JP4056215B2

JP4056215B2 - Folding mobile phone device

Info

Publication number: JP4056215B2
Application number: JP2000362544A
Authority: JP
Inventors: 知毅上山; 次郎尾崎
Original assignee: Tottori Sanyo Electric Co Ltd; Sanyo Electric Co Ltd
Current assignee: Sanyo Electric Co Ltd
Priority date: 2000-11-29
Filing date: 2000-11-29
Publication date: 2008-03-05
Anticipated expiration: 2020-11-29
Also published as: JP2002164979A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は、開閉のクリックを行う折畳式携帯電話装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
現在、送話部と受話部を折り畳んだ携帯電話装置が市販されている。この折畳式携帯電話装置は開いた位置、あるいは折り畳んだ位置で固定するようにクリックを与えている（特開平１１−６８９０１号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、使用者が不十分な開閉操作によりクリック位置まで開閉されなかった場合は、開閉の固定がなされないために、携帯電話装置が不用意に開閉することとなる。このために、大きなクリック音を発生させる必要があった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明の折畳式携帯電話装置はかかる点に鑑みなされたもので、互いに回動可能に軸支される第１，第２の筐体と、第１の筐体と第２の筐体を開いた状態で保持する保持手段とを有し、
前記保持手段は、第１の筐体の軸部分に設けられ、第１の筐体の回動に連動する凸部または凹部を有した第１保持部材と、第２の筐体の軸部分に設けられ、第２の筐体に連動する連結部と、該連結部に遊嵌され、前記第１保持部材の凸部または凹部に係合可能な凹部または凸部を有した第２保持部材とからなり、
第２の筐体を開いたとき、前記連結部の回動に押されて前記第２保持部材も回動し、該第２保持部材の凹部または凸部が前記第１保持部材の凸部または凹部に係合すると共に、該係合するときの付勢力により前記第２保持部材が前記連結部との隙間分だけ回動し、該連結部と衝突するようにしたものに於いて、前記隙間を４０μｍ以上にする。
【０００６】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例の形態を図に基づき説明する。図１は本発明の実施例の折畳式携帯電話装置の要部を示す斜視図である。図２は図1の受話部の筐体（１）と送話部の筐体（２）を分離させた斜視図である。
【０００７】
図２に於いて、▲１▼〜▲５▼の番号は組立工程の順序を示す。まず、受話部の筐体（１）の左右の軸受け部（１ａ）（１ｂ）に同じ伝動リング（３）（３）が挿入される（図２の▲１▼，▲２▼）。受信部の筐体（１）の左右の軸受け部（１ａ）（１ｂ）の材質はプラスチック（ナイロンとＡＢＳ樹脂の混合）であり、伝動リング（３）の材質は金属（アルミニウム）である。その嵌合形状は円を平行線で切り取った形状をしており、互いに、回転を伝動するようになっている。この嵌合隙間はできるだけ小さく設計される。
次に、受話部の筐体（１）の左右の軸受け部（１ａ）（１ｂ）と送話部の筐体（２）の左右の軸受け部（２ａ）（２ｂ）を合わせる（図２の▲３▼）。そして、送話部の筐体（２）の左右の軸受け部（２ａ）（２ｂ）よりクリック機能を備えた同じ軸（４）（４）が挿入される（図２の▲４▼，▲５▼）。
【０００８】
次に、軸（４）について説明する。図３と図４は軸（４）の分解斜視図であり、夫々視点が左右異なっている。図５は組み立てられた状態の軸（４）の断面図である。尚、組み立てられた状態の軸（４）の斜視図は図６の右方に示されている。
【０００９】
軸（４）のキャビネット（４１）は金属のシャフト（４１１）を有する。このシャフト（４１１）に、内コイルスプリング（４２）、外コイルスプリング（４３）、凸リング（４４）、凹リング（４５）、抜け止めリング（４６）、ワッシャ（４７）の順で挿入される。そして、図５に示す如く、シャフト（４１１）の先端はカシメにより抜け止め処理がされる。
【００１０】
図５に示す如く、内コイルスプリング（４２）は外スプリング（４３）の内側に挿入される。内コイルスプリング（４２）と外コイルスプリング（４３）は凸リング（４４）を凹リング（４５）の方向に付勢し、常に凸リング（４４）を凹リング（４５）に圧接させる。
【００１１】
凸リング（４４）の凸部（４４ａ）（４４ａ）の一部がキャビネット（４１）の切欠き部（４１ａ）（４１ａ）に滑動可能に係合される。これにより、凸リング（４４）は内コイルスプリング（４２）と外コイルスプリング（４３）の付勢に抗して軸方向に滑動可能であり、また、凸リング（４４）とキャビネット（４１）は互いに回転を伝動する。尚、凸リング（４４）の材質は金属であり、これと係合するキャビネット（４１）の切欠き部（４１ａ）（４１ａ）はプラスチックである。この係合に於ける回転方向の隙間はできるだけ小さく設計される。僅かの隙間があったとしても、内コイルスプリング（４２）と外コイルスプリング（４３）の巻き方向は互いに逆向きになっており、スプリングの伸縮による回転が相殺され、凸リング（４４）は回転しにくくなっている。
