JP4054117B2 - 電子内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被写体像を結像するための対物レンズや被写体像を撮像するための固体撮像素子等から構成される撮像ユニットを挿入部の先端部に有する電子内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に電子内視鏡は、体腔内等の観察対象に挿入するための挿入部、電子内視鏡を把持したり各部を操作するための挿入部の手元側に連設された操作部、観察対象を照明するための照明光を供給するためのランプ等から構成される光源手段、観察対象の像を表示するTVモニタ等から構成される表示手段等を有している。
【0003】
挿入部は、挿入部の先端に位置し観察対象を撮像するための撮像手段等を内蔵する後述する先端部、先端部の手元側に連設された湾曲自在の湾曲部、湾曲部の手元側に連設された細長の軟性部等から構成されている。
【0004】
撮像手段で撮像された被写体像は、電気信号として挿入部内を挿通するケーブルを通じて手元側へ伝送され、例えばTVモニタに表示可能な画像信号に変換され、TVモニタに表示されるようになっている。
【0005】
従来、対物レンズを含む撮像ユニットを電子内視鏡の先端部を構成する先端固定部材に取り付ける時、通常第1レンズつまり最前端に位置するレンズを固定するレンズ枠外周でビス固定をする。このような構造によると、第1レンズが最も大きな対物レンズ系では、その第1レンズよりもさらに大きな外径のレンズ枠が必要となり、全体として太径化してしまうおそれがあった。
【0006】
また、電子内視鏡を小型化するためには、撮像ユニット外形の小型化と短縮化が必要であり、先端固定部材も長手方向に短縮していく必要がある。しかしながら固定ビスの大きさには限界があり、撮像ユニットに比較して相対的にビスが大きくなってしまい、内視鏡の小型化を阻害するおそれあった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述した問題点に鑑みてなされたものであり、
対物レンズ系において先端側が最大外径となるような構成の時に、内視鏡挿入部外径の細径化及び硬質部長の短縮化を阻害することなく、撮像ユニットを内視鏡先端固定部材に固定することを可能とする電子内視鏡を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子内視鏡は、被写体像を結像するための対物レンズと、前記対物レンズを内部に保持するための枠体であり外周に周方向に形成された溝状の細径部を有する対物レンズ枠と、前記対物レンズで結像した被写体像を撮像するための固体撮像素子と、前記固体撮像素子からの電気信号を伝送するための撮像ケーブルと、を有する撮像ユニットと、前記撮像ユニットを固定するための先端固定部材と、前記先端固定部材の先端面に固定される先端カバーと、前記先端固定部材及び前記先端カバーを貫通し、前記撮像ユニットが挿入される貫通孔である撮像ユニット取り付け孔と、前記先端固定部材及び前記先端カバーの少なくとも一方の前記撮像ユニット取り付け孔の内周に形成された周方向溝と、該周方向溝と前記先端カバーの先端面とを連通する軸方向溝と、からなる取り付け溝と、前記対物レンズ枠の前記細径部に係合された状態において前記対物レンズ枠の最大外径よりも径方向に突出する突出部を有する撮像ユニット固定部材と、を具備して構成され、前記撮像ユニットは、前記撮像ユニット固定部材が前記細径部に係合された状態で前記先端カバーの前記先端面側から前記撮像ユニット取り付け孔内に挿入され、前記突出部が前記取り付け溝に沿って案内されることにより、前記突出部が前記周方向溝に係合することで前記撮像ユニット取り付け孔内に係止されることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0010】
(第1の実施の形態)
図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は先端部の構成を説明する一部断面図を含む説明図、図2はレンズ枠の構成を説明する断面図((A)は第1レンズの部位、(B)は第2レンズの部位)、図3はケーブルの構造を説明する説明図((A)はケーブル全体の構造を説明する図、(B)及び(C)は同軸線の構造を説明する図、(D)は電線の構造を説明する図)、図4はTABテープの電子部品実装面の構成を説明する説明図、図5はTABテープのケーブル配線面の構成を説明する説明図、図6は先端固定部材と補強枠の接続構造を説明する図1のA―A断面図、図7は固体撮像素子周辺の構成を説明する図1のB―B断面図、図8は撮像ユニットの先端固定部材への取り付け手順を説明する先端部の一部断面図を含む説明図、図9は撮像ユニットの先端固定部材への取り付け手順を説明する先端部を先端側から見た説明図である。
【0011】
図示しないが、一般に電子内視鏡は、体腔内等の観察対象に挿入するための挿入部、電子内視鏡を把持したり各部を操作するための挿入部の手元側に連設された操作部、観察対象を照明するための照明光を供給するためのランプ等から構成される光源手段、観察対象の像を表示するTVモニタ等から構成される表示手段等を有している。
【0012】
挿入部は、挿入部の先端に位置し観察対象を撮像するための撮像手段等を内蔵する後述する先端部1、先端部1の手元側に連設された湾曲自在の湾曲部、湾曲部の手元側に連設された細長の軟性部等から構成されている。
