JP4059996B2 - 自動二輪車のブレーキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ボトムリンク式前輪懸架装置を備えるとともに、フロントディスクブレーキにリヤディスクブレーキを連動させるようにした、自動二輪車のブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動二輪車のブレーキ装置には、液圧式フロントディスクブレーキを制動させたときに、これに連動して液圧式リヤディスクブレーキも制動作用をなすようにした、いわゆる連動ブレーキ装置がある。この種のブレーキ装置としては、例えば、実開平3−120286号公報「連動ブレーキ装置」がある。
【0003】
上記従来の技術(以下、「従来の技術▲1▼」と言う。)は、その公報の第1図及び第3図によれば、フロントフォーク4(符号は公報に記載されたものを引用した。以下同じ。)の下部に前輪を回転可能に取付け、前輪にフロント1次ブレーキ装置11のブレーキディスク13を取付け、フロントフォーク4の下部に偏心軸14でフロント1次ブレーキ装置11のブレーキキャリパ12を上下スイング可能に取付け、ブレーキキャリパ12に2次マスターシリンダ41を一体に設けるという、いわゆる、テレスコピック式前輪懸架装置に連動ブレーキ装置を組合せた自動二輪車である。
ブレーキレバー1を操作すると、ブレーキキャリパ12がブレーキディスク13を制動する。このときの制動反力で、2次マスターシリンダ41のシリンダボディ42がスイングすることによって油圧を発生し、この油圧でリヤブレーキ装置31の制動を行わせる。
【0004】
ところで、テレスコピック式前輪懸架装置を大型の自動二輪車に採用した場合、前輪の大きな昇降ストロークを得るためには、大ストロークの緩衝器を用いることになり、緩衝器が大型になる。小ストロークの緩衝器を使用するには、リンクを用いることによって、前輪の昇降ストロークに対して緩衝器のストロークを小さくできる、ボトムリンク式が比較的有利である。
【0005】
ボトムリンク式前輪懸架装置を採用した自動二輪車としては、例えば、実公昭60−40396号公報「自動二輪車の前輪懸架装置」がある。上記従来の技術(以下、「従来の技術▲2▼」と言う。)は、その公報の第1図によれば、フロントフォーク7の下部に前後2個のアーム12,13の上部を連結し、これらのアーム12,13の下部に前輪支持部材16の後部を連結し、前輪支持部材16の前部に前輪車軸20を取付け、前輪車軸20に前輪11を取付けるというものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術▲2▼に連動ブレーキ装置を採用する、すなわち、上記従来の技術▲1▼の連動ブレーキ装置を組合せる場合に、上記従来の技術▲2▼のフロントフォーク7にキャリパを取付けることはできない。フロントフォーク7に対して、前輪11が上下スイングするからである。
そこで、前輪支持部材16にキャリパと2次マスターシリンダを取付けることが考えられる。しかし、ボトムリンク式前輪懸架装置であるから、フロントフォーク7に対し前輪支持部材16が昇降する。前輪支持部材16の昇降に伴い、キャリパ並びに2次マスターシリンダも昇降する。この結果、2次マスターシリンダは制動時の他にも作用をなし、その作用は不適切なものになる。従って、上記従来の技術▲2▼に上記従来の技術▲1▼を、そのまま組合せることはできない。
【0007】
このようなことから、フロントフォーク7に2次マスターシリンダを取付け、前輪支持部材16にキャリパを取付けるとともに、キャリパから2次マスターシリンダへ制動反力を伝達するための、特別の伝達機構を設けることが考えられる。しかし、ボトムリンク式前輪懸架装置及び連動ブレーキ装置が複雑な構成にならざるを得ず、改良の余地がある。
【0008】
