JP4045209B2 - 電磁式燃料噴射弁 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電磁式燃料噴射弁に係り、特に、内燃機関用として好適な筒内直接燃料噴射方式の電磁式燃料噴射弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁式燃料噴射弁は、例えば特表2003−511604号公報に記載のように、可動子のストローク量に関する構成部品として、可動子は弁ニードルに溶接されたフランジと保持フランジとで構成され、弁ニードルと一体化されている。
【0003】
一方、可動子のストローク量を規制する衝突部は内極の端面と弁座面であり、内極と外極は非電磁的な結合構成部材で結合され、更に外極の先端には弁座体を有するノズル本体が調節プレートを介してねじ止め固定されており、可動子の衝突部を構成している。
【0004】
上記構成において、一般的に磁気回路の関係から、可動子,内極及び外極はフェライト系磁気ステンレス鋼が用いられ、内極と外極を結合する結合構成部材にはオーステナイト系ステンレス鋼が用いられる。また、弁ニードル,弁座体及びノズル本体にはマルテンサイト系ステンレス鋼が用いられる。
【0005】
【特許文献1】
特表2003−511604号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、オーステナイト系ステンレス鋼である結合構成部材で内極と外極を結合しており、弁ニードルと結合された可動子と比較して熱膨張の点について配慮されておらず、燃料の温度変化や使用環境での温度変化でストローク量が変化し、燃料噴射量が変化するという問題があった。
【0007】
また、磁性材であるマルテンサイト系ステンレス鋼の弁ニードルと可動子が接触していることから、弁ニードルに磁気が洩れることについて配慮がされておらず、可動子の開弁が遅れる問題があった。
【0008】
本発明は、燃料の温度や使用環境の温度が変化してもストローク量がほとんど変化しない電磁式燃料噴射弁を提供することを目的とする。
【0009】
本発明は、可動コアから弁体に磁気が洩れることを防止し、可動子の開弁時間を短縮することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の電磁式燃料噴射弁は、弁体とフェライト系磁性ステンレス鋼からなる可動コアとを有する可動子と、電磁コイルと、フェライト系磁性ステンレス鋼からなり前記電磁コイルの励磁により前記可動子を開弁側に磁気吸引する磁気回路を構成するヨーク,ハウジング,コアとを有し、前記ハウジングと前記コアとの間は非磁性若しくは弱磁性のシールリングにより油密に結合され、前記ハウジングの先端には弁座を備えたノズルが結合されており、前記可動子は前記コアの端面と前記弁座とに衝突することでストローク量が決定される電磁式燃料噴射弁であって、前記弁体と前記可動コアとを前記シールリングと同じ非磁性若しくは弱磁性の材質でできたジョイントで結合し、前記可動子の軸方向の熱膨張量と前記弁座から前記コアの端面までの軸方向の熱膨張量とを近似させたものである。
このとき、前記ジョイントと前記シールリングとはオーステナイト系ステンレス鋼であり、前記ノズル,前記弁座部材及び前記弁体はマルテンサイト系ステンレス鋼であればよい。
また、前記可動子の温度変化によるストロークの変化量を1μm/100℃以下になるように前記可動子の軸方向の熱膨張量と、前記弁座から前記コアの端面までの軸方向の熱膨張量とを近似させるとよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
上述の目的の1つは、ノズル内に配置された可動子を電磁力により付勢し、燃料の吐出量を制御してなる電磁式燃料噴射弁であって、前記可動子を構成する部品の総和の軸方向熱膨張量と、前記可動子の周囲を覆って外套部材を構成する部品の総和の軸方向熱膨張量とを近似させることにより達成される。
【0012】
本発明の好ましくは、可動子は弁体と可動コアから構成され、両者間はジョイントで結合されていることにより達成される。
【0013】
本発明の好ましくは、可動子は弁体と可動コアから構成され、両者間は1部材以上の連結部品を介して結合されていることにより達成される。
【0014】
本発明の好ましくは、可動子のストローク量の規制は、弁座とコアの端面で行われ、前記弁座とコアの端面までは、少なくとも弁座部材,ノズル,ハウジング,シールリング及び前記コアで構成され、機械的に油密に結合されていることにより達成される。
【0015】
本発明の好ましくは、ジョイントは可動コアと前記弁体に結合され、軸方向長さ及び前記結合位置の間隔を調整することにより前記可動子と前記弁座から前記コアの端面までの熱膨張量を近似させることにより達成される。
