JP4037741B2 - 回転型電子部品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は種々の電子部品に用いられる回転型電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、車載用のエアコンディショナー等種々の電子機器をコントロールするための電子部品として回転型エンコーダ等の回転型電子部品が用いられている。
【0003】
このような従来の回転型電子部品について説明すると、図9に示すように、前記回転型電子部品41は、基部47と、前記基部47から軸方向上方に延設された固定側軸部48と、前記基部47から軸方向上方に延設された側壁部49と、を有する固定体42を備えており、この基部47の表面には、摺動子片53が装着されている。
【0004】
また、前記回転型電子部品41は、前記固定側軸部48に対して回転可能に装着された回転側軸部51を有する回転体43を備えており、この回転体43には、導電パターン50が前記摺動子片53に対向するように固着されている。さらに、前記回転体43には、前記回転側軸部51から外方向に突出するように回転側ストッパ44が形成されているとともに、クリック用部材(図示せず)が固着されている。
【0005】
さらにまた、前記回転型電子部品41は、前記クリック用部材に対向するように配置されたクリック用溝(図示せず)が形成された固定板56を有し、この固定板56の底面には、下方に突出するように固定側ストッパ45が形成されている。そして、前記固定体42とこの固定板56とにより筐体を構成している。
【0006】
このような回転型電子部品41は、前記回転体43を回転させて、前記回転側ストッパ44を前記固定側ストッパ45の形成位置まで移動させると、前記回転側ストッパ44の側面が前記固定側ストッパ45の側面に当接して前記回転体43の回転が停止する。これにより、前記回転型電子部品41においては、回転体43の回転角度が規制されるようになっていた(例えば、特許文献1)。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−243848号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記回転体43が絶縁材等の合成樹脂材料の柔軟な材料によって構成されている場合、前記回転側ストッパ44は、変形し、さらに前記回転体43を回転させようとして大きな力を加えると前記固定側ストッパ45に乗り上げてしまうおそれがあった。このような場合には、前記固定側ストッパ45および前記回転側ストッパ44によるストッパ強度が低下してしまい前記回転体43の回転角度を十分に規制することができないことがあった。また、前記回転側ストッパ44は、前記固定側ストッパ45に乗り上げたことによる変形によって損傷してしまうおそれがあるという問題を有していた。
【0009】
本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、回転体の回転角度を確実に規制し、回転側ストッパの損傷を防止することができる回転型電子部品を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明に係る回転型電子部品は、板状の基部を有する筐体と、前記筐体に対して回転可能に装着された回転側軸部およびこの回転側軸部から外周方向に延設され前記基部に対向するように形成された鍔部を有する回転体と、摺動子片および前記回転体の回転により前記摺動子片に摺動するように配置された導電パターンと、前記回転体における鍔部の表面または裏面に形成された回転側ストッパと、前記筐体のうち前記回転側ストッパに当接する位置に形成された固定側ストッパとを有してなり、前記鍔部の表面または裏面のいずれか他方における前記回転側ストッパの形成位置に相当する位置に、対向する面に近接するような当接部を突出形成し、前記当接部は、前記回転体の一方向への回転によって前記回転側ストッパが前記固定側ストッパに当接した後、さらに前記回転体が前記一方向に回転されることにより、前記筐体に当接することを特徴とする。
【0011】
この本発明に係る回転型電子部品によれば、回転側ストッパが固定側ストッパに当接して鍔部および回転側ストッパが上方または下方に移動したときであっても当接部が対向する面に当接するので、鍔部および回転側ストッパがこれ以上移動することはない。これにより、前記鍔部および前記回転側ストッパが変形してしまうのを防止することができる。
【0012】
また、本発明に係る他の回転型電子部品は、前記摺動子片を半環状に形成して前記鍔部の表面に装着し、前記導電パターンを前記摺動子片に対向するように配置し、前記当接部を前記鍔部の表面であって前記摺動子片の装着位置に相当する部分とは異なる位置に形成したことを特徴とする。
【0013】
この本発明に係る他の回転型電子部品によれば、当接部は、鍔部の表面における摺動子片の装着位置に相当する部分とは異なる位置に形成されているので、当接部を摺動子片の装着位置の外周部分に相当する位置に形成する場合と比較して、鍔部の径を小さく形成することができる。
【0014】
さらに、本発明に係る他の回転型電子部品は、板状の基部を有する筐体と、前記筐体に対して回転可能に装着された回転側軸部およびこの回転側軸部から外周方向に延設され前記基部に対向するように形成された鍔部を有する回転体と、摺動子片および前記回転体の回転により前記摺動子片に摺動するように配置された導電パターンと、前記回転体における鍔部の表面または裏面に形成された回転側ストッパと、前記筐体のうち前記回転側ストッパに当接する位置に形成された固定側ストッパとを有してなり、前記筐体のうち前記回転側ストッパが前記固定側ストッパに当接したときの前記回転側ストッパの停止位置に相当する部分に対向する位置に、当接部を突出形成し、前記当接部は、前記回転体の一方向への回転によって前記回転側ストッパが前記固定側ストッパに当接した後、さらに前記回転体が前記一方向に回転されることにより、前記回転体に当接することを特徴とする。
