JP4039873B2 - 映像情報記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像データの再生装置に関するものであり、特に、映像データのダイジェスト版を生成して再生する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、映像情報のダイジェスト版を作成して再生する装置が存在する。つまり、プロフェッショナル用途と一般の消費者用途とを問わず、大量の映像データの中から視聴したいものを見つけるには、多大な時間と労力を必要とする。例えば、VTRの早送り再生により見たい番組を見つけることも可能ではあるが、時間と労力を要することになる。これに対処するため、要約映像を作成することにより、該要約映像を通じて大まかに映像の内容を把握する装置や方法が提案されている(特開平10−32773号、特開平11−239322号、特開平11−176038号)。
【0003】
また、特開2000−350124号では、テレビジョン番組を録画する際に、番組の映像や音声を解析し、番組の中で特徴的と思われるシーンを抽出し、該シーンを縮小静止画像として生成、保存しておき、映像をブラウジングする際には、該縮小静止画像を再生データに用いている。例えば、特徴シーンを抽出する際には、シーンの変わり目、カメラの動き、色の変化、テロップの有無や内容等の点を抽出している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の場合では、1つの基準に基づいて特徴シーンを抽出しているので、番組によっては必ずしも重要なシーンを抜き出しているとはいえない場合がある。例えば、通常、ニュースでは、各ニュース項目が開始される先頭シーンが重要であるのに対して、ドラマや歌番組では、出演者のアップシーン等が重要であるといえ、番組のジャンル(種類としてもよい)によって重要なシーンも異なるにも拘わらず、1つの基準によって特徴シーンを抽出すると、番組によっては、重要でないシーンを抽出してしまうおそれがある。
【0005】
そこで、本発明は、番組のジャンルが異なっても、特徴シーン、すなわち、その番組にとって重要なシーンを適切に抽出して要約映像を作成してダイジェスト再生することができる映像情報記録再生装置を提供するとともに、ユーザーにとってより適切な要約映像を作成してダイジェスト再生をすることができる映像情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記問題点を解決するために創作されたものであって、第1には、映像情報の記録・再生を行う映像情報記録再生装置であって、映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、映像情報における各シーンごとに複数種類の特徴量を検出する特徴量検出手段と、映像情報のジャンルごとに定められた基準で、該特徴量を評価するための基準に従い、検出された特徴量を評価する評価手段と、上記評価手段が、各特徴量について重み付けを行なうための重み係数が各特徴量ごとに設けられた重み係数群が、複数種類のジャンルについてそれぞれ設けられた重み係数記憶部と、該評価手段による評価結果に基づき、該シーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を記憶することにより、該特定情報からなるシナリオデータを記憶するシナリオ記憶手段と、該シナリオ記憶手段に記憶されたシナリオデータに基づいて、該映像情報記憶手段に記憶された映像データから、所定のシーン又は該シーンの一部を読み出して再生を行うシナリオ再生手段とを有し、上記評価手段は、映像情報のジャンルに対応する重み係数群を用いて特徴量を評価することを特徴とする。
【0007】
この第1の構成の映像情報記録再生装置においては、上記映像情報記憶手段に映像情報が記憶される。また、上記特徴量検出手段は、映像情報における各シーンごとに複数種類の特徴量を検出する。そして、上記評価手段は、映像情報のジャンルごとに定められた基準で、該特徴量を評価するための基準に従い、検出された特徴量を評価する。さらに、シナリオ記憶手段は、該評価手段による評価結果に基づき、該シーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を記憶することにより、該特定情報からなるシナリオデータを記憶する。このようにして、ダイジェスト再生をする際のシナリオが各基準ごとにシナリオ記憶手段に記憶されるので、上記シナリオ再生手段は、映像情報記憶手段に記憶された映像データから、所定の基準に基づくシナリオデータに基づいて、所定のシーン又は該シーンの一部を読み出して再生を行う。よって、映像情報のジャンルごとに定められた基準に従ってシナリオが作成されて、該シナリオに基づきダイジェスト再生されるので、番組のジャンルが異なっても、番組のジャンルごとに最適なダイジェスト再生を行うことが可能となる。
【0008】
また、第2には、映像情報の記録・再生を行う映像情報記録再生装置であって、映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、映像情報における各シーンごとに複数種類の特徴量を検出する特徴量検出手段と、該特徴量検出手段により検出された特徴量を複数種類の基準に従いそれぞれ評価する評価手段と、上記評価手段が、各特徴量について重み付けを行なうための重み係数が各特徴量ごとに設けられた重み係数群が優先順位に従い複数設けられた重み係数記憶部と、該評価手段による評価結果に基づき、該シーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を各基準ごとに記憶することにより、各基準ごとに該特定情報からなるシナリオデータを記憶するシナリオ記憶手段と、該シナリオ記憶手段に記憶されたシナリオデータのうちの所定の基準に基づくシナリオデータに基づいて、該映像報記憶手段に記憶された映像データから、所定のシーン又は該シーンの一部を読み出して再生を行うシナリオ再生手段とを有し、上記評価手段は、各重み係数群を用いてそれぞれ特徴量を評価することにより、該特徴量を複数種類の基準に従い評価することを特徴とする。
【0009】
この第2の構成の映像情報記録再生装置においては、上記映像情報記憶手段に映像情報が記憶される。また、上記特徴量検出手段は、映像情報における各シーンごとに複数種類の特徴量を検出する。そして、上記評価手段は、該特徴量検出手段により検出された特徴量を複数種類の基準に従いそれぞれ評価する。さらに、シナリオ記憶手段は、該評価手段による評価結果に基づき、該シーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を各基準ごとに記憶することにより、各基準ごとに該特定情報からなるシナリオデータを記憶する。このようにして、ダイジェスト再生をする際のシナリオが各基準ごとにシナリオ記憶手段に記憶されるので、上記シナリオ再生手段は、映像情報記憶手段に記憶された映像データから、所定の基準に基づくシナリオデータに基づいて、所定のシーン又は該シーンの一部を読み出して再生を行う。よって、複数の基準に基づいてダイジェスト再生のシナリオが複数作成されるので、ユーザーは、異なる基準に基づいたシナリオによるダイジェスト再生を見ることができ、映像情報を概観しやすくなるとともに、重要シーンを見つけやすくなる。よって、ユーザーにとってより適切なダイジェスト再生が可能となる。例えば、登場人物を把握したい場合には、顔領域が存在するシーンに重きをおいた基準に従ったシナリオを再生すればよい。
