JP4055234B2 - 固体電解質電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体電解質と正極活物質とを含有する正極膜と、固体電解質と負極活物質とを含有する負極膜と、それらの間に配された固体電解質を主体とする分離膜とを備える固体電解質電池に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、カメラ一体型ビデオテープレコーダ、携帯電話、携帯用コンピュータ等のポータブル電子機器が数多く登場し、その小型軽量化が図られている。そして、これらの電子機器のポータブル電源となる電池、特に二次電池についての研究が盛んに行われている。
【0003】
この二次電池の中でも、特に、リチウムイオン電池については、薄型電池や折り曲げ可能な電池として研究開発が活発に進められている。このような形状自在な電池の電解質としては、電解液を固体化してなる固体電解質が研究されている。具体的には、この固体電解質として、高分子材料にリチウム塩を溶かし込んだ高分子固体電解質や、膨潤溶媒を含んだゲル状の固体電解質(以下、ゲル状電解質と称する。)が挙げられる。
【0004】
このような高分子固体電解質やゲル状電解質を用いた電池40としては、例えば、図6に示すように、正極集電体41、正極膜42、固体電解質を主体とする分離膜43、負極膜44、負極集電体45がこの順で形成されたものがある。
【0005】
そして、この電池40の製造方法としては、米国特許第5456000号等にも示されるように、正極集電体41、正極膜42、分離膜43、負極膜44及び負極集電体45をこの順に重ね合わせて積層体とし、この積層体を微小な隙間をもって回転する2つのローラの間に通して、これらの各膜を相互に圧着することによって電池40を形成する隙間圧着方式が採られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この正極集電体41や負極集電体45は、金属箔を裁断して製造されるため、裁断面となる端部41a,45aにバリが生じやすい。
【0007】
しかしながら、上述の隙間圧着方式により製造される電池40は、両表面から厚み方向に向かって、つまり図中矢印X,Y方向から、各膜が圧着されるため、この圧着時に、正極集電体41や負極集電体45の端部41a,45aに図6に示すようなバリが生じていると、正極集電体41側のバリと負極集電体45側のバリとが互いに接触したり、正極集電体41側のバリが負極膜44に接触したり、或いは負極集電体45側のバリが正極膜42に接触してしまい、その結果、電気的短絡が生じてしまうことがある。また、この電池40では、圧着時に正極膜42の端部42aと負極膜44の端部44aとが接触してしまうこともあり、この場合にも電気的短絡が生じることがある。
【0008】
そこで、本発明は、従来の実情に鑑みて提案されたものであり、電気的短絡が効果的に極力抑えられて、生産上歩留まりが向上される固定電解質電池を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述した目的を達成するために完成された本発明に係る固体電解質電池は、正極膜上に固体電解質からなる第1の分離膜が積層されてなる第1の電極体と、負極膜上に固体電解質からなる第2の分離膜が積層されてなる第2の電極体と、第1の電極体及び第2の電極体を密閉する外装フィルムとを備えるものである。
【0010】
特に、本発明に係る固体電解質電池は、上記第1の電極体と第2の電極体とのいずれか一方の電極体の外形が、他方の電極体の外形よりも小さくなされるとともに、外形が小さい方の電極体が他方の電極体上の外周よりも内側に分離膜同士が互いに対向するように接合されており、外形が小さい方の電極体の分離膜の厚さが、他方の電極体の分離膜の厚さよりも薄くなされていることを特徴とするものである。
【0011】
すなわち、本発明に係る固体電解質電池は、外形の小さい方の電極体が他方の電極体の分離膜上の外周よりも内側に接合されることにより、外形の大きい方の電極体の分離膜面の外周部が露呈されるとともに、外形の大きい方の電極体の分離膜の膜厚が相対的に厚くなされている。
【0012】
