JP4056634B2 - シート防水構造物の改修用接合片およびシート防水構造物の改修方法 - Google Patents

シート防水構造物の改修用接合片およびシート防水構造物の改修方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4056634B2
JP4056634B2 JP23837898A JP23837898A JP4056634B2 JP 4056634 B2 JP4056634 B2 JP 4056634B2 JP 23837898 A JP23837898 A JP 23837898A JP 23837898 A JP23837898 A JP 23837898A JP 4056634 B2 JP4056634 B2 JP 4056634B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waterproof sheet
repair
repairing
existing
joint piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23837898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000064521A (ja
Inventor
昌也 世良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP23837898A priority Critical patent/JP4056634B2/ja
Publication of JP2000064521A publication Critical patent/JP2000064521A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4056634B2 publication Critical patent/JP4056634B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Building Environments (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シート防水構造物の改修に際し、改修用防水シートを防水すべき構造物に接合固定するために、改修対象の既設防水シート上に載置した状態で用いられるシート防水構造物の改修用接合片、及びこれを用いたシート防水構造物の改修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、ビルや家屋等の防水を必要とする屋外側の躯体表面には、雨水等の侵入を防ぐために、合成樹脂からなる防水シートを絶縁工法を用いたシート防水工法により張設することが一般的に行われている。
【0003】
このようなシート防水構造物は、長期の使用により劣化すると、防水シートの張力バランスが乱れて局部的に伸び縮みが生じ、防水シートに剥離や膨れが生じて美観を損ねると共に、場合によっては亀裂が発生して漏水するおそれがある。
【0004】
このためシート防水構造物は、経年劣化すると改修が必要となるが、従来その改修方法の一つとして、既設防水シート上に新防水シートを絶縁工法により張設する改修方法、すなわち既設防水シート上から新たに接合片を固定し、既設防水シート上に新防水シートを張り渡した状態で上記新設の接合片に接着する改修方法が採用されている。この改修方法においては、既設の防水シートを撤去する必要がなく、作業効率の向上を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記改修方法においては、改修完了後に、既設防水シートが熱等の影響により劣化がさらに進行すると、既設防水シートに縮みや皺が発生して新設の接合片が浮き上がり、ひいては新防水シートも浮き上がって、良好な美観を維持できないことが起こりうるという問題が発生する。
【0006】
この発明は、上記従来技術の問題を解消し、改修された構造物において良好な美観を長期維持できるとともに、早期劣化を防止できて防水シートとしての耐久性を十分に付与することのできるシート防水構造物の改修用接合片及び改修方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明者らは鋭意研究の結果、改修用接合片における既設防水シートとの接触面に、可塑剤を多量に含有した塩化ビニル系樹脂層を設ける構成とし、該樹脂層が改修対象の既設防水シートに接触する態様でこの改修用接合片を既設防水シート上に載置して、この接合片を介して改修用防水シートを防水すべき構造物に接合固定することにより、改修後の構造物において良好な美観を長期維持できるとともに、防水シートとしての耐久性をも十分に付与できることを見出すに至り、この発明を完成したものである。
【0008】
即ち、この発明に係るシート防水構造物の改修用接合片は、改修用防水シートを防水すべき構造物に接合固定するために、改修対象の既設防水シート上に載置した状態で用いられるシート防水構造物の改修用接合片であって、接合片における既設防水シートと接触する面に、可塑剤を多量に含有した塩化ビニル系樹脂組成物からなる修復用樹脂層が設けられていることを特徴とするものである。
【0009】
また、この発明に係るシート防水構造物の改修方法は、構造物の防水すべき表面に、既設防水シートが絶縁工法により敷設施工されたシート防水構造物の改修方法であって、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、可塑剤50〜300重量部を含有する塩化ビニル系樹脂組成物からなる修復用樹脂層が片面に設けられた改修用接合片を、該修復用樹脂層が既設防水シートに接触する態様で既設防水シート上に配置し前記構造物に固定する工程と、改修用防水シートを前記既設防水シート上に張り渡して前記接合片に接着する工程とを含むことを特徴とするものである。
【0010】
改修用接合片における既設防水シートとの接触面に可塑剤を多量に含有した修復用樹脂層が設けられているので、この改修用接合片を、修復用樹脂層が既設防水シートと接する態様で載置して改修施工することにより、この修復用樹脂層から、既設防水シートにおける改修用接合片を支持する領域に確実にしかも早期に可塑剤が供給される。従って、改修完了後に既設防水シートの前記支持領域に縮みや皺が発生することが確実に防止され、ひいては新設の改修用接合片が浮き上がることが確実に防止される。また、修復用樹脂層から、既設防水シートの前記支持領域以外の他の領域にも徐々に可塑剤が供給されるから、既設防水シート中に欠乏していた可塑剤が補充されて、劣化既設防水シートの物性、特に柔軟性が回復するとともに張力が取り除かれ、防水シートとしての耐久性が向上されるとともに、劣化既設防水シートの張力に起因する悪影響が新設の改修用防水シートに及ぶことも防止される。更に、予め修復用樹脂層が接合片に一体化されているから、施工が容易であり施工コストも少なく、かつ施工工期も短くて済む。
