JP4045670B2 - 粉粒体の排出シュート - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は粉粒体の排出シュートに係り、特に連続式アンローダ等により高所に搬送した粉粒体を重力で落下させて後段の設備へ払出すための粉粒体の排出シュートに関する。
【0002】
【従来の技術】
連続式アンローダ等により高所に搬送した粉粒体を、排出シュートを介して重力で落下させて後段の設備に払い出す際、排出シュートに投入される粉粒体の流入量が変化する。従って、従来のように単に筒状の排出シュートの場合には流入量が流出量よりも多くなると、粉粒体が排出シュートに詰まってしまう。
【0003】
逆に、流入量が流出量よりも少なくなると、粉粒体が排出シュートの内壁や流出口に衝突するので、排出シュートが傷みやすいという問題がある。即ち、流入量が流出量よりも少ない場合、排出シュート内における粉粒体の流れは外力を加えない限り自由落下が最も速度が大きく、理論上は粒子の終末速度まで到達する。
【0004】
よって、従来この種のシュートでは粉粒体の落下速度を抑えるため、排出シュートを交互に曲げてつないで折曲部を設けたり、排出シュート内に緩衝板を設けたりして粉粒体の落下速度を抑えていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の粉粒体の排出シュートでは、粉粒体を排出シュートの折曲部や緩衝板に当てて落下速度を抑える構造でないので、折曲部や緩衝板の損傷が著しく、根本的な解決とはならない。
また、接触部や緩衝板で粉粒体の流れが滞り易くなるので、排出シュート内で粉粒体が詰まる頻度が多くなるという欠点がある。
【0006】
本発明は、このような事情を鑑みてなされたもので、粉粒体の投入量が変動しても粉粒体の詰まりが発生しないと共に、粉粒体の落下衝突による損傷もしにくい粉粒体の排出シュートを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、下端開口が絞られた内管と外管とで二重管構造に形成され、前記内管の上端開口から粉粒体を投入する排出シュートであって、前記内管と前記外管との間を縦方向に仕切って複数の管路を形成する分割板と、前記形成された複数の管路ごとに高さを変えて前記内管に形成され、前記内管内と前記各管路とを連通する連通口と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、内管の上端開口から投入された粉粒体は、内管の下端が絞られているので内管内に粉粒体の層を形成しながら、内管の下端から排出される。そして、投入される粉粒体の量が増加すると、高さの一番低い位置に形成された連通口から管路内に越流して管路の下端から排出される。この時も、管路の下端が絞られているので粉粒体は管路内に層を形成した状態で排出される。更に、投入される粉粒体が増加すると、次の高さの連通口から管路に越流する。従って、投入された粉粒体は、内管、最初に越流した管路、次に越流した管路の3つから排出され、全て層を形成しながら排出される。これにより、粉粒体の投入量が変動しても粉粒体の詰まりが発生しないと共に、粉粒体の落下衝突による損傷もしにくい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明に係わる粉粒体の排出シュートの好ましい実施の形態について詳説する。
図1は、本発明に係る粉粒体の排出シュートの1実施の形態を示す縦断面図である。この粉粒体の排出シュート10は、主として内管12とそれを内包する外管14から二重管構造に形成される。
【0010】
内管12はその上端部には粉粒体を投入する開口16Aを有する上側フランジ16が設けられ、その下端部には粉粒体が排出される開口18Aを有するホッパ部18が設けられる。この内管12の下端開口18Aの開口面積は、内管12の胴体部の径方向の断面積の約1/2になるように絞りこまれている。これにより、下端開口18Aから排出される粉粒体の排出量が規制されるので、内管12の上端開口16Aから投入された粉粒体は、内管12内において層を形成し、この層を維持した状態で下端開口18Aから排出される。
【0011】
内管12と外管14との間には、ドーナッツ状の空間部20が形成されると共に、外管14の上端が内管12側に直角に折曲されて空間部20の上端が閉塞される。また、外管14の下端が内管12側に傾斜して形成されており、空間部20の下端に形成されるリング状の開口20Aの面積が、胴体部における径方向の断面積よりも小さくなるように形成される。そして、排出シュート10の下端には、内管12の下端開口18Aと管路24の下端開口20Aが合流する開口25Aを備えた下側フランジ25が設けられる。
【0012】
内管12と外管14との間に形成された前記空間部20には、縦方向に仕切る複数の分割板22、22が設けられ、空間部20が複数の管路24に分割される。例えば、図2は、空間部20を2つの管路24A、24Bに分割した場合であり、図3は空間部20を4つの管路24A、24B、24C、24Dに分割した場合であるが、以下の説明は、2つの管路24A、24Bの場合である。
【0013】