【００１２】
凹リング（４５）の材質は金属であり、凸リング（４４）に対して相対的に回転可能に軸支されている。凹リング（４５）は、凹リング（４５）と凸リング（４４）が相対的に所定の角度をなしたときに、凸リング（４４）の凸部（４４ａ）（４４ａ）と嵌合する凹部（４５ａ）（４５ａ）を有する。この嵌合については詳細に後述する。
【００１３】
抜け止めリング（４６）は軸（４）が抜けることを防止するためのＥ型止め輪（図５の５）が挿入される溝（４６ａ）を有する。
【００１４】
図２の▲４▼，▲５▼に於いて、送話部の筐体（２）の左右の軸受け部（２ａ）（２ｂ）より軸（４）（４）が挿入されると、送話部の筐体（２）の左右の軸受け部（２ａ）（２ｂ）と軸（４）（４）のキャビネット（４１）（４１）が嵌合する。軸受け部（１ａ）（１ｂ）の材質はプラスチック（ナイロンとＡＢＳ樹脂の混合）であり、キャビネット（４１）の嵌合部分もプラスチック（ＡＢＳ樹脂）である。その嵌合は圧入であり、隙間はない。
【００１５】
また、軸（４）（４）が挿入されると、図６，図７に示す如く、軸（４）の凹リング（４５）と伝動リング（３）が嵌合する。この嵌合は、回転軸方向に対して、約１．５度（直径４ｍｍで約５０μｍ）の隙間を有している。
【００１６】
そして、軸（４）（４）が挿入されると、受話部の筐体（１）の左右の軸受け部（１ａ）（１ｂ）と送話部の筐体（２）の左右の軸受け部（２ａ）（２ｂ）を貫通した軸（４）（４）に止め輪（図５の５）が挿入される。
【００１７】
上述の構成により、受話部の筐体（１）と送話部の筐体（２）が回動可能に軸支される。
【００１８】
次に、クリックの動作について説明する。
【００１９】
図８は凸リング（４４）の２つの凸部（４４ａ）（４４ａ）の形状を示す図である。図８の（ａ）は凸リング（４４）を所定の半径の円周で切断した断面を示す斜視図である。図８の（ｂ）は（ａ）に示した断面の斜視図をわかり易く説明する斜視図である。図８の（ｃ）は断面を展開した平面図である。
【００２０】
凸リング（４４）の２つの凸部（４４ａ）（４４ａ）は回転軸に対して点対称になっている。そして、図８に示す如く、凸部（４４ａ）（４４ａ）の立ち上がり（４４ｂ）（４４ｂ）は傾斜をなしている。
【００２１】
図９は凹リング（４５）の２つの凹部（４５ａ）（４５ａ）の形状を示す図である。図９の（ａ）は凹リング（４５）を所定の半径の円周で切断した断面を示す斜視図である。図９の（ｂ）は（ａ）に示した断面の斜視図をわかり易く説明する斜視図である。図９の（ｃ）は断面を展開した平面図である。
【００２２】
凹リング（４５）の凹部（４５ａ）（４５ａ）は凸リング（４４）の２つの凸部（４４ａ）（４４ａ）と嵌合する形状になっている。従って、凹部（４５ａ）（４５ａ）の立ち上がり（４５ｂ）（４５ｂ）は傾斜をなしている。
【００２３】
図１０はクリックの動作を示す図である。図１０に於いて、（ａ）〜（ｆ）の左図は凹リング（４５）と凸リング（４４）の嵌合の状態を示す展開図（展開図については図８，図９を参照）であり、右図は軸（４）の凹リング（４５）と伝動リング（３）の嵌合状態を示す図である。尚、図１０の左図には図示しないが、図５に図示する如く、内コイルスプリング（４２）と外コイルスプリング（４３）が常に凸リング（４４）を凹リング（４５）に圧接させる。
【００２４】
図１０の（ａ）は受話部の筐体（１）と送話部の筐体（２）を閉じた初期状態を示す。初期状態では、凹リング（４５）の凹部（４５ａ）が凸リング（４４）の凸部（４４ａ）に完全に嵌入している。このとき、凹リング（４５）と伝動リング（３）の隙間は左右均等になっている。
【００２５】
（ｂ）は開き始めの状態を示す図である。例えば、使用者が左手で送話部の筐体（２）を保持して、右手で受話部の筐体（１）を開き始めたとすると、受話部の筐体（１）が回転することにより、伝動リング（３）が回転する（図１０の（ｂ）の▲１▼）。これにより、左右均等にあった伝動リング（３）と凹リング（４５）の隙間が伝動リング（３）の回転方向に移動し、やがて、伝動リング（３）が凹リング（４５）を回転させる（（ｂ）の右図の▲２▼）。凹リング（４５）が回転すると、即ち、（ｂ）の左図で凹リング（４５）が右に移動すると、凹リング（４５）と凸リング（４４）の傾斜になっている立ち上がり（４５ｂ）（４４ｂ）部分の分力により、内コイルスプリング（４２）と外コイルスプリング（４３）の付勢に抗して凸リング（４４）が下方に移動する（（ｂ）の▲３▼）。
【００２６】
（ｃ）に示す如く、凸リング（４４）は、傾斜の面の当接が終了するまで、即ち、凹リング（４５）の凹部（４５ａ）が凸リング（４４）の凸部（４４ａ）より離脱するまで下方へ移動する。
【００２７】
（ｄ）に示す如く、凹リング（４５）のもう一方の凹部（４５ａ）が凸リング（４４）の凸部（４４ａ）に嵌入し始める直前の位置まで、受話部の筐体（１）が開かれる。
【００２８】
