JP4050807B2 - Brake pipe shaft mounting structure - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車体側にベース部材を固設し、該ベース部材に操作レバーの基部を、パイプ軸を介して揺動可能に支持して成り、前記操作レバーを揺動させて制動力を発生させるブレーキのパイプ軸取付構造に関する。この種のブレーキには、前記操作レバーを足で踏み込んで操作力をブレーキ本体に伝える足踏み式パーキングブレーキ等がある。
【０００２】
【従来の技術】
従来、足踏み式のブレーキでは、足で踏み込む操作レバーの基部にパイプ軸が固設され、このパイプ軸を介して操作レバーは車体側のベース部材に揺動可能に支持されていた。ここでパイプ軸の取付構造として、例えば図８に示すようなものがある。
【０００３】
すなわち、パイプ軸１は操作レバー３にある丸孔４に貫通しており、パイプ軸１の端部２が操作レバー３の基部表面に対接した状態で丸孔４の周囲に溶接され、パイプ軸１は操作レバー３に対し回転不能に固設されていた。パイプ軸１は荷重が集中する部位であり、操作レバー３に対しての相当な取付強度が要求される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したようなパイプ軸１の取付構造では、パイプ軸１の端部２を、その全周に亘り操作レバー１に溶接することで固設するから、かかる溶接作業が煩わしく、時間もかかり、溶接工の特別な技能も必要となるため、製品のコストアップの要因になるという問題があった。
【０００５】
また、溶接によりパイプ軸１及び操作レバー３の溶着金属の部分５が変生することがあり、取付部分の強度劣化を招く虞があった。ところで、昨今の設計仕様によると、パイプ軸１の取付構造も、より簡易でしかも確実に回転不能に拘束できるものへの変換が切望されていた。
【０００６】
本発明は、以上のような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、パイプ軸を操作レバーの基部に簡易かつ迅速に取り付けることができ、しかも十分な取付強度を得て、操作レバーに対するパイプ軸の空回りを確実に防止することができるブレーキのパイプ軸取付構造を提供することを目的としている。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項に存する。
［１］車体側にベース部材（１１）を固設し、該ベース部材（１１）に操作レバー（２０）の基部（２１）を、パイプ軸（３０）を介して揺動可能に支持して成り、前記操作レバー（２０）を揺動させて制動力を発生させるブレーキのパイプ軸取付構造において、
前記操作レバー（２０）の基部（２１）に、前記パイプ軸（３０）を貫通させる取付孔（２２）を穿設し、該取付孔（２２）の周囲に、その基準面より僅かな面積分だけ突出する小突起部（２３）を突設し、
前記パイプ軸（３０）の途中に、該パイプ軸（３０）を軸心方向にプレスした際、全周に亘り潰れて外側に環状に広がるよう塑性変形する被かしめ部（３４）を設け、
前記操作レバー（２０）の取付孔（２２）に前記パイプ軸（３０）を貫通させた状態で、パイプ軸（３０）を軸心方向にプレスし、パイプ軸（３０）の塑性変形した前記被かしめ部（３４）に、前記取付孔（２２）の周囲にある小突起部（２３）を食い込ませて、パイプ軸（３０）を操作レバー（２０）の取付孔（２２）に対し回転不能に一体に固設し、
前記パイプ軸（３０）の途中に、塑性変形した前記被かしめ部（３４）に対して前記取付孔（２２）の周囲を挟んで対向する受け部（３３、３５）を設け、
前記パイプ軸（３０）は、前記被かしめ部（３４）を含む肉薄の小径部分と肉厚の大径部分とから成り、前記小径部分と大径部分との境の断面部（３３）を前記受け部（３３）としたことを特徴とするブレーキのパイプ軸取付構造。
【０００８】
［２］前記小突起部（２３）を、取付孔（２２）の周囲に等間隔に並ぶように複数設けたことを特徴とする［１］記載のブレーキのパイプ軸取付構造。
【００１２】
次に前述した解決手段に基づく作用を説明する。
［１］項に係るブレーキのパイプ軸取付構造によれば、操作レバー（２０）の基部（２１）に、パイプ軸（３０）を貫通させる取付孔（２２）を穿設し、該取付孔（２２）の周囲に、その基準面より僅かな面積分だけ突出する小突起部（２３）を突設する。
【００１３】
一方、パイプ軸（３０）の途中には、軸心方向にプレスした際、全周に亘り潰れて外側に環状に広がる被かしめ部（３４）を設ける。ここでパイプ軸（３０）よりも操作レバー（２０）の方が、剛性が高くなるように材質を選択するとよい。なお、パイプ軸（３０）はプレス後、前記被かしめ部（３４）が外側に広がるように潰れた分だけ全長が多少短くなる。
【００１４】
そして、操作レバー（２０）の取付孔（２２）にパイプ軸（３０）を貫通させた状態で、パイプ軸（３０）を軸心方向にプレスする。プレス時には前記被かしめ部（３４）を、小突起部（２３）が突出する側の操作レバー（２０）の表面上に位置させる。かかる状態でパイプ軸（３０）を軸心方向にプレスし、塑性変形させた被かしめ部（３４）に、取付孔（２２）の周囲の小突起部（２３）を食い込ませる。
【００１５】
