JP4045456B2 - 画像通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、通信回線を介して画像データを送信または受信する画像通信装置に係わり、特に、回線品質を表示する機能を備えた画像通信装置に関する。
データの通信速度は、通信回線の回線品質に左右されることが多く、通信速度の低下によりユーザに不利益を与えることがしばしばある。そこで、ユーザに回線品質の良し悪しを通知する技術が各種提案されている。
たとえば、VoIP(Voice Over Internet Protocol)電話では、回線品質の悪い状態で通話すると音声データの伝達に遅延が発生して円滑な通話の継続が困難となるので、通話の開始前や通話中に回線品質の良し悪しをユーザに通知する技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2001−237888号公報
通話の場合、話すべき内容やどこまで話し終えたかを話し手が把握しているので、回線品質をユーザ(話し手)に通知すれば、たとえば、あと少しで話が終わるのでそのまま通話を継続するとか、まだ話が長いので掛け直した方が良い、などの判断を話し手自身で行なうことができる。
一方、画像データを送受信するファクシミリ装置などの画像通信装置の場合には、単に回線品質の良し悪しを通知するだけでは、ユーザはどのように対処すべきかを的確に判断できない。たとえば、回線品質が悪くても、あと少しで送信が終わる状況であれば、送り直すよりもそのまま送信を継続した方が良い場合もある。しかし、回線品質を通知されただけでは、ユーザはそのような判断をすることができなかった。
また、回線品質が悪い場合に解像度を下げるなどの変更を行なえば、送信すべきデータ量が減って通信時間を短縮できるが、どのように変更すれば、どの程度改善されるかをユーザ自身で予想できず、適切な対処が難しかった。
本発明は、上記の問題を解決しようとするものであり、回線品質の良し悪しに応じた対処を採るための判断材料をユーザに提示することのできる画像通信装置を提供することを目的としている。
以上の目的は以下の構成によって達成される。
(1)通信回線を介して外部端末に画像データを送信する送信手段と、
前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
前記送信手段で送信中の画像データについて、送信の進捗状況を把握する進捗把握手段と、
前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記進捗把握手段で把握した前記進捗状況とを前記画像データの送信中に表示する機能と、前記送信手段で画像データを送信中に、変更可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能とを備えた表示手段と
前記変更可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって送信時における画像データの属性を変更する変更手段と
を有する
ことを特徴とする画像通信装置。
(2)通信回線を介して外部端末に画像データを送信する送信手段と、
前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
前記送信手段で送信中の前記画像データについて、送信完了までの処理残量を把握する残量把握手段と、
前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記残量把握手段で把握した前記処理残量とを前記画像データの送信中に表示する機能と、前記送信手段で画像データを送信中に、変更可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能を備えた表示手段と
前記変更可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって送信時における画像データの属性を変更する変更手段と
を有する
ことを特徴とする画像通信装置。
(3)通信回線を介して外部端末から画像データを受信する受信手段と、
前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
前記受信手段で受信中の前記画像データについて、受信の進捗状況を把握する進捗把握手段と、
前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記進捗把握手段で把握した前記進捗状況とを前記画像データの受信中に表示する機能と、前記受信手段で画像データを受信中に、変更要求可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能とを備えた表示手段と
前記変更要求可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって受信時おける画像データの属性変更を送信元の外部端末に要求する変更要求手段と
を有する
ことを特徴とする画像通信装置。
(4)通信回線を介して外部端末から画像データを受信する受信手段と、
前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
前記受信手段で受信中の前記画像データについて、受信完了までの処理残量を把握する残量把握手段と、
前記回線品質把握手段で把握した回線品質と前記残量把握手段で把握した前記処理残量とを前記画像データの受信中に表示する機能と、前記受信手段で画像データを受信中に、変更要求可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能とを備えた表示手段と
前記変更要求可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって受信時おける画像データの属性変更を送信元の外部端末に要求する変更要求手段と
を有する
ことを特徴とする画像通信装置。
上記(1)または(3)に係わる発明によれば、画像データの通信速度に影響を及ぼす回線品質と、その画像データについての送受信の進み具合を表す進捗状況とを表示手段に表示する。
上記(2)または(4)に係わる発明によれば、画像データの受信速度に影響を及ぼす回線品質と、その画像データについての送受信完了までの処理残量とを表示手段に表示する。ここで、処理残量は、送信または受信が完了するまでの残り時間、残りページ数、残りデータ量などがある。残り時間の場合は予測値になる。
本発明に係わる画像通信装置では、回線品質と送信または受信の進捗状況、あるいは回線品質と送信または受信に係わる処理残量とを表示するので、ユーザはこれらの情報を対比したうえで、どのような対処を採るべきかを判断することができる。また、変更可能な属性に係わる設定値の候補を表示することで、回線品質が良好でないことに対する対策を講じる必要があると判断したユーザに実行可能な選択肢を提示することができる。
以下、図面に基づき本発明に係わる各種実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係わる画像通信装置10の電気的構成を示している。第1の実施の形態では、画像データの送信側の画像通信装置10について説明する。
画像通信装置10は、LAN(Local Area Network)やインターネットを介して画像データを送受信するファクシミリ機能(ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication standardization sector:国際電気通信連合電気通信標準化セクタ)勧告T.37やT.38に準拠する、いわゆるインターネットファクシミリ機能やIP(Internet Protocol)ファックス機能といった機能)、原稿を読み取ってその複製画像を記録紙上に形成する複写機能、読み取った画像データを外部へ出力するスキャナ機能、受信した印刷データに基づいて印刷するプリンタ機能などを備えた複合機として構成されている。画像通信装置10が取り扱う画像データは、視覚的に認識できる形式で出力可能なものであればどのようなものでもよく、写真や文字などの画像データの内容、画像データの形式には限定されない。
画像通信装置10は、その動作を統括制御する制御部としてのCPU(中央演算処理装置)11と、ROM(リード・オンリ・メモリ)12と、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)13とを主要部とした回路で構成されている。
ROM12は、CPU11が実行するプログラムや各種固定データを記憶している。RAM13は、CPU11がプログラムを実行する際に各種データを一時的に格納するワークメモリや、画像データを格納するページメモリとして機能する。
さらに、CPU11には、表示部20と、操作部21と、読取部22と、画像処理部23と、記録部24と、印刷部25と、通信部26とが接続されている。
表示部20は、LCD(Liquid Crystal Display)で構成され、各種案内などに加えて、ファクシミリ機能による画像通信に関する情報を表示する表示手段としての機能を果たす。
操作部21は、各種操作を受け付ける機能を果たす。さらに、操作部21は、画像データのカラー/モノクロモード(以下、画像モードという。)や解像度などの送信時における画像データの属性の設定を送信開始前に受け付けたり(以下、属性設定という。)、既に設定されている属性設定の変更を画像データの送信中に受け付けたりする(以下、属性変更という。)機能を果たす。ここでいう画像データの「属性」は、画像モードや解像度の他、画像の拡大率・縮小率や、文字画像や写真画像といった画質モードなど、画像データの通信速度や通信時間に影響を与える要素であればどのようなものでもよい。操作部21は、図示省略の操作盤上の各種の操作スイッチと、表示部20の表面を覆うタッチパネルとで構成される。
読取部22は、原稿の画像を読み取って対応する画像データを画像通信装置10へ入力する入力手段としての機能を果たす。読取部22は、原稿を照射する光源と、原稿をその幅方向に1ライン分読み取るラインイメージセンサと、ライン単位の読取位置を原稿の長さ方向に移動させる移動手段と、原稿からの反射光をラインイメージセンサに導いて結像させるレンズやミラーからなる光学経路とを備えている。ラインイメージセンサはCCD(Charge Coupled Device)で構成される。ラインイメージセンサが出力するアナログ画像信号はA/D(アナログ/デジタル)変換され、デジタルの画像データとして取り込まれる。
画像処理部23は、設定された属性で画像データが送信されるように、画像データを拡大・縮小する機能や、画像を回転させる機能などを果たす。
記録部24は、図示省略の圧縮伸張部で圧縮された画像データなどを格納するための大容量の記録装置である。ここでは磁気ディスク装置(HDD:Hard Disk Drive)を使用している。
