JP4050080B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、調理容器を加熱する加熱手段と、その加熱手段にて加熱される前記調理容器の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱手段を制御する制御手段とが設けられ、前記制御手段が、前記加熱手段にて前記調理容器を加熱しているときに、前記温度検出手段の検出情報に基づいて、加熱停止条件を設定する加熱停止条件設定処理、および、その加熱停止条件設定処理の実行により設定された加熱停止条件が満たされると、前記加熱手段による加熱を停止させる加熱停止処理を実行するように構成されている加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記のような加熱調理器は、調理容器の底面に接触することにより、加熱手段にて加熱される調理容器の温度を検出する温度検出手段を設けて、制御手段が、加熱停止条件設定処理および加熱停止処理を実行することにより、調理内容に対応した加熱停止条件を設定して、その調理の終了後に、加熱手段による加熱が過度に継続されるのを防止し、加熱調理器の損傷などを防止しているものである。この種の加熱調理器では、例えば、特許第3180078号公報に示されているように、煮物を調理しているときに、温度検出手段による検出温度が同じまたはほぼ同じ温度を継続する平衡状態が存在することから、制御手段が、加熱停止条件設定処理として、温度検出手段による検出温度が同じまたはほぼ同じ温度を継続する平衡状態が存在すると、煮物用加熱停止条件を加熱停止条件として設定するように構成されている。
そして、煮物用加熱停止条件は、温度検出手段による検出温度に設定温度を加えた温度を煮物加熱停止温度として設定し、温度検出手段による検出温度が煮物加熱停止温度になると加熱手段による加熱を強制停止する条件として設定している(例えば、特許第3180078号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の加熱調理器では、制御手段が、加熱停止条件設定処理として、前記平衡状態が存在することにより、煮物用加熱停止条件を加熱停止条件として設定するようにしているので、調理内容によっては、調理を終了する前に、加熱手段による加熱が停止されることがあり、使い勝手の点で改良の余地があった。
【0004】
説明を加えると、例えば、餃子を調理するときには、調理中に水分を加え、その水分を蒸発させたのち、さらに加熱手段による加熱を継続させて餃子に焦げ目をつけることにより調理が終了する。
そして、餃子を調理する際には、図4に示すように、調理中加えた水分を加えて、温度検出手段による検出温度が下降した後、温度検出手段による検出温度が同じまたはほぼ同じ温度を継続する平衡状態が存在することになるので、その平衡状態の存在により、煮物用加熱停止条件が加熱停止条件として設定される。
したがって、加えられた水分を蒸発させた後、温度検出手段による検出温度が煮物加熱停止温度(図中点線A)になると、加熱手段による加熱が強制停止され、餃子に焦げ目を付ける前に、すなわち調理を終了する前に、加熱手段による加熱が停止されることになる。
ちなみに、図4は、餃子を調理したときの温度検出手段による検出温度の時間変化を示すグラフである。
【0005】
本発明は、かかる点に着目してなされたものであり、その目的は、加熱手段による加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理を終了する前に、加熱手段による加熱が停止されることを防止して、使い勝手のよい加熱調理器を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1に記載の発明によれば、調理容器を加熱する加熱手段と、その加熱手段にて加熱される前記調理容器の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱手段を制御する制御手段とが設けられ、
前記制御手段が、前記加熱手段にて前記調理容器を加熱しているときに、前記温度検出手段の検出情報に基づいて、加熱停止条件を設定する加熱停止条件設定処理、および、その加熱停止条件設定処理の実行により設定された加熱停止条件が満たされると、前記加熱手段による加熱を停止させる加熱停止処理を実行するように構成されている加熱調理器において、
前記制御手段が、前記加熱停止条件設定処理として、前記温度検出手段による検出温度が設定時間に設定下降温度以上下降する温度急下降状態が存在すると、炒め物用加熱停止条件を前記加熱停止条件として設定し、前記温度急下降状態が存在しないで前記温度検出手段による検出温度が同じまたはほぼ同じ温度を継続する平衡状態が存在すると、煮物用加熱停止条件を前記加熱停止条件として設定するように構成され
前記炒め物用加熱停止条件が、前記温度検出手段による検出温度が炒め物用加熱停止温度になると前記加熱手段による加熱を強制停止する条件、および、前記温度急下降状態の後における前記温度検出手段の検出温度が上昇状態になる時点またはその上昇状態になったのちさらに設定温度上昇した時点から炒め物用加熱継続時間が継続すると、前記温度検出手段による検出温度が基準用加熱停止温度になると前記加熱手段による加熱を強制停止する条件としての基準加熱停止条件に変更設定させる条件である。