小突起部（２３）は、取付孔（２２）の周囲の基準面より僅かな面積分だけ突出する。従って、プレス当初に小突起部（２３）が、潰れた被かしめ部（３４）に対して接触する面積が小さい分だけ圧力が集中するので、小突起部（２３）は被かしめ部（３４）に確実に食い込む。このようにして、パイプ軸（３０）は操作レバー（２０）の取付孔（２２）に対し回転不能に一体に固設される。
【００１６】
以上のようなプレスによるかしめによれば、従来の溶接作業に比べて、操作レバー（２０）の基部（２１）にパイプ軸（３０）を簡易かつ迅速に取り付けることができる。また、取付部位が溶接の場合のように変成することはなく、十分な取付強度を得ることができる。
さらに、前記パイプ軸（３０）の途中に、塑性変形した被かしめ部（３４）に対して取付孔（２２）の周囲を挟んで対向する受け部（３３、３５）を設けたので、プレスの際に被かしめ部（３４）にかかる圧力を受け止めることができ、かしめを確実に行うことができる。また、プレス後に取付孔（２２）の周囲は被かしめ部（３４）と受け部（３３、３５）とにより挟持されるため、取付強度を一層と高めることができる。
ここで前記受け部（３３、３５）に関しては、パイプ軸（３０）における小径部分と大径部分との境の断面部（３３）としたことにより、プレスを容易に行うことができる。
【００１７】
［２］項に係るブレーキのパイプ軸取付構造によれば、前記小突起部（２３）を取付孔（２２）の周囲に等間隔に並ぶように複数設けたから、より十分な取付強度を確保することができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の各種実施の形態を説明する。
図１〜図６は本発明に係る第１の実施の形態を示している。
本実施の形態に係るブレーキは、足踏み式パーキングブレーキ１０である。ただし、本発明に係るブレーキのパイプ取付構造は、パーキングブレーキに限定されるものではなく、常用ブレーキや補助ブレーキに適用してもよい。
【００２１】
図６に示すように、足踏み式パーキングブレーキ１０は、車体側に固設するベース部材１１に、操作レバー２０の基部２１をパイプ軸３０により揺動可能に支持し、該操作レバー２０の揺動端側である先端部２６にペダル２７を取り付けて成る。本ブレーキ１０は、ペダル２７を踏むことにより、その操作力をブレーキ本体（図示せず）に伝えるように構成されている。
【００２２】
図１に示すように、操作レバー２０は、平面状に広がる基部２１の一端より先端部２６を含む揺動端側が細幅状に延出しており、金属から成形される。基部２１には、パイプ軸３０を軸支する円形の取付孔２２が穿設されている。取付孔２２の内径は、次述するパイプ軸３０の小径部分３１の外径とほぼ合致しており、取付孔２２に対しパイプ軸３０が密嵌するよう設定されている。
【００２３】
図３〜図５に示すように、取付孔２２の周囲には、その基準面Ｓより僅かな面積分だけ突出する小突起部２３、２３…が突設されている。各小突起部２３は、取付孔２２を中心とする放射線上に少し延び、基準面Ｓより山形に突出する形状にプレス成形されている。本実施の形態では、小突起部２３は等間隔に合計８つ設けられているが、この数に限定されるものではない。
【００２４】
図２に示すように、パイプ軸３０は、肉薄の小径部分３１と肉厚の大径部分３２とから成る。小径部分３１の途中には、パイプ軸３０を軸心方向にプレスした際、全周に亘り潰れて外側に環状に広がるよう塑性変形する被かしめ部３４が設けられている。また、小径部分３１と大径部分３２との境の断面部３３は、塑性変形した前記被かしめ部３４に対して、前記取付孔２２の周囲を挟んで対向する受け部となっている。
【００２５】
図１及び図２に示すように、操作レバー２０の基部２１にパイプ軸３０を貫通させた状態で、パイプ軸３０を軸心方向にプレスし、パイプ軸３０の被かしめ部３４を環状に広がるように潰すことで、基部２１にパイプ軸３０が回転不能に固設されている。パイプ軸３０よりも操作レバー２０の方が、剛性が高くなるように材質が選択されている。
【００２６】
取付孔２２の周囲にある各小突起部２３は、被かしめ部３４を食い込ませる部位であり、塑性変形した被かしめ部３４には小突起部２３が食い込んでいる。更に、プレス後の取付孔２２の周囲は、前記被かしめ片３４と断面部３３とにより強固に挟持されている。パイプ軸３０はプレス後、前記被かしめ部３４が外側に広がるように潰れた分だけ全長が多少短くなる。
【００２７】
また、操作レバー２０の基部２１の周縁には、セクタ歯部材３８を取り付けるための固定部２４や、その他ストッパ２５等が設けられている。一方、先端部２６にはペダル２７が固設されている。ペダル２７にはペダルパッド２８が装着されている。ペダルパッド２８は、例えば合成樹脂から成形され、操作者の脚方向を向く踏み面２９には、滑り止めの溝２９ａが設けられている。
【００２８】
足踏み式パーキングブレーキ１０について詳しく言えば、図６に示すように、操作レバー２０の基部２１には、連結ブラケット３６を介してブレーキ力を伝えるブレーキケーブル３７が連結されている。また、基部２１にはセクタ歯部材３８が固着され、セクタ歯部材３８のセクタ歯に噛み合わして係止する爪部材４０を備えている。
【００２９】
爪部材４０の爪端４１をセクタ歯部材３８のセクタ歯に係脱するため、爪部材４０の揺動端４２を押圧する押圧子４７を備えた解除部材４６と、解除部材４６の先端側に止結されたリリースケーブル４８と、リリースケーブル４８を引っ張るリリースハンドル４９より成るリリース機構４５が設けられている。
【００３０】