【0010】
また、第3には、映像情報の記録・再生を行う映像情報記録再生装置であって、映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、映像情報における各シーンごとに複数種類の特徴量を検出する特徴量検出手段と、該特徴量検出手段により検出された複数種類の特徴量を、映像情報のジャンルごとに定められた基準に従いそれぞれ評価する評価手段と、上記評価手段が、各特徴量について重み付けを行なうための重み係数が各特徴量ごとに設けられた重み係数群が、複数種類のジャンルについてそれぞれ設けられた重み係数記憶部と、該評価手段による評価結果に基づき、該シーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を各基準ごとに記憶することにより、各基準ごとに該特定情報からなるシナリオデータを記憶するシナリオ記憶手段と、該シナリオ記憶手段に記憶されたシナリオデータのうちの所定の基準に基づくシナリオデータに基づいて、該映像報記憶手段に記憶された映像データから、所定のシーン又は該シーンの一部を読み出して再生を行うシナリオ再生手段とを有し、上記評価手段は、映像情報のジャンルに対応する重み係数群を用いてそれぞれ特徴量を評価することにより、該特徴量を複数種類の基準に従い評価することを特徴とする。よって、映像情報のジャンルごとに定められた基準に従ってシナリオが作成されて、該シナリオに基づきダイジェスト再生されるので、番組のジャンルが異なっても、番組のジャンルごとに最適なダイジェスト再生を行うことが可能となる。さらに、ある番組について、複数の基準に基づいてダイジェスト再生のシナリオが複数作成されるので、ユーザーは、異なる基準に基づいたシナリオによるダイジェスト再生を見ることができ、映像情報を概観しやすくなるとともに、重要シーンを見つけやすくなる。
【0013】
また、第4には、映像情報の記録・再生を行う映像情報記録再生装置であって、映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、映像情報における各シーンごとに複数種類の特徴量を検出する特徴量検出手段と、該特徴量検出手段により検出された複数種類の特徴量を、映像情報のジャンルごとに定められた基準に従いそれぞれ評価する評価手段と、上記評価手段が、重み係数群集合であって、各特徴量について重み付けを行なうための重み係数が各特徴量ごとに設けられた重み係数群が優先順位に従い複数設けられた重み係数群集合を複数のジャンルについてそれぞれ有する重み係数記憶部と、該評価手段による評価結果に基づき、該シーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を各基準ごとに記憶することにより、各基準ごとに該特定情報からなるシナリオデータを記憶するシナリオ記憶手段と、該シナリオ記憶手段に記憶されたシナリオデータのうちの所定の基準に基づくシナリオデータに基づいて、該映像報記憶手段に記憶された映像データから、所定のシーン又は該シーンの一部を読み出して再生を行うシナリオ再生手段とを有し、上記評価手段は、映像情報のジャンルに対応する重み係数群集合における複数の重み係数群を用いてそれぞれ特徴量を評価することにより、該特徴量を複数種類の基準に従い評価することを特徴とする。
【0014】
また、第5には、上記第1あるいは第3の構成において、上記評価手段は、各特徴量と対応する重み係数とを乗算した値を積算した値を、所定のしきい値と比較し、該積算した値が該所定のしきい値よりも大きいか否かを判定することを特徴とする。
【0015】
また、第6には、上記第2あるいは第4の構成において、上記評価手段は、各特徴量と対応する重み係数とを乗算した値を積算した値を、所定のしきい値と比較し、該積算した値が該所定のしきい値よりも大きいか否かを判定することを特徴とする。このようにして、検出された特徴量を評価する。
【0016】
また、第7には、上記第5あるいは第6の構成において、上記シナリオ記憶手段は、上記積算した値が上記所定のしきい値よりも大きい場合に、そのシーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を記憶していくことを特徴とする。
【0017】
また、第8には、上記第5から第7までのいずれかの構成において、上記評価手段は、評価に用いる複数種類のしきい値を有し、各しきい値に基づいて評価を行い、また、上記シナリオ記憶手段は、各しきい値に基づく評価結果に基づき、各しきい値ごとにシナリオデータを記憶することを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態としての実施例を図面を利用して説明する。本発明に基づく映像情報記録再生装置Aは、データ分離部(分離手段)10と、A/D変換部11と、番組付加情報抽出部12と、EPGデータ保持部14と、A/D変換部15と、エンコーダ16と、インデキシング部18と、データ保持部19と、重み係数テーブル(重み係数記憶部)20と、AVデータ保持部(映像情報記憶手段)22と、シナリオ保持部(シナリオ記憶手段)24と、再生データ選択部(シナリオ選択手段)26と、ナビゲーション制御部28と、AVデータ読出し部30と、デコーダ32と、D/A変換部34と、モニタ36と、を有している。
【0037】
ここで、上記データ分離部10は、EPG(電子番組ガイド)データとAVデータとが含まれたデジタルAVデータ(映像情報)が入力されると、これをEPGデータとAVデータとに分離する。ここで、図1に示す構成は、映像情報記録再生装置Aに、現行テレビジョンのアナログ放送波のデータのようなアナログAVデータ(映像情報)が入力される場合の例であり、実際には、データ分離部10の前段に受信部と復調処理部が設けられ、受信部から入力されたアナログAVデータが該復調部で復調処理された後にこのデータ分離部10に入力されることになる。具体的には、このデータ分離部10は、VBI(垂直帰線消去区間)に多重化されたEPGデータを分離する機能を有している。また、データ分離部10は、EPGデータを上記番組付加情報抽出部12に送り、一方、AVデータをエンコーダ16に送る。
【0038】
なお、この映像情報記録再生装置Aに入力されるデータが、デジタルAVデータの場合には、図1の構成からA/D変換部11と、A/D変換部15と、エンコーダ16が省略されることになる。また、上記のような復調部も省略される。つまり、受信されたデジタルAVデータが直接データ分離部10に入力され、このデータ分離部10においてEPGデータとAVデータとに分離され、EPGデータは番組付加情報抽出部12に入力され、また、AVデータは、AVデータ保持部22に入力されるとともに、インデキシング部18に入力される。なお、デジタルAVデータが映像情報記録再生装置Aに入力される場合には、エンコードされたデータが入力されることになるので、図1のようなエンコーダ16は必要ない。
【0039】
次に、A/D変換部11は、アナログデータとしてのEPGデータをデジタルデータに変換する。
【0040】
また、番組付加情報抽出部12は、EPGデータから必要なデータを抽出する。例えば、ジャンルや番組タイトルのデータを抽出するものである。番組付加情報抽出部12は、抽出したデータをEPGデータ保持部14に送る機能も有している。また、EPGデータ保持部14は、抽出されたデータを保持するものである。
【0041】
また、A/D変換部15は、アナログデータとしてのAVデータをデジタルデータに変換する。
【0042】
