JP4053487B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、中空支持体内部から供給される感光体シートを中空支持体表面に巻き付けて感光層を形成し、形成された感光層上に画像形成を行う画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置において、画像形成が為される感光体の交換に伴うコストの低減を図るために、従来はドラム状の基体周囲にフレキシブルな感光体シートを巻き付けて基体表面に感光体層を有してなる感光体ドラムを構成して、感光体シートが劣化した場合には基体表面から使用済みの感光体シートを巻き取って、新しい感光体シートを基体に巻き付けて使用するというように、感光体を基体ごと交換せずに感光体シートのみを交換する方法が提案されている(例えば特許文献1、特許文献2参照)。
特公昭62−26468号公報(第1、2頁、第1図) 特公昭62−51472号公報(第1、2頁、第1図) しかしながら(特許文献1)あるいは(特許文献2)では、基体内部から新しい感光体シートを取り出し又基体内に使用済みの感光体シートを巻き取るために、基体表面にスリットを有している。このため例えば、現像ローラ両側に設けられ現像ローラおよび感光体層間の現像ギャップを一定に保持するギャップリングは、スリット位置通過時に変動を生じ感光体ドラムに衝撃を発生させ、感光体ドラムの回転速度に変動を来たし、更には現像ローラが感光体ドラムに接触するおそれも生じるという不具合を有している。
又このように感光体シートを交換するものにおいて、感光体シートの供給及び巻き取りのために設けられるスリットにキャップを取着する方法が提案されている(例えば特許文献3参照)。
特許第2927808号公報(第2、3頁、第1図) しかしながら(特許文献3)のようにキャップを設けたとしても、感光体シートはキャップ部で非連続となりギャップリングは、この非連続部通過時に変動を生じ感光体ドラムに衝撃を発生させ、感光体ドラムの回転速度に変動を来たすおそれがある。
一方、感光体層上の現像画像を転写材に転写する方法として、転写材の種類や環境変化に関わらず安定した転写画像を得る様、感光体ドラムと転写材とを加圧接触して、トナー粒子の粘着力を利用して感光体ドラム表面のトナー粒子を転写材に転写する圧力転写方法がある。例えば液体現像剤を用いることによりオフセット印刷並みの質感を有するフルカラー画像を実現できる画像形成装置にあっては、キャリア液の介在により画像流れを生じてしまう電界転写方法に比し高画質の転写画像を得られることからこの圧力転写方法が採用されている。
この圧力転写方法による転写時、転写材である転写ローラは感光体ドラムに加圧接触されることから、スリット位置あるいは、感光体シートとキャップ部の間の非連続部を通過する時に、現像ローラと同様に変動を生じ、感光体ドラムに衝撃を発生させ、感光体ドラムの回転速度に変動を来たすおそれがある。
しかもこの圧力転写方法による転写時には、感光体ドラムの表面速度は転写ローラの表面速度に比し2〜3%程度速くなるよう設定されている。即ち感光体ドラムの表面は転写ローラとの接触位置にて常に転写ローラより接線力を受けている。このため転写ローラが、スリット位置あるいは、感光体シートとキャップ部の間の非連続部を通過する時に、感光体ドラムには、転写ローラの段差による変動に更に接線力が加わった、より大きな衝撃が発生され、感光体ドラムの回転速度がより大きく変動するおそれがある。
そしてレーザビームやLEDプリントヘッドなどによる数十μmに絞り込んだ微小光を感光体層上で走査露光して静電潜像を形成する電子写真方式の画像形成装置においては、上記のように感光体ドラムの回転速度に変動を来たすと、わずかな変動であっても感光体層上での露光位置のずれを生じ、目視で認識される画質劣化につながるおそれがある。このような感光体ドラムの速度変動に起因する画質劣化は、主にすじ状の濃度むらとして現れ一般的にはジッタ、バンディングなどと称され、著しく画像品質を損なうものとなる。
