JP4044301B2 - データ通信装置とそれを用いた画像形成装置管理システム並びにそのカウンタ情報送信方法 - Google Patents

データ通信装置とそれを用いた画像形成装置管理システム並びにそのカウンタ情報送信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、データ通信装置とそれを用いた画像形成装置管理システム並びににそのカウンタ情報送信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置管理システムとしては、不特定多数の顧客(ユーザ)先に設置された遠隔診断を前提としている複写機等の画像形成装置をデータ通信装置(通信アダプタ)および公衆回線等の通信回線を利用して、サービスセンタ(販売,サービスの拠点)などに設置されている中央管理装置と接続可能にし、その中央管理装置により通信回線およびデータ通信装置を介して画像形成装置を遠隔管理するようにしたものが一般に知られている。
【0003】
このような画像形成装置管理システムにおいて、画像形成装置は、画像形成動作に応じて画像形成枚数をカウント(積算)し、そのカウンタの値を示すカウンタ情報を記憶するカウンタを備えている。
データ通信装置は、画像形成装置を複数接続できる接続手段を有しており、その接続手段によって接続される画像形成装置からカウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に(例えば毎日1回予め設定された所定時刻に)取得し、その取得したカウンタ情報にその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して保守契約管理データとしてその取得間隔より長い間隔で定期的に(例えば毎月1回予め設定された締め日の所定時刻に)通信回線を介して中央管理装置へ送信する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したデータ通信装置では、接続手段によって接続される画像形成装置(該当する画像形成装置)からカウンタ情報を定期的に取得した場合、実際にはその取得したカウンタ情報を常に最新のカウンタ情報として保存する(前回取得したカウンタ情報への上書きによってカウンタ情報を更新する)ようにしているため、該当する画像形成装置においてノイズ等が原因でカウンタ(フラッシュROMや不揮発性RAM等のメモリ)のカウンタ値が「0」になったり文字化けするなどの異常が発生すると、その異常なカウンタ値を示すカウンタ情報を取得して最新のカウンタ情報として保存し、そのカウンタ情報を保守契約管理データとして中央管理装置へ送信してしまうことになる。
【0005】
中央管理装置側では、上記のような保守契約管理データを受信した場合、その保守契約管理データに基づいて課金処理を行うが、適切な課金処理を行うことができず、該当する画像形成装置の顧客先に対して正確な保守契約料金を請求することができない。
この発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置のカウンタに異常が発生した場合でも、中央管理装置側では、上記画像形成装置の顧客先に対して常に正確な保守契約料金を請求できるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の目的を達成するため、データ通信装置とそれを用いた画像形成装置管理システム並びにそのカウンタ情報送信方法を提供する。
請求項1の発明によるデータ通信装置は、画像形成枚数をカウントするカウンタを有する画像形成装置を複数接続できる接続手段を有し、該接続手段によって接続される画像形成装置から上記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得し、その取得したカウンタ情報にその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して保守契約管理データとしてその取得間隔より長い間隔で定期的に公衆回線等の通信回線を介して上記画像形成装置を遠隔管理する中央管理装置へ送信するデータ通信装置において、以下の(A1)〜(A6)に示す各手段等を設け、(A5)のカウンタ異常検出手段を、上記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値に数字以外のデータが含まれているかどうかをチェックする手段を有し、上記今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値が前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値より小さい場合、あるいは上記今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値にのみ数字以外のデータが含まれている場合に、上記中央管理装置へ伝えるカウンタ異常を検出する手段としたものである。
【0007】
(A1)上記中央管理装置からの要求により、上記接続手段によって接続された画像形成装置の機種機番情報を設定する機種機番情報設定手段
(A2)上記接続手段によって接続された画像形成装置から上記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得するカウンタ情報取得手段
(A3)該カウンタ情報取得手段によって取得したカウンタ情報をその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する上記機種機番情報設定手段によって予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に保存するための第1,第2のメモリ
【0008】
(A4)上記カウンタ情報取得手段によるカウンタ情報の取得時に、そのカウンタ情報の上記第1のメモリへの書き込みに先立ち、その第1のメモリに既に保存されている上記カウンタ情報取得手段によって前回取得した画像形成装置別のカウンタ情報のうち、今回取得したカウンタ情報の取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する機種機番情報に対応付けて保存されているカウンタ情報を上記第2のメモリに移動してその機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込んだ後、上記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報を上記第1のメモリにその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する上記機種機番情報設定手段によって予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込むカウンタ情報書込制御手段
【0009】
(A5)上記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報とを比較し、両カウンタ情報の間に矛盾がある場合に、カウンタ異常として検出するカウンタ異常検出手段
(A6)該カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、カウンタ異常情報に上記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得した画像形成装置の機種機番情報を付加して上記中央管理装置へ送信するカウンタ異常情報送信手段
【0010】
請求項2の発明によるデータ通信装置は、請求項1のデータ通信装置において、上記中央管理装置からの要求により、上記接続手段によって接続される画像形成装置から上記カウンタ情報を取得するカウンタ情報取得時期を設定するカウンタ情報取得時期設定手段を設け、上記カウンタ異常情報送信手段を、上記カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、直ちにカウンタ異常情報に上記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して上記中央管理装置へ送信する手段としたものである。
【0011】
請求項3の発明によるデータ通信装置は、請求項1のデータ通信装置において、上記カウンタ異常情報送信手段を、上記カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、カウンタ異常情報に上記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時情報を付加して上記中央管理装置へ送信する手段としたものである。
請求項4の発明によるデータ通信装置は、請求項1〜3のいずれかのデータ通信装置において、上記機種機番情報設定手段の設定によって機種機番情報が変更になる場合に、その変更前の機種機番情報に対応付けられて上記第1,第2のメモリにそれぞれ保存されているカウンタ情報をクリアするカウンタ情報クリア手段を設けたものである。
【0012】
請求項5の発明によるデータ通信装置は、請求項1〜4のいずれかのデータ通信装置において、上記カウンタ異常情報送信手段により、上記カウンタ異常情報に上記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報および機種機番情報を付加して上記中央管理装置へ送信した後、上記中央管理装置からカウンタ情報および機種機番情報を含む該カウンタ情報の設定要求を示すカウンタ情報設定要求データを受信した場合に、その受信したカウンタ情報設定要求データ中のカウンタ情報および機種機番情報のうち、そのカウンタ情報をその機種機番情報に対応する画像形成装置に送信して上記カウンタに設定するカウンタ情報設定手段を設けたものである。
【0015】
請求項の発明によるカウンタ情報送信方法は、画像形成枚数をカウントするカウンタを有する画像形成装置を複数接続できる接続手段を有し、該接続手段によって接続される画像形成装置から上記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得し、その取得したカウンタ情報にその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して保守契約管理データとしてその取得間隔より長い間隔で定期的に公衆回線等の通信回線を介して上記画像形成装置を遠隔管理する中央管理装置へ送信するデータ通信装置におけるカウンタ情報送信方法において、次のようにしたことを特徴とする。
【0016】