そこで本発明の目的は、ボトムリンク式前輪懸架装置を備えた自動二輪車に、適切に且つ円滑に連動作用をなし、しかも、簡単な構成の連動ブレーキ装置を、設けることができる技術を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1は、フロントフォークの下端部に前端部を上下スイング可能に連結した前輪支持アームと、後下方へ延びた前輪支持アームの途中に下端部を前後スイング可能に連結したロッドと、このロッドの上端側に配置した緩衝器とを備えるトレーリングアーム方式の前輪懸架装置、液圧式フロントディスクブレーキ及び液圧式リヤディスクブレーキを備えた自動二輪車において、前輪用車軸に直交するとともに車軸から上方に伸びるブラケットを車軸に取付け、ブラケットに液圧式フロントディスクブレーキのキャリパを取付け、ブラケットの先端側をブラケットの先端側から前方に伸びるトルク伝達リンクを介してフロントフォークに連結し、トルク伝達リンクに、前輪の制動反力で液圧式リヤディスクブレーキの制動用液圧を発生するマスタシリンダを介在させ、トルク伝達リンクに圧縮力が作用したときに、マスタシリンダが作動して後輪に制動を掛けるように構成し、フロントフォーク、前輪支持アーム、ブラケット及びトルク伝達リンクは、略四角形が構成するように配置されたことを特徴とする。
【0010】
液圧式フロントディスクブレーキによって前輪を制動したときに、前輪の制動反力は、キャリパからトルク伝達リンクへ圧縮力(軸力)として作用し、この圧縮力はトルク伝達リンクに介在したマスタシリンダに作用する。この結果、マスタシリンダが作動して制動用液圧を発生する。この制動用液圧が液圧式リヤディスクブレーキのキャリパに作用することによって、後輪に制動が掛かる。キャリパからマスタシリンダへ制動反力を伝達するための特別の伝達機構は、不要である。しかも、トレーリングアーム方式の前輪懸架装置の機構を大きく変える必要はない。
請求項2は、トルク伝達リンクを、ロッドに干渉しないように、車体中心側へ湾曲したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従う。また、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の前半部の側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム2のヘッドパイプ3に縦向きのステアリングステム4を左右回転可能に取付け、このステアリングステム4の上部に後述するトップブリッジ11を取付け、このトップブリッジ11にバーハンドル5を取付け、さらに、ステアリングステム4にボトムリンク式の前輪懸架装置10を取付けたものである。
【0012】
自動二輪車1のブレーキ装置8は、液圧式フロントディスクブレーキ50を制動させたときに、これに連動して後述する液圧式リヤディスクブレーキも制動作用をなすようにした、いわゆる連動ブレーキ装置である。
液圧式フロントディスクブレーキ50は、前輪32の側部に取付けたフロントブレーキディスク51と、フロントブレーキディスク51を制動するためのキャリパ56(以下、「フロントキャリパ56」と言う。)とからなるブレーキである。61はヘッドランプである。
【0013】
図2は本発明に係る前輪懸架装置及び液圧式フロントディスクブレーキの側面図である。
前輪懸架装置10は、ステアリングステム4の上部に取付けたトップブリッジ11と、ステアリングステム4の下部に取付けたボトムブリッジ12と、これらのトップ・ボトムブリッジ11,12に上端部を取付けたフロントフォーク13と、前下方へ延びたフロントフォーク13の下端部に前端部を上下スイング可能に連結した前輪支持アーム14と、後下方へ延びた前輪支持アーム14の途中に下端部を前後スイング可能に連結したロッド15と、上方へ延びたロッド15の上端部をロッドハンガ16を介して連結するべく、ボトムブリッジ12から前方へ上下スイング可能に延びたアーム17と、アーム17に下端部を連結した緩衝器18と、上方へ延びた緩衝器18の上端部を連結するべく、フロントフォーク13の上部に取付けたアッパブラケット19とからなる、トレーリングアーム方式の懸架装置である。図中、21〜25は連結ピンである。