そこで本発明は上記課題を解決するものであり、ドラム状の基体に感光体シートを巻き付けて感光層を形成してなる感光体ドラム周囲にて感光体ドラムと接触し、あるいは感光体ドラムに近接するローラが、感光体ドラムのスリット、あるいは感光体シートとキャップ部の間の非連続部を通過する際の変動を低減し、ひいては、感光体ドラムに生じる衝撃を低減して、感光体ドラムを安定に回転することにより画像むらの無い良好な高品位の画像を得ることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は上記課題を解決するための手段として、画像形成領域及び前記画像形成領域の両側に非画像形成領域を有し、前記画像形成領域にスリットが形成されてなる中空支持体と、前記中空支持体の前記画像形成領域表面に巻き付けられ前記中空支持体表面に感光層を形成する感光体シートと、前記感光層上に現像画像を形成する現像装置と、前記感光体層上の前記現像画像を被転写媒体に転写する転写部材とを具備する画像形成装置において、前記感光層に対向する位置に前記感光層と隙間を隔てて配置されるローラと、前記ローラの同軸上であって前記ローラの両側に配置され前記感光層に接触する第1の回転体と、前記第1の回転体と同軸であって前記第1の回転体両側の前記非画像形成領域に対向する位置に取着され、前記第1の回転体が前記スリット上を通過する時に前記中空支持体の前記非画像形成領域に接触して前記第1の回転体を前記スリットから離間させる第2の回転体とを設けるものである。
本発明によれば、中空支持体の画像形成領域に感光体シートを巻き付けてなる感光層に接触する第1の回転体の両側であって中空支持体の非画像形成領域と対向する位置に第2の回転体を設けることにより、第1の回転体が画像形成領域のスリットなどの非連続部を通過する時には第2の回転体を中空支持体の非画像形成領域に接触して、第1の回転体が非連続部にぶつかるのを防止出来る。従って、非連続部で生じる第1の回転体の変動を低減することにより、中空支持体に生じる衝撃ひいては中空支持体の回転変動を低減出来、中空支持体の回転変動に伴う画像むらを防止し、良好な高品位の画像を得られる。
本発明は、ドラム周囲に巻き付けられる感光体シートを感光層とする感光体ドラムに接触しあるいは近接するローラが感光体ドラムの非連続部を通過する時の、ローラの変動を低減するために、ローラの両側にローラと同軸であって感光体ドラム両側の非画像形成領域に対向する補助ギャップリングを設けるものである。
図1乃至図9に本発明の実施例1を示す。図1は、本発明の画像形成装置である湿式のフルカラー電子写真装置の画像形成部10を示す。画像形成部10は、中空支持体であり、画像形成領域110両側に非画像形成領域111を有するドラム11aの画像形成領域110周囲に感光体シート21を巻き付けてなる感光層を有する感光体ドラム11を有している。感光体シート21は、フレキシブルな樹脂シート表面に導電性基体を設け、その表面に有機系の感光剤を設けた多層構成により形成されている。
感光体ドラム11周囲には、矢印q方向の回転に沿って、順次感光体シート21上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の現像画像であるトナー画像を形成する現像装置である第1乃至第4の画像形成ユニット12Y〜12BKが配列されている。第1乃至第4の画像形成ユニット12Y〜12BKは、キャリア液とトナー粒子を含むイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の各液体現像剤20Y〜20BKを用いてトナー画像を形成する。
各画像形成ユニット12Y〜12BKは、それぞれ用いる液体現像剤の色が異なるものの、それ以外は基本的に同様の構成である。第1乃至第4の画像形成ユニット12Y〜12BKは、夫々周知のコロナ帯電器もしくはスコロトロン帯電器などからなる帯電装置13Y〜13BK、図示しない露光装置からの画像情報に応じて変調されたイエロー(Y)〜ブラック(BK)の露光々を感光体ドラム11に選択的に照射して静電潜像を形成するLEDプリントヘッド14Y〜14BKを有する。
更に画像形成ユニット12Y〜12BKは、各色の液体現像剤を収容し、液体現像剤を感光体シート21表面に供給してトナー画像を形成する現像ローラ16Y〜16BK及び、現像後のトナー画像のかぶり取りとキャリア液除去を同時に行うスクイーズローラ17Y〜17BKを備える現像装置18Y〜18BKを有している。現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKは、ステンレス鋼で形成されている。
現像ローラ16Y〜16BKは、現像装置18Y〜18BK内で液体現像剤20Y〜20BKにほぼ半分漬かった状態で感光体シート21と約0.2mmのわずかな隙間を隔てて設けられ、感光ドラム11の回転方向とは逆の回転方向(感光体ドラム11との対向面が対向する感光体ドラム11表面と同方向に移動する方向)、すなわち矢印u方向に、感光体ドラム11の移動速度の2〜3倍程度の周速度で回転する。スクイーズローラ17Y〜17BKは感光体シート21と約0.05mmのわずかな隙間を隔てて設けられ、感光体ドラム11の回転方向と同一の回転方向(感光体ドラム11との対向面が対向する感光体ドラム11表面と逆方向に移動する方向)、すなわち矢印方向に、感光体ドラム11移動速度の1.2倍〜3倍程度の周速度で回転する。