すなわち、上記中央管理装置からの要求により、上記接続手段によって接続された画像形成装置の機種機番情報を予め設定しておき、上記接続手段によって接続された画像形成装置から上記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得した時、そのカウンタ情報の第1のメモリへの書き込みに先立ち、その第1のメモリに既に保存されている前回取得した画像形成装置別のカウンタ情報のうち、今回取得したカウンタ情報の取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する機種機番情報に対応付けて保存されているカウンタ情報を第2のメモリに移動してその機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込んだ後、今回取得したカウンタ情報を上記第1のメモリにその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する上記予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込むと共に、今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値に数字以外のデータが含まれているかどうかをチェックする第1のチェックを行い、その第1のチェックの結果、今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値に数字以外のデータが含まれている場合には、その取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値にも数字以外のデータが含まれているかどうかをチェックする第2のチェックを行い、上記第1のチェックの結果、今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値に数字以外のデータが含まれていない場合には、今回取得したカウンタ情報とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報とを比較し、今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値が前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値より小さい場合、あるいは上記第1および第2のチェックの結果、今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値にのみ数字以外のデータが含まれている場合に、記中央管理装置へ伝えるカウンタ異常を検出し、カウンタ異常情報に今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時情報を付加して上記中央管理装置へ送信するものである。
【0018】
請求項の発明による画像形成装置管理システムは、画像形成枚数をカウントするカウンタを有する画像形成装置と、上記画像形成装置を遠隔管理する中央管理装置と、上記画像形成装置を複数接続できる接続手段を有し、該接続手段によって接続される画像形成装置から上記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得し、その取得したカウンタ情報にその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して保守契約管理データとしてその取得間隔より長い間隔で定期的に公衆回線等の通信回線を介して上記中央管理装置へ送信するデータ通信装置とによって構成される画像形成装置管理システムにおいて、上記中央管理装置に(B1)〜(B4)に示す各手段を、上記データ通信装置に(C1)〜(C6)に示す各手段等をそれぞれ設け、(C5)のカウンタ異常検出手段を、上記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値に数字以外のデータが含まれているかどうかをチェックする手段を有し、上記今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値が前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値より小さい場合、あるいは上記今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値にのみ数字以外のデータが含まれている場合に、上記中央管理装置へ伝えるカウンタ異常を検出する手段としたものである。
【0019】
(B1)上記データ通信装置の上記接続手段によって接続される画像形成装置の機種機番情報を含む該装置を遠隔管理するための管理データを保存するデータベースを格納する手段
(B2)上記データ通信装置の上記接続手段によって接続される画像形成装置の機種機番情報を含む該情報の設定要求を示す機種機番情報設定要求データを上記データ通信装置へ送信する機種機番情報設定要求データ送信手段
【0020】
(B3)上記データ通信装置から上記保守契約管理データを受信した場合に、そのデータ中のカウンタ情報および機種機番情報のうち、そのカウンタ情報をその機番情報と一致する上記データベースに保存されている機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込む保守契約管理データ書込手段
(B4)上記データ通信装置からカウンタ異常情報を受信した場合に、そのカウンタ異常情報中の今回と前回取得された各カウンタ情報および機種機番情報のうち、その各カウンタ情報をその機種機番情報と一致する前記データベースに保存されている機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込むカウンタ異常情報書込手段
【0021】
(C1)上記中央管理装置から上記機種機番情報設定要求データを受信した場合に、そのデータに含まれている機種機番情報を設定する機種機番情報設定手段
(C2)上記接続手段によって接続された画像形成装置から上記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得するカウンタ情報取得手段
(C3)該カウンタ情報取得手段によって取得したカウンタ情報をその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する上記機種機番情報設定手段によって予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に保存するための第1,第2のメモリ
【0022】
(C4)上記カウンタ情報取得手段によるカウンタ情報の取得時に、そのカウンタ情報の上記第1のメモリへの書き込みに先立ち、その第1のメモリに既に保存されている上記カウンタ情報取得手段によって前回取得した画像形成装置別のカウンタ情報のうち、今回取得したカウンタ情報の取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する機種機番情報に対応付けて保存されているカウンタ情報を上記第2のメモリに移動してその機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込んだ後、上記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報を上記第1のメモリにその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する上記機種機番情報設定手段によって予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込むカウンタ情報書込制御手段
【0023】
(C5)上記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報とを比較し、両カウンタ情報の間に矛盾がある場合に、カウンタ異常として検出するカウンタ異常検出手段
(C6)該カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、カウンタ異常情報に上記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して上記中央管理装置へ送信するカウンタ異常情報送信手段
【0024】
請求項の発明による画像形成装置管理システムは、請求項の画像形成装置管理システムにおいて、上記中央管理装置に、上記データ通信装置の上記接続手段によって接続される画像形成装置から上記カウンタ情報を取得するカウンタ情報取得時期を含む該時期の設定要求を示すカウンタ情報取得時期設定要求データを上記データ通信装置へ送信するカウンタ情報取得時期設定要求データ送信手段を設け、上記データ通信装置に、上記中央管理装置から上記カウンタ情報取得時期設定要求データを受信した場合に、そのデータに含まれているカウンタ情報取得時期を設定するカウンタ情報取得時期設定手段を設け、上記データ通信装置のカウンタ異常情報送信手段を、上記カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、直ちにカウンタ異常情報に上記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して上記中央管理装置へ送信する手段としたものである。
【0025】
請求項の発明による画像形成装置管理システムは、請求項の画像形成装置管理システムにおいて、上記データ通信装置のカウンタ異常情報送信手段を、上記カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、カウンタ異常情報に上記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報および機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時情報を付加して上記中央管理装置へ送信する手段としたものである。
請求項10の発明による画像形成装置管理システムは、請求項のいずれかの画像形成装置管理システムにおいて、上記データ通信装置に、上記機種機番情報設定手段の設定によって機種機番情報が変更になる場合に、その変更前の機種機番情報に対応付けられて上記第1,第2のメモリにそれぞれ保存されているカウンタ情報をクリアするカウンタ情報クリア手段を設けたものである。
【0026】
請求項11の発明による画像形成装置管理システムは、請求項10のいずれかの画像形成装置管理システムにおいて、上記データ通信装置に、上記カウンタ異常情報送信手段により、上記カウンタ異常情報と共に上記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報および機種機番情報を上記中央管理装置へ送信した後、上記中央管理装置からカウンタ情報および機種機番情報を含む該カウンタ情報の設定要求を示すカウンタ情報設定要求データを受信した場合に、その受信したカウンタ情報設定要求データ中のカウンタ情報および機種機番情報のうち、そのカウンタ情報をその機種機番情報に対応する画像形成装置に送信して上記カウンタに設定するカウンタ情報設定手段を設け、上記中央管理装置に、上記カウンタ異常情報書込手段によって上記データベースに書き込まれて保存された各カウンタ情報のうち、最新の正しいカウンタ情報と該情報に対応付けて保存された機種機番情報を含む該カウンタ情報の設定要求を示すカウンタ情報設定要求データを上記データ通信装置へ送信するカウンタ情報設定要求データ送信手段を設けたものである。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明を実施する画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
この画像形成装置管理システムは、遠隔診断を前提とした複数台の画像形成装置(複写機等)1〜5と、データ通信装置7と、中央管理装置6とによって構成されており、中央管理装置6が、公衆回線又は専用回線等の通信回線8およびデータ通信装置7を介して各画像形成装置1〜5を集中的に遠隔管理できるようにしたものである。
【0030】
