JP4041755B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、使い捨て着用物品に関し、更に詳細には、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、***物処理パッドなどの着用物品に用いられるコアの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の使い捨ておむつや生理用ナプキンなどの使い捨て着用物品に用いられるコアとして、繊維ウエブから形成された第1繊維集合層と、繊維ウエブと高吸水性ポリマー粒子とから形成された第2繊維集合層とを有するものがある(特許文献1参照。)。
【0003】
特許文献1に開示のコアは、第1および第2繊維集合層が縦方向へ延びるとともに、それら集合層の多数が横方向へ交互に並んでいる。第1繊維集合層と第2繊維集合層とは、横方向へ一連につながっている。このコアは、第1繊維集合層を形成する繊維の毛細管現象を利用し、コアの上面に***された体液を第1繊維集合層においてコアの縦横方向と厚み方向とへ拡散させた後、体液を第2繊維集合層のポリマー粒子に吸収、保持させる。このコアは、第1および第2繊維集合層が横方向へ交互に並んでいるので、コアが第2繊維集合層のみから形成されている場合と比較し、ポリマー粒子を有する第2繊維集合層の一箇所に体液が集中することを防ぐことができ、第2繊維集合層がゲルブロックを起こし難い。また、第2繊維集合層のうちの1つがゲルブロックを起こしたとしても、他の第2繊維集合層に体液を吸収、保持させることができるので、1つの第2繊維集合層がゲルブロックを起こした後でも、コアの体液吸収機能が著しく低下することはない。
【0004】
【特許文献1】
特開昭62−170246号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記特許文献1に開示のコアは、その上面に***された体液の第1繊維集合層における縦横方向への拡散速度に比較し、体液の第1繊維集合層における厚み方向への拡散速度が遅く、体液がコアの厚み方向へ拡散する以前に、縦横方向へ拡散した体液が第2繊維集合層に達し、第2繊維集合層が瞬時にゲルブロックを起こしてしまう場合がある。また、このコアは、第1および第2繊維集合層を形成する繊維が縦横方向と厚み方向とへ不規則に延びているので、コアの上面に***された体液をコアの上面から下面に向かって厚み方向へ導くことが難しい。
【0006】
本発明の目的は、体液をコアの厚み方向へ素早く拡散させ、コアのゲルブロックを防ぎつつ、縦横方向と厚み方向とにおけるコアの体液吸収機能を十分に利用することができる使い捨て着用物品を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明の前提は、肌当接側に位置する透液性表面シートと、肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから構成された使い捨て着用物品である。
【0008】
前記前提における本発明の特徴は、前記コアが、互いに対向する一対の第1繊維集合層と前記第1繊維集合層の間に介在する第2繊維集合層とから形成されたユニットの多数をそれら層の積層方向へ並列させた層累構造を有し、前記積層方向が、前記物品の厚み方向と交差する方向であり、前記第1繊維集合層が、親水性繊維と熱融着性繊維とのうちの少なくとも該熱融着性繊維から形成され、前記第2繊維集合層が、前記親水性繊維および前記熱融着性繊維のうち少なくとも該親水性繊維と高吸水性樹脂とから形成されていることにある。
【0009】
本発明の実施態様の一例としては、前記高吸水性樹脂が、粒子状または繊維状を呈するとともに、前記第2繊維集合層を形成する繊維の間にほぼ均一に混在している。
【0010】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記第1および第2繊維集合層を形成する繊維の大部分が、前記物品の厚み方向へ向かって延びている。
【0011】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記第2繊維集合層では、それを形成する繊維と前記高吸水性樹脂とが熱可塑性のバインダーを介して互いに固着されている。