感光体シート21周囲の第4の画像形成ユニット12BKの下流には、現像終了後に感光体シート21に形成されるトナー画像中のキャリア液を除去する液体除去部材31が設けられる。液体除去部材31は、キャリア液を吸収除去するスポンジ様の多孔質弾性ローラを用いたり、シリコーンゴム等の親油性材料で形成されるローラを感光体と接触配置して用いる等可能である。液体除去部材31の下流には、更にトナー画像に大容量・高速の乾燥風を吹き付けて残留するキャリア液を乾燥除去するノズルブロック32が設けられる。
感光体ドラム11周囲のノズルブロック32の下流には、圧力転写を行う転写部材である転写装置47及び、転写後感光体シート21上に残留する液体現像剤を除去するクリーナ50、が設けられている。転写装置47は、感光体シート21上に形成されるトナー画像を一次転写する第1の回転体であり矢印r方向に回転される転写ローラである中間転写ローラ47a、中間転写ローラ47aを加圧し、中間転写ローラ47a上のトナー画像を被転写媒体である用紙Pに二次転写する加圧ローラ47bを有する。
中間転写ローラ47aは、ステンレス鋼からなる支持体52表面をシリコーンゴムからなる転写層53で被覆し、支持体内部に加熱ヒータ52aを設置してなり、約80〜100℃程度に加熱される。この中間転写ローラ47aは1〜4kg/cm程度の線荷重で感光体ドラム11の画像形成領域110に圧接する。また、中間転写ローラ47aは転写効率を向上するために、感光体シート21に形成されたトナー画像をせん断力により剥ぎ取るよう、感光体ドラム11と2〜3%の表面速度差を設けて回転する。中間転写ローラ47aより感光体ドラム11の速度が速くなるよう速度差を設定する。
感光体シート21は、未使用側がドラム11aの中空部に内蔵される供給ロール101にロール状に収納されている。供給ロール101側の未使用の感光体シート21は、ドラム11aに形成される非連続部であるスリット120を通って送り出され、ドラム11aの画像形成領域110表面に巻き付けられる。使用済みの感光体シート21は、スリット120を通ってドラム11aの中空部に内蔵される巻き取りロール102により矢印s方向に巻き取られる。
供給ロール101の回転自在なシャフト101aは図示しないロック機構により、画像形成中に感光体シート21が送り出されるのを規制する。巻き取りロール102のシャフト102aは図示しないワンウェイクラッチを備え巻き取り方向にのみ回転自在となっている。またシャフト102aはシャフト102a両端を回転自在に保持するベアリング(図示せず)を介して引っ張りばね103により予荷重を与えることによって、感光体シート21に巻き取り方向のテンションを与える。これによりドラム11aに巻き付けられた感光体シート21は、ドラム11aの画像形成領域110外周面に沿ってしわを生じること無く均一に張られる。
次に現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKと感光体シート21との約0.2mmのわずかな隙間の保持について詳述する。尚、各現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKは、それぞれ用いる液体現像剤の色が異なるものの、それ以外は基本的に同様の構成をしていることから、イエロー(Y)の現像ローラ16Yを参照して説明し、他は説明を省略する。
現像ローラ16Yは、液体現像剤20Yに半分程度浸かった状態で矢印u方向に回転することで、液体現像剤20Yを感光体シート21と現像ローラ16Yとの現像ギャップに搬送する。現像時に現像ローラ16Yに数100Vのバイアス電圧を印加することによって、液体現像剤20Yの固形のトナー粒子が電気泳動し、感光体シート21表面に形成された静電潜像に付着して現像がなされる。従って、感光体シート21と現像ローラ16Yとの現像ギャップを正確に保持することは現像画質の均質化のため重要である。
感光体シート21と現像ローラ16Yとの現像ギャップを正確に保持するため、図3に示すように、現像ローラ16Yのシャフト22の両側部であって、ドラム11aの画像形成領域110と対向する位置に、第1の回転体であるポリアセタール樹脂からなるギャップリング23を取着する。図4に示すようにギャップリング23の直径dgは、現像ローラ16Yの直径をdr、現像ギャップをtvとした時に、dg=dr+2tvとなるようにする。このギャップリング23を感光体シート21表面に与圧をもって接触する事により、感光体シート21と現像ローラ16Y間は、現像ギャップtv(本実施例1にあっては0.2mm)を正確に保持することとなる。
