JP4054458B2 - シート状搬送物の積み重ね装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シート状搬送物を順次所定枚数だけ積み重ねて積層状とするシート状搬送物の積み重ね装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ベルトコンベヤにて、シート状搬送物を搬送しつつ、作業者が手作業で、それらを、あまりずれることなく所定枚数ずつ積み重ねることは行われている。
【0003】
ところで、搬送物が、例えば非常に軟らかいシート状の求肥等のシート状の菓子類の場合は、軟らかすぎるため、手で持つことができず、硬いプレート材で下側から支持して積み重ねているのが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、そのようにシート状搬送物をあまりずれることなくて作業で積み重ねることは、熟練を要し、かなり困難な作業となっていた。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、シート状搬送物を自動的に積み重ねることが可能であるシート状搬送物の積み重ね装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、シート状搬送物を順次所定枚数だけ積み重ねて積層状とするシート状搬送物の積み重ね装置であって、前記搬送物を一定の搬送間隔で搬送する送り込みベルトコンベヤと、該送り込みベルトコンベヤの下流側端部の下方に配置され前記搬送物を受け取る部分を有する受け取りベルトコンベヤと、
前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤへの前記搬送物の移乗を検出する搬送物検出センサと、該搬送物検出センサよりの信号を受け、前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記送り込みベルトコンベヤの下流側端部付近を、前記受け取りベルトコンベヤ上で、搬送方向において部分的に進退動させる端部移動手段と、前記受け取りベルトコンベヤの搬送物を受け取る部分を、前記搬送物の積層枚数に応じて段階的に昇降する昇降手段とを備えるものであり、前記送り込みベルトコンベヤは、前記搬送物を一定の搬送間隔で搬送する第1のコンベヤと、該第1のコンベヤの下流端部の下方に配置され前記第1のコンベヤより前記搬送物を受け取り前記受け取りベルトコンベヤに前記搬送物を移乗する第2のコンベヤとを有し、前記端部移動手段は、前記第1のコンベヤから第2のコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記第1のコンベヤから前記第2のコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは、前記第2のコンベヤの下流端部を前記第1のコンベヤに対し搬送方向に移動させ、さらに、その移乗終了後前記搬送物が前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤ上に移乗する際に、前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは前記第1のコンベヤに対し搬送方向と逆方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向に前記第2のコンベヤの下流端部を移動させるものであるものである。
【0007】
請求項1の発明によれば、前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、それが搬送物検出センサにて検出されると、端部移動手段によって、受け取りベルトコンベヤ上で、送り込みベルトコンベヤの下流側端部を搬送方向において部分的に進退動させることで、送り込みベルトコンベヤより受け取りコンベヤ上に、同一位置を移乗開始点としてシート状搬送物を移乗させることが繰り返され、熟練者が手で持って置く場合と同様に前記搬送物に無理な力を作用させることなく、シート状搬送物が順次上側に積み重ねられていく。また、この積み重ね動作中において、受け取りベルトコンベヤの搬送物を受け取る部分が、前記搬送物の積層枚数に応じて段階的に昇降されることで、送り込みベルトコンベヤと受け取りベルトコンベヤとの高低差を、シート状搬送物に対してあまり大きくならないようにされ、その結果送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤ上に搬送物が移乗する際の衝撃が大きくならず、搬送物を損なうことがない。
また、前記第1のコンベヤから第2のコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記第1のコンベヤから前記第2のコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは、前記第2のコンベヤの下流端部を前記第1のコンベヤに対し搬送方向に移動させ、シート状搬送物の端部が折れ曲がった状態で移乗するのが回避される。それから、その移乗終了後、前記搬送物、が前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤ上に移乗する際に、前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは前記第1のコンベヤに対し搬送方向と逆方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向に、前記第2のコンベヤの下流端部を移動させる。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1のシート状搬送物の積み重ね装置において、前記端部移動手段が、前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記送り込みベルトコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは搬送方向と逆方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向に、前記送り込みコンベヤの下流端部を移動させるものである。