【0012】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記コアの全重量に対する前記親水性繊維の重量比が、10〜75wt%の範囲にあり、前記コアの全重量に対する前記熱融着性繊維の重量比が、5〜20wt%の範囲にあり、前記コアの全重量に対する前記高吸水性樹脂の重量比が、20〜70wt%の範囲にある。
【0013】
本発明の実施態様の他の一例としては、前記高吸水性樹脂のJIS K−7224(Vortex法)に準拠した吸水時間が、20秒以内である。
【0014】
【発明の実施の形態】
添付の図面を参照し、本発明に係る使い捨て着用物品の詳細を説明すると、以下のとおりである。
【0015】
図1,2は、使い捨て着用物品の一例として示すおむつ1の部分破断斜視図と、図1のII−II線矢視断面図とであり、図3,4は、おむつ1を構成するコア2の斜視図と、図3のIV−IV線端面図とである。図1では、縦方向を矢印L、横方向を矢印Mで示し、厚み方向を矢印Nで示す。また、図3,4では、各ユニット15の積層方向を矢印Sで示す。なお、表裏面シートや防漏シートの内面とは、コアに対向する面をいい、それらシートの外面とは、コアに非対向の面をいう。
【0016】
おむつ1は、肌当接側に位置する透液性表面シート3と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート4と、それらシート3,4の間に介在する吸液性コア2とから構成されている。おむつ1は、縦方向に前胴周り域5および後胴周り域6と、それら胴周り域5,6間に位置する股下域7とを備え、コア2の両端縁の外側に位置して横方向へ延びる一対のエンドフラップ8と、コア2の両側縁の外側に位置して縦方向へ延びる一対のサイドフラップ9とを有する。股下域7では、サイドフラップ9が、おむつ1の横方向内方へ向かって弧を画いている。おむつ1は、その平面形状が実質的に砂時計型を呈する。おむつ1には、縦方向へ延びる一対の防漏シート12が取り付けられている。
【0017】
エンドフラップ8には、横方向へ延びる複数条の胴周り用弾性伸縮部材11が収縮可能に取り付けられている。股下域7のサイドフラップ9には、縦方向へ延びる複数条の脚周り用弾性部材10が収縮可能に取り付けられている。
防漏シート12は、サイドフラップ9に固着されて縦方向へ延びる固定側部12Aと、表面シート3の上方へ起立性向を有して縦方向へ延びる可動部12Dと、おむつ1の前後胴周り域5,6に位置しておむつ1の横方向内方へ倒伏した固定両端部12B,12Cを有する。固定両端部12B,12Cは、表面シート3の外面に固着されている。可動部12Dには、縦方向へ延びる弾性伸縮部材14が収縮可能に取り付けられている。防漏シート12では、おむつ1が表面シート3を内側にして縦方向へ湾曲すると、弾性伸縮部材14が収縮して可動部12Dが表面シート3の上方へ起立し、可動部12Dが体液に対する障壁を形成する。
【0018】
エンドフラップ8では、コア2の端縁から縦方向外方へ表裏面シート3,4の端部が延び、端部においてそれらシート3,4の内面どうしが固着されている。胴周り用弾性伸縮部材11は、表面シート3と裏面シート4との間に介在し、それらシート3,4の端部内面に固着されている。サイドフラップ9では、コア2の側縁から横方向外方へ表面シート3の側部がわずかに延び、表面シート3からさらに横方向外方へ裏面シート4の側部と防漏シート12の固定側部12Aとが延びている。サイドフラップ9では、防漏シート12の側部が表裏面シート3,4の側部の間に介在し、側部においてそれらシート3,4どうしが固着されている。脚周り用弾性伸縮部材10は、裏面シート4と防漏シート12との間に介在し、それらシートの側部内面に固着されている。
【0019】
後胴周り域6のサイドフラップ9には、横方向外方へ延びるテープファスナ13が取り付けられている。前胴周り域5における裏面シート4の外面には、テープファスナ13を着脱可能に止着するターゲットテープが取り付けられている。おむつ1を着用するときには、後胴周り域6のサイドフラップ9を前胴周り域5のサイドフラップ9の外側に重ね合わせ、テープファスナ13をターゲットテープに止着して前胴周り域5と後胴周り域6とを連結する。前後胴周り域5,6が連結されたおむつ1には、胴周り開口と一対の脚周り開口とが形成される(図示せず)。