更に現像シャフト22のギャップリング23の両側であって、ドラム11aの非画像形成領域111と対向する位置に、第2の回転体であるポリアセタール樹脂からなる補助ギャップリング24を取着する。補助ギャップリング24の直径dsは、ギャップリング23の直径をdg、感光体シート21の厚さをtsとした時に、dg<ds<dg+2tsの関係を満たすようにする。尚、他の現像ローラ16M〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKにも同様にしてギャップリング23及び補助ギャップリング24を設ける。
これにより図5に示すように現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKのギャップリング23は感光体シート21に与圧接触され、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKと感光体シート21の現像ギャップを0.2mmに保持する。この時補助ギャップリング24は、ドラム11aの非画像形成領域111から離間している。一方、感光体ドラム11のスリット120位置にあっては、図6に示すように補助ギャップリング24がドラム11aの非画像形成領域111に接触して現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKのギャップリング23がスリット120にあたるのを防止する。
ここで、感光体シート21と現像ローラ16Yとのギャップを正確に保持するために、ギャップリング23を感光体シート21が巻き付けられる上から感光体ドラム11に接触する理由について述べる。ドラム11a周囲を感光体シート21で囲繞して感光層を形成してなる感光体ドラム11の場合、通常感光体シート21は、引っ張りばね103により巻き取り方向にテンションを与えられ、ドラム11aの外周面に沿ってぴったり巻き付く。
但し、感光体シート21の幅が大きい場合や、感光体シート21の厚さにばらつきを生じた場合、あるいは感光体シート21に巻き取り機能が十分に機能しなかったりした場合には、感光体シート21がドラム11aの外周面に巻き付く外形精度が低下して、感光体シート21の巻き付き精度のバラツキが、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKと感光体ドラム11とのギャップに対して無視できない誤差となる場合がある。
このように、感光体シート21のドラム11aへの巻き付き精度が低下たとしても、ギャップリング23を感光体シート21表面に接触するようにすれば、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKと感光体ドラム11とのギャップは正確に保持することが可能となる。これに比し、例えば、ギャップリング23をドラム11aの非画像形成領域111に対向と接触させて、非画像形成領域111位置を基準としてギャップを保持しようとすると、ギャップリング23がスリット120を通過する事により生じる現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKの変動は無いものの、感光体シート21の巻き付き精度を考慮したギャップ制御を行えず、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKと、感光体シート21との間のギャップの正確な保持が不能となり、現像画質が著しく損なわれるおそれがある。
従って、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKと、感光体シート21との間のギャップを正確に保持するためには、ギャップリング23を感光体シート21が巻き付けられる上から感光体ドラム11に接触する必要性がある。
次に、図7に示すように中間転写ローラ47aのシャフト48の両側部であって、ドラム11aの非画像形成領域111と対向する位置に、第2の回転体であるポリアセタール樹脂からなる転写ギャップリング49を取着する。補助ギャップリング24と同様、転写ギャップリング49の直径dsも、中間転写ローラ47aの直径をdg、感光体シート21の厚さをtsとした時に、ds=dg+2tsの関係を満たすようにする。
これにより感光体ドラム11の感光体シート21が巻き付けられる部分にあっては、図8に示すように中間転写ローラ47aが感光体シート21に加圧接触される。この時転写ギャップリング49は、ドラム11aの非画像形成領域111に接触する。又、感光体ドラム11のスリット120にあっては、図9に示すように転写ギャップリング49がドラム11aの非画像形成領域111に転接して中間転写ローラ47aがスリット120にあたるのを防止する。