これにより、本発明に係る固体電解質電池は、第1の電極体及び第2の電極体が隙間圧着方式等により互いに圧着されて製造される際や製品時に厚さ方向に力が加わって電極体がたわんだ際等に、外形が小さい方の電極体の一部にバリが生じていても、外形が大きい方の電極体の分離膜の厚みが厚くなされているので、この分離膜によりバリが電池内へ進入するのが効果的に遮断される。その結果、バリが当該他方の電極体の電極膜に接触するのが極力回避されて、電気的短絡の発生が防止される。
【0013】
また、本発明に係る固体電解質電池は、外形が大きい方の電極体の一部にバリが生じていても、他方の電極体の外形がより小さくなされているために、このバリが電池内に進入して当該他方の電極体の電極膜に接触するのが極力回避されて、結果的に電気的短絡の発生が防止される。
【0014】
したがって、本発明に係る固体電解質電池によれば、第1の電極体及び第2の電極体が互いに圧着される際や製品時に厚さ方向に力が加わってたわんだ際等に、第1の電極体や第2の電極体の一部にバリが生じていても、バリが電池内に進入して正極膜や負極膜に接触するのを極力回避することができ、電気的短絡の発生が効果的に防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明を適用した固体電解質電池を示す断面図である。
【0017】
本発明を適用した固体電解質電池1は、直方体状の電極積層体2が一対の直方体状の外装フィルム3により挟持されて密閉されてなる。この外装フィルム3は、例えば、アルミニウム箔等から形成される。
【0018】
電極積層体2は、正極集電体4上に正極膜5、固体電解質からなる正極側分離膜6が順次積層されてなる正極側電極積層体7と、負極集電体8上に負極膜9、固体電解質からなる負極側分離膜10が順次積層されてなる負極側電極積層体11とが、分離膜6,10同士が対向するように接合されてなる。
【0019】
この正極集電体4は、その一端部に正極端子12が接続されている。そして、正極端子12が外装フィルム3の周縁部一端である封口部3aにより挟み込まれている。また、負極集電体6にも、その一端部に負極端子13が接続されている。そして、負極端子13が外装フィルム3の周縁部他端である封口部3bにより挟み込まれている。
【0020】
図2は、本発明に用いられる電極積層体を拡大した断面図を示す。図3は、本発明に用いられる電極積層体を示す斜視図である。
【0021】
本発明に用いられる電極積層体2は、上述したように、正極集電体4、正極膜5及び正極側分離膜6からなる正極側電極積層体7と、負極集電体8、負極膜9及び負極側分離膜10とからなる負極側電極積層体11とを備える。ここで、正極側分離膜6と負側分離膜10とが互いに対向するように配されている。
【0022】
正極集電体4は、例えば、アルミニウム箔、ニッケル箔、ステンレス箔等の金属箔が使用される。また、負極集電体8は、例えば、銅箔、ニッケル箔、ステンレス箔等の金属箔が使用される。これらの金属箔は、多孔性金属箔とすることが好ましい。金属箔を多孔性金属箔とすることで、集電体と電極層との接着強度を高めることができる。このような多孔性金属箔としては、パンチングメタルやエキスパンドメタルの他、エッチング処理によって多数の開口部を形成した金属箔等を用いることができる。
【0023】
一方、正極膜4は、正極活物質と固体電解質とを含有する。
【0024】
正極活物質には、目的とする電池の種類に応じて金属酸化物、金属硫化物又は特定の高分子を用いることができる。
【0025】
例えば、リチウムイオン電池を構成する場合、正極活物質としては、TiS2、MoS2、NbSe2、V2O5等の金属硫化物あるいは酸化物を使用することができる。また、LixMO2(式中Mは、1種以上の遷移金属を表し、xは電池の充放電状態によって異なり、0.05以上、1.10以下である。)を主体とするリチウム複合酸化物等を使用することもできる。このリチウム複合酸化物を構成する遷移金属Mとしては、Co、Ni、Mn等が好ましい。このようなリチウム複合酸化物の具体例としては、LiCoO2、LiNiO2、LiNiyCo1-yO2(式中、0<y<1である。)、LiMn2O4等を挙げることができる。上述したようなリチウム複合酸化物は、高電圧を発生でき、エネルギー密度的に優れた正極活物質となる。なお、正極膜4には、これらの正極活物質の複数種をあわせて使用してもよい。また、以上のような正極活物質を使用して正極膜4を形成するには、公知の導電剤や結着剤を含有させても良い。
【0026】
また、負極膜9は、負極活物質と固体電解質とを含有する。
【0027】