印刷部25は、画像データに対応する画像を電子写真プロセスによって記録紙上に形成して出力する機能を果たす。印刷部25は、記録紙の搬送装置と、感光体ドラムと、帯電装置と、レーザーユニットと、現像装置と、転写分離装置と、クリーニング装置と、定着装置とを有するいわゆるレーザープリンタとして構成されている。
通信部26は、画像データを符号化・復号化して、ファクシミリ機能により送受信する送信手段および受信手段としての機能を果たす。詳細には、通信部26は、ITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication standardization sector:国際電気通信連合電気通信標準化セクタ)勧告T.38で標準化されている(以下、T.38もしくはT.38準拠という。)伝送制御手順を用いて画像データの送受信を行なう。また、T.38プロトコル上でITU−T勧告T.30(以下、T.30もしくはT.30準拠という。)で標準化されている伝送制御手順を用いて、G3(Group3)ファクシミリの伝送制御手順に基づいた各種制御信号と画像データとをパケットに分割して送信先の外部端末(以下、送信先端末という。)との間でインターネットを介した通信を行なう機能を果たす。これにより、公衆回線によるファクシミリと同じようにリアルタイムな画像データの送受信が行なわれる。
さらに通信部26は、画像データの送信速度と残りデータ量とを所定の間隔で算出し、これらの情報を出力する機能を果たす。送信速度は、単位時間に送信された画像データ量であり、所定の期間内に送信された画像データ量に基づいて算出される。残りデータ量は、送信中の画像データのうちまだ送信されていない画像データ量である。残りデータ量は、画像データ全体の総データ量と、既に送信された送信済データ量とを通信部26に備える図示省略のレジストリ部に記憶し、総データ量と送信済データ量との差を求めることにより算出される。
画像処理部23は、さらに変更手段30としての機能を有している。変更手段30は、操作部21で受け付けた属性変更の内容と合致する属性を持つように画像データを変換する機能を果たす。
変更手段30は、画像モードと解像度とについての属性変更が可能である。画像モードについては、カラーモードをモノクロモードに変更できる。解像度については、600、400、300、200dpi(Dot Per Inch)の4種類の解像度のうち、現在の設定より解像度の低いいずれかの解像度を選択できる。たとえば現在の設定がカラーモードで600dpiである場合には、カラーモードのまま残り3種類の解像度を選択する場合と、モノクロモードで4種類の解像度を選択する場合との合計7種類の属性に変更可能となる。
なお、属性変更には第1変更モードと第2変更モードとの2種類があり、そのいずれかをユーザが選択し得るようになっている。第1変更モードは送信中の画像データの属性を変更して送信を継続するモードであり、第2変更モードは、属性を変更して画像データの送信を最初からやり直す(送信すべき画像データを1ページ目から送信し直す)モードである。属性変更された画像データは、通信部26から送信される。
CPU11にはさらに、回線品質把握手段31と進捗把握手段32とが接続されている。
回線品質把握手段31は、通信部26に接続されている通信回線の回線品質を把握する機能を果たす。ここで、「把握」とは、画像データを送信している通信回線の回線品質につき、例えば表示部20等へ表示できるように回線品質に関する情報を獲得することを意味し、回線品質把握手段31自らが回線品質を検査するなどして回線品質に関する情報を獲得するだけでなく、外部装置などから回線品質に関する情報を取得してもよい。
進捗把握手段32は、送信中の画像データについての進捗状況を把握する機能を果たす。進捗状況の内容は、たとえば、画像データに含まれている全ページ数のうち何ページまでの送信が完了したのか、全画像データ量のうち何メガバイトまでが送信されたのかなどを把握してもよい。また、送信開始から完了までに要する時間を予測して、これに対して何分が経過したのかを把握してもよい。この他、ページ数、データ量、予測時間の各基準について、送信完了を100%としたときその何%が送信されたのかという情報でもよい。
また、ここで言う画像データのページ数、データ量などは、たとえば1つの送信先端末に1つの画像データを送信する動作を1ジョブとした場合に、この1ジョブを基準にそれぞれの情報を進捗状況として把握するものでもよい。また、複数の送信先端末へ1つの画像データを送信したり、1つの送信先端末へ複数の画像データを送信したりするときは、これら複数のジョブ全体を基準に進捗状況を把握してもよい。この他、1ジョブに含まれている画像データの各ページについて何%の送信が完了したのかなど詳細な進捗状況が把握できてもよい。本実施の形態では、1ジョブの完了を基準として進捗状況を把握する場合について説明する。
また、上記に列挙した進捗状況の例とは反対に、送信が完了していない画像データのページ数、データ量や送信完了までの残り時間、それらの割合を把握してもよい。
このように、進捗状況の内容は、送信すべき画像データ全体のうちどの程度が既に送信されたのかを把握可能な情報であればどのようなものでもよく、上記に例示したものに限定されない。また、表示部20に表示される進捗状況は、1種類であってもよいし、2種類以上を組み合わせたものであってもよい。数種類の選択候補の中から、ユーザが表示内容を選択できてもよい。
また、「把握」とは、進捗状況につき、例えば表示部20等へ表示できるように進捗状況に関する情報を獲得することであって、進捗把握手段32自らが進捗状況を管理したり算出したりして進捗情報に関する情報を獲得してもよいし、外部装置などから進捗状況に関する情報を取得してもかまわない。
本実施の形態では、進捗把握手段32が把握する進捗状況は、画像データの全ページ数と、送信中ページ番号とから構成される。全ページ数に関する情報は、読取部22での画像データ読み取り時に取得される。
送信中ページ番号は、通信部26と送信先端末との間でやり取りされるT.30準拠の制御信号に基づいて取得される。具体的には、送信先端末へ送信するMPS(MultiPage Signal)信号やEOM(End Of Message)信号と、送信先端末から取得するMCF(Message ConFirmation)信号とが利用される。MPS信号は、原稿1ページ分の送信が終了し、連送があることを通知する信号である。EOM信号は、原稿1ページ分の送信が終了し、送信中の画像データについて次のページから画像モードや解像度についての属性変更があることを通知する信号である。MCF信号は、送信先端末で画像データが正しく受信されたことを示す情報である。画像データ送信開始時のページ番号を「1ページ」とし、MPS信号やEOM信号の送信後にMCF信号を受信した回数を加算すれば現在送信中のページ番号が得られる。
さらに、進捗把握手段32は、画像データの送信を開始してからの通信時間を計時するタイマを内蔵している。
CPU11は、さらに送信中の画像データについて、送信完了までの処理残量を把握する残量把握手段33としての機能を有している。本実施の形態では、処理残量として送信が完了するまでの残り時間が予測されるようになっている。残量把握手段33が予測する残り時間は、送信中の画像データについて、属性変更を行なわないまま残りの画像データの送信を継続した場合の残り時間である継続残り時間である。
継続残り時間の予測は、通信部26から取得した残りデータ量を送信中の画像データの送信速度で割った商として算出する。これを求めるための送信速度は、たとえば制御信号のやり取りの時間を除く直近1分間に送信された画像データ量から求める。
さらに、残量把握手段33は、第1変更モードにより送信中の画像データの属性を変更した場合の残り時間である変更残り時間と、第2変更モードにより属性変更をした画像データ送信を最初からやり直す場合での予測時間とを予測する機能を有している。
変更残り時間を予測するための画像データ量は、送信未了の画像データについて属性変更を行なった場合の画像データ量を推定して求める。このデータ量を基に、残り時間と上述の送信速度とから変更残り時間を予測する。変更残り時間は、現在の設定から属性変更可能な全種類の属性について予測する。
予測時間を予測するための画像データ量は、送信をやり直す全画像データについて属性変更を行なった場合の画像データ量を推定して求める。このデータ量を基に予測時間を求める手法は、変更残り時間の場合と同様である。
回線品質や進捗状況、各種の残り時間などは、表示部20の所定画面に表示される。
図2は、本発明の実施の形態に係わる画像通信装置10を使用して画像データを送信する画像通信システムの構成例を示している。
この画像通信システムは、インターネット40と、送信側LAN42と、受信側LAN44とで構成される通信回線と、この通信回線に接続された画像通信装置10と、送信先端末45と、計測サーバ46とから構成される。送信先端末45は、複合機やPC(Personal Computer)で構成され、画像通信装置10と画像通信が可能な機器であればどのようなものでもよい。
なお、本発明で使用可能な通信回線は、画像データの通信が可能なものであればどのようなものでもよい。たとえば、ケーブル回線や無線回線など、回線の種類やその回線で使用される通信方式は本実施の形態で示した例に限定されない。
送信側LAN42と受信側LAN44とは、それぞれGW(ゲートウェイ)41を介してインターネット40に接続されている。送信側LAN42には、画像通信装置10と、PC43とが接続されている。受信側LAN44には、送信先端末45が接続されている。インターネット40内には、送信先端末45を呼び出すための電話番号を管理するゲートキーパ47が設置されている。
画像通信装置10から送信された画像データは、通信回線を介して送信先端末45に受信される。インターネット40内に図示した画像データ48の矢印は、画像データが送信される方向を示している。
次に、通信回線の回線品質を把握する手法を説明する。把握手法には送信開始前や送信途中の特定時点における回線品質を把握する手法と、送信中リアルタイムに把握する手法とがある。
ここでは、回線品質とは画像データの通信速度に係わる品質をいう。具体的には、送受信中に発生する遅延や通信速度の低下に係わる品質をいう。
まず、特定時点の回線品質を把握する手法を図2に基づいて説明する。この種の手法には、ping(Packet INternet Groper)を用いたり、計測データを用いたりするものなどがある。
たとえば、pingを使用するものでは、送信先端末45のIP(Internet Protocol)アドレスに向けてpingコマンド50(図中、粗い破線矢印で表示)が発信される。pingコマンド50は、32バイトのデータ部を持つ4つのパケットから構成され、1秒おきに指定されたIPアドレスに対して送信される。IPアドレスは、インターネット40で通信を行なう機器を識別するための32ビットのアドレスである。
ping応答51(図中、細かい破線矢印で表示)は、pingコマンド50を受信した送信先端末45が、画像通信装置10のIPアドレスへ向けて送信する信号である。ping応答51としては、pingコマンド50がそのまま送り返される。