（ｅ）はクランプ音を発生する状態を示す図である。（ｄ）の状態から更に受話部の筐体（１）が開かれると、（ｅ）の左図に示す如く、凹リング（４５）のもう一方の凹部（４５ａ）が凸リング（４４）の凸部（４４ａ）に嵌入し始め、傾斜になっている凹リング（４５）と凸リング（４４）の立ち上がり（４５ｂ）（４４ｂ）が当接する（ｅ）の▲１▼，▲２▼）。すると、左図に於いて、内コイルスプリング（４２）と外コイルスプリング（４３）の付勢により、凸リング（４４）が上方に移動し（（ｅ）の▲１▼）、凹リング（４５）が右方（受話部の筐体（１）が開く方向）に移動する（（ｅ）の▲２▼）。
【００２９】
右図に於いて、凹リング（４５）が右回転することから、回転方向にあった伝動リング（３）と凹リング（４５）の隙間がなくなり、伝動リング（３）と凹リング（４５）が当たる。この当たる速度はスプリングによるものであり、早い。また、双方の材質が金属であるために音が発生する。隙間が大きい程大きい音となるが、隙間が大きくなれば、クリックによる保持のガタつきが大きくなる。
そこで、本発明はこの隙間を約５０μｍにしている。通常の金属同士の嵌合であれば、設計上の嵌合隙間を零にして、挿入物の寸法公差を＋０ｍｍ、−Ａ（Ａは許容される費用の加工精度。例えば、０．０２ｍｍ）、被挿入物の寸法公差を＋Ｂ（Ｂは許容される費用の加工精度。例えば、０．０３ｍｍ）、−０ｍｍにする。この指定によって製造される嵌合の隙間は、通常は２０μｍ程度である。本発明は、通常の嵌合隙間より大きい隙間を有することで、大きなクリック音を発生させており、４０μｍ以上の嵌合隙間が好ましい。また、双方の材質が金属であることは、大きな音を発生させるだけでなく、クリックの衝撃による耐久性を向上させる効果もある。
【００３０】
そして、（ｆ）に示す如く、凹リング（４５）のもう一方の凹部（４５ａ）が凸リング（４４）の凸部（４４ａ）に完全に嵌入するまで、内コイルスプリング（４２）と外コイルスプリング（４３）の付勢により凹リング（４５）が回転し、伝動リング（３）が回転する。この凹リング（４５）と凸リング（４４）の嵌合により開いた状態が保持される。即ち、折畳式携帯電話装置を開いたときのクリックを与える。
【００３１】
尚、折畳式携帯電話装置を閉じたときのクリック音も、同様の原理で凹リング（４５）の凹部（４５ａ）と凸リング（４４）の凸部（４４ａ）が嵌合していくときに発生する。
【００３２】
【発明の効果】
上述の如く、本発明は、クリックのときに当接する嵌合部の嵌合隙間を通常より大きくとることにより、また、双方の材質を金属にすることにより、大きなクリック音を発生させることができる。クリック音を大きくすることにより、使用者が折畳式携帯電話装置のクリック状態（保持状態）を確認し易くなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の要部を示す斜視図である。
【図２】図１の分解斜視図である。
【図３】軸の一方から見た斜視図である。
【図４】軸の他方から見た斜視図である。
【図５】軸の断面図である。
【図６】軸と伝動リングの嵌合を示す斜視図（嵌合前）である。
【図７】軸と伝動リングの嵌合を示す斜視図（嵌合後）である。
【図８】凸リングの凸部の断面を示す図である。
【図９】凹リングの凹部の断面を示す図である。
【図１０】クリックの動作を示す図である。
【符号の説明】
１受話部の筐体
２受話部の筐体
３伝動リング
４軸
４２軸の内コイルスプリング
４３軸の外コイルスプリング
４４軸の凸リング
４４ａ軸の凸リングの凸部
４４ｂ軸の凸リングの凸部の立ち上り
４５軸の凹リング
４５ａ軸の凹リングの凹部
４５ｂ軸の凹リングの凹部の立ち上り
４６抜け止めリング[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a foldable mobile phone device that performs an opening / closing click.
[0002]
[Prior art]
Currently, mobile phone devices in which the transmitter and receiver are folded are commercially available. This foldable mobile phone device gives a click so as to be fixed at an open position or a folded position (see Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-68901).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, if the user does not open / close to the click position due to insufficient opening / closing operation, the opening / closing is not fixed, and the mobile phone device opens / closes carelessly. For this reason, it was necessary to generate a loud click sound.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The foldable mobile phone device of the present invention has been made in view of such a point, and includes a first housing, a second housing, a first housing, and a second housing that are pivotally supported with respect to each other. Holding means for holding in an open state;