【0020】
コア2は、図2,3に示すように互いに対向する一対の第1繊維集合層15a,15bの間に第2繊維集合層15cが介在する多数のユニット15から形成されている。それらユニット15は、おむつ1の横方向(第1および第2繊維集合層15a,15bの積層方向)へ並んでいる。横方向へ隣り合うユニット15の第1繊維集合層15a,15bどうしは、固着されていてもよく、固着されていなくてもよい。横方向へ隣り合う各ユニット15の第1繊維集合層15a,15bどうしを固着するには、ホットメルト型接着剤を使用することができる。
【0021】
図4に示すように第1繊維集合層15a,15bは、複数条の親水性繊維16と複数条の熱融着性繊維17とから形成されている。第1繊維集合層15a,15bでは、それら繊維が略均一に分散している。第2繊維集合層15cは、複数条の親水性繊維16および熱融着性繊維17と粒子状または繊維状を呈する高吸水性樹脂18とから形成されている。第2繊維集合層15cでは、それら繊維が略均一に分散するとともに、それら繊維の間に高吸水性樹脂18が略均一に混在している。それら繊維と高吸水性樹脂18とは、熱可塑性のバインダーを介して互いに固着されている。第1および第2繊維集合層15a,15b,15cでは、それら層を形成する繊維の大部分がコア2の厚み方向へ向かって延びている。
【0022】
コア2では、第1繊維集合層15a,15bが親水性繊維16と熱融着性繊維17とのうちの少なくとも熱融着性繊維17から形成されていればよく、第2繊維集合層15cが親水性繊維16および熱融着性繊維17のうちの少なくとも親水性繊維16と高吸水性樹脂18とから形成されていればよい。
【0023】
親水性繊維16には、半合成繊維や再生繊維を使用することができる。半合成繊維や再生繊維には、パルプ、レーヨン、アセテートなどのセルロース系繊維を使用することが好ましい。半合成繊維や再生繊維には、親水性を向上させるため、親水化処理を施すこともできる。熱融着性繊維17には、親水化処理が施された熱可塑性合成樹脂繊維を使用することができる。合成樹脂繊維には、ポリエステル系、ポリアクリロニトリル系、ポリ塩化ビニル系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリスチレン系の各繊維を使用することができる。合成樹脂繊維には、芯鞘型複合繊維、並列型複合繊維、異型中空繊維、微多孔繊維、接合型複合繊維を使用することもできる。
【0024】
高吸水性樹脂18には、澱粉系、セルロース系、合成ポリマー系を使用することができる。高吸水性樹脂18は、自重の20倍以上の体液を吸収可能であって、JIS K−7224(Vortex法)に準拠した吸水時間が、20秒以内、好ましくは10秒以内である。そのような高吸水性樹脂18としては、ポリアクリル酸系が望ましい。熱可塑性のバインダーには、ポリエチレンやポリプロピレンなどの熱可塑性合成樹脂を使用することができる。
【0025】
おむつ1では、第1および第2繊維集合層15a,15b,15cを有する多数のユニット15が横方向へ並んでコア2を形成しているので、コア2の上面に***された体液が第1繊維集合層15a,15bを介してコア2の縦横方向へ素早く拡散する一方、体液が横方向へ隣り合うユニット15の第1繊維集合層15a,15bの間に進入してコア2の厚み方向へ素早く拡散する。このおむつ1は、体液がコア2の縦横方向のみならず厚み方向へ素早く拡散して第2繊維集合層15cに吸収、保持されるので、縦横方向と厚み方向とにおけるコア2の体液吸収機能を十分に利用することができ、多量の体液が***されたとしても、体液が表面シートの外面に残存することはない。
【0026】
おむつ1では、第1および第2繊維集合層15a,15b,15cを形成する繊維がコア2の厚み方向へ延びているので、繊維の毛細管現象がコア2の厚み方向へ強く作用し、体液をコア2の上面から下面に向かって厚み方向へ素早く拡散させることができる。
【0027】
特に、横方向へ隣り合うユニット15の第1繊維集合層15a,15bどうしが固着されていない場合、体液が第1繊維集合層15a,15bの間に容易に進入し、体液が第1繊維集合層15a,15bの側面から第2繊維集合層15cに吸収されるので、第1繊維集合層15a,15bの側面を体液の吸収に利用することができ、体液をコア2の厚み方向へ一層素早く拡散させることができる。