【0014】
トレーリングアーム方式なので、前輪支持アーム14の後端部に前輪用車軸31を取付け、この車軸31に前輪32を回転可能に取付けることになる。
なお、前輪支持アーム14は、車軸31を緩みなく取付けるために、「割り締め」と称するボルト止め方法を採用している。割り締めとは、前輪支持アーム14に、車軸31を嵌合する孔まで延びる割り溝(スリット)14aを形成し、割り溝14aの部分をボルト27にて締め込む方法である。この図では、左の前輪支持アーム14を割り締めで取付けたことを示しているが、図示せぬ右の前輪支持アームについても、同様である。
【0015】
上記前輪懸架装置10は、(1)側面視で、ステアリングステム4の前方にフロントフォーク13を配置するとともに、ステアリングステム4の傾斜角よりもフロントフォーク13の傾斜角を緩く設定したこと、及び、(2)側面視で、フロントフォーク13の中心O1に緩衝器18の中心O2をほぼ一致させたことを特徴とする。
緩衝器18は、油圧式ダンパ41とダンパ41の周囲に巻いた懸架ばね42とからなる、ばね外装式緩衝器である。この図2から明らかなように、緩衝器18の最大径である懸架ばね42の外径は、フロントフォーク13の径と概ね等しい。
【0016】
車軸31は、この車軸31に直交するブラケット52を上下スイング可能に取付けたものである。ブラケット52は、車軸31に取付ける第1ブラケット53と、第1ブラケット53の先端に取付ける第2ブラケット54とからなる。第2ブラケット54は、その先端側をトルク伝達リンク55を介して、フロントフォーク13の長手途中の中間部に連結するとともに、フロントキャリパ56並びにフロントフェンダ62を取付ける部材である。
トルク伝達リンク55は、その両端を連結ピン57,58にて上下スイング可能に連結したリンク部材、例えばブラケット52の回転止めをなす回転止めリンクである。フロントキャリパ56に制動反力が作用したときに、この制動反力を第2ブラケット54並びにトルク伝達リンク55を介して、フロントフォーク13に伝達することができる。
【0017】
図3は本発明に係る前輪懸架装置の分解側面図であり、前輪懸架装置10における各部材の連結関係を示す。
この図は、特に、ボトムブリッジ12の下端に連結部12aを設け、この連結部12aにアーム17(「クランク」とも言う。)の後端連結部17aを上下スイング可能に連結し、アーム17の前端連結部17bに緩衝器18の下端部18aを上下スイング可能に連結し、アーム17の中間連結部17cにロッドハンガ16の上部連結部16bを上下スイング可能に連結したことを示す。中間連結部17cは、アーム17の長手方向途中に且つ前端連結部17bより上位に設けたものである。
この図はまた、前輪支持アーム14の割り溝14aが、前輪用車軸を嵌合するための嵌合孔14bまで切り欠かれていることを示す。
【0018】
図4は本発明に係る前輪懸架装置及び液圧式フロントディスクブレーキの斜視図であり、前輪懸架装置10の構成部材であるフロントフォーク13のパイプ(フロントフォークパイプ)13a、前輪支持アーム14、ロッド15及び緩衝器18が、左右1個ずつであることを示す。トップ・ボトムブリッジ11,12は、左右の緩衝器18,18に干渉しないように、平面視略コ字形を呈する。また、第1・第2ブラケット53,54、トルク伝達リンク55及びフロントキャリパ56も左右1個ずつ備える。
左右のトルク伝達リンク55,55は、ロッド15,15に干渉しないように、車体中心側へ若干湾曲したものであり、いずれか一方、例えば、左のトルク伝達リンク55はマスタシリンダ70(以下、「フロント2次マスタシリンダ70」言う。)を介在させたものである。なお、トルク伝達リンク55,55は、ロッド15,15に干渉しなければ、ストレート構造としてもよい。フロント2次マスタシリンダ70の詳細については後述する。