また、エンコーダ16は、MPEGエンコーダであり、送られたAVデータをMPEGの規格に従い圧縮符号化する。そして、エンコーダ16は、符号化されたAVデータをMPEGストリームとしてAVデータ保持部22とインデキシング部18に送る機能を有している。
【0043】
インデキシング部18は、エンコーダ16から送られたAVデータを解析処理するものであり、無音検出や、カット点検出や、顔領域の検出等を行うことにより、所定の評価関数を演算するために使用する特徴量の基礎を検出するとともに、各ショットの評価、特に、該特徴量について評価関数を演算してシナリオデータを作成する。
【0044】
つまり、インデキシング部18は、AVデータに対して無音検出を行うことにより無音区間の最後のフレーム位置(これが「コーナー先頭フレーム」となる)を検出したり、画像の連続性がない位置のフレーム位置(これが「カット点」となる)を検出したり、該カット点を基準とした代表フレームに顔領域が存在するか否かの検出を行う。コーナー先頭フレームが存在することや、カット点が存在することや、代表フレームに顔領域が存在することが、特徴量の基礎となる。
【0045】
また、上記評価関数の演算に関しては、インデキシング部18は、カット点のフレームから次のカット点の前までのフレームで構成されるショットにおいて、特徴量の基礎に基づいて特徴量を算出し、算出された特徴量について所定の評価関数に従い演算を行って、評価値を算出する。評価関数の演算に際しては、EPGデータ保持部14からのデータと、重み係数テーブル20の情報を参照する。ここで、特徴量としては、ショット長(例えば、該ショットのフレームの数)の値や、コーナー先頭フレームの場合に与えられる値や、代表フレームに顔領域が存在する場合に与えられる値が挙げられる。なお、ショットは、特許請求の範囲における「シーン」に当たる。
【0046】
また、上記シナリオデータの作成に際しては、インデキシング部18は、算出した評価値を評価し、所定の基準を満たす場合にそのショットを特定するための情報を抽出していく。なお、シナリオデータは、複数種類作成される。
【0047】
なお、インデキシング部18における処理の詳しい内容については、追って説明する。
【0048】
また、データ保持部19は、インデキシング部18により検出されたデータ等を保持するものであり、具体的には、インデキシング部18により検出された検出結果を記憶しておくための検出結果記憶テーブル(図2参照)や、該検出結果記憶テーブルに記憶されたデータに基づいて所定のデータを記憶するための特徴量記憶テーブル(図3参照)が設けられている。
【0049】
また、重み係数テーブル20は、上記評価関数を演算する際に使用される重み係数のデータを保持するものであり、具体的には、図4に示すような重み係数テーブルが記憶されている。この重み係数テーブルは、ショット長、コーナー先頭か否か、顔領域があるかについて重み係数が記憶されていて、ジャンルごとに優先度に応じて複数の組み合わせが記憶されている。つまり、優先度が最も高い場合には、そのジャンルにとって最も適切な重み係数の組み合わせとなっている。
【0050】
ここで、ショット長、コーナー先頭か否か、顔領域についての重み係数の1つの組み合わせが、上記「重み係数群」に当たる。例えば、図4の例で、ニュースにおける優先度1の重み係数0.1、0.7、0.2が重み係数群を構成する。また、あるジャンルにおいて、優先順位に従い設けられた複数の重み係数群が上記重み係数群集合に当たる。つまり、図4の例で、ニュースにおける優先度1〜3の各重み係数の組み合わせが重み係数群集合を構成する。
【0051】
また、AVデータ保持部22は、エンコーダ16から送られたAVデータを保持するためのものである。また、シナリオ保持部24は、上記シナリオデータを保持するものである。シナリオデータは複数種類作成されるので、作成された複数種類のシナリオデータが保持されることになる。つまり、シナリオ保持部24は、複数のシナリオデータを記憶するシナリオデータテーブル(図5参照)を有している。
【0052】
また、再生データ選択部26は、ユーザーが操作を行うための操作部であり、例えば、リモコンにより構成される。この操作部は、特に、ユーザーがダイジェスト再生を行う場合に用いるものである。つまり、見たい番組を選択したり、再生するシナリオを選択したりするのに用いる。
【0053】
また、ナビゲーション制御部28は、再生データ選択部26からのデータに基づき、所定のシナリオデータをシナリオ保持部24から読み出し、AVデータ読出し部30に送る。
【0054】
また、AVデータ読出し部30は、ナビゲーション制御部28から送られたデータに基づきAVデータ保持部22に保持されたAVデータから所定のデータを読み出して、デコーダ32に送るものである。
【0055】
また、デコーダ32は、MPEGデコーダであり、送られたAVデータを復号するものである。
【0056】
なお、上記ナビゲーション制御部28と、AVデータ読出し部30と、デコーダ32と、D/A変換部34と、モニタ36等は、上記シナリオ再生手段として機能する。
【0057】
なお、映像情報記録再生装置Aを構成する上記各部については、それぞれを各機能を有する装置として構成してもよいし、一部の構成を所定の処理を実行するためのプログラムと、該プログラムに基づき処理を実行するCPUにより構成してもよい。
【0058】
つまり、各部を装置により構成する場合には、例えば、上記データ分離部10は、EPGデータとAVデータとに分離する機能を有する装置として構成し、エンコーダ16についても、符号化装置により構成する。また、EPGデータ保持部14,重み係数テーブル20、AVデータ保持部22、シナリオ保持部24は、記憶装置により構成されることになる。
【0059】
また、一部の構成を所定の処理を実行するためのプログラムと、該プログラムに基づき動作するCPUにより構成する場合には、各種プログラムが格納された記憶装置と、該プログラムに基づき処理を実行するCPUにより構成し、該各種プログラムとしては、データ分離部10が行なう処理を実行するためのプログラムや、番組付加情報抽出部12が行なう処理を実行するためのプログラムや、エンコーダ16が行なう処理を実行するためのプログラムや、インデキシング部18が行なう処理を実行するためのプログラムや、ナビゲーション制御部28が行なう処理を実行するためのプログラムや、AVデータ読出し部30が行なう処理を実行するためのプログラムや、デコーダ32が行なう処理を実行するためのプログラム等が挙げられる。
【0060】
上記構成の映像情報記録再生装置Aの動作について説明する。まず。EPGデータとAVデータとが含まれたアナログAVデータが受信部(図示せず)を介して映像情報記録再生装置Aに入力されると、図示しない復調部において復調された後に、データ分離部10に入力される。そして、該AVデータは、データ分離部10において、該EPGデータとAVデータとに分離される。EPGデータは、A/D変換部11においてA/D変換された後に番組付加情報抽出部12に送られ、また、AVデータは、A/D変換部15においてA/D変換された後にエンコーダ16に送られる。
【0061】
番組付加情報抽出部12は、EPGデータから必要なデータ、例えば、ジャンルや番組タイトルのデータを抽出し、該抽出したデータをEPGデータ保持部14に送る。送られたデータは、EPGデータ保持部14に保持される。
【0062】
一方、エンコーダ16は、送られたAVデータをMPEGの規格に従い圧縮符号化し、符号化されたAVデータをMPEGストリームとしてAVデータ保持部22とインデキシング部18に送る。AVデータ保持部22では、AVデータが記憶される。このAVデータ保持部22への記憶が、上記映像情報記憶工程に当たる。