【0009】
請求項2の発明によれば、送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、端部移動手段によって、まず、前記送り込みベルトコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までの間は、前記送り込みコンベヤの下流端部を搬送方向とは逆方向に移動させる(即ち後退させる)ことで、シート状搬送物に無理な力を作用させることなく、送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤ上に移乗させる。それから、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは、前記送り込みベルトコンベヤの下流端部を搬送方向に移動させる(即ち前進させる)。このとき、あたかも送り込みベルコンベヤの下流端部が伸びるように変化することになるので、次の搬送物は下流端に対してはあたかも後退している状態となり、前記移乗が次の搬送物に影響を与えることはない。
【0010】
請求項3の発明は、請求項1又は2のシート状搬送物の積み重ね装置において、前記送り込みベルトコンベヤが、下流端部付近のコンベヤベルトの下側に位置しベルト折り返し点を構成するベルト受け部材を有し、該ベルト受け部材が搬送方向において進退動することで前記下流端部が部分的に移動可能である浮動式に構成されるとともに、前記ベルト受け部材と一体に移動可能に支持される第1のアイドルプーリと、定位置に回転可能に支承される第2のアイドルプーリとを有し、前記下流端部の部分的移動によって生ずるコンベヤベルトのたわみを吸収するたわみ吸収手段を備えるものである。
【0011】
請求項3の発明によれば、送り込みベルトコンベヤの下流端部付近のコンベヤベルトの下側にベルト折り返し点を構成するベルト受け部材が設けられていることから、このベルト受け部材を搬送方向において移動させることで、送り込みベルトコンベヤの下流端部付近が部分的に進退動し、あたかも部分的に伸びたり縮んだりするように変化する。また、この変化により生ずるコンベヤベルトのたわみの変化は、第1及び第2のアイドルプーリを有するたわみ吸収手段によって吸収されることとなり、搬送物の搬送には影響がない。
【0012】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかのシート状搬送物の積み重ね装置において、前記端部移動手段が、送り込みベルトコンベヤから搬送物を受け取る際に、前記送り込みベルトコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは搬送方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向とは逆方向に、少なくとも前記受け取りベルトコンベヤの搬送物を受け取る部分が移動するものである。
【0013】
請求項4の発明によれば、前記受け取りベルトコンベヤが、送り込みベルトコンベヤから搬送物を受け取る際に、前記送り込みベルトコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは搬送方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向とは逆方向に少なくとも前記受け取りベルトコンベヤの搬送物を受け取る部分がすることで、シート状搬送物の先端部が搬送方向に水平となるように案内され、前記先端部が下方に折れ曲がった状態で積み重ねられるのが回避され、整然と積み重ねられる。
【0014】
請求項5の発明は、シート状搬送物を順次所定枚数だけ積み重ねて積層状とするシート状搬送物の積み重ね装置であって、前記搬送物を一定の搬送間隔で搬送する送り込みベルトコンベヤと、該送り込みベルトコンベヤの下流側端部の下方に、前記積層される搬送物の枚数に応じた間隔を存して配置され前記搬送物を受け取る部分を有する受け取りベルトコンベヤと、前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤへの前記搬送物の移乗を検出する搬送物検出センサと、該搬送物検出センサよりの信号を受け、前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記送り込みベルトコンベヤの下流側端部を、前記受け取りベルトコンベヤ上で、搬送方向において部分的に進退動させる端部移動手段とを備えるものであり、前記送り込みベルトコンベヤは、前記搬送物を一定の搬送間隔で搬送する第1のコンベヤと、該第1のコンベヤの下流端部の下方に配置され前記第1のコンベヤより前記搬送物を受け取り前記受け取りベルトコンベヤに前記搬送物を移乗する第2のコンベヤとを有し、前記端部移動手段は、前記第1のコンベヤから第2のコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記第1のコンベヤから前記第2のコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは、前記第2のコンベヤの下流端部を前記第1のコンベヤに対し搬送方向に移動させ、さらに、その移乗終了後前記搬送物が前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤ上に移乗する際に、前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは前記第1のコンベヤに対し搬送方向と逆方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向に前記第2のコンベヤの下流端部を移動させるものである。