【0016】
本発明の好ましくは、シールリングはコアとハウジングに結合され、軸方向長さ及び前記結合位置の間隔を調整することにより可動子と弁座から前記コアの端面までの熱膨張量を近似させることにより達成される。
【0017】
本発明の好ましくは、ジョイントとシールリングの線膨張係数の差が3×10-6/℃以下の材料であり、ヨーク,ハウジング,コア及び可動コアの線膨張係数の差が3×10-6/℃以下の材料であり、更にノズル,弁座部材及び弁体の線膨張係数の差が2×10-6/℃以下の材料から構成することにより達成される。
【0018】
本発明の好ましくは、ジョイントとシールリングはオーステナイト系ステンレス鋼であり、ヨーク,ハウジング,コア及び可動コアはフェライト系磁性ステンレス鋼であり、ノズル,弁座部材及び弁体はマルテンサイト系ステンレス鋼であることにより達成される。
【0019】
上述の目的の一つは、弁体と可動コアを非磁性若しくは弱磁性のジョイントで結合した可動子と、電磁コイルと、前記電磁コイルの励磁により前記可動子を開弁側に磁気吸引する磁気回路を構成するヨーク,ハウジング,コアとを有し、前記ハウジングと前記コアとの間は非磁性若しくは弱磁性のシールリングにより油密に結合され、前記ハウジングの先端には弁座を備えたノズルが結合されており、可動子は前記コアの端面と弁座とに衝突することでストローク量が決定される電磁式燃料噴射弁であって、
前記可動子の温度変化によるストロークの変化量を1μm/100℃以下になるように可動子の軸方向の熱膨張量と、前記弁座から前記コアの端面までの軸方向の熱膨張量とを近似させたことにより達成される。
【0020】
上述の目的の一つは、ノズル内に配置された可動子を電磁力により付勢し、燃料の吐出量を制御してなる電磁式燃料噴射弁であって、前記可動子は前記弁体と可動コア及び前記弁体と可動コアとを結合するジョイントから構成されおり、前記弁体と前記可動コアは前記ジョイントにより磁気的に遮断されていることにより達成される。
【0021】
本発明の好ましくは、前記ジョイントは非磁性若しくは弱磁性の材料から構成されることにより達成される。
【0022】
本発明の好ましくは、前記ジョイントはオーステナイト系ステンレス鋼から構成されることにより達成される。
【0023】
図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態による電磁式燃料噴射弁の構成について説明する。
【0024】
図1は、本発明の一実施形態による電磁式燃料噴射弁の全体構成を示す縦断面図である。
【0025】
電磁式燃料噴射弁本体1は、コア2,ヨーク3,ハウジング4,可動子5からなる磁気回路,磁気回路を励磁するコイル6、及びコイル6に通電する端子ボビン7から構成されている。コア2とハウジング4の間にはシールリング8が結合され、コイル6に燃料が流入するのを防いでいる。
【0026】
ハウジング4の内部にはバルブ部品が収納され、可動子5,ノズル9,可動子5のストローク量を調整するリング10が配置されている。可動子5は、弁体
11と可動コア12をジョイント13で結合したものであり、可動コア12とジョイント13の間にはパイプ18と共同して可動子5が閉弁した時のバウンドを抑えるプレート14を備えている。
【0027】
外套部材を構成する前記ハウジング4とノズル9は前記可動子5の周囲を覆ってなり、ノズル9は、先端に弁座15a,オリフィス15bを有する弁座部材
15と、ガイドプレート16と共に可動子5を摺動可能にガイドし燃料に旋回力を与えるスワラー17を備えている。
【0028】
コア2の内部には弁体11を弁座15aにパイプ18とプレート14を介して押圧するスプリング19,スプリング19の押圧荷重を調整するアジャスタ20,外部からのコンタミの進入を防ぐフィルター21が配置されている。
【0029】
以上のように構成された電磁式燃料噴射弁本体1の動作について説明する。コイル6に通電すると、可動子5がスプリング19の付勢力に抗してコア2の方向に吸引され、可動子5の先端の弁シート部11aと弁座15aとの間に隙間ができる(開弁状態)。加圧されている燃料はまずコア2,アジャスタ20,パイプ18から可動子5内の燃料通路13a経てノズル9内に入る。次にガイドプレート16の燃料通路16a,ノズルの通路9aから、スワラー17の通路17a,17bに入り、スワラー17の旋回溝17cによって旋回力を与えられる。旋回力を与えられた燃料は弁シート部11aと弁座15aの隙間からオリフィス15bを経て噴射される。
【0030】
一方、コイル6の電流を遮断した場合には、可動子5の弁シート部11aがスプリング19の力で弁座15aに当接し、閉弁状態となる。