【0013】
撮像手段で撮像された被写体像は、電気信号として挿入部内を挿通するケーブルを通じて手元側へ伝送され、例えばTVモニタに表示可能な画像信号に変換され、TVモニタに表示されるようになっている。
【0014】
本実施の形態の電子内視鏡は、先端部1の構造に特徴がある。
【0015】
図1に示すように、先端部1を構成する主要な枠体である先端固定部材2の先端側には先端カバー3が取り付けられ、後端側には湾曲部を構成する部材である第1の湾曲駒4、湾曲部ブレード5、湾曲部ゴム6等が取り付けられている。
【0016】
先端固定部材2の内部に形成された取り付け孔91には、後端側から撮像ユニット9が挿入され、撮像ユニット9は、撮像ユニット固定部材8で先端固定部材2に固定されている。撮像ユニット固定部材8の構成等については後述する。
【0017】
撮像ユニット9を構成する円筒状のレンズ枠18は、太径の前側部、細径の後側部が形成されており、前側部と後側部との間には、後側部よりも外径を細径とした中間部87が形成されている。
【0018】
レンズ枠18前側部には、第2レンズ11、フレアー絞り15、凹レンズである第1レンズ10の順で前方から挿入され、組み付けられている。
【0019】
レンズ枠18前側部の第1レンズ10が配設されている箇所の内周には、図2(A)に示すように、上下左右の4個所に溝部35が形成されている。レンズ枠18と第1レンズ10とは、溝部35に接着剤を充填することで固定されている。
【0020】
第2レンズ11は、図2(B)に示すように、四角形状の四隅に面取り部36を形成した略八角形状に形成されており、面取り部36がレンズ枠18前側部の内周に略内接するように形成されている。
【0021】
第2レンズ11は、第2レンズ11の上下左右の辺と溝部35とが対向する向きでレンズ枠18に組付けられる。
【0022】
第2レンズ11の前面及び後面には、紫外域のそれぞれ異なる波長域を遮るコートが施されている。
【0023】
レンズ枠18後側部の内周には、凸レンズである第3レンズ12、間隔環20、明るさ絞り16及び赤外カットフィルターである第4レンズ13の順で後方から挿入され組み付けられている。
【0024】
レンズ枠18は、後端面が第4レンズ13後面よりも後側に延ばされて形成されており、第4レンズ13後面の位置するレンズ枠18内周の箇所には接着溜り92が形成され、接着溜り92と第4レンズ13の面取り部とに接着剤を盛ることで第4レンズ13はレンズ枠18に固定されている。
【0025】
図1に示すCCD保持枠19は、円筒状に形成された前側部、及び外周を縦長の略長方形状に形成され内周を円形に形成された後側部(図6参照)を有している。前側部の内径と後側部の内径とは同径に形成されている。
【0026】
前側部と後側部との間には小径に形成された部分があり、この部分にはCCDチップ21前面の受光部80以外に入射する不要光線を遮るよう内周を八画形状に形成されたフレアー絞り17が接着固定されている。
【0027】
CCDチップ21前面には、受光部80を覆うように四角形状のカバーガラス22が貼り合わせられており、これらの合わせ面外周の上方から側方にかけての面は、黒色の接着剤82で封止されている。
【0028】
カバーガラス22前面には、受光部80を完全に覆いカバーガラス22の対角よりも外径を小さく形成された凸レンズである第5レンズ14が貼り合わせられている。第5レンズ14とカバーガラス22とは予め接着された状態で、CCD保持枠19後方から挿入され、CCD保持枠19に接着固定される。
【0029】
CCD保持枠19の後方上部には、CCDチップ21の背面よりも後方まで延びるように突起部76が形成されている。突起部76は、図6、図7に示すように板状に形成されている。
【0030】
突起部76とCCDチップ21との間には接着剤84が充填される。また、CCD保持枠19後端面からCCDチップ21の側面にかけても接着剤84が充填される。
【0031】
CCD保持枠19後側部の外周は、図6に示すように、4隅に面取りが形成されており、また後述する補強枠31を組付けるための突き当て部75が片側側面に形成されている。
【0032】
図7に示すように、CCDチップ21前面中央部に設けられた受光部80の同面下方には、ボンディングパッドが横一列に並べられたボンディングパッド列が設けられている。
【0033】
ボンディングパッド列は、左右で異なるピッチ間隔にボンディングパッドが配置されており、図7内左側のピッチAはピッチBよりもピッチ間隔が広くなっている。
【0034】
ボンディングパッド列のピッチAの箇所には、静電気耐性が比較的低い水平転送信号等の電極が配置され、図示しない大きな保護回路が配設されるようになっている。また、ピッチBを可能な範囲で小さなピッチ間隔とすることで、CCDチップ21を小型化した。
【0035】
CCDチップ21のボンデイングパッド列には、TABテープ23に設けられたTABリード73、74がバンプボンディングされる。TABリード73、74は、ボンディングパッド列のピッチB、ピッチAにそれぞれ対応したピッチ間隔で形成されており、また、TABリード73、74のリード幅は、ピッチ間隔に対応してTABリード73よりTABリード74を太く形成している。
【0036】