回線品質把握手段31は、pingコマンド50を送信してからping応答51を受信するまでの応答時間に基づいて回線品質を把握する。応答時間が長いほど、画像データ通信でも遅延や通信速度の低下が発生しやすい回線品質であると評価される。pingコマンド50とping応答51とはインターネット40で通信を行なう機器であれば標準的に使用可能なので、特別な機能を必要とせずに通信回線の回線品質を把握することが可能になる。
なお、ここでは画像データを送信する送信先端末45に向けてpingコマンドを送信する例を述べたが、これに代えて所定の端末に向けてpingコマンドを送信し、その応答時間を測定することにより通信回線品質を把握してもよい。
次に、回線品質の把握に計測データを用いるものでは、計測データを提供する計測サーバ46を利用する。送信側LAN42に接続された画像通信装置10は、計測サーバ46に対して所定の測定コマンド52(図中、一点鎖線矢印で表示)を送信し、これに対する応答として計測サーバ46から測定データ53(図中、実線矢印で表示)を受信する。
測定データ53は、回線品質を把握するためのデータであり、たとえばTCP(Transmission Control Protocol)で送受信される100パケットからなる所定のデータで構成される。回線品質把握手段31は、受信したデータを解析し、パケットの破壊や欠落による再送要求の発生回数や、パケットの到着順序不良による並べ替えが必要であったデータ数、測定データ53が受信されるまでの時間とタイムアウト時間との比などから回線品質を把握する。パケットの再送要求や並べ替えが数多く発生する回線は、それらの処理に要する時間だけ通信速度の低下が発生しやすい回線品質であると評価される。
また、測定データ53にRTP(Real-time Transport Protocol)で送受信されるパケットを利用してもよい。パケットのヘッダ部には、生成順序を示すシーケンス番号や、生成時間を示すタイムスタンプが記録されている。シーケンス番号からパケットの欠落や到着順序不良を把握できる。また、タイムスタンプからパケットの生成間隔に対して到着間隔が間延びする遅延を把握できる。
さらに、送信先端末45側でも測定データ53を利用した回線品質の把握を行なうとよい。画像通信装置10、送信先端末45相互間で把握した内容を通知しあうようにすれば送信側と受信側との双方の回線品質を把握することが可能となり、より詳細な回線品質を知ることができる。
この他、図2では計測サーバ46をインターネット40上に設けたが、受信側LAN44上に設けてもよい。この場合は、計測サーバ46が送信先端末45と同じ受信側LAN44上にあるので、実際に画像データを送受信する際の状況に近い回線品質を把握することが可能となる。
なお、RTPを利用する場合には、インターネット40内を流れている任意のデータをサンプリングして回線品質を把握してもよい。この場合は、特定の計測サーバ46を設けずに回線品質を把握できる。
次に、送信中リアルタイムに回線品質を把握する手法について説明する。この場合はたとえば、画像データの通信速度や再送率などのデータを継続的に取得するようにすればよい。これらのデータは、送信中随時取得できるので、測定データ53を取得する場合などのように回線品質を把握するための特別な動作を実行しなくても、リアルタイムに回線品質を把握することができる。
また、回線品質は、インターネット40だけでなく、送信側LAN42や受信側LAN44の状態によっても変化する。この点について、たとえば送信側LAN42の各機器間の通信を管理するCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access with Collision Detection)方式で使用される情報を利用すれば、送信側LAN42単独の回線品質を把握できる。
具体的には、画像データの送信準備ができてから、送信側LAN42内を他のデータが流れているか否かを確認し(Carrier Sense)実際に送信を開始するまでの待ち時間を計時したり、送信側LAN42内で発生したデータの衝突(Collision Detection)回数を計数したりすることで、回線品質を把握できる。これらの情報も、送信中に随時取得可能なので、リアルタイムな回線品質の把握が可能となる。
回線品質把握手段31は、上記に説明したいずれの把握手法を利用して回線品質を把握してもよいし、これらのうち複数の手法を使って把握してもよい。以下、本実施の形態では、送信開始前や送信途中の特定時点における回線品質を把握する手法を用いた場合について説明する。
把握された回線品質は、所定の規則に従って「良好」、「混雑(小)」、「混雑(大)」の3種類のグレードに判別される。判別された回線品質は、ユーザが理解しやすいように「通信状態」という名称で表示部20に表示される。回線品質がどのグレードに相当するのかを判別する規則は、経験則や理論値に基づいて設定すればよい。また、複数の手法で把握した回線品質を総合して回線品質を求める場合には、それぞれの手法で把握した回線品質に、その影響度に応じた重み計数を乗じたものを合計するようにすればよい。
図3は、回線品質把握手段31が回線品質に応じて表示部20に表示するメッセージを選択するためのメッセージ選択表60を示している。
メッセージ選択表60は、左から回線品質欄61と、オフセット信号欄62と、メッセージ文字列欄63とから構成される。
回線品質欄61は、回線品質のグレードに応じて「良好」と「混雑(小)」と「混雑(大)」とに分けられている。オフセット信号欄62には、回線品質のグレードに応じて回線品質把握手段31からCPU11へ出力されるオフセット信号の値が示されている。各オフセット値は、所定のメッセージ文字列と対応付けられており、表示部20に表示される「通信状態」の内容は、出力されるオフセット値の違いに応じて切替表示される。メッセージ文字列欄63には、オフセット値に応じてROM12から取り出して表示部20に表示されるメッセージ文字列の内容が示されている。
回線品質把握手段31が判定した回線品質が「良好」であった場合は、CPU11にオフセット信号「0」が出力され、この信号に基づいてROM12から取得した「良好」のメッセージ文字列が表示部20に表示される。同様に、回線品質が「混雑(小)」であった場合には、オフセット信号「1」に基づいて「ネットワーク混雑(小)」が表示され、「混雑(大)」であった場合には、オフセット信号「2」に基づいて「ネットワーク混雑(大)」が表示される。
このように、「ネットワーク混雑(小)」、「ネットワーク混雑(大)」の文字列は、回線品質の表示という役割だけでなく、回線品質が「良好」でないとき、すなわち所定の条件を満たしていない場合に、回線品質が所定の条件を満たしていないことを警告する役割も果たしている。回線品質に応じた警告を表示することで、画像データの送信がなかなか完了しない場合には、その原因が回線品質にあることを自動的にユーザに通知することができる。
図4は、インターネットを用いたファクシミリ機能による画像データの送信中に、表示部20に表示される送信中画面100の一例を示している。ここに示した送信中画面100は、回線品質が良好な場合に表示される送信中画面(良好時)100aである。
送信中画面100には、最上部にガイド表示部101が、その下方左側に情報表示部103が、その右側に操作釦表示部114が表示されている。
ガイド表示部101には、現在時刻などの他各種の案内表示をする案内メッセージ102が表示されている。案内メッセージ102は、回線品質の判別結果や選択された操作に応じて切り替えられる。
情報表示部103内の上方部には、送信先端末45のアドレスや送信先の名称などを表示する送信先表示欄104と、画像通信のジョブ番号を表示する通信番号表示欄105(送信ジョブがTで表示され、受信ジョブがRで表示される。)と、画像通信装置10が実行中の動作の内容を表示する動作内容表示欄106とが表示されている。
ここで、送信先表示欄104の表示は、送信先端末45から取得した情報に応じて切り替えられる。たとえば、T.30準拠の伝送制御手順では、送信先アドレスなどの送信先端末45を識別するための識別情報を取得することができる。取得した識別情報が画像通信装置10に予め登録されているものと一致し、かつ会社名や宛名等の名称と対応付けられて登録されていれば、送信先表示欄104に表示されている送信先アドレスは、会社名や宛名等の名称に切替表示される。
これらの送信先表示欄104と通信番号表示欄105との下方には、回線品質表示図107が表示されている。回線品質表示図107は、回線品質を直感的に把握できるように表示されるイメージ図である。たとえば、図4に示した回線品質表示図(良好時)107aでは、左右両端に示した複合機の模式図が送信側と受信側との画像通信装置をそれぞれ示しており、その間の矩形図と矢印とが画像データの送信される様子を示している。矩形図の高さが一定で、受信側に近づくほど幅が広くなっていることで回線品質が良好である様子を表し、矢印が受信側に到達していることで画像データの送信が順調である様子を表している。回線品質表示図107は、メッセージ選択表60で選択されたメッセージ文字列に合わせて切替表示される。
回線品質表示図107の下方には、さらに回線品質に応じて選択されたメッセージ文字列が表示される回線品質表示欄108と、送信中ページ番号と全ページ数とを表示する送信ページ番号表示欄109と、通信時間を表示する通信時間表示欄110と、画像モードの設定内容を表示する画像モード表示欄111と、解像度設定の内容を表示する解像度表示欄112と、画像データ処理方法に応じてその設定内容が表示される画質表示欄113とが表示されている。なお、画質表示欄113には、読み取った原稿が写真原稿であるか、文字原稿であるか、それらが混在する原稿であるかに応じて適切な処理を施すように設定された画質モードが選択された結果が表示されている。この画質モードはユーザが選択してもかまわないし、原稿を読み取った結果に応じて自動的に設定されてもかまわない。
回線品質表示図107と、回線品質表示欄108と、送信ページ番号表示欄109と、通信時間表示欄110とは、回線品質と進捗状況とをひと目で把握できるように、送信中画面100の画面左側中段にまとめて配置されている。これにより、ユーザはこれらの表示内容を見て、回線品質が悪い場合に属性変更の必要があるか否かなどを総合的に判断することができる。特に、読み取った画像データをメモリ送信するタイプの画像通信装置10では、原稿載置トレイ上の原稿が順番に読み取られる状況から進捗状況を確認することができないので、進捗状況を表示する効果が大きい。
操作釦表示部114には、ユーザが選択可能な各種動作を実行するための釦が表示されている。具体的には、実行中のジョブと並行して次の画像通信ジョブを予約する画面を表示する送信予約釦115と、送信を中止する中止釦116と、第1変更モードで属性変更するための画面に切り替える属性変更釦117と、ヘルプ表示に切り替えるヘルプ釦118とが表示されている。
図5は、画像通信装置10が、インターネットを用いたファクシミリ機能によって画像データを送信する場合の動作の流れを示している。