データ通信装置7は、各画像形成装置1〜5を含む複数台の画像形成装置を接続できる接続手段を有しており、中央管理装置6から通信回線8経由で送られてくる指令信号を画像形成装置1〜5へ選択的に送信したり、逆に画像形成装置1〜5から送られてくる各種通報情報を通信回線8経由で中央管理装置6へ送信(通報)する。
このデータ通信装置7は、24時間通電を行っていて、通常画像形成装置1〜5の電源がオフになっている夜間でも、中央管理装置6との通信を可能にしている。このデータ通信装置7と各画像形成装置1〜5とは、シリアル通信インタフェースRS−485によりマルチドロップ接続されていて、データ通信装置7からのポーリング,セレクティングにより各画像形成装置1〜5との通信を行っている。
【0031】
図2は、図1の各画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
各画像形成装置1〜5の制御部はそれぞれ、CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cからなるPPC(複写装置)コントローラと、パーソナルインタフェース(以下「インタフェース」を「I/F」ともいう)18と、システムバス19とを備えている。
【0032】
CPU11は、ROM13内の制御プログラムによってこの制御部全体を統括的に制御する中央処理装置である。
リアルタイムクロック回路12は、時刻情報を発生するものであり、CPU11がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
ROM13は、CPU11が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
RAM14は、CPU11がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ等として使用する一時記憶用メモリである。
【0033】
不揮発性RAM15は、図示しない操作表示部等からのモード指示の内容などを記憶するメモリであり、画像形成装置の電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。
この不揮発性RAM15は、CPU11からの指示により、画像形成動作に応じて画像形成枚数をカウント(積算)し、そのカウンタの値を示すカウンタ情報を記憶するカウンタとしても使用される。なお、この不揮発性RAM15に代えて、フラッシュROM等の他の不揮発性メモリを使用することもできる。
【0034】
入出力ポート16は、画像形成装置内のモータ,ソレノイド,クラッチ等の出力負荷やセンサ・スイッチ類を接続している。
シリアル通信制御ユニット17aは、操作表示部との信号のやりとりを行っている。
シリアル通信制御ユニット17bは、図示しない原稿送り部との信号のやりとりを行っている。
シリアル通信制御ユニット17cは、図示しない転写紙後処理部との信号のやりとりを行っている。
【0035】
パーソナルI/F18は、データ通信装置7との間の通信を司るインタフェース回路であり、CPU11のデータ通信装置7との通信処理のための負荷を軽減するために設けられている。もちろん、CPU11の処理能力が充分であれば、このパーソナルI/F18の機能をCPU11に取り込んでも差し支えない。
このパーソナルI/F18の主な機能は、以下の(1)〜(4)に示す通りである。
(1)データ通信装置7からのポーリング,セレクティングの監視
(2)データ通信装置7への肯定応答,否定応答処理
(3)データ通信装置7との間の送受信データの正当性のチェック,パリティチェック,およびエラー発生時の再送要求処理
(4)データ通信装置7との間の送受信データのヘッダ処理
【0036】
システムバス19はアドレスバス,コントロールバス,データバスからなるバスラインであり、CPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,シリアル通信制御ユニット17a,17b,17c,およびパーソナルI/F18を相互に接続する。
【0037】
図3は、図2のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
このパーソナルI/F18は、CPU21,デュアルポートメモリ22,レジスタ23〜26,入力ポート27,シリアル通信制御ユニット28,ローカルバス29,およびディバイスコード設定スイッチ30によって構成されている。
CPU21は、中央処理装置,ROM,RAM,およびそれらを接続するバス等からなるワンチップのマイクロコンピュータであり、このパーソナルI/F18全体を統括的に制御する。
デュアルポートメモリ22は、CPU21と図2のCPU11の双方から読み書き可能であり、パーソナルI/F18とPPCコントローラ31との間でのテキストデータの授受に使用されるデータメモリである。
【0038】
なお、PPCコントローラ31は上述したCPU11,リアルタイムクロック回路12,ROM13,RAM14,不揮発性RAM15,入出力ポート16,およびシリアル通信制御ユニット17a,17b,17cによって構成される。
レジスタ23〜26は、上記テキストデータの授受時に制御用として使用されるが、詳細な説明は省略する。
ディバイスコード設定スイッチ30は、画像形成装置毎に固有のディバイスコード(デバイスアドレス)を設定するためのものであり、データ通信装置7からのポーリング,セレクティング時のディバイスコード識別用として使用される。
シリアル通信制御ユニット28は、データ通信装置7および/または他の画像形成装置のパーソナルI/F18と接続される。
【0039】
図4は、図1のデータ通信装置7の構成例を示すブロック図である。
このデータ通信装置7は、CPU41,RAM42,ROM43,リアルタイムクロック回路(RTC)44と、画像形成装置I/F45と、NCU(網制御装置)46と、モデム(変復調装置)47と、アナログスイッチ48とによって構成されている。
【0040】
CPU41は、ROM43内の制御プログラムによって次のような制御を行う。つまり、複数台の画像形成装置1〜5を制御したり、NCU46により、通信回線8経由で中央管理装置6に対する指令信号の送受信を制御したり、画像形成装置1〜5からの各種通報により、通信回線8経由で中央管理装置6に対して発呼を行ったり、通信回線8を画像形成装置1〜5側に接続するか、一般電話器(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)側に接続するかの切り替え制御(その回線切り替えタイミングの制御を含む)を行うなど、このデータ通信装置7全体を統括的に制御する中央処理装置である。
【0041】
このCPU41は、ROM43内のプログラムに従って動作し、その際に必要に応じてリアルタイムクロック回路44,画像形成装置I/F45,NCU46,モデム47を使用することにより、機種機番情報設定手段,カウンタ情報取得手段,カウンタ情報書込制御手段,カウンタ異常検出手段,カウンタ異常情報送信手段,カウンタ情報取得時期設定手段,カウンタ情報クリア手段,カウンタ情報設定手段としての機能を果たす。
【0042】
RAM42は、CPU41がデータ処理を行う際に使用するワークメモリ、中央管理装置6および複数台の画像形成装置1〜5の一方から他方への送信データ(カウンタ情報等)や、複数台の画像形成装置1〜5の中から1台を特定するそれぞれのディバイスコード(デバイスアドレス)およびIDコード(データ通信装置7の電話番号および画像形成装置の機種機番を構成する),中央管理装置6の電話番号,回線接続が成功しなかった場合の再発呼回数(再ダイヤル回数),再発呼間隔(再ダイヤル待ち時間)などの各種パラメータを記憶するメモリであり、電源がオフになっても記憶内容を保持するようになっている。
このRAM42は、各画像形成装置1〜5から定期的に取得するカウンタ情報をその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に保存するための後述するカウンタメモリA,B,Cとしても使用する。そのうち、カウンタメモリA,Bはそれぞれ第1,第2のメモリに相当する。
【0043】
図5に、データ通信装置7のRAM42に予め記憶(設定)された各種パラメータの一例を示す。
この各種パラメータは、画像形成装置1〜5が複写機(PPC)であった場合に対応するものである。
サービスマンコール(SC)/マニュアルコール(MC)用電話番号、アラームコール用電話番号,ブロックビリング用電話番号は、いずれも中央管理装置6の電話番号に相当する。
【0044】
デバイスアドレス(ディバイスコード)0のPPC機種機番は画像形成装置1の機種機番情報に、デバイスアドレス1のPPC機種機番は画像形成装置2の機種機番情報に、デバイスアドレス2のPPC機種機番は画像形成装置3の機種機番情報に、デバイスアドレス3のPPC機種機番は画像形成装置4の機種機番情報に、デバイスアドレス4のPPC機種機番は画像形成装置5の機種機番情報にそれぞれ相当する。
【0045】
デバイスアドレス0のカウンタ締め日は、後述するカウンタメモリBの画像形成装置1用のエリアに保存されているカウンタ情報をカウンタメモリCの画像形成装置1用のエリアにコピーする日に相当する。
デバイスアドレス1のカウンタ締め日は、カウンタメモリBの画像形成装置2用のエリアに保存されているカウンタ情報をカウンタメモリCの画像形成装置2用のエリアにコピーする日に相当する。
デバイスアドレス2のカウンタ締め日は、カウンタメモリBの画像形成装置3用のエリアに保存されているカウンタ情報をカウンタメモリCの画像形成装置3用のエリアにコピーする日に相当する。
【0046】
デバイスアドレス3のカウンタ締め日は、カウンタメモリBの画像形成装置4用のエリアに保存されているカウンタ情報をカウンタメモリCの画像形成装置4用のエリアにコピーする日に相当する。
デバイスアドレス4のカウンタ締め日は、カウンタメモリBの画像形成装置5用のエリアに保存されているカウンタ情報をカウンタメモリCの画像形成装置5用のエリアにコピーする日に相当する。
カウンタコール通報時刻は、カウンタメモリCに保存されているカウンタ情報をカウンタコール情報(保守契約管理データ)として中央管理装置6へ通報(送信)する時刻に相当する。
【0047】
なお、図5では省略されているが、RAM42には、カウンタ情報を取得するカウンタ情報取得時刻(カウンタ情報取得時期)も記憶される。
また、カウンタ情報取得時刻およびカウンタコール通報時刻は、取得したカウンタ情報をカウンタコール情報としてその取得間隔より長い間隔で定期的に中央管理装置6へ送信できるように設定する。
【0048】
ROM43は、CPU41が使用する制御プログラムを含む各種固定データを格納している読み出し専用メモリである。
リアルタイムクロック回路44は、時刻情報を発生するものであり、CPU41がそれを読み込むことによって現在の時刻を知ることができる。
画像形成装置I/F45は、遠隔管理対象となる各画像形成装置1〜5を複数台の画像形成装置を接続できる接続手段である。
モデム47は、中央管理装置6へデータを送信するとき、そのデータを通信回線8に流せる形に変調する。また、中央管理装置6から送られてくる変調されたデータを受信したとき、そのデータを復調する。
【0049】
モデム47とCPU41とは、送信データ(TX),受信データ(RX)のデータ線、および送信可能信号(CTS),送信要求信号(RTS),データセットレディ信号(DSR),キャリア検出信号(DCD)の信号線によって接続されており、モデム47はCPU41からの送信要求信号(RTS)およびキャリア検出信号(DCD)に従って制御する。