【0031】
次に、電磁式燃料噴射弁本体1を構成する主要部品の材質について説明する。
【0032】
磁気回路を構成しているコア2,ヨーク3,ハウジング4,可動コア12は、磁気特性を考慮してフェライト系磁性ステンレス鋼を使用している。シールリング8はハウジング4からシールリング8を介してコア2に磁束が漏洩するのを防止するために非磁性若しくは弱磁性のオーステナイト系ステンレス鋼を使用しており、磁束がハウジング4から可動コア12を通ってコア2に効率良く流れるようにしている。
【0033】
弁体11,弁座部材15の材料は、弁シート部11aと弁座15aが衝突するために耐摩耗性が必要であり、マルテンサイト系ステンレス鋼を焼入れしている。また、コア2の端面2aと可動コア12の端面12aも衝突面であり耐摩耗性が要求される。しかし、磁気回路を構成するため焼入れ材は使用できない。このため硬質クロムめっきを施し、衝突時の耐磨耗性を確保している。
【0034】
ノズル9はハウジング4と塑性結合されるため、塑性流動の応力で結合溝9bが変形しないように焼入れが可能なマルテンサイト系ステンレス鋼を使用している。本実施例では塑性結合するためマルテンサイト系ステンレス鋼を使用しているが、電磁式燃料噴射弁の機能上マルテンサイト系ステンレス鋼に限らず全ての材料が使用可能である。
【0035】
図2,図3を元に電磁式燃料噴射弁本体1のストローク量について説明する。図2は可動弁5の軸方向のストローク量(動き量)を規制するコア2の端面2aから弁座15aを示す縦断面図であり、説明上可動子5は取り除いている。図3は可動子5の拡大図である。
【0036】
電磁式燃料噴射弁本体1のストローク量は、可動子5の軸方向の衝突面を構成するコア2の端面2aと弁座部材15の弁座15aとの間のA寸法と、可動子5のB寸法との差であり、ストローク量=A−Bで表され、リング10の厚みを調整することで所定のストローク量にしている。
【0037】
ところで、電磁式燃料噴射弁本体1の使用環境を考えると、外気温度の変化やコイル6による発熱、筒内直接燃料噴射による燃焼温度の影響等で電磁式燃料噴射弁本体1は熱変形する。例えば筒内直接燃料噴射の場合、燃焼温度の影響でノズル9は約100℃になる。このため、A寸法を構成している部品とB寸法を構成している部品の熱膨張率が異なるとストローク量が変化し、燃料の噴射量が変化する原因となる。
【0038】
各部品の線熱膨張係数が同一なら熱変形の影響はないが、先に記載したように材質は機能上制約されるため線熱膨張係数を同じにすることはできない。また、各部品の軸方向長さも機能上制約されるものが多い。このため、設計自由度のある弁体11の長さを短くして、可動コア12と弁体11の間に熱膨張を調整できる部品を挿入した。具体的には可動子5を可動コア12と弁体11とジョイント13の3部材から構成し、ジョイント13をオーステナイト系ステンレス鋼とすることで熱膨張率を合わせる構造にした。
【0039】
実施例ではコア2,ハウジング4,可動コア12を同じフェライト系磁性ステンレス鋼(線熱膨張係数α1=12.5×10-6)とし、ノズル9,弁座部材15,弁体11を同じマルテンサイト系ステンレス鋼(線熱膨張係数α2=10.8×10-6)とした。また、シールリング8とジョイント13を同じオーステナイト系ステンレス鋼(線熱膨張係数α3=17.8×10-6)にした。総和の軸方向の熱膨張量は下記のようにして、算出できる。
【0040】
A寸法の熱膨張量ΔAは、温度変化をΔTとして、
ΔA=(L1×α2+L2×α1+L3×α3−L4×α1)×ΔT
で表される。
【0041】
B寸法の熱膨張量ΔBは、
ΔB=(L5×α1+L6×α2+L7×α3)×ΔT
で表される。
【0042】
ここでL1からL5寸法は機能上制約されるため、ΔAは決定してしまう。そこでジョイント13の長さを調整し、L6とL7寸法の兼ね合いでΔBをΔAと合わせた。
【0043】
尚、30,31,32,33,34は溶接継ぎ目であり、結合溝9bはハウジング4とノズル9の塑性結合位置になる。
【0044】
図4は温度変化とストローク量の変化の関係を示した図である。横軸に温度の変化量を示し、縦軸はA寸法とB寸法の熱膨張の違いによるストローク量の変化を示している。
【0045】
従来の可動子の構造では、フェライト系磁気ステンレス鋼である可動子とマルテンサイト系ステンレス鋼である弁ニードルで構成されるため、図4に示す従来品のように、温度が100℃変化するとストローク量の変化は約4μmになる。たとえばストローク量を40μmに設定すると熱膨張で10%変化することになり、燃料噴射量もほぼ10%変化してしまう。
【0046】
一方、本実施例では温度が100℃変化してもストローク量の変化は約0.2μmに低減でき、燃料噴射量の変化をほぼ0%にできる。