操作部21で、送信する画像データについて各種の属性設定を受け付けると(ステップS201)、図示省略のスタート釦が押されスタート指示を受け付けるまで待機する(ステップS202;N)。スタート指示を受け付けると(ステップS202;Y)、原稿を読み取って画像データを入力する(ステップS203)。
次に、送信先端末45を呼び出して、インターネットを用いたファクシミリ機能による通信を行なうための接続動作(以下、呼接続動作という。)を行なう(ステップS204)。そして、画像データ送信を実行し、ユーザの操作や所定の処理に基づいて画面表示を切り替える(ステップS205)。
送信中にユーザから送信中止の要求を受け付けなかった場合は(ステップS206;N)、送信完了により動作を終了する(エンド)。
また、送信が中止されても(ステップS206;Y)、再送要求を受け付けない場合にも(ステップS207;N)、動作はそのまま終了する(エンド)。
一方、送信が中止されて画像データを最初から送信し直す再送要求を受け付けた場合は(ステップS207;Y)、画像データ送信を中止し、所定の画面を表示して第2変更モードによる属性変更を受け付け(ステップS208)、スタート指示を受け付けるまで待機する(ステップS209;N)。
スタート指示を受け付けると(ステップS209;Y)、属性変更の内容に基づいて、読取済の画像データに画像変換処理を行なって属性を変更し(ステップS210)、再度送信先端末45に対する呼接続動作へ戻る(ステップS204へ)。
図6は、送信中にユーザの操作などに基づいて表示画面を切り替える動作(図5のステップS205に相当する。)の流れを示している。
画像データの送信中は、回線品質を把握してグレードを判別し(ステップS301)、並行して進捗状況を把握する(ステップS302)。送信が終了すれば(ステップS303;Y)そのまま動作を終了する(エンド)。
送信が継続している場合は(ステップS303;N)、送信中画面100を表示して、送信中画面100に回線品質のグレードや進捗状況の内容を表示させる(ステップS304)。そして、ユーザからの操作を受け付けない限り(ステップS305;N)ステップS301からステップ304までの動作を繰り返す(ステップS301へ)。
ユーザから操作を受け付けた場合は(ステップS305;Y)、その操作が第1変更モードの属性変更であれば(ステップS306;Y)、当該属性変更を受け付ける画面を表示する(ステップS310)。属性変更の実行指示を受け付けなければ(ステップS311;N)そのままの状態で送信を継続し(ステップS301へ)、実行指示を受け付けると(ステップS311;Y)指定されたページについて属性変更を実行して(ステップS312)送信を継続する(ステップS301へ)。
ユーザから受け付けた操作の内容が第1変更モードの属性変更でなく(ステップS306;N)、送信予約やヘルプ表示などの送信中止以外の操作であった場合は(ステップS307;N)、それぞれの操作に対応する画面を表示して(ステップS313)送信を継続する(ステップS301へ)。
操作内容が送信中止であった場合は(ステップS307;Y)、その実行を受け付ける画面を表示し(ステップS308)、送信中止の指示を受け付けると(ステップS309;Y)動作を終了する(エンド)。受付画面で送信中止がキャンセルされた場合には(ステップS309;N)、そのまま送信を継続する(ステップS301へ)。
図7は、送信中画面100の表示を切り替える動作(図6のステップS304の動作に相当する。)の流れの一例を示している。
はじめに、回線品質を判別した結果から選択されたメッセージ文字列を回線品質表示欄108に表示し(ステップS401)、送信ページ番号表示欄109に進捗状況を表示し、通信時間表示欄110に通信時間を表示する。(ステップS402)。次に、選択されたメッセージ文字列に応じて回線品質表示図107の表示を切り替える(ステップS403)。
続いて、画像モード表示欄111と解像度表示欄112と画質表示欄113とに画像データの属性を表示し(ステップS404)、回線品質が良好であれば(ステップS405;Y)送信先表示欄104のアドレス表示の切り替えなどその他の表示を行なって(ステップS408)動作を終了する(エンド)。
回線品質が良好でないときは、すなわち回線品質を判別した結果が「混雑(小)」もしくは、「混雑(大)」のグレードであるときは(ステップS405;N)、画質表示欄113を新たな表示欄に切り替え、送信中の画像データについての残りページ数と継続残り時間と属性とを表示する(ステップS406)。さらに、送信を中止するのか、または第2変更モードで属性変更するのかを選択するための「中止/再送釦」を中止釦116に替えて表示する(同ステップS406)。
次に、回線品質に応じて案内メッセージ102の内容を切り替え(ステップS407)、必要に応じてその他の表示を切り替えて(ステップS408)動作を終了する(エンド)。
画像通信装置10は所定の間隔でこれらの動作を繰り返し実行し、送信中画面100には、最新の回線品質や進捗状況の内容などが反映される。
図8は、図7で説明した流れにより表示内容が切り替えられた送信中画面100の一例を示している。ここに示した送信中画面100は、回線品質が良好でない場合に表示される送信中画面(混雑時)100bである。図4で説明した送信中画面(良好時)100aと比較して、表示が切り替えられている部分について説明する。
案内メッセージ102は、遅延を解消するための方策を案内する表示内容となっており、回線品質が所定の条件を満たしていない場合に、回線品質が所定の条件を満たしていない旨の警告を発する表示内容となっている。案内メッセージ102の内容は、ユーザが所定の対応を採らなければ送信が順調に進まない旨を通知する警告としての役割を果たす。
回線品質表示図107は、回線品質表示図(混雑時)107bに切り替わっている。回線品質表示図(混雑時)107bは、画像データ送信の様子をイメージ的に示した矩形図の高さが不均一なことで回線品質が良好ではないことを警告し、矢印が受信側の複合機に到達していないことで画像データの送信が順調に進んでいないことを警告している。
回線品質表示欄108には、回線品質把握手段31が回線品質を「混雑(大)」と判定した結果に基づいて「ネットワーク混雑(大)」のメッセージ文字列が警告として表示されている。判定結果が「混雑(小)」であった場合には「ネットワーク混雑(小)」と表示される。
また、画質表示欄113に替えて、新たに残り時間表示欄119が表示されている。残り時間表示欄119には、送信中の画像データについての送信未了の残りページ数と、属性変更を行なわないまま送信を継続した場合の継続残り時間とが表示されている。
さらに、中止釦116に替えて、中止/再送釦120が新たに表示されている。この釦を表示することで、図4に例示したように中止釦116により送信を中止したり、属性変更釦117により第1変更モードで送信途中から属性変更を行なうだけでなく、第2変更モード(部分的に画像データの属性を変更するのではなく、全画像データを同じ属性に設定し直すモード)を選択して全画像データを同じ属性設定の内容で送信し直すことも可能となる。係る操作の詳細については、中止/再送釦120の操作により遷移する中止/再操作決定画面の説明にて後述する。また、操作釦表示部114から中止釦116が消えているが、中止/再送釦120の操作により遷移する中止/再操作決定画面における操作にて送信中のジョブを中止することが可能であり、係る操作の詳細についても後述する。
このように、回線品質が良好でない場合にだけ特定の属性変更が選択可能なようにすれば、回線品質が良好であるにもかかわらず属性変更をして画像データを再送してしまうなどのミスを防止することができる。本実施の形態では、属性変更釦117は送信中画面100に常時表示され、ユーザの要求に応じていつでも属性変更可能な構成としたが、中止/再送釦120と同様に回線品質が良好でない場合にだけ切替表示される構成としてもかまわない。
このように、画像データ送信中、常に最新の回線品質と進捗状況とが同時に表示されているので、回線品質が良好でない場合にユーザはいつでもこれらの情報を対比して、どのような対処を採るべきか適切な判断をすることができる。同時に、継続残り時間や残りページ数などの種々の判断材料が表示されるので、回線品質が劣悪であってもこれらの情報を総合して送信完了が近い場合には属性変更をせずに待つことも可能となる。また、通信時間表示欄110に通信時間が表示されることで、これまでの画像データ送信に費やした時間を基に、これからどのような対処を採るべきか判断することもできる。たとえば、画像データの60%が送信された時点で10分が経過していて、送信完了をそれほど急いでいない場合は、残り時間などを見なくても属性変更を行なわずに送信完了を待つこともできる。
ここで、回線品質表示図(混雑時)107bや回線品質表示欄108、残り時間表示欄119、案内メッセージ102などの表示を、回線品質が良好でない場合に赤色表示とするなどして共通の形式で強調するようにすれば、送信中画面(混雑時)100b中に分散して表示されているそれぞれの警告表示が互いに関連性のあるものとして理解しやすくなる。これによりユーザは、回線品質が良好でないことや、この状態に対する解決策を容易に理解することができる。
図9は、ファクシミリ送信開始前に表示される送信待機画面130の一例を示している。
送信待機画面130は、表示をさらに切り替えて種々の設定や選択ができるようになっている。図9は、送信先端末45の宛先選択をする場合の画面を示している。
送信待機画面130には、最上部にガイド表示部101が、その下方に設定画面選択欄131が、さらに下方に宛先選択方式欄132が、そして最下方には宛先選択欄133が表示されている。
ガイド表示部101には、インターネットを用いたファクシミリ機能による送信が可能であることを示す案内メッセージ102が表示されている。設定画面選択欄131には、送信待機画面130を介して設定可能な各種設定項目がタブ釦表示されており、いずれかの釦を選択することで設定画面選択欄131の下方の表示が切り替わる。ここでは、「宛先選択釦」が選択されている。
宛先選択方式欄132は、送信先端末45を指定する宛先の選択方式や宛先登録を行なう画面に切り替えるための釦が表示されている。ここでは、塗りつぶし表示の「ワンタッチ選択釦」が選択され、宛先選択欄133が表示されている。宛先選択欄133には、予め登録されている宛先の表示された選択釦が複数配列表示されている。案内に従って1または複数の選択釦を押すと、選択された釦が塗りつぶし表示となって送信先端末45が決定される。操作パネル上の図示省略のスタート釦を押すと選択された宛先への画像データ送信が開始される。
図10は、原稿の読取中に表示される読取動作表示画面140の一例を示している。ガイド表示部101には、原稿の読み取り中である旨の案内メッセージ102が表示されている。情報表示部103には、送信先表示欄104や画像モード表示欄111などが表示され宛先や画像データの属性を確認できる。特に、動作内容表示欄106には「読取中」の文字が表示され、併せて、その状態を視覚的に表現した読取動作表示図141が表示される。操作釦表示部114にはこの動作中に受付可能な操作についての釦だけが表示されている。