また、NCU46とモデム47とは、受信データ(RXA)および送信データ(TXA)の信号線によって接続されている。受信データ(RXA)は中央管理装置6のモデムにより変調されたアナログ信号、送信データ(TXA)はモデム47によって変調されたアナログ信号である。
アナログスイッチ48は、CPU41からの制御信号(指示)によってモデム47へ出力する信号を切り替える。
【0050】
図6は、図4のNCU46の構成例を示すブロック図である。
NCU46は、保護回路51,ループ電流検出回路52,リンギング検出回路53,ライン切替回路54,ループ形成回路55,およびハイインピダンストランス56等によって構成されている。
保護回路51は、通信回線8からのノイズから装置を保護するための回路である。
ループ電流検出回路52は、ループ形成回路55により形成される直流ループに流れる電流を検出するものであり、図示しない両方向性のフォトカプラ等からなる。
【0051】
リンギング検出回路53は、通信回線8からの呼び出し信号(リンギング)を検出するものである。
ライン切替回路54は、通信回線8を図4のモデム47あるいは外付けの一般電話器(TEL)又はファクシミリ装置(FAX)への接続に切り替えるものである。
ループ形成回路55は、オフフックして回線をつかんだ際に直流ループを形成し、通信回線8との間でモデム信号(音声帯域信号)の送受信を行うものである。
ハイインピダンストランス56は、中央管理装置6から送られてくるDTMF信号をモデム47内のDTMF検出部が検出できるようにするために、そのDTMF信号を抽出するものである。
【0052】
ここで、ループ形成回路55によって直流ループを形成し、モデム47によってデータ通信を行うモード(通常のコマンドモード)と、モデム47内のDTMF検出部によってDTMF信号を検出するモード(通信識別モードであるDTMF検出モード)は、アナログスイッチ48によるモデム47への出力信号の切り替えによって選択することができる。
【0053】
次に、この画像形成装置管理システムの概略機能について説明する。
この画像形成装置管理システムの機能には、大きく分けて以下の(1)〜(3)に示す3種類の機能がある。
(1)中央管理装置6から画像形成装置1〜5への通信制御
(2)画像形成装置1〜5から中央管理装置6又はデータ通信装置7への通信制御
(3)データ通信装置7独自の制御
(1)の中央管理装置6から画像形成装置1〜5への通信制御には、例えば以下の(a)〜(c)に示すものがある。
【0054】
(a)特定の画像形成装置のトータル画像形成枚数(積算画像形成枚数),給紙段(給紙トレイ)毎の画像形成枚数,転写紙サイズ毎の画像形成枚数,ミスフィード回数,転写紙サイズ毎のミスフィード回数,転写紙搬送位置毎のミスフィード回数等のカウンタ情報の読み取りおよびリセット
(b)画像形成装置を構成する各ユニットの制御電圧,電流,抵抗,タイミング等の調整値の設定および読み取り
(c)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5から中央管理装置6への通信制御に対する結果(テキスト)返送
これらの制御は、中央管理装置6からの指令信号を受信して、データ通信装置7から画像形成装置1〜5へのセレクティングによって行う。セレクティングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5の中から1台を選択して通信する機能をさす。
【0055】
図7は、データ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフローチャートである。
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ユニークな(特定の)ディバイスコードを持っており、データ通信装置7は、予め定められたセレクティング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)であるセレクティング信号(SA信号)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
【0056】
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、セレクティング信号により、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がセレクティングされたことを知る。
ここで、セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがある場合には、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)によるビジー(Busy)応答を出力する。
データ通信装置7は、このビジー応答を受けると、セレクティング動作を中断し、以下に述べるポーリング動作に移行する。
【0057】
セレクティングされた画像形成装置は、送出すべきデータがない場合には、セレクティングに対応可能か否かを判断し、対応可能ならば予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による肯定応答を出力してデータ通信装置7との通信を実行する。
対応不可能の場合は、予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による否定応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
また、データ通信装置7が出力したディバイスコードに対応する画像形成装置が電源オフなどの理由で肯定応答も否定応答も出力できない場合には、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過後にセレクティング動作を終了する。
【0058】
(2)の画像形成装置1〜5から中央管理装置6又はデータ通信装置7への通信制御には、例えば以下の(a)〜(e)に示すものがある。
(a)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作が不可能となる異常(故障)が発生した場合、その旨を示す情報(緊急コール情報)を即時にデータ通信装置7および通信回線8を介して中央管理装置6へ通報する(緊急通報)。
(b)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、使用者(顧客)による操作表示部上のキー操作により、画像形成モードからそれとは異なる使用者が必要な要求(修理依頼やサプライ補給依頼)を入力するための使用者要求入力モードに移行して、操作表示部の文字表示器に使用者要求入力画面を表示し、その画面上の所定キーの押下によって使用者が必要な要求が入力された時に、その要求情報(緊急コール情報)を即時にデータ通信装置7および通信回線8を介して中央管理装置6へ通報する(緊急通報)。
【0059】
(c)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、積算画像形成枚数が予め設定された一定枚数(契約枚数)に達する毎に、積算画像形成枚数または転写紙の発注情報等の情報(緊急コール情報)を即時にデータ通信装置7および通信回線8を介して中央管理装置6へ通報する(緊急通報)。
(d)各画像形成装置1〜5はそれぞれ予め設定された一定期間毎に積算画像形成枚数を示す情報をデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通信装置7はその日(当日)の指定時刻(これは中央管理装置6により設定され、データ通信装置7内のRAM42に記憶しておく)にそれまでに受信した情報をまとめて通信回線8を介して中央管理装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信した情報の通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央管理装置6への送信を行う制御も含まれる。
【0060】
(e)各画像形成装置1〜5はそれぞれ、画像形成動作開始は可能であるが、交換部品の指定回数,指定時間への接近,センサの規格レベルへの到達など、予防保全を必要とする事象が発生した場合にその旨を示す情報をデータ通信装置7へ通報し、そのデータ通信装置7はその日の指定時刻(これは中央管理装置6により設定され、データ通信装置7内のRAM42に記憶しておく)にそれまでに受信した情報をまとめて通信回線8を介して中央管理装置6へ通報する(非緊急通報)。この通信制御には、指定時刻に達する前にそれまでに受信した情報の通報回数が予め定められた回数に達した場合、その指定時刻を待たずに中央管理装置6への送信を行う制御も含まれる。
これらの通信制御は、データ通信装置7からのポーリング時に行う。ポーリングとは、接続されている5台の画像形成装置1〜5を順番に指定し、その指定された画像形成装置からの通信要求の有無を確認する機能をさす。
【0061】
図8は、データ通信装置7におけるポーリング動作の一例を示すフローチャートである。
データ通信装置7は、予め定められたポーリング機能を示す特定コード(又はコードの組み合わせ)であるポーリング信号(PA信号)と選択すべき画像形成装置のディバイスコードとをシリアル通信インタフェースRS−485上に送出する。
各画像形成装置1〜5はそれぞれ、ポーリング信号により、次に続くディバイスコードと自己のディバイスコードとを比較し、両コードが一致した時に自分がポーリングされたことを知る。
【0062】
次に、ポーリングされた画像形成装置は、送出データ(データ通信装置7又は中央管理装置6に対する通信要求)があればデータ通信装置7との通信を開始し、通信要求がない時又は開始した通信が終了した時は予め定められた特定コード(又はコードの組み合わせ)による終了応答を出力してデータ通信装置7との通信を終了する。
データ通信装置7は、終了応答を受け取ると、次の画像形成装置へのポーリングに移行する。
【0063】
また、データ通信装置7が出力するディバイスコードに対応する画像形成装置が、電源オフなどの理由で通信を開始できなかったり、あるいは終了応答も出力できない場合、データ通信装置7は予め定められた一定時間経過後にポーリング動作を終了する。
このポーリングは、セレクティングが発生しない限り、接続されている各画像形成装置1〜5に対して順次繰り返される。
【0064】
(3)のデータ通信装置7独自の制御には、例えば以下の(a)(b)に示すものがある。
(a)トータルカウンタ値の読み出し
(b)(2)の通信制御による画像形成装置1〜5からデータ通信装置7への通信の結果返送
トータルカウンタ値(以下「カウンタ情報」ともいう)の読み出し(取得)の制御は、データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回定時(0時0分、但しこの時刻に画像形成装置の電源がオフになっている場合は、この時刻以降に初めて電源がオンになった時)のセレクティングによって行う。
【0065】
データ通信装置7は、カウンタ情報保存用のメモリをRAM42に3個(これらをそれぞれカウンタメモリA,B,Cとする)用意してあり、上記1日1回定時のセレクティングによって読み取った(取得した)カウンタ情報をカウンタメモリAに書き込む。したがって、カウンタメモリAは毎日(但し例えば休日のように1日中画像形成装置の電源がオン状態にならない場合はこの限りでない)前日の値が書き換えられることになる。その前日のカウンタ情報を書き換える場合は、その前にカウンタメモリAに保存されているカウンタ情報をカウンタメモリBに移動して書き込む(コピーする)。つまりカウンタメモリBには、データ通信装置7が画像形成装置1〜5から今回読み込んだ最新のカウンタ情報の1つ前のカウンタ情報(前回読み込んだカウンタ情報)を書き込む。