セクタ歯部材３８のセクタ歯に噛合する爪端４１を有する爪部材４０は枢支軸４３により基部がベース部材１１に枢着されており、枢支軸４３からアーム状に長く延びた揺動端４２を、リリース機構４５を構成する解除部材４６の押圧子４７が臨んでいる。
【００３１】
揺動端４２とベース部材１１との間には、爪端４１がセクタ歯部材３８のセクタ歯に噛合する方向に爪部材４０を付勢するばね４２ａが張設されている。解除部材４６は枢支軸４６ａによりベース部材１１に揺動可能に枢支され、枢支軸４６ａの近傍に押圧子４７が形成されており、遊端部４６ｂにリリースケーブル４８が止結されている。
【００３２】
また、操作レバー２０の略中間部位と枢支軸４３との間には緩衝部材３９が架設されている。緩衝部材３９は、操作レバー２０の戻り力を減退させて操作レバー２０が戻る際の反動を緩衝し、衝撃を少なくするものであり、例えば、空気圧シリンダにより構成される。
【００３３】
次ぎに、パイプ軸３０の取り付けについて説明する。
操作レバー２０の基部２１にパイプ軸３０を取り付けるには、先ず基部２１に穿設した取付孔２２に、パイプ軸３０の小径部分３１を貫通させる。この時、図２に示すように、パイプ軸３０の大径部分３２を下側にして治具上に置き、パイプ軸３０の断面部３２に、取付孔２２の周囲の下面側を当接させた状態に保持する。塑性変形前の被かしめ部３４は、ちょうど取付孔２２の周囲の上面側（小突起部２３が突出する側）に位置する。
【００３４】
かかる状態で、パイプ軸３０の小径部分３１側の上端にプレス機を宛って、パイプ軸３０を軸心方向にプレスする。すると、図２に示す如く被かしめ部３４がかしめられて、小径部分３１の全周に亘り潰れて、外側に環状に広がるよう塑性変形する。被かしめ部３４には、取付孔２２の周囲にある各小突起部２３が十分に食い込む。
【００３５】
各小突起部２３は、取付孔２２の周囲の基準面Ｓより僅かな面積分だけ突出するため、プレス当初に小突起部２３が、潰れた被かしめ部３４に対して接触する面積が小さい分だけ圧力が集中する。従って、各小突起部２３を被かしめ部３４に確実に食い込ませることができる。また、取付孔２２の周囲は、前記被かしめ部３４と断面部３３とによって、表裏両側から強固に挟持される。
【００３６】
以上のようにして、パイプ軸３０は操作レバー２０の取付孔２２に対し回転不能に一体に固設される。このようなプレスによるパイプ軸３０の取付構造によれば、従来の溶接作業に比べて、操作レバー２０の基部２１にパイプ軸３０を簡易かつ迅速に取り付けることができる。また、取付部位が溶接の場合のように変生することはなく、十分な取付強度を得ることができる。
【００３７】
以下、足踏み式パーキングブレーキ１０の作用について簡単に説明する。図６中で実線に示すように、操作レバー２０が踏み込み前の解除状態にあるとき、操作レバー２０の基部２１に設けたセクタ歯部材３８のセクタ歯と爪部材４０の爪端４１との間には制動反力がかかっていない。
【００３８】
ペダルを踏み込んで操作レバー２０を揺動させると、ブレーキケーブル２３が引き絞られて制動力が発生する。操作レバー２０の揺動に伴いセクタ歯部材３８も移動し、爪部材４０との相対変位によりその爪端４１がセクタ歯部材３８のセクタ歯を乗り越えて移動する。
【００３９】
操作レバー２０のペダルを十分に踏み込み、足に加えた力をゆるめると操作レバー２０は復帰しようとし、セクタ歯部材３８のセクタ歯と爪部材４０の爪端４１とは制動反力を受けて噛み合わし、ブレーキケーブル２３が引き絞られた制動状態を保持する。
【００４０】
制動解除するときは、リリース機構４５により爪部材４０を爪端４１がセクタ歯部材３８のセクタ歯から外れる方向に小角度回動させる。すなわち、リリースハンドル４９をつかんで引くと、リリースケーブル４８が引き絞られ解除部材４６が回動する。
【００４１】
解除部材４６は回動すると押圧子４７により爪部材４０の揺動端４２を押し、爪部材４０は爪端４１がセクタ歯部材３８のセクタ歯から離間する方向に回動する。爪部材４０の爪端４１がセクタ歯部材３８のセクタ歯から外れると、操作レバー２０は制動反力により復帰方向に揺動して解除状態に戻り、ブレーキケーブル２３が緩んで制動が解除される。
【００４２】
図７は本発明に係る第２の実施の形態を示している。
本実施の形態では、パイプ軸３０Ａが全長に亘り同一径に形成され、該パイプ軸３０Ａを軸心方向にプレスした際、前記被かしめ部３４とは別に、該被かしめ部３４に近接して環状に広がるように塑性変形させた受け部３５が設けられている。
【００４３】
この受け部３５により、前記第１実施の形態の断面部３３と同様に、プレスの際に被かしめ部３４にかかる圧力を受け止めることができ、かしめを確実に行うことができる。また、プレス後に取付孔２２の周囲は、被かしめ部３４と受け部３５とにより挟持されるため、取付強度を一層と高めることができる。
【００４４】
また、本実施の形態の受け部３５によれば、パイプ軸３０Ａを、その全長に亘って同一径に形成することができるため、パイプ軸３０Ａ自体の構成を簡易化することができる。
なお、本発明に係るブレーキのパイプ軸取付構造は、図示した各実施の形態に限定されるものではない。
【００４５】
【発明の効果】