【0011】
【発明の実施の形態】
この発明に係るシート防水構造物の改修用接合片は、防水すべき構造物に防水シートが絶縁工法により敷設施工されたシート防水構造物を改修すべく、新たな改修用防水シートを前記既設の防水シート上に敷設施工するのに用いられる接合片であって、より具体的には、新たな改修用防水シートを前記構造物に接合固定するために、改修対象の既設防水シート上に載置した状態で用いられる接合片である。
【0012】
図1にこの発明の一実施形態に係るシート防水構造物の改修用接合片(1)の断面図を示す。本実施形態の改修用接合片(1)は、中央部に固着具挿入孔(2a)が設けられた円板状の接合片本体(2)の片面に、修復用樹脂層(3)が設けられたものである。固着具挿入孔(2a)は、改修の際に、構造物(11)に接合固定するための開脚釘、カールプラグ等の固着手段を挿入嵌合するための孔である。
【0013】
この発明において、接合片本体(2)の形状としては、通常、本実施形態のような円板状などの板状のものが用いられる。例えば、硬質または半硬質の合成樹脂板、金属板、あるいは塩化ビニル樹脂が片面もしくは両面に被覆された鋼板(塩ビ鋼板)等の板材からなるもの等が挙げられる。もちろん形状はこのような板状のものに限定されるものではなく、構造物躯体への固定のための開脚釘、カールプラグ等の固着手段が一体に形成されたものであっても良い。
【0014】
この発明において、修復用樹脂層(3)は、可塑剤を多量に含有した塩化ビニル系樹脂組成物から構成される。この塩化ビニル系樹脂としては、特に限定されるものではないが、例えば塩化ビニルの単独重合体の他、塩化ビニルと、酢酸ビニル、エチレン、プロピレン等との二元または三元以上の共重合体等を好適に使用でき、また2種以上併用したものも支障なく使用できる。
【0015】
また、前記修復用樹脂層(3)における可塑剤の含有量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、50〜300重量部とするのが好ましい。可塑剤量が50重量部未満では、劣化既設防水シート(14)への可塑剤の十分な移行量を確保することができず、ひいては既設防水シート(14)の柔軟性の回復が不十分となるので、好ましくない。一方、可塑剤量が300重量部を超えると、既設防水シート(14)の表面が著しく膨潤し、表面状態が悪化するとともに、既設防水シート(14)の機械的強度が低下するので、好ましくない。最も好ましい可塑剤の含有量は、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、可塑剤150〜250重量部である。
【0016】
使用する可塑剤の種類は、特に限定されるものではなく、最も汎用的なDBP、DHP、DOP、DIOP、DIDP等のフタル酸エステル類、DOA、DOZ、DOS等の直鎖二塩基酸エステル類、TCPに代表されるリン酸エステル類等を任意に選択使用することができる。
【0017】
上記塩化ビニル系樹脂組成物には、上記成分の他に酸化チタン、クレー、シリカ、炭酸カルシウム等の充填剤、金属石鹸系、塩基性鉛系等の安定剤、着色剤、難燃剤、繊維強化剤、改質剤等の添加剤を適宜配合しても良い。
【0018】
上記修復用樹脂層(3)の厚さは、0.3〜2.0mmとするのが好ましい。0.3mm未満では既設防水シート(14)への可塑剤の十分な移行量を確保することができず、ひいては既設防水シート(14)の柔軟性の回復が不十分となるので、好ましくない。一方2.0mmを超えるとコストの増大を招くので好ましくない。
【0019】
この発明の改修用接合片(1)を用いた既設シート防水構造物の改修は、例えば次のようにして行うことができる。
【0020】
まず本実施形態が適用されるシート防水構造物は、絶縁工法により防水施工されたものである。すなわち図6及び図7に示すように、ビルディング等の構造物(11)における陸屋根のような防水すべき表面に、部分的に、多数の円板状の第1接合片(12)が、開脚釘、カールプラグ等の機械的固着手段からなる第1固着具(13)を用いて構造物(11)の躯体に固定されるとともに、既設防水シート(14)が、構造物(11)表面上に張り渡された状態で、各第1接合片(12)に接着剤により接着されて、シート防水構造物が形成されている。
【0021】
そして、このようなシート防水構造物において、長期使用により既設防水シート(14)が劣化した際等に、この発明の改修用接合片(1)を用いて、本実施形態の改修方法が行われる。
【0022】
まず経年劣化した既設防水シート(14)の表面を必要に応じて簡単に清浄し、表面に付着した砂等の異物を取り除く。
【0023】
次に、図3及び図5(a)に示すように、既設防水シート(14)上に改修用接合片(1)を固定する。すなわち既設防水シート(14)上に改修用接合片(1)を、その修復用樹脂層(3)が既設防水シート(14)に接触する状態で分散させて配置して、該接合片(1)の固着具挿入孔(2a)及び既設防水シート(14)に、開脚釘、カールプラグ等の機械的固着手段からなる第2固着具(23)を、それぞれ挿入、貫通して、構造物(11)の躯体に固定することにより、改修用接合片(1)を既設防水シート(14)上に固定する。
【0024】
続いて図4及び図5(b)に示すように、改修用防水シート(24)を、既設防水シート(14)を上方から被覆するように配置し、更にその改修用防水シート(24)を張り渡した状態で、改修用防水シート(24)の所要領域を、改修用接合片(1)に接着剤によりそれぞれ接着し、こうして本実施形態の改修作業が完了する。
【0025】
上記改修用防水シート(24)としては、既設防水シート(14)と同様で、軟質ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の熱可塑性樹脂シートからなるものの他、非加硫ゴム系シート、ゴムアスファルト系シート等を好適に使用でき、中でも特に、軟質ポリ塩化ビニル樹脂シートからなるものは、優れた接着性が得られるため、より一層好適に使用することができる。更に、これら防水シート(14)(24)は厚さが1.0〜2.0mmのものを使用するのが一般的である。
【0026】
また改修用防水シート(24)を改修用接合片(1)に接着するための接着剤としては、既設防水シート(14)を第1接合片(12)に接着するための接着剤と同様で、例えばエポキシ系、ウレタン系、ゴム系接着剤等を好適に使用することができる。特に防水シート(14)(24)と、接合片(12)(1)の接合面とが塩化ビニル樹脂からなる場合には、テトラヒドロフラン(THF)単独、あるいはTHFに塩化ビニル樹脂を溶解した溶剤型接着剤を使用するのが望ましく、その使用により、耐久性に優れた接着効果を得ることができる。