【0066】
また、毎月1回予め決められた日時(これは中央管理装置6からの要求によって設定され、データ通信装置7内のRAM42に締め日として記憶される)にカウンタメモリAに保存されているカウンタ情報をメモリCに移動して書き込む。データ通信装置7から中央管理装置6へカウンタコール情報(カウンタ確認データともいう)として送信(転送)されるカウンタ情報は、カウンタメモリCに保存されているカウンタ情報となる。この場合のデータ通信装置7から中央管理装置6への送信方法には以下の(a)(b)に示す2通りの方法がある。
【0067】
(a)中央管理装置6は、上記日時(カウンタメモリAの内容がメモリCにコピーされる日時)以降にデータ通信装置7のカウンタメモリCに保存されているカウンタ情報を読みにいく。つまり、データ通信装置7へアクセス(発呼して対応する読み取り指令を送信)し、そのデータ通信装置7から送信されるカウンタメモリCの内容(各画像形成装置1〜5のカウンタ情報)をカウンタコール情報として取得する。
【0068】
(b)データ通信装置7は、上記日時以降のカウンタコール通報時刻に自発呼してカウンタメモリCに保存されているカウンタ情報をカウンタコール情報として通信回線8を介して中央管理装置6へ送出する。なお、自発呼を行うカウンタコール通報日時も中央管理装置6からの要求によって設定され、データ通信装置7内のRAM42に記憶される。
なお、データ通信装置7は、カウンタメモリA,B,Cを組み合わせたメモリを複数組用意している。これは、例えば白黒コピー用,アプリケーションコピー用,カラーコピー用等の種々のトータルカウンタ値が考えられるためである。
【0069】
図9は、中央管理装置6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
図9において、通番は1回の送信の中での通信ブロック番号であり、最初のブロックは「01」で始め、以降1ずつ増加させて「99」の次は「00」とする。
IDコードは、データ通信装置7およびそのデータ通信装置7に接続された5台の画像形成装置1〜5から1台の画像形成装置を特定する目的を持っている。このIDコードは、データ通信装置7の電話番号といずれかの画像形成装置の機種機番(機種機番情報)とによって構成される。
識別コードは、通信目的の種類を示すコード(処理コード)にテキストデータの発信元,受信先を付加したものである。処理コードは、表1のように決められている。
【0070】
【表1】
Figure 0004044301
【0071】
情報レコードは情報コード,データ部桁数,及びデータ部よりなり、表2のように決められている。
IDコードと識別コードとの間、識別コードと情報レコードとの間、情報レコードと情報レコードとの間には、それぞれセミコロン(;)によるセパレータが挿入される。
【0072】
【表2】
Figure 0004044301
【0073】
図10は、データ通信装置7と画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
ディバイスコードは、前述のように各画像形成装置1〜5毎にディバイスコード設定スイッチ30(図3参照)によってそれぞれ固有に設定され、図9のIDコードとの関連は画像形成装置を初めてデータ通信装置7に接続したインストール時にその画像形成装置から読み込んでデータ通信装置7内のRAM42に記憶され、以降テキストデータの送出方向により適宜変換される。
処理コードは前述したように通信目的の種類を示すコードであり、図9の識別コードからテキストデータの発信元,受信先を削除したものである。これも、テキストデータの送出方向により、データ通信装置7によって適宜付加,削除される。
【0074】
図11は画像形成装置1〜5のパーソナルI/F18とPPCコントローラ31(図3参照)との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図であり、図10に示したデータ通信装置7とパーソナルI/F18との間で授受されるテキストデータからヘッダ,ディバイスコード,およびパリティ部分を取り除いたものである。
【0075】
図12は、中央管理装置6の概略構成例を示すブロック図である。
中央管理装置6は、モデム装置101と通信端末装置102とによって構成されている。
通信端末装置102は、装置本体103およびディスプレイ104を備えている。
装置本体103は、制御プログラムを格納したROM,その制御プログラムによって各種制御を実行するCPU,およびデータの読み書きが可能なRAM等からなるマイクロコンピュータを用いた制御部の他に、ハードディスク105を設けている。
【0076】
この通信端末装置102は、モデム装置101とRS232C等のシリアルインタフェースによって接続されており、モデム装置101および通信回線8を介してデータ通信装置7と通信可能に接続し、そのデータ通信装置7との間でデータ通信を行う。
ディスプレイ104は、データ通信装置7から受信したデータを含む各種データを表示する。
ハードディスク105は、顧客先を識別する顧客ID(例えば顧客先のデータ通信装置7の電話番号),顧客先のデータ通信装置7に接続される画像形成装置1〜5の機種機番情報(PPCID),およびデータ通信装置7から受信したデータを含む顧客先の画像形成装置1〜5およびデータ通信装置7を管理するための管理データを保存するデータベース(DB)を格納する。
【0077】
図13に、中央管理装置6の装置本体103のハードディスク105のデータベースに保存された管理データの一例を示す。
この管理データは、顧客先の画像形成装置1〜5が複写機(PPC)であった場合に対応するものである。データ通信装置7から受信したデータとして、この例ではデータ通信装置7からカウンタ異常コール情報(カウンタ異常情報)に付加された今回と前回取得された各カウンタ情報を示している。この各カウンタ情報は、カウンタ値と受信日時(カウンタ情報取得日時)とからなるが、カウンタ値のみによってカウンタ情報を構成し、そのカウンタ情報と受信日時とを対応付けるようにしてもよい。
【0078】
ここで、装置本体103内のCPUは、ROM内のプログラムに従って動作し、その際に必要に応じてモデム装置101を使用することにより、機種機番情報設定要求データ送信手段,保守契約管理データ書込手段,カウンタ異常情報書込手段,カウンタ情報取得時期設定要求データ送信手段,カウンタ情報設定要求データ送信手段としての機能を果たす。
【0079】
以下、この実施形態の画像形成装置管理システムにおけるこの発明に係わる処理について、図14以降の各図面も参照して説明する。
図14は、データ通信装置7におけるカウンタ情報送信処理の一例を示すフローチャートである。
図15は、データ通信装置7から中央管理装置6へ送信されるカウンタ異常コール情報のフォーマット例を示す図である。
【0080】
中央管理装置6は、予めデータ通信装置7に接続された各画像形成装置1〜5の機種機番情報を含むその情報の設定要求を示す機種機番情報設定要求データをデータ通信装置7へ送信する。
また、データ通信装置7に接続された各画像形成装置1〜5からカウンタ情報を取得するカウンタ情報取得時刻(カウンタ情報取得時期)を含むその時刻の設定要求を示すカウンタ情報取得時刻設定要求データもデータ通信装置7へ送信する。
さらに、データ通信装置7に接続された各画像形成装置1〜5からカウンタ情報を取得して保存したカウンタ情報を中央管理装置6へ通報するカウンタコール通報時刻を含むその時刻の設定要求を示すカウンタコール通報時刻設定要求データもデータ通信装置7へ送信する。
【0081】
データ通信装置7は、中央管理装置6から機種機番情報設定要求データを受信すると、そのデータに含まれている機種機番情報を設定してRAM42のパラメータメモリに記憶する。但し、その設定によって機種機番情報が変更になる場合に、その変更前の機種機番情報に対応付けてRAM42のカウンタ情報保存用のメモリ(以下「カウンタメモリ」という)A,B,Cにそれぞれ保存されているカウンタ情報をクリアする(初期状態にする)。これは、画像形成装置の入れ替えがあった場合に行われる。
【0082】
また、中央管理装置6からカウンタ情報取得時刻設定要求データを受信すると、そのデータに含まれているカウンタ情報取得時刻(この例では0時0分とする)も設定してRAM42のパラメータメモリに記憶する。
さらに、中央管理装置6からカウンタコール通報時刻設定要求データを受信すると、そのデータに含まれているカウンタコール通報時刻も設定してRAM42のパラメータメモリに記憶する。
【0083】
一方、先に述べたように、カウンタ情報の取得(トータルカウンタ値読み出し)の制御は、データ通信装置7から画像形成装置1〜5への1日1回定時(0時0分、但しこのカウンタ情報取得時刻に画像形成装置の電源がオフになっている場合は、この時刻以降に初めて電源がオンになった時)のセレクティングによって行う。
例えば、いずれかの画像形成装置の電源がオフになっている場合は、セレクティングに対する応答がないので、この応答がない場合は、1分間隔でセレクティングを繰り返す。それによって、オフになっていた画像形成装置の電源がオンになった場合にそのカウンタ情報を取得できる。
【0084】
データ通信装置7は、RAM42にカウンタメモリA,B,Cを用意してあり、上記1日1回定時のセレクティングによって取得したカウンタ情報をその取得日時情報と共にカウンタメモリA(第1のメモリ)にその取得先の画像形成装置1〜5の機種機番情報とそれぞれ一致するパラメータメモリ内の機種機番情報(予め設定された機種機番情報)に対応付けて画像形成装置別に書き込む。
したがって、カウンタメモリAは毎日(但し例えば休日のように1日中画像形成装置の電源がオン状態にならない場合はこの限りでない)、前日に取得したカウンタ情報が画像形成装置別に書き換えられることになる。
【0085】
そのカウンタ情報を書き換える際、カウンタメモリAに既に保存されている前日に(前回)取得した画像形成装置別のカウンタ情報のうち、今回取得したカウンタ情報の取得先の画像形成装置1〜5の機種機番情報と一致するパラメータメモリ内の機種機番情報にそれぞれ対応付けて保存されているカウンタ情報をメモリB(第2のメモリ)にそれぞれ移動してその各機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込む。つまりメモリBには、データ通信装置7が画像形成装置1〜5からそれぞれ今回取得した最新のカウンタ情報の1つ前に取得したカウンタ情報(前回読み込んだカウンタ情報)をその取得日時情報と共に画像形成装置別に書き込む。
【0086】
データ通信装置7は、画像形成装置1〜5からそれぞれカウンタ情報を取得すると、その今回取得した各カウンタ情報(カウンタメモリA内の各カウンタ情報)とその取得先の画像形成装置の機種機番情報がそれぞれ一致する前回取得したカウンタ情報(カウンタメモリB内の各カウンタ情報)とを比較し、両カウンタ情報の間に矛盾がある場合に、カウンタ異常として検出する。
すなわち、画像形成装置1〜5からそれぞれ取得したカウンタ情報が示すカウンタ値に数字以外のものが含まれているかどうかをチェックする。