【0063】
なお、上記デジタルAVデータの場合の構成では、デジタルAVデータが直接分離部10に入力され、EPGデータは番組付加情報抽出部12に送られ、また、AVデータは、インデキシング部18とAVデータ保持部22に送られる。
【0064】
また、インデキシング部18では、図6に示すフローチャートの処理や図7のフローチャートの処理が行われる。
【0065】
つまり、エンコーダ16からAVデータが送られているか否かを判定すること等により、録画中の番組が終了したか否かが判定され(S10)、番組が終了したら処理は終了する。一方、番組が終了していない場合には、ステップS11に移行して、処理の対象となる対象フレームを特定する(S11)。これは最初のフレームから順次対象フレームとして特定されることになる。
【0066】
次に、そのフレームの位置(時間的な位置)において無音検出を行うか否かが判定される(S12)。これは、無音検出はフレーム間隔よりも長い時間間隔ごとに行なうために、このような判定が設けられているもので、このステップS12においては、複数回に1度の割合で無音検出を行う旨の判定がなされる。
【0067】
そして、無音検出を行う場合には、そのフレームの位置が無音となっているか否かが判定される(S13)。つまり、音声レベルが予め設定したしきい値を越えているか否かを判定することにより、無音が否かが判定される。
【0068】
そして、無音である場合には、対応するフレーム番号を記憶しておく(S14、S15)。これは、インデキシング部18自身において保持しておいてもよいし、データ保持部19に記憶させておいてもよい。一方、無音でない場合には、ステップS16に移行する。
【0069】
ステップS16では、最後の無音から所定時間が経過したか否かが判定される(S16)。つまり、ステップS15において、無音と検出された位置のフレームのフレーム番号が記憶されていくので、この記憶されたデータに従って、最後に無音と判定された位置から所定時間経過しているか否かが判定される。これは、最後に無音になってから所定時間無音が検出されない場合に初めて該最後の無音の位置をコーナー先頭とすることから、このような判定を設けるのである。そして、最後の無音から所定時間が経過している場合には、その最後の無音の位置のフレーム番号をコーナー先頭である旨のデータとともに検出結果記憶テーブル(図2参照)に記憶する。なお、コーナー先頭のデータを記憶した後にも有音区間が続いている場合に、さらに、コーナー先頭のデータを記憶する必要はないので、上記ステップS16では、最後の無音の位置のフレーム番号がコーナー先頭として記憶されていないことも判定され、記憶されていない場合に、ステップS17に移行することになる。つまり、ステップS16では、最後の無音から所定時間が経過したか否かが判定されるとともに、最後の無音の位置のフレーム番号がコーナー先頭として記憶されていないことも判定され、最後の無音から所定時間が経過し、かつ、最後の無音の位置のフレーム番号がコーナー先頭として記憶されていない場合に、ステップS17で、その最後の無音の位置のフレーム番号をコーナー先頭として記憶することになる。
【0070】
例えば、図2、図9に示す例において、フレーム番号l+2のフレームの位置において無音と検出され、その後所定時間無音が検出されなかったことにより、該フレーム番号l+2のデータとコーナー先頭である旨のデータが検出結果記憶テーブルに記憶されたものである。フレーム番号n+2のフレームについても同様である。
【0071】
次に、カット検出を行う(S18)。これは、前のフレームと連続性があるか否かを判定することにより行われ、AVデータにおいてカメラが切り替わる等物理的にフレーム間で連続性がなくなった場合に、連続性がないものと判定される。前のフレームと連続性がないと判定された場合に、対象フレームがカット点となる。このようなカット検出の方法については、すでに種々の手法が提案されており、例えば、J.Mengらによる「“Scene Change Detection in a MPEG Compressed Video Sequence”,SPIE Proceeding Vol.2419 February 1995」が提案する方法を用いることでMPEG−1やMPEG−2の映像ストリームから効率的にカット検出を実行することが可能となる。ステップS18におけるカット検出によりカット点が検出されたら、対象フレームのフレーム番号をカット点である旨のデータとともに検出結果記憶テーブルに記憶する(S19、S20)。一方、カット点でないと検出された場合には、ステップS21に移行する(S19)。
【0072】
例えば、図2、図9に示す例において、フレーム番号m+1のフレームにおける判定においては、前フレームであるフレーム番号mのフレームとの連続性がないと判定されたことにより、フレーム番号m+1のデータがカット点である旨のデータとともに検出結果記憶テーブルに記憶されたものである。フレーム番号n+1のフレームについても同様である。
【0073】
次に、対象フレームが代表フレームか否かが判定される(S21)。この代表フレームとは、カット点に当たるフレームから所定フレーム目のフレームをいい、例えば、カット点に当たるフレームから3番目のフレームを代表フレームと規定した場合には、対象フレームが、カット点に当たるフレームから3番目のフレームであるか否かが判定される。
【0074】
そして、代表フレームであると判定された場合には、フレーム中に顔領域が存在するか否かが判定される(S22)。つまり、フレーム中に顔の画像が存在するか否かを判定する。この顔領域検出もすでに種々の手法が提案されており、例えば、H.Wangらによる「“A Highly Efficient System for Automatic Face Region Detection in MPEG Video”,IEEE TCSVT」が提案する方法を用いることが可能である。ステップS22における顔領域検出により対象フレームにおいて顔領域が検出された場合には、そのフレームのフレーム番号を顔領域を含むフレームである旨のデータとともに検出結果記憶テーブルに記憶する(S23、S24)。一方、顔領域を含まない場合には、その対象フレームについての処理を終了し、ステップS10に戻る。
【0075】
なお、ステップS21の判定において対象フレームが代表フレームでない場合には、その対象フレームについての処理を終了し、ステップS10に戻る。
【0076】
例えば、図2、図9に示す例において、フレーム番号n+4のフレームにおける判定においては、該フレームが代表フレームであり、かつ、顔領域が検出されたとして、フレーム番号n+1のデータが顔領域が存在する旨のデータとともに検出結果記憶テーブルに記憶されたものである。なお、図9において、フレーム番号m+4のフレームも代表フレームであるが、顔領域が存在しないとして、フレーム番号m+4についてのデータは検出結果記憶テーブルには記憶されていない。
【0077】
ある対象フレームについて、ステップS12〜S24までの処理が終了したら、ステップS25に移行して、ショットの評価を行う。このショットの評価の詳細については後述する。その後は、ステップS11において、その次のフレームを対象フレームに特定して同じようにステップS12〜S24までの処理を繰り返していく。このようにして、最後のフレームまで処理を行っていき、検出結果記憶テーブルに検出結果を記憶していく。
【0078】