図11は、送信先端末45への呼接続動作中に表示される接続動作表示画面150の一例を示している。情報表示部103には、「接続中」の文字が表示された動作内容表示欄106と、その状態を視覚的に表現した接続動作表示図151となどが表示されている。
図12は、第1変更モードの属性変更を行なうための属性変更画面160の一例を示している。属性変更画面160は、送信中に送信中画面100の属性変更釦117を押すと表示される。ガイド表示部101の案内メッセージ102には、操作の内容が案内表示されている。
属性変更画面160では、送信中画面100と比較して情報表示部103に表示される表示欄の数が削減されており、表示スペース自体も縮小されている。その一方で、操作釦表示部114の表示スペースが広がり、変更ページ指定欄161と、変更ページ入力切替釦162と、画像モード変更エリア163と、解像度変更エリア164と、属性変更後の画像を確認するためのプレビュー釦165と、属性変更を実行するための属性変更実行釦166と、属性変更をキャンセルするためのキャンセル釦167とが新たに表示されている。
変更ページ指定欄161では、属性変更の対象となるページ番号の指定が受け付けられる。ページ番号は操作盤上のテンキーから直接入力される。ページ番号は、左側の「変更開始ページ欄」と右側の「変更終了ページ欄」とにそれぞれ入力できる。各欄への入力は、変更ページ入力切替釦162を押すたびに変更ページ指定欄161に表示されているページ番号のアンダーラインが移動することで切り替えられる。
画像モード変更エリア163では、画像モードの属性変更が受け付けられる。画像モード変更エリア163の上方には、そのエリアの表示内容を表わすガイドが表示され、さらに送信未了の画像データの「残ページ数」が表示されている。それらの表示の下方右側には、「カラー」モードと「モノクロ」モードとの2つの選択釦が縦列表示される。選択されている画像モードにはアンダーラインが付され、網掛け表示される。各釦の左方には、残ページを各画像モードで送信した場合の継続残り時間や変更残り時間が「残時間」として表示される。図12に示した例では、カラーモードが選択されており、継続残り時間は約20分であるが、モノクロモードに変更すると変更残り時間は約2分に短縮されることがわかる。
解像度変更エリア164では、解像度の変更が受け付けられる。解像度変更エリア164の上方には、そのエリアの表示内容を表わす「解像度が表示され、さらに残りページ数が表示されている。それらの表示の右側には、「自動変換」選択釦と、「600dpi」、「400dpi」、「300dpi」、「200dpi」の4つの選択釦とが縦列表示される。選択された釦が網掛け表示され、選択されている解像度にはアンダーラインが付される。本実施の形態では、送信開始前の設定で「自動変換」が選択された結果600dpiの解像度で送信が実行され、その選択釦にアンダーラインが付されている。なお、「自動変換」が選択されると、画像通信装置10と送信先端末45との間で送受信可能な画像データの解像度のうち最も高い解像度が属性設定値として自動的に選択されるようになっている。解像度を指定する4つの選択釦の左方には、各解像度での継続残り時間や変更残り時間が表示される。
画像モード変更エリア163と解像度変更エリア164とに表示される変更残り時間は、属性変更を受け付けた結果に応じて計算し直される。たとえば、画像モード変更エリア163でモノクロモードが選択されると、解像度変更エリア164の600dpiの変更残り時間の表示も「約2分」に切り替わり、他の解像度についてもモノクロモードで計算し直されたものが表示される。先に解像度変更エリア164で属性変更を行なった場合も、変更の結果が画像モード変更エリア163の変更残り時間の各表示に反映される。
このように、属性変更の内容に対応付けて継続残り時間や変更残り時間が表示されることによって、ユーザは変更可能な複数の属性の中から希望に合った条件の属性を選択することができる。
変更ページ指定欄161、画像モード変更エリア163、解像度変更エリア164の設定が完了し、属性変更実行釦166を押すと、属性変更が実行される。そして、画面の表示は送信中画面100に切り替わる。
ここで、選択できない属性の選択釦をグレイアウト表示とし、変更を受け付けないように構成してもよい。たとえば、既に300dpiの解像度で属性設定されている場合は、「600dpi」と「400dpi」の選択釦を選択できないようにしておけば、ユーザは変更可能な属性を直感的に識別することができる。
このように、変更手段30で変更可能な属性およびまたは属性の設定の候補を表示することで、回線品質が良好でないことに対する対策を講じる必要があると判断したユーザに実行可能な選択肢を提示することができる。また、属性変更の内容に応じた残り時間を表示することで、ユーザは自己の希望に合った属性変更を行なうことができる。
図13は、送信を中止したり、第2変更モードで属性変更を行なう画面に切り替えたりするための中止/再送決定画面170の一例を示している。中止/再送決定画面170は、送信中画面(混雑時)100bまたは属性変更画面160の中止/再送釦120を押すと表示される。
ガイド表示部101の案内メッセージ102には、送信中のジョブの中止を実行してもよいか否かを確認するメッセージが案内表示されている。ガイド表示部101の下方には、操作釦表示部114のみが表示されている。操作釦表示部114には、送信中のジョブを中止するための中止釦171と、送信を一旦中止し、第2変更モードで属性変更するための再送釦172と、中止や再送をキャンセルするためのキャンセル釦173とヘルプ釦118とが表示されている。
中止釦171を押すと送信が中止され、画面が送信待機画面130の状態に切り替わる。再送釦172を押すと送信が一旦中止され、画面が第2変更モードの属性変更を受け付けるための再送属性設定画面に切り替わる。キャンセル釦173を押すと、画面が送信中画面100に切り替わり、そのまま送信が継続される。
図14は、第2変更モードの属性変更を行なうための再送属性設定画面180である。再送属性設定画面180の構成は、属性変更画面160とほぼ同じであるが、情報表示部103の表示内容と、操作釦表示部114に表示されている釦とに一部相違がある。
属性変更画面160と異なっている点は、情報表示部103の動作内容表示欄106の表示内容が「再送待」と切り替わっている点と、再送が開始されていないため、送信ページ番号表示欄109には全ページ数のみが表示されている点と、通信時間表示欄110の表示がリセットされている点となどである。
また、操作釦表示部114では、ページ指定を行なわないので変更ページ指定欄161の表示がない点と、画像モード変更エリア163と解像度変更エリア164とには全ページを再送する場合の予測時間が表示されている点と、再送の実行を操作盤のスタート釦から受け付けるので属性変更実行釦166が表示されていない点とである。
再送時に新たな属性設定を行なうことで、たとえば、カラーモードで送信していた原稿を、ページの途中からモノクロモードに属性変更したために送信画像の統一感が失われたりすることを防止できる。
また、第2モードでの変更の場合も属性変更の内容に対応付けて予測時間が表示されるので、ユーザは変更可能な複数の属性の中から希望に合った条件の属性を選択することができる。
これまで説明したように、表示部20に表示される画面やその表示内容は、画像通信の進行やユーザの指示に伴って次々と切り替わる。以下に、表示画面が切り替わる様子を送信先端末45への画像送信シーケンスに対応させて説明する。
図15は、画像送信シーケンスの進行に対応して表示部20の画面が切り替わる様子を模式的に示している。ここでは一例として、画像通信装置10が3ページ分の画像データをカラーモードで送信し、途中で画像モードをモノクロモードに変更する属性変更を行なう場合について説明する。
図15では、画像通信装置10から送信先端末45へ画像データが送信されている。画像通信装置10は、表示部20と通信部26とを選択的に表示している。画像通信装置10の表示部20と通信部26、および送信先端末45に付した縦軸は、時間軸を示しており上から下へ向けて時間が進む。
画像通信装置10の通信部26と、送信先端末45との間に示した矢印は、ファクシミリ機能における各種伝送制御信号と画像データとを示している。矢印の向きは、データの送信される方向を示している。
各矢印に付した表示は、その通信で送受信される信号やデータの内容を表わしている。「T30IND:CED」は、被呼局識別信号(CED:Caller Entered Digits)を、「T30IND:Flag」は、同期を取るためのプリアンブル信号を示している。「V21HDLC」の表示が付されている信号は、各種制御信号である。「V21HDLC」の表示は、その信号がITU−T勧告V.21に対応した信号処理方式(300bps(Bit
Per Second)、全二重通信)で、HDLC(High-level Data Link Control procedure)の伝送制御手順により送信されていることを示している。「T30IND:Speed」はトレーニング信号を、「PIX」は画像データをそれぞれ示している。
画像通信装置10の通信部26と表示部20との間に表示した矢印は、画像通信装置10内の処理や信号を示している。矢印に付した表示はその処理や信号の内容を示している。矢印の向きについては画像送信シーケンスの場合と同様である。それぞれの時間軸に到達している矢印は、その信号に乗せられた情報が画面の表示や通信に反映されることを示している。各時間軸に到達していない矢印は、画像通信装置10内の他の機器で処理されることを示している。
また、表示部20の時間軸上には、画像通信の進行に伴って、表示部20に切替表示される画面の一部を模式的に表示している。各画面には、画像送信シーケンスに係わる表示欄などを適宜選択して表示している。
画像データの送信のため呼接続動作をスタートすると(処理A1)、接続動作表示画面150が表示される。送信先端末45からCED信号を受信すると(処理B1)、送信がスタートして(処理A2)表示部20の画面が送信中画面100に切り替わり、送信ページ番号表示欄109に進捗状況が表示される。
次に、送信先端末45から受信したCSI(Called SubscriberIdentification)信号やDIS(Digital Identification Signal)信号などから送信先端末45に関する識別情報などを取得し(処理B2)、これらの識別情報が予め登録されている場合は、登録された内容が送信先表示欄104に表示される(処理A3)。
そして、DCS(Digital Command Signal)信号などを送信して、送信開始前の属性設定の内容が送信先端末45に伝えられる(処理B3)。