負極活物質には、例えば、リチウムイオン電池を構成する場合、リチウムをドープ、脱ドープできる材料を使用することが好ましい。リチウムをドープ、脱ドープできる材料としては、難黒鉛化炭素系材料、黒鉛系炭素材料等がある。
【0028】
このような炭素系材料としては、具体的には、熱分解炭素類、コークス類、黒鉛類、ガラス状炭素繊維、有機高分子化合物焼成体、炭素繊維、活性炭等の炭素材料が挙げられる。上記コークス類としては、例えば、ピッチコークス、ニートルコークス、石油コークス等がある。また、上記有機高分子化合物焼成体とは、フェノール樹脂、フラン樹脂等を適当な温度で焼成し炭素化したものを示す。
【0029】
上述した炭素材料のほか、リチウムをドープ、脱ドープできる材料としては、例えば、ポリアセチレン、ポリピロール等の高分子やSn02等の酸化物が挙げられる。なお、負極膜9には、公知の結着剤を含有させてもよいし、公知の添加剤等を添加してもよい。
【0030】
正極側分離膜6及び負極側分離膜10は、電解質と高分子とを含有する固体電解質からなり、正極側電極積層体7と負極側電極積層体11とを分離する。
【0031】
この固体電解質電池1、詳しくは、正極膜5、負極膜9及び分離膜6,10に用いられる固体電解質としては、膨潤溶媒を含有するゲル状のもの(以下、ゲル状電解質と称する。)や高分子固体電解質がある。中でも、このゲル状電解質は、電解質と活物質との接触状態を改善することができる他、電池に可撓性を持たせることができるので有用である。
【0032】
ゲル状電解質は、電解質を含有する膨潤溶媒とマトリクス高分子とを含有する。上記膨潤溶媒としては、エステル類、エーテル類、炭酸エステル類等を、単独又は可塑剤の一成分として用いることができる。この膨潤溶媒の含有量は、ゲル状電解質の10重量%以上、80重量%以下とすることが好ましい。膨潤溶媒の含有量が80重量%より多ければイオン導電率は高いが、機械強度が不十分となる。膨潤溶媒の含有量が10重量%より少ないと機械強度は大きいが、イオン導電率が低くなってしまう。
【0033】
また、上記膨潤溶媒に含有される電解質としては、通常の電池電解液に用いられる電解質を使用することができる。具体的には、LiPF6、LiBF4、LiAsF6、LiClO4、LiCF3FO3、LiN(SO2CF3)2、LiC(SO2CF3)3、LiAlCl4、LiSiF6等のリチウム塩を挙げることができる。その中でも、特に、LiPF6、LiBF4が酸化安定性の点から望ましい。電解質の濃度は、膨潤溶媒に対して0.1mol/l以上、3.0mol/l以下で使用可能であるが、より好ましくは、0.5mol/l以上、2.0mol/l以下とするのが良い。
【0034】
上記の膨潤溶媒をゲル化するマトリクス高分子としては、ゲル状電解質を構成するのに使用されている種々の高分子が使用できる。具体的には、ポリビニリデンフルオライドや、ビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロピレンとの共重合体等のフッ素系高分子、ポリエチレンオキサイドや、ポリエチレンオキサイド架橋体等のエーテル系高分子、その他、メタクリレートエステル系高分子、アクリレート系高分子、ポリアクリロニトリル等を単独、又は混合して使用できる。その中でも特に、フッ素系高分子を用いることが望ましい。このフッ素系高分子を用いることで、酸化還元安定性を高めることができる。また、このマトリクス高分子は、ゲル状電解質の10重量%以上、50重量%以下の割合で含有させることが好ましい。
【0035】
なお、これらの固体電解質には、必要に応じて添加剤を添加しても良い。また、上述したように、本発明に用いられる固体電解質としては、上述のゲル状電解質の他に、以下に示す高分子固体電解質を用いても良い。
【0036】
高分子固体電解質は、リチウム塩とそれを溶解する高分子化合物からなる。この高分子化合物としては、例えば、ポリエチレンオキシドやその架橋体等のエーテル系高分子、ポリメタクリレート等のポリエステル系高分子、ポリアクリレート系等を単独、または混合して用いることができる。なお、このとき用いられるリチウム塩としては、ゲル状電解質に用いられる上述のリチウム塩を使用することができる。
【0037】