尚、補助ギャップリング24と転写ギャップリング49とでは、dsで表わされる直径の実際の数値は夫々異なる。このように現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKの各シャフト22の両側部に補助ギャップリング24を設け、又、中間転写ローラ47aのシャフト48の両側部に転写ギャップリング49を設けることにより、現像ローラ16Y〜16BK、スクイーズローラ17Y〜17BKあるいは中間転写ローラ47aが感光体ドラム11のスリット120にあたるのを防止する。
次に作用について述べる。画像形成工程が開始されると、ドラム11a及び感光体シート21が矢印q方向に一体回転して、感光体シート21は、画像形成ユニット12Yにて帯電装置13Yにより帯電され、次いで画像情報に対応してLEDプリントヘッド14Yから黄色の画像情報に対応する露光々を選択的に照射されてイエロー(Y)画像に対応する静電潜像を形成される。
更に感光体シート21はイエロー(Y)の現像装置18Yにて現像ローラ16Yによりイエロー(Y)のトナー像を形成され、スクイーズローラ17Yにより画像のかぶり及び余剰キャリア液を除去される。同様にして感光体シート21上に、後続の画像形成ユニット12M〜12BKにより順次マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー像を、重ね合わせてフルカラーのトナー画像を形成する。
このように感光体シート21上にフルカラーのトナー画像を形成するプロセスを実施する間、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKは、感光体ドラム11の感光体シート21が巻き付けられる部分を通過するときは、図5に示すようにギャップリング23により現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKと感光体シート21の現像ギャップを0.2mmに保持し、現像操作及びスクイズ操作を実施する。
また、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKが感光体ドラムのスリット120に達した時は、図7に示すように、補助ギャップリング24をドラム11aの非画像形成領域111と転接して、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BK更にはギャップリング23を、スリット120から離間させる。この後スリット120位置を通過すると、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKのギャップリング23は再度感光体シート21に接触して、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKと感光体シート21の現像ギャップを正確に保持する。
尚スリット120位置で、ギャップリング23が感光体シート21から離れて補助ギャップリング24がドラム11aの非画像形成領域111と接触する時、又その後にギャップリング23が再度感光体シート21に接触する時にも感光体ドラム11に多少の衝撃を生じる。但しこの時の衝撃は、ギャップリング23がスリット120に直接あたる場合の衝撃に比しはるかに小さい。
この様にして感光体ドラム11上に形成されたフルカラートナー画像は、液体除去部材31によりキャリア液を除去され、次いでノズルブロック32から吹き付けられる高速気流により乾燥除去される。
キャリア液を除去されたフルカラートナー画像が転写装置47に到達すると、フルカラートナー画像は、トナー粒子の粘着力により、加圧ローラ47bの荷重で感光体シート21に圧接される中間転写ローラ47aに一次転写され、更に中間転写ローラ47aから矢印t方向に搬送される用紙Pに二次転写されて用紙P上にフルカラー画像を形成する。
この時中間転写ローラ47aは、感光体ドラム11の感光体シート21が巻き付けられる部分にあっては、図8に示すように、感光体ドラム11と表面速度差を持って感光体シート21に加圧接触する。また中間転写ローラ47aが感光体ドラム11のスリット120に達した時は、図9に示すように、転写ギャップリング49をドラム11aの非画像形成領域111と転接して、中間転写ローラ47aをスリット120から離間させる。この後スリット120位置を通過すると、中間転写ローラ47aは再度感光体シート21に加圧接触する。
尚スリット120位置で、中間転写ローラ47aが感光体シート21から離れて転写ギャップリング49がドラム11aの非画像形成領域111と接触する時、又その後に中間転写ローラ47aが再度感光体シート21に加圧接触する時にも感光体ドラム11に多少の衝撃を生じる。但しこの時の衝撃は、感光体ドラム11と表面速度差を持って回転する中間転写ローラ47aがスリット120に直接あたる場合の衝撃に比しはるかに小さい。