図1に示すように、内管12には、内管12内と各管路24A、24Bとを連通する連通口26A、26Bがそれぞれ形成される。そして、管路24Aに連通する連通口26Aは内管12の高い位置に形成され、管路24Bに連通する連通口26Bは内管12の低い位置に形成される。また、図1及び図4に示すように、各管路24A、24B内には、前記連通口26A、26Bから各管路24A、24Bの下端開口20Aに至る傾斜板28A、28Bが設けられる。この傾斜板28A、28Bにより、連通口26A、26Bから越流した粉粒体は、傾斜板28A、28B上を滑るように案内されて下端開口20Aに導かれる。
【0014】
また、図5に示すように、内管12に形成された各連通口26A、26Bの下端には、内管12側から管路24A、24Bへ粉粒体を流れ易くするために、斜め上向きの突起板30が突起される。
そして、内管12の下端開口18Aからの粉粒体の排出能力、管路24Aの下端開口20Aからの粉粒体の排出能力、管路24Bの下端開口20Aからの粉粒体の排出能力の合計が、内管12の上端開口16Aから投入される最大投入量よりも大きくなるように設定しておく。
【0015】
次に、上記の如く構成された本発明の粉粒体の排出シュートの作用について説明する。
内管12の上端開口16Aから投入される粉粒体は、内管12の下端開口18Aから排出されるが、内管12の下端開口18Aが絞られているので、内管12内に少しずつ溜まって層を形成する。従って、内管12の上端開口16Aから投入された粉粒体は、粉粒体の層の上に落下した後、この層が移動して下端開口18Aから開口25Aを介して排出する。これにより、内管12の下端開口18Aに粉粒体が衝突しなくなると共に、内管12内に粉粒体の層を形成した状態で下端開口18Aから排出される。この時、下端開口18Aからの排出される粉粒体の排出速度は、粉粒体が自由落下する場合の排出速度の1/3以下にすることができる。従って、排出シュート10の損傷、特に下端開口18Aの損傷が殆どないようにできる。
【0016】
次に、粉粒体の投入量が増加すると、内管12内の粉粒体の層の高さが次第に高くなり、低い位置に形成された連通口26Bから管路24Bに越流する。管路24Bの下端開口20Aは狭く絞られていると共に、管路24B内には傾斜板28Bが設けられているので、排出量が規制される。従って、管路24Bに越流した粉粒体も内管12と同様に管路24B内に層を形成し、この層が移動しながら下端開口20Aから開口25Aを介して排出される。従って、内管12の場合と同様に排出シュートの管路24Bが損傷されにくい。
【0017】
更に、投入する粉粒体が多くなると、内管12の高い位置に形成された連通口26Aからも粉粒体が管路24Aに越流する。この場合にも、前記したと同様に粉粒体が管路24A内に層を形成し、層が移動しながら下端開口20Aから開口25Aを介して排出される。従って、前記したと同様に排出シュート10の管路24Aが損傷しにくい。
【0018】
このように、内管12や管路24A、24B内を粉粒体が層を成して移動しながら排出されるようにしたので、排出シュート10を損傷しにくくできる。また、投入される粉粒体の投入量が少ない場合には内管12だけから排出され、投入量が多くなるに従って、増加した粉粒体の分が連通口26を通って管路24に越流し、内管12と管路24の両方から排出される。従って、投入量の変動があっても排出シュート10が詰まることがない。
【0019】
この場合、投入される粉粒体の投入量の変動の頻度や大きさに応じて、内管12と外管14との間に形成する管路24の数や連通口26の高さを変えるとよい。また、図5に示すように、連通口の下端に設けた突起板30により、内管12側から管路24へ粉粒体が確実に流れやすくなる。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の粉粒体の排出シュートによれば、排出シュートを損傷しにくくできる。また、投入量の変動があっても排出シュートが詰まることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る粉粒体の排出シュートの全体を示す縦断面図
【図2】図1におけるA−A線に沿った断面図で、内管と外管との間の空間部を2分割した横断面図
【図3】内管と外管との間の空間部を4分割した場合の横断面図
【図4】案内板を説明する説明図
【図5】本発明に係る粉粒体の排出シュートの連通口に設けた突起板を説明する説明図
【符号の説明】
10…排出シュート
12…内管
14…外管
16A…内管の上端開口(粉粒体の投入口)
18A…内管の下端開口(粉粒体の排出口)
20…空間部
20A…空間部の下端開口(粉粒体の排出口)
22…分割板
24…管路
26…連通口
28…傾斜板
30…突起板

Claims (2)

  1. 下端開口が絞られた内管と外管とで二重管構造に形成され、前記内管の上端開口から粉粒体を投入する排出シュートであって、
    前記内管と前記外管との間を縦方向に仕切って複数の管路を形成する分割板と、
    前記形成された複数の管路ごとに高さを変えて前記内管に形成され、前記内管内と前記各管路とを連通する連通口と、を備えたことを特徴とする粉粒体の排出シュート。
  2. 前記管路内には、前記開口から前記管路の下端開口に至る傾斜板を設けたことを特徴とする請求項1の粉粒体の排出シュート。
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