【0028】
コア2では、ユニット15が一対の第1繊維集合層15a,15bと第1繊維集合層15a,15bの間に介在する第2繊維集合層15cとから形成されているので、コア2に体液が***されたとしても、第2繊維集合層15cの一箇所に体液が集中することはなく、第2繊維集合層15cがゲルブロックを起こし難い。コア2は、第2繊維集合層15cのうちの1つがゲルブロックを起こしたとしても、他の第2繊維集合層15cに体液を吸収させることができるので、1つの第2繊維集合層15cがゲルブロックを起こした後でも、コア2の体液吸収機能が著しく低下することはない。
【0029】
コア2では、その全重量に対する親水性繊維16の重量比が、10〜75wt%の範囲にあり、その全重量に対する熱融着性繊維17の重量比が、5〜20wt%の範囲にある。熱融着性繊維17の重量比が5wt%未満では、コア2の保型性が低下し、体液を吸収した高吸水性樹脂18が膨潤したときに、コア2が容易に型崩れを起こしてしまう。熱融着性繊維17の重量比が20wt%を超過すると、熱融着性繊維17によって第2繊維集合層15cにおける高吸水性樹脂18の膨潤が抑制され、第2繊維集合層15cにおける体液の吸収機能が低下する。
【0030】
コア2の全重量に対する高吸水性樹脂18の重量比は、20〜70wt%の範囲にある。高吸水性樹脂18の重量比が20wt%未満では、第2繊維集合層15cに多量の体液を吸収させることができない。高吸水性樹脂18の重量比が70wt%を超過すると、第2繊維集合層15cにおける繊維の割合が少なく、体液が第2繊維集合層15cにおいて拡散することができず、第2繊維集合層15cでゲルブロックが起こり易くなる。
【0031】
ユニット15における第1繊維集合層15a,15bの厚み面についての坪量は、15〜150g/mの範囲にある。第1繊維集合層15a,15bの厚み面についての坪量が15g/m未満では、第1繊維集合層15a,15bの繊維密度が低く、第1繊維集合層15a,15bにおける毛細管現象が十分に作用せず、第1繊維集合層15a,15bにおいて体液を十分に拡散させることができない。第1繊維集合層15a,15bの厚み面についての坪量が150g/mを超過すると、第1繊維集合層15a,15bの剛性が増加し、おむつ1の着用感が低下する。
【0032】
ユニット15における第2繊維集合層15cの厚み面についての坪量は、50〜300g/mの範囲にある。第2繊維集合層15cの厚み面についての坪量が50g/m未満では、第2繊維集合層15cに多量の体液を吸収、保持させることができず、コア2の体液吸収機能が低下してしまう。
【0033】
【実施例】
以下、この発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、この発明は、その要旨を越えない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
コア2は、ユニット15における各層が積層する方向の寸法が120mm、この積層方向にほぼ直交する縦方向の寸法が120mm、厚み寸法が30mmの大きさをしたほぼ矩形状である。
【0034】
第1繊維集合層15a,15bでは、親水性繊維16としてパルプ繊維と、熱融着性繊維17として1.7dtex、5mmのポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維(チッソ株式会社製)とが70対30(パルプ繊維70wt%、ポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維30wt%)の重量比率で分散(以下、「繊維群」という)されている。
【0035】
第2繊維集合層15cでは、パルプ繊維35wt%と、1.7dtex、5mmのポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維(チッソ株式会社製)15wt%とが分散し、吸水時間が15秒、保水倍率30g/gの高吸水性樹脂18(サンダイヤポリマー(株)製)50wt%が混在している。ユニット15における繊維16,17および高吸水性樹脂18の坪量は、ともに250g/mである。