なお、各フレームごとに順次処理を行っていくに従い、検出結果記憶テーブルにデータが記憶されていくわけであるが、インデキシング部18においては、検出結果記憶テーブルへ順次記憶されるデータに基づいて図3に示す特徴量記憶テーブルにも記憶を行っていく。この特徴量記憶テーブルは、各ショット番号ごとに、先頭フレームと、最終フレームと、ショット長と、ショット長判定値と、コーナー先頭である場合の特徴量と、顔領域が存在する場合の特徴量と、評価の処理が完了しているか否かが記憶されるようになっている。
【0079】
つまり、1つのショットは、カット点のフレームから次のカット点の手前のフレームにより構成されるので(先頭のショットについては、先頭のフレームから最初のカット点の手前のフレームまで)、各ショットごとに各データを記憶していく。つまり、先頭フレームについては、そのショットの先頭フレームのフレーム番号を記憶し、最終フレームはそのショットの最終フレームのフレーム番号を記憶し、ショット長は、そのショットにおけるフレーム数を記憶する。ショット長判定値は、ショット長があるしきい値よりも大きい場合には1とし、該しきい値以下の場合には0とする。このように、ショット長があるしきい値よりも大きい場合に与えられる値が、上記シーン長さ特徴量に当たる。また、コーナー先頭である場合の特徴量については、そのショット内にコーナー先頭である旨のデータが記憶されているフレームがある場合には1とし、一方、そのショット内にコーナー先頭である旨のデータが記憶されているフレームが1つもない場合には0とする。このように、そのショット内にコーナー先頭である旨のデータが記憶されているフレームがある場合に与えられる値が、上記音声レベル特徴量に当たる。同じように、顔領域が存在する場合の特徴量についても、そのショット内に顔領域が存在する旨のデータが記憶されているフレームがある場合には1とし、一方、そのショット内に顔領域が存在する旨のデータが記憶されているフレームが1つもない場合には0とする。このように、そのショット内に顔領域が存在する旨のデータが記憶されているフレームがある場合に与えられる値が、上記顔領域特徴量に当たる。つまり、ショット長判定値と、コーナー先頭と、顔領域については、2値とする。
【0080】
なお、上記シーン長さ特徴量や、音声レベル特徴量や、顔領域特徴量は、インデキシング部18により検出されるわけであるが、この場合のインデキシング部18は、上記シーン長さ特徴量検出手段や、音声レベル特徴量検出手段や、顔領域特徴量検出手段として機能するといえる。また、上記のように、各特徴量が検出される工程が上記特徴量検出工程に当たる。
【0081】
なお、評価の処理が完了しているか否かに関しては、そのショットについてステップS25における評価が完了した場合には、その旨のデータ(例えば、1)を記憶する。このようにして、検出結果記憶テーブルにデータを順次記憶していくに伴い、特徴量記憶テーブルにも順次データが記憶されていく。
【0082】
この特徴量記憶テーブルへの記憶のタイミングは、特徴量記憶テーブルへの記憶が可能になったタイミングで任意に行えばよいが、例えば、上記ステップS17、S20、S24における検出結果記憶テーブルへの記憶のタイミングにおいて同時に行えばよい。例えば、あるカット点が検出された場合には、そのカット点の手前にあるショットの最終フレームと、次のショットの先頭フレームの番号が分かるので、ステップS20において検出結果記憶テーブルにカット点のデータを書き込むのと同時に、特徴量記憶テーブルにも書込みを行なう。ショット長やショット長判定値についても、最終フレームのデータが分かれば算出可能であるので、書込み可能である。また、顔領域が存在する場合の特徴量についても、あるカット点が検出された場合には、その手前のショット内に顔領域の存在するフレームがある場合には、ステップS20において検出結果記憶テーブルにカット点のデータを書き込むのと同時にその旨のデータを書き込む。なお、コーナー先頭である場合の特徴量については、最後の無音から所定時間経過しないとコーナー先頭であることが分からないので、ステップS17において検出結果記憶テーブルに書き込みを行なうのと同時に行なう。また、評価の処理が完了しているか否かについては、あるショットについてステップS25の処理が完了した場合に、その旨のデータを書き込む。
【0083】
以上のようにインデキシング部18が特徴量の検出を行うわけであるが、その際のインデキシング部18は、上記特徴量検出手段として機能する。
【0084】
次に、ステップS25におけるショットの評価について、図7等を使用して説明する。
【0085】
まず、未処理のショットがあるか否かが判定される(S30)。つまり、ステップS25における評価を行っていないショットがあるか否かが判定され、ある場合には、ステップS31に移行し、ない場合にはステップS25の処理を一旦終了して、ステップS10(図6参照)に戻る。ここで、ステップS25における評価を行っていないショットがあるか否かについては、特徴量記憶テーブルにおける評価の処理が完了しているか否かのデータに基づいて判定すればよい。
【0086】
また、ステップS31では、未処理のショットの直後のフレーム、つまり、未処理のショットの直後のカット点から所定時間が経過したか否かが判定される(S31)。これは、あるフレームがコーナー先頭であるか否かは、最後の無音から所定時間が経過しないと判明しないので、直後のカット点から所定時間が経過するまでは、該未処理のショットにコーナー先頭のデータが含まれる可能性があるからである。ステップS31において、所定時間が経過している場合には、S32に移行し、経過していない場合にはステップS25の処理を一旦終了して、ステップS10に戻る。
【0087】
ステップS32においては、EPGデータ保持部14に保持されているデータから処理対象のAVデータのジャンルについてのデータを読み出して取得する(S32)。
【0088】
次に、対象ショットについての特徴量を取得する(S33)。つまり、未処理ショットについての特徴量を特徴量記憶テーブルから読み出す。なお、未処理ショットが複数ある場合には、最初の未処理ショットについての特徴量を読み出す。
【0089】
次に、シナリオ番号を初期値にセットする(S34)。例えば、シナリオ番号を1とする。そして、各特徴量についての重み係数を重み係数テーブルから取得する(S35)。なお、重み係数はS32で取得したジャンルと、シナリオ番号に応じて選択して取得される。例えば、ステップS32で取得したAVデータのジャンルがニュースで、シナリオ番号が1の場合には、図4に示す重み係数テーブルに従い、ショット長については、0.1、コーナー先頭については0.7、顔領域については0.2の各重み係数を取得する。つまり、シナリオ番号1〜3は、重み係数テーブルにおける優先度1〜3に対応している。
【0090】
そして、所定の評価関数に従い評価値を算出する。つまり、各特徴量に重み付けを行って計算し評価値を算出する(S36)。評価関数の具体例としては、以下の評価関数を用いる。
【0091】
F=w1*v1+w2*v2+w3*v3
上記の評価関数において、w1、w2、w3は各重み係数を示し、v1、v2、v3は各特徴量を示す。つまり、各特徴量について、対応する重み係数を乗算した値の和を求める。例えば、ジャンルがニュースであるAVデータの場合に、図3に示すショット番号1のショットにおいては、F=0.1*1+0.7*1+0.2*0となり、Fの値が評価値となる。
【0092】