本発明に係るブレーキのパイプ軸取付構造によれば、操作レバーの取付孔にパイプ軸を貫通させた状態で、パイプ軸を軸心方向にプレスし、パイプ軸の塑性変形した被かしめ部に、取付孔の周囲にある小突起部を食い込ませて、パイプ軸を操作レバーの取付孔に対し回転不能に一体に固設し、前記パイプ軸の途中に、塑性変形した前記被かしめ部に対して前記取付孔の周囲を挟んで対向する受け部を設け、前記パイプ軸は、前記被かしめ部を含む肉薄の小径部分と肉厚の大径部分とから成り、前記小径部分と大径部分との境の断面部を前記受け部としたから、従来の溶接作業に比べて、操作レバーの基部にパイプ軸を簡易かつ迅速に取り付けることができ、また、取付部位が溶接により変成することもなく、十分な取付強度を得て操作レバーに対するパイプ軸の空回りを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１実施の形態に係るブレーキの操作レバーを示す正面図である。
【図２】本発明の第１実施の形態に係るブレーキのパイプ軸取付構造を示す断面図である。
【図３】本発明の第１実施の形態に係るブレーキの操作レバーに穿設した取付孔とその周囲の小突起部を示す拡大図である。
【図４】図３のIV−IV線断面図である。
【図５】図３のＶ−Ｖ線断面図である。
【図６】本発明の第１実施の形態に係るブレーキ全体を示す正面図である。
【図７】本発明の第２実施の形態に係るブレーキのパイプ軸取付構造を示す断面図である。
【図８】従来例のブレーキのパイプ軸取付構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
１０…足踏み式パーキングブレーキ
１１…ベース部材
２０…操作レバー
２１…基部
２２…取付孔
２３…小突起部
２６…先端部
２７…ペダル
２８…ペダルパッド
３０…パイプ軸
３３…断面部
３４…被かしめ部型[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention includes a base member fixed to the vehicle body, and a base portion of an operation lever supported by the base member so as to be swingable via a pipe shaft. The control lever is swung to generate a braking force. The present invention relates to a pipe shaft mounting structure for a brake. This type of brake includes a foot-operated parking brake that depresses the operation lever with a foot and transmits an operation force to a brake body.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, in a foot-operated brake, a pipe shaft is fixed to the base of an operation lever that is stepped on with a foot, and the operation lever is swingably supported by a base member on the vehicle body via the pipe shaft. Here, an example of the pipe shaft mounting structure is shown in FIG.
[0003]
That is, the pipe shaft 1 passes through the round hole 4 in the operation lever 3, and the pipe shaft 1 is welded around the round hole 4 with the end 2 of the pipe shaft 1 in contact with the base surface of the operation lever 3. The shaft 1 was fixed to the operation lever 3 so as not to rotate. The pipe shaft 1 is a part where loads are concentrated, and a considerable mounting strength with respect to the operation lever 3 is required.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the pipe shaft 1 mounting structure as described above, the end 2 of the pipe shaft 1 is fixed by welding to the operation lever 1 over the entire circumference thereof, so that the welding work is troublesome and takes time. However, special skills of the welder are also required, leading to an increase in product cost.
