JP4042078B2 - データキャリア - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、親機との間で無線で信号の授受を行うデータキャリアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ICチップをクレジットカード大のプラスチック製カードに埋め込んだデータキャリア(子機)と、このデータキャリアに無線でアクセスしてデータのやり取りをする親機とからなるデータキャリアシステムが普及しつつある。このようなシステムは、非接触型IDカードとして鉄道の定期券などでの利用が意図されているほか、物流分野において輸送すべき個々の貨物を的確に識別したり、また、各種メーカーが製品在庫を管理する場合などにも利用できる。
【0003】
例えば、データキャリアシステムを製品の在庫管理に利用する場合であれば、識別したい個々の製品に、その製品に関する情報を書き込んだデータキャリアを貼り付けて倉庫の所定の棚などに格納する。各棚には親機が設置されており、製品が格納されると、親機は製品に貼り付けられたデータキャリアにアクセスしてその情報を読み取り、その情報をネットワークを介して中央のコンピュータなどに送る。中央のコンピュータにはデータベースが構築され、そこで一括して各製品の在庫管理が行われる。このようなシステムが導入されると、必要な製品の有無、格納場所、製造年月日日を直ちに知ることができ、在庫管理に要する人員を削減できるなど、種々の利点が得られる。
【0004】
図10(a)に従来のデータキャリアの一例を示す。かかるデータキャリア50は、電磁波の送信及び受信を行うためのアンテナとしての空芯コイル51と、RFIDモジュール52と、プラスチック製のケース53とを有する。空芯コイル51は、渦巻き状に導線を巻いたものであり、空芯コイル51の軸方向がケース53の表面に垂直となるようにしてケース53に収納される。RFIDモジュール52は、メモリ、送受信回路等がシリコン基板上に形成された1チップモジュールであり、空芯コイル51と接続される。データキャリアと親機との間で信号の授受を行う場合には、図10(b)に示すように、親機のアンテナコイル61の軸方向a1 とデータキャリア50の空芯コイル51の軸方向a2 とが一致するように、親機を配置する。そして、親機のアンテナコイル61で発生した磁界を、データキャリア50の空芯コイル51に貫通させることにより、データキャリア50は親機からの信号を受信し、また、空芯コイル51で発生した磁界を、親機のアンテナコイル61に貫通させることにより、親機はデータキャリア50からの信号を受信する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来のデータキャリアでは、アンテナやICをプラスチック製のケースに収納し、外部磁界がケース内に入り込めるようにしている。実際、高透磁率の磁性材料でケースを作ることにすると、磁気遮蔽により外部磁界はケース内に入りにくくなり、データキャリアと親機との間で信号のやり取りができなくなってしまう。ところで、データキャリアシステムの幅広い普及を図るため、例えばデータキャリアを屋外に設置して使用することが提案されている。しかし、プラスチック製のケースでは耐候性、耐衝撃性の点で問題があり、従来のデータキャリアを屋外設置用として用いることは困難である。
【0006】
本発明は上記事情に基づいてなされたものであり、耐候性、耐衝撃性に優れたデータキャリアを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明に係るデータキャリアは、一方向性珪素鋼製の磁芯と、前記磁芯のゴス方位が軸芯方向を向くように設けられたコイルとを有するアンテナと、前記アンテナを収納するためのものであって、前記コイルに対向して配置され且つ前記コイルの軸芯方向と略直交する方向にゴス方位が向いている一方向性珪素鋼製の中央部と、前記コイルの軸芯方向と略平行な方向に沿っての前記中央部の両側に取り付けられた、前記コイルの軸芯方向と略平行な方向にゴス方位が向いている一方向性珪素鋼製の二つの端部とを有するケースと、を具備することを特徴とするものである。
【0008】