【0047】
また、ジョイント13を非磁性のオーステナイト系ステンレス鋼にしたことにより可動コア12から弁体11への磁束の漏洩を防止できるため、吸引時の磁気回路の効率を向上でき、可動子5が開弁する時間を短縮することができる。
【0048】
図5は可動子5の第2の実施例である。可動子40は可動コア41と弁体42とロッド43で構成され、可動コア41とロッド43を溶接継ぎ目44で溶接し、また、ロッド43と弁体42を溶接継ぎ目45で溶接している。この場合ロッド43をオーステナイト系ステンレス鋼として、ロッド43の長さ及び溶接継ぎ目45の位置を調整することで図2のA寸法とB2寸法の熱膨張量を合わせている。
【0049】
尚、L5,L6,L7は図3と同じ符号としている。
【0050】
電磁式燃料噴射弁の温度変化で、可動子のストローク量が変化することによる燃料噴射量の誤差を外部から電子的に制御して調整するやり方もあるが、上記実施例によれば、電子制御に頼らず燃料噴射弁そのものでできるので汎用性に優れ、内燃機関の仕様に合わせてその都度回路調整を行う煩わしさがなくなる利点がある。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば、ハウジングとコアとの間が非磁性若しくは弱磁性のシールリングにより油密に結合され、可動子のストローク量がコアの端面と弁座とに衝突することで決定される電磁式燃料噴射弁にあって、弁体と可動コアとをシールリングと同じ非磁性若しくは弱磁性の材質でできたジョイントで結合し、可動子の軸方向の熱膨張量と弁座からコアの端面までの軸方向の熱膨張量とを近似させることで、燃料の温度変化や使用環境の温度変化がある場合でもストロークの変化が無く一定した流量特性を得られる効果がある。
【0052】
本発明は、可動子の温度変化によるストロークの変化量を1μm/100℃以下になるように可動子の軸方向の熱膨張量と、前記弁座から前記コアの端面までの軸方向の熱膨張量とを近似させたことにより、燃料の温度変化や使用環境の温度変化がある場合でもストロークの変化が無く、可動子の開閉弁する時間を一定にできる効果がある。
【0053】
本発明は、可動コアから弁体への磁束の漏洩を無くせるため、可動子の開弁する時間を短縮できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による電磁式燃料噴射弁の全体構成を示す縦断面図。
【図2】可動弁の軸方向のストローク量を規制するコアの端面から弁座を示す縦断面図。
【図3】可動子の拡大を示す縦断面図。
【図4】本発明の第1実施例による可動子を採用した場合の温度変化とストローク量の関係と、従来の方法を採用した場合の温度変化とストローク量の変化を比較したグラフ。
【図5】可動子の第2の実施例を示す縦断面図。
【符号の説明】
1…電磁式燃料噴射弁本体、2…コア、3…ヨーク、4…ハウジング、5…可動子、8…シールリング、9…ノズル、11…弁体、12…可動コア、13…ジョイント、15…弁座部材。
Claims (3)
- 弁体とフェライト系磁性ステンレス鋼からなる可動コアとを有する可動子と、電磁コイルと、フェライト系磁性ステンレス鋼からなり前記電磁コイルの励磁により前記可動子を開弁側に磁気吸引する磁気回路を構成するヨーク,ハウジング,コアとを有し、前記ハウジングと前記コアとの間は非磁性若しくは弱磁性のシールリングにより油密に結合され、前記ハウジングの先端には弁座を備えたノズルが結合されており、前記可動子は前記コアの端面と前記弁座とに衝突することでストローク量が決定される電磁式燃料噴射弁であって、
前記弁体と前記可動コアとを前記シールリングと同じ非磁性若しくは弱磁性の材質でできたジョイントで結合し、前記可動子の軸方向の熱膨張量と前記弁座から前記コアの端面までの軸方向の熱膨張量とを近似させたことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。 - 請求項1に記載の電磁式燃料噴射弁において、前記ジョイントと前記シールリングとはオーステナイト系ステンレス鋼であり、前記ノズル,前記弁座部材及び前記弁体はマルテンサイト系ステンレス鋼であることを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
- 請求項1又は2に記載の電磁式燃料噴射弁において、
前記可動子の温度変化によるストロークの変化量を1μm/100℃以下になるように前記可動子の軸方向の熱膨張量と、前記弁座から前記コアの端面までの軸方向の熱膨張量とを近似させたことを特徴とする電磁式燃料噴射弁。
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