【0036】
このコア2の製造方法としては、(1)パルプ繊維とポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維とを70対30の重量比率で分散させながら、その繊維群1.8gをエアレイド法により320mm×120mmの型枠内に積層させる。(2)同様にしてパルプ繊維とポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維とを70対30の重量比率で分散させた繊維群6.0gに高吸水性樹脂9.6gを混在させながら上記(1)で型枠内で積層した繊維群の上にさらに積層させる。(3)次いで、その上にパルプ繊維とポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維とを70対30の重量比率で分散させた前記繊維群1.8gを積層させて第1繊維集合層15a/第2繊維集合層15c/第1繊維集合層15bからなる積層シートを形成する。(4)この積層シートをオーブン(130℃)で1分間加熱し、ポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維を溶融させ周囲の繊維に固着させて骨格を形成する。(5)その後、積層シートを30mmの間隔で短冊状に切断して、多数のユニット15を形成し、これら各ユニット15を、各繊維集合層15a,15b,15cの積層方向に並列させ、積層方向への長さが120mmの大きさのコア2を形成する。
【0037】
このコア2によると、第1および第2繊維集合層15a,15b,15cを有する多数のユニット15が横方向へ並んで形成されているので、コア2の上面に***された体液が第1繊維集合層15a,15bを介してコア2の縦横方向へ素早く拡散するので、体液が第2繊維集合層15cの一箇所に集中することがなく、第2繊維集合層15cのうちの1つがゲルブロックを起こしたとしても、他の第2繊維集合層15cに体液を吸収させることができるので、高吸水性樹脂18の膨潤後も第1繊維集合層15a,15bにより通液路を確保することができる。その結果、多量の尿を瞬間的に保持することができる。
【0038】
(実施例2)
コア2は、ユニット15における各層が積層する方向の寸法が80mm、この積層方向にほぼ直交する方向の寸法が120mm、厚み方向の最大寸法が60mmの大きさをしたほぼ三角形状である。
第1繊維集合層15a,15bでは、親水性繊維16としてパルプ繊維と、熱融着性繊維17として1.7dtex、5mmのポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維(チッソ株式会社製)とが90対10(パルプ繊維90wt%、ポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維10wt%)の重量比率で分散(以下、「繊維群」という)されている。
【0039】
第2繊維集合層15cでは、パルプ繊維と、1.7dtex、5mmのポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維(チッソ株式会社製)とが90対10の重量比で分散された繊維群に、吸水時間が3秒、保水倍率33g/gの高吸水性樹脂18(住友精化(株)製)62wt%が混在している。高吸水性樹脂18には、熱可塑性のバインダーを添加し、繊維骨格への固定化を図った。ユニット15における繊維16,17および高吸水性樹脂18の各坪量は、ともに250g/mである。
【0040】
このコア2の製造方法としては、(1)パルプ繊維とポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維とを90対10の重量比率で分散させながら、その繊維群1.8gをエアレイド法により320mm×120mmの型枠内に積層させる。(2)同様にしてパルプ繊維とポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維とを90対10の重量比率で分散させた繊維群6.0gに高吸水性樹脂9.6gを62%混在させながら上記(1)で型枠内に積層した繊維群の上にさらに積層させる。