【0007】
すなわち、例えば、餃子を調理する際など、調理中に水分を加えることにより、温度検出手段による検出温度が設定時間に設定下降温度以上下降する温度急下降状態が存在することに着目して、制御手段が、加熱停止条件設定処理として、前記温度急下降状態が存在すると、炒め物用加熱停止条件を設定し、前記温度急下降状態が存在しないで前記平衡状態が存在すると、煮物用加熱停止条件を設定することが可能となるので、餃子などの炒め物を調理しているときには、その炒め物に対応した炒め物用加熱停止条件を設定することが可能となり、また、餃子などの炒め物ではなく、煮物を調理しているときには、その煮物に対応した煮物用加熱停止条件を設定することが可能となり、加熱手段による加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理を終了する前に、加熱手段による加熱が停止されることを防止することが可能となる。
【0008】
説明を加えると、餃子を調理する際には、図4に示すように、調理中に水分を加えることにより、温度検出手段による検出温度が設定時間に設定下降温度以上下降する温度急下降状態が存在することになり、その後、温度検出手段による検出温度が同じまたはほぼ同じ温度を継続する平衡状態が存在することになる。
したがって、餃子などの炒め物を調理しているときには、温度急下降状態が存在することにより、その炒め物に対応した炒め物用加熱停止条件を設定することが可能となり、加熱手段による加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理を終了する前に、加熱手段による加熱が停止されることを防止することが可能となる。
また、餃子などの炒め物ではなく、煮物を調理しているときには、温度急下降状態が存在しないで前記平衡状態が存在することにより、その煮物に対応した煮物用加熱停止条件を設定することが可能となり、加熱手段による加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理を終了する前に、加熱手段による加熱が停止されることを防止することが可能となる。
【0009】
以上のことをまとめると、請求項1に記載の発明によれば、加熱手段による加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理を終了する前に、加熱手段による加熱が停止されることを防止して、使い勝手のよい加熱調理器を提供できるに至った。
【0011】
また、請求項1によれば、制御手段が、温度検出手段による検出温度が炒め物用加熱停止温度になると、加熱手段による加熱を強制停止させることが可能となるので、餃子などの炒め物調理が終了するまでは加熱手段による加熱が停止されることを防止することが可能となり、また、制御手段が、温度急下降状態の後における温度検出手段の検出温度が上昇状態になる時点またはその上昇状態になったのちさらに設定温度上昇した時点から炒め物用加熱継続時間が継続すると、餃子などの炒め物調理は終了しているとして、加熱停止条件を基準加熱停止条件に変更設定させることが可能となるので、炒め物調理が終了するまでは加熱手段による加熱を継続させ、その炒め物調理が終了後に、温度検出手段による検出温度が基準用加熱停止温度になると加熱手段による加熱を強制停止させることが可能となる。
したがって、餃子などの炒め物調理が終了するまでは加熱手段による加熱が停止されることを防止することが可能となり、しかも、炒め物調理終了後に加熱手段による加熱が過度に継続されるのを防止することが可能となる。
【0012】
請求項に記載の発明によれば、前記制御手段が、前記加熱停止条件設定処理として、前記炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、前記温度急下降状態の後における前記温度検出手段による検出温度が上昇状態になるまたはその上昇状態になってからさらに設定温度上昇した時点から後に、前記平衡状態が存在すると、前記炒め物用加熱停止条件から前記煮物用加熱停止条件に更新設定するように構成されている。
【0013】
すなわち、例えば、カレーなどの煮物を調理するときには、調理中に水分を加えることにより、温度急下降状態が存在するので、このような場合に、制御手段が、温度急下降状態の存在により、炒め物用加熱停止条件を設定し、その炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態を維持すると、炒め物用加熱停止条件が満たされるまでは、加熱手段による加熱が継続されることになり、調理を終了しているにもかかわらず、加熱手段による加熱が継続される虞がある。
【0014】
