JP4056838B2 - 反射型フォトインタラプタを備えた給紙装置及び画像形成装置とフォトインタラプタ取付方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、発光素子から照射して被検出体により反射された反射光を受光素子で受光することにより上記被検出体の有無を検出する反射型フォトインタラプタを備えた給紙装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、発光素子から照射して被検出体により反射された反射光を受光素子で受光することにより上記被検出体の有無を検出する反射型フォトインタラプタがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−49405号公報(第3−4頁、図1)
【0004】
この反射型フォトインタラプタは、図15に示すように発光素子151から照射して被検出体150により反射された反射光を受光素子152で受光することにより被検出体150の有無を検出するものである。
この種の反射型フォトインタラプタは、被検出体である各種物体を非接触の状態で検出することができる非接触センサとして、複写機,プリンタ等の画像形成装置の用紙搬送系において用紙の検出に多く使用されている。
特に、近年は画像形成装置におけるプリントスピードの高速化が求められているため、それに伴って用紙と用紙の搬送間隔を狭くする傾向があるため、用紙搬送路を搬送される用紙の検出を行うにはアクチェータ(揺動フィラー)付きの透過型フォトインタラプタでは用紙の検知スピードが間に合わないので、反射型フォトインタラプタの必要性が高まっている。
一方、このような複写機、プリンタ等の画像形成装置は、近年装置の省スペース化が求められている。その一方、用紙を給紙する給紙装置は給紙トレイの多段化、大容量化が要求されているため、1給紙口あたり給紙装置の垂直搬送路が占める高さをできるだけ低くすることが求められている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような垂直搬送路には通常の場合、用紙を上方に向けて搬送する搬送ローラと、そこを通過する用紙を検出するためのフォトインタラプタを設ける必要があるため、どうしてもその分だけ上下方向に長くなりやすいので、装置全体の高さ方向の省スペース化を図りにくいという問題点があった。
【0006】
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、反射型フォトインタラプタの取り付けに要する占有領域を小さくして、それを装着する装置を省スペース化しても、反射型フォトインタラプタが他の部品と干渉したりするのを防止することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明による給紙装置は、上記の目的を達成するため、遮光部材により仕切られた状態で発光素子と受光素子がフレームに並列配置されると共に、上記発光素子と受光素子を収容するようにケースがフレームに取り付けられ、上記発光素子から照射されて被検出体により反射された反射光を上記受光素子で受光することにより被検出体の有無を検出するようにした反射型フォトインタラプタを備え、軸受によりシャフトがそれぞれ回転可能に支持され、その各シャフトに軸方向に間隔を置いてそれぞれ固定されたローラが互いに圧接する対の搬送ローラを搬送路に配設した給紙装置であって、
上記反射型フォトインタラプタに取付用のスナップフィット爪を一対設けると共に、上記反射型フォトインタラプタを内側部分に固定保持するコの字状の取付ブラケットを設け、その取付ブラケットの両側の曲げ元の内側間の寸法を上記反射型フォトインタラプタの上記曲げ元間に挿入される部分の幅寸法と略同一にすると共に、両側の曲げ先の内側間の寸法を上記曲げ元の内側間の寸法よりも大きくし、上記両側の曲げ元付近にそれぞれ貫通する開口を形成し、且つ上記取付ブラケットの両側の側面を上記曲げ元の外面よりも上記 曲げ先と反対側にそれぞれ延長させて突出延長部を形成し、上記各開口にそれぞれ挿入した前記一対のスナップフィット爪を前記各突出延長部に引っ掛けて上記反射型フォトインタラプタを前記取付ブラケットに取り付けたものである。