【0027】
このような改修方法によれば、改修用接合片(1)の修復用樹脂層(3)が既設防水シート(14)に接触する態様で施工されるから、この修復用樹脂層(3)から既設防水シート(14)における改修用接合片(1)を支持する領域に確実にかつ早期に可塑剤が供給される。従って、改修完了後に既設防水シート(14)の前記支持領域における縮みや皺の発生を確実に防止することができる。これにより新設の改修用接合片(1)の浮き上がりを防止することができるので、改修されたシート防水構造物において良好な美観を長期に亘って維持することができる。
【0028】
また、修復用樹脂層(3)から、既設防水シート(14)の前記支持領域以外の他の領域にも徐々に可塑剤が供給されるので、既設防水シート(14)における可塑剤の欠乏状態を解消することができ、これにより劣化した既設防水シート(14)の物性、特に柔軟性を回復させることができて、その張力を取り除くことができるから、防水シートとしての耐久性を向上させることができる。かつ既設防水シート(14)の張力に起因した悪影響が新設の改修用防水シート(24)に及ぶことがない。
【0029】
更に、修復用樹脂層(3)が改修用接合片に一体化されているから、効率よく改修を行うことができ、改修期間の短縮及びコスト低減を図ることができる。
【0030】
【実施例】
次に、この発明の具体的実施例について説明する。
【0031】
<実施例1>
板面中央部に固着具挿入孔が設けられた厚さ0.6mmのディスク状鋼板の片面に0.5mm厚さの塩化ビニル樹脂フィルムが積層されてなる接合片本体(塩ビ被覆鋼板)のもう一方の面に、下記配合により調製した塩化ビニル系樹脂組成物からなる厚さ1.5mmの修復用樹脂層を積層して、改修用接合片を製作した。
【0032】
そして、建築物の屋上に絶縁工法により張設施工された軟質塩化ビニル樹脂製防水シート(厚さ1.5mm)であって、施工後陽光暴露下に約15年を経過した防水シートを経年劣化防水シートのサンプルとして使用し、これの表面における図3に示すような第1接合片間の所定領域上に前記改修用接合片を分散させて配置した。この際、改修用接合片の修復用樹脂層が既設防水シート表面に接するように配置した。
【0033】
次いで、開脚釘からなる第2固着具を、接合片の固着具挿入孔、更に既設防水シートに貫通して、構造物の躯体に固定することにより改修用接合片を既設防水シート上に固定し(図3)、更に軟質ポリ塩化ビニル樹脂からなる改修用防水シートを、既設防水シートを上方から被覆するように配置して張り渡した状態で、この改修用防水シートの所要領域を改修用接合片に接着剤(テトラヒドロフラン)によりそれぞれ接着して(図4)、改修を行った。
【0034】
(塩化ビニル系樹脂組成物)
塩化ビニル樹脂100重量部、可塑剤(DOP)200重量部、充填材(酸化チタン)10重量部を配合して得られる塩化ビニル樹脂組成物。
【0035】
<評価>
改修作業完了後30日を経過した時のシート防水構造物の上面、即ち最上層の新設の改修用防水シートの外観(しわ発生の有無、膨れの有無、接合片の浮き上がりの有無)を観察した。
【0036】
一方、改修作業完了後30日を経過した時に既設防水シートのみを切り出し、これの機械的性質を測定し(JIS A6008)、防水シートの初期物性、及び経年劣化時の物性と比較した。これらの結果を表に示す。
【0037】
【表1】
Figure 0004056634
【0038】
表1に示されるとおり、改修後30日を経過した時点において既に、経年防水シートは伸び率を相当程度に回復するとともに、改修後のシート防水構造物の外観も、しわ発生や膨れ、浮き上がり等もなく良好であった。
【0039】
【発明の効果】
以上のように、この発明のシート防水構造物の改修用接合片は、可塑剤を多量に含有した修復用樹脂層が設けられているので、この修復用樹脂層が既設防水シートと接する態様で載置して改修施工すれば、該修復用樹脂層から、既設防水シートにおける改修用接合片を支持する領域に確実にかつ早期に可塑剤が供給されるので、該支持領域における縮みや皺の発生を防止でき、ひいては新設の改修用接合片が浮き上がることを確実に防止できる。また、修復用樹脂層から、既設防水シートにおける前記支持領域以外の他の領域にも徐々に可塑剤が供給されるので、既設防水シートの物性、特に柔軟性を回復させることができ、ひいては防水シートとしての耐久性を向上させることができる。更に、修復用樹脂層が一体化された構成であるから、施工が容易であり施工コストも少なく、かつ施工工期も短くて済む。
【0040】
上記接合片において、修復用樹脂層が、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、可塑剤50〜300重量部を含有する塩化ビニル系樹脂組成物からなる場合には、既設防水シートの表面状態を悪化させたり機械的強度を低下させることなく、既設防水シートの特性、特に柔軟性を十分に回復させることができる。
【0041】
また、この発明の改修方法によれば、既設防水シートに接触させて配置した接合片の修復用樹脂層から、既設防水シートにおける改修用接合片を支持する領域に確実にかつ早期に可塑剤を供給補充させることができるので、該支持領域における縮みや皺の発生を防止でき、ひいては新設の改修用接合片が浮き上がることを確実に防止できる。また、既設防水シートにおける前記支持領域以外の他の領域にも徐々に可塑剤が供給されるので、既設防水シートの物性、特に柔軟性を回復させることができ、ひいては防水シートとしての耐久性を向上させることができる。更に、改修用接合片に修復用樹脂層が一体化されているから、改修施工が容易であり施工コストも少なく、かつ施工工期も短くて済む利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る改修用接合片を示す斜視図である。
【図2】図1におけるA−A線の断面図である。
【図3】この発明の改修方法が適用されたシート防水構造物を改修用接合片固定直後の状態で示す斜視図である。
【図4】上記シート防水構造物を改修施工完了後の状態で示す斜視図である。
【図5】上記シート防水構造物を示す断面図であって、同図(a)は改修用接合片固定直後の状態における断面図、同図(b)は改修施工完了後の状態における断面図である。
【図6】絶縁工法により施工されたシート防水構造物を示す斜視図である。
【図7】絶縁工法により施工されたシート防水構造物を示す断面図である。
【符号の説明】
1…改修用接合片
2…接合片本体
3…修復用樹脂層
11…構造物
14…既設防水シート
24…改修用防水シート