それに対して、制御手段が、炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、温度急下降状態の後における温度検出手段による検出温度が上昇状態になるまたはその上昇状態になってからさらに設定温度上昇した時点から後に、平衡状態が存在すると、煮物用加熱停止条件を更新設定するように構成されているので、カレーなどの煮物を調理しているときに、炒め物用加熱停止条件を設定済みとしても、その後の温度検出手段による検出情報に基づいて、煮物用加熱停止条件を更新設定することが可能となり、カレーなどの煮物を調理しているときでも、調理を終了した後に、加熱手段による加熱が過度に継続されるのを防止することが可能となる。
【0015】
請求項に記載の発明によれば、前記制御手段が、前記加熱停止条件設定処理として、前記炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、前記温度急下降状態の後における前記温度検出手段による検出温度が上昇状態になるまたはその上昇状態になってからさらに設定温度上昇した時点から後に、前記温度急下降状態が存在すると、前記炒め物用加熱継続時間を更新設定するように構成されている。
【0016】
すなわち、2回に分けて材料を投入したり、調理中に複数回水分を加えるなどの調理を行うときには、調理中に温度急下降状態が複数回存在することになるので、このような場合に、制御手段が、初回の温度急下降状態の存在により、炒め物用加熱継続時間を設定し、その設定済み状態を維持すると、初回の温度急下降状態の存在により設定された炒め物加熱継続時間が経過することにより、基準加熱停止条件に変更設定され、調理中でも温度検出手段による検出温度が基準用加熱停止温度になると加熱手段による加熱が強制停止され、調理終了前に加熱手段による加熱が停止される虞がある。
それに対して、制御手段が、炒め物加熱停止条件を設定済みである状態において、炒め物用加熱継続時間の計測を開始した後に、再び温度急下降状態が存在すると、炒め物用加熱継続時間を更新設定するように構成されているので、炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態でも、その後の温度急下降状態の存在により、炒め物用加熱継続時間を更新設定させて、2回に分けて材料を投入する場合や調理中に複数回水分を加えるなどの調理を行うときでも、その調理が終了するまでは基準加熱停止条件に変更設定されないようにすることが可能となる。
したがって、2回に分けて材料を投入する場合や調理中に複数回水分を加えるなどの調理を行うときでも、調理終了前に加熱手段による加熱が停止されることを防止することが可能となる。
【0017】
請求項に記載の発明によれば、前記制御手段が、前記加熱停止条件設定処理として、前記煮物用加熱停止条件または前記炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、前記温度検出手段による検出温度が下限設定温度未満のときには、前記基準加熱停止条件を前記加熱停止条件として設定し、且つ、前記温度検出手段による検出温度が下限設定温度以上の状態において、前記煮物用加熱停止条件または前記炒め物用加熱停止条件を設定する前のときには、前記基準加熱停止条件を前記加熱停止条件として設定するように構成されている。
【0018】
すなわち、煮物用加熱停止条件または炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、加熱手段にて加熱されている調理容器が変更されるなどして、温度検出手段による検出温度が下限設定温度未満になったとき、あるいは、調理中に、温度検出手段による検出温度が下限設定温度以上の状態において、煮物用加熱停止条件または炒め物用加熱停止条件を設定する前のときには、制御手段が、基準加熱停止条件を加熱停止条件として設定することが可能となる。
したがって、加熱手段にて加熱されている調理容器が変更された場合や、煮物用加熱停止条件または炒め物用加熱停止条件を設定する前の場合など、煮物用加熱停止条件または炒め物用加熱停止条件では対応できないときでも、基準加熱停止条件を設定することにより、加熱手段による加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理物を調理し終える前に、加熱手段による加熱が停止されることを防止することが可能となる。
【0019】
請求項に記載の発明によれば、前記制御手段が、前記加熱停止条件設定処理として、前記温度検出手段による検出温度が油物用設定温度未満のときに、前記温度急下降状態が存在すると、前記炒め物用加熱停止条件を、かつ、前記温度急下降状態が存在しないで前記平衡状態が存在すると、前記煮物用加熱停止条件を設定し、前記温度検出手段による検出温度が油物設定温度以上になると、油物用加熱停止条件を設定するように構成されている。
【0020】