CCDチップ21とTABテープ23とを接続した後、TABテープ23は、図1に示すように、TABリード73、74部分でCCDチップ21前面から後方側に約110°折り曲げられ、カバーガラス22下側面から折り曲げ部分及びCCDチップ21とTABテープ23との間が接着剤81で封止され、TABテープ23が固定される。この時、TABテープ23は、CCDチップ21後面と約70°の角度をもって固定される。
【0037】
図4ないし図5を使用して、TABテープ23の構成を説明する。
【0038】
図4に示すように、TABテープ23上面には、3本のリード56、57、58を持つバッファアンプとしてのトランジスタ24、チップコンデンサ25、26、チップ抵抗27が実装されている。
【0039】
トランジスタ24は、CCDチップ21寄りに配置され、CCDチップ21側つまり前方に向いたリード56、57、及び、後方に向いたリード58が、TABテープ23上に設けられたトランジスタ用ランド59、60、61にそれぞれはんだ付け固定されている。
【0040】
トランジスタ用ランド61を挟んだ両側には、チップコンデンサ25及びチップ抵抗27が、これらの長手方向とTABテープ23の長手方向とを合わせて配置され、TABテープ23上に設けられたチップ用ランド62、63及びチップ用ランド67、68にそれぞれはんだ付け固定されている。
【0041】
トランジスタ用ランド61とチップ用ランド62とは、導通しているので近接配置され、トランジスタ用ランド61とチップ用ランド68とは非導通であるので離して配置されている。
【0042】
チップコンデンサ25及びチップ抵抗27の後方には、これらと長手方向を直交させて、チップコンデンサ26が配置され、TABテープ23上のチップ用ランド65、66にはんだ付け固定されている。
【0043】
チップコンデンサ26は、チップ抵抗27側に寄せて配置され、チップ用ランド63とチップ用ランド65とで囲まれたスペースにケーブル用ランド64が配置されている。
【0044】
チップ用ランド63、ケーブル用ランド64、チップ用ランド65はグランド用であり、これらは近接して配置されている。
【0045】
図5に示すように、TABテープ23下面には、ケ一ブル用ランド69、70、71、72が設けられている。CCDチップ21に近い側に6つのケーブル用ランド72が同ピッチ、同幅に一列に配設され、これらの後方に太幅のケーブル用ランド70を挟んでこの両脇にケーブル用ランド72と同幅のケーブル用ランド69、70が配設されている。
【0046】
CCDチップ21とTABテープ23とは、CCDチップ21の背面からトランジスタ24上面にかけて接着剤83(図1参照)で確実に固定されている。
【0047】
なお、TABテープ23の材質は、基材及びオーバーコートをポリイミドとし、パターンを銅としており、TABリード73、74には金メッキ、ケーブル用ランド69〜72には半田メッキを施している。
【0048】
オーバーコートは、TABテープ23のトランジスタ用ランド59、60、61、チップ用ランド62、63、65、66、67、68、ケーブル用ランド64、69、70、71、72、TABリード73、74以外の全ての部分に施されている。
【0049】
また、TABテープ23の横幅は、CCDチップ21の横幅よりも狭く形成されている。
【0050】
図3(A)、(B)、(C)、(D)を使用して、ケーブル29の構造を説明する。
【0051】
図3(A)に示すように、ケーブル29は、中心部に電線48、49が互いに撚り合わせられて配置され、これらの周囲に同軸線40〜47が電線48、49と同方向に撚り合わせられて配置され、これらの周囲が押さえテープ39で被覆され、この周囲にシールド38、シース37が被覆されて構成されている。
【0052】
同軸線40〜42の構造を図3(B)に、同軸線43〜47の構造を図3(C)に、電線48、49の構造を図3(D)に示す。
【0053】
同軸線40〜47は略同じように構成されており、中心に銅合金等の金属製の内部導体50、この外側にPFA等の樹脂製の誘電体51、この外側に銅合金等の金属製の外部導体52が設けられている。この外側には、同軸線40〜42ではPFA等の樹脂製のジャケット53が設けられ、同軸線43〜47ではジャケット53の内面にアルミ薄膜等を蒸着したジャケット90が設けられている。
【0054】
電線48、49は、内側に銅合金等の金属製の導体54、外側にPFA等の樹脂製の絶縁体55が配置されて構成されている。
【0055】
同軸線40〜47及び電線48、49の外径は略同一に形成されている。また、内部導体50よりも導体54の外径の方が大きく形成されている。
【0056】
図5に示すように、同軸線40、41には水平転送用信号φH1、φH2、同軸線42にはリセットパルスφR、同軸線43、44、46、47には垂直転送信号φV1、φV2、φV3、φV4、同軸線45にはビデオ出力信号Vout、電線48にはCCD駆動電源VDD、そして電線49にはグランドGNDが割り当てられている。
【0057】
図4、図5を使用して、ケーブル29のTABテープ23への配線の手順を説明する。
【0058】
先ず、ケーブル29のシース37、シールド38、押さえテープ39を適当な長さで剥離した後、同軸線40〜47、電線48、49の撚りを解く。
【0059】
続いて、同軸線40〜47のジャケット53、90を同じ適当な長さで剥離し、同軸線40〜47の外部導体52を一括して撚り合わせる。この時、外部導体52の素線は多数本あるので、素線の何本かを適当に間引いて撚り合わせると取り扱い易くその後の作業性が良好となる。
【0060】