そして、算出された評価値と所定のしきい値とを比較し、評価値が該しきい値よりも大きい場合には、該ショットを特定するためのデータをシナリオデータテーブルに記憶する。具体的には、シナリオデータテーブルにおける所定のシナリオ番号に対応させて該ショットを特定するためのデータを書き込む。なお、該ショットを特定するためのデータとしては、該ショットにおける代表フレームのアドレスデータとする。これは、ダイジェスト再生する際には、該ショット内の所定の範囲のみを再生するものとするためである。なお、該所定の範囲を代表フレームから所定数のフレーム分(又は所定時間分)とし、この範囲を該ショットにおけるセグメントと呼ぶこととする。なお、このセグメントは、特許請求の範囲における「シーンの一部」に当たる。また、シナリオデータテーブルに書き込まれる代表フレームのアドレスデータは、上記「シーン又はシーンの一部を特定する情報である特定情報」に当たる。
【0093】
次に、全てのシナリオについて評価が完了したか否かが判定されて(S39)、完了してない場合には、シナリオ番号をインクリメントして次のシナリオについて評価を行なう。例えば、ニュースの場合に、シナリオ番号2について評価する場合には、図4に示す重み係数テーブルに従い、ショット長については、0.1、コーナー先頭については0.5、顔領域については0.4の各重み係数を取得して(S35)、その後同じように評価値を計算し(S36)、しきい値との比較を行って(S37)、しきい値を越えている場合に、シナリオデータテーブルへの書込みを行う。シナリオ番号3についても同様である。
【0094】
以上のようにして、全てのシナリオについて評価が完了したら、ステップS25の処理を完了して、ステップS10に戻る。このステップS25の処理も各ショットについて処理が行われて、逐次シナリオデータテーブルにデータが書き込まれていくことになる。このようにして、シナリオデータが記憶されていく。あるAVデータの最後まで処理が完了した際には、シナリオデータテーブルには、各シナリオ番号ごとに、評価値がしきい値を越えたショットの代表フレームのアドレスデータが記憶されていることになる。
【0095】
例えば、図5、図10の例においては、例えば、ショット番号11のショットでは、シナリオ番号1〜3の全てのシナリオについて評価値がしきい値を越えたことから、該ショットの代表フレームのアドレスデータが書き込まれている。また、ショット番号12のショットでは、シナリオ番号3の場合のみ評価値がしきい値を越えたことから、シナリオ番号3についてのみショット番号12のショットの代表フレームのアドレスデータが書き込まれている。
【0096】
なお、複数の番組について上記の処理が行われた場合には、各番組ごとにシナリオデータテーブルが記憶されることになる。
【0097】
なお、上記の説明では、ステップS25の処理は、図6に示す一連の処理の流れの中に存在するものとして説明したが、図6のフローチャートからステップS25を削除するとともに、図7のフローチャートを図6のフローチャートとは別に並行して行うようにしてもよい。
【0098】
以上のように、上記ステップS25の処理は、インデキシング部18により行われるが、この場合のインデキシング部18は上記評価手段として機能する。また、上記ステップS25は、上記評価工程に当たる。また、上記のようなシナリオテーブルへの書込みが、上記シナリオ記憶工程に当たる。
【0099】
次に、AVデータをダイジェスト再生する場合の動作について説明する。ユーザーが再生データ選択部26により、ダイジェスト再生したい番組を選択する。例えば、選択可能な番組がモニタ36に表示されるので、これらから番組を選択する。
【0100】
そして、ダイジェスト再生の操作を行うと、図8に示す処理に従い再生が行われる。つまり、ユーザーがダイジェスト再生の操作を行うと、その情報がナビゲーション制御部28に送られる。すると、ナビゲーション制御部28は、シナリオ保持部24から最も優先度の高いシナリオデータを読み出す(S50)。つまり、シナリオ番号1のシナリオにおけるアドレスデータを読み出してAVデータ読出し部30に送る。そして、AVデータ読出し部30では、最初のアドレスデータに基づいて、該アドレスデータを先頭フレームとするセグメントをAVデータ保持部22から読み出して、デコーダ32に転送する(S51)。すると、デコーダ32で該セグメントのデコードが行われて、D/A変換部34でD/A変換された後にモニタ36に再生される。そして、再生データ制御部26によりシナリオ変更の指示がない限り(S53)、AVデータ読出し部30は、順次送られたアドレスデータに基づいて対応するセグメントをAVデータ保持部22から読み出してデコーダ32に送ることにより、以後同様に再生される。つまり、シナリオ番号1として記憶されたアドレスデータに応じたセグメントのみが順次再生されるのである。
【0101】
一方、再生データ選択部26において、シナリオ変更の指示があった場合(S53)、つまり、次に優先度の高いシナリオ、つまり、シナリオ番号2のシナリオのシナリオデータがシナリオ保持部24から読み出される(S54)。つまり、選択されたシナリオについて記憶されたアドレスデータが読み出されて、AVデータ読出し部30に送られる。AVデータ読出し部30は、送られたアドレスデータに従って所定のセグメントを読み出し、デコーダ32に送り、デコーダ32でデコードされた後に再生されることになる。この場合に、変更されたシナリオに基づき最初から再生が行われる。さらに、シナリオ変更の指示があった場合には、次に優先度の高いシナリオ、つまり、シナリオ番号3のシナリオのシナリオデータが読み出されて再生される。なお、さらに下位の優先度のシナリオがない場合には、最も優先度の高いシナリオに戻って再生を行う。つまり、シナリオ番号が1〜3までの場合には、シナリオ番号3の再生中にシナリオ変更の指示があった場合には、シナリオ番号1に戻る。
【0102】
つまり、ダイジェスト再生の操作を行うと、最初は最も優先度の高いシナリオに基づき再生を行うが、途中でシナリオ変更が行われると、順次優先度が下位のシナリオに基づき再生が行われ、最下位のシナリオ再生中にシナリオ変更の指示があった場合には、最上位のシナリオに戻るのである。なお、上記ステップS53においては、シナリオをユーザが選択できるようにして、ステップS54において、選択されたシナリオに基づいて再生するようにしてもよい。
【0103】
なお、上記及び以下の説明におけるシナリオデータに従ったダイジェスト再生が上記シナリオ再生工程に当たる。
【0104】
なお、以下のように「通常モード」と「シナリオ選択モード」を設けて各モードを選択できるようにしてもよい。
【0105】
つまり、「通常モード」と「シナリオ選択モード」を選択する画面が表示されるので、ここで「通常モード」を選択したとする。
【0106】
すると、再生データ選択部26は、番組を特定するためのデータと、通常モードである旨のデータをナビゲーション制御部28に送る。すると、ナビゲーション制御部28は、番組を特定するためのデータに従い該番組についてのシナリオデータテーブルを選択する。そして、通常モードである旨のデータに基づいて、シナリオ番号1のシナリオを選択し、記憶されている代表フレームのアドレスデータをAVデータ読出し部30に送る。
【0107】
AVデータ読出し部30は、送られたアドレスデータに従って、AVデータ保持部22から所定のデータを読み出して、デコーダ32に送る。つまり、該アドレスデータが示すフレームから1セグメント分のデータを読み出して、デコーダ32に送る。
【0108】
すると、デコーダ32では、AVデータ読出し部30から送られたデータがデコードされて、D/A変換部34に送られてD/A変換された後にモニタ36に送られて再生される。
【0109】