以上のような材料から形成される本発明を適用した固体電解質電池1は、図3に示すように、この電極積層体2において、正極側電極積層体7の外形が負極側電極積層体11の外形よりも小さくなされるとともに、正極側電極積層体7が分離膜6,10同士が対向するように負極側分離膜10上の外周よりも内側に接合されていることにより、負極側分離膜10の主面の外周部10aが露呈されている。しかも、本発明を適用した固体電解質電池1は、外形が小さい方の電極体の分離膜である正極側分離膜6の厚さが、負極側分離膜10の厚さよりも薄くなされている。
【0038】
このとき、正極側電極積層体7の外周は、負極側電極積層体11の外周11aより0.2mm〜5.0mm内側に後退して配されていることが好ましい。そして、これにより、負極側分離膜10は、その一主面の外周11aから0.2mm〜5.0mm幅の領域が露呈される。
【0039】
すなわち、正極側電極積層体7は、負極側電極積層体11の外周11aよりも0.2mm〜5.0mm小さい大きさとなるように作製される。そして、正極側電極積層体7が負極側電極積層体11上に接合される際において、正極側電極積層体7の長手方向の両端に形成される正極側電極積層体7と負極側電極積層体11との寸法差をそれぞれW1,W2とし、正極側電極積層体7の幅方向の両端に形成される正極側電極積層体7と負極側電極積層体11との寸法差をそれぞれW3,W4とすると、各寸法差W1,W2,W3,W4がそれぞれ0.2mm〜5.0mmとなるように、正極側電極積層体7が負極側電極積層体11上に接合される。
【0040】
言い換えれば、正極側電極積層体7は、長手方向及び幅方向の寸法が、負極側電極積層体11よりもそれぞれ0.4mm〜10.0mm小さくなされており、しかも、この正極側電極積層体7が負極側電極積層体11の外周11aより0.2mm〜5.0mm内側に位置するように接合されている。
【0041】
ここで、この正極側電極積層体と負極側電極積層体との長手方向及び/又は幅方向の寸法差、言い換えれば長手方向の寸法差(W1+W2)及び/又は幅方向の寸法差(W3+W4)が10.0mmより大きいと、小さい方の電極積層体が他方の電極積層体に対して相対的に小さくなりすぎるため、充放電容量が低下してしまう。また、正極側電極積層体と負極側電極積層体との寸法差W1,W2,W3,W4の少なくとも何れかが0.2mmより小さいと、後述するような正極集電体や負極集電体にバリが生じている場合の電気的短絡を防止する効果が生じにくい。
【0042】
また、上述したように、本発明を適用した固体電解質電池1では、正極側分離膜6の膜厚をt1とし、負極側分離膜10の膜厚をt2とすると、t1≦t2である。特に、1.5≦t2/t1≦100であることが好ましい。しかも、このとき、正極側分離膜6の膜厚t1が1μm以上、100μm以下であることが好ましく、より好ましくは5μm以上、20μm以下であると良い。ここで、t2/t1が1.5より小さすぎたり、t1が1μmより小さすぎると、後述するバリ進入を防止して電気的短絡を防ぐ効果が著しく現れない。また、t2/t1が大きすぎたり、t1が100μmより大きすぎると、分離膜自体の厚さが厚くなりすぎて、正極負極相互間の単位面積当たりの活物質移動量が低下してしまい、電池内の反応効率が低下する。
【0043】
図4は、固体電解質電池1が隙間圧着方式によって圧着されて製造される様子を示す断面図である。
【0044】
このように、本発明を適用した固体電解質電池1では、正極側電極積層体7の外形が負極側電極積層体11の外形よりも小さくなされるとともに、正極側電極積層体7が負極側電極積層体11上の外周よりも内側に接合されるので、負極側分離膜10の主面上の外周部10aが露呈される。しかも、この固体電解質電非1では、正極側分離膜6の厚みが負極側分離膜10の厚みよりも薄くなされる。
【0045】
これにより、本発明を適用した固体電解質電池1は、図4に示すように、両表面から厚み方向に向かって、つまり図中A,B方向から隙間圧着方式により圧着されて電極積層体2が製造される際や製品時に厚み方向に力が加わって電極積層体2がたわんだ際等に、例えば正極集電体4の一端部4aにバリが生じている場合でも、負極側分離膜10の外周部10aが露呈しており、この負極側分離膜10の膜厚が十分厚くなされているために、負極側分離膜10aにより正極周電体4上のバリが電池内への進入するのを極力遮断することができる。その結果、正極周電体4上のバリが負極膜9に接触するのが極力防がれて、電気的短絡を極力回避することができる。
【0046】