【0015】
請求項5の発明によれば、前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、受け取りベルトコンベヤ上で、搬送物を一定の搬送間隔で搬送する送り込みベルトコンベヤの下流側端部を搬送方向において進退動させることで、前記送り込みベルトコンベヤの下流側端部付近を部分的に移動させ、請求項1の発明の場合と同様に、搬送物に無理な力を作用させることなく、規則正しく積み重ねられる。
また、請求項1の発明と同様に、前記第1のコンベヤから第2のコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記第1のコンベヤから前記第2のコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは、前記第2のコンベヤの下流端部を前記第1のコンベヤに対し搬送方向に移動させ、シート状搬送物の端部が折れ曲がった状態で移乗するのが回避される。それから、その移乗終了後、前記搬送物、が前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤ上に移乗する際に、前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは前記第1のコンベヤに対し搬送方向と逆方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向に、前記第2のコンベヤの下流端部を移動させる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】
図1は本発明に係るシート状搬送物の積み重ね装置の概略構成を示す図である。尚、本実施の形態における搬送物は、非常に軟らかいシート状の求肥(以下シート状菓子類という)である。
【0020】
図1において、1は搬送装置で、シート状菓子類W(図2参照)の搬送方向の上流側から、第1、第2、第3及び第4のベルトコンベヤ11,12,13,14が順に配設され、それらの間でシート状菓子類Wが順に受け渡されて搬送されるようになっている。そして、第1及び第2のベルトコンベヤ11,12によって本発明に係る搬送間隔調整装置15が、第3及び第4のベルトコンベヤ13,14によって積み重ね装置16がそれぞれ構成されている。搬送間隔調整装置15は、第1のベルトコンベヤ11にて一定の間隔でもって搬送されているシート状菓子類Wを、第2のベルトコンベヤ12に移乗させる際に、シート状菓子類Wの搬送間隔を広げるものである。積み重ね装置16は、第3のベルトコンベヤ13(送り込みコンベヤ)から第4のベルトコンベヤ14(受け取りコンベヤ)にシート状菓子類がわたされる際に、所定枚数だけ、同じ位置関係で順次上側に積み重ねるようになっている。
【0021】
前記第1〜第4のベルトコンベヤ11,12,13,14は、共に駆動モータ(図示せず)にて回転駆動される駆動プーリ17,18,19,20を備え、それぞれが独立して第1〜第4のコンベヤベルト21,22,23,24を回転駆動するようになっている。第1のベルトコンベヤ11は、第1の設定速度V1で回転駆動され、第2のベルトコンベヤ12は、第2の設定速度V2で回転駆動される。尚、本実施の形態では、第2の設定速度V2は第1の設定速度のほぼ2倍とされている。
【0022】
前記第1のベルトコンベヤ11は、それの上下流端部を構成する第1及び第2の端部部材31,32を有し、それらの間において第1のコンベヤベルト21の上面21aがシート状菓子類Wを搬送する搬送面を形成している。ここで、前記上下流端部をプーリではなく、端部部材で形成しているのは、シート状菓子類が巻き込まれないようにするために端部をシャープにするためであるが、搬送物の形状によっては、プーリを用いることができるのはいうまでもない。
【0023】
また、駆動プーリ17と第1の端部部材31との間には第1のアイドルプーリ33が設けられ、第2の端部部材32と駆動プーリ17との間には、第1のコンベヤベルト21を屈曲走行させる第2〜第4のアイドルプーリ34,35,36が設けられている。
【0024】
また、前記第2のベルトコンベヤ12も、第1のベルトコンベヤ11と基本的には同じレイアウトで、上下流端部を構成する第1及び第2の端部部材41,42のほかに、駆動プーリ18と第1の端部部材41との間には第1〜第3のアイドルプーリ43,44、45を有し、第2の端部部材42と駆動プーリ18との間には、第4及び第5のアイドルプーリ46,47を有する。前記第2のコンベヤベルト22の上面22aは、第1及び第2の端部部材41,42の間において、第1のコンベヤベルト21の搬送面(上面21a)に連続する搬送面となっており、上面21aよりも若干高さが低くなるように配置され、第1のベルトコンベヤ11の下流端部と第2のベルトコンベヤ12の上流端部との間に段差部Sが形成されている。