The holding means is provided on a shaft portion of the first housing, and includes a first holding member having a convex portion or a concave portion interlocking with the rotation of the first housing, and a shaft portion of the second housing. A connecting portion that is provided and interlocked with the second housing; and a second holding member that is loosely fitted to the connecting portion and has a concave portion or a convex portion that can be engaged with the convex portion or the concave portion of the first holding member; Consists of
When the second casing is opened, the second holding member is also rotated by the rotation of the connecting portion, and the concave portion or the convex portion of the second holding member is the convex portion of the first holding member or The second holding member is engaged with the concave portion, and the second holding member is rotated by the gap with the connecting portion by the urging force at the time of the engagement, and collides with the connecting portion. Is 40 μm or more.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The form of the Example of this invention is demonstrated based on figures. FIG. 1 is a perspective view showing a main part of a foldable mobile phone device according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view in which the casing (1) of the receiver and the casing (2) of the transmitter in FIG. 1 are separated.
[0007]
In FIG. 2, the numbers (1) to (5) indicate the order of assembly steps. First, the same transmission rings (3) and (3) are inserted into the left and right bearings (1a) and (1b) of the casing (1) of the receiver ((1) and (2) in FIG. 2). The material of the left and right bearings (1a) (1b) of the housing (1) of the receiving unit is plastic (mixed of nylon and ABS resin), and the material of the transmission ring (3) is metal (aluminum). The fitting shape is a shape obtained by cutting a circle along parallel lines, and transmits the rotation to each other. This fitting gap is designed to be as small as possible.