続いて、ジャケット53、90の剥離先端面から適当な同じ長さで同軸線41、45及び電線48を切断し、誘電体51、絶縁体55を同じ長さに剥離し、3本の内部導体50、導体54を同じ長さだけ露出させる。残りの同軸線40、42、43、44、46、47の6本は切断せずに、誘電体51を同じ長さに剥離し、6本の内部導体50を同じ長さだけ露出させる。つまり、6本(同軸線40、42、43、44、46、47)は長く、3本(同軸線41、45、電線48)は短く形成される。
【0061】
そして、このように形成されたケーブル29をTABテープ23の下面つまりケーブル配線面に接続させる。
【0062】
始めに、短い3本をTABテープ23後端側にはんだ付けする。先ず、中央のケーブル用ランド70に外径の大きな電線48をはんだ付けし、その両脇のケーブル用ランド69、71に同軸線41、45をはんだ付けする。次に、これらの接続部分を覆うように絶縁テープ28(図1参照)を貼り付ける。
【0063】
次に、長い6本を先端側のケーブル用ランド72にはんだ付けし、これらの接続部分をまとめて絶縁テープ28で覆う。
【0064】
次に、TABテープ23上面つまり電子部品実装面へ、残りの電線49及び外部導体52を接続する。一纏めにされた外部導体52は、チップコンデンサ25及びチップコンデンサ26のグランド端子に適当に振り分けてはんだ付けする。電線49はケーブル用ランド64にはんだ付けする。
【0065】
図1に示すように、ケーブル29のシース37の剥離先端面付近には、シース37が後退しシールド38が露出しないように固定用糸33が縛りつけられて固定されている。
【0066】
ケーブル29の上からは、PTFE等の樹脂製のケーブル保護チューブ30が外装されている。ケーブル保護チューブ30の先端部分は斜めに切断され、切断部86は、TABテープ23の電子部品実装面が覆われTABテープ23の下面つまりケーブル配線面が露出するように、シース37剥離先端面よりも先端まで引っ張り出されて配置されている。
【0067】
ケーブル保護チューブ30は、固定用糸33の直後の箇所で、ケーブル保護チューブ30の上から固定用糸34で縛り付けられ、ケーブル29に確実に固定されている。
【0068】
図6ないし図7に示す補強枠31は、ステンレス等の金属製の板材を略八角形状に折り曲げて形成されている。
【0069】
補強枠31には、CCD保持枠19の突起部76に係合する切り欠き部79が形成され、またCCD保持枠19の突き当て部75に係合する重ね部77が設けられている。
【0070】
また、補強枠31の下部には、CCDチップ21下部に接続されたTABテープ23を避けるように、先端側からある長さだけ切り欠き部78が形成されている。切り欠き部78は、TABテープ23の先端側ケーブル接続列を避けるような長さに形成されている。
【0071】
補強枠31は、CCDチップ21の背面からTABテープ23上のトランジスタ24にかけて接着剤83を塗布し固定した後、TABテープ23の周り及びケーブル保護チューブ30の先端側内部に接着剤85を塗布した状態で、CCD保持枠19に嵌合する。
【0072】
補強枠31は、CCD保持枠19の上面及び突き当て部75を上下方向から挟み込み、確実に固定されている。
【0073】
図1に示すように、補強枠31の後端側には、ケーブル保護チューブ30の切断部86が内蔵されるように配置されている。
【0074】
補強枠31の外周には、熱収縮チューブ等の固定チューブ32が被覆され、CCD保持枠19、補強枠31、ケーブル29、ケーブル保護チューブ30が一体的に固定されている。固定チューブ32は、先端がCCD保持枠19の段差部よりも前方に、後端が固定用糸34よりも後方になるように配設されている。
【0075】
図8、図9に示すように、撮像ユニット固定部材8には、レンズ枠18前側部外径と略同径の前側内径部93、レンズ枠18の中間部87の外径と略同径の後側内径部94が形成されている。後側内径部94の長さは、レンズ枠18の中間部87の長さと略同じに形成されている。後側外径部95の外径は、前側内径部93の内径より小さく形成されている。撮像ユニット固定部材8は、これらの径に形成された円筒状部材から軸に沿って平行に一部を切り出された形状となっている。
【0076】
先端固定部材2の取り付け溝88は、撮像ユニット固定部材8の前側外径部96よりやや大きい内径で、前側外径部96と略同じ長さの深さに形成され、例えば約120°の範囲(図9に示す角度θの範囲)で形成されている。なお、120°とは、撮像ユニット固定部材8が稼働する大凡の角度であり、厳密な角度ではない。
【0077】
先端カバー3の取り付け溝89は、取り付け溝88の内径よりもやや大きい内径であり、撮像ユニット固定部材8の幅より大きく、取り付け溝88の範囲より狭くなっている。
【0078】
続いて、撮像ユニット9の先端固定部材2への取り付け手順の説明を通じて、本実施の形態の主たる作用・効果を説明する。
【0079】
なお、説明に使用する図8及び図9内の矢印とともに記されている符号S1ないしS4は、手順に付された符号である。
【0080】
先ず、図8の手順S1に示すように、撮像ユニット9を先端固定部材2の後方から取り付け孔91内に挿入し、第1レンズ10、第2レンズ11等を有するレンズ枠18の中間部87が先端カバー3の先端面よりも前側に位置するように、レンズ枠18を突出させる。
【0081】
次に、手順S2に示すように、レンズ枠18の中間部87に後側内径部94を嵌め込む。