すなわち、本発明を適用した固体電解質電池1は、膜厚が相対的に厚くなされた負極側分離膜10により正極集電体4の一端部4aに生じたバリが負極膜9に接触することが回避されて、結果的に、電気的短絡の発生を極力抑えることができる。
【0047】
また、本発明を適用した固体電解質電池1では、負極集電体8の一端部8aにバリが生じている場合においても、負極側電極積層体11の方が正極側電極積層体7よりも大きいため、負極集電体8に生じたバリが正極膜5に達することが効果的に回避される。その結果、本発明を適用した固体電解質電池1は、負極集電体8にバリが生じていても同様に電気的短絡を防ぐことが可能である。
【0048】
一方、図5に、正極側電極積層体17の外形が負極側電極積層体18の外形よりも小さくなされているとともに、負極側分離膜16の厚みの方が正極側分離膜15の厚さよりも薄くなされた固体電解質電池20の断面図を示す。
【0049】
この固体電解質電池20では、隙間圧着方式により電極積層体17,18が圧着されて製造される際や製品として出荷された後に厚み方向に力が加わってたわんだりした際等に、図5に示すように、正極集電体4の一端部4aにバリが生じていると、負極側分離膜16の厚みが薄いために、正極集電体4のバリが負極側分離膜16を突き破って負極膜9に達してしまい、電気的短絡を生じる危険性がある。
【0050】
以上説明したように、本発明を適用した固体電解質電池は、正極側電極積層体と負極側電極積層体のいずれかの一方が他方よりも外形が小さくなされるとともに、外形が小さい方の電極体が互いに分離膜が対向するように他方の電極体上の外周よりも内側に接合されており、しかも、外形が小さい方の電極体の分離膜の厚さが、他方の電極体の分離膜の厚さよりも薄くなされている。
【0051】
したがって、本発明を適用した固体電解質電池によれば、正極側電極積層体及び負極側電極積層体の圧着時や製品として出荷した後に厚さ方向の力が加わって電極積層体がたわんだ際等に、正極集電体や負極集電体にバリが生じていても、バリが電池内に進入して正極膜や負極膜に達するのを極力防ぐことができて、電気的短絡の発生を効果的に回避することができる。その結果、本発明を適用した固体電解質電池によれば、生産上の歩留まりの向上を図ることが可能となり、生産性を向上することができる。
【0052】
なお、もちろん、本発明を適用した固体電解質電池としては、図1、図2及び図3に示すように正極側電極積層体7の外形を負極側電極積層体11の外形よりも小さくしたものに限らず、負極側電極積層体の外形を正極側電極積層体の外形よりも小さくし、且つ負極側分離膜の膜厚を正極側分離膜の膜厚よりも小さくしたものであっても良い。
【0053】
すなわち、本発明を適用した固体電解質電池では、正極側電極積層体と負極側電極積層体の外形を互いに異なるものとし、且つ、外形の小さい方の分離膜の膜厚を他方の分離膜の膜厚よりも薄くすれば良い。なお、電極層の材料のコストを考慮すると、正極膜の構成材料の方が負極膜の構成材料よりも高いため、実用上では図1、図2及び図3に示すように、正極側電極積層体の外形を負極側電極積層体の外形よりも小さくなるように形成した方が好ましい。
【0054】
なお、本発明を適用した固体電解質電池1として、薄型電池を取り挙げたが、本発明を適用した固体電解質電池はこれに限られるものではなく、角型、コイン型、ボタン型等の種々の形状に適用することが可能である。但し、特に、本発明を適用した固体電解質電池は、正極集電体や負極集電体に生じたバリにより電気的短絡が起こりやすいといった欠点の顕著な薄型電池に適用することがより効果的である。
【0055】
つぎに、以上のように構成される固体電解質電池の製造方法について説明する。
【0056】
先ず、アルミ二ウム箔等の金属箔を所望の形状に裁断して正極集電体4を作製し、この正極集電体4上に正極塗料を塗布して、正極膜5を形成する。このとき、正極塗料は、正極活物質と、電解質を含有する膨潤溶媒と、マトリクス高分子とを溶媒に分散させて作製される。
【0057】
次に、この正極膜5上に分離膜塗料を塗布して正極側分離膜6を形成し、正極側電極積層体7が作製される。このとき、分離膜塗料は、電解質を含有する膨潤溶媒とマトリクス高分子とを溶媒に分散させて作製される。
【0058】
また、同様にして、先ず、銅箔等の金属箔を所望の形状に裁断して負極集電体8を作製し、この負極集電体8上に負極塗料を塗布して、負極膜9を形成する。このとき、負極塗料は、負極活物質と、電解質を含有する膨潤溶媒と、マトリクス高分子とを溶媒に分散させて作製される。