すなわち、制御手段が、温度検出手段による検出温度が油物用設定温度未満のときには、餃子などの炒め物あるいは煮物を調理しているとして、温度急下降状態が存在すると、餃子などの炒め物に対応した炒め物用加熱停止条件を、かつ、温度急下降状態が存在しないで平衡状態が存在すると、煮物に対応した煮物用加熱停止条件を設定し、温度検出手段による検出温度が油物設定温度以上になると、油物を調理しているとして、油物に対応した油物用加熱停止条件を設定することが可能となるので、餃子などの炒め物や煮物だけでなく、油物を調理するときにも、加熱手段による加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理物を調理し終える前に、加熱手段による加熱が停止されることを防止することが可能となる。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明にかかる加熱調理器を図面に基づいて説明する。
この加熱調理器は、図1および図2に示すように、2つの加熱手段としてのコンロバーナ1を備えたコンロ部2、および、そのコンロ部1の下方側の内部に配置されたグリルバーナ3を備えたグリル部4を備えたコンロ本体5からなるテーブル式ガスコンロにて構成されている。
そして、コンロ本体5の後方側箇所には、グリル部4におけるグリルバーナ3の燃焼排ガスを排気するためのグリル排気口6が形成され、各コンロ部2の周囲は、トッププレート7にてガスコンロ上面が覆われており、このトッププレート7の上部に、各コンロ部2に対する調理容器(鍋など)を受け止め支持するための五徳8が載置支持されている。
【0022】
また、ガスコンロ前側面には、コンロバーナ1やグリルバーナ3の加熱開始、加熱停止や、火力調節などの各種の運転状態を指令する操作部Sが設けられ、制御手段としての制御部Hが、その操作部Sにて指令された運転状態に基づいて、コンロバーナ1およびグリルバーナ3を制御するように構成されている。
【0023】
前記コンロバーナ1は、図1において、コンロ本体5の左側に位置する大バーナ1aと右側に位置する並バーナ1bとから構成され、並バーナ1b(図2中一番上のバーナ)には、五徳8にて載置支持された調理容器の底面部に接触して、調理容器の温度を検出する温度検出手段としての温度センサRが設けられている。
そして、2つのコンロバーナ1の夫々には、点火用の点火プラグ9、および、コンロバーナ1の立ち消えなどの燃焼状態を検出する熱電対10が設けられている。
また、グリルバーナ3は、上面バーナ3aと下面バーナ3bとを備えた両面バーナにて構成され、上面バーナ3aおよび下面バーナ3bの夫々にも、点火用の点火プラグ9、および、グリルバーナ3の立ち消えなどの燃焼状態を検出する熱電対10が設けられ、グリル庫内の温度を検出するグリル庫内温度センサ11も設けられている。
【0024】
前記2つのコンロバーナ1およびグリルバーナ3へのガス供給路12は、図2に示すように、大バーナ用分岐路12a、並バーナ用分岐路12b、グリルバーナ用分岐路12cの3系統に分岐して接続され、グリルバーナ3へのグリルバーナ用分岐路12cは、さらに、上面バーナ3aと下面バーナ3bの夫々に分岐接続されている。
【0025】
そして、大バーナ用分岐路12a、並バーナ用分岐路12b、および、グリルバーナ用分岐路12cの夫々には、モータコック13(13a,13b,13c)、および、そのモータコック13の開度位置を検出する位置センサ14(14a,14b,14c)が設けられている。
また、グリルバーナ用分岐路12cにおける上面バーナ3aと下面バーナ3bへの分岐箇所よりも上流側にガバナ15が設けられ、ガス供給路12における大バーナ用分岐路12a、並バーナ用分岐路12b、グリルバーナ用分岐路12cへの分岐箇所よりも上流側に元電磁弁16が設けられている。
【0026】
前記操作部Sは、図1に示すように、コンロ本体5の前面部において、左側上部に位置する大バーナ用操作部S1、左側下部に位置するグリルバーナ用操作部S3、右側に位置する並バーナ用操作部S2とから構成されている。
【0027】
前記制御部Hは、マイクロピュータを備えて構成され、大バーナ用操作部S1、グリルバーナ用操作部S3、および、並バーナ用操作部S2による指令に基づいて、コンロバーナ1およびグリルバーナ3を加熱開始および加熱停止させるとともに、各バーナの燃焼中に火力調節する通常運転を実行するように構成されている。
【0028】
前記大バーナ1aにおける通常運転は、大バーナ用操作部S1の点火/消火キーにより加熱開始が指令されると、大バーナ1aによる加熱を開始し、操作部Sの点火/消火キーにより加熱停止が指令されると、大バーナ1aによる加熱を停止させ、大バーナ1aの燃焼中には、操作部Sの火力調節キーにて指令された火力になるように火力調節するとともに、そのときの火力を操作部Sの火力表示ランプに表示する通常運転処理を実行するようにしている。
【0029】
そして、並バーナ1bにおける通常運転も、グリルバーナ3における通常運転も、上述の大バーナ1aと同様に、操作部Sの点火/消火キーの指令に基づいて、加熱開始および加熱停止させるとともに、並バーナ1bにおいては、並バーナ用操作部S2の火力調節キーにて指令された火力になるように火力調節するとともに、そのときの火力を火力表示ランプに表示し、グリルバーナ3においては、グリルバーナ用操作部S3の切替キーにて指令された燃焼状態になるように、上面バーナ3aおよび下面バーナ3bの燃焼状態を切替えるとともに、その燃焼状態を燃焼状態表示ランプに表示する通常運転処理を実行するようにしている。
【0030】