上記反射型フォトインタラプタは、装着時にケースの上側となる部分に上記受光素子に入射する光を遮らない範囲で突出部を形成するとよい。
また、上記対の搬送ローラの一方を支持する上記軸受を反射型フォトインタラプタの光の照射領域に対向させて設けると共に、その軸受の表面を黒色等の反射率の低い色に着色するのが望ましい。
さらに、上記いずれかの給紙装置を備えた画像形成装置も提供する。
【0008】
また、この発明によるフォトインタラプタ取付方法は、遮光部材により仕切られた状態で発光素子と受光素子がフレームに並列配置されると共に、前記発光素子と受光素子を収容するようにケースが前記フレームに取り付けられ、前記発光素子から照射されて被検出体により反射された反射光を前記受光素子で受光することにより前記被検出体の有無を検出するようにした反射型フォトインタラプタを取り付けるフォトインタラプタ取付方法であって、
上記反射型フォトインタラプタに取付用のスナップフィット爪を一対設けると共に、上記反射型フォトインタラプタを内側部分に固定保持するコの字状の取付ブラケットを設け、その取付ブラケットの両側の曲げ元の内側間の寸法を上記反射型フォトインタラプタの上記曲げ元間に挿入される部分の幅寸法と略同一にすると共に、両側の曲げ先の内側間の寸法を上記曲げ元の内側間の寸法よりも大きくし、上記両側の曲げ元付近にそれぞれ貫通する開口を形成し、且つ上記取付ブラケットの両側の側面を上記曲げ元の外面よりも上記曲げ先と反対側にそれぞれ延長させて突出延長部を形成し、上記各開口にそれぞれ挿入した上記一対のスナップフィット爪を上記各突出延長部に引っ掛けて反射型フォトインタラプタを取付ブラケットに取り付けることを特徴とする。
上記反射型フォトインタラプタが、装着時に上記ケースの上側となる部分に上記受光素子に入射する光を遮らない範囲で突出部を形成した反射型フォトインタラプタであるとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明に使用する反射型フォトインタラプタの一例を一部断面にして示す構成図、図2は同じくその反射型フォトインタラプタの外観斜視図である。
図1に示す反射型フォトインタラプタ1は、遮光性樹脂からなる遮光部材でありケース2の一部となる遮光壁2aにより仕切った状態で発光素子3と受光素子4を板状のフレーム5の同一面に並列配置している。そして、ケース2は、発光素子3と受光素子4を収容するようにフレーム5に、凹部2b,2cを嵌合させることにより取り付けられている。
発光素子3と受光素子4のそれぞれ前面(図1で右方側)には、その発光素子3と受光素子4の前面をそれぞれ覆う透光性材料からなる樹脂製のカバーを兼ねる集光レンズ6,7を設け、その集光レンズ6,7をケース2に嵌合等により固定している。なお、この集光レンズ6,7は、発光素子3の光軸8と受光素子4の光軸9とが前面側で互いに交差する方向に傾斜させて配置している。
なお、ケース2の両側面端部に、取付用のスナップフィット爪92,92を一対設けるが、図示を省略している。
【0010】
この反射型フォトインタラプタ1は、フレーム5の背面側に外部接続用コネクタ11を取り付けていて、その外部接続用コネクタ11からは複数本の外部接続用ハーネス12が外側に引き出されている。
すなわち、発光素子3の光軸8と受光素子4の光軸9との交点Oを通りフレーム5の面に垂直に交わる検出中心線CLと略平行に、発光素子3と受光素子4にそれぞれ接続された複数本の外部接続用ハーネス12をフレーム5の背面側にそれぞれ引き出している。
そして、この反射型フォトインタラプタ1は、発光素子3から照射して被検出体15により反射された反射光を受光素子4で受光することにより、その被検出体15の有無を検出する。
遮光壁2aを有するケース2は、遮光性樹脂によって形成されており、遮光壁2aは集光レンズ6,7間についても遮光している。
この反射型フォトインタラプタ1は、図2に示すようにケース2のV字状に形成された部分には、集光レンズ6,7にそれぞれ対応させて平滑な外面2d,2eをL字状に形成し、それにより集光レンズ6の外面がケース2の外面2dと同一高さになるようにし、集光レンズ7の外面がケース2の外面2eと同一高さになるようにしている。