(3)次いで、その上にパルプ繊維とポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維とを90対10の重量比率で分散させた前記繊維群1.8gを積層させて第1繊維集合層15a/第2繊維集合層15c/第1繊維集合層15bからなる積層シートを形成する。(4)この積層シートをオーブン(130℃)で1分間加熱し、ポリエチレン−ポリプロピレン芯鞘繊維を溶融させ周囲の繊維に固着させて骨格を形成する。(5)その後、積層シートの一方の端部を、横方向へ延びる一辺に60mmの長さをとり、その位置と対向する他辺上の角部近傍とを通る斜め線で三角形状に切断する。次いで、他辺に60mmの長さをとり、その位置と一辺上の角部近傍とを通りかつ各対向各辺にほぼ直角な縦方向線でほぼ三角形状に切断し、これを繰り返して8つのユニット15を形成し、これらユニット15を、積層方向への長さが80mmのほぼ三角形状のコア2となるように、各繊維集合層15a,15b,15cの積層方向へ並列させ、これをオーブン(130℃)で1分間、再度熱処理を行って隣接する第1繊維集合層15a,15bどうしを熱融着により固着一体化した。
【0041】
コア2をほぼ三角形状に形成した場合、コア2の厚さが最も厚い部分が、おむつ1を着用したときに股間部に位置するようにシート3,4の間に配置される。このコア2によると、第1および第2繊維集合層15a,15b,15cを有する多数のユニット15が横方向へ並んで形成されているので、コア2の上面に***された体液が第1繊維集合層15a,15bを介してコア2の縦横方向へ素早く拡散するので、体液が第2繊維集合層15cの一箇所に集中することがなく、第2繊維集合層15cのうちの1つがゲルブロックを起こしたとしても、他の第2繊維集合層15cに体液を吸収させることができるので、高吸水性樹脂18の膨潤後も第1繊維集合層15a,15bにより通液路を確保することができる。その結果、多量の尿を瞬間的に保持することができる。また、この実施例2では、高吸水性樹脂18に添加した熱可塑性のバインダーにより高吸水性樹脂18が繊維に固定されているので、高吸水性樹脂18の移動が起こり難く、第2繊維集合層15cでの体液の吸収機能が低下することはない。
【0042】
図1に示すおむつ1では、コア2が、各ユニット15の積層方向をおむつ1の横方向Mへ向けていたが、図5に示すように各ユニット15の積層方向をおむつ1の縦方向Lへ向けてもよい。言い換えれば、コア2は、各ユニット15の積層方向をシート3,4の間の方向へ延びるおむつ1の厚さ方向に交差する横方向又は縦方向へ向けて配置されていればよい。図5に示すおむつ1において、コア2を除く他の構成は、図1,2に示すおむつ1と実質的に同じであるので、そのおむつ1と同じ構成部分には同一の参照符号を付けてそれらの説明を省略する。
【0043】
図6は、他の実施形態に係る使い捨ておむつ1を図1のII−II線と同じ位置で切断して示す概略的な断面図である。図6に示す実施形態に係る使い捨ておむつ1では、コア2が、積層シート19をジグザグ状に折り曲げ、それら折曲部19aで区分けされた各積層シート部分19bがユニット15として折り重ねられて形成されている。このようなコア2でも図1,2に示すおむつ1と同様な効果を得ることができる。図6に示すおむつ1においても、コア2を除く他の構成は、図1,2に示すおむつ1と実質的に同じであるので、そのおむつ1と同じ構成部分には同一の参照符号を付けてそれらの説明を省略する。
【0044】
図7は、他の実施形態に係る***物処理パッド20を示す斜視図である。図8は、図7のVIII−VIII線で切断して示す断面図である。***物処理パッド20は、肌当接側に位置する透液性表面シート21と、肌非当接側に位置する不透液性裏面シート22と、それらシート21,22の間に介在する吸液性コア23とから構成されている。表面シート21は、親水性不織布から形成されている。裏面シート22は、通気不透液性プラスチックフィルムと疎水性繊維不織布とをラミネートした複合シートから形成されている。図7,8では、縦方向を矢印L、厚み方向を矢印Nで示す。図7では、さらに横方向を矢印Mで示す。
【0045】