Next, the left and right bearing portions (1a) and (1b) of the receiver housing (1) are aligned with the left and right bearing portions (2a) and (2b) of the transmitter housing (2) (▲ in FIG. 2). 3 ▼). Then, the same shafts (4) and (4) having a click function are inserted from the left and right bearing portions (2a) and (2b) of the casing (2) of the transmitting portion ((4) and (5) in FIG. 2). ▼).
[0008]
Next, the shaft (4) will be described. 3 and 4 are exploded perspective views of the shaft (4), and the viewpoints are different from each other. FIG. 5 is a sectional view of the shaft (4) in the assembled state. A perspective view of the assembled shaft (4) is shown on the right side of FIG.
[0009]
The cabinet (41) of the shaft (4) has a metal shaft (411). The inner coil spring (42), the outer coil spring (43), the convex ring (44), the concave ring (45), the retaining ring (46), and the washer (47) are inserted into the shaft (411) in this order. . Then, as shown in FIG. 5, the tip of the shaft (411) is prevented from being detached by caulking.
[0010]
As shown in FIG. 5, the inner coil spring (42) is inserted inside the outer spring (43). The inner coil spring (42) and the outer coil spring (43) urge the convex ring (44) in the direction of the concave ring (45), and always press the convex ring (44) against the concave ring (45).
[0011]
Part of the convex portions (44a) (44a) of the convex ring (44) is slidably engaged with the notches (41a) (41a) of the cabinet (41). Thus, the convex ring (44) can slide in the axial direction against the bias of the inner coil spring (42) and the outer coil spring (43), and the convex ring (44) and the cabinet (41) Transmission of rotation to each other. The convex ring (44) is made of metal, and the notches (41a) and (41a) of the cabinet (41) engaged with the convex ring (44) are plastic. The rotational clearance in this engagement is designed to be as small as possible. Even if there is a slight gap, the winding directions of the inner coil spring (42) and the outer coil spring (43) are opposite to each other, and the rotation due to the expansion and contraction of the spring is offset, and the convex ring (44) rotates. It is difficult to do.
[0012]
The material of the concave ring (45) is metal and is pivotally supported so as to be rotatable relative to the convex ring (44). The concave ring (45) is a concave portion that fits into the convex portions (44a) (44a) of the convex ring (44) when the concave ring (45) and the convex ring (44) are relatively at a predetermined angle. (45a) (45a). This fitting will be described later in detail.
[0013]
The retaining ring (46) has a groove (46a) into which an E-shaped retaining ring (5 in FIG. 5) for preventing the shaft (4) from coming off.
[0014]
In (4) and (5) in FIG. 2, when the shafts (4) and (4) are inserted from the left and right bearing portions (2a) and (2b) of the casing (2) of the transmitter portion, The left and right bearing portions (2a) (2b) of the housing (2) of the portion and the cabinets (41) (41) of the shafts (4) and (4) are fitted. The material of the bearing portions (1a) and (1b) is plastic (mixed of nylon and ABS resin), and the fitting portion of the cabinet (41) is also plastic (ABS resin). The fitting is press fit and there is no gap.
[0015]
When the shafts (4) and (4) are inserted, the concave ring (45) of the shaft (4) and the transmission ring (3) are fitted as shown in FIGS. This fitting has a gap of about 1.5 degrees (about 50 μm at a diameter of 4 mm) with respect to the rotation axis direction.
[0016]
When the shafts (4) and (4) are inserted, the left and right bearing portions (1a) and (1b) of the receiver housing (1) and the left and right bearing portions (2) of the transmitter housing (2) ( A retaining ring (5 in FIG. 5) is inserted into the shafts (4) and (4) passing through 2a and (2b).
[0017]
With the above-described configuration, the housing (1) of the receiver and the housing (2) of the transmitter are pivotally supported.
[0018]
Next, the click operation will be described.
[0019]
FIG. 8 is a diagram showing the shapes of the two convex portions (44a) and (44a) of the convex ring (44). FIG. 8A is a perspective view showing a cross section of the convex ring 44 cut along a circumference of a predetermined radius. FIG. 8B is a perspective view for easily explaining the perspective view of the cross section shown in FIG. FIG. 8C is a plan view of a developed cross section.