【0082】
次に、手順S3に示すように、撮像ユニット固定部材8の向きを先端カバー3の取り付け溝89のある向きに合わせて、突き当て面97が先端固定部材2の取り付け溝88に突き当たるまで、撮像ユニット9を先端方向から取り付け孔91内に再び挿入し直す。
【0083】
次に、図9の手順S4に示すように、レンズ枠18を回動し、撮像ユニット固定部材8の位置を図9内の実線部分から破線部分へ移動させる。
【0084】
これにより、撮像ユニット固定部材8の固定面98が先端カバー3の裏面に回り込んで突き当たり、撮像ユニット固定部材8は、図1に示すような先端固定部材2と先端カバー3とに挟み込まれた状態となり、撮像ユニット9は前後に移動しないように先端固定部材2に確実に固定される。
【0085】
取り付け溝88、89の開口部は、先端から接着剤または軟性の樹脂を充填され塞がれる。
【0086】
撮像ユニット固定部材8、取り付け溝88、89を適宜電子内視鏡の他の内蔵物と干渉しないような位置に配置することにより、先端外径を大きくすることなく簡単に撮像ユニット9を固定することができ、また、脱着も容易である。
【0087】
以下に、本実施の形態の他の作用・効果を挙げる。
【0088】
内視鏡を長期間にわたって使用すると、第1レンズ10と第2レンズ11との間に湿気が浸入し、レンズの曇りがとれなくなることがあり、再び良好な観察を可能とするために、第1レンズ10を取り換えたり、第1レンズ10の表面をきれいに拭き取ったり、接着をし直したりすることがある。この時、先端が鋭利なピン状の治具等を溝部35に突き刺して接着剤を取り除くことにより、第1レンズ10を割ってしまったりレンズ枠18を変形させたりすることなく、第1レンズ10をレンズ枠18から取り外すことが可能である。また、この作業時に小さなゴミが発生した場合でも、第2レンズ11を取り外すことによつて簡単にレンズ枠18内の掃除をすることができる。第2レンズ11はレンズ枠18の内周に対して大きめの隙間が確保されているので、ピンセットの先等を入れやすく、第2レンズ11を取り外すことが容易である。
【0089】
レンズ枠18の後方外径部を長く形成したのでCCD保持枠19との嵌合長を長めにとることができ、レンズ枠18とCCD保持枠19の軸を安定させることができる。また、接着溜り92を設けたので、第4レンズ13の外周への接着作業性を損なうことがなく、正確に第4レンズ13をレンズ枠18へ固定することができる。
【0090】
CCDチップ21とカバーガラス22との貼り合わせ部外周に接着剤82を塗布したので、CCDチップ21とカバーガラス22との剥離を防止できるとともに、周辺からの外部光を遮断することができる。また、TABテープ23をCCDチップ21下部に配置したことにより上下方向に対しては比較的煽りがかかりやすくなっているが、CCD保持枠19上部に形成された突起部76によりこの方向の動きを規制することができ、CCDチップ21とカバーガラス22の剥離に対する強度を向上できる。
【0091】
CCDチップ21の横幅よりもTABテープ23の幅を狭くしたので、CCDパッケージとしては下隅に面取り部が取れる。このため、電子内視鏡内部へ撮像ユニット9を実装する時に、面取り部に大きな内蔵物を配置する等のスペースを確保することができる。
【0092】
チップコンデンサ25とチップ抵抗27との間に、トランジスタ24の中央のリードであるリード58を配置したことにより、TABテープ23の横幅一杯に効率良く部品実装が可能となり、かつ、TABテープ23の全長短縮化が可能となった。
【0093】
また、チップ用ランド63、ケーブル用ランド64、チップ用ランド65を近接して配置したことにより、ショートのおそれがないように配線作業ができ、かつ、作業効率も良い。
【0094】
ビデオ出力信号Voutは、水平転送用信号φH1、φH2やリセットパルスφRとの間でクロストークの心配があり、ビデオ出力信号Voutを水平転送用信号φH1、φH2やリセットパルスφRから遠くに配置することが望ましい。図3にケーブル29の構成を示すように、電線48、49を中心に配置し、ビデオ出力信号Vout(同軸線45)と水平転送用信号φH1(同軸線40)、φH2(同軸線41)、リセットパルスφR(同軸線42)との間に垂直転送信号φV1(同軸線43)、φV2(同軸線44)、φV3(同軸線46)、φV4(同軸線47)を各2本挟んで配置し、かつ、水平転送用信号φH1(同軸線40)、φH2(同軸線41)、リセットパルスφR(同軸線42)、にはシールド効果の高いケーブルを使用したので、ノイズ耐性を向上できる。
【0095】
TABテープ23の後端側に少数本のケーブルをつけた後、絶縁テープ28でこれらを完全に絶縁してから、先端側に多数本のケーブルをつけているので、ショートのおそれがなく、半田の手直し等の作業性も良い。また、TABテープ23をCCDチップ21に対して傾けて配置しているので、TABテープ23の後端側に広いスペースを確保できる。このスペースで外径の大きな電線48を接続したので作業性が良い。また、接続本数の少ないランド列に電線48を持ってきているので、やはり作業性が良い。また、ケーブル配線面にケーブルを接続した後、電子部品実装面に外部導体52を接続するので、ケーブル29全体が持ち上げられ配線時のバランスが良く、また内部導体50と外部導体52等のショートのおそれがなくなる。
【0096】