また、上記の目的を達成するための本発明は、一方向性珪素鋼で作られたデータキャリア用ケースであって、ゴス方位が所定の方向を向いている中央部と、前記中央部のゴス方位に略直交する方向に沿っての前記中央部の両側に取り付けられた、前記中央部のゴス方位に略直交する方向にゴス方位が向いている二つの端部とを具備することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の第一実施形態について図面を参照して説明する。図1(a)は本発明の第一実施形態であるデータキャリアの概略平面図、図1(b)はそのデータキャリアのA−A矢視方向概略断面図、図1(c)はそのデータキャリアの概略背面図、図2はそのデータキャリアの製造工程を説明するための図、図3はそのデータキャリアと親機との間で信号のやり取りを行う方法の一例を説明するための図である。尚、図2において、上段には平面図を、下段にはその真上に現した図の断面図を示している。
【0010】
第一実施形態のデータキャリア10は、図1に示すように、アンテナ11と、アンテナ11を入れるためのケース21と、RFIDモジュール31とを具備するものである。アンテナ11は、親機との間で信号の授受を行うためのものであり、磁芯15と、コイル16とを有する。コイル16は、図1(b),(c)に示すように、電気抵抗の小さい銅などからなる導線を磁芯15に所定回数だけ巻回することにより形成される。
【0011】
ケース21は、図1に示すように、略板状の中央部25と、中央部25の両側に設けられた二つの略板状の端部26a,26bとを有する。中央部25及び端部26a,26bの表面は平坦に形成されている。このケース21は、主にトランスの鉄心として用いられている珪素鋼板(電磁鋼板)により形成される。特に、第一実施形態では、磁芯15と二つの端部26a,26bとを単一の珪素鋼板を用いて一体的に形成している。すなわち、図2(a)に示すように、単一の珪素鋼板の中央部分の左右両側を切除することによって残った小さな長方形状の部分が磁芯15となり、その磁芯15の上下の大きな長方形状の部分が端部26a,26bとなる。また、図2(a)の断面図に示すように、磁芯15は二つの端部26a,26bよりも凹むように加工され、そして、二つの端部26a,26bの外側の周端部は裏面側に折り曲げられている。ここで、端部26a,26bを折り曲げた部分の長さは、磁芯15と端部26a,26bとの間隔よりも長くしており、これがケース21の厚さになる。
【0012】
ところで、一般に、珪素鋼板には、磁束の通りやすい方向が一つの方向に定まっている一方向性のものと、磁束の通りやすい方向が定まっていない無方向性のものとがある。第一実施形態では、ケース21及び磁芯15の材料として、一方向性珪素鋼板を用いる。一方向性珪素鋼板の磁束の通りやすい方向は、一般的に結晶粒の成長方向であるゴス方位で決定される。磁芯15及び端部26a,26bのゴス方位は、図2(a)において矢印で示すように、コイル16の軸芯方向に平行な方向を向くようにする。ここで、コイル16の軸芯方向とは、コイル16を貫く磁芯15の方向をいう。第一実施形態では、図1において上下方向がコイル16の軸芯方向となる。
【0013】
また、ケース21の中央部25は、図1に示すように、コイル16が形成された部分を表面側から覆うようにして、端部26a,26bに取り付けられる。このとき、図2(c)に示すように、中央部25のゴス方位がコイル16の軸芯方向と直交する方向を向くように、中央部25を配置する。
RFIDモジュール31は、メモリ、送受信回路、その他の必要な電気回路がシリコン基板上に形成された1チップモジュールである。RFIDモジュール31の電極35a,35bはコイル16の両端に接続されている。
【0014】
かかるデータキャリア10では、ケース21の端部26a,26bと磁芯15とを一体的に形成したことにより、端部26a,26bは、アンテナ11を保護するケースとしての役割と共に、コイル16に挿入された磁芯としての役割を果たす。実際、高透磁率の磁性材料でアンテナ11を完全に覆うことにすると、磁気遮蔽により外部磁界が内部に入りにくくなってしまう。しかし、ケース21として上記のような構造を持つものを用いることにより、アンテナ11は外部磁界を受けて、親機との間で信号の授受を行うことができる。