【0025】
また、第1のベルトコンベヤ11の下流端部を構成する第2の端部部材32と、第2のベルトコンベヤ12の上流端部を構成する第1の端部部材41とは、それぞれ、それらを先端部に支持する支持部材51,52を介して連結部材53,54に連結されている。そして、前記両連結部材53,54が、一定の長さを有する結合ロッド部材55にて相互に連結され、両端部部材32,41間の間隔が常時、両ベルトコンベヤ11,12間においてシート状菓子類のスムーズな搬送(受け渡し)を可能とする一定の間隔に保持されるように構成されている。
【0026】
尚、前記両支持部材51,52は、具体的には図示していないが、搬送方向において上下に配置されたガイドレール及びガイドロッドにスライド可能に係合している。
【0027】
そして、前記連結部材54には、連結ロッド部材56の一端部が回転可能に連結され、該連結ロッド部材56の他端部が第1の回転円盤57の外周部に回転可能に連結されている。よって、前記第1の回転円盤57が、図示しない駆動手段によって回転駆動されると、それに伴って、連結部材53,54従って支持部材51,52が前記ガイドレール及びガイドロッドに沿って移動し、端部部材32,41を搬送方向において移動させることになる。即ち、前記第1のベルトコンベヤ11の下流端部と第2のベルトコンベヤ12の上流端部とが、それらの間隔を一定に保持したまま、搬送方向において往復移動するようになる。
【0028】
また、第1のベルトコンベヤ11においては、第2のアイドルプーリ34が連結部材53に、第1、第3及び第4のアイドルプーリ33,35,36がフレーム2にそれぞれ回転可能に支承されている。一方、第2のベルトコンベヤ12においては、第1のアイドルプーリ43が連結部材54に、第2〜第5のアイドルプーリ44〜47がフレーム2に回転可能に支承されている。よって、連結部材53,54が一体となって移動する際に、端部部材32,41及びアイドルプーリ34,43も一緒に移動するように構成されている。これにより、前記端部部材32,41が移動することによるコンベヤベルト21,22の弛みや伸びが、前記両アイドルプーリ34,43が移動することによるコンベヤベルト21,22の形状の変化によって吸収されることになる。
【0029】
さらに、前記第1のベルトコンベヤ11の下流端部付近の上方には、シート状菓子類Wの通過を検知する搬送物検出センサ58が設けられおり、該搬送物検出センサ58よりシート状菓子類Wの通過が検出されると、第1のベルトコンベヤ11から第2のベルトコンベヤ12へのシート状菓子類の移乗の開始であると判定されるので、図示しない制御手段が、一定のタイミングでもって、第1の回転円盤57を回転駆動し、それによって連結部材53,54及び結合ロッド部材55を搬送方向において移動させ、第1のベルトコンベヤ11の下流端部付近と第2のベルトコンベヤ12の上流端部付近とを部分的に移動させ、シート状菓子類の移乗が行われ、搬送間隔が広げられるようになっている。
【0030】
前記第3のベルトコンベヤ13は、それの上下流端部を構成する第1及び第2の端部部材61,62を有し、それらの間において第3のコンベヤベルト23の上面23aが、第2のベルトコンベヤ12よりシート状菓子類Wを受け取り第4のベルトコンベヤ14まで搬送する搬送面を形成している。第1の端部部材61と駆動プーリ19との間には第1のアイドルプーリ63が、第2の端部部材62と駆動プーリ19との間にはコンベヤベルト23を屈曲走行させる第2〜第4のアイドルプーリ64,65,66がそれぞれ設けられている。
【0031】
第2の端部部材62は、上流側に位置する支持部材67に下流側が下側になるように傾斜状態で支持されている。前記第2の端部部材62と支持部材67とが、下流端部付近のコンベヤベルト23の下側に位置しベルト折り返し点を構成するベルト受け部材として機能している。
【0032】
前記支持部材67は、水平部67aと、該水平部67aの下流端部に連設され下方に延びる傾斜部67bと、前記水平部67aの上流端部に連設され第1のアイドルプーリ63を回転可能に支承するプーリ支承部67cを有し、前記傾斜部67bに第2の端部部材62が取り付け固定されている。また、前記支持部材67の水平部67aは、搬送方向にスライド可能に支持されている可動部材68に取り付けられている。なお、前記第3のベルトコンベヤ13は、シート状菓子類の移乗がスムーズになるように、下流端部が傾斜するように構成しているが、下流端部を水平状態にしても差し支えない。また、具体的に図示していないが、可動部材68は、搬送方向において上下に配置されたガイドレール及びガイドロッドにスライド可能に係合している。
【0033】
そして、前記可動部材68には、連結ロッド部材69の一端部が回転可能に連結され、該連結ロッド部材69の他端部が、搬送方向上流側に位置する第2の回転円盤70に回転可能に連結されている。よって、前記回転円盤70が、図示しない駆動手段によって回転駆動されると、それに伴って、可動部材68が搬送方向において移動すると、第3のベルトコンベヤ13の下流端部が部分的に移動することになる。よって、第3のベルトコンベヤ13は、ベルト受け部材(第2の端部部材62、支持部材67)が搬送方向に移動することで前記下流端部が部分的に移動可能である浮動式に構成されていることになる。尚、第2の端部部材62と第1のアイドルプーリ64とが共通の可動部材68に支持されていることから、前述した、たわみ吸収手段の場合と同様に、コンベヤベルト23の弛みや伸びが、第1のアイドルプーリ64付近において吸収されることになる。
【0034】