上述の通常運転においては、大バーナ1a、並バーナ1b、および、グリルバーナ3のいずれも同様の動作を行うので、並バーナ1bについてのみ説明を加え、グリルバーナ3については説明を省略する。
【0031】
前記操作部Sの点火/消火キーにて加熱開始が指令されると、元電磁弁16を開弁するとともに、位置センサ14bの検出情報に基づいて、モータコック13bを点火用ガス量にセットし、点火プラグ9によって点火し、熱電対10により着火を確認する点火動作を行う。
そして、操作部Sの火力調節キーにて火力調節が指令されると、その指令された火力になるように、位置センサ14bの検出情報に基づいて、モータコック13bを調整して火力調節し、操作部Sの点火/消火キーにて加熱停止が指令されると、元電磁弁16およびモータコック14bを閉弁させて、並バーナ1bの燃焼を停止させるようにしている。
ちなみに、大バーナ1a、並バーナ1b、および、グリルバーナ3の夫々について、熱電対10にて立ち消えが検出されると、元電磁弁16やモータコック14a〜14cを閉弁させて、立ち消えが検出されたバーナの燃焼を停止させるようにしている。
【0032】
なお、詳述はしないが、並バーナ1bについては、上述の通常運転に加えて、調理タイマー時間設定キーにて設定された調理時間の間、並バーナ1bによる加熱を継続させる調理タイマー運転、天ぷら用設定温度になるように火力を自動調整する天ぷら運転、自動的に湯を沸かす湯沸かし運転などの自動調理運転を実行するように構成されている。
【0033】
前記並バーナ1bの通常運転における制御部Hの動作について説明を加える。
前記制御部Hは、並バーナ1bにて調理容器を加熱しているときに、温度センサRの検出情報に基づいて、加熱停止条件を設定する加熱停止条件設定処理、および、その加熱停止条件設定処理の実行により設定された加熱停止条件が満たされると、並バーナ1bによる加熱を停止させる加熱停止処理を実行するように構成されている。
説明を加えると、制御部Hが加熱停止条件設定処理および加熱停止処理を実行することにより、調理内容に対応した加熱停止条件を設定して、その調理を終了した後、並バーナ1bによる加熱が過度に継続されることを防止するようにしている。
【0034】
以下、加熱停止条件設定処理について説明する。
前記制御部Hは、加熱停止条件設定処理として、温度センサRによる検出温度が設定時間(例えば、15秒)に設定下降温度(5℃)以上下降する温度急下降状態が存在すると、炒め物用加熱停止条件を加熱停止条件として設定し、温度急下降状態が存在しないで温度センサRによる検出温度が同じまたはほぼ同じ温度を継続する平衡状態が存在すると、煮物用加熱停止条件を加熱停止条件として設定するように構成されている。
【0035】
説明を加えると、餃子などの炒め物を調理するときも、煮物を調理するときにも、温度センサRによる検出温度が同じまたはほぼ同じ温度を継続する平衡状態が存在するが、餃子を調理する際には、図4に示すように、調理中に水分を加えることにより、温度センサRによる検出温度が設定時間に設定下降温度以上下降する温度急下降状態が存在し、その後、温度センサRによる検出温度が同じまたはほぼ同じ温度を継続する平衡状態が存在する。
【0036】
そして、餃子などの炒め物を調理しているときには、制御部Hが、温度急下降状態が存在することにより、その炒め物に対応した炒め物用加熱停止条件を設定して、並バーナ1bによる加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理が終了する前に、並バーナ1bによる加熱が停止されることを防止し、煮物を調理しているときには、温度急下降状態が存在しないで平衡状態が存在することにより、その煮物に対応した煮物用加熱停止条件を設定して、並バーナ1bによる加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理が終了する前に、並バーナ1bによる加熱が停止されることを防止するようにしている。
このようにして、餃子などの炒め物であっても、煮物であっても、並バーナ1bによる加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理が終了する前に、並バーナ1bによる加熱が停止されることを防止して、使い勝手の向上を図るようにしている。
【0037】
前記炒め物用加熱停止条件は、温度センサRによる検出温度が炒め物用加熱停止温度(図4中点線B)になると並バーナ1bによる加熱を強制停止する条件、および、温度急下降状態の後における温度センサRの検出温度が上昇状態になる時点またはその上昇状態になったのちさらに設定温度上昇した時点から炒め物用加熱継続時間(例えば、4分15秒)が継続すると、温度センサRによる検出温度が基準用加熱停止温度になると並バーナ1bによる加熱を強制停止する条件である基準加熱停止条件に変更設定させる条件である。
【0038】
また、前記煮物用加熱停止条件は、温度センサRによる検出温度が平衡状態における温度センサRの検出温度に基づいて設定される煮物用加熱停止温度になると並バーナ1bによる加熱を強制停止する条件である。
【0039】