【0015】
第一実施形態では、ケース21の端部26a,26bのゴス方位がコイル16の軸芯方向に平行な方向を向いていることにより、コイル16の軸芯方向の外部磁界が存在すると、その外部磁界は、ケース21の端部26a,26bに導かれることになる。このとき、ケース21の中央部25のゴス方位が端部26a,26bのゴス方位と直交する方向を向いており、しかも、磁芯15のゴス方位が端部26a,26bのゴス方位と平行な方向を向いていることにより、端部26a,26bに導かれた外部磁界は、中央部25をほとんど通ることはなく、磁芯15の方を通ってコイル16を貫くことになる。このことを利用すると、次のようなデータキャリア10と親機との間で信号のやり取りを行う方法が考えられる。いま、図3に示すように、データキャリア10がある対象物に貼り付けられているとする。このとき、親機を、親機のアンテナコイル2の軸方向a1 とデータキャリア10のコイル16の軸芯方向a2 とが略平行になるように配置する。親機のアンテナコイル2からはその軸方向a1 に略平行な磁界が発生するが、データキャリア10の磁芯15及び端部26a,26bがコイル16の軸芯方向a2 と平行な方向に強い磁気特性を持つため、親機のアンテナコイル2から出る磁界の一部は漏れ磁界として、データキャリア10の周辺でコイル16の軸芯方向a2 に略平行になり、ケース21の端部26a,26bに導かれることになる。このように、第一実施形態のデータキャリア10では、親機のアンテナコイル2からの漏れ磁束を利用して、親機との間で信号の授受を行うことができる。
【0016】
次に、第一実施形態のデータキャリア10の製造工程について説明する。まず、平板状の一方向性珪素鋼板を、図2(a)に示すような形状に加工する。具体的には、珪素鋼板の中央部分の左右両側を切除することにより、磁芯15と二つの端部26a,26bとを形成する。ここで、珪素鋼板のゴス方位は、二つの端部26a,26bを結ぶ方向を向くようにする。そして、磁芯15を凹ませると共に、端部26a,26bの外側の周端部を磁芯15の側に折り曲げる。その後、図2(b)に示すように、磁芯15に導線を巻回してコイル16を形成する。次に、図2(c)に示すように、端部26a,26bの側から、コイル16が形成された部分を覆うようにして、中央部25を固定する。ここで、中央部25のゴス方位がコイル16の軸芯方向と直交する方向を向くように、中央部25を配置する。また、中央部25は、例えば溶接により又はかしめることにより、端部26a,26bに固定される。特に、かしめる方法を用いる場合には、中央部25をかしめた後、中央部25と端部26a,26bと間に所望の塗料を塗り、中央部25と端部26a,26bとの間の密閉性を高める必要がある。最後に、図1(c)に示すように、コイル16の両端にRFIDモジュール31の電極35a,35bを接続することにより、図1に示すようなデータキャリア10が得られる。
【0017】
第一実施形態のデータキャリアでは、磁芯と二つの端部とを一方向性珪素鋼板を用いて一体的に形成し、磁芯に巻回されたコイルに対応する部分を外側から一方向性珪素鋼製の中央部で覆うことにより、アンテナを外側から珪素鋼製のケースで完全に覆うことができるので、耐候性及び耐衝撃性の向上を図ることができる。このため、かかるデータキャリアは、特に屋外設置用として用いるのに好適である。
【0018】
また、アンテナをケースで覆っているが、ケースの端部は磁芯としての役割を果たすため、データキャリアはコイルの軸芯方向の外部磁場を受けて、親機との間で信号の授受を良好に行うことができる。
更に、アンテナとして平板状の磁芯にコイルを巻回したものを用いることにより、ケースの厚さを薄くすることかできるので、データキャリアの薄型化を図ることができる。
【0019】