[0020]
The two convex portions (44a) and (44a) of the convex ring (44) are point-symmetric with respect to the rotation axis. As shown in FIG. 8, the rising edges (44b) and (44b) of the convex portions (44a) and (44a) are inclined.
[0021]
FIG. 9 is a view showing the shapes of the two concave portions (45a) and (45a) of the concave ring (45). FIG. 9A is a perspective view showing a cross section of the concave ring 45 with a predetermined radius. FIG. 9B is a perspective view for easily explaining the perspective view of the cross section shown in FIG. FIG. 9C is a plan view of a developed cross section.
[0022]
The concave portions (45a) and (45a) of the concave ring (45) are shaped to fit with the two convex portions (44a) and (44a) of the convex ring (44). Accordingly, the rises (45b) and (45b) of the recesses (45a) and (45a) are inclined.
[0023]
FIG. 10 is a diagram showing a click operation. 10 (a) to 10 (f), left views are developed views showing the fitting state of the concave ring (45) and the convex ring (44) (see FIG. 8 and FIG. 9 for the developed views). The right figure is a figure which shows the fitting state of the concave ring (45) of a shaft (4), and a transmission ring (3). Although not shown in the left diagram of FIG. 10, as shown in FIG. 5, the inner coil spring (42) and the outer coil spring (43) always press the convex ring (44) against the concave ring (45).
[0024]
FIG. 10A shows an initial state in which the casing (1) of the receiver and the casing (2) of the transmitter are closed. In the initial state, the concave portion (45a) of the concave ring (45) is completely fitted into the convex portion (44a) of the convex ring (44). At this time, the gaps between the concave ring (45) and the transmission ring (3) are equal left and right.
[0025]
(B) is a figure which shows the state of the opening start. For example, if the user holds the casing (2) of the transmitter with the left hand and starts to open the casing (1) of the receiver with the right hand, the casing (1) of the receiver is rotated. Then, the transmission ring (3) rotates ((1) in FIG. 10B). As a result, the gap between the transmission ring (3) and the concave ring (45) that are even on the left and right moves in the rotational direction of the transmission ring (3), and the transmission ring (3) eventually rotates the concave ring (45). ((2) in the right figure of (b)). When the concave ring (45) rotates, that is, when the concave ring (45) moves to the right in the left figure of (b), the rising (45b) in which the concave ring (45) and the convex ring (44) are inclined. The convex ring (44) moves downward against the bias of the inner coil spring (42) and the outer coil spring (43) by the component force of the (44b) portion ((3) in (b)).
[0026]
As shown in (c), the convex ring (44) is used until the contact of the inclined surface is completed, that is, the concave portion (45a) of the concave ring (45) is more than the convex portion (44a) of the convex ring (44). Move down until you leave.
[0027]
As shown in (d), the housing (1) of the receiver unit is moved to a position just before the other concave portion (45a) of the concave ring (45) starts to fit into the convex portion (44a) of the convex ring (44). be opened.
[0028]
(E) is a figure which shows the state which generate | occur | produces a clamp sound. When the casing (1) of the receiver is further opened from the state of (d), as shown in the left figure of (e), the other recess (45a) of the concave ring (45) is connected to the convex ring (44). The concave ring (45) that is inclined and the rising (45b) and (44b) of the convex ring (44) come into contact with each other (1) and (2) in (e). Then, in the left figure, the convex ring (44) is moved upward by the biasing of the inner coil spring (42) and the outer coil spring (43) ((1) in (e)), and the concave ring (45 ) Moves to the right (direction in which the housing (1) of the receiver is opened) ((2) in (e)).
[0029]
In the right figure, since the concave ring (45) rotates to the right, there is no gap between the transmission ring (3) and the concave ring (45) in the rotational direction, and the transmission ring (3) and the concave ring (45). Hits. This hit speed is due to the spring and is fast. Moreover, since both materials are metal, a sound is generated. The larger the gap, the louder the sound, but the larger the gap, the greater the backlash of holding by clicking.
