前記平坦部対応部位を透明に形成してなることを特徴とするテーブル型表示装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかのテーブル型表示装置において、記天板が円形で、該天板の略中央部あるいは中央部近傍に記画像表示部を配し、体が円筒形を有し、記天板を該体と同心に配してなることを特徴とするテーブル型表示装置。
  7. 請求項2ないし5のいずれかのテーブル型表示装置において、記天板が円形で、該天板の略中央部あるいは中央部近傍に記画像表示部を、記天板の周縁側に記撮影用透明窓部を配し、記装置本体が円筒形を有し、記天板を該体と同心に配してなることを特徴とするテーブル型表示装置。
  8. 請求項5のテーブル型表示装置において、記天板が円形で、該天板の略中央部あるいは中央部近傍に記画像表示部を、記天板の周縁側に記撮影用透明窓部と記平坦部に対応する透明部位を配し、体が円筒形を有し、記天板を該体と同心に配してなることを特徴とするテーブル型表示装置。
  9. 請求項1ないし8のいずれかのテーブル型表示装置において、前記天板及び前記体とを垂直軸の周りで一体に水平回転可能としてなることを特徴とするテーブル型表示装置。
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