ところで、図10に示す従来のデータキャリアでは、親機のアンテナコイルの軸方向とデータキャリアの空芯コイル51の軸方向とが略一致するように、親機を配置して、親機とデータキャリアとの間で信号の授受を行っていた。しかしながら、かかる従来のデータキャリアを金属板に貼り付けて使用する場合には、親機のアンテナコイルから発生した磁界は、金属板に捕捉されてしまい、データキャリアの空芯コイルをほとんど貫通しなくなり、親機との間で通信ができないという問題があった。これに対して、第一実施形態のデータキャリアでは、金属板に貼り付けた場合であっても、前述した漏れ磁束を利用する通信方法を用いると、図3(対象物が金属板である場合)に示すように、親機との間で信号の授受を良好に行うことができるという利点がある。したがって、第一実施形態のデータキャリアは、金属製の電柱、マンホールの蓋、金属ケース、金属製のドア等に貼り付けても十分な信号の送受が可能である。尚、データキャリアを金属板に貼り付ける場合には、ケースと金属板との間で電流が流れないようにするために、それらの間に絶縁シートを介在させる必要がある。
【0020】
次に、本発明の第二実施形態であるデータキャリアを図面を参照して説明する。図4(a)は本発明の第二実施形態であるデータキャリアの概略平面図、図4(b)はそのデータキャリアのB−B矢視方向概略断面図、図4(c)はそのデータキャリアの概略背面図である。尚、第二実施形態において、上記第一実施形態のものと同一の機能を有するものには同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
【0021】
第二実施形態のデータキャリア100は、アンテナ110と、アンテナ110を入れるためのケース210と、RFIDモジュール31とを具備するものである。第二実施形態のデータキャリア20が第一実施形態のものと異なる主な点は、アンテナ110とケース210とを個別に製造することができる点である。
アンテナ110は、親機との間で信号の授受を行うためのものであり、平板状の磁芯150と、コイル160とを有する。磁芯150は、一方向性の珪素鋼板を用いて略長方形状に形成されたものである。ここでは、図4(c)に示すように、磁芯150のゴス方位はその長手方向を向いているものとする。コイル160は、図4(b),(c)に示すように、導線を磁芯150の中央部に所定回数だけ巻回することにより形成される。したがって、磁芯150のゴス方位とコイル160の軸芯方向とは一致している。
【0022】
ケース210は、図4に示すように、略板状の中央部250と、中央部250の両側に設けられた二つの略板状の端部260a,260bとを有する。中央部250及び端部260a,260bの表面はともに平坦に形成されている。また、中央部250及び端部260a,260bの外側の周端部は裏面側に折り曲げている。この折り曲げた部分の長さがケース21の厚さになる。中央部250と端部260a,26bとは、中央部250の裏面側を端部260a,260bの表面の一部に重なるように配置して、溶接や半田等により固定されている。
【0023】
また、ケース210は、第一実施形態と同様に、一方向性の珪素鋼板を用いて形成される。二つの端部260a,260bのゴス方位はそれらを結ぶ方向を向き、一方、中央部250のゴス方位は端部260a,260bのゴス方位に直交する方向を向くようにする。
アンテナ110は、コイル160が中央部250に対向する位置に配置されると共に、コイル160の軸芯方向が二つの端部260a,260bを結ぶ方向を向くようにして、ケース210に入れられる。ここで、磁芯150の長手方向の長さは、アンテナ110をケース210に入れたときに、磁芯150の先端部がなるべく端部260a,260bと重なるような長さにしておく。特に、この重なる面積は大きけれは大きいほどよい。このようにアンテナ110を配置することにより、中央部250のゴス方位はコイル160の軸芯方向と直交する方向を向き、端部260a,260bのゴス方位はコイル160の軸芯方向と平行な方向を向くようになる。
【0024】
また、磁芯150の先端部は、各端部260a,260bに溶接や半田等により固定される。あるいは、溶接等を行う代わりに、樹脂等の材料で接着するようにしてもよい。ここで、接着剤としては、導電性のものでも非導電性のものであっても構わない。