例えば、“0012345”などのカウンタ値を示すカウンタ情報を取得できるはずであるが、“001*#3A”などのデータを取得した場合、カウンタ値に数字以外のもの(この例では記号)が含まれているので、カウンタ異常(データ異常)として検出する。
【0087】
ここで、カウンタ異常を検出する際には、今回取得した各カウンタ情報と前回取得した各カウンタ情報とをそれぞれ比較するために、それらのカウンタ情報をカウンタメモリA,Bからそれぞれ読み出す必要があるが、機種機番情報等のパラメータが記憶されていないパラメータメモリ内のエリアに対応するカウンタメモリA,B内のエリアからはカウンタ情報を読み出す必要がないため、そのエリアへのアクセスは行わない。
【0088】
カウンタ異常を検出した場合は、直ちに中央管理装置6に対してカウンタ異常である旨を伝えるべく発呼し(この時パラメータメモリ内のアラームコール用電話番号をダイヤルする)、カウンタ異常コール情報(カウンタ異常情報)に該当する今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時(受信日時)情報を付加して図15に示すようなデータフォーマットで中央管理装置6へ送信する。
【0089】
ここで、図15のIDコードが上記画像形成装置の機種機番情報およびデータ通信装置7の電話番号(データ通信装置の識別情報)を、識別コードがカウンタ異常を、前回取得年月日時分は前回取得したカウンタ情報の取得日時を、前回カウンタ情報は前回取得したカウンタ情報を、今回取得年月日時分は今回取得したカウンタ情報の取得日時を、今回カウンタ情報は今回取得したカウンタ情報をそれぞれ示す。なお、1台の画像形成装置に画像形成枚数をカウントするカウンタが複数個存在するような場合は、前回カウンタ情報および今回カウンタ情報のエリアも複数個となる。
【0090】
このとき、カウンタメモリAからカウンタメモリBに移動した画像形成装置別のカウンタ情報(前回取得したカウンタ情報)が示すカウンタ値のうち、今回取得した数字以外のものを含むカウンタ値を示すカウンタ情報とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致するカウンタ値も数字以外のものを含んでいる場合は、中央管理装置6に対してカウンタ異常である旨を伝えるための発呼は行わない。つまり、中央管理装置6へのカウンタ異常コール情報の送信を禁止する。これは、前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値が異常値であれば、既に前日(前回)取得したカウンタ情報が異常である旨を伝える発呼を実施しているので、通信費を節約する意味やシステムの負荷を少なくする意味から同じ内容のコール情報を連続して上げることを避ける目的がある。
【0091】
今回取得した各カウンタ情報(カウンタメモリA内の各カウンタ情報)に数字以外のものが含まれていない場合、その今回取得した各カウンタ情報とその取得先の画像形成装置の機種機番情報がそれぞれ一致する前回取得したカウンタ情報(カウンタメモリB内の各カウンタ情報)とを比較し、今回取得した各カウンタ情報が示すカウンタ値のいずれかがその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値より小さい場合、やはりカウンタ異常として検出し、直ちに中央管理装置6に対してカウンタ異常である旨を伝えるべく発呼し、カウンタ異常コール情報に該当する今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時情報を付加して図15に示したようなデータフォーマットで中央管理装置6へ送信する。
【0092】
なお、図示は省略するが、今回取得した各カウンタ情報のいずれかにアスキーの制御コードが入った場合は、プロトコル異常となるため、中央管理装置6に対してプロトコル異常である旨を伝えるべく発呼し、プロトコル異常コール情報を中央管理装置6へ送信する。
また、パラメータメモリ内の画像形成装置別の毎月1回の締め日以降のカウンタコール通報時刻に、中央管理装置6に対して発呼し(この時パラメータメモリ内のカウンタコール用電話番号をダイヤルする)、カウンタメモリCに保存されている画像形成装置別のカウンタ情報をカウンタコール情報(保守契約管理データ)として中央管理装置6へ送信する。
【0093】
また、カウンタ異常コール情報等のコール情報を中央管理装置6へ送信する場合、パラメータメモリ内のアラームコール用電話番号等の対応する電話番号をダイヤルするが、中央管理装置6に接続できなかった場合は、再ダイヤル待ち時間だけ待って再び同じ電話番号をダイヤルする。そして、それでも中央管理装置6に接続できなかった場合は、再ダイヤル待ち時間だけ待って再び同じ電話番号をダイヤルするが、そのダイヤルはパラメータメモリ内の再ダイヤル回数に達するまで繰り返し行える。
【0094】
図16は、データ通信装置7でカウンタ情報の異常を検出した時のそのデータ通信装置7と中央管理装置6とのやりとりの一例を示す図である。
データ通信装置7は、カウンタ異常を検出すると、前述したように、中央管理装置6に対してカウンタ異常である旨を伝えるべく発呼し、カウンタ異常コール情報に該当する今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時(受信日時)情報を付加して図15に示すようなデータフォーマットで中央管理装置6へ送信する。
【0095】
中央管理装置6は、データ通信装置7からカウンタ異常コール情報を受信した場合に、そのカウンタ異常コール情報中の今回と前回取得された各カウンタ情報および機種機番情報のうち、その各カウンタ情報をその機種機番情報と一致するハードディスク105内のデータベースに保存されている機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込むと共に、カウンタ異常コールを知らせる情報と共に上記各カウンタ情報および機種機番情報をディスプレイ104に表示する。
その表示により、中央管理装置6のオペレータ(センタオペレータ)が、サービスマンを手配する。
【0096】
そのサービスマンは、カウンタ異常が発生した画像形成装置が設置されている顧客先を訪問し、その画像形成装置のカウンタ(不揮発性RAM15)を修理(又は交換)する。
カウンタの修理が完了すると、その旨を中央管理装置6のオペレータに電話連絡する。
【0097】
中央管理装置6のオペレータは、カウンタの終了が完了した旨の連絡を受けると、図示しないキーボードやマウスの操作により、修理が完了した画像形成装置のカウンタに最新の正しいカウンタ情報(前回取得カウンタ情報)を遠隔設定するように指示する。
それによって、中央管理装置6は、ハードディスク105内のデータベースに書き込まれて保存された各カウンタ情報のうち、修理が完了した画像形成装置のカウンタに設定すべき最新の正しいカウンタ情報とその情報に対応付けて保存された機種機番情報を含むそのカウンタ情報の設定要求を示すカウンタ情報設定要求データを上記画像形成装置が接続されているデータ通信装置7へ送信する。
【0098】
データ通信装置7は、中央管理装置6からカウンタ情報および機種機番情報を含むそのカウンタ情報の設定要求を示すカウンタ情報設定要求データを受信すると、その受信したカウンタ情報設定要求データ中のカウンタ情報および機種機番情報のうち、そのカウンタ情報をその機種機番情報に対応する画像形成装置に送信してカウンタに設定(記憶)する。
【0099】
なお、中央管理装置6は、カウンタコール情報(保守契約管理データ)を受信すると、そのデータ中のカウンタ情報および機種機番情報のうち、そのカウンタ情報をその機番情報と一致するハードディスク105内のデータベースに保存されている機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込むと共に、カウンタコールを知らせる情報と共に上記カウンタ情報および機種機番情報をディスプレイ104に表示する。
中央管理装置6側では、上記のようなカウンタコール情報を受信すると、そのカウンタコール情報に基づいて課金処理を行い、該当する画像形成装置の顧客先に対して保守契約料金を請求する。
【0100】
このように、この実施形態の画像形成装置管理システムによれば、データ通信装置7が、中央管理装置6からの要求により、自己に接続された各画像形成装置1〜5の機種機番情報を予め設定しておき、その各画像形成装置1〜5からカウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得した時、そのカウンタ情報のカウンタメモリA(第1のメモリ)への書き込みに先立ち、そのカウンタメモリAに既に保存されている前回取得した画像形成装置別のカウンタ情報のうち、今回取得したカウンタ情報の取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する機種機番情報に対応付けて保存されているカウンタ情報をカウンタメモリB(第2のメモリ)に移動してその機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込んだ後、今回取得したカウンタ情報をカウンタメモリAにその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する上記予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込むと共に、今回取得したカウンタ情報とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報とを比較し、両カウンタ情報の間に矛盾がある場合(今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値が前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値より小さい場合あるいは今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値が数字以外のものを含む場合)に、カウンタ異常として検出し、カウンタ異常情報に今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時情報を付加して中央管理装置6へ送信することにより、中央管理装置6では、カウンタ異常情報(今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時情報を含む)を受信し、その受信したカウンタ異常情報をディスプレイ104に表示してオペレータに知らせ、サービスマンを手配させることができる。
【0101】
したがって、異常が発生した画像形成装置のカウンタを早期に修理でき、画像形成装置のカウンタに異常が発生した場合でも、中央管理装置6側では、上記画像形成装置の顧客先に対して常に正確な保守契約料金を請求することができ、システムの信頼性の向上を図ることができる。
また、中央管理装置6が受信するカウンタ異常情報には、今回と前回取得した各カウンタ情報の取得日時情報も含まれているため、その取得日時情報からカウンタ異常の原因を特定できる場合もあり、異常が発生した画像形成装置のカウンタの修理(又は交換)に要する手間および時間を軽減することができる。
【0102】