Claims (3)

  1. 改修用防水シートを防水すべき構造物に接合固定するために、改修対象の既設防水シート上に載置した状態で用いられるシート防水構造物の改修用接合片であって、
    接合片における既設防水シートと接触する面に、可塑剤を多量に含有した塩化ビニル系樹脂組成物からなる修復用樹脂層が設けられていることを特徴とするシート防水構造物の改修用接合片。
  2. 前記修復用樹脂層が、塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、可塑剤50〜300重量部を含有する塩化ビニル系樹脂組成物からなる請求項1に記載のシート防水構造物の改修用接合片。
  3. 構造物の防水すべき表面に絶縁工法により敷設された既設防水シートにより防水施工されたシート防水構造物の改修方法であって、
    塩化ビニル系樹脂100重量部に対し、可塑剤50〜300重量部を含有する塩化ビニル系樹脂組成物からなる修復用樹脂層が片面に設けられた改修用接合片を、該修復用樹脂層が既設防水シートに接触する態様で既設防水シート上に配置し前記構造物に固定する工程と、
    改修用防水シートを前記既設防水シート上に張り渡して前記改修用接合片に接着する工程とを含むことを特徴とするシート防水構造物の改修方法。
JP23837898A 1998-08-25 1998-08-25 シート防水構造物の改修用接合片およびシート防水構造物の改修方法 Expired - Fee Related JP4056634B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23837898A JP4056634B2 (ja) 1998-08-25 1998-08-25 シート防水構造物の改修用接合片およびシート防水構造物の改修方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23837898A JP4056634B2 (ja) 1998-08-25 1998-08-25 シート防水構造物の改修用接合片およびシート防水構造物の改修方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000064521A JP2000064521A (ja) 2000-02-29
JP4056634B2 true JP4056634B2 (ja) 2008-03-05