TABテープ23、突起部76の配設箇所を避けるように、補強枠31に切り欠き部78、切り欠き部79を形成したので、不必要に外形を大きくすることなくCCD保持枠19と補強枠31とを固定することができる。また、切り欠き部78により、TABリード73、74及び前側のケーブル接続列とのショートを防ぐことができる。また、重ね部77を補強枠31側面部分に設け、重ね部77と補強枠31上部とでCCD保持枠19を挟み込むことによって、補強枠31の下面に切り欠き部78を形成しても補強枠31とCCD保持枠19とを確実に固定することができる。
【0097】
ケーブル保護チューブ30でTABテープ23の電子部品実装面を覆うことにより、補強枠31に対して確実に絶縁できる。また、特に絶縁をする必要のないケーブル配線面を切断部86で避けることによって太径化を防止できる。
【0098】
(第2の実施の形態)
図10ないし図12は本発明の第2の実施の形態に係り、図10は先端部の断面図、図11は撮像ユニットの先端固定部材への取り付け手順を説明する先端部を先端側から見た説明図、図12は補強部材の構成を説明する撮像ユニット後方部分の斜視図である。
【0099】
なお、第1の実施の形態と構成が同様の部材については説明を省略し、異なる構造のみ説明する。
【0100】
図10に示すように、レンズ枠104の外径・内径とも、前方を大きく後方を小さく形成している。レンズ枠104の前方からは第1レンズ101が挿入され端面の縁が接着剤で密閉されている。後方からは第2レンズ102、間隔環105、及び、第3レンズ103が挿入される。第3レンズ103は後述するカバーガラス119に対して貼り合わせられている。
【0101】
図12に示すように、CCD106は、CCDチップ117、その受光面と同じ面に配設された端子に接続されるリード120を有するTAB118、その接続部の上からCCDチップ117の受光面を完全に覆うように貼り合わせられたカバーガラス119から構成されている。
【0102】
端子は受光域の上下に一列づつ配設されており、それぞれに対応してTAB118が2枚配設されている。
【0103】
リード120は、TAB118とともにCCDチップ117側面に沿って折り曲げられている。回路基板107は、セラミック材で形成され、1つの面にトランジスタ109が実装されている。また、1つの側面に溝部が形成され、この中にケーブル配線用ランドが配設され、これと直交する側面にTAB118のリード120が接続するリード用ランドが配設されている。回路基板108は、ガラスエポキシ材で形成され、1つの面にチップコンデンサ110が実装されている。また、2つの側面については回路基板107と同様な構成とし、ケーブル配線用ランドの裏面に溝部のみ形成されている。
【0104】
CCD106の後方にトランジスタ109を前方に向けて回路基板107が配設され、続いてチップコンデンサ110を前方に向けて回路基板108が平行に配置されている。
【0105】
TAB118は、1つの側面で回路基板107に、その反対面で回路基板108に接続されている。その接続面に垂直な2つの側面で、回路基板108の後方に配置されたケーブル113が配線されている。
【0106】
ケーブル113先端部には、金属製の薄板から形成される補強部材111のケーブル保持部122が取り付けられている。
【0107】
補強部材111は、後方に円筒状のケーブル保持部122を有し、前方に平行な2面からなるケーブル保持部121及びこのケーブル保持部121の上下位置を決めるための固定部123を有する。
【0108】
固定部123は、CCD106、回路基板107、回路基板108のケーブル113接続側面に配置され、これらがケーブル113と一体となるように固定部123で固定されている。固定部123は、TAB118上に配置する。
【0109】
図10に示すように、ケーブル113外周は、ケーブル113を外部の衝撃から保護するためのケーブル保護チューブ114で被覆され、その先端側はケーブル保持部122を完全に覆うように配置し、最先端部には固定用糸34を縛りつけて動かないように固定した。ケーブル保持部121からレンズ枠104後方部にかけては、熱収縮チューブ等の固定チューブ112で被覆して固定される。固定チューブ112の先端面からレンズ枠104前側部までの長さは図10に示す適当な長さLだけあけておく。
【0110】
撮像ユニット固定部材115は、断面がL字型に形成され、内径はレンズ枠104の後方の外径と同じ径に、外径は前方がレンズ枠104の前方の外径と同じ径に、後方がレンズ枠104の外径より小さい径に形成されている。
【0111】
撮像ユニット固定部材115の長さは長さLよりやや長めに形成しておく。
【0112】
図10及び図11に示すように、先端カバー3の内側つまり反先端側には、撮像ユニット固定部材115の形状に合わせて、これを避けるような溝部116が形成されている。
【0113】
撮像ユニット100の最大外径はレンズ枠104の先端部外径であり、先端固定部材2の取り付け孔91はこの外径よりわずかに大きい内径に形成されている。
【0114】
続いて、本実施の形態の作用・効果を説明する。
【0115】