【0011】
それにより、この反射型フォトインタラプタ1は、集光レンズ6,7の全周に亘って段差を形成しないようにしている。
なお、集光レンズ6,7の周囲に段差を形成しない領域は、その各周囲の少なくとも周方向の一箇所を除く他の周縁部とすれば、その集光レンズ6,7の外面を払拭により容易に清掃することができる。
また、集光レンズ6,7の周囲の少なくとも周方向の一箇所を除く他の周縁部に段差を形成する場合には、その段差部分が略平滑になるように、その段差は例えば0.5mm以下と、極めて微少な段差にする。
さらに、図3に示す反射型フォトインタラプタ1′のように、集光レンズ6′,7′を、この反射型フォトインタラプタ1′の外形部分まで延長して、その集光レンズ6′,7′の周囲にケース2′による壁部を形成しないようにしてもよい。
あるいは、ケース2の図2に示した外面2d,2eは、滑らかな曲面に形成してもよい。同様に、集光レンズ6,7の外側の面も滑らかな曲面にしてもよい。
【0012】
図1に示した反射型フォトインタラプタ1は、発光素子3から照射した光が集光レンズ6により集光されて前面側に照射される。したがって、図示のようにその光の照射方向前方に被検出体15が存在する場合は、その被検出体15による反射光が受光側の集光レンズ7により集光されて受光素子4に入射し、それが光電変換されてハーネス12を通して出力される。この出力電気信号により、被検出体15の有無が光学的に非接触で検出される。
この反射型フォトインタラプタ1は、前述したように複数の外部接続用ハーネス12を、全てフレーム5の背面側に検出中心線CLと略平行にそれぞれ引き出している。したがって、この反射型フォトインタラプタ1は、図2に示したように高さ(縦)H、横幅Wというケース2の外形分のスペースさえあれば、そこに集光レンズ6,7側から挿入してハーネスの配回しに苦慮することなしに、それを設置することができるので、省スペースでの設置が可能である。
それにより、画像形成装置における給紙装置の搬送ローラのローラ間といった可動部の近傍であっても、ハーネス12の配回しを容易にレイアウトして設置することができるので、装置の高さ方向の省スペース化を実現することができる。
【0013】
また、この反射型フォトインタラプタ1は、ハーネス12が邪魔にならないため用紙等の被検出体に近づけて配置することができるため、発光素子3から出力するパワーを少なくしても被検出体の検出が可能となる。それにより、発光素子3の出力パワーを少なくすれば、装置全体を省スペース化することにより小さくなった装置本体内の空間にこの反射型フォトインタラプタ1が設けられても、発光素子3から照射した光が装置本体内の壁部等に当たって反射して受光素子4が入力する不必要な反射光は殆どなくなるので、被検出体の誤検知を防止することができる。
さらに、この反射型フォトインタラプタ1は、カバーとしても機能する集光レンズ6,7のそれぞれ周囲には段差を形成していないか、あるいは段差を形成したときでもその段差は微少(例えば0.5mm以下)なものであるので、その集光レンズ6,7上に紙粉等が落下して堆積することによりその紙粉等が光路を塞いでしまうようなことがあったとしても、その堆積物を容易に拭き取って清掃することができる。
【0014】
図4はこの発明に使用する反射型フォトインタラプタの他の例を示す図2と同様な外観斜視図であり、図2と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態による反射型フォトインタラプタ71は、それを所定の位置に装着したときにケース2″の上側となる部分に、受光素子4(図1参照)に入射する光を遮らない範囲で突出部2fを形成している。
なお、突出部2fは、樹脂製のカバーを兼ねる集光レンズ6″,7″に形成するようにしてもよい。この例でも、ケース2の両側面端部に、取付用のスナップフィット爪92,92を一対設けるが、図示を省略している。