転写終了後、感光体シート21はクリーナ50により残留トナー粒子を除去され、一連の画像形成工程を終了し次の画像形成工程に備える。
又このように画像形成工程を繰り返す間に感光体シート21が所定の寿命に達すると、感光体シート21交換のために、巻き取りロール102を駆動して、ドラム11a表面の使用済みの感光体シートを巻き取り、供給ロール101から未使用の感光体シート21をドラム11a表面に供給して、ドラム11a表面を新たな感光体シート21で囲繞する事となる。
このように構成すれば、使用済みの感光体シート21を順次巻き取って、ドラム11a周囲に新たな感光体シートを巻き付けてなる感光体ドラム11を用いるフルカラー電子写真装置にて、感光体ドラム11に近接する現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKは、スリット120を通過する時に、補助ギャップリング24をドラム11aの非画像形成領域111に接触している。これによりスリット120通過時に、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKのギャップリング23がスリット120にあたるのを防止出来、感光体ドラム11に生じる衝撃を低減して、感光体ドラム11の回転変動に伴う画像むらを防止し、高品位の画像を得られる。
又感光体ドラム11に接触する中間転写ローラ47aは、スリット120を通過する時に、転写ギャップリング49がドラム11aの非画像形成領域111に接触している。これによりスリット120通過時に、中間転写ローラ47aがスリット120にあたるのを防止出来、感光体ドラム11に生じる衝撃を低減して、感光体ドラム11の回転変動に伴う画像むらを防止し、高品位の画像を得られる。
図10、図11に本発明の実施例2を示す。本実施例は、実施例1において現像ローラ及びスクイーズローラの補助ギャップリングの材質を変えると共に、中間転写ローラの転写ギャップリングの材質を変えるものである。実施例1と同一部分については同一符号を付しその説明を省略する。本実施例では、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKの、シャフト22に取着されるギャップリング23の両側に、硬度80度のゴムからなる補助ギャップリング57を取着する。補助ギャップリング57の直径dsは、ギャップリング23の直径をdg、感光体シート21の厚さをtsとした時に、dg<ds<dg+2tsの関係を満たすようにする。
更に中間転写ローラ47aのシャフト48の両側に、硬度80度のゴムからなる転写ギャップリング58を取着する。転写ギャップリング58の直径dsは、中間転写ローラ47aの直径をdg、感光体シート21の厚さをtsとした時に、ds=dg+2tsの関係を満たすようにする。
このように構成すれば、実施例1と同様、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKが感光体ドラム11のスリット120を通過する時に、補助ギャップリング57をドラム11aの非画像形成領域111に接触させて、現像ローラ16Y〜16BK及びスクイーズローラ17Y〜17BKのギャップリング23がスリット120にあたるのを防止出来る。しかも、補助ギャップリング57がゴムで有り、その弾性と減衰性により、スリット120位置で補助ギャップリング57がドラム11aの非画像形成領域111と接触する時の衝撃を、実施例1に比し更に小さく出来、感光体ドラム11の回転変動に伴う画像むらのほとんど無い、より高品位の画像を得られる。
又中間転写ローラ47aにあっても、感光体ドラム11のスリット120を通過する時に、転写ギャップリング49がドラム11aの非画像形成領域111に接触させて、中間転写ローラ47aがスリット120にあたるのを防止出来る。しかも、転写ギャップリング58がゴムで有り、スリット120位置で転写ギャップリング58がドラム11aの非画像形成領域111と接触する時の衝撃を、実施例1に比し更に小さく出来、感光体ドラム11の回転変動に伴う画像むらのほとんど無い、より高品位の画像を得られる。
尚本発明は、上記実施例に限られるものではなく、本発明の範囲内で種々変更可能であり、画像形成装置の構造等任意であり、例えば乾式の現像剤を用いるものであっても良いし、現像剤の数や色の種類等も限定されない。又、感光体シートの中空支持体への巻き付け方法も限定されず、例えば、中空支持体の周長と略同じ長さの感光体シートを用い、感光体シートの両端を中空支持体に形成されたスリットに固定するようにして、感光体シートを中空支持体へ巻きつけても良い。又、第1の回転体は、中空支持体に近接しあるいは接触するものであれば、余剰の現像液を除去するスポンジローラや、残留トナーを除去するクリーニングローラ等であっても良い。