かかるデータキャリア100では、端部260a,260bのゴス方位がコイル160の軸芯方向に平行な方向を向いていることにより、コイル160の軸芯方向の外部磁界が存在すると、その外部磁界は、ケース210の端部260a,260bに導かれることになる。このとき、ケース210の中央部250のゴス方位が端部260a,260bのゴス方位と直交する方向を向いており、しかも、磁芯150のゴス方位が端部260a,260bのゴス方位と平行な方向を向いていることにより、端部260a,260bに導かれた外部磁界は、中央部250をほとんど通ることはなく、磁芯150の方を通ってコイル160を貫くことになる。このことは、磁芯150と端部260a,260bとを導電性の材料で固定したかどうかに無関係である。このため、極端な話、たとえ磁芯150と端部260a,260bとを何ら固定せず、アンテナ110をケース210に入れただけであっても、端部260a,260bに導かれた外部磁界は、磁芯150を介してコイル160を貫く。この意味で、二つの端部260a,260bは磁芯としての役割を果たすと言える。したがって、第二実施形態のデータキャリア100では、上記第一実施形態において図3を用いて説明したように、親機のアンテナコイルの軸方向とデータキャリア100のコイル160の軸芯方向とが略平行になるように、親機を配置し、親機のアンテナコイルからの漏れ磁束を利用して、親機との間で信号の授受を良好に行うことができる。さらに、かかる通信方法を用いれば、データキャリア100を金属板に貼り付けて使用する場合でも、親機との間で信号のやり取りを行うことが可能である。
【0025】
ところで、かかるデータキャリア100では、その裏面側が覆われていないので、アンテナ110は全くの無防備状態である。このため、例えばデータキャリア100の取り付け作業を行う際に、コイル160を傷付けてしまうことがある。したがって、ケース210の裏面側には何らかの保護手段を講ずる必要がある。本発明者等は、コイル160を保護する方法として幾つかの方法を考えた。図5はそのデータキャリア100のコイル160を保護する方法を説明するための図である。
【0026】
コイル160を保護する第一の方法は、図5(a)に示すように、ケース210の内部に例えばシリコン等の樹脂270を充填することにより、アンテナ110を封止するものである。また、第二の方法は、図5(b)に示すように、ケース210の裏面側を、例えばプラスチックやセラミックなどの非金属製の板状部材280で覆うものである。
【0027】
第三の方法は、図5(c)に示すように、一方向性珪素鋼製の板状部材290を用いて、板状部材290のゴス方位がコイル160の軸芯方向と直交する方向を向くように、且つ板状部材290と中央部250とが電気的な閉回路を形成しないようにして、ケース210の裏面側を部分的に覆うものである。ここで、板状部材290のゴス方位をコイル160の軸芯方向と直交する方向を向くようにするのは、コイル160の軸芯方向の外部磁界が、板状部材290に導かれないようにするためである。また、板状部材290と中央部250とが閉回路を形成しないようにするのは次の理由による。すなわち、これらが閉回路を形成してしまうと、親機との間での信号のやり取りを行う際に、コイル160を貫く磁界は、この閉回路をも貫くことになり、閉回路に電流が流れてしまうからである。図5(c)に示す例の場合には、二つの板状部材290,290を、コイル160の軸芯方向に沿った隙間291があくようにして、ケース210の裏面に取り付けている。この第三の方法によれば、隙間291の部分を除き、アンテナ110の周囲のほどんどすべてを同じ材質(珪素鋼)で覆うことができるという利点がある。但し、第三の方法で作製したデータキャリア100を金属板に貼り付けて使用する場合には、ケース210と金属板との間で電流が流れないようにするため、板状部材290と金属板との間にゴムや絶縁シート等を介在させて、データキャリア100と金属板との絶縁を取る必要がある。
【0028】
尚、コイル160を保護するためのその他の方法として、上記の第一の方法と第二の方法とを組み合わせた方法、又は第一の方法と第三の方法とを組み合わせた方法を用いることができる。また、上記の各方法は、当然のことながら、上記第一実施形態のデータキャリアに適用するようにしてもよい。
第二実施形態のデータキャリアでは、一方向性珪素鋼板で形成したケースにアンテナを入れることにより、アンテナを外側から金属(珪素鋼)製のケースで覆うことができるので、耐候性及び耐衝撃性の向上を図ることができる。このため、かかるデータキャリアは、特に屋外設置用として用いるのに好適である。