***物処理パッド20は、縦方向へ並ぶ前域24および後域25を備え、それら前後域24,25を周方向へ延びる周縁部26,27と、それら前後域24,25の周縁部26,27の上方に位置して周方向へ延びる弾性的に伸縮可能な周壁部28とを有する。周縁部26,27は、表裏面シート21,22とコア23とから構成されている。
【0046】
パッド20は、前後域24,25の周縁部26,27が弧を画くとともにそれら前後域24,25の間が横方向内方へくびれており、その平面形状が実質的に縦長円形(瓢箪型)を呈している。パッド20では、前域24の面積が後域25のそれよりも小さい。パッド20には、それを縦方向へ引っ張ることが可能な一対の第1,2帯片29と、パッド20の折り畳まれた状態を維持するための止着テープ30とが取り付けられている。
【0047】
コア23は、前後域24,25に亘って配置された第1コア23aと、前域24において第1コア23a上に配置された第2コア23bとから構成されている。第2コア23bは、図5に示した実施形態の使い捨ておむつ1に用いたコア2と実質的に同じ構成であるが、各ユニット15どうしが微小な間隔15dをあけ、相互に非固着状態で並列されている。このような***物処理パッド20では、第1および第2繊維集合層15a,15b,15cを有する多数のユニット15が縦方向へ並んで第2コア23bを形成しているので、第2コア23bの上面に***された体液が第1繊維集合層15a,15bを介して第2コア23bの縦横方向へ素早く拡散する一方、体液が横方向へ隣り合うユニット15の第1繊維集合層15a,15bの間に微小な間隔15dから進入し、縦横方向のみならず厚み方向へ素早く拡散して第2繊維集合層15cに吸収、保持されるので、縦横方向と厚み方向とにおけるコア2の体液吸収機能を十分に利用することができ、多量の体液が***されたとしても、体液が表面シートの外面に残存することはない。
【0048】
なお、表面シート3,21には、親水性繊維不織布、多数の開孔を有する疎水性繊維不織布、微細な多数の開孔を有する透液性プラスチックフィルムのいずかを使用することができる。裏面シート4,22には、疎水性繊維不織布や不透液性プラスチックフィルム、2枚の疎水性繊維不織布をラミネートした複合不織布、疎水性繊維不織布と通気不透液性プラスチックフィルムとをラミネートした複合シートのいずれかを使用することができる。
【0049】
表裏面シート3,21,4,22を形成する不織布には、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンボンド、ケミカルボンド、エアースルーの各製法により製造されたものを使用することができる。不織布の構成繊維としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系の各繊維、ポリエチレン/ポリプロピレンやポリエチレン/ポリエステルからなる芯鞘型複合繊維または並列型複合繊維を使用することができる。
【0050】
不織布どうしの固着、表裏面シート3,21,4,22どうしの固着、表裏面シート3,21,4,22に対するコア2の固着には、ホットメルト型接着剤、またはヒートシールやソニックシール等の熱による溶着手段を利用することができる。
【0051】
【発明の効果】
この発明に係る使い捨て着用物品によれば、吸液性コアが、互いに対向する一対の第1繊維集合層と該第1繊維集合層の間に介在する第2繊維集合層とから形成されたユニットの多数をそれら層の積層方向へ並列させた層累構造を有し、積層方向が、前記着用物品の厚み方向と交差する方向であり、第1繊維集合層が少なくとも熱融着性繊維から形成され、第2繊維集合層が親水性繊維と高吸水性樹脂とから形成されているので、コアの上面に***された体液が第1繊維集合層を介してコアの縦横方向へ素早く拡散する一方、体液が横方向へ隣り合うユニットの第1繊維集合層の間に進入してコアの厚み方向へ素早く拡散する。したがって、この着用物品では、体液がコアの縦横方向のみならず厚み方向へ素早く拡散して第2繊維集合層に吸収、保持されるので、縦横方向と厚み方向とにおけるコアの体液吸収機能を十分に利用することができる。
【0052】
このように、この着用物品における吸液性コアでは、吸収した体液が、表裏面シートと並行な平面方向だけではなく、厚み方向へも積極的に流されながら吸収されるために、吸収面積を小さくすることができ、吸液性コアをコンパクトにすることができる。加えて、吸液性コア全体での通気部分が増えるために快適性が向上し、この着用物品を装着したときの違和感を軽減することができる。