更に第2の回転体の材質や大きさあるいは構造等も限定されず、例えば、上記実施例にて、現像ローラあるいはスクイーズローラのシャフトに取着される補助ギャップリングの直径を、dg<ds=dg+2tsの関係を満たすようにしても良いし、中間転写ローラのシャフトに取着される転写ギャップリングの直径を、dg<ds<dg+2tsの関係を満たすようにしても良い。又補助ギャップリングや転写ギャップリングを、金属ベアリングの外周面にゴム層等の弾性体を巻き付けて構成する等しても良い。
本発明の実施例1のフルカラー電子写真装置の画像形成部を示す概略構成図である。 本発明の実施例1の感光体シートの巻き付けを示す概略説明図である。 本発明の実施例1の感光体ドラムに対するギャップリング及び補助ギャップリングの配置を示す概略説明図である。 本発明の実施例1のギャップリングの直径と補助ギャップリングの直径の関係を示す概略説明図である。 本発明の実施例1の感光体ドラムに対する転写ギャップリングの配置を示す概略説明図である。 本発明の実施例1のギャップリングが感光体シートに接する状態を示す概略側面図である。 本発明の実施例1の感光体ドラムのスリット位置で補助ギャップリングがドラムに接する状態を示す概略側面図である。 本発明の実施例1の中間転写ローラが感光体シートに圧接する状態を示す概略側面図である。 本発明の実施例1の感光体ドラムのスリット位置で転写ギャップリングがドラムと転接する状態を示す概略側面図である。 本発明の実施例2の感光体ドラムに対するギャップリング及び補助ギャップリングの配置を示す概略説明図である。 本発明の実施例2の感光体ドラムに対する転写ギャップリングの配置を示す概略説明図である。
符号の説明
10…画像形成部
11…感光体ドラム
11a…ドラム
12Y〜12BK…画像形成ユニット
13Y〜13BK…帯電装置
14Y〜14BK…LEDプリントヘッド
16Y〜16BK…現像ローラ
17Y〜17BK…スクイーズローラ
18Y〜18BK…現像装置
20Y〜20BK…液体現像剤
21…感光体シート
22…シャフト
23…ギャップリング
24…補助ギャプリング
31…液体除去部材
32…ノズルブロック
47…転写装置
47a…中間転写ローラ
47b…加圧ローラ
48…シャフト
49…転写ギャップリング
50…クリーナ
101…供給ロール
102…巻き取りロール
103…引張りばね
110…画像形成領域
111…非画像形成領域
120…スリット

Claims (4)

  1. 画像形成領域及び前記画像形成領域の両側に非画像形成領域を有し、前記画像形成領域にスリットが形成されてなる中空支持体と、
    前記中空支持体の前記画像形成領域表面に巻き付けられ前記中空支持体表面に感光層を形成する感光体シートと、
    前記感光層上に現像画像を形成する現像装置と、
    前記感光体層上の前記現像画像を被転写媒体に転写する転写部材とを具備する画像形成装置において、
    前記感光層に対向する位置に前記感光層と隙間を隔てて配置されるローラと、
    前記ローラと同軸上であって前記ローラの両側に配置され前記感光層に接触する第1の回転体と、
    前記第1の回転体と同軸であって前記第1の回転体両側の前記非画像形成領域に対向する位置に取着され、前記第1の回転体が前記スリット上を通過する時に前記中空支持体の前記非画像形成領域に接触して前記第1の回転体を前記スリットから離間させる第2の回転体とを有する事を特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第1の回転体の直径をdg、前記第2の回転体の直径をds、前記感光体シートの厚さをtsとした時に、
    dg<ds≦dg+2ts
    の関係を満たすことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記中空支持体内部に設けられ、前記感光体シートを前記スリットを介して前記中空支持体表面に供給する供給ロールを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2の回転体を弾性材で形成することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか記載の画像形成装置。
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