【0029】
また、ケースとして、ゴス方位が所定の方向を向いている中央部と、中央部のゴス方位に直交する方向に沿っての中央部の両側に取り付けられた、中央部のゴス方位に直交する方向にゴス方位が向いている二つの端部とを有するものを用い、磁芯のゴス方位が端部のゴス方位と平行になるようにしてアンテナをケースに入れたことにより、ケースの端部は磁芯としての役割を果たすことになるので、データキャリアはコイルの軸芯方向の外部磁場を受けて、親機との間で信号の授受を良好に行うことができる。
【0030】
また、アンテナとして平板状の磁芯にコイルを巻回したものを用いることにより、ケースの厚さを薄くすることかできるので、データキャリアの薄型化を図ることができる。
更に、第二実施形態のデータキャリアでは、アンテナとケースとを別個に製造することができるので、上記の第一実施形態のものに比べて製造作業が簡易であるという特徴がある。
【0031】
次に、本発明の第三実施形態であるデータキャリアを図面を参照して説明する。図6(a)は本発明の第三実施形態であるデータキャリアの概略平面図、図6(b)はそのデータキャリアのC−C矢視方向概略断面図、図6(c)はそのデータキャリアの概略背面図である。第三実施形態では、上記第二実施形態のものと同一の機能を有するものには同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。尚、図6では、RFIDモジュールを省略して示している。
【0032】
第三実施形態のデータキャリア100aが上記第二実施形態のものと異なる点は、図6に示すように、磁芯150の先端部をケース210の端部260a,260bに固定せずに、アンテナ110をケース210内に入れた点である。その他の点については、すべて上記第二実施形態のものと同様である。
この場合、アンテナ110をケース210内に入れただけであるので、外界からの影響によって、アンテナ110がケース210内で動いてしまうおそれがある。親機との間で信号をやり取りを行っている際に、アンテナ110が動いてしまうと、アンテナとしての性能が落ちてしまう。したがって、第三実施形態のデータキャリア100aでは、ケース210の内部に樹脂を充填してアンテナ110を封止するか、あるいは、アンテナ110のサイズをケース210のサイズとほぼ同じにして、アンテナ110がケース210内を動けるスペースを少なくすることが望ましい。
【0033】
第三実施形態のデータキャリアでは、アンテナをケースの端部に固定しないことにより、アンテナの固定作業を行わない分だけ、上記第二実施形態のものに比べて製造作業が簡単になる。その他の点については、上記第二実施形態のものと同様の作用・効果を奏する。
次に、本発明の第四実施形態であるデータキャリアを図面を参照して説明する。図7は本発明の第四実施形態であるデータキャリアの概略背面図である。第四実施形態のデータキャリアを正面から見た図は、上記第二実施形態の図4(a)と同様である。第四実施形態では、上記第二実施形態のものと同一の機能を有するものには同一の符号を付すことにより、その詳細な説明を省略する。
【0034】
第四実施形態のデータキャリア100bは、図7に示すように、アンテナ110aと、アンテナ110aを入れるためのケース210とを具備するものである。ここで、図7では、RFIDモジュールを省略して示している。第四実施形態のデータキャリア100bが上記第二実施形態のものと異なる点は、第二実施形態のアンテナと異なる構造のアンテナ110aを用いた点である。ケース210等、その他のものは第二実施形態のものと同じである。
【0035】
アンテナ110aは、親機との間で信号の授受を行うためのものであり、板状の磁芯150aと、コイル160aとを有する。磁芯150aは、一方向性の珪素鋼板を用いて略長方形状に形成されたものである。ここでは、図7に示すように、磁芯150aのゴス方位はその長手方向を向いているものとする。コイル160aは、導線を平面状に所定回数だけ巻回することにより形成される円形の空芯コイルである。かかる空芯コイルは、数多く市販されており、設計上の要求に応じて適当なものを選択することができる。具体的には、コイル160aとしては、内径が磁芯150aの幅よりも大きいものを選ぶようにする。そして、磁芯150aをコイル160aに挿入し、コイル160aの平面と磁芯150aの平面とが略平行になるようにすることにより、アンテナ110aが得られる。尚、第四実施形態では、磁芯150aの長手方向がコイル160aの軸芯方向となる。