この反射型フォトインタラプタ71によれば、それを突出部2fが上側になるように画像形成装置の上下方向に延びる垂直搬送路付近に取り付けても、その上方から落下する紙粉は集光レンズ6″,7″の外面よりも突出した突出部2f上に堆積するようになるので、集光レンズ6″,7″に付着しにくくなる。それにより、集光レンズ6″,7″の外面の清掃間隔を延ばすことができる。
また、長期間使用することにより集光レンズ6″,7″の外面が埃等により汚れた場合でも、突出部2fが形成されていない下側は集光レンズ6″,7″が共に外縁まで同一の高さで形成されていて段差はないので、その集光レンズ6″,7″の外面を布等により容易に払拭して清掃することができる。
【0015】
図5は図1及び図2に示した反射型フォトインタラプタを備えたこの発明による給紙装置の一例を示す概略図、図6は同じくその給紙装置を示す平面図、図7は同じくその給紙装置を備えたこの発明による画像形成装置の一例を示す概略構成図であり、図1及び図2と対応する部分には同一の符号を付してある。
図7に示す画像形成装置である複写機は、複写機本体41内に設けている光学読取系42により読み取った画像データを基にして、光書込系43が作像系44に設けている感光体ドラム45上に潜像を形成し、その潜像を作像系44の現像装置46がトナーにより可視像としている。
複写機本体41の下部右方には給紙装置20が設けてあり、その給紙装置20の給紙カセット47から給紙した用紙Pは垂直搬送路21を上方に搬送されて作像系44に至り、そこで感光体ドラム45上の可視像(トナー像)が転写される。
【0016】
その可視像が転写された用紙Pは、定着装置48に搬送されてそこで可視像が定着された後、排紙ローラ対49により外部の排紙トレイ65に排出される。また、両面画像形成時には、用紙Pは図示しない排紙分岐爪により反転搬送路61から両面装置62へ向けて搬送され、両面トレイ63に一旦格納された後に進行方向が逆転されて、両面搬送路64から再び作像系44に送り込まれて裏面に画像が形成され、定着装置48を通って排紙トレイ65上に排出される。
なお、図7では図面を簡略化するため、給紙装置20は1個のみを示したが、必要に応じて複数個の給紙装置を設けることも可能である。また、この給紙装置を有する画像形成装置は複写機に限るものではなく、ファクシミリ,プリンタ等にも何等支障なく適用することができる。
給紙装置20は、図5に示すように図1及び図2で説明した反射型フォトインタラプタ1を備えており、用紙Pを垂直方向に搬送する垂直搬送路21に、図6に示すように対をなす搬送ローラ22を配設している。
その対をなす搬送ローラ22は、その一方が図示を省略している軸受によりシャフト33が回転可能に支持されており、他方も軸受36によりシャフト34が回転可能に支持されている。そして、その各シャフト33,34に、軸方向に間隔を置いてローラ31,31及びローラ32,32がそれぞれ固定されていて、その駆動側のローラ31,31に従動側のローラ32,32がバネ35の付勢力により圧接している。
また、その対の搬送ローラ22の一方の側のシャフト34を支持する軸受36を、この反射型フォトインタラプタ1の光の照射領域(この例ではローラ32,32間)に対向させて配置し、その軸受36の表面を黒色等の反射率の低い色に着色している。
【0017】
この給紙装置20は、反射型フォトインタラプタ1を、図6に示すように搬送ローラ22のローラ31,31間のシャフト33の上部側近傍に図5に示したように配置し、発光素子3から照射した光の光軸8が水平よりも下方に向くように配置して、垂直搬送路21を搬送される用紙Pを反射型フォトインタラプタ1により検知可能にしている。この反射型フォトインタラプタ1の取付手段については後述する。
この反射型フォトインタラプタ1は、図示しない本体制御装置とハーネス12で接続されており、垂直搬送路21を搬送される用紙Pの有無を検知することにより、用紙の搬送タイミングや用紙の不達、滞留を監視するのに使用される。
そして、この反射型フォトインタラプタ1は、前述したように外部接続用ハーネス12をフレーム5の背面側に全て引き出しているので、図2に示した高さ(縦)Hと横幅Wというケース2の外形分のスペースさえあれば、そこに入れ込むことができる。
【0018】