また、送信動作と並行して回線品質の把握を行ない、回線品質が良好でないと画面表示が送信中画面(混雑時)100bに切り替わり回線品質や継続残り時間に関する情報が回線品質表示欄108、残り時間表示欄119に表示される(処理A4)。これらの表示内容を確認し、属性変更を行なう必要があると判断したユーザから画面の切替指示を受け付けると、表示が属性変更画面160に切り替わる(処理A5)。属性変更画面160から各種属性変更を受け付けると(処理A6)、表示は再び送信中画面(混雑時)100bに切り替わる。
属性変更を受け付けると(処理A7)、通信部26は、送信中のページの区切りまでの画像データが送信されたタイミングで送信先端末45に対しEOM(End Of Message)信号を送信してT.30準拠の伝送手順をはじめからやり直すように要求する(処理B4)。これにより、これまでの属性設定がリセットされ、新たな属性設定の内容がDCS信号などに乗せられて送信先端末45へ送信される(処理B5)。以降の画像データは、属性変更後の属性で送信される。
その後、送信中画面(混雑時)100bでは、送信中のページ番号が切り替わったり(処理A8)、属性変更後の変更残り時間が表示されたりする(処理A9)。そして、画像データの送信が完了すると、画像通信装置10側から通信を切断する呼切断動作を行ない、その動作の完了により(処理A10)通信を終了する。
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、画像データを送信元の外部端末(以下、送信元端末という。)より受信している画像通信装置が、通信回線の回線品質と、受信の進捗状況とを把握し、その内容を表示する。
図16は、本発明の第2の実施の形態に係わる画像通信装置70の電気的構成を示している。第2の実施の形態では、画像データを受信する画像通信装置70について説明する。なお、1つの画像通信装置を、第1の実施の形態に示す送信側の画像通信装置10と、第2の実施の形態に示す受信側の画像通信装置70との双方の機能を有するように構成してもよい。
画像通信装置70は、図1に示した第1の実施の形態における画像通信装置10と略同一の構成を有している。以下、第1の実施の形態と相違する点について説明する。
CPU11には、回線品質把握手段71と進捗把握手段72とが接続されている。
回線品質把握手段71は、通信部26に接続されている通信回線の回線品質を把握する機能を果たす。回線品質把握手段71が通信回線の回線品質を把握する手法は、第1の実施の形態で説明したものと同様のものでよい。また、回線品質把握手段71は、送信元端末が把握した通信回線の回線品質を、送信元端末から受信することで通信回線の回線品質を把握するように構成してもよい。
進捗把握手段72は、受信中の画像データについての進捗状況を把握する機能を果たす。進捗状況の内容は、受信すべき画像データ全体のうちどの程度が既に受信されたのかを把握可能な情報であればどのようなものでもよい。たとえば、第1の実施の形態で説明した画像データ送信時の進捗状況と同じ考え方で、受信したページ数、データ量、予測時間を把握してもよいし、これらの各基準について受信完了を100%としたときの何%が受信されたのかという情報でもよい。また、1ジョブ単位、複数ジョブ単位や、1ジョブに含まれる各画像ページ単位でどの程度の受信が完了したのかを把握してもよい。表示部20に表示される進捗状況の内容も1種類に限定されない。2種類以上を組み合わせ表示してもよいし、数種類の選択候補の中から、ユーザが選択できてもよい。
たとえば、本実施の形態では、進捗把握手段72が把握する進捗状況は、受信する画像データの全ページ数と、受信中ページ番号とから構成される。全ページ数は、たとえば送信元端末がT.30準拠の伝送制御手順中のNSS(Non-Standard facilities Set-up)信号に乗せた情報により取得される。また、受信中ページ番号は、送信元端末からMPS信号やEOM信号を受信した後にMCF信号を送信した回数を計数することによって取得される。さらに、進捗把握手段72は、画像データの受信を開始してからの通信時間を計時するタイマを内蔵している。
また、進捗把握手段72は、画像データ受信の進捗状況を表わす情報を送信元端末から受信するように構成してもよい。送信元端末が画像データ送信に関する進捗状況を把握している場合は、その内容を取得すればこれを同一の画像データ受信の進捗状況とすることができる。
CPU11は、さらに変更要求手段73と残量把握手段74との機能を有している。
変更要求手段73は、T.30準拠の制御情報を利用して送信元端末が属性変更可能な画像モードや解像度を予め取得しておき、必要に応じてその内容を表示部20に表示する機能を果たす。また、変更要求手段73は、ユーザから受け付けた属性変更が実行されるように、その内容を送信元端末に対して要求する機能を有している。変更要求手段73は、第1の実施の形態の変更手段30と同様に、第1変更モードと第2変更モードとの2種類の属性変更を送信元端末に要請できる。
変更要求手段73が受信中の画像データの属性変更を送信元端末に対して要求する手法としては、T.30準拠の制御信号を利用できる。たとえば、画像データ受信中にRTP(ReTrain Positive)信号あるいは、RTN(ReTrain Negative)信号を送信して、受信条件の再設定を行なうように要請し、その後に送信するDIS信号などで受信可能な画像モードや解像度を特定して通知することで受信する画像データの属性変更を実行できる。
残量把握手段74は、受信中の画像データについて、受信完了までの処理残量を把握する機能を有している。本実施の形態では、処理残量として受信が完了するまでの残り時間が予測されるようになっている。残量把握手段74が予測する残り時間は、受信中の画像データについて、属性変更を行なわないまま受信を継続した場合の継続残り時間である。さらに、残量把握手段74は、第1変更モードにより受信中の画像データの属性を変更した場合の残り時間である変更残り時間と、第2変更モードにより属性変更をした画像データ受信を最初からやり直す場合での予測時間とを予測する機能を有している。
これらの時間の算出方法は、第1の実施の形態の残量把握手段33で説明した場合と同様である。なお、継続残り時間や変更残り時間を算出するための残りデータ量は、通信部26が、送信先端末から取得した情報に基づいて算出する。たとえば、総データ量は伝送制御中のNSS信号により取得する。そして、既に受信された受信済データ量と共に通信部26に備える図示省略のレジストリ部に記憶し、総データ量と送信済データ量との差を求めることにより算出する。
図17は、インターネットを用いたファクシミリ機能による画像データの受信中に表示部20に表示される受信中画面500の一例を示している。このように、受信中画面500は第1の実施の形態で説明した送信中画面100と基本的には同じであるが、送信中画面100の情報表示部103内の送信に係わる表示が受信に係わる表示に変更されている点などが異なる。受信中に表示される他の画面についても同様に、第1の実施の形態での画像通信装置10の表示部20に表示される各画面とほぼ同じである。
画像データの受信中に回線品質と進捗状況とを表示部20に表示する一例として、画像通信装置70が送信元端末から画像データをポーリング受信する場合について説明する。なお、画像通信装置70が画像データを受信する方式は、ポーリング受信に限定されず、通常の画像データ受信方式であってもよい。
図18は、ポーリング受信シーケンスの進行に対応して画像通信装置の表示部の画面が切り替わる様子を模式的に示している。ここでは、3ページ分の画像データをカラーモードでポーリング受信し、途中で受信モードをモノクロモードに属性変更する場合について説明する。
画像通信装置70の表示部20や通信部26と、送信元端末80とに付した時間軸や、これらの時間軸の間に示した矢印と矢印に付した表示との内容は図15と同様である。
通信部26が画像データ受信のため呼接続をスタートすると(処理C1)、接続動作表示画面510が表示される。送信元端末80からCED信号を取得すると(処理D1)、受信がスタートして(処理C2)表示部26の表示が受信中画面511に切り替わる。そして、DIS(Digital Identification Signal)信号で受信可能な原稿サイズなどの標準機能を送信し、NSF(Non-Standard Facilities)信号でその他の非標準的機能を送信して、受信開始前に設定された属性設定の内容が送信元端末に伝えられる(処理D2)。
次に、送信元端末80から受信したTSI(Transmitting Subscriber Identification)信号で送信元端末の識別情報を取得し、NSS信号で受信する画像でデータの総ページ数や総データ量を取得すると(処理D3)、取得した情報の内容が受信中画面511に表示される(処理C3)。
また、受信動作と並行して回線品質の把握を行ない、回線品質が良好でないと画面表示が受信中画面(混雑時)512に切り替わり、回線品質表示欄513に「ネットワーク混雑(大)」などの警告が表示され、残り時間表示欄516には継続残り時間が表示される(処理C4)。
受信中画面(混雑時)512の内容を確認し、属性変更を行なう必要があると判断したユーザから画面の切替指示を受け付けると(処理C5)、表示が受信モードを変更するための属性変更画面517に切り替わる。属性変更画面517に表示された画像データ属性のうち変更可能な属性についての属性変更が受け付けられると(処理C6)、表示は再び受信中画面(混雑時)512に切り替わる。
属性変更を受け付けると(処理C7)、通信部26は受信中のページ区切りの位置までの画像データを受信したタイミングで送信元端末80に対してRTP信号あるいは、RTN信号を送信して、属性設定の再設定を行なうように要求する(処理D4)。これにより、これまでの属性設定の内容がリセットされる。そして、新たな属性設定の内容が再びNSF信号やDIS信号に乗せられて送信元端末80へ送信される(処理D5)。これらの処理の後、画像データは属性変更後の属性で受信される。
その後、受信中画面(混雑時)512では、受信中のページ番号が切り替わったり(処理C8)、属性変更後の変更残り時間が表示されたりする(処理C9)。そして、画像データの受信が完了すると、画像通信装置70側から通信を切断する呼切断動作を行ない、その動作の完了により(処理C10)通信を終了する。
以上、本発明の実施の形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成は実施の形態に示したものに限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
たとえば、本実施の形態における画像通信装置10、70は、インターネットを用いたファクシミリ機能により画像通信を行なったが、画像通信の手法はこの例に限定されない。たとえば、公衆回線を利用したファクシミリ通信であってもよい。この場合は、たとえば画像通信開始前に行なうトレーニング信号の送受信結果から回線品質を把握することができる。
また、本発明の画像通信装置はファクシミリ機能を有する複合機に限定されない。パーソナルコンピュータによるFTP(File Transfer Protocol)を利用した画像データ転送でもあってもよいし、この他の画像通信技術を用いた画像通信装置でもよい。