【0036】
このように、第四実施形態では、市販の空芯コイルを用いることにより、アンテナ110aを簡単に製造することができる。実際、上記の第一乃至第三実施形態のデータキャリアを製造する場合、磁芯に導線を巻回する作業は熟練を要し、しかもその作業に時間がかかり、このことがデータキャリアの製造コストを押し上げる要因の一つとなっている。これに対して、第四実施形態のデータキャリア100bでは、導線を巻回してコイル160aを形成する作業が不要であるため、データキャリア100bの製造作業が容易になり、製造コストを低く抑えることができるという利点がある。
【0037】
かかるアンテナ110aは、上記第二実施形態と同様に、コイル160aを中央部250に対向させて配置すると共に、コイル160aの軸芯方向が二つの端部260a,260bを結ぶ方向を向くようにして、ケース210に入れられる。これにより、中央部250のゴス方位はコイル160aの軸芯方向と略直交する方向を向き、端部260a,260bのゴス方位はコイル160aの軸芯方向と略平行な方向を向くようになる。
【0038】
第四実施形態のデータキャリアでは、市販の空芯コイルを用いてアンテナを製造することにより、導線を巻回してコイルを形成する作業が不要であるため、データキャリアの製造作業が容易になり、製造コストを低く抑えることができる。その他の点については、上記第二実施形態のものと同様の作用・効果を奏する。尚、本発明は上記の各実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内において種々の変形が可能である。
【0039】
例えば、上記の第四実施形態では、コイルとして平面的な円環形状に巻回された空芯コイルを用いた場合について説明したが、図8に示すように、コイルとしては平面的な正方形状又は長方形状に巻回された空芯コイル160bを用いるようにしてもよい。かかる空芯コイル160bも市販されているものである。
また、上記の各実施形態では、ケースの表面を平坦に形成した場合について説明したが、ケースの形状は、データキャリアの用途等に応じて様々な形状にすることができる。図9では、ケース212の形状を半円管状とした場合を示している。このケース212は、半円管状の中央部252と、半円管状の二つの端部262a,262bとを有する。中央部252の中心軸と端部262a,262bの中心軸とが略一致するようにして、中央部252の両側に各端部262a,262bが取り付けられる。かかる半円管状のケース212は、特に、円筒状の磁芯にコイルを形成したアンテナ110bに対して用いるのに好適である。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のデータキャリアによれば、一方向性珪素鋼製のケースにアンテナを入れることにより、アンテナを金属(珪素鋼)製のケースで覆うことができるので、耐候性及び耐衝撃性に優れたデータキャリアを得ることができる。このため、かかるデータキャリアは、特に屋外設置用として用いるのに好適である。
【0041】
また、データキャリア用ケースとして、ゴス方位が所定の方向を向いている中央部と、中央部のゴス方位に直交する方向に沿っての中央部の両側に取り付けられた、中央部のゴス方位に直交する方向にゴス方位が向いている二つの端部とを有するものを用い、磁芯のゴス方位が端部のゴス方位と平行になるようにしてアンテナをケースに入れたことにより、ケースの端部は磁芯としての役割を果たすことができる。このため、かかるデータキャリアはコイルの軸芯方向の外部磁場を受けて、親機との間で信号の授受を良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第一実施形態であるデータキャリアの概略平面図、(b)はそのデータキャリアのA−A矢視方向概略断面図、(c)はそのデータキャリアの概略背面図である。
【図2】そのデータキャリアの製造工程を説明するための図である。