【0019】
図5は本発明に係る前輪懸架装置の要部を断面した正面図であり、車体中心CLに対し左右対称形の前輪懸架装置10であることを示す。
ロッドハンガ16は、各ロッド15,15の上端部をねじ込む左右のロッド取付部16a,16aと、アーム17に連結する中央の上部連結部16bとを一体に形成した、正面視略逆Y字状の部材である。
アーム17は、左右の緩衝器18,18の下端部18a,18aを連結した1個の部材である。
アッパブラケット19は、トップブリッジ11の下方で左右のフロントフォークパイプ13a,13a間に掛け渡した部材である。アッパブラケット19に、ラバー等の上クッション部材43,43並びに下クッション部材44,44を介して、緩衝器18,18の上端部であるダンパロッド45,45を平面視全方位にスイング可能に吊下げることにより、緩衝器18,18をトップブリッジ11側に連結することができる。すなわち、緩衝器18,18は、トップブリッジ11に直接連結するのではなく、アッパブラケット19を介してトップブリッジ11に連結したものである。なお、緩衝器18,18を、トップブリッジ11に直接連結してもよい。
【0020】
図6は本発明に係るフロント2次マスタシリンダを介在させたトルク伝達リンクの側面断面図である。
フロント2次マスタシリンダ70は、トルク伝達リンク55と一体に形成したシリンダ本体71と、シリンダ本体71内に軸方向移動可能に嵌合して組込んだピストン72と、シリンダ本体71内にピストン72の端面と対向して設けた液圧室73と、液圧室73から制動用液圧を取り出す液圧取出し口73aと、液圧室73に装着してピストン72を押出す方向に弾発するリターンばね74と、ピストン72に設けたプッシュロッド75とからなる。
プッシュロッド75は、トルク伝達リンク55の一部を兼ね、連結ピン57にて第2ブラケット54に上下スイング可能に連結することになる。
図中、76,76はシール用Oリング、77はピストン抜け止め用止め輪、78はラバー製ブーツ、79はブーツ取付部材である。なお、ブーツ取付部材79は、シリンダ本体71に一体に形成してもよい。
【0021】
前輪の制動反力が、第2ブラケット54からプッシュロッド75へ圧縮力(軸力)として作用すると、この圧縮力をトルク伝達リンク55を介してフロントフォーク13で受けることによって、ブラケット52及びキャリパ56(図2参照)の回転を止めることができる。
しかも、上記圧縮力により、プッシュロッド75がリターンばね74の弾発力に抗して移動し、液圧室73内の制動液を圧縮することによって、制動反力に応じた制動用液圧を発生する。この制動用液圧は、液圧取出し口73aから取り出すことができる。
【0022】
図7は本発明に係る自動二輪車のブレーキ装置の系統図である。
ブレーキ装置8は、ブレーキレバー81の操作によって制動用液圧を発生するフロント1次マスタシリンダ82と、フロント1次マスタシリンダ82の制動用液圧によって作動する左右の液圧式フロントディスクブレーキ50,50と、ブレーキペダル83の操作によって制動用液圧を発生するリヤマスタシリンダ84と、リヤマスタシリンダ84の制動用液圧によって作動する液圧式リヤディスクブレーキ85と、前輪32の制動反力に応じて新たな制動用液圧を発生するフロント2次マスタシリンダ70と、フロント2次マスタシリンダ70の制動用液圧に応じて液圧式リヤディスクブレーキ85に所定の特性をもって制動用液圧を伝えるPCV91とを、液圧配管92〜93にて接続したものである。
【0023】
左右のフロントキャリパ56,56は、各3個のピストン56a…(…は複数個を示す。以下同様。)によってフロントブレーキディスク51,51を制動し、また、液圧式リヤディスクブレーキ85のリヤキャリパ86は、3個のピストン86a…によってリヤブレーキディスク87を制動するものである。
PCV91は、自動二輪車の前輪32と後輪95との、理想制動力配分特性に合せた入出力特性を有する制御弁であり、「プロポーショナル・コントロール・バルブ」(比例制御弁)とも言う。