また、第4のベルトコンベヤ14は、それの上下流端部に位置する端部プーリ71及び端部部材72を有し、それらの間においてコンベヤベルト24の上面24aが、第3のベルトコンベヤ13よりシート状菓子類Wを受け取る搬送面を形成している。また、第1の端部プーリ71と駆動プーリ20との間には、第1及び第2のアイドルプーリ73,74が、端部部材72と駆動プーリ20との間には第3のアイドルプーリ75がそれぞれ配設されている。そして、第4のコンベヤベルト24のうち、第3のベルトコンベヤ13よりシート状菓子類Wを受け取る部分の下側には、昇降プレート81が設けられ、該昇降プレート81が、図示しない周知の昇降手段によって、積み重ねられるシート状菓子類Wの枚数に応じて昇降するようになっている。
【0035】
また、第3のベルトコンベヤ13の下流端部の上方には、シート状菓子類Wの通過を検知する搬送物検出センサ59が設けられおり、該搬送物検出センサ59よりシート状菓子類Wの通過が検出されると、第3のベルトコンベヤ13から第4のベルトコンベヤ14へシート状菓子類Wの移乗して積み重ねる動作の開始であると判定されるので、図示しない制御手段が、一定のタイミングでもって、第2の回転円盤70を回転駆動し、それによって可動部材68を搬送方向において進退動させることで、前記第3のベルトコンベヤ13の下流側端部付近を部分的に移動させ、第4のベルトコンベヤ14におけるシート状菓子類Wを受け取る部分(昇降プレート81の上側部分)にシート状菓子類Wを順に積み重ねるようになっている。このとき、前記部分は、昇降プレート81の昇降動作で、前記搬送物の積層枚数に応じて段階的に昇降するのに加えて、前記第4のベルトコンベヤ14は、第3のベルトコンベヤ13からシート状菓子類を受け取る際に、前記シート状菓子類を受け取る部分が搬送方向において進退動するようにコンベヤベルト24が走行するようになっている。
【0036】
続いて、上記第1〜4のベルトコンベヤ11〜14を用いた搬送動作について説明する。
(搬送間隔の調整動作)
まず、大きい菓子類のシートが必要な大きさに切断され、シート状菓子類となって、第1のベルトコンベヤ11によって、一定間隔を保持して、第1の設定速度V1で搬送される。
【0037】
そして、前記シート状菓子類が第1のベルトコンベヤ11の下流端部付近に達すると、搬送物検出センサ58よりシート状菓子類Wの通過が検出され、第1のベルトコンベヤ11から第2のベルトコンベヤ12へのシート状菓子類の移乗の開始であると判定されるので、図示しない制御手段が、一定のタイミングでもって、第1の回転円盤57の回転駆動を開始する。この第1の回転円盤57の回転駆動により、連結ロッド部材56を介して連結部材53,54及び結合ロッド部材55が搬送方向において第1のベルトコンベヤ11側に移動せしめられ、第1のベルトコンベヤ11の下流端部付近と第2のベルトコンベヤ12の上流端部付近とを部分的に一体的に移動させ、シート状菓子類の移乗が無理なくスムーズに行われる。
【0038】
具体的には、連結手段である連結部材53,54及び結合ロッド部材55の、第1のベルトコンベヤ11側への移動により、まず、前記第1のベルトコンベヤ11の下流端部及び第2のベルトコンベヤ12の上流端部が移動することになる。このとき、移動速度は、第2の設定速度と第1の設定速度との速度差にほぼ相当する速度(即ち第1の設定速度)であるので、第1及び第2のベルトコンベヤ11,12の接続部分において局所的にみると、第1のベルトコンベヤ11の下流端部は、連結部材53,54等の移動速度(第1の設定速度)でもって後退するように動作し、第2のベルトコンベヤ12の上流端部は、第2のベルトコンベヤ12の走行速度(第2の設定速度)が連結部材53,54等の移動速度(第1の設定速度)だけ減殺され、結果として第2のコンベヤベルト22があたかも第1の設定速度で回転しているように動作する。
【0039】
その結果、第1のベルトコンベヤ11から第2のベルトコンベヤ12に移乗しようとするシート状菓子類Wは、第1のベルトコンベヤ11の下流端部の後退により、端部から順に第1の設定速度でもって連続的に送り出され、あたかも第1の設定速度で回転している状態となっている第2のベルトコンベヤ12の上流端部によって受け取られることとなるので、シート状菓子類Wに無用な力が作用することなく移乗が行われる。移乗した後は、第2のベルトコンベヤ12の上流端部以外の部分は、第1の設定速度よりも速い第2の設定速度で第2のコンベヤベルト12が走行しているので、搬送間隔が広げられて搬送されることになり、次に続く積み重ねを行うのに必要な搬送間隔とされる。
【0040】
このように、シート状菓子類Wの搬送間隔が、第1のベルトコンベヤ11から第2のベルトコンベヤ12への移乗の際に広げられ、その状態のまま、第3のベルトコンベヤ13に移乗される。このとき、第2のベルトコンベヤ12と第3のベルトコンベヤ13とは同一速度で回転駆動されているため、第2のベルトコンベヤ12から第3のベルトコンベヤ13へのシート状菓子類の移乗は、乱れを生ずることなく行われる。
(積み重ね動作)
第3のベルトコンベヤ13にて搬送されているシート状菓子類Wは、下流端部付近において、それの進退動作により、第4ベルトコンベヤ14の受け取り部分上にシート状菓子類Wが順次所定枚数ずつ積み重ねられる。
【0041】
具体的には、前記シート状菓子類Wが第3のベルトコンベヤ13の下流端部付近に達すると、図2(a)(b)に示すように、搬送物検出センサ59(図1参照)よりシート状菓子類Wの通過が検出され、第4のベルトコンベヤ14へのシート状菓子類Wの積み重ねの開始であると判定されるので、図示しない制御手段が、一定のタイミングでもって、第2の回転円盤70を回転させ、可動部材68を搬送方向と逆方向に移動させる。即ち、第3のベルトコンベヤ13の下流端部(端部部材62)が一定の距離だけ後退する。それと共に、第4のベルトコンベヤ14のコンベヤベルト24も一定の距離だけ搬送方向に走行する。