【図3】そのデータキャリアと親機との間で信号のやり取りを行う方法の一例を説明するための図である。
【図4】(a)は本発明の第二実施形態であるデータキャリアの概略平面図、(b)はそのデータキャリアのB−B矢視方向概略断面図、(c)はそのデータキャリアの概略背面図である。
【図5】そのデータキャリアのコイルを保護する方法を説明するための図である。
【図6】(a)は本発明の第三実施形態であるデータキャリアの概略平面図、(b)はそのデータキャリアのC−C矢視方向概略断面図、(c)はそのデータキャリアの概略背面図である。
【図7】本発明の第四実施形態であるデータキャリアの概略背面図である。
【図8】本発明の変形例であるデータキャリアを説明するための図である。
【図9】本発明の変形例であるデータキャリアを説明するための図である。
【図10】従来のデータキャリアを説明するための図である。
【符号の説明】
10,100,100a,100b データキャリア
11,110,110a,110b アンテナ
15,150,150a 磁芯
16,160,160a,160b コイル
21,210,212 ケース
25,250,252 中央部
26a,26b,260a,260b,262a,262b 端部
270 封止樹脂
280,290 板状部材
291 隙間
31 RFIDモジュール
35a,35b 電極

Claims (9)

  1. 一方向性珪素鋼製の磁芯と、前記磁芯のゴス方位が軸芯方向を向くように設けられたコイルとを有するアンテナと、
    前記アンテナを収納するためのものであって、前記コイルに対向して配置され且つ前記コイルの軸芯方向と略直交する方向にゴス方位が向いている一方向性珪素鋼製の中央部と、前記コイルの軸芯方向と略平行な方向に沿っての前記中央部の両側に取り付けられた、前記コイルの軸芯方向と略平行な方向にゴス方位が向いている一方向性珪素鋼製の二つの端部とを有するケースと、
    を具備することを特徴とするデータキャリア。
  2. 前記コイルは略板状の前記磁芯に巻回したものであり、前記中央部及び前記二つの端部は略板状のものであることを特徴とする請求項1記載のデータキャリア。
  3. 前記磁芯と前記二つの端部とは単一の一方向性珪素鋼板を用いて一体的に形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載のデータキャリア。
  4. 前記磁芯の両先端部は前記各端部に固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載のデータキャリア。
  5. 前記アンテナは前記ケースの内部に樹脂を充填することにより封止されていることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載のデータキャリア。
  6. 前記ケースの裏面側は非金属製の板状部材で覆われていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のデータキャリア。
  7. 前記ケースの裏面側は、一方向性珪素鋼製の板状部材を用いて、前記板状部材のゴス方位が前記コイルの軸芯方向と略直交する方向を向くように且つ前記板状部材と前記中央部とが電気的な閉回路を形成しないようにして部分的に覆われていることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のデータキャリア。
  8. 前記コイルは平面的に略円環形状に巻回された空芯コイルであり、前記アンテナは、板状の前記磁芯の平面と前記コイルの平面とが略平行となるように前記磁芯を前記コイルに挿入したものであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のデータキャリア。
  9. 前記コイルは平面的に略矩形状に巻回された空芯コイルであり、前記アンテナは、板状の前記磁芯の平面と前記コイルの平面とが略平行となるように前記磁芯を前記コイルに挿入したものであることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のデータキャリア。
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