[0005]
In addition, the welded metal portion 5 of the pipe shaft 1 and the operation lever 3 may be transformed by welding, which may cause deterioration in strength of the mounting portion. By the way, according to the recent design specifications, there has been a strong demand for conversion of the pipe shaft 1 to a simpler and more reliable one that can be restrained so as not to rotate.
[0006]
The present invention has been made paying attention to the problems of the prior art as described above. The pipe shaft can be easily and quickly attached to the base of the operation lever, and sufficient operation strength can be obtained. An object of the present invention is to provide a pipe shaft mounting structure for a brake that can reliably prevent the pipe shaft from idling relative to a lever.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The gist of the present invention for achieving the above-described object resides in the following items.
[1] A base member (11) is fixed to the vehicle body, and a base (21) of an operation lever (20) is supported on the base member (11) so as to be swingable via a pipe shaft (30). In the pipe shaft mounting structure of the brake that generates the braking force by swinging the operation lever (20),
A mounting hole (22) for penetrating the pipe shaft (30) is formed in the base portion (21) of the operating lever (20), and the area around the mounting hole (22) is slightly smaller than the reference surface. A small protrusion (23) protruding only
In the middle of the pipe shaft (30), when the pipe shaft (30) is pressed in the axial direction, a caulking portion (34) that is plastically deformed so as to be crushed over the entire circumference and spread annularly outward is provided,
With the pipe shaft (30) passing through the mounting hole (22) of the operation lever (20), the pipe shaft (30) is pressed in the axial direction, and the pipe shaft (30) is plastically deformed. A small protrusion (23) around the mounting hole (22) is bitten into the caulking part (34) so that the pipe shaft (30) cannot rotate with respect to the mounting hole (22) of the operation lever (20). Fixed together,
In the middle of the pipe shaft (30), receiving portions (33, 35) facing the caulking portion (34) plastically deformed with the periphery of the mounting hole (22) interposed therebetween,
The pipe shaft (30) includes a thin small-diameter portion including the caulking portion (34) and a thick large-diameter portion, and the cross-sectional portion (33) at the boundary between the small-diameter portion and the large-diameter portion is defined as the pipe shaft (30). A pipe shaft mounting structure for a brake, wherein the receiving portion (33) is used .
[0008]
[2] The pipe shaft mounting structure for a brake according to [1], wherein a plurality of the small protrusions (23) are provided around the mounting hole (22) so as to be arranged at equal intervals.
[0012]
Next, the operation based on the above solution will be described.
According to the pipe shaft mounting structure for a brake according to the item [1], the mounting hole (22) for penetrating the pipe shaft (30) is formed in the base (21) of the operating lever (20), and the mounting hole ( A small protrusion (23) protruding from the reference surface by a small area is provided around 22).
[0013]
On the other hand, in the middle of the pipe shaft (30), there is provided a caulking portion (34) which is crushed over the entire circumference when pressed in the axial direction and spreads in an annular shape on the outside. Here, it is preferable to select a material so that the operation lever (20) has higher rigidity than the pipe shaft (30). The pipe shaft (30) is slightly shortened in length by the amount that the crimped portion (34) is crushed so as to spread outward after pressing.
[0014]
Then, the pipe shaft (30) is pressed in the axial direction in a state where the pipe shaft (30) is passed through the mounting hole (22) of the operation lever (20). At the time of pressing, the caulking portion (34) is positioned on the surface of the operation lever (20) on the side from which the small protrusion (23) protrudes. In this state, the pipe shaft (30) is pressed in the axial direction, and the caulking portion (34) plastically deformed bites the small protrusion (23) around the mounting hole (22).
[0015]
The small protrusion (23) protrudes by a slight area from the reference surface around the mounting hole (22). Accordingly, since the pressure is concentrated by a small area where the small protrusion (23) contacts the crushed caulking portion (34) at the beginning of pressing, the small protrusion (23) is caulked (34). Make sure to bite into. In this way, the pipe shaft (30) is integrally fixed to the mounting hole (22) of the operation lever (20) so as not to rotate.
[0016]
According to the caulking by the press as described above, the pipe shaft (30) can be easily and quickly attached to the base (21) of the operation lever (20) as compared with the conventional welding operation. Further, the attachment site is not transformed as in the case of welding, and sufficient attachment strength can be obtained.
Furthermore, since the receiving part (33, 35) which opposes the periphery of the attachment hole (22) with respect to the caulking part (34) which has been plastically deformed is provided in the middle of the pipe shaft (30), At this time, the pressure applied to the caulking portion (34) can be received, and the caulking can be reliably performed. Moreover, since the periphery of the mounting hole (22) is clamped by the caulking portion (34) and the receiving portions (33, 35) after pressing, the mounting strength can be further increased.
Here, with respect to the receiving portions (33, 35), the cross section (33) at the boundary between the small-diameter portion and the large-diameter portion of the pipe shaft (30) enables easy pressing.