上述の如く、制御部Hは、温度センサRの検出情報に基づいて、炒め物用加熱停止条件または煮物用加熱停止条件を設定するようにしているが、さらに、制御部Hは、加熱停止条件設定処理として、前記炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、温度急下降状態の後における温度センサRによる検出温度が上昇状態になるまたはその上昇状態になってからさらに設定温度(例えば、2℃)上昇した時点から後に、温度急下降状態が存在すると、炒め物用加熱継続時間を更新設定し、温度急下降状態が存在しないで平衡状態が存在すると、煮物用加熱停止条件を更新設定するように構成されている。
【0040】
説明を加えると、調理内容によっては、制御部Hが、初回の温度急下降状態により設定された炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態を維持すると、調理が終了する前に、並バーナ1bによる加熱が停止されたり、逆に、調理を終了したにもかかわらず、並バーナ1bによる加熱が継続されて、調理の終了後に並バーナ1bによる加熱が過度に継続される虞があるので、炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態でも、その後の温度センサRによる検出情報に基づいて、煮物用加熱停止条件または炒め物用加熱継続時間を更新設定することによって、調理内容に的確に対応した加熱停止条件を設定して、並バーナ1bによる加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理が終了する前に、並バーナ1bによる加熱が停止されることを防止している。
【0041】
また、制御部Hは、加熱停止条件設定処理として、温度センサRの検出情報に基づいて、炒め物用加熱停止条件および煮物用加熱停止条件の他の条件も設定するように構成されているので、以下、説明を加える。
前記制御部Hは、加熱停止条件設定処理として、煮物用加熱停止条件または炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、温度センサRによる検出温度が下限設定温度未満のとき、および、温度センサRによる検出温度が下限設定温度以上の状態において、煮物用加熱停止条件または炒め物用加熱停止条件を設定する前のときには、基準加熱停止条件を加熱停止条件として設定するように構成されている。
説明を加えると、並バーナ1bにて加熱されている調理容器が変更された場合や、煮物用加熱停止条件または炒め物用加熱停止条件を設定する前の場合など、煮物用加熱停止条件または炒め物用加熱停止条件では対応できないときでも、基準加熱停止条件を設定することにより、並バーナ1bによる加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理物を調理し終える前に、並バーナ1bによる加熱が停止されることを防止するようにしている。
ちなみに、基準加熱停止条件については、温度センサRによる検出温度が基準用加熱停止温度になると並バーナ1bによる加熱を強制停止する条件である。
【0042】
また、制御部Hは、加熱停止条件設定処理として、温度センサRによる検出温度が油物用設定温度(例えば、200℃)未満のときに、温度急下降状態が存在すると、炒め物用加熱停止条件を、かつ、温度急下降状態が存在しないで平衡状態が存在すると、煮物用加熱停止条件を設定し、温度センサRによる検出温度が油物用設定温度(例えば、200℃)以上になると、油物用加熱停止条件を設定するように構成されている。
説明を加えると、温度センサRによる検出温度が油物用設定温度(例えば、200℃)未満のときには、炒め物用加熱停止条件または煮物用加熱停止条件を設定し、温度センサRによる検出温度が油物用設定温度(例えば、200℃)以上になると、油物用加熱停止条件を設定することにより、餃子などの炒め物や煮物だけでなく、油物を調理するときにも、その調理内容に対応した加熱停止条件を設定するようにしている。
ちなみに、油物用加熱停止条件については、温度センサRによる検出温度が油物用加熱停止温度になると並バーナ1bによる加熱を強制停止する条件である。
【0043】
このようにして、制御部Hは、加熱停止条件設定処理を実行することにより、炒め物用加熱停止条件、煮物用加熱停止条件、基準用加熱停止条件、および、油物用加熱停止条件のいずれかを加熱停止条件として設定するので、その設定された加熱停止条件が満たされると、並バーナ1bによる加熱を停止させる加熱停止処理を実行することにより、調理が終了した後、並バーナ1bによる加熱を停止させて、並バーナ1bによる加熱が過度に継続されるのを防止しながら、調理が終了する前に、並バーナ1bによる加熱が停止されることを防止している。
ちなみに、設定された加熱停止条件が満たされていなくても、並バーナ用操作部S2の点火/消火キーにより加熱停止が指令されると、並バーナ1bによる加熱を停止させるようにしている。
【0044】
前記加熱停止条件設定処理について、図3のフローチャートに基づいて説明する。