【0059】
次に、同様にして、この負極膜9上に分離膜塗料を塗布して、負極側分離膜10を形成し、負極側電極積層体11が作製される。このとき、負極側分離膜10は、正極側分離膜6と同様な分離膜塗料を用いれば良い。
【0060】
そして、このように作製された正極側電極積層体7を所定の大きさに裁断するとともに、負極側電極積層体11をこの所定の大きさに裁断された正極側電極積層体7よりも外形が大きい所定の大きさに裁断する。
【0061】
次いで、これら負極側電極積層体11と正極側電極積層体7との分離膜同士を対向させて、電極積層体7,11が互いに上記所定の位置に接合し合うように重ね合わせて、これら電極積層体7,11を90℃に加熱したローラー間を通して加熱プレスにより張り合わせて、電極積層体2を形成する。
【0062】
最終的に、正極集電体4の一端及び負極集電体8の一端に短冊状のニッケル箔をそれぞれ接着させてリード線とし、真空アルミパックにより電極積層体2を封入し、固体電解質電池1を得る。
【0063】
【実施例】
以下、本発明の具体的な実施例について実験結果に基づいて説明する。ここでは、正極側及び負極側分離膜の膜厚が電池の特性に及ぼす影響を評価するために、以下に示すようなリチウム2次電池を作製した。
【0064】
実施例
先ず、厚さ20μmのアルミニウム箔からなる正極集電体を用意した。
【0065】
次に、LiCoO2を16重量部と、黒鉛を1重量部と、ビニリデンフルオライド及びヘキサフルオロプロピレンの共重合体を2重量部と、炭酸エチレンを3重量部と、炭酸プロピレンを2重量部と、LiPF4を1重量部と、テトラヒドロフランを75重量部とを混合して正極塗料を作製した。
【0066】
そして、正極集電体上にこの正極塗料を塗布し、室温で3時間静置乾燥して、乾燥後の厚みが200μmの正極膜を形成した。
【0067】
次に、ビニリデンフルオライド及びヘキサフルオロプロピレンの共重合体を10重量部と、炭酸エチレンを11重量部と、炭酸プロピレンを12重量部と、LiPF6を2重量部と、テトラヒドロフランを65重量部とを混合して分離膜塗料を作製した。
【0068】
そして、正極膜上にこの分離膜塗料を塗布して、室温で3時間静置乾燥して、乾燥後の厚みが10μmの正極側分離膜を形成した。
【0069】
また、同様にして、先ず、厚さ10μmの銅箔からなる負極集電体を用意した。
【0070】
次に、黒鉛を20重量部と、ビニリデンフルオライド及びヘキサフルオロプロピレンの共重合体を4重量部と、炭酸エチレンを4重量部と、炭酸プロピレンを5重量部と、LiPF6を2重量部と、テトラヒドロフランを65重量部とを混合して負極塗料を作製した。
【0071】
そして、負極集電体上にこの負極塗料を塗布し、室温で3時間静置乾燥して、乾燥後の膜厚が100μmの負極膜を作製した。
【0072】
次に、ビニリデンフルオライド及びヘキサフルオロプロピレンの共重合体を10重量部と、炭酸エチレンを11重量部と、炭酸プロピレンを12重量部と、LiPF6を2重量部と、テトラヒドロフランを65重量部とを混合して分離膜塗料を作製した。
【0073】
そして、負極膜上にこの分離膜塗料を塗布して、室温で3時間静置乾燥して、乾燥後の膜厚が90μmの負極側分離膜を形成した。
【0074】
次に、以上のように得られた正極側電極積層体を所定の大きさに裁断するとともに、裁断された正極側電極積層体よりも長手方向及び幅方向のそれぞれについて2mm大きくなるように負極側電極積層体を裁断した。
【0075】
次に、このように裁断した正極側及び負極側電極積層体をそれぞれの分離膜が対向するように重ね合わせた。このとき、負極側電極積層体の外周から1mm幅の外周部が露呈するように、正極側電極積層体及び負極側電極積層体を重ね合わせた。
【0076】
そして、この重ね合わせた正極側及び負極側電極積層体を90℃に加熱したローラー間に通して加熱プレスすることにより、電極積層体を作製した。
【0077】
次に、正極集電体及び負極集電体のそれぞれ一端部に短冊状のニッケル箔を接着してリード線とした。
【0078】
最終的に、この電極積層体を真空アルミパックによって封入することにより、電池パックを作製した。
【0079】
<電池の充放電特性の評価>