また、データ通信装置7が、カウンタ異常情報に今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時情報を付加して中央管理装置6へ送信した後、中央管理装置6からカウンタ情報および機種機番情報を含むそのカウンタ情報の設定要求を示すカウンタ情報設定要求データを受信した場合に、その受信したカウンタ情報設定要求データ中のカウンタ情報および機種機番情報のうち、そのカウンタ情報をその機種機番情報に対応する画像形成装置に送信してそのカウンタに設定することにより、修理が完了したカウンタに正しいカウンタ情報を確実に設定することができる。
【0103】
さらに、画像形成装置の入れ替えにより、機種機番情報が変更になる場合に、その変更前の機種機番情報に対応付けられてカウンタメモリA,B,Cにそれぞれ保存されているカウンタ情報をクリアすることにより、誤ったカウンタ情報を中央管理装置6へ送信する可能性が軽減されるため、よりシステムの信頼性の向上を図ることができる。
さらにまた、前回取得したカウンタ情報に続いて今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値も数字以外のものを含むことにより、カウンタ異常を検出した場合には、既に前回取得したカウンタ情報が異常である旨を示すカウンタ異常コール情報を中央管理装置6へ送信しているため、今回のカウンタ異常コール情報の送信を禁止することにより、通信費を節約でき、システム全体のコストおよび負担を軽減することができる
【0104】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によれば、画像形成装置のカウンタに異常が発生した場合でも、中央管理装置側では、その画像形成装置の顧客先に対して常に正確な保守契約料金を請求することができ、システムの信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施する画像形成装置管理システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の画像形成装置1〜5の制御部の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2のパーソナルI/F18の構成例を示すブロック図である。
【図4】図1のデータ通信装置7の構成例を示すブロック図である。
【図5】図4のRAM42に予め記憶された各種パラメータの一例を示す図である。
【図6】図4のNCU46の構成例を示すブロック図である。
【図7】図4のデータ通信装置7におけるセレクティング動作の一例を示すフロー図である。
【図8】同じくポーリング動作の一例を示すフロー図である。
【図9】図1の中央管理装置6とデータ通信装置7との間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図10】図1のデータ通信装置7と画像形成装置1〜5のパーソナルI/Fとの間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図11】図1の画像形成装置1〜5のパーソナルI/FとPPCコントローラとの間で授受されるテキストデータの構成例を示す図である。
【図12】図1の中央管理装置6の概略構成例を示すブロック図である。
【図13】図12の装置本体103のハードディスク105のデータベースに保存された管理データの一例を示す図である。
【図14】図4に示したデータ通信装置7におけるカウンタ情報送信処理の一例を示すフロー図である。
【図15】図1のデータ通信装置7から中央管理装置6へ送信されるカウンタ異常コール情報のフォーマット例を示す図である。
【図16】図1のデータ通信装置7でカウンタ情報の異常を検出した時のそのデータ通信装置7と中央管理装置6とのやりとりの一例を示す図である。
【符号の説明】
1〜5:画像形成装置 6:中央管理装置
7:データ通信装置 8:通信回線
11,41:CPU 13,43:ROM
14,42:RAM 15:不揮発性RAM
18:パーソナルI/F
28:シリアル通信制御ユニット
44:リアルタイムクロック回路
45:画像形成装置I/F 46:NCU
47:モデム 101:モデム装置
102:通信端末装置 103:装置本体
104:ディスプレイ 105:ハードディスク

Claims (11)

  1. 画像形成枚数をカウントするカウンタを有する画像形成装置を複数接続できる接続手段を有し、該接続手段によって接続される画像形成装置から前記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得し、その取得したカウンタ情報にその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して保守契約管理データとしてその取得間隔より長い間隔で定期的に公衆回線等の通信回線を介して前記画像形成装置を遠隔管理する中央管理装置へ送信するデータ通信装置において、
    前記中央管理装置からの要求により、前記接続手段によって接続された画像形成装置の機種機番情報を設定する機種機番情報設定手段と、
    前記接続手段によって接続された画像形成装置から前記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得するカウンタ情報取得手段と、
    該カウンタ情報取得手段によって取得したカウンタ情報をその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する前記機種機番情報設定手段によって予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に保存するための第1,第2のメモリと、
    前記カウンタ情報取得手段によるカウンタ情報の取得時に、そのカウンタ情報の前記第1のメモリへの書き込みに先立ち、その第1のメモリに既に保存されている前記カウンタ情報取得手段によって前回取得した画像形成装置別のカウンタ情報のうち、今回取得したカウンタ情報の取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する機種機番情報に対応付けて保存されているカウンタ情報を前記第2のメモリに移動してその機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込んだ後、前記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報を前記第1のメモリにその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する前記機種機番情報設定手段によって予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込むカウンタ情報書込制御手段と、
    前記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報とを比較し、両カウンタ情報の間に矛盾がある場合に、カウンタ異常として検出するカウンタ異常検出手段と、
    該カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、カウンタ異常情報に前記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得した画像形成装置の機種機番情報を付加して前記中央管理装置へ送信するカウンタ異常情報送信手段とを設け
    前記カウンタ異常検出手段は、前記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値に数字以外のデータが含まれているかどうかをチェックする手段を有し、前記今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値が前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値より小さい場合、あるいは前記今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値にのみ数字以外のデータが含まれている場合に、前記中央管理装置へ伝えるカウンタ異常を検出する手段であることを特徴とするデータ通信装置。
  2. 請求項1記載のデータ通信装置において、
    前記中央管理装置からの要求により、前記接続手段によって接続される画像形成装置から前記カウンタ情報を取得するカウンタ情報取得時期を設定するカウンタ情報取得時期設定手段を設け、
    前記カウンタ異常情報送信手段が、前記カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、直ちにカウンタ異常情報に前記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して前記中央管理装置へ送信する手段であることを特徴とするデータ通信装置。
  3. 請求項1記載のデータ通信装置において、
    前記カウンタ異常情報送信手段が、前記カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、カウンタ異常情報に前記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時情報を付加して前記中央管理装置へ送信する手段であることを特徴とするデータ通信装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載のデータ通信装置において、
    前記機種機番情報設定手段の設定によって機種機番情報が変更になる場合に、その変更前の機種機番情報に対応付けられて前記第1,第2のメモリにそれぞれ保存されているカウンタ情報をクリアするカウンタ情報クリア手段を設けたことを特徴とするデータ通信装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載のデータ通信装置において、
    前記カウンタ異常情報送信手段により、前記カウンタ異常情報に前記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報および機種機番情報を付加して前記中央管理装置へ送信した後、前記中央管理装置からカウンタ情報および機種機番情報を含む該カウンタ情報の設定要求を示すカウンタ情報設定要求データを受信した場合に、その受信したカウンタ情報設定要求データ中のカウンタ情報および機種機番情報のうち、そのカウンタ情報をその機種機番情報に対応する画像形成装置に送信して前記カウンタに設定するカウンタ情報設定手段を設けたことを特徴とするデータ通信装置。
  6. 画像形成枚数をカウントするカウンタを有する画像形成装置を複数接続できる接続手段を有し、該接続手段によって接続される画像形成装置から前記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得し、その取得したカウンタ情報にその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して保守契約管理データとしてその取得間隔より長い間隔で定期的に公衆回線等の通信回線を介して前記画像形成装置を遠隔管理する中央管理装置へ送信するデータ通信装置におけるカウンタ情報送信方法において、