【0024】
フロント1次マスタシリンダ82の液圧取出し口82aは、左右のフロントキャリパ56,56の両端のピストン56a…に、液圧配管92で接続したものである。
リヤマスタシリンダ84の液圧取出し口84aは、左右のフロントキャリパ56,56の中央のピストン56a,56aに、液圧配管93で接続するとともに、リヤキャリパ86の中央のピストン86aに、液圧配管93で接続したものである。
フロント2次マスタシリンダ70の液圧取出し口73aは、PCV91を介して、リヤキャリパ86の両端のピストン86a,86aに、液圧配管94で接続したものである。
【0025】
上記構成のブレーキ装置8の作用を、図7に基づき説明する。
ブレーキレバー81の操作によってフロント1次マスタシリンダ82に発生した制動用液圧は、左右のフロントキャリパ56,56に伝わり、両端のピストン56a…に作用し、制動力を発生させる。この結果、前輪32に制動が掛かる。
このときに発生した前輪32の制動反力は、左のキャリパ56からブラケット52を介してトルク伝達リンク55に圧縮力として伝わる。この圧縮力は、トルク伝達リンク55に介在したフロント2次マスタシリンダ70に作用する。これによってフロント2次マスタシリンダ70に発生した新たな制動用液圧は、PCV91で制御されてリヤキャリパ86に伝わり、両端のピストン86a,86aに作用し、制動力を発生させる。この結果、後輪95に制動が掛かる。
【0026】
ブレーキペダル83の操作によってリヤマスタシリンダ84に発生した制動用液圧は、2系統に分れる。一方の制動用液圧はリヤキャリパ86に伝わり、中央のピストン86aに作用して、制動力を発生させる。この結果、後輪95に制動が掛かる。他方の制動用液圧は左右のフロントキャリパ56,56に伝わり、中央のピストン56a,56aに作用して、制動力を発生させる。この結果、前輪32に制動が掛かる。このときの前輪32の制動反力によって、上記ブレーキレバー81の操作時と同様に、フロント2次マスタシリンダ70の制動用液圧は、PCV91を経てリヤキャリパ86の両端のピストン86a,86aに作用し、制動力を発生させる。従って、ブレーキペダル83を操作したときには、リヤキャリパ86の3個のピストン86a…の全てに制動用液圧が作用するので、ブレーキレバー81の操作時に発生する制動力よりも大きい制動力を、液圧式リヤディスクブレーキ85に発生させることができる。
【0027】
次に、上記構成の前輪懸架装置10及び液圧式フロントディスクブレーキ50の作用を、図8〜図10に基づき説明する。
図8は本発明に係る前輪懸架装置及び液圧式フロントディスクブレーキの作用図(その1)であり、前輪32に下向き荷重が作用していないときの前輪懸架装置10の状態を示す。
前輪32は下限レベルにあり、このときのアーム17は、図に示す下限位置Dにある。この結果、緩衝器18は最も伸張した状態である。このときの前輪支持アーム14、車軸31、前輪32、ブラケット52及びトルク伝達リンク55は、図に示す下限位置にある。
【0028】
図9は本発明に係る前輪懸架装置及び液圧式フロントディスクブレーキの作用図(その2)であり、前輪32が中間レベルにあるときの前輪懸架装置10の状態、すなわち、緩衝器18が図7の状態からある程度収縮したことを示す。
車体フレーム2に自動二輪車1の自重程度の下向き軽荷重が作用すると、この軽荷重は、ヘッドパイプ3→ステアリングステム4→トップ・ボトムブリッジ11,12→フロントフォーク13→前輪支持アーム14→車軸31→前輪32の経路で、路面Fに伝わる。これに対する路面Fからの反力は、前輪32→車軸31→ロッド15→ロッドハンガ16→アーム17の経路で、緩衝器18に伝わる。
この結果、前輪支持アーム14が上記図7の状態から若干上方へスイングし、ロッド15とロッドハンガ16が上昇することによって、アーム17の前端部が上方へスイングするので、緩衝器18は軽荷重に応じたストロークだけ収縮する。このときの前輪支持アーム14、車軸31、前輪32、ブラケット52及びトルク伝達リンク55は、図に示す中間位置にある。