[0017]
According to the pipe shaft mounting structure for a brake according to the item [2], a plurality of the small protrusions (23) are provided around the mounting hole (22) so as to be arranged at equal intervals, so that a sufficient mounting strength is ensured. be able to.
[0020]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, various embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 6 show a first embodiment according to the present invention.
The brake according to the present embodiment is a foot-operated parking brake 10. However, the brake pipe mounting structure according to the present invention is not limited to a parking brake, and may be applied to a service brake or an auxiliary brake.
[0021]
As shown in FIG. 6, the foot-operated parking brake 10 supports a base portion 21 of an operation lever 20 on a base member 11 fixed on the vehicle body side so as to be swingable by a pipe shaft 30, and swings the operation lever 20. A pedal 27 is attached to a distal end portion 26 which is the end side. The brake 10 is configured to transmit its operating force to a brake body (not shown) by depressing the pedal 27.
[0022]
As shown in FIG. 1, the operating lever 20 has a narrow end extending from one end of a base portion 21 that extends in a planar shape, including a distal end portion 26, and is made of metal. A circular attachment hole 22 that pivotally supports the pipe shaft 30 is formed in the base portion 21. The inner diameter of the mounting hole 22 substantially matches the outer diameter of the small-diameter portion 31 of the pipe shaft 30 described below, and is set so that the pipe shaft 30 is closely fitted to the mounting hole 22.
[0023]
As shown in FIGS. 3 to 5, small projections 23, 23... Projecting from the reference plane S by a small area are provided around the mounting hole 22. Each small protrusion 23 is press-molded into a shape that extends slightly on the radiation centered on the attachment hole 22 and protrudes in a mountain shape from the reference surface S. In the present embodiment, a total of eight small protrusions 23 are provided at equal intervals, but the number is not limited to this number.
[0024]
As shown in FIG. 2, the pipe shaft 30 includes a thin small-diameter portion 31 and a thick large-diameter portion 32. In the middle of the small-diameter portion 31, there is provided a caulking portion 34 that is plastically deformed so that when the pipe shaft 30 is pressed in the axial direction, the pipe shaft 30 is crushed over the entire circumference and spread outwardly in an annular shape. A cross-sectional portion 33 at the boundary between the small-diameter portion 31 and the large-diameter portion 32 serves as a receiving portion that faces the caulking portion 34 that is plastically deformed with the periphery of the mounting hole 22 interposed therebetween.
[0025]
As shown in FIGS. 1 and 2, the pipe shaft 30 is pressed in the axial direction in a state where the pipe shaft 30 is passed through the base portion 21 of the operation lever 20, and the caulking portion 34 of the pipe shaft 30 is annularly expanded. By crushing in this manner, the pipe shaft 30 is fixed to the base 21 so as not to rotate. The material is selected so that the operation lever 20 has higher rigidity than the pipe shaft 30.
[0026]
Each small protrusion 23 around the mounting hole 22 is a part that bites the caulking part 34, and the small protrusion 23 bites into the caulking part 34 that is plastically deformed. Further, the periphery of the mounting hole 22 after pressing is firmly held by the caulking piece 34 and the cross-sectional portion 33. After pressing, the pipe shaft 30 is slightly shortened in length by the amount that the caulking portion 34 is crushed so as to spread outward.
[0027]
Further, on the periphery of the base portion 21 of the operation lever 20, a fixing portion 24 for attaching the sector tooth member 38, other stoppers 25, and the like are provided. On the other hand, a pedal 27 is fixed to the distal end portion 26. A pedal pad 28 is attached to the pedal 27. The pedal pad 28 is formed of, for example, a synthetic resin, and a non-slip groove 29a is provided on the tread surface 29 facing the operator's leg direction.
[0028]
Describing in detail the foot-operated parking brake 10, as shown in FIG. 6, a brake cable 37 that transmits a braking force is connected to the base portion 21 of the operation lever 20 via a connection bracket 36. In addition, a sector tooth member 38 is fixed to the base portion 21, and a claw member 40 that engages and locks with the sector tooth of the sector tooth member 38 is provided.
[0029]
In order to engage and disengage the claw end 41 of the claw member 40 with the sector tooth of the sector tooth member 38, a release member 46 having a presser 47 that presses the swing end 42 of the claw member 40, and a distal end side of the release member 46 A release mechanism 45 including a release cable 48 that is fastened and a release handle 49 that pulls the release cable 48 is provided.
[0030]
The claw member 40 having a claw end 41 that meshes with the sector teeth of the sector tooth member 38 is pivotally attached to the base member 11 by a pivot shaft 43, and the swing end that extends from the pivot shaft 43 in an arm shape. 42 faces the pressing member 47 of the release member 46 constituting the release mechanism 45.