    前記中央管理装置からの要求により、前記接続手段によって接続された画像形成装置の機種機番情報を予め設定しておき、前記接続手段によって接続された画像形成装置から前記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得した時、そのカウンタ情報の第1のメモリへの書き込みに先立ち、その第1のメモリに既に保存されている前回取得した画像形成装置別のカウンタ情報のうち、今回取得したカウンタ情報の取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する機種機番情報に対応付けて保存されているカウンタ情報を第2のメモリに移動してその機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込んだ後、今回取得したカウンタ情報を前記第1のメモリにその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する前記予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込むと共に、
    今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値に数字以外のデータが含まれているかどうかをチェックする第1のチェックを行い、その第1のチェックの結果、今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値に数字以外のデータが含まれている場合には、その取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値にも数字以外のデータが含まれているかどうかをチェックする第2のチェックを行い、
    前記第1のチェックの結果、今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値に数字以外のデータが含まれていない場合には、今回取得したカウンタ情報とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報とを比較し、今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値が前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値より小さい場合、あるいは前記第1および第2のチェックの結果、今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値にのみ数字以外のデータが含まれている場合に、前記中央管理装置へ伝えるカウンタ異常を検出し、カウンタ異常情報に今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時情報を付加して前記中央管理装置へ送信することを特徴とするカウンタ情報送信方法。
  7. 画像形成枚数をカウントするカウンタを有する画像形成装置と、前記画像形成装置を遠隔管理する中央管理装置と、前記画像形成装置を複数接続できる接続手段を有し、該接続手段によって接続される画像形成装置から前記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得し、その取得したカウンタ情報にその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して保守契約管理データとしてその取得間隔より長い間隔で定期的に公衆回線等の通信回線を介して前記中央管理装置へ送信するデータ通信装置とによって構成される画像形成装置管理システムにおいて、
    前記中央管理装置に、
    前記データ通信装置の前記接続手段によって接続される画像形成装置の機種機番情報を含む該装置を遠隔管理するための管理データを保存するデータベースを格納する手段と、
    前記データ通信装置の前記接続手段によって接続される画像形成装置の機種機番情報を含む該情報の設定要求を示す機種機番情報設定要求データを前記データ通信装置へ送信する機種機番情報設定要求データ送信手段と、
    前記データ通信装置から前記保守契約管理データを受信した場合に、そのデータ中のカウンタ情報および機種機番情報のうち、そのカウンタ情報をその機番情報と一致する前記データベースに保存されている機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込む保守契約管理データ書込手段と、
    前記データ通信装置からカウンタ異常情報を受信した場合に、そのカウンタ異常情報中の今回と前回取得された各カウンタ情報および機種機番情報のうち、その各カウンタ情報をその機種機番情報と一致する前記データベースに保存されている機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込むカウンタ異常情報書込手段とを設け、
    前記データ通信装置に、
    前記中央管理装置から前記機種機番情報設定要求データを受信した場合に、そのデータに含まれている機種機番情報を設定する機種機番情報設定手段と、
    前記接続手段によって接続された画像形成装置から前記カウンタの値を示すカウンタ情報を定期的に取得するカウンタ情報取得手段と、
    該カウンタ情報取得手段によって取得したカウンタ情報をその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する前記機種機番情報設定手段によって予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に保存するための第1,第2のメモリと、
    前記カウンタ情報取得手段によるカウンタ情報の取得時に、そのカウンタ情報の前記第1のメモリへの書き込みに先立ち、その第1のメモリに既に保存されている前記カウンタ情報取得手段によって前回取得した画像形成装置別のカウンタ情報のうち、今回取得したカウンタ情報の取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する機種機番情報に対応付けて保存されているカウンタ情報を前記第2のメモリに移動してその機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込んだ後、前記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報を前記第1のメモリにその取得先の画像形成装置の機種機番情報と一致する前記機種機番情報設定手段によって予め設定された機種機番情報に対応付けて画像形成装置別に書き込むカウンタ情報書込制御手段と、
    前記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報とを比較し、両カウンタ情報の間に矛盾がある場合に、カウンタ異常として検出するカウンタ異常検出手段と、
    該カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、カウンタ異常情報に前記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して前記中央管理装置へ送信するカウンタ異常情報送信手段とを設け
    前記カウンタ異常検出手段は、前記カウンタ情報取得手段によって今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値とその取得先の画像形成装置の機種機番情報が一致する前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値に数字以外のデータが含まれているかどうかをチェックする手段を有し、前記今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値が前回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値より小さい場合、あるいは前記今回取得したカウンタ情報が示すカウンタ値にのみ数字以外のデータが含まれている場合に、前記中央管理装置へ伝えるカウンタ異常を検出する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  8. 請求項記載の画像形成装置管理システムにおいて、
    前記中央管理装置に、前記データ通信装置の前記接続手段によって接続される画像形成装置から前記カウンタ情報を取得するカウンタ情報取得時期を含む該時期の設定要求を示すカウンタ情報取得時期設定要求データを前記データ通信装置へ送信するカウンタ情報取得時期設定要求データ送信手段を設け、
    前記データ通信装置に、前記中央管理装置から前記カウンタ情報取得時期設定要求データを受信した場合に、そのデータに含まれているカウンタ情報取得時期を設定するカウンタ情報取得時期設定手段を設け、
    前記データ通信装置のカウンタ異常情報送信手段が、前記カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、直ちにカウンタ異常情報に前記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報およびその取得先の画像形成装置の機種機番情報を付加して前記中央管理装置へ送信する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  9. 請求項記載の画像形成装置管理システムにおいて、
    前記データ通信装置のカウンタ異常情報送信手段が、前記カウンタ異常検出手段によってカウンタ異常を検出した場合に、カウンタ異常情報に前記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報および機種機番情報とその各カウンタ情報の取得日時情報を付加して前記中央管理装置へ送信する手段であることを特徴とする画像形成装置管理システム。
  10. 請求項乃至のいずれか一項に記載の画像形成装置管理システムにおいて、
    前記データ通信装置に、前記機種機番情報設定手段の設定によって機種機番情報が変更になる場合に、その変更前の機種機番情報に対応付けられて前記第1,第2のメモリにそれぞれ保存されているカウンタ情報をクリアするカウンタ情報クリア手段を設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。
  11. 請求項乃至10のいずれか一項に記載の画像形成装置管理システムにおいて、
    前記データ通信装置に、前記カウンタ異常情報送信手段により、前記カウンタ異常情報に前記カウンタ情報取得手段によって今回と前回取得した各カウンタ情報および機種機番情報を付加して前記中央管理装置へ送信した後、前記中央管理装置からカウンタ情報および機種機番情報を含む該カウンタ情報の設定要求を示すカウンタ情報設定要求データを受信した場合に、その受信したカウンタ情報設定要求データ中のカウンタ情報および機種機番情報のうち、そのカウンタ情報をその機種機番情報に対応する画像形成装置に送信して前記カウンタに設定するカウンタ情報設定手段を設け、
    前記中央管理装置に、前記カウンタ異常情報書込手段によって前記データベースに書き込まれて保存された各カウンタ情報のうち、最新の正しいカウンタ情報と該情報に対応付けて保存された機種機番情報を含む該カウンタ情報の設定要求を示すカウンタ情報設定要求データを前記データ通信装置へ送信するカウンタ情報設定要求データ送信手段を設けたことを特徴とする画像形成装置管理システム。
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