【0042】
この第3のベルトコンベヤ13の下流端部の後退により、図3(a)(b)に示すように、第4のベルトコンベヤ14の受け取り部分上にシート状菓子類Wが置かれる。このとき、第4のベルトコンベヤ14のコンベヤベルト24も一定の距離だけ搬送方向に走行するようにされているので、シート状菓子類の最初に置かれる部分には搬送方向への力が作用し、コンベヤベルト24の搬送面に沿うように置かれ、前記部分が下方に折れ曲がってまるまるというようなことが起こらない。尚、前記第3のベルトコンベヤ13の下流端部と第4のコンベヤベルト24の移動距離の和がシート状菓子類の長さにほぼ相当する距離とすれば無駄な動きがなくなる。
【0043】
それから、その移乗終了後、次のシート状菓子類の移乗開始までは、第3のベルトコンベヤ13の下流端部付近は、前進し、あたかもベルコンベヤの下流端部が伸びるように変化することになるので、次のシート状菓子類は、部分的に下流端に対してはあたかも後退している状態となり、前記移乗が次のシート状菓子類に影響を与えることはない。
【0044】
このようにして第4のベルトコンベヤ14上にシート状菓子類が置かれた後、第3のベルトコンベヤ13の下流端部とコンベヤベルト24とが、逆方向に移動して、図4(a)(b)に示すように、初期位置(第3のベルトコンベヤ13の下流端部がシート状菓子類の端部に対向する位置)に戻るとともに、前記シート状菓子類の厚さに相当する距離だけ、図示しない昇降手段によって昇降プレート81が下降し、下流端部と第4のベルトコンベヤ14の上面との間隔が、前記シート状菓子類の厚さに相当する距離だけ広げられる。
【0045】
そして、同様な動作が繰り返され(図5(a)(b)参照)、シート状菓子類が必要枚数だけ積み重ねられる。積み重ねられた後は、第4のベルトコンベヤ14によって、一定の距離移動されて停止し、次の積み重ね動作が行われる。これが繰り返されて、所定枚数ずつ積み重ねられたものが、図示しない次の工程に順次搬送される(図6(a)(b)参照)。
【0046】
前記実施の形態においては、送り込みコンベヤを、第3のベルトコンベヤ13だけで構成しているが、搬送物を一定の搬送間隔で搬送する第1のコンベヤと、該第1のコンベヤの下流端部の下方に配置され前記第1のコンベヤより前記搬送物を受け取る第2のコンベヤとで構成することもできる。
【0047】
この場合は、図7に示すように、第1及び第2のコンベヤ101,102は、共に、上流端及び下流端を構成する第1及び第2のアイドルプーリ103,104,105,106と、それらと駆動プーリ107,108との間に配置される第3及び第4のアイドルプーリ109,110,111,112とを有し、コンベヤベルト113,114が回転可能に設けられている。そして、第2のコンベヤ102の第1及び第2のアイドルプーリ105,106が端部移動手段に連係され、前記両アイドルプーリ105,106が一体的に移動することで、前記第2のコンベヤ102の下流端部が、搬送方向において移動するようにすることになる。
【0048】
このようにすれば、両コンベヤ101,102から第4のベルトコンベヤ14にシート状菓子類が移乗する際に、前記第1のコンベヤ101から前記第2のコンベヤ102へのシート状搬送物の移乗開始から移乗終了までは第2のコンベヤ102の下流端部を構成する第2のアイドルプーリ106が第1のアイドルプーリ105と共に前記第1のコンベヤ101に対し搬送方向に(受け取りコンベヤである第4のベルトコンベヤ14側)に移動しつつ、第1のコンベヤ101より搬送物を受け取るようにすることで、第2のコンベヤ102への移乗の際にシート状菓子類の先端部が折れ曲がったりすることがなくなり、さらに、その移乗終了後前記搬送物が前記第2のコンベヤ102から前記第4のベルトコンベヤ14上に移乗する際に、前記第2のコンベヤ102から前記第4のベルトコンベヤ14への搬送物の移乗開始から移乗終了までは、第2のコンベヤ102の第1及び第2のアイドルプーリ105,106が共に前記第1のコンベヤ101に対し搬送方向と逆方向に移動しつつ第4のベルトコンベヤ14上にシート状菓子類を移乗し、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向に移動することで、シート状菓子類に乱れを生ずることなく、順序よく積み重ねることが可能となる。尚、第2のコンベヤ102においては、第1及び第2のアイドルプーリ105,106が一緒に移動するようにしているので、ベルトの弛みは生じない。
【0049】
前記実施の形態においては、送り込みベルトコンベヤである第3のベルトコンベヤ13によるシート状菓子類の積み重ねの際に、受け取りコンベヤである第4のベルトコンベヤ14の受け取り部分を搬送方向において移動させるようにしていないが、本発明はそれに限定されるものではなく、送り込みベルトコンベヤの下流端部のみを移動させるようにし、受け取りベルトコンベヤを停止させるままとすることも可能である。
【0050】
前記実施の形態においては、送り込みコンベヤである第3のベルトコンベヤ13によるシート状菓子類の積み重ねの際に、受け取りコンベヤである第4のベルトコンベヤ14の受け取り部分を昇降プレート81を利用して受け取り部分を昇降させるようにしているが、本発明はそれに限定されるものではなく、受け取りベルトコンベヤ全体を昇降するようにしてもよいのはもちろん、菓子類を積み重ねる隙間が、送り込みベルトコンベヤと受け取りベルトコンベヤとの間に形成されており、それがあまり大きくならなけば、受け取りベルトコンベヤの受け取り部分が昇降しないようにすることも可能である。