【0029】
図10は本発明に係る前輪懸架装置及び液圧式フロントディスクブレーキの作用図(その3)であり、前輪32が上限レベルにあるときの前輪懸架装置10の状態、すなわち、緩衝器18が最も収縮した状態を示す。
車体フレーム2に下向き重荷重が作用すると、この重荷重は上記図8に示す経路と同じ経路で、路面Fに伝わる。これに対する路面Fからの反力は、前輪32から緩衝器18へ伝わる。この結果、前輪支持アーム14の後部がさらに上方へスイングし、ロッド15とロッドハンガ16が上昇することによって、アーム17の前端部が上限位置Uまで上方へスイングするので、緩衝器18は重荷重に応じたストロークだけ収縮する。このときの前輪支持アーム14、車軸31、前輪32、ブラケット52及びトルク伝達リンク55は、図に示す上限位置にある。
【0030】
以上の説明から明らかなように、この図10において、アーム17は、想像線にて示す下限位置Dと実線にて示す上限位置Uとの範囲で、スイング角度θだけ上下スイングする。アーム17がスイングすると、緩衝器18はアッパブラケット19を基準に前後スイングする。
このとき、トルク伝達リンク55は図8〜図10に示す範囲で上下スイングするだけであり、フロント2次マスタシリンダ70に制動用液圧が発生するような圧縮力(軸力)がブラケット52から作用することはない。
【0031】
なお、上記本発明の実施の形態において、(1)前輪懸架装置10はボトムリンク式の装置であればよく、上記トレーリングアーム方式の構成の他に、リーディングアーム方式の構成であってもよい。リーディングアーム方式にした場合には、フロントフォーク13の下端部に、前輪支持アーム14を前後逆向きに取付ければよい。
(2)車体中心CLに対し、前輪懸架装置10を左右対称形にすることは任意である。
(3)緩衝器18の種類や寸法は任意である。また、緩衝器18は、左右2個に限定するものではなく、1個であってもよい。その場合には、1個の緩衝器18を車体中央に配置することが好ましい。また、緩衝器18の懸架ばね42の外径を、フロントフォーク13の径に等しくするか否かについては、任意である。
【0032】
(4)ロッドハンガ16は、各ロッド15,15を取付けるとともに、アーム17に上下スイング可能に連結するものであればよく、正面視略逆Y字状の部材に限定するものではない。また、ロッドハンガ16に対する各ロッド15,15の取付け構造は、任意である。ねじ込みの他に、例えば、溶接やカシメにて取付けたり、ロッドハンガ16に一体に形成してもよい。
(5)ロッドハンガ16を設けずに、左右のロッド15,15をアーム17に直接連結してもよい。
【0033】
(6)液圧式フロントディスクブレーキ50は、前輪32の左側又は右側のいずれか一方にのみ、有するものであってもよい。そのときには、ブラケット52、トルク伝達リンク55、フロント2次マスタシリンダ70もフロントキャリパ56を有する一方にのみ備えればよい。
(7)ブラケット52は、第1ブラケット53と第2ブラケット54とを、一体に形成した構造であってもよい。
(8)フロント2次マスタシリンダ70は、トルク伝達リンク55に介在した構成であればよく、その具体的構成については任意である。
【0034】
【発明の効果】
本発明は上記構成により次の効果を発揮する。
請求項1は、前輪用車軸に直交するとともに車軸から上方に伸びるブラケットを車軸に取付け、ブラケットに液圧式フロントディスクブレーキのキャリパを取付け、ブラケットの先端側をブラケットの先端側から前方に伸びるトルク伝達リンクを介してフロントフォークに連結し、フロントフォーク、前輪支持アーム、ブラケット及びトルク伝達リンクは、略四角形が構成するように配置され、トルク伝達リンクに、前輪の制動反力で液圧式リヤディスクブレーキの制動用液圧を発生するマスタシリンダを介在させたので、前輪の制動反力がキャリパからトルク伝達リンクへ、圧縮力(軸力)として作用したときに、マスタシリンダが作動して制動用液圧を発生する。この結果、マスタシリンダの制動用液圧にて、後輪に制動を掛けることができる。