[0031]
A spring 42 a that biases the claw member 40 in a direction in which the claw end 41 meshes with the sector teeth of the sector tooth member 38 is stretched between the swing end 42 and the base member 11. The release member 46 is pivotally supported by the base member 11 by a pivot shaft 46a. A pressing element 47 is formed in the vicinity of the pivot shaft 46a. A release cable 48 is fastened to the free end portion 46b. Yes.
[0032]
In addition, a buffer member 39 is provided between a substantially intermediate portion of the operation lever 20 and the pivot shaft 43. The buffer member 39 reduces the return force of the operation lever 20 to buffer the reaction when the operation lever 20 returns and reduces the impact, and is constituted by a pneumatic cylinder, for example.
[0033]
Next, attachment of the pipe shaft 30 will be described.
In order to attach the pipe shaft 30 to the base portion 21 of the operation lever 20, first, the small diameter portion 31 of the pipe shaft 30 is passed through the attachment hole 22 formed in the base portion 21. At this time, as shown in FIG. 2, the pipe shaft 30 is placed on the jig with the large-diameter portion 32 facing down, and the lower surface side around the mounting hole 22 is brought into contact with the cross-sectional portion 32 of the pipe shaft 30. Hold it in a state. The caulking portion 34 before plastic deformation is located just on the upper surface side around the mounting hole 22 (the side on which the small protrusion 23 protrudes).
[0034]
In this state, the pipe shaft 30 is pressed in the axial direction by directing a press to the upper end of the pipe shaft 30 on the small diameter portion 31 side. Then, as shown in FIG. 2, the caulking portion 34 is caulked, and the entire circumference of the small diameter portion 31 is crushed and plastically deformed so as to spread outwardly. The small protrusions 23 around the attachment hole 22 sufficiently bite into the caulking portion 34.
[0035]
Since each small protrusion 23 protrudes by a slight area from the reference surface S around the mounting hole 22, the area where the small protrusion 23 comes into contact with the crushed caulking portion 34 at the beginning of pressing is small. Only the pressure concentrates. Accordingly, each small protrusion 23 can be securely bited into the caulking portion 34. Further, the periphery of the mounting hole 22 is firmly sandwiched from both the front and back sides by the caulking portion 34 and the cross-sectional portion 33.
[0036]
As described above, the pipe shaft 30 is integrally fixed to the mounting hole 22 of the operation lever 20 so as not to rotate. According to the attachment structure of the pipe shaft 30 by such a press, the pipe shaft 30 can be easily and quickly attached to the base portion 21 of the operation lever 20 as compared with the conventional welding operation. Further, the attachment site does not change as in the case of welding, and sufficient attachment strength can be obtained.
[0037]
Hereinafter, the operation of the foot-operated parking brake 10 will be briefly described. As shown by the solid line in FIG. 6, when the operation lever 20 is in the release state before being depressed, the gap between the sector tooth of the sector tooth member 38 provided on the base 21 of the operation lever 20 and the claw end 41 of the claw member 40. There is no braking reaction force.
[0038]
When the operation lever 20 is swung by depressing the pedal, the brake cable 23 is drawn and braking force is generated. As the operating lever 20 swings, the sector tooth member 38 also moves, and the claw end 41 moves over the sector tooth of the sector tooth member 38 due to relative displacement with the claw member 40.
[0039]
When the pedal of the operating lever 20 is fully depressed and the force applied to the foot is loosened, the operating lever 20 tries to return, and the sector tooth of the sector tooth member 38 and the pawl end 41 of the pawl member 40 are engaged by receiving a braking reaction force. Then, the brake state in which the brake cable 23 is drawn is maintained.
[0040]
When releasing the brake, the release mechanism 45 rotates the claw member 40 by a small angle in a direction in which the claw end 41 is disengaged from the sector tooth of the sector tooth member 38. That is, when the release handle 49 is grasped and pulled, the release cable 48 is drawn and the release member 46 rotates.
[0041]
When the release member 46 rotates, the pressing member 47 pushes the swing end 42 of the claw member 40, and the claw member 40 rotates in a direction in which the claw end 41 is separated from the sector tooth of the sector tooth member 38. When the claw end 41 of the claw member 40 is disengaged from the sector tooth of the sector tooth member 38, the operation lever 20 swings in the return direction by the braking reaction force and returns to the release state, and the brake cable 23 is loosened to release the brake. .
[0042]
FIG. 7 shows a second embodiment according to the present invention.
In the present embodiment, the pipe shaft 30A is formed to have the same diameter over the entire length, and when the pipe shaft 30A is pressed in the axial direction, in addition to the caulking portion 34, the pipe shaft 30A is close to the caulking portion 34. A receiving portion 35 that is plastically deformed so as to spread in an annular shape is provided.
[0043]
The receiving portion 35 can receive the pressure applied to the caulking portion 34 during pressing, similarly to the cross-sectional portion 33 of the first embodiment, and can surely perform caulking. Moreover, since the periphery of the mounting hole 22 is clamped by the caulking portion 34 and the receiving portion 35 after pressing, the mounting strength can be further increased.