このような電池パックを20個作製して、それぞれの電池パックについて充放電した。すると、これら20個の電池のうち、充放電容量がほぼ設計通りになったものが13個、設計よりも充電容量が大きく放電容量が小さくなったものが3個、充電できなかったものが4個あった。ここで、設計よりも充電容量が大きく放電容量が小さくなった電池は、充放電効率が低い電池といえる。また、充電できなかった電池は、電池内部で電気的短絡が生じた電池といえる。
【0080】
比較例
乾燥後の塗膜の厚さが正極膜200μm、正極側分離膜90μm、負極膜100μm、負極側分離膜10μmとなるように塗布を行った以外は、実施例1と同様にして電池パックを作製した。
【0081】
<電池の充放電特性の評価>
このような電池パックを15個作製して、それぞれの電池パックについて充放電した。すると、これら15個の電池のうち、充放電容量がほぼ設計通りになったものが8個、設計よりも充電容量が大きく放電容量が小さくなったものが2個、充電できなかったものが5個あった。ここで、設計よりも充電容量が大きく放電容量が小さくなった電池は、充放電効率が低い電池といえる。また、充電できなかった電池は、電池内部で電気的短絡が生じた電池といえる。
【0082】
以上の実験結果から、本発明を適用した固体電解質電池は、正極側電極積層体の外形が負極側電極積層体の外形よりも小さくなされているとともに、正極側分離膜の膜厚が負極側分離膜の膜厚よりも薄くなされていることにより、充放電効率が向上し、電気的短絡がより抑えられた高信頼性の得られた電池となる。
【0083】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係る固体電解質電池によれば、第1の電極体及び第2の電極体が互いに圧着される際や製品時に厚さ方向に力が加わってたわんだ際等に、第1の電極体や第2の電極体の一部にバリが生じていても、バリが電池内に進入して正極膜や負極膜に接触するのを極力回避することができ、電気的短絡の発生が効果的に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した固体電解質電池の一例を示す断面図である。
【図2】本発明を適用した固体電解質電池に用いられる電極積層体の長手方向における断面図である。
【図3】本発明を適用した固体電解質電池に用いられる電極積層体を示す斜視図である。
【図4】本発明を適用した固体電解質電池1が隙間圧着方式によって圧着されて製造される様子を示す断面図である。
【図5】正極側電極積層体の大きさが負極側電極積層体の大きさよりも小さくなされているとともに、負極側分離膜の厚みの方が正極側分離膜の厚さよりも薄くなされた固体電解質電池の断面図を示す。
【図6】従来の固体電解質電池の一例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 固体電解質電池、 2 電極積層体、 3 外装フィルム、 4 正極集電体、 5 正極膜、 6 正極側分離膜、 7 正極側電極積層体、 8 負極集電体、 9 負極膜、 10 負極側分離膜、 11 負極側電極積層体
Claims (4)
- 正極膜上に固体電解質からなる第1の分離膜が積層されてなる第1の電極体と、
負極膜上に固体電解質からなる第2の分離膜が積層されてなる第2の電極体と、
上記第1の電極体及び第2の電極体とを密閉する外装フィルムとを備え、
上記第1の電極体と第2の電極体とのいずれか一方の電極体の外形が、他方の電極体の外形よりも小さくなされるとともに、外形が小さい方の電極体が他方の電極体上の外周よりも内側に分離膜同士が互いに対向するように接合されており、上記外形が小さい方の電極体の分離膜の厚さが、上記他方の電極体の分離膜の厚さよりも薄くなされていることを特徴とする固体電解質電池。 - 上記固体電解質がゲル状であることを特徴とする請求項1記載の固体電解質電池。
- 上記第1の電極体及び第2の電極体のうちの外形が小さい方の電極体の分離膜の厚さをt1とし、他方の電極体の分離膜の厚さをt2とすると、1.5≦t2/t1≦100であり、且つ1≦t1≦100[μm]であることを特徴とする請求項1記載の固体電解質電池。
- 上記第1の電極体及び第2の電極体のうちの外形が小さい方の電極体の外周が、他方の電極体の外周よりも0.2mm〜5.0mm内側に位置することを特徴とする請求項1記載の固体電解質電池。
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