【0051】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したような形態で実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0052】
請求項1の発明は、端部移動手段によって、受け取りベルトコンベヤ上において、送り込みベルトコンベヤの下流側端部を搬送方向において進退動させることで、前記送り込みベルトコンベヤの下流側端部付近を部分的に移動させるようにしているので、搬送物を送り込みベルトコンベヤより受け取りコンベヤ上に、熟練者が手で持って置くように、無理な力を作用させることになくスムーズに移乗させて、自動的に順序よく積み重ねることができる。昇降手段によって、受け取りベルトコンベヤの搬送物を受け取る部分を、前記搬送物の積層枚数に応じて段階的に昇降するようにしているので、前記送り込みベルトコンベヤの下流端部と前記搬送物を受け取る部分の間隔が小さくなり、送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに移乗する際の衝撃がより低減される。
また、第2のコンベヤの下流端部を第1のコンベヤに対し搬送方向に移動させつつ第1のコンベヤより搬送物を一旦受け取り、それから第1のコンベヤに対し搬送方向と逆方向に移動させつつ受け取りベルトコンベヤに搬送物を移乗するように送り込みベルトコンベヤを構成しているので、送り込みベルトコンベヤの動きによって搬送物の移乗が乱されるのを回避することができる。
【0053】
請求項2の発明は、送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、端部移動手段によって、まず、前記送り込みベルトコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までの間は搬送方向と逆方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向に前記送り込みベルトコンベヤの下流端部を移動させるようにしているので、搬送物に無理な力を作用させることなく、送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに移動させ、熟練者による手作業と同様に積み重ねることができる。
【0054】
請求項3の発明は、送り込みベルトコンベヤの下流端部付近のコンベヤベルトの下側に位置しベルト折り返し点を構成するベルト受け部材が設けているので、このベルト受け部材を移動させることで、送り込みベルトコンベヤの下流端部付近を、部分的に簡単に移動させることができ、また、この部分的な移動により生ずるコンベヤベルトのたわみの変化は、第1及び第2のアイドルプーリを有するたわみ吸収手段によって吸収することができ、搬送物の搬送には影響がない。
【0055】
請求項4の発明は、受け取りベルトコンベヤが、送り込みベルトコンベヤから搬送物を受け取る際に、少なくとも前記搬送物を受け取る部分が搬送方向において進退動するようにしているので、搬送物の移乗の際に、シート状搬送物の先端部が下方に折れ曲がったりするのを回避して、整然と積み重ねることが可能となる。
【0056】
請求項5の発明は、受け取りベルトコンベヤ上において、搬送物を一定の搬送間隔で搬送する送り込みベルトコンベヤの下流側端部を搬送方向において進退動させることで、前記送り込みベルトコンベヤの下流側端部付近を部分的に移動させるようにしているので、請求項1の発明と同様に、搬送物に無理な力を作用させることなく、規則正しく積み重ねることができる。
また、請求項1の発明と同様に、第2のコンベヤの下流端部を第1のコンベヤに対し搬送方向に移動させつつ第1のコンベヤより搬送物を一旦受け取り、それから第1のコンベヤに対し搬送方向と逆方向に移動させつつ受け取りベルトコンベヤに搬送物を移乗するように送り込みベルトコンベヤを構成しているので、送り込みベルトコンベヤの動きによって搬送物の移乗が乱されるのを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート状搬送物の積み重ね装置の概略構成図である。
【図2】(a)(b)はそれぞれ移乗動作を説明するための概略側面図及び平面図である。
【図3】(a)(b)はそれぞれ移乗動作を説明するための概略側面図及び平面図である。
【図4】(a)(b)はそれぞれ移乗動作を説明するための概略側面図及び平面図である。
【図5】(a)(b)はそれぞれ移乗動作を説明するための概略側面図及び平面図である。
【図6】(a)(b)はそれぞれ移乗動作を説明するための概略側面図及び平面図である。
【図7】変形例の要部を示す概略構成図である。
【符号の説明】
13 第3のベルトコンベヤ
14 第4のベルトコンベヤ
16 積み重ね装置
59 搬送物検出センサ
62 端部部材
64 アイドルプーリ
67 支持部材
81 昇降プレート
W シート状菓子類

Claims (5)

  1. シート状搬送物を順次所定枚数だけ積み重ねて積層状とするシート状搬送物の積み重ね装置であって、
    前記搬送物を一定の搬送間隔で搬送する送り込みベルトコンベヤと、
    該送り込みベルトコンベヤの下流側端部の下方に配置され前記搬送物を受け取る部分を有する受け取りベルトコンベヤと、
    前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤへの前記搬送物の移乗を検出する搬送物検出センサと、