その場合、発光素子3から照射された光は、集光レンズ6,7により集光されて前面側に照射される。その際、照射方向前方に用紙となる被検出体15(図1参照)が存在する場合には、照射光は被検出体15により反射されるが、被検出体15が無い場合にはその背面に照射される。
ここで、通常の場合、搬送ローラの従動側のローラを支持するシャフトは金属シャフトで構成されているため反射率が高いのが普通である。したがって、そのシャフトに当たった照射光の反射光が散乱し、それにより反射型フォトインタラプタが誤検知を生じる恐れがある。
しかしながら、この給紙装置20は、反射型フォトインタラプタ1の検出位置に近い従動側のローラ32のシャフト34側を支持する軸受36の表面を、上述したように黒色等の反射率の低い色に着色しているので、その軸受36の表面に当たった照射光の反射光が散乱するのを防止して反射型フォトインタラプタ1の誤検知を防止することができる。
【0019】
さらに、この給紙装置20の搬送ローラ22の部分では、搬送される用紙の負荷により微少ではあるが搬送スリップが生じ、それにより紙粉が落下したりすることがあるが、図5に示したように反射型フォトインタラプタ1を搬送ローラ22の上側に配置することで、搬送ローラ22の搬送スリップにより落下する紙粉が反射型フォトインタラプタ1に付着しないようにすることができる。
また、この反射型フォトインタラプタ1の上側(搬送下流側)に、さらに別の搬送ローラが設けられている場合には、その搬送ローラから紙粉が落下してくることがあるが、そのような場合であっても反射型フォトインタラプタ1は発光素子3から照射した光の光軸8が水平よりも下方に向くように配置しているので、その落下した紙粉は集光レンズ6,7のそれぞれ外側の面には堆積しにくい。
さらに、長期間使用することにより、装置内に浮遊する紙粉やトナー等が反射型フォトインタラプタ1の集光レンズ6,7の表面に付着したとしても、その反射型フォトインタラプタ1は前述したように集光レンズ6,7のそれぞれ周囲には段差を形成していないか、あるいは段差を形成したときでもその段差は微少(例えば0.5mm以下)なものにしているので、その堆積物を容易に拭き取って清掃することができる。
【0020】
図8は図4の反射型フォトインタラプタを備えたこの発明による給紙装置の一例を示す図5と同様な概略図であり、図5と対応する部分には同一の符号を付してある。
この給紙装置20′に使用している反射型フォトインタラプタ71は、図4で説明したように装着時にケース2″の上側となる部分に突出部2fを形成しているので、その上方から落下する紙粉等は集光レンズ6″,7″の外面よりも突出した突出部2f上に堆積するので、より一層紙粉等が集光レンズ6″,7″に付着しにくくなる。それにより、集光レンズ6″,7″の外面の清掃間隔を延ばすことができる。この反射型フォトインタラプタ1の取付手段についても後述する。
図9はこの発明による給紙装置の他の実施形態の対をなす搬送ローラの従動側ローラ付近を示す縦断面図、図10は同じくその給紙装置の従動側ローラを支持する軸受付近を示す平面図であり、図5と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施形態による給紙装置は、図5で説明した給紙装置20あるいは図8で説明した給紙装置20′に対して、従動側のローラ32のシャフト34を支持する軸受86に上部から軸受摺動面86a以外に通じる貫通孔81を形成した点のみが異なる。
【0021】
その貫通孔81は、軸受強度が保てる限り大きくし、その数もできるだけ多く設けるようにするとよい(図10参照)。
この給紙装置によれば、装置全体の省スペース化を図るために、反射型フォトインタラプタを図6に示したように搬送ローラ22の駆動側のローラ31,31間に配置することにより、反射型フォトインタラプタの光の照射領域内に給紙装置を構成する図9に示した軸受86が位置するようになっても、その上方から紙粉等が軸受86上に落下してきたとしても、その紙粉等のほとんどは貫通孔81を通して軸受86から外に落下してしまう。