【0035】
このように、キャリパに制動反力が作用したときに、この制動反力をトルク伝達リンクを介してフロントフォークで受けることによって、キャリパの回転を止めるようにするとともに、キャリパからフロントフォークへ伝わる制動反力によって作動するマスタシリンダを、トルク伝達リンクに介在させたので、簡単な構成で、トレーリングアーム方式の前輪懸架装置を備えた自動二輪車に連動ブレーキ装置を設けることができる。
しかも、キャリパからマスタシリンダへ制動反力を伝達するための、特別の伝達機構を設ける必要がなく、トレーリングアーム方式の前輪懸架装置の機構を大きく変える必要もない。
さらには、トルク伝達リンクにマスタシリンダを介在させた構成であるから、トルク伝達リンクに伝わった圧縮力によって、マスタシリンダの連動作用を適切に且つ円滑に行わせることができる。
請求項2は、トルク伝達リンクを、ロッドに干渉しないように、車体中心側へ湾曲したことを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車の前半部の側面図
【図2】本発明に係る前輪懸架装置及び液圧式フロントディスクブレーキの側面図
【図3】本発明に係る前輪懸架装置の分解側面図
【図4】本発明に係る前輪懸架装置及び液圧式フロントディスクブレーキの斜視図
【図5】本発明に係る前輪懸架装置の要部を断面した正面図
【図6】本発明に係るフロント2次マスタシリンダを介在させたトルク伝達リンクの側面断面図
【図7】本発明に係る自動二輪車のブレーキ装置の系統図
【図8】本発明に係る前輪懸架装置及び液圧式フロントディスクブレーキの作用図(その1)
【図9】本発明に係る前輪懸架装置及び液圧式フロントディスクブレーキの作用図(その2)
【図10】本発明に係る前輪懸架装置及び液圧式フロントディスクブレーキの作用図(その3)
【符号の説明】
1…自動二輪車、8…ブレーキ装置、10…ボトムリンク式前輪懸架装置、13…フロントフォーク、31…前輪用車軸、32…前輪、50…液圧式フロントディスクブレーキ、52…ブラケット、55…トルク伝達リンク、56…液圧式フロントディスクブレーキのキャリパ(フロントキャリパ)、70…マスタシリンダ(フロント2次マスタシリンダ)、85…液圧式リヤディスクブレーキ。
Claims (2)
- フロントフォークの下端部に前端部を上下スイング可能に連結した前輪支持アームと、後下方へ延びた前輪支持アームの途中に下端部を前後スイング可能に連結したロッドと、このロッドの上端側に配置した緩衝器とを備えるトレーリングアーム方式の前輪懸架装置、液圧式フロントディスクブレーキ及び液圧式リヤディスクブレーキを備えた自動二輪車において、前輪用車軸に直交するとともに車軸から上方に伸びるブラケットを車軸に取付け、ブラケットに前記液圧式フロントディスクブレーキのキャリパを取付け、前記ブラケットの先端側をブラケットの先端側から前方に伸びるトルク伝達リンクを介してフロントフォークに連結し、前記トルク伝達リンクに、前輪の制動反力で前記液圧式リヤディスクブレーキの制動用液圧を発生するマスタシリンダを介在させ、前記トルク伝達リンクに圧縮力が作用したときに、マスタシリンダが作動して後輪に制動を掛けるように構成し、
前記フロントフォーク、前記前輪支持アーム、前記ブラケット及び前記トルク伝達リンクは、略四角形が構成するように配置されたことを特徴とする自動二輪車のブレーキ装置。 - 前記トルク伝達リンクは、前記ロッドに干渉しないように、車体中心側へ湾曲したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車のブレーキ装置。
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