つまり、シナリオ番号1として記憶されたアドレスデータに応じたセグメントのみが順次再生されるのである。例えば、図5の例では、ショット番号11におけるセグメントの次には、ショット番号15におけるセグメントが再生される。
【0110】
一方、上記シナリオ選択モードを選択した場合には、シナリオ選択画面が表示されるので、このシナリオ選択画面においてシナリオを選択することにより、選択されたシナリオに応じて再生が行われる。例えば、シナリオ番号2を選択した場合には、シナリオ番号2に記憶されたアドレスデータがシナリオ保持部24からナビゲーション制御部28を介してAVデータ読出し部30に送られるので、AVデータ読出し部30は、シナリオ番号2に記憶されたアドレスデータに従ってAVデータを読み出して再生されるのである。
【0111】
以上のように、本実施例の映像情報記録再生装置によれば、映像情報のジャンルごとに定められた基準に従ってシナリオデータが作成されて、該シナリオデータに基づきダイジェスト再生されるので、番組のジャンルが異なっても、番組のジャンルごとに最適なダイジェスト再生を行うことが可能となる。また、複数の基準に基づいてダイジェスト再生のシナリオが複数作成されるので、ユーザーは、異なる基準に基づいたシナリオデータによるダイジェスト再生を見ることができ、映像情報を概観しやすくなるとともに、重要シーンを見つけやすくなる。つまり、ある映像情報について、複数のシナリオデータが作成されるので、ダイジェスト再生に用いるシナリオデータを切り替えていくことにより、種々の基準に基づくダイジェスト再生を見ることができ、映像情報を概観しやすくなる。
【0112】
なお、ダイジェスト再生に際して、複数の番組を同時に再生するようにしてもよい。つまり、デコーダ32に動画サムネイル表示機能を設けることにより、図11も示すように、複数の番組のダイジェスト再生を同時にサムネイル再生するようにしてもよい。図11に示す例は、モニタ36の表示画面において、上段においては、ニュース***の番組がダイジェスト再生され、中段においては、ドラマAAAの番組がダイジェスト再生され、下段においては、ドラマ○○○の番組がダイジェスト再生される例である。
【0113】
つまり、再生データ選択部26により、複数の番組の同時ダイジェスト再生を指示することにより、各番組についてのシナリオデータがシナリオ保持部24から読み出されて、AVデータ読出し部30に送られて、AVデータ読出し部30では、AVデータ保持部22に記憶された各番組のAVデータからシナリオデータに従ってセグメントが読み出されて、デコーダ32に送られることになる。
【0114】
また、図12に示すように、あるシナリオデータに記憶されたアドレスデータに対応するセグメントをそれぞれ一列に表示する表示領域M1〜M3等を表示画面Mに設け、各表示領域にセグメントを繰り返し表示するようにしてもよい。例えば、図5の例で、ショット番号11に対応するセグメントを表示領域M1に繰り返し表示し、ショット番号15に対応するセグメントを表示領域M2に繰り返し表示する。また、表示領域M3には、ショット番号15の次にシナリオデータに記憶されているショット番号に対応するセグメントが表示されることになる。つまり、各セグメントを時間的に前から後ろに行くに従い、表示画面Mの左から右に配置し、そのうちの複数個(例えば、図12に示すように3つ)のみを表示するようにし、他のセグメントはユーザーが入力装置を左又は右に操作することにより1画面ずつずれて表示できるようにする。
【0115】
このようにすることにより、ある番組の重要シーンを一度に見ることができ、その番組の概要を即座に知ることが可能となる。
【0116】
なお、同じシナリオに基づきながらもダイジェスト再生時間が異なるシナリオを用意することにより、再生時間の長いシナリオを選択した場合には、より詳細に各シーンを見ることができるようにしてもよい。
【0117】
これは、同じ重み係数の組み合わせを用いながらステップS37で用いるしきい値を異ならせることにより可能である。例えば、図4の例で、ニュースにおいて優先度1の重み係数(ショット長については、0.1、コーナー先頭については0.7、顔領域については0.2)を用いて評価値を算出し、しきい値と比較するが、この際、複数のしきい値を用意して判定を行う。例えば、しきい値aとしきい値b(しきい値a>しきい値b)とを用意し、評価値としきい値aとの比較結果に基づいたシナリオデータをシナリオ番号1−1とし、評価値としきい値bとの比較結果に基づいたシナリオデータをシナリオ番号1−2としてそれぞれをシナリオデータテーブルに書き込む。この場合、しきい値bの方がしきい値aよりも小さいので、シナリオデータとして書き込まれるアドレスデータの数もしきい値bの方が多くなる可能性が高くなる。
【0118】
そして、ダイジェスト再生に際して、シナリオ番号1−1とシナリオ番号1−2のいずれかを選択できるようにすることにより、同じ重み係数の組み合わせにより作成されたシナリオであるにも拘わらず、再生時間の異なるように構成することが可能となる。
【0119】
なお、ダイジェスト再生をする場合に、どのようなシナリオに基づいて再生をしているのかが分かるようにしておくことが好ましい。つまり、シナリオの内容が分かるように、再生画面中に表示を行う。例えば、図4の例では、ニュースにおいて、シナリオ番号1のシナリオ(つまり、優先度1のシナリオ)では、コーナー先頭をかなり評価するので、例えば、「コーナー先頭多いモード」と再生画面の端位置等に表示し、シナリオ番号2のシナリオでは、コーナー先頭を評価するもののシナリオ番号1ほどではないので、例えば、「コーナー先頭やや多いモード」と表示し、シナリオ番号3のシナリオでは、コーナー先頭と顔領域とを等分に評価しているので、例えば、「コーナー先頭、顔領域やや多いモード」等と表示する。
【0120】
なお、上記の説明では、特徴量の基礎として、ショット長や、コーナー先頭であることや、顔領域があることを例に挙げたが、これだけには限られず、例えば、テロップがあること等他の特徴量の基礎を併用してもよい。
【0121】
【発明の効果】
本発明に基づく映像情報記録再生装置及び映像情報記録再生方法によれば、映像情報のジャンルごとに定められた基準に従ってシナリオが作成されて、該シナリオに基づきダイジェスト再生されるので、番組のジャンルが異なっても、番組のジャンルごとに最適なダイジェスト再生を行うことが可能となる。
【0122】
また、本発明に基づく映像情報記録再生装置及び映像情報記録再生方法によれば、複数の基準に基づいてダイジェスト再生のシナリオが複数作成されるので、ユーザーは、異なる基準に基づいたシナリオによるダイジェスト再生を見ることができ、映像情報を概観しやすくなるとともに、重要シーンを見つけやすくなる。例えば、登場人物を把握したい場合には、顔領域が存在するシーンに重きをおいた基準に従ったシナリオを再生すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に基づく映像情報記録再生装置の構成を示すブロック図である。
【図2】検出結果記憶テーブルの構成を示す説明図である。
【図3】特徴量記憶テーブルの構成を示す説明図である。
【図4】重み係数テーブルの構成を示す説明図である。
【図5】シナリオデータテーブルの構成を示す説明図である。
【図6】本発明の実施例に基づく映像情報記録再生装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本発明の実施例に基づく映像情報記録再生装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の実施例に基づく映像情報記録再生装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明の実施例に基づく映像情報記録再生装置の動作を説明するための説明図である。