したがって、紙粉等が軸受86に堆積しにくいので、その紙粉等が堆積することによる反射率の増大を防いで誤検知を防止することができる。また、反射型フォトインタラプタの清掃間隔を長くしてメンテナンス性を向上させることができる。
さらに、貫通孔81は軸受摺動面86aには通じていないので、紙粉等が軸受摺動面86aに付着することにより生じやすいシャフト34の摺動不良も防止することができる。
なお、貫通孔81からバネ35が光の照射領域内で露出する場合には、そのバネ35も黒色に着色するようにするとよい。
【0022】
図11から図14は、はこの発明による給紙装置及び画像形成装置におけるフォトインタラプタ取付手段及び取付方法を説明するための図であり、図11は反射型フォトインタラプタの装着状態を示す平面図、図12は同じくその反射型フォトインタラプタを固定する取付ブラケットを示す正面図、図13は同じくその取付ブラケットの右側面図、図14は同じくその取付ブラケットの横断面図であり、図6と対応する部分には同一の符号を付してある。
図11に示す反射型フォトインタラプタ91は、図1及び図2に示したフォトインタラプタ1のケース2の両側面端部に、取付用のスナップフィット爪92,92を一対設けたものである。
なお、図3に示した反射型フォトインタラプタ1′及び図4に示した反射型フォトインタラプタ71のそれぞれケース2′,2″の両側面端部に、取付用のスナップフィット爪92,92を一対設けても同様に、この発明によるフォトインタラプタ取付方法を実施することができるが、そのようにした場合の作用効果は同一であるため、その説明を省略する。
【0023】
このフォトインタラプタ取付手段及び取付方法では、反射型フォトインタラプタ91を内側部分に固定保持するコの字状の取付ブラケット93を使用する。その取付ブラケット93は、図14に示すように両側の曲げ元の内側間の寸法W1を反射型フォトインタラプタ91の曲げ元間に挿入される部分の幅寸法W2(図11参照)と略同一にすると共に、両側の曲げ先の内側間の寸法W3を曲げ元の内側間の寸法W1よりも大きくしている。
また、この取付ブラケット93は、両側の曲げ元付近にそれぞれ貫通する開口94,95を形成し、且つ取付ブラケット93の両側の側面93a,93bを曲げ元の外面よりも曲げ先と反対側(図14で下側)にそれぞれ延長させて突出延長部93c,93dを形成している。そして、このフォトインタラプタ取付方法では、その突出延長部93c,93dに、図11に示したように一対のスナップフィット爪92,92を引っ掛けて反射型フォトインタラプタ91を取付ブラケット93に取り付けるようにしている。
【0024】
ところで、このフォトインタラプタ91のように、ケース2の両側面端部に取付用のスナップフィット爪92,92を一対設けたものでは、その一対のスナップフィット爪92,92を、例えば取付ブラケットの平面上に形成した各孔に差し込んでスナップフィットさせる構成にした場合には、その取付ブラケットの両側の各孔の外側には部品加工上、その取付ブラケットを形成している板材の板厚の2.5倍以上の肉を残す必要がある。
したがって、この場合には反射型フォトインタラプタ91の横幅(図11のW2に相当)+取付ブラケットの板厚×5の寸法の取付領域が、横幅方向で必要となる。さらに、反射型フォトインタラプタを、図6等で説明したように回転可動するローラ31,31の間に配置する場合には、それらのローラ31と反射型フォトインタラプタとの干渉を避けるために、そのローラ31との間に余裕分の隙間も設ける必要がある。
そこで、このフォトインタラプタ取付方法では、上述したような形状に取付ブラケット93を形成し、その取付ブラケット93を装置本体の固定部に固定して、その取付ブラケット93に対のスナップフィット爪92,92を使用して反射型フォトインタラプタ91を取り付ける方法を実施する。
【0025】
このフォトインタラプタ取付手段及び取付方法によれば、図11に示したように反射型フォトインタラプタ91は取付ブラケット93のコの字状の内側の部分にスナップフィット爪92側から装着される。そして、そのコの字部の図14に示した曲げ元寸法W1は反射型フォトインタラプタ91の横方向の幅寸法W2(図11)の上限寸法以上にしていて、さらに取付ブラケット93はコの字部の曲げ先の内側間の寸法W3を曲げ元の内側間の寸法W1よりも大きくしているので、両側のスナップフィット爪92,92を取付ブラケット93の各開口94,95を通し、それらを突出延長部93c,93dに引っ掛けて固定する。