Family

ID=17029306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23837898A Expired - Fee Related JP4056634B2 (ja) 1998-08-25 1998-08-25 シート防水構造物の改修用接合片およびシート防水構造物の改修方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4056634B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4634625B2 (ja) * 2001-02-20 2011-02-16 アーキヤマデ株式会社 防水層改修方法、及び、防水構造
JP4608962B2 (ja) * 2004-06-21 2011-01-12 住友ベークライト株式会社 防水シートの劣化診断方法およびこの診断方法に採用される防水シート採取用治具ならびに防水シートの敷設構造
JP5305772B2 (ja) * 2008-08-01 2013-10-02 和英 請川 建築用下地シート
JP6064820B2 (ja) * 2013-07-19 2017-01-25 積水ハウス株式会社 屋上設置物の土台構造および土台施工方法
JP6983465B2 (ja) * 2016-01-22 2021-12-17 ロンシール工業株式会社 シート防水構造の改修構造およびシート防水構造の改修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000064521A (ja) 2000-02-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6864195B2 (en) Heat weldable roofing membrane
JP2001241118A (ja) 防水シートおよびそれを用いたシート防水工法
JP4056634B2 (ja) シート防水構造物の改修用接合片およびシート防水構造物の改修方法
JP5052947B2 (ja) 断熱防水の改修工法及び改修構造
JPH11217910A (ja) シート防水構造物の改修構造及び改修方法並びに改修用複層シート
JPS6025586B2 (ja) 複雑箇所の防水施工に適する建設物防水シ−ト
JP4564031B2 (ja) 塩ビシート防水構造とこれに用いる緩衝シート。
JP3011884B2 (ja) 絶縁防水工法
CA1211359A (en) Floor covering and process for laying a floor covering
JP2960355B2 (ja) シート防水構造物の改修方法
JP2007198121A (ja) シート防水改修方法およびシート防水改修構造
JP2007070877A (ja) 建造物の隅角部における防水シートの施工方法
JPH0988252A (ja) 増し張り用防水シート及び防水シートの施工方法
JPH06313347A (ja) 立上り部用プレハブ式防水材とその施工法
JPS6232847Y2 (ja)
JP3008958U (ja) 絶縁工法用防水シート
JP2000238166A (ja) 硬化樹脂積層体
JPH08209864A (ja) 金属板葺き屋根のシート防水装置
JP4336430B2 (ja) 瓦棒屋根等の改修工法及び瓦棒屋根の構造
JP3461619B2 (ja) 断熱防水工法
JP2001193230A (ja) 複合防水工法およびそれによって得られる複合防水構造体
JP2002339524A (ja) 重ね代付き野地板
JP2004209702A (ja) 積層構造体とその施工方法
JP2002127283A (ja) 接着工法用緩衝防水シート
JP3931009B2 (ja) 屋根葺き用防水シート

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050809

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20070822

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070822

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20070809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071115

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071127

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071212

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101221

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111221

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131221

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees