JP4049865B2 - タービンブレードの一体型ダンパー・シール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガスタービンエンジンに関し、特にタービンロータ用の一体型ダンパー・シールの形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
典型的なガスタービンエンジンは、コンプレッサ部、燃焼部およびタービン部に連続的に作動流体を通すための軸方向に延在する環状流路を有する。タービン部は、ひとつまたはそれ以上の回転タービンディスクに配された複数のブレードを含む。ブレードはそれぞれ、プラットフォームと底部(ルート)とエーロフォイルとを有する。底部はプラットフォームの一表面から延在し、 エーロフォイルは反対側の面から突出する。 エーロフォイル(翼形)は作動流体からエネルギーを引出すものである。
【0003】
タービンディスクは、一連の周囲スロットを有し、このスロットそれぞれにブレードの底部が収められ、これによりブレードをディスクに固定する。ブレードは、ディスクから半径方向に延在する。このとき底部は半径方向に内側で、 エーロフォイルは半径方向外側に位置する。周囲スロットは、隣接するブレードのプラットフォームの間に軸方向に延在するギャップを提供するよう離間して配され、これによりブレードのプラットフォームが互いに接触したり損傷したりすることがなくなる。
【0004】
エーロフォイルは、囲われても囲われていなくてもよい(即ち、シュラウドされてもされなくてもよい)が、作動流体からエネルギーを引出すので、作動流体は エーロフォイルに負荷力をかける。負荷力の変化は、ブレードを振れさせたり、振動させたりする。この振動は、ブレードの固有共振振動数において最大振幅を発生する周波数要素の広域スペクトルを有する。エーロフォイルが囲われていない場合、振動は主として回転方向に対する接線方向に、すなわち円周方向に働く。また流体の流れの方向、すなわち軸方向に、働く派生的な振動要素も存在する。制振しない場合、振動しているブレードの振れは極限まで達するおそれがあり、これによってエーロフォイルが破壊する可能性がある。
【0005】
ダンパーはそのような振動を減らすために一般的に用いられている。ダンパーは、ブレード間のギャップにまたがる剛性部品であり、隣接するブレードのプラットフォームそれぞれの半径方向内側表面に接触する。したがって、ダンパーによってプラットフォームに摩擦力が加えられる。この摩擦力は、ブレード間の振動を減らし、その結果、個々のブレードの振動を減らす。
【0006】
隣接するブレードのプラットフォーム間のギャップへの作動流体のリークにより問題が生じる。ギャップに入ってしまうと、作動流体はプラットフォームの半径方向内側の表面の下の領域にもリークする。しかし、タービン内の作動流体の温度は、プラットフォームの下の部品が長時間にわたって安全に耐えることのできる温度よりも一般的に高い。加えて、作動流体は、燃焼部における燃焼プロセスの副生物などの汚染物を含んで運搬し、これらはプラットフォームの下で集まり加熱して、これによって腐食や亀裂が生じる。さらに、リークした作動流体は、エーロフォイルを迂回するので、これによってエーロフォイルへ送り込まれるエネルギーの量が減少する。
【0007】
リークを減らすためにシールが一般的に採用される。シールは、一般的に薄板金属からできた柔軟な部品であり、ギャップを横切り、隣接するブレードのプラットフォームの半径方向内側の表面の下に近接して配されている。通常、シールは、シールする表面の一部に一致する部分を有する。シールは、遠心力の存在下での逆シール歪み(adverse seal distortion)を回避するように半径方向に支持されなければならない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した別々のダンパーとシールとに関して問題がいくつか存在する。まず、一方が他方に対して半径方向内側に位置しなければならないため、両方が同時に最大の効果を発揮することはできない。たとえば、ダンパーがプラットフォームとシールとの間に位置する場合は、ダンパーは隣接するプラットフォーム間のギャップをシールが有効にカバーすることを妨げてしまう。加えて、ダンパーの性能上の制約により、シールに与える半径方向の支持の量が制限され、これによりシールは逆歪みが起きやすくなり、さらには効果が減少しやすくなる。逆に、シールがプラットフォームとダンパーとの間に位置する場合は、ダンパーには制振のためのプラットフォームの半径方向内側表面への直接のアクセスがないので、制振効果は減少される。
【0009】
さらに、配置に関係なく、前述したような別々のダンパーとシールの組み合わせでは、最大の制振効果は得られない。ダンパーとシールの組み合わせの全質量は、システムの必要条件によって制限される。ダンパーが剛体であり制振のための硬さを提供する一方で、シールは柔軟でありそのような硬さを提供するものではない。よって、そのような柔軟なシールの存在は、振動の減衰に利用可能な質量や剛性はないことを意味する。さらに、ダンパーの設計における制約により、ダンパーは軸中心で最も制振力を提供し、その端部ではあまり制振力を提供せず、よって均一の制振力の分配が妨げられる。
【0010】
さらに、別々のダンパーとシールとはしばしば誤って取り付けられがちであり、これによって両方の効果が減少される。いくつかの配置はプラットフォームとシールとの間にダンパーを有し、他ではプラットフォームとダンパーとの間にシールを有するということがこの可能性を大きくしてしまう。よって、より良いダンパーとシールとが求められている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前述した問題を解決するために、本発明の一体型ダンパー・シールは、隣接するブレードプラットフォームと接触する実質的に剛体のダンパー部と、ダンパー部の概ねの平面からある角度を持ってダンパーから慨して半径方向内側に延在する少なくともひとつのシール部とを有し、これにより長手方向の軸からある角度を持って概して半径方向内側に延在するプラットフォームのシーリング部(スカート)に対して接触およびシーリングを提供する。シール部は、適合するプラットフォームのシーリング表面の大部分と合致し、オフセットされたプラットフォームをシールするためにオフセット部分を有しても良い。
【0012】
ダンパー・シールは、好ましくは、制振およびシーリング効果に悪影響をもたらす干渉を防止するため、プラットフォームの移行部に間隙を提供するよう形成されている。ダンパー・シールは、好ましくは、鋳造によって一体の部品として形成される。好ましい実施例では、一体型ダンパー・シールは、プラットフォームの上流側に対するシーリング用と下流側に対するシーリング用に、2つのそのようなシール部を有する。
【0013】
本発明の一体型ダンパー・シールは、シール部がプラットフォーム間のギャップの軸方向の長さの大部分と接触するため、シーリングを改善する。これにより、リークや汚れを減らし、よってタービンの信頼性を増ことができる。一体型ダンパー・シールはまた、シール部が半径方向で十分に支持され、よって望ましくない歪みを減らすことができるので耐久性が向上され、したがってシールの効果を保つことができる。さらに、シール部は、シーリングが主要目的であるが、いくらかの剛性も供給する。つまり振動を減衰するためにさらに多くの剛性が有効に活用される。さらに、シール部があることによって、制振質量のより良い軸方向の分布が助長される。最後に、一体型ダンパー・シールが別々でなく一体であるので、製造コストを減少し、また間違った取付をされることがない。
【0014】
一体型ダンパー・シールはこれまでにも知られていたが、一体型ダンパー・シールが半径方向外側のみシールすると、すなわち制振に必要な固有の剛性が長手方向におけるシーリングの邪魔となると、考えられてきた。また、その固有の剛性のために、長手方向すなわちスカートに対するシールを試みた一体型ダンパー・シールは、逆に、位置ずれ(吊り上がり)を引き起こすこれらの表面との干渉に遭遇し、その制振効果も失ってしまうと考えられてきた。しかしながら、剛性はシーリングに対して不適切なものではなく、半径方向外側表面で十分制振できるほど剛体に、かつ実質的に角度の付けられたプラットフォームに対して長手方向に十分シールできるほど柔軟に一体型のシールを作り得ることが判明した。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明のダンパーとシールの形状は、図1に示されたタイプの第2ステージ高圧タービンロータブレードとともに用いられる最良の形態の実施例に関して開示される。
【0016】
図1を参照すると、タービンロータブレード13は、上流側14と、下流側16と、凹面(正圧)側18と、凸面(負圧)側20とを有する。ブレード13は、ガス流24から運動エネルギーを受けるエーロフォイル22を有する。エーロフォイル22は、囲われていても囲われていなくてもよいが、プラットフォーム28の半径方向外側表面26から延在する。プラットフォーム28は、半径方向内側表面30と、前縁32と、後縁34とを有する。
【0017】
ブレード13はさらに、一対のプラットフォーム支持部36、38と、ネック40と、底部42とを備える。ネック40は、プラットフォーム28と底部42との繋ぎである。底部42は、ディスクにロータブレードを取り付けるためにタービンロータディスク(図示せず)へ挿入されるように適合されている。ここで、底部42はモミの木状の断面を有する。ネック40は、一対の突起44(一方のみ図示)を有する。突起44については以下に詳しく記載する。
【0018】
なお、ブレード13はロータディスク(図示せず)に取り付けられた複数のブレードのうちのひとつである。ブレード13はディスクの表面から半径方向に延在する。底部42は半径方向内側に延在し、エーロフォイル22は半径方向外側に延在する。隣接するブレードのプラットフォーム同士は、軸方向に(長手方向に、すなわちプラットフォームの前縁32からプラットフォームの後縁34へ向かう方向に)延在するギャップにより隔てられている。このギャップによって、ブレードのプラットフォームは互いに接触したり傷つけあうことのないように保持される。このギャップの幅は、熱膨張などプラットフォームの物理的寸法の許容差を受けるに十分な大きさであり、好ましくは約0.04インチである。
【0019】
プラットフォーム28の半径方向内側の面30の下には、一体型ダンパー・シール結合体46が設けられている。ダンパー・シール結合体46は、ダンパー部48とシール部50とからなり、これらはろう付けなどの手段によって結合されるか、またはコスト削減のため、鋳造によって一体に製造される。これ以外に、機械加工、鍛造、転造、圧縮成形、およびこれらの組み合わせが用いられてもよい。別体のダンパーとシールとを有する構成と違い、ダンパー部48もシール部50もプラットフォームと他の一方との間に設けられるのではなく、シール部50がダンパー部48の端部から半径方向内側に延在する。これによって、プラットフォームとシールとの間に設けられた別体のダンパーよりもより良くシール部を半径方向に支持することができる。
【0020】
ダンパー部48は、剛体であり、ブレードとブレード間の振動を減らし、したがって個々のブレードの振動も減らすように適応されている。ダンパー部48の形状、重量および剛性は、制振のためプラットフォームへ所望の摩擦力を最良に提供できるよう選択される。シール部50はリークを減少するために適応されている。ダンパー部48およびシール部50は、プラットフォーム28と隣接するブレードのプラットフォーム(図示せず)との間のギャップを横切って広がっている。シール部50の形状、重量および剛性は、そのようなシーリングを最良に得れるように選択される。ダンパー部48とシール部50はブレード13のネック40上の一対の突起44によって半径方向に支持されている。
【0021】
図2を参照すると、ブレードのプラットフォーム28の半径方向内側表面30は、ダンピング部52と、移行部54と、シーリング部(スカート)56とを有する。ダンピング部52は、実質的に平らな外形を有する。移行部54は、実質的に弓形の外形を有する上流および下流面取り振れ部(fillet runout)を備え、通常これらはダンパー部にもシール部にも接触しない。主としてこのため、この移行部54にはダンピングもシーリングも起きない。シーリング部56は、一般的にリークに対するシーリングが求められる場所に設けられ、このブレード13の場合、プラットフォームの支持部36、38に近接した位置(プラットフォーム28の半径方向外側表面26にかかる圧力は一般的に半径方向内側表面30、特にプラットフォーム支持部36、38の近くにかかる圧力よりも大きくなる)に設けられる。プラットフォームのほとんどの形状において、シーリング部56は一般的に半径方向内側に傾き、その角度は通常、長手方向の軸から測定して少なくとも45度であり、約60度から90度の範囲内が最も一般的である。たとえば約75度から90度など、この範囲における高角度の形状では、一般的に、低角度の場合よりもシーリングが困難である。なぜなら、シーリング部に対して垂直に向く遠心力の成分、すなわち利用できるシーリング力は、この範囲における低角度の形状よりも小さくなるからである。
【0022】
ダンパー部48は、プラットフォームの半径方向内側表面30のダンピング部52に接触するダンピング表面60を有する。ダンピング表面60は、遠心力およびダンパー・シール結合体46の質量との組み合わせで、振動を減衰するために必要とされる摩擦力を提供する。一般的に、表面52と60との間にはほぼ均一の接触が求められる。このような接触を保持するために、ダンピング表面60は、プラットフォームの半径方向内側表面30の移行部54にまで延在しないことが好ましい。結果として、ダンピング表面60の寸法は、プラットフォームの半径方向内側表面30の特徴によって制限される。
【0023】
一体型ダンパー・シール結合体46とプラットフォーム28の半径方向内側表面30の移行部54との間の間隙62は、さらに、これらの部分間の干渉を取り除き、ダンピング表面60とプラットフォームの半径方向内側表面30のダンピング部52との間に均一の連続する接触をもたらすように用いられてもよい。ダンパーとシールとを一体の構成部品とすることにより、プラットフォームの下に効果的に収容されたコンパクトな構成が達成できる。よって、間隙62は、別体のダンパーとシールの構成を収容する間隙よりも小さいが、同様に機能することが理解されるであろう。隙間が小さくなることにより、より有効なシーリングが行え、またシール部50を半径方向によりよく支持することができ、よって変形(歪み)を防ぎ、シーリングの有効性を維持する。ダンパー部48はさらに、隣接するロータブレード(図示せず)に関連して適切に位置づけされた一体型ダンパー・シール46を保持するよう適応された第1の一対のこぶ64を備える。
【0024】
ダンパー部は、タービン内で見られる高温、圧力、遠心力に適応した材料で、適応した方法によって製造されなければならない。また、このような状況下でクリープや腐食に耐え得る材料を選択することが望まれる。コバルト合金、米国金属仕様(American Metal Specification: AMS)5382番、鋳造による製造が、高圧タービンの条件に適切であることが分かっているが、当業者に周知の他の適切な材料や製造方法を用いることもできる。
【0025】
シール部50はプラットフォームの半径方向内側表面30のシーリング部56に密接に合致してシーリング部56に対してシールを提供するように適合されている。シール部50はそれぞれ、基端部と、移行およびダンパー結合部と、好ましくは自由端である末端部とを有する。シール部50は、応力を受けるために好ましくはテーパーを付けられており、基端部から末端部にむかって厚みが徐々に減少している。シール部50の末端部は丸みが付けられてもよい。ダンパー部とシール部50との移行部は、弓状に曲げられているのが好ましい。曲げられた部分の半径は、好ましくは、プラットフォームの半径方向内側表面30の移行部54の半径よりも大きい。
【0026】
プラットフォームのほとんどの形状に合致するため、シール部50は、一般的にダンパー部48から半径方向内側に延在し、角度66は、移行部の湾曲を無視してダンパー部の基本面68から測定して少なくとも45度、最も一般的には約75から90度の範囲内である。図示された形状では、シール部50は、ダンパー部48およびプラットフォームから半径方向の支持を受け、ダンパー48の働きを実質的に妨げることなくリークに対するシーリングを与える。シール部50は両方とも似ているように示されているが、シール部50はこのように類似している必要はない。シール部50が、適切にシーリングを提供し応力を受けるよう適応されたものであれば、別の配置および形状であってもよいことは当業者に明白であろう。
【0027】
一般的に、シール部50の厚みがダンパー部48の厚みほど厚くならないことは当然である。これにより、シール部50はダンパー部よりも柔軟になり、すなわち硬くなく、よってプラットフォームの半径方向内側表面に合致するシール部の能力を高める。しかし、一般的にシール部50は、金属の薄板からなる従来のシールよりも厚みがある。当業者により他の方法が推測されるかもしれないが、このような厚みの増加はシール部のシール能力に悪影響はない。
【0028】
シール部50と移行部およびシーリング部54、56の内側表面との望まざる相互作用を防止するために柔軟性が求められる。このような相互作用は、ダンピング表面60とプラットフォームの半径方向内側表面30のダンピング部52との接触を妨げる恐れがある。エンジンが運転していない場合、ダンパー・シール結合体はプラットフォームの下にゆるくフィットしている。エンジンが始動すると、好ましくは、まずダンパー部48によって、そしてシール部50によってプラットフォームの半径方向内側表面への接触が実現する。プラットフォームのシーリング表面とより密接するようにシール部に遠心力が加えられることが予測される。
【0029】
シール部50は、タービン内に見られる高温、圧力および遠心力に適した材料および適した方法で製造されなければならない。また、このような状況下でクリープや腐食に耐え得る材料を選択することが望まれる。上昇した温度(高圧タービンの場合約1500度)におけるシール部50の延性もしくは撓み性は、好ましくは、米国金属仕様(AMS)5608番などのコバルト合金材料からなり高温になるにつれ硬くなり、撓み性が低くなる従来のシールの延性もしくは撓み性とほぼ等しい。ダンパー部と一体に形成される場合、シール部は、コバルト合金、米国金属仕様(AMS)5382番および鋳造による製造が適切であることが分かっている前述のものと同じ材料から形成される。しかしながら、当業者に周知の他の適切な材料や製造方法を用いてもよい。
【0030】
図3および4を参照すると、一体型ダンパー・シール46はさらに、第2の一対のこぶ70を備える。第2のこぶ70は、第1の一対のこぶ64と、隣接するブレード13の対75上の一対のスタンドオフ72とともに機能し、一体型ダンパー・シール46をブレード13、すなわちプラットフォームの半径方向内側表面30およびネック40、に対して適切な位置に保持する助けをする。こぶおよびスタンドオフの適切な数およびサイズは、一体型ダンパー・シール46の寸法および所望の位置と同様、ブレード13の寸法とブレード間のギャップの寸法による。
【0031】
航空機用大型ガスタービンエンジンの場合のように、ブレード13の対75は、たとえば機械加工によって、ずらされることにより、エーロフォイル22は底部42に対して適切に定位される。しかしながら、ずらした結果、隣接するプラットフォームの表面のシーリング部56がブレード13の対75の上流側14と下流側16で軸方向にオフセット78、79(図4)される。プラットフォーム間のオフセットを許容するために、各シール部50は、2つの軸方向にオフセットされた部分80、82を備え、隣接するプラットフォームの半径方向内側シーリング表面56の関連する一方にシーリングを提供する。この際、部分80と82とのオフセットは、好ましくはプラットフォーム間のオフセットに対応する。
【0032】
延在した部分82と部分80のもう一方に関連するプラットフォームとの間隙84は、これらの部分間の干渉を未然に防ぎ、これにより、一体型ダンパー・シールが半径方向内側表面に対して不適切に位置決めされないようにする。一体型ダンパー・シール46が本発明には関係しないと考えられるブレード13に適応するために湾曲した形状を有することは当業者により理解されるはずである。
【0033】
本発明の一体型ダンパー・シールは、シール部がプラットフォーム間のギャップの軸方向の長さの大部分と接触するのでシーリングを改善する。これにより、リークや汚れを減らし、よってタービンの信頼性を増ことができる。一体型ダンパー・シールはまた、シール部が半径方向で十分に支持され、よって望ましくない歪みを減らすことができるので耐久性が向上され、したがってシールの効果を保つことができる。さらに、シール部はシーリングが主要目的であるが、いくらかの剛性も供給する。つまり振動を減衰するためにさらに多くの剛性が有効に活用される。さらに、シール部があることによって、制振質量のより良い軸方向の分布が助長される。最後に、一体型ダンパー・シールが別々でなく一体であるので、製造コストを減少し、また間違った取付をされることがない。
【0034】
本発明のシールはオフセット部分を持つ2つの同様のシール部を有するものとして開示されたが、ひとつのシール部のみを必要とするものであっても、3つ以上を必要とするものであってもよい。さらに、シール部はオフセット部分を持つ必要はなく、たとえばシール部は実質的に平らでもよく、また互いに似ている必要もない。一体型ダンパー・シールはずらされたプラットフォームと同様に、ずらされていないプラットフォームにも用いることができることを当業者は認識しなければならない。
【0035】
第2ステージの高圧タービンに適用するためのさまざまな実施例を参照して特定の発明が記述されたが、この記述は限定を意味するものではない。本発明は、他の用途にも適切に適用され、たとえば、前記したもの以外の異なるブレードとプラットフォームの形状を有する他のタービン(これにも限定されない)にも適用されてもよい。本発明の追加の実施例のように、添付の請求の範囲に記載された本発明の趣旨および範囲を逸脱することなく上記実施例にさまざまな修正が、この記述を参照することで当業者に明らかとなるであろう。したがって、添付の請求の範囲が本発明の真の範囲内におけるそのような修正または実施例もカバーすることを意味する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のタービンロータブレードおよび一体型ダンパー・シールの斜視図である。
【図2】 図1のロータブレードおよび一体型ダンパー・シールの部分側面図である。
【図3】 図1のずらして配置された2つの隣接するロータブレードおよび一体型ダンパー・シールの分解斜視図である。
【図4】 図3のブレードと、その間に設置された図1の一体型ダンパー・シールの、線4−4に沿った断面図である。
【符号の説明】
13…タービンロータブレード
14…上流側
16…下流側
18…凹面(正圧)側
20…凸面(負圧)側
22…エーロフォイル
24…ガス流
26…半径方向外側表面
28…プラットフォーム
30…半径方向内側表面
32…前縁
34…後縁
36…プラットフォーム支持部
38…プラットフォーム支持部
40…ネック
42…底部
44…突起
46…一体型ダンパー・シール結合体
48…ダンパー部
50…シール部
Claims (18)
- ガスタービンエンジンにおけるタービンロータブレードの一体型ダンパー・シールであって、前記エンジンは長手方向の軸を有し、各ブレードは上流側と下流側とを備えるプラットフォームを有し、前記プラットフォームの半径方向内側表面は、ダンピング部、シーリング部、及びそれらの間の移行部とを有し、前記シーリング部は概して前記ダンピング部から半径方向内側に延在しており、かつ、前記一体型ダンパー・シールは、
前記半径方向内側表面の前記ダンピング部と接触するダンピング面を有する実質的に剛体のダンパー部を有し、前記ダンパー部は略平らな平面であり、
前記ダンパー部と結合した基端と自由端部である末端とを備える少なくともひとつのシール部を有し、前記シール部は、慨して前記平面から角度をもって前記ダンパー部から半径方向内側に延在し、前記シール部は隣接するブレードプラットフォームの半径方向内側表面の適合するシーリング部との組み合わせで接触およびシーリングを提供することを特徴とする一体型ダンパー・シール。 - 前記ダンパー部は、前記シール部の前記基端と前記ダンパー部の端部とが互いに実質的に同じ厚みを有するように前記シール部へ滑らかに連なるように整形された請求項1に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記シール部は、前記プラットフォームの適合するシーリング部のほとんどの部分と実質的に同一の広がりを有する請求項1に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記シール部は、前記プラットフォームの適合するシーリング部全体と実質的に同一の広がりを有する請求項1に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記一体型ダンパー・シールは、前記プラットフォームの前記半径方向内側表面の前記移行部に対して間隙を画定する形状に形成される請求項1に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記平面からの前記角度は、約60から90度の範囲内である請求項1に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記平面からの前記角度は、約75から90度の範囲内である請求項1に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記ダンパー・シールは、鋳造によって一体の構成部品として形成される請求項1に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記シール部は、互いに長手方向にオフセットされた少なくとも2つの部分を有する請求項1に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記シール部は2つあり、一方は前記プラットフォームの前記上流側の前記半径方向内側表面の前記シーリング部へ対するシーリングのための上流側シール部であり、もう一方は前記プラットフォームの前記下流側の前記半径方向内側表面の前記シーリング部へ対するシーリングのための下流側シール部である請求項1に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記一体型ダンパー・シールは、前記プラットフォームの前記半径方向内側表面の前記移行部に対する間隙を画定する形状である請求項10に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記ダンパー部は、前記シール部の前記基端と前記ダンパー部の前記端部とが互いに実質的に同じ厚みを有するように前記シール部へ滑らかに連なるように整形された請求項11に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記シール部は、前記プラットフォームの適合するシーリング部のほとんどの部分と実質的に同一の広がりを有する請求項11に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記シール部は、前記プラットフォームの適合するシーリング部全体と実質的に同一の広がりを有する請求項11に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記平面からの前記角度は、約60から90度の範囲内である請求項11に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記平面からの前記角度は、約75から90度の範囲内である請求項11に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記ダンパー・シールは、鋳造によって一体の構成部品として形成される請求項11に記載の一体型ダンパー・シール。
- 前記シール部は、互いに長手方向にオフセットされた少なくとも2つの部分を有する請求項11に記載の一体型ダンパー・シール。
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