まず、温度センサRの検出温度Thが油物用設定温度Ta(例えば、200℃)未満のときに、温度急下降状態が存在しないでかつ平衡状態も存在しなければ(ステップ1〜3)、温度センサRによる検出温度Thが下限設定温度Tmin以上の状態において、煮物用加熱停止条件、炒め物用加熱停止条件または油物用加熱停止条件を設定する前のときであるとして、基準用加熱停止条件Jkを加熱停止条件として設定する(ステップ4)。
【0045】
そして、温度センサRの検出温度Thが油物用設定温度Ta(例えば、200℃)未満のときに、温度急下降状態が存在しないで平衡状態が存在すると(ステップ1〜3)、煮物を調理しているとして、煮物用加熱停止条件Jnを加熱停止条件として設定する(ステップ5)。
その後、煮物用加熱停止条件Jnを設定済みの状態において、温度センサRの検出温度Thが下限設定温度Tmin未満になると、基準用加熱停止条件Jkを加熱停止条件として更新設定する(ステップ6,7)。
【0046】
また、温度センサRの検出温度Thが油物用設定温度Ta(例えば、200℃)未満のときに、温度急下降状態が存在すると(ステップ1,2)、炒め物用加熱停止条件Jiを加熱停止条件として設定する(ステップ8)。
そして、炒め物用加熱停止条件Jiを設定済みの状態において、温度センサRの検出温度Thが下限設定温度Tmin未満になると、基準用加熱停止条件Jkを加熱停止条件として更新設定する(ステップ9,10)。
【0047】
また、炒め物用加熱停止条件Jiを設定済みの状態において、温度センサRの検出温度Thが下限設定温度Tmin以上であるときには、温度センサRの検出温度が上昇状態になるまたはその上昇状態になってからさらに設定温度上昇して上昇状態が検出されると(ステップ11)、制御部Hに内蔵のタイマーの計時作動を開始し、温度センサRの検出温度Thが下限設定温度Tmin未満になるか、あるいは、上昇状態が検出されてからの経過時間が炒め物用加熱継続時間(例えば、4分15秒)になると(ステップ12,13)、基準用加熱停止条件Jkを更新設定する(ステップ14)。
【0048】
前記上昇状態が検出された後に、温度センサRの検出温度Thが下限設定温度Tmin未満になっておらず、しかも、上昇状態が検出されてからの経過時間が炒め物用加熱継続時間になっていないときには、温度急下降状態が存在すると(ステップ15)、炒め物用加熱継続時間を更新設定し(ステップ16)、温度急下降状態が存在しないで平衡状態が存在すると(ステップ15,17)、煮物用加熱停止条件Jnを更新設定する(ステップ18)。
【0049】
そして、炒め物用加熱停止条件Jiを設定済みである状態においては、上昇状態が検出されると、温度急下降状態および平衡状態の存在の有無により、煮物用加熱停止条件Jnまたは炒め物用加熱継続時間の更新設定を繰り返し行うようにしている。
【0050】
温度センサRの検出温度Thが油物用設定温度Ta(例えば、200℃)以上になると(ステップ1)、油物用加熱停止条件Jaを加熱停止条件として設定する(ステップ19)。
そして、油物用加熱停止条件Jaを設定済みの状態において、温度センサRの検出温度Thが下限設定温度Tmin未満になると、基準用加熱停止条件Jkを加熱停止条件として更新設定する(ステップ20,21)。
【0051】
〔別実施形態〕
(1)上記実施形態では、加熱停止条件設定処理として、炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、温度急下降状態の後における温度センサRによる検出温度が上昇状態になる時点またはその上昇状態になったのちさらに設定温度上昇した時点から後に、平衡状態が存在すると、煮物用加熱停止条件を更新設定するようにしているが、炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、その炒め物用加熱停止条件を維持して、必ずしも煮物加熱停止条件を更新設定しなくてもよい。
【0052】
(2)上記実施形態では、加熱停止条件設定処理として、炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、温度急下降状態の後における温度センサRによる検出温度が上昇状態になる時点またはその上昇状態になったのちさらに設定温度上昇した時点から後に、温度急下降状態が存在すると、炒め物用加熱継続時間を更新設定するようにしているが、炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、その炒め物用加熱継続時間を維持して、必ずしも炒め物用加熱継続時間を更新設定しなくてもよい。
【0053】
(3)炒め物用加熱停止条件、煮物用加熱停止条件、油物用加熱停止条件、および、基準用加熱停止条件の夫々については適宜変更が可能である。
【0054】
(4)上記実施形態では、制御部Hは、加熱停止条件設定処理として、炒め物用加熱停止条件または煮物用加熱停止条件の他に、油物用加熱停止条件を設定するようにしているが、制御部Hは、加熱停止条件設定処理として、炒め物用加熱停止条件または煮物用加熱停止条件のみ設定してもよく、油物加熱停止条件については必ずしも加熱停止条件として設定しなくてもよい。
【0055】