【図10】本発明の実施例に基づく映像情報記録再生装置の動作を説明するための説明図である。
【図11】再生における表示の一例を示す説明図である。
【図12】再生における表示の一例を示す説明図である。
【符号の説明】
A 映像情報記録再生装置
10 データ分離部
11、15 A/D変換部
12 番組付加情報抽出部
14 EPGデータ保持部
16 エンコーダ
18 インデキシング部
19 データ保持部
20 重み係数テーブル
22 AVデータ保持部
24 シナリオ保持部
26 再生データ選択部
28 ナビゲーション制御部
30 AVデータ読出し部
32 デコーダ
34 D/A変換部
36 モニタ

Claims (8)

  1. 映像情報の記録・再生を行う映像情報記録再生装置であって、
    映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、
    映像情報における各シーンごとに複数種類の特徴量を検出する特徴量検出手段と、
    映像情報のジャンルごとに定められた基準で、該特徴量を評価するための基準に従い、検出された特徴量を評価する評価手段と、
    上記評価手段が、各特徴量について重み付けを行なうための重み係数が各特徴量ごとに設けられた重み係数群が、複数種類のジャンルについてそれぞれ設けられた重み係数記憶部と、
    該評価手段による評価結果に基づき、該シーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を記憶することにより、該特定情報からなるシナリオデータを記憶するシナリオ記憶手段と、
    該シナリオ記憶手段に記憶されたシナリオデータに基づいて、該映像情報記憶手段に記憶された映像データから、所定のシーン又は該シーンの一部を読み出して再生を行うシナリオ再生手段とを有し、
    上記評価手段は、映像情報のジャンルに対応する重み係数群を用いて特徴量を評価することを特徴とする映像情報記録再生装置。
  2. 映像情報の記録・再生を行う映像情報記録再生装置であって、
    映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、
    映像情報における各シーンごとに複数種類の特徴量を検出する特徴量検出手段と、
    該特徴量検出手段により検出された特徴量を複数種類の基準に従いそれぞれ評価する評価手段と、
    上記評価手段が、各特徴量について重み付けを行なうための重み係数が各特徴量ごとに設けられた重み係数群が優先順位に従い複数設けられた重み係数記憶部と、
    該評価手段による評価結果に基づき、該シーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を各基準ごとに記憶することにより、各基準ごとに該特定情報からなるシナリオデータを記憶するシナリオ記憶手段と、
    該シナリオ記憶手段に記憶されたシナリオデータのうちの所定の基準に基づくシナリオデータに基づいて、該映像報記憶手段に記憶された映像データから、所定のシーン又は該シーンの一部を読み出して再生を行うシナリオ再生手段とを有し、
    上記評価手段は、各重み係数群を用いてそれぞれ特徴量を評価することにより、該特徴量を複数種類の基準に従い評価することを特徴とする映像情報記録再生装置。
  3. 映像情報の記録・再生を行う映像情報記録再生装置であって、
    映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、
    映像情報における各シーンごとに複数種類の特徴量を検出する特徴量検出手段と、
    該特徴量検出手段により検出された複数種類の特徴量を、映像情報のジャンルごとに定められた基準に従いそれぞれ評価する評価手段と、
    上記評価手段が、各特徴量について重み付けを行なうための重み係数が各特徴量ごとに設けられた重み係数群が、複数種類のジャンルについてそれぞれ設けられた重み係数記憶部と、
    該評価手段による評価結果に基づき、該シーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を各基準ごとに記憶することにより、各基準ごとに該特定情報からなるシナリオデータを記憶するシナリオ記憶手段と、
    該シナリオ記憶手段に記憶されたシナリオデータのうちの所定の基準に基づくシナリオデータに基づいて、該映像報記憶手段に記憶された映像データから、所定のシーン又は該シーンの一部を読み出して再生を行うシナリオ再生手段とを有し、
    上記評価手段は、映像情報のジャンルに対応する重み係数群を用いてそれぞれ特徴量を評価することにより、該特徴量を複数種類の基準に従い評価することを特徴とする映像情報記録再生装置。
  4. 映像情報の記録・再生を行う映像情報記録再生装置であって、
    映像情報を記憶する映像情報記憶手段と、
    映像情報における各シーンごとに複数種類の特徴量を検出する特徴量検出手段と、
    該特徴量検出手段により検出された複数種類の特徴量を、映像情報のジャンルごとに定められた基準に従いそれぞれ評価する評価手段と、
    上記評価手段が、重み係数群集合であって、各特徴量について重み付けを行なうための重み係数が各特徴量ごとに設けられた重み係数群が優先順位に従い複数設けられた重み係数群集合を複数のジャンルについてそれぞれ有する重み係数記憶部と、
    該評価手段による評価結果に基づき、該シーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を各基準ごとに記憶することにより、各基準ごとに該特定情報からなるシナリオデータを記憶するシナリオ記憶手段と、
    該シナリオ記憶手段に記憶されたシナリオデータのうちの所定の基準に基づくシナリオデータに基づいて、該映像報記憶手段に記憶された映像データから、所定のシーン又は該シーンの一部を読み出して再生を行うシナリオ再生手段とを有し、
    上記評価手段は、映像情報のジャンルに対応する重み係数群集合における複数の重み係数群を用いてそれぞれ特徴量を評価することにより、該特徴量を複数種類の基準に従い評価することを特徴とする映像情報記録再生装置。
  5. 上記評価手段は、各特徴量と対応する重み係数とを乗算した値を積算した値を、所定のしきい値と比較し、該積算した値が該所定のしきい値よりも大きいか否かを判定することを特徴とする請求項1あるいは3に記載の映像情報記録再生装置。
  6. 上記評価手段は、各特徴量と対応する重み係数とを乗算した値を積算した値を、所定のしきい値と比較し、該積算した値が該所定のしきい値よりも大きいか否かを判定することを特徴とする請求項2あるいは4に記載の映像情報記録再生装置。
  7. 上記シナリオ記憶手段は、上記積算した値が上記所定のしきい値よりも大きい場合に、そのシーン又は該シーンの一部を特定する情報である特定情報を記憶していくことを特徴とする請求項5あるいは6に記載の映像情報記録再生装置。
  8. 上記評価手段は、評価に用いる複数種類のしきい値を有し、各しきい値に基づいて評価を行い、また、上記シナリオ記憶手段は、各しきい値に基づく評価結果に基づき、各しきい値ごとにシナリオデータを記憶することを特徴とする請求項5ないし7の何れかに記載の映像情報記録再生装置。
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