その突出延長部93c,93dの図14で下端の内側間寸法W4は、曲げ元の内側間の寸法W1より小さくなる。したがって、この寸法W1を反射型フォトインタラプタ91の横方向の幅寸法W2のバラツキの下限寸法にすれば、スナップフィット爪92,92は常に撓んだ状態で取付ブラケット93の突出延長部93c,93dに引っ掛けられて固定される。それにより、常に反射型フォトインタラプタ91はがたつくことなく取付ブラケット93に確実に固定される。
【0026】
このとき、取付ブラケット93の曲げ先の内側間の寸法W3は、反射型フォトインタラプタ91の横方向の幅寸法W2+取付ブラケット93の板厚t×2+α(α<板厚t)には抑えられるので、反射型フォトインタラプタ91の取付を含めた横幅方向の占有領域を最小限にすることができる。したがって、前述した回転可動するローラ31に対する隙間の余裕ができる。それにより、取付ブラケット93のローラ31との干渉を避けることができるので、回転する搬送ローラのローラ31から反射型フォトインタラプタ91を保護することができる。
このように、このフォトインタラプタ取付手段及び取付方法によれば、反射型フォトインタラプタ91の取付ブラケット93への装着が容易であり、その反射型フォトインタラプタ91を省スペース化された画像形成装置の装置本体内に取り付けることにより装置本体内壁に近い位置になったとしても、その狭い空間の中で狙いの検出中心軸位置を維持しつつ、他の部品との干渉を防止することができる。
なお、図5で説明した給紙装置20に代えて図8で説明した給紙装置20′を使用して画像形成装置を構成しても、図7で説明した画像形成装置と同様な作用効果を奏することができる。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明による給紙装置及び画像形成装置とフォトインタラプタ取付方法によれば、反射型フォトインタラプタの取り付けに要する占有領域を小さくすることができるので、それを装着する画像形成装置を省スペース化しても、反射型フォトインタラプタが他の部品と干渉したりするのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に使用する反射型フォトインタラプタの一例を一部断面にして示す構成図である。
【図2】 同じくその反射型フォトインタラプタの外観斜視図である。
【図3】 同じくそれを一部変更した反射型フォトインタラプタの図2と同様な外観斜視図である。
【図4】 この発明による反射型フォトインタラプタの他の例を示す図2と同様な外観斜視図である。
【図5】 図1及び図2に示した反射型フォトインタラプタを備えたこの発明による給紙装置の一例を示す概略図である。
【図6】 同じくその給紙装置を示す平面図である。
【図7】 同じくその給紙装置を備えたこの発明による画像形成装置の一例を示す概略構成図である。
【図8】 図4の反射型フォトインタラプタを備えたこの発明による給紙装置の一例を示す図5と同様な概略図である。
【図9】 この発明による給紙装置の他の実施形態の対をなす搬送ローラの従動側ローラ付近を示す縦断面図である。
【図10】 同じくその給紙装置の従動側ローラを支持する軸受付近を示す平面図である。
【図11】 この発明による給紙装置及び画像形成装置におけるフォトインタラプタ取付手段及び取付方法を説明するために反射型フォトインタラプタの装着状態を示す平面図である。
【図12】 同じくその反射型フォトインタラプタを固定する取付ブラケットの正面図である。
【図13】 同じくその取付ブラケットの右側面図である。
【図14】 同じくその取付ブラケットの横断面図である。
【図15】 従来の反射型フォトインタラプタの一例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1,1′,71,91:反射型フォトインタラプタ
2,2′,2″:ケース 2a:遮光壁
2f:突出部 3:発光素子