また、通信回線の回線品質の把握手法は実施の形態で例示したものに限定されない。
また、回線品質や進捗状況の把握のタイミングも、予め設定されたタイミングで定期的に把握するようにしてもよいし、任意のタイミングでユーザが特定の釦を押したときに把握するようにしてもよい。
また、画像データの入力手段は、読取部22に限定されず、外部より受信したり、記録媒体を読み取ったりして画像データを入力するような構成であってもよいし、この他の手法で入力してもよい。
また、表示手段が行なう回線品質や進捗状況の表示は、実施の形態に例示したように、視覚的に表示される場合に限定されない。たとえば、進捗状況が表示部20に画面表示され、同時に回線品質が良好でないことが警告音で表示されてもよい。これらの情報をユーザに伝えることができれば、どのような手法を用いてもかまわない。
また、実施の形態においては、回線品質と進捗状況とは回線品質の良し悪しにかかわらず表示される構成としたが、表示タイミングはこの例に限定されない。予め定めた条件に合致した場合、たとえば、回線品質が「良好でない」ときだけ回線品質や進捗状況が表示されるように構成してもよい。
また、実施の形態においては、残り時間は回線品質が悪い場合に表示時される構成としたが、これらの情報の表示タイミングはこの例に限定されない。回線品質と残り時間とが常時表示される構成としてもよい。
また、回線品質と進捗状況とや、回線品質と残り時間とは、必ずしも同時に表示されなくてもかまわない。たとえば、表示部20には回線品質だけを表示しておき、ユーザの要求に応じて進捗状況や残り時間を付加的に表示する構成としてもよい。逆に、進捗状況や残り時間だけを表示しておき、ユーザの要求に応じて回線品質を付加的に表示してもよい。このとき、回線品質の表示画面と、進捗状況や残り時間の表示画面とが切替表示されるようにしてもよい。
また、変更手段30で変更可能な属性は、実施の形態で例示したものに限定されない。たとえば、画像データを圧縮する符号化方式などを変更するようにしてもよい。
また、変更手段30で可能な属性変更は、画像データ量を削減するためにカラーモードをモノクロモードに変更したり、解像度を落としたりするダウングレードに限定されない。たとえば、設定モードのアップグレードが可能であってもよい。具体的には、回線品質が悪かったために属性変更により解像度を下げた場合において、回線品質が良好な状態に回復した時点で、送信途中に解像度をもとに戻すような属性変更ができてもよい。
また、表示部20から得られる情報により、当初想定していたよりも送信に時間がかからないことがわかったため、属性変更を行って解像度を上げて送信したり、モノクロモードをカラーモードに変更して送信することを可能としてもよい。
また、属性変更を行なうための属性変更画面160や、再送属性設定画面180はユーザからの要求に応じて表示される構成としたが、回線品質把握手段31、71により回線品質が良好でないと判断されたタイミングで自動的に表示される構成としてもよい。これにより、ユーザの判断負担を軽減することができる。
さらに、図14に示した再送属性設定画面180で表示される全ページを再送する場合の残り時間の表示は、図12に示した送信属性変更画面160などに合わせて表示してもよい。これにより、第1変更モードと第2変更モードとをそれぞれ選択した場合の残り時間を比較したうえでどちらの変更モードを選択するのかを決定することができる。
本発明の第1の実施の形態に係わる画像通信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係わる画像通信装置を使用して、画像データを送信する画像通信システムの構成の一例を示す説明図である。 回線品質に応じて表示されるメッセージを選択するための基準となるメッセージ選択表の一例を示す説明図である。 インターネットを用いたファクシミリ機能による画像データの送信中に表示される送信中画面(良好時)の一例を示す説明図である。 画像通信装置がインターネットを用いたファクシミリ機能によって画像データを送信する場合の動作の流れを示す流れ図である。 画像データの送信中に表示部に表示される画面を切り替える動作の流れを示す流れ図である。 送信中画面の表示を切り替える動作の流れを示す流れ図である。 インターネットを用いたファクシミリ機能による画像データの送信中に表示される送信中画面(混雑時)の一例を示す説明図である。 画像データの送信開始前に表示される送信待機画面の一例を示す説明図である。 原稿の読み取り中に表示される読取動作表示画面の一例を示す説明図である。 送信先端末への接続動作中に表示される接続動作表示画面の一例を示す説明図である。 送信中に第1変更モードの属性変更を行なうための属性変更画面の一例を示す説明図である。 送信を中止したり、第2変更モードの属性変更を行なう画面に切り替えたりするための中止/再送決定画面の一例を示す説明図である。 第2変更モードの属性変更をするための再送属性設定画面の一例を示す説明図である。 画像送信シーケンスの進行に対応して表示部の画面が切替表示される様子を模式的に示した説明図である。 本発明の第2の実施の形態に係わる画像通信装置の構成を示すブロック図である。 インターネットを用いたファクシミリ機能による画像データの受信中に表示される受信中画面の一例を示す説明図である。 画像データのポーリング受信シーケンスの進行に対応して表示部の画面が切替表示される様子を模式的に示した説明図である。
符号の説明
10…画像通信装置
11…CPU
12…ROM
13…RAM
20…表示部
21…操作部
22…読取部
23…画像処理部
24…記録部
25…印刷部
26…通信部
30…変更手段
31…回線品質把握手段
32…進捗把握手段
33…残量把握手段
40…インターネット
41…GW
42…送信側LAN
43…PC
44…受信側LAN
45…送信先端末
46…計測サーバ
47…ゲートキーパ
48…画像データ
50…pingコマンド
51…ping応答
52…測定コマンド
53…測定データ
60…メッセージ選択表
61…回線品質欄
62…オフセット信号欄
63…メッセージ文字列欄
70…画像通信装置
71…回線品質把握手段
72…進捗把握手段
73…変更要求手段
74…残量把握手段
80…送信元端末
100…送信中画面
100a…送信中画面(良好時)
100b…送信中画面(混雑時)
101…ガイド表示部
102…案内メッセージ
103…情報表示部
104…送信先表示欄
105…通信番号表示欄
106…動作内容表示欄
107…回線品質表示図
107a…回線品質表示図(良好時)
107b…回線品質表示図(混雑時)
108…回線品質表示欄
109…送信ページ番号表示欄
110…通信時間表示欄
111…画像モード表示欄
112…解像度表示欄
113…画質表示欄
114…操作釦表示部
115…送信予約釦
116…中止釦
117…属性変更釦
118…ヘルプ釦
119…残り時間表示欄
120…中止/再送釦
130…送信待機画面
131…設定画面選択欄
132…宛先選択方式欄
133…宛先選択欄
140…読取動作表示画面
141…読取動作表示図
150…接続動作表示画面
151…接続動作表示図
160…属性変更画面
161…変更ページ指定欄
162…変更ページ入力切替釦
163…画像モード変更エリア
164…解像度変更エリア
165…プレビュー釦
166…属性変更実行釦
167…キャンセル釦
170…中止/再送決定画面
171…中止釦
172…再送釦
173…キャンセル釦
180…再送属性設定画面
500…受信中画面
510…接続動作表示画面
511…受信中画面
512…受信中画面(混雑時)
513…回線品質表示欄
514…受信ページ数表示欄
515…画像モード表示欄
516…残り時間表示欄
517…属性変更画面

Claims (26)

  1. 通信回線を介して外部端末に画像データを送信する送信手段と、
    前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
    前記送信手段で送信中の前記画像データについて、送信の進捗状況を把握する進捗把握手段と、
    前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記進捗把握手段で把握した前記進捗状況とを前記画像データの送信中に表示する機能と、前記送信手段で画像データを送信中に、変更可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能とを備えた表示手段と
    前記変更可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって送信時における画像データの属性を変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像通信装置。
  2. 通信回線を介して外部端末に画像データを送信する送信手段と、
    前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
    前記画像データを送信するジョブの進捗状況を把握する進捗把握手段と、
    前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記進捗把握手段で把握した前記進捗状況とを前記ジョブの実行中に表示する機能と、前記送信手段で画像データを送信中に、変更可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能とを備えた表示手段と
    前記変更可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって送信時における画像データの属性を変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像通信装置。
  3. 前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記進捗把握手段で把握した前記進捗状況とを同時に表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像通信装置。
  4. 前記送信手段で送信中の画像データの送信完了までに要する残り時間の予測値を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  5. 通信回線を介して外部端末に画像データを送信する送信手段と、
    前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
    前記送信手段で送信中の前記画像データについて、送信完了までの処理残量を把握する残量把握手段と、
    前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記残量把握手段で把握した前記処理残量とを前記画像データの送信中に表示する機能と、前記送信手段で画像データを送信中に、変更可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能を備えた表示手段と