Therefore, in the present invention, this gap is set to about 50 μm. When fitting between normal metals, the fitting gap on the design is made zero, the dimensional tolerance of the insert is +0 mm, -A (A is the processing accuracy of the allowable cost. For example, 0.02 mm), The dimensional tolerance of the object to be inserted is + B (B is an allowable cost processing accuracy. For example, 0.03 mm), and is set to −0 mm. The fitting gap produced by this designation is usually about 20 μm. The present invention generates a large click sound by having a gap larger than a normal fitting gap, and a fitting gap of 40 μm or more is preferable. In addition, the fact that both materials are made of metal not only generates a loud sound but also has an effect of improving durability due to a click impact.
[0030]
Then, as shown in (f), the inner coil spring (42) and the outer coil until the other concave portion (45a) of the concave ring (45) is completely fitted into the convex portion (44a) of the convex ring (44). The concave ring (45) is rotated by the urging of the spring (43), and the transmission ring (3) is rotated. The open state is maintained by the fitting of the concave ring (45) and the convex ring (44). That is, a click is given when the folding cellular phone device is opened.
[0031]
The click sound when the foldable mobile phone device is closed is also the same when the concave portion (45a) of the concave ring (45) and the convex portion (44a) of the convex ring (44) are fitted. Occurs.
[0032]
【The invention's effect】
As described above, the present invention can generate a large clicking sound by making the fitting gap of the fitting portion that abuts when clicked larger than usual, and by using both materials as metal. . Increasing the click sound makes it easier for the user to confirm the clicked state (holding state) of the foldable mobile phone device.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a main part of the present invention.
FIG. 2 is an exploded perspective view of FIG. 1;
FIG. 3 is a perspective view seen from one of the shafts.
FIG. 4 is a perspective view seen from the other side of the shaft.
FIG. 5 is a cross-sectional view of a shaft.
FIG. 6 is a perspective view (before fitting) showing fitting of a shaft and a transmission ring.
FIG. 7 is a perspective view (after fitting) showing fitting of a shaft and a transmission ring.
FIG. 8 is a view showing a cross section of a convex portion of a convex ring.
FIG. 9 is a view showing a cross section of a concave portion of a concave ring.
FIG. 10 is a diagram illustrating a click operation.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Case of receiving part 2 Case of receiving part 3 Power transmission ring 4 Shaft 42 Shaft inner coil spring 43 Shaft outer coil spring 44 Shaft convex ring 44a Shaft convex ring convex 44b Shaft convex ring convex Rise of shaft 45 Recess ring of shaft 45a Recess of shaft recess ring 45b Rise of recess of shaft recess ring 46 Retaining ring

Claims

互いに回動可能に軸支される第１，第２の筐体と、第１の筐体と第２の筐体を開いた状態で保持する保持手段とを有し、
前記保持手段は、第１の筐体の軸部分に設けられ、第１の筐体の回動に連動する凸部または凹部を有した第１保持部材と、第２の筐体の軸部分に設けられ、第２の筐体に連動する連結部と、該連結部に遊嵌され、前記第１保持部材の凸部または凹部に係合可能な凹部または凸部を有した第２保持部材とからなり、第２の筐体を開いたとき、前記連結部の回動に押されて前記第２保持部材も回動し、該第２保持部材の凹部または凸部が前記第１保持部材の凸部または凹部に係合すると共に、該係合するときの付勢力により前記第２保持部材が前記連結部との隙間分だけ回動し、該連結部と衝突するようにしたものに於いて、前記隙間を４０μｍ以上にしたことを特徴とする折畳式携帯電話装置。First and second housings that are pivotally supported relative to each other, and holding means for holding the first and second housings in an open state,
The holding means is provided on a shaft portion of the first housing, and includes a first holding member having a convex portion or a concave portion interlocking with the rotation of the first housing, and a shaft portion of the second housing. A connecting portion that is provided and interlocked with the second housing; and a second holding member that is loosely fitted to the connecting portion and has a concave portion or a convex portion that can engage with the convex portion or the concave portion of the first holding member; When the second housing is opened, the second holding member is also rotated by the rotation of the connecting portion, and the concave portion or the convex portion of the second holding member is The second holding member is engaged with the convex portion or the concave portion, and the second holding member is rotated by the gap with the connecting portion by the urging force when the engaging portion is engaged, and collides with the connecting portion. The folding cellular phone device is characterized in that the gap is 40 μm or more.