先ず、撮像ユニット100を先端固定部材2の後方から取り付け孔91内に挿入し、レンズ枠104を完全に先端固定部材2先端面よりも前側に突出させた状態でレンズ枠104後方部に撮像ユニット固定部材115を取り付ける。続いて、撮像ユニット固定部材115が先端固定部材2先端面に突き当たるまで撮像ユニット100を取り付け孔91内に戻す。最後に先端カバー3を先端固定部材2先端面から被せて、接着剤で固定する。この時撮像ユニット固定部材115の取り付け位置を先端固定部材2の溝部116に合わせておく。こうすることによって、撮像ユニット固定部材115は先端固定部材2と先端カバー3に挟み込まれるので、撮像ユニット100は前後に移動しないように先端固定部材2に固定される。主たる効果は第1の実施の形態と同じである。
【0116】
その他の作用・効果について説明する。
【0117】
CCD106、回路基板107、回路基板108、ケーブル113を一つの補強部材111で一括して固定したので、特にケーブル113が確実に固定され信頼性が向上する。また、CCD106等に対してケーブル113の位置が正確に決まるので、内視鏡の内蔵物のレイアウトが容易となる。
【0118】
また、補強部材111の外側にケーブル保護チューブ114を配置したので不必要に補強部材111が大型化することもない。
【0119】
なお、本発明は、上述の実施の形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
【0120】
[付記]
(付記項1)
被写体像を結像するための対物レンズと、前記対物レンズを内部に保持するための枠体である対物レンズ枠と、前記対物レンズで結像した被写体像を撮像するための固体撮像素子と、前記固体撮像素子からの電気信号を伝送するための撮像ケーブルと、を有する撮像ユニットと、
前記撮像ユニットを固定するための撮像ユニット取り付け孔を有する先端固定部材と、
前記対物レンズ枠の最大外径よりも一部分だけ大きくなるように前記対物レンズ枠外径に取り付けられるとともに前記先端固定部材の先端面に配置・固定された撮像ユニット固定部材と、
を具備したことを特徴とする電子内視鏡。
【0121】
(付記項2)
被写体像を結像するための対物レンズと、前記対物レンズを内部に保持するための枠体である対物レンズ枠と、前記対物レンズで結像した被写体像を撮像するための固体撮像素子と、前記固体撮像素子からの電気信号を伝送するための撮像ケーブルと、を有する撮像ユニットと、
前記撮像ユニットを固定するための撮像ユニット取り付け孔を有する先端固定部材と、
前記先端固定部材の先端面を覆う先端カバーと、
前記対物レンズ枠の最大外径よりも一部分だけ大きくなるように前記対物レンズ枠外径に取り付けられるとともに前記先端固定部材と前記先端カバーとの間に挟み込まれるように配置・固定された撮像ユニット固定部材と、
を具備したことを特徴とする電子内視鏡。
【0122】
(付記項3)
前記対物レンズ枠は、先端側の外径が最も大きく設けられた対物レンズ枠であること、
を特徴とする付記項1ないし付記項2に記載の電子内視鏡。
【0123】
(付記項4)
前記撮像ユニット取り付け孔は、前記対物レンズ枠の最大外径と略同径の内径である撮像ユニット取り付け孔であること、
を特徴とする付記項1ないし付記項2に記載の電子内視鏡。
【0124】
(付記項5)
前記撮像ユニットを前記先端固定部材の内視鏡先端側に突出させた状態で前記撮像ユニット固定部材を前記対物レンズ枠に取り付けたこと、
を特徴とする付記項1ないし付記項2に記載の電子内視鏡。
【0125】
(付記項6)
前記撮像ユニット固定部材は、前記先端固定部材の前面に形成された溝部内に配置されたこと、
を特徴とする付記項1に記載の電子内視鏡。
【0126】
(付記項7)
前記撮像ユニット固定部材は、前記先端固定部材の前面に形成された第1の溝部及び前記先端カバーの後面に形成された第2の溝部に配置或いは前記第1の溝部又は前記第2の溝部の内いづれか一方の溝部に配置されたこと、
を特徴とする付記項2に記載の電子内視鏡。
【0127】
(付記項8)
前記撮像ユニット固定部材は、前記先端固定部材と前記先端カバーの間に回動移動可能な状態で挟み込まれるように配置されたこと、
を特徴とする付記項7に記載の電子内視鏡。
【0128】
【発明の効果】
被写体像を結像するための対物レンズと、前記対物レンズを内部に保持するための枠体であり外周に周方向に形成された溝状の細径部を有する対物レンズ枠と、前記対物レンズで結像した被写体像を撮像するための固体撮像素子と、前記固体撮像素子からの電気信号を伝送するための撮像ケーブルと、を有する撮像ユニットと、前記撮像ユニットを固定するための先端固定部材と、前記先端固定部材の先端面に固定される先端カバーと、前記先端固定部材及び前記先端カバーを貫通し、前記撮像ユニットが挿入される貫通孔である撮像ユニット取り付け孔と、前記先端固定部材及び前記先端カバーの少なくとも一方の前記撮像ユニット取り付け孔の内周に形成された周方向溝と、該周方向溝と前記先端カバーの先端面とを連通する軸方向溝と、からなる取り付け溝と、前記対物レンズ枠の前記細径部に係合された状態において前記対物レンズ枠の最大外径よりも径方向に突出する突出部を有する撮像ユニット固定部材と、を具備し、前記撮像ユニットは、前記撮像ユニット固定部材が前記細径部に係合された状態で前記先端カバーの前記先端面側から前記撮像ユニット取り付け孔内に挿入され、前記突出部が前記取り付け溝に沿って案内されることにより、前記突出部が前記周方向溝に係合することで前記撮像ユニット取り付け孔内に係止される構成としたことにより、対物レンズ系において先端側が最大外径となるような構成の時に、内視鏡挿入部外径の細径化及び硬質部長の短縮化を阻害することなく、撮像ユニットを内視鏡先端固定部材に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図9は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は先端部の構成を説明する一部断面図を含む説明図