    前記変更可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって送信時における画像データの属性を変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像通信装置。
  6. 通信回線を介して外部端末に画像データを送信する送信手段と、
    前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
    前記画像データを送信するジョブの実行中に、該ジョブの実行完了までの処理残量を把握する残量把握手段と、
    前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記残量把握手段で把握した前記処理残量とを前記ジョブの実行中に表示する機能と、前記送信手段で画像データを送信中に、変更可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能を備えた表示手段と
    前記変更可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって送信時における画像データの属性を変更する変更手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像通信装置。
  7. 前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記残量把握手段で把握した前記処理残量とを同時に表示する
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の画像通信装置。
  8. 前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質が所定条件を満たしていない場合は、前記表示手段にその旨の警告を表示する
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  9. 前記画像データの送信中であって前記回線品質把握手段で把握した回線品質が所定条件を満たしていない場合に、前記変更手段で変更可能な前記設定値の候補を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  10. 前記各設定値の候補に対応付けて、該設定値にしたがって前記画像データの属性を変更した場合に前記画像データの送信完了までに要する残り時間の予測値を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  11. 前記各設定値の候補に対応付けて、該設定値にしたがって前記画像データの属性を変更して前記画像データを1ページ目から送信し直す場合に要する送信完了までの予測時間を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  12. 送信中の画像データの属性を変更して送信を継続する第1変更モードと、属性を変更して前記画像データを1ページ目から送信し直す第2変更モードとを有する
    ことを特徴とする請求項1ないし9のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  13. 前記送信手段による画像データの送信中に、画像データの送信を開始してからの通信時間をさらに表示する
    ことを特徴とする請求項1ないし12のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  14. 通信回線を介して外部端末から画像データを受信する受信手段と、
    前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
    前記受信手段で受信中の前記画像データについて、受信の進捗状況を把握する進捗把握手段と、
    前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記進捗把握手段で把握した前記進捗状況とを前記画像データの受信中に表示する機能と、前記受信手段で画像データを受信中に、変更要求可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能とを備えた表示手段と
    前記変更要求可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって受信時おける画像データの属性変更を送信元の外部端末に要求する変更要求手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像通信装置。
  15. 通信回線を介して外部端末から画像データを受信する受信手段と、
    前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
    前記画像データを受信するジョブの進捗状況を把握する進捗把握手段と、
    前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記進捗把握手段で把握した前記進捗状況とを前記ジョブの実行中に表示する機能と、前記受信手段で画像データを受信中に、変更要求可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能とを備えた表示手段と
    前記変更要求可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって受信時おける画像データの属性変更を送信元の外部端末に要求する変更要求手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像通信装置。
  16. 前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記進捗把握手段で把握した前記進捗状況とを同時に表示する
    ことを特徴とする請求項14または15に記載の画像通信装置。
  17. 前記受信手段で受信中の画像データの受信完了までに要する残り時間の予測値を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項14ないし16のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  18. 通信回線を介して外部端末から画像データを受信する受信手段と、
    前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
    前記受信手段で受信中の前記画像データについて、受信完了までの処理残量を把握する残量把握手段と、
    前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記残量把握手段で把握した前記処理残量とを前記画像データの受信中に表示する機能と、前記受信手段で画像データを受信中に、変更要求可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能とを備えた表示手段と
    前記変更要求可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって受信時おける画像データの属性変更を送信元の外部端末に要求する変更要求手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像通信装置。
  19. 通信回線を介して外部端末から画像データを受信する受信手段と、
    前記通信回線の回線品質を把握する回線品質把握手段と、
    前記画像データを受信するジョブの実行中に、該ジョブの実行完了までの処理残量を把握する残量把握手段と、
    前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記残量把握手段で把握した前記処理残量とを前記ジョブの実行中に表示する機能と、前記受信手段で画像データを受信中に、変更要求可能な前記画像データの属性に係わる設定値の候補を表示する機能とを備えた表示手段と
    前記変更要求可能な属性に係わる設定値の候補から選択された設定値にしたがって受信時おける画像データの属性変更を送信元の外部端末に要求する変更要求手段と
    を有する
    ことを特徴とする画像通信装置。
  20. 前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質と前記残量把握手段で把握した前記処理残量とを同時に表示する
    ことを特徴とする請求項18または19に記載の画像通信装置。
  21. 前記回線品質把握手段で把握した前記回線品質が所定条件を満たしていない場合は、前記表示手段にその旨の警告を表示する
    ことを特徴とする請求項14ないし20のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  22. 前記画像データの受信中であって前記回線品質把握手段で把握した回線品質が所定条件を満たしていない場合に、前記変更要求手段で変更要求可能な前記設定値の候補を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項14ないし21のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  23. 前記各設定値の候補に対応付けて、該設定値にしたがって前記画像データの属性を変更した場合に前記画像データの受信完了までに要する残り時間の予測値を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項14ないし22のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  24. 前記各設定値の候補に対応付けて、該設定値にしたがって前記画像データの属性を変更して前記画像データを1ページ目から受信し直す場合に要する受信完了までの予測時間を前記表示手段に表示する
    ことを特徴とする請求項14ないし22のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  25. 前記外部端末に対して、受信中の画像データの属性を変更して受信を継続する第1変更モードと、属性を変更して前記画像データを1ページ目から受信し直す第2変更モードとを要求し得る
    ことを特徴とする請求項14ないし22のいずれか1つに記載の画像通信装置。
  26. 前記受信手段による画像データの受信中に、画像データの受信を開始してからの通信時間をさらに表示する
    ことを特徴とする請求項14ないし25のいずれか1つに記載の画像通信装置。
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