(5)上記実施形態では、制御部Hが、並バーナ1bについてのみ、加熱停止条件設定処理および加熱停止処理を実行するようにしているが、制御部Hが、大バーナ1aおよび並バーナ1bについて、加熱停止条件設定処理および加熱停止処理を実行するようにしてもよく、加熱停止条件設定処理および加熱停止処理の対象は適宜変更が可能である。
【0056】
(6)上記実施形態では、本発明にかかる加熱調理器として、通常運転に加えて、自動調理運転を実行するガスコンロを例示したが、通常運転のみを実行するガスコンロでもよく、上記実施形態で示したテーブル式ガスコンロに限らず、ビルトイン式ガスコンロなど、各種のガスコンロに適応可能である。
また、本発明にかかる加熱調理器は、ガスコンロに限らず、電気式のものなど、各種の加熱調理器に適応可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ガスコンロの概略斜視図
【図2】ガスコンロの概略構成図
【図3】加熱停止条件設定処理における制御動作を示すフローチャート
【図4】餃子調理時の温度センサによる検出温度の時間変化を示すグラフ
【符号の説明】
1 加熱手段
H 制御手段
R 温度検出手段

Claims (5)

  1. 調理容器を加熱する加熱手段と、その加熱手段にて加熱される前記調理容器の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱手段を制御する制御手段とが設けられ、
    前記制御手段が、前記加熱手段にて前記調理容器を加熱しているときに、前記温度検出手段の検出情報に基づいて、加熱停止条件を設定する加熱停止条件設定処理、および、その加熱停止条件設定処理の実行により設定された加熱停止条件が満たされると、前記加熱手段による加熱を停止させる加熱停止処理を実行するように構成されている加熱調理器であって、
    前記制御手段が、前記加熱停止条件設定処理として、前記温度検出手段による検出温度が設定時間に設定下降温度以上下降する温度急下降状態が存在すると、炒め物用加熱停止条件を前記加熱停止条件として設定し、前記温度急下降状態が存在しないで前記温度検出手段による検出温度が同じまたはほぼ同じ温度を継続する平衡状態が存在すると、煮物用加熱停止条件を前記加熱停止条件として設定するように構成され
    前記炒め物用加熱停止条件が、前記温度検出手段による検出温度が炒め物用加熱停止温度になると前記加熱手段による加熱を強制停止する条件、および、前記温度急下降状態の後における前記温度検出手段の検出温度が上昇状態になる時点またはその上昇状態になったのちさらに設定温度上昇した時点から炒め物用加熱継続時間が継続すると、前記温度検出手段による検出温度が基準用加熱停止温度になると前記加熱手段による加熱を強制停止する条件としての基準加熱停止条件に変更設定させる条件である加熱調理器。
  2. 前記制御手段が、前記加熱停止条件設定処理として、前記炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、前記温度急下降状態の後における前記温度検出手段による検出温度が上昇状態になるまたはその上昇状態になってからさらに設定温度上昇した時点から後に、前記平衡状態が存在すると、前記炒め物用加熱停止条件から前記煮物用加熱停止条件に更新設定するように構成されている請求項1に記載の加熱調理器。
  3. 前記制御手段が、前記加熱停止条件設定処理として、前記炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、前記温度急下降状態の後における前記温度検出手段による検出温度が上昇状態になるまたはその上昇状態になってからさらに設定温度上昇した時点から後に、前記温度急下降状態が存在すると、前記炒め物用加熱継続時間を更新設定するように構成されている請求項1または2に記載の加熱調理器。
  4. 前記制御手段が、前記加熱停止条件設定処理として、
    前記煮物用加熱停止条件または前記炒め物用加熱停止条件を設定済みである状態において、前記温度検出手段による検出温度が下限設定温度未満のときには、前記基準加熱停止条件を前記加熱停止条件として設定し、且つ、
    前記温度検出手段による検出温度が下限設定温度以上の状態において、前記煮物用加熱停止条件または前記炒め物用加熱停止条件を設定する前のときには、前記基準加熱停止条件を前記加熱停止条件として設定するように構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の加熱調理器。
  5. 前記制御手段が、前記加熱停止条件設定処理として、前記温度検出手段による検出温度が油物用設定温度未満のときに、前記温度急下降状態が存在すると、前記炒め物用加熱停止条件を、かつ、前記温度急下降状態が存在しないで前記平衡状態が存在すると、前記煮物用加熱停止条件を設定し、前記温度検出手段による検出温度が油物設定温度以上になると、油物用加熱停止条件を設定するように構成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の加熱調理器。
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