4:受光素子 5:フレーム
6,7,6′,7′,6″,7″:集光レンズ(カバー)
15:被検出体 20,20′:給紙装置
21:垂直搬送路 22:搬送ローラ
33,34:シャフト 36,86:軸受
81:貫通孔 86a:軸受摺動面
92:スナップフィット爪 93:取付ブラケット
93a,93b:側面 93c,93d:突出延長部
94,95:開口
Claims (6)
- 遮光部材により仕切られた状態で発光素子と受光素子がフレームに並列配置されると共に、前記発光素子と受光素子を収容するようにケースが前記フレームに取り付けられ、前記発光素子から照射されて被検出体により反射された反射光を前記受光素子で受光することにより前記被検出体の有無を検出するようにした反射型フォトインタラプタを備え、軸受によりシャフトがそれぞれ回転可能に支持され、その各シャフトに軸方向に間隔を置いてそれぞれ固定されたローラが互いに圧接する対の搬送ローラを搬送路に配設した給紙装置であって、
前記反射型フォトインタラプタに取付用のスナップフィット爪を一対設けると共に、前記反射型フォトインタラプタを内側部分に固定保持するコの字状の取付ブラケットを設け、該取付ブラケットの両側の曲げ元の内側間の寸法を前記反射型フォトインタラプタの前記曲げ元間に挿入される部分の幅寸法と略同一にすると共に、両側の曲げ先の内側間の寸法を前記曲げ元の内側間の寸法よりも大きくし、前記両側の曲げ元付近にそれぞれ貫通する開口を形成し、且つ前記取付ブラケットの両側の側面を前記曲げ元の外面よりも前記曲げ先と反対側にそれぞれ延長させて突出延長部を形成し、前記各開口にそれぞれ挿入した前記一対のスナップフィット爪を前記各突出延長部に引っ掛けて前記反射型フォトインタラプタを前記取付ブラケットに取り付けたことを特徴とする給紙装置。 - 前記反射型フォトインタラプタが、装着時に前記ケースの上側となる部分に前記受光素子に入射する光を遮らない範囲で突出部を形成した反射型フォトインタラプタである請求項1に記載給紙装置。
- 前記対の搬送ローラの一方を支持する前記軸受を前記反射型フォトインタラプタの光の照射領域に対向させて設けると共に、該軸受の表面を黒色等の反射率の低い色に着色したことを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙装置。
- 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の給紙装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
- 遮光部材により仕切られた状態で発光素子と受光素子がフレームに並列配置されると共に、前記発光素子と受光素子を収容するようにケースが前記フレームに取り付けられ、前記発光素子から照射されて被検出体により反射された反射光を前記受光素子で受光することにより前記被検出体の有無を検出するようにした反射型フォトインタラプタを取り付けるフォトインタラプタ取付方法であって、
前記反射型フォトインタラプタに取付用のスナップフィット爪を一対設けると共に、前記反射型フォトインタラプタを内側部分に固定保持するコの字状の取付ブラケットを設け、該取付ブラケットの両側の曲げ元の内側間の寸法を前記反射型フォトインタラプタの前記曲げ元間に挿入される部分の幅寸法と略同一にすると共に、両側の曲げ先の内側間の寸法を前記曲げ元の内側間の寸法よりも大きくし、前記両側の曲げ元付近にそれぞれ貫通する開口を形成し、且つ前記取付ブラケットの両側の側面を前記曲げ元の外面よりも前記曲げ先と反対側にそれぞれ延長させて突出延長部を形成し、前記各開口にそれぞれ挿入した前記一対のスナップフィット爪を前記各突出延長部に引っ掛けて前記反射型フォトインタラプタを前記取付ブラケットに取り付けるフォトインタラプタ取付方法。 - 前記反射型フォトインタラプタが、装着時に前記ケースの上側となる部分に前記受光素子に入射する光を遮らない範囲で突出部を形成した反射型フォトインタラプタである請求項5に記載のフォトインタラプタ取付方法。
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