[0044]
Further, according to the receiving portion 35 of the present embodiment, the pipe shaft 30A can be formed to have the same diameter over the entire length thereof, so that the configuration of the pipe shaft 30A itself can be simplified.
Note that the pipe shaft mounting structure for a brake according to the present invention is not limited to the illustrated embodiments.
[0045]
【The invention's effect】
According to the pipe shaft mounting structure of the brake according to the present invention, the pipe shaft is pressed in the axial direction in a state in which the pipe shaft is passed through the mounting hole of the operation lever, and the caulked portion where the pipe shaft is plastically deformed, A small protrusion around the mounting hole is bitten, and the pipe shaft is fixed integrally with the operation lever mounting hole so that it cannot rotate . The plastic shaft is placed in the middle of the pipe shaft against the caulking portion that is plastically deformed. A receiving portion is provided opposite to the periphery of the mounting hole, and the pipe shaft is composed of a thin small diameter portion including the caulking portion and a thick large diameter portion, and the small diameter portion and the large diameter portion Since the cross-sectional portion of the boundary is the receiving portion , compared to conventional welding work, the pipe shaft can be easily and quickly attached to the base of the operation lever, and the attachment site is not transformed by welding, Operation lever with sufficient mounting strength It is possible to prevent reliably the idling of the pipe axis against.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an operation lever of a brake according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing a pipe shaft mounting structure for a brake according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 3 is an enlarged view showing a mounting hole drilled in the operating lever of the brake according to the first embodiment of the present invention and a small protrusion around the mounting hole.
4 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
5 is a cross-sectional view taken along line VV in FIG.
FIG. 6 is a front view showing the entire brake according to the first embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a sectional view showing a pipe shaft mounting structure for a brake according to a second embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a perspective view showing a conventional pipe shaft mounting structure for a brake.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 ... Foot-operated parking brake 11 ... Base member 20 ... Operation lever 21 ... Base part 22 ... Mounting hole 23 ... Small projection part 26 ... Tip part 27 ... Pedal 28 ... Pedal pad 30 ... Pipe shaft 33 ... Cross-section part 34 ... Covering part Type

Claims (2)

車体側にベース部材を固設し、該ベース部材に操作レバーの基部を、パイプ軸を介して揺動可能に支持して成り、前記操作レバーを揺動させて制動力を発生させるブレーキのパイプ軸取付構造において、
前記操作レバーの基部に、前記パイプ軸を貫通させる取付孔を穿設し、該取付孔の周囲に、その基準面より僅かな面積分だけ突出する小突起部を突設し、
前記パイプ軸の途中に、該パイプ軸を軸心方向にプレスした際、全周に亘り潰れて外側に環状に広がるよう塑性変形する被かしめ部を設け、
前記操作レバーの取付孔に前記パイプ軸を貫通させた状態で、パイプ軸を軸心方向にプレスし、パイプ軸の塑性変形した前記被かしめ部に、前記取付孔の周囲にある小突起部を食い込ませて、パイプ軸を操作レバーの取付孔に対し回転不能に一体に固設し、
前記パイプ軸の途中に、塑性変形した前記被かしめ部に対して前記取付孔の周囲を挟んで対向する受け部を設け、
前記パイプ軸は、前記被かしめ部を含む肉薄の小径部分と肉厚の大径部分とから成り、前記小径部分と大径部分との境の断面部を前記受け部としたことを特徴とするブレーキのパイプ軸取付構造。A base member is fixed to the vehicle body, and a base of an operation lever is supported on the base member so as to be swingable via a pipe shaft. The brake pipe generates a braking force by swinging the control lever. In the shaft mounting structure,
At the base of the operation lever, a mounting hole for penetrating the pipe shaft is drilled, and a small protrusion protruding from the reference surface by a small area is provided around the mounting hole.
In the middle of the pipe shaft, when the pipe shaft is pressed in the axial direction, a caulking portion is provided that is plastically deformed so as to be crushed over the entire circumference and spread outward in an annular shape,
With the pipe shaft passing through the mounting hole of the operation lever, the pipe shaft is pressed in the axial direction, and a small protrusion around the mounting hole is formed in the caulked portion that is plastically deformed of the pipe shaft. The pipe shaft is fixed so that it cannot rotate with respect to the mounting hole of the operation lever .
In the middle of the pipe shaft, a receiving portion is provided opposite to the caulking portion plastically deformed with the periphery of the mounting hole interposed therebetween,
The pipe shaft is composed of a thin small-diameter portion including the caulking portion and a thick large-diameter portion, and a cross-sectional portion between the small-diameter portion and the large-diameter portion is the receiving portion. Brake pipe shaft mounting structure. 前記小突起部を、取付孔の周囲に等間隔に並ぶように複数設けたことを特徴とする請求項１記載のブレーキのパイプ軸取付構造。  The brake pipe shaft mounting structure according to claim 1, wherein a plurality of the small protrusions are provided so as to be arranged at equal intervals around the mounting hole.

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