    該搬送物検出センサよりの信号を受け、前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記送り込みベルトコンベヤの下流側端部付近を、前記受け取りベルトコンベヤ上で、搬送方向において部分的に進退動させる端部移動手段と、
    前記受け取りベルトコンベヤの搬送物を受け取る部分を、前記搬送物の積層枚数に応じて段階的に昇降する昇降手段とを備えるものであり、
    前記送り込みベルトコンベヤは、前記搬送物を一定の搬送間隔で搬送する第1のコンベヤと、該第1のコンベヤの下流端部の下方に配置され前記第1のコンベヤより前記搬送物を受け取り前記受け取りベルトコンベヤに前記搬送物を移乗する第2のコンベヤとを有し、
    前記端部移動手段は、前記第1のコンベヤから第2のコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記第1のコンベヤから前記第2のコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは、前記第2のコンベヤの下流端部を前記第1のコンベヤに対し搬送方向に移動させ、さらに、その移乗終了後前記搬送物が前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤ上に移乗する際に、前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは前記第1のコンベヤに対し搬送方向と逆方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向に前記第2のコンベヤの下流端部を移動させるものであることを特徴とするシート状搬送物の積み重ね装置。
  2. 前記端部移動手段は、前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記送り込みベルトコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは搬送方向と逆方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向に、前記送り込みコンベヤの下流端部を移動させるものであるところの請求項1記載のシート状搬送物の積み重ね装置。
  3. 前記送り込みベルトコンベヤは、下流端部付近のコンベヤベルトの下側に位置しベルト折り返し点を構成するベルト受け部材を有し、該ベルト受け部材が搬送方向において進退動することで前記下流端部が部分的に移動可能である浮動式に構成されるとともに、
    前記ベルト受け部材と一体に移動可能に支持される第1のアイドルプーリと、定位置に回転可能に支承される第2のアイドルプーリとを有し、前記下流端部の部分的移動によって生ずるコンベヤベルトのたわみを吸収するたわみ吸収手段を備えるところの請求項1又は2記載の搬送間隔調整装置。
  4. 前記端部移動手段は、前記送り込みベルトコンベヤから搬送物を受け取る際に、前記送り込みベルトコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは搬送方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向とは逆方向に、少なくとも前記受け取りベルトコンベヤの搬送物を受け取る部分が移動するところの請求項1〜3のいずれかに記載のシート状搬送物の積み重ね装置。
  5. シート状搬送物を順次所定枚数だけ積み重ねて積層状とするシート状搬送物の積み重ね装置であって、
    前記搬送物を一定の搬送間隔で搬送する送り込みベルトコンベヤと、
    該送り込みベルトコンベヤの下流側端部の下方に、前記積層される搬送物の枚数に応じた間隔を存して配置され前記搬送物を受け取る部分を有する受け取りベルトコンベヤと、
    前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤへの前記搬送物の移乗を検出する搬送物検出センサと、
    該搬送物検出センサよりの信号を受け、前記送り込みベルトコンベヤから受け取りベルトコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記送り込みベルトコンベヤの下流側端部を、前記受け取りベルトコンベヤ上で、搬送方向において部分的に進退動させる端部移動手段とを備えるものであり、
    前記送り込みベルトコンベヤは、前記搬送物を一定の搬送間隔で搬送する第1のコンベヤと、該第1のコンベヤの下流端部の下方に配置され前記第1のコンベヤより前記搬送物を受け取り前記受け取りベルトコンベヤに前記搬送物を移乗する第2のコンベヤとを有し、
    前記端部移動手段は、前記第1のコンベヤから第2のコンベヤに前記搬送物が移乗する際に、前記第1のコンベヤから前記第2のコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは、前記第2のコンベヤの下流端部を前記第1のコンベヤに対し搬送方向に移動させ、さらに、その移乗終了後前記搬送物が前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤ上に移乗する際に、前記第2のコンベヤから前記受け取りベルトコンベヤへの搬送物の移乗開始から移乗終了までは前記第1のコンベヤに対し搬送方向と逆方向に、その移乗終了後次の搬送物の移乗開始までは搬送方向に前記第2のコンベヤの下流端部を移動させるものであることを特徴とするシート状搬送物の積み重ね装置。
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