【0053】
また、この着用物品では、コアにおける第1および第2繊維集合層を形成する繊維の大部分が、前記着用物品の厚み方向へ向かって延びているので、繊維の毛細管現象がコアの厚み方向へ強く作用し、体液をコアの上面から下面に向かって厚み方向へ素早く拡散させることができ、縦横方向と厚み方向とにおけるコアの体液吸収機能を十分に利用することができる。
【0054】
また、この着用物品では、第2繊維集合層を形成する繊維と高吸水性樹脂とが熱可塑性のバインダーを介して互いに固着されているので、高吸水性樹脂が第2繊維集合層から移動し難く、第2繊維集合層による体液吸収機能の低下が起こり難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る使い捨ておむつの斜視図である。
【図2】図1のII−II線で切断して示す使い捨ておむつの概略的な断面図である。
【図3】使い捨ておむつに使用するコアの斜視図である。
【図4】図3のIV−IV線で切断して、コアを構成するユニットの断面構造を概略的に示す模式図である。
【図5】他の実施形態に係る使い捨ておむつの斜視図である。
【図6】他の実施形態に係る使い捨ておむつの概略的な断面図である。
【図7】他の実施形態に係る***物処理パッドを示す斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIII線で切断して***物処理パッドの断面構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 使い捨ておむつ(着用物品)
2 吸液性コア
3 透液性表面シート
4 不透液性裏面シート
5 前胴回り域
6 後胴周り域
7 股下域
8 エンドフラップ
9 サイドフラップ
10 脚周り用弾性伸縮部材
11 胴周り用弾性伸縮部材
12 防漏シート
13 テープファスナ
14 弾性伸縮部材
15 ユニット
15a,15b 第1繊維集合層
15c 第2繊維集合層
16 親水性繊維
17 熱融着性繊維
18 高吸水性樹脂
19 積層シート
20 ***物処理パッド
21 透液性表面シート
22 不透液性裏面シート
23 吸液性コア
23a 第1コア
23b 第2コア

Claims (6)

  1. 肌当接側に位置する透液性表面シートと、肌非当接側に位置する不透液性裏面シートと、それらシートの間に介在する吸液性コアとから構成された使い捨て着用物品において、
    前記コアが、互いに対向する一対の第1繊維集合層と前記第1繊維集合層の間に介在する第2繊維集合層とから形成されたユニットの多数をそれら層の積層方向へ並列させた層累構造を有し、前記積層方向が、前記物品の厚み方向と交差する方向であり、
    前記第1繊維集合層が、親水性繊維と熱融着性繊維とのうちの少なくとも該熱融着性繊維から形成され、前記第2繊維集合層が、前記親水性繊維および前記熱融着性繊維のうち少なくとも該親水性繊維と高吸水性樹脂とから形成されていることを特徴とする前記着用物品。
  2. 前記高吸水性樹脂が、粒子状または繊維状を呈するとともに、前記第2繊維集合層を形成する繊維の間にほぼ均一に混在している請求項1に記載の着用物品。
  3. 前記第1および第2繊維集合層を形成する繊維の大部分が、前記物品の厚み方向へ向かって延びている請求項1または請求項2に記載の着用物品。
  4. 前記第2繊維集合層では、それを形成する繊維と前記高吸水性樹脂とが熱可塑性のバインダーを介して互いに固着されている請求項1ないし請求項3いずれかに記載の着用物品。
  5. 前記コアの全重量に対する前記親水性繊維の重量比が、10〜75wt%の範囲にあり、前記コアの全重量に対する前記熱融着性繊維の重量比が、5〜20wt%の範囲にあり、前記コアの全重量に対する前記高吸水性樹脂の重量比が、20〜70wt%の範囲にある請求項1ないし請求項4いずれかに記載の着用物品。
  6. 前記高吸水性樹脂のJIS K−7224(Vortex法)に準拠した吸水時間が、20秒以内である請求項1ないし請求項5いずれかに記載の着用物品。
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