【図2】レンズ枠の構成を説明する断面図((A)は第1レンズの部位、(B)は第2レンズの部位)
【図3】ケーブルの構造を説明する説明図((A)はケーブル全体の構造を説明する図、(B)及び(C)は同軸線の構造を説明する図、(D)は電線の構造を説明する図)
【図4】TABテープの電子部品実装面の構成を説明する説明図
【図5】TABテープのケーブル配線面の構成を説明する説明図
【図6】先端固定部材と補強枠の接続構造を説明する図1のA―A断面図
【図7】固体撮像素子周辺の構成を説明する図1のB―B断面図
【図8】撮像ユニットの先端固定部材への取り付け手順を説明する先端部の一部断面図を含む説明図
【図9】撮像ユニットの先端固定部材への取り付け手順を説明する先端部を先端側から見た説明図
【図10】図10ないし図12は本発明の第2の実施の形態に係り、図10は先端部の断面図
【図11】撮像ユニットの先端固定部材への取り付け手順を説明する先端部を先端側から見た説明図
【図12】補強部材の構成を説明する撮像ユニット後方部分の斜視図
【符号の説明】
1 先端部
2 先端固定部材
3 先端カバー
4 湾曲駒
5 湾曲部ブレード
6 湾曲部ゴム
8 撮像ユニット固定部材
9 撮像ユニット
10 第1レンズ(対物レンズ)
11 第2レンズ(対物レンズ)
12 第3レンズ(対物レンズ)
13 第4レンズ(対物レンズ)
14 第5レンズ(対物レンズ)
15 フレアー絞り
16 明るさ絞り
17 フレアー絞り
18 レンズ枠(対物レンズ枠)
19 CCD保持枠
20 間隔環
21 CCDチップ(固体撮像素子)
22 カバーガラス
23 TABテープ
24 トランジスタ
25、26 チップコンデンサ
27 チップ抵抗
28 絶縁テープ
29 ケーブル(撮像ケーブル)
30 ケーブル保護チューブ
31 補強枠
32 固定チューブ
33 固定用糸
34 固定用糸
35 溝部
36 面取り部
37 シース
38 シールド
39 押さえテープ
40〜47 同軸線
48〜49 電線
50 内部導体
51 誘電体
52 外部導体
53 ジャケット
54 導体
55 絶縁体
56、57、58 リード
59、60、61 トランジスタ用ランド
62、63、67、68 チップ用ランド
64 ケーブル用ランド
65、66 チップ用ランド
69、70、71、72 ケ一ブル用ランド
73、74 TABリード
75 突き当て部
76 突起部
77 重ね部
78 切り欠き部
79 切り欠き部
80 受光部
81 接着剤
82 接着剤
83 接着剤
84 接着剤
85 接着剤
86 切断部
88 取り付け溝
89 取り付け溝
90 ジャケット
91 取り付け孔(撮像ユニット取り付け孔)
92 接着溜り
93 前側内径部
94 後側内径部
95 後側外径部
96 前側外径部
97 突き当て面
98 固定面
100 撮像ユニット
101 第1レンズ
102 第2レンズ
103 第3レンズ
104 レンズ枠
105 間隔環
106 CCD
107 回路基板
108 回路基板
109 トランジスタ
110 チップコンデンサ
111 補強部材
112 固定チューブ
113 ケーブル
114 ケーブル保護チューブ
115 撮像ユニット固定部材
116 溝部
117 CCDチップ
118 TAB
119 カバーガラス
120 リード
121 ケーブル保持部
122 ケーブル保持部
123 固定部

Claims (2)

  1. 被写体像を結像するための対物レンズと、前記対物レンズを内部に保持するための枠体であり外周に周方向に形成された溝状の細径部を有する対物レンズ枠と、前記対物レンズで結像した被写体像を撮像するための固体撮像素子と、前記固体撮像素子からの電気信号を伝送するための撮像ケーブルと、を有する撮像ユニットと、
    前記撮像ユニットを固定するための先端固定部材と、
    前記先端固定部材の先端面に固定される先端カバーと、
    前記先端固定部材及び前記先端カバーを貫通し、前記撮像ユニットが挿入される貫通孔である撮像ユニット取り付け孔と、
    前記先端固定部材及び前記先端カバーの少なくとも一方の前記撮像ユニット取り付け孔の内周に形成された周方向溝と、該周方向溝と前記先端カバーの先端面とを連通する軸方向溝と、からなる取り付け溝と、
    前記対物レンズ枠の前記細径部に係合された状態において前記対物レンズ枠の最大外径よりも径方向に突出する突出部を有する撮像ユニット固定部材と、
    を具備して構成され、
    前記撮像ユニットは、前記撮像ユニット固定部材が前記細径部に係合された状態で前記先端カバーの前記先端面側から前記撮像ユニット取り付け孔内に挿入され、前記突出部が前記取り付け溝に沿って案内されることにより、前記突出部が前記周方向溝に係合することで前記撮像ユニット取り付け孔内に係止されることを特徴とする電子内視鏡
  2. 前記撮像ユニット固定部材は、前記撮像ユニットが前記撮像ユニット取り付け孔内に前記先端面とは反対側から前記細径部が露出するまで挿入された後に、前記細径部に係合されることを特徴とする請求項1に記載の電子内視鏡。
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