【0015】
この本発明に係る他の回転型電子部品によれば、回転側ストッパが固定側ストッパに当接して鍔部および回転側ストッパが上方または下方に移動したときであっても、当接部が鍔部における回転側ストッパの停止位置に相当する部分に当接するので、前記鍔部および前記回転側ストッパがこれ以上移動することはない。これにより、前記鍔部および前記回転側ストッパが変形してしまうのを防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る回転型電子部品の実施形態を図1から図8を参照して説明する。ここで、本実施形態においては、回転型電子部品として回転型エンコーダを用いて説明する。
【0017】
図1は、回転型エンコーダの一実施形態を示す平面図であり、図2は、図1に示す回転型エンコーダを示すA−Aにおける断面側面図である。
【0018】
図1および図2に示すように、回転型エンコーダ1は、絶縁材である合成樹脂等の材料によって構成された固定体2を有する。この固定体2は、図3および図4に示すように、平面形状が略八角形状であって内側に円形状の貫通孔3を有する板状の基部4と、この基部4における前記貫通孔3の外縁を基端として軸方向上方に延設された固定側軸部としての固定側筒部5と、前記基部4の外縁を基端として軸方向上方に前記固定側筒部5よりも短い高さ寸法によって延設された側壁部6とを備えている。この固定体2における基部4の表面には、位置決め用の2つの小突起27が突設されている。また、前記側壁部6の表面縁には、位置決め用の2つの小突起7が突設されており、この側壁部4における内面の下端部分の一部分には、前記固定側筒部5の方向に突出するように固定側ストッパ28が形成されている。
【0019】
また、前記固定体2における基部4の表面には、クリック用部材としての環状のクリック用板ばね8が装着されている。このクリック用板ばね8の外周縁における前記各小突起27の形成位置に対応する位置には、突部(図示せず)が外方向に突設されており、またこれら各突部には、位置決め用孔(図示せず)が前記各小突起27に対応するように形成されている。そして、前記クリック用板ばね8は、前記固定体2の基部4に形成された各小突起27と前記各位置決め用孔とを嵌合させることにより、前記固定体2の基部4の表面に固定されるようになっている。
【0020】
さらに、前記回転型エンコーダ1は、絶縁材である合成樹脂等の材料によって構成された回転体10を有する。この回転体10は、図5ないし図7に示すように、前記固定側筒部5の外側に回転可能に装着された回転側軸部としての回転側筒部11と、この回転側筒部11の一端縁から前記回転側筒部11の軸を中心として外方向に前記固定側筒部11に対して直交する角度によって延設された鍔部12とを備えている。この鍔部12は、前記固定体2の表面であって前記側壁部6の内側に嵌る程度の大きさに形成されている。また、この鍔部12の裏面には、複数のクリック用溝13が形成されており、この鍔部12の裏面における外周部分の一部分であって前記クリック用板ばね8が接しない位置には、前記クリック用溝13の外側に位置して下方に突出するように回転側ストッパ31が形成されている。さらに、この鍔部12の表面には、4つの小突起30が突設されており、この鍔部12の表面における前記回転側ストッパ31の形成位置に対応する位置には、上方に突出するように当接部32が形成されている。これによって、前記鍔部12の所定位置の表面には、前記当接部32が形成され、該所定位置の裏面には回転側ストッパ31が形成され、平面視した場合に前記当接部32と前記回転側ストッパ31とがオーバーラップするように配置されている。
【0021】
さらにまた、前記回転体10における鍔部12の表面には、半環状の摺動子片15が装着されており、前記当接部32は、この摺動子片15の装着位置とは異なる位置に形成されるようになっている。また、この摺動子片15における前記鍔部12の各小突起に対応する位置には、それぞれ位置決め用孔(図示せず)が形成されている。そして、前記摺動子片15は、前記回転体10の各小突起と前記各位置決め用孔とを嵌合させることにより、前記回転体10の鍔部12の表面に固定されるようになっている。
【0022】
また、前記回転型エンコーダ1は、前記固定体2の基部4と同じ大きさの平面形状が略八角形状の絶縁基板17を有し、前記回転体10の当接部32は、その表面がこの絶縁基板17の裏面に近接する程度の突出寸法に形成されている。さらに、前記絶縁基板17の内側には、前記回転体10における回転側筒部11の外面に嵌る大きさの貫通孔18が形成されており、前記絶縁基板17の裏面には、導電パターン19が形成されている。さらにまた、前記絶縁基板17における前記固定体2の側壁部6に突設された各小突起7に対応する位置には、それぞれ位置決め用孔20が形成されている。そして、この絶縁基板17は、前記固定体2の側壁部6に形成された各小突起7と前記各位置決め用孔20とを嵌合させることにより、前記固定体2の側壁部6の表面に固定されるようになっており、この状態において前記回転体10を回転させたとき、前記導電パターン19が前記摺動子片15に摺接されるようになっている。そして、この絶縁基板17と前記固定体2とによって、本発明に係る回転型電子部品における筐体を構成するようになっている。
【0023】
さらに、前記回転型エンコーダ1は、金属板により構成された枠体22を有しており、この枠体22は、前記回転体10の回転側筒部11の外面に嵌含する大きさの略環状の枠本体23と、前記枠本体23の外周縁から下方に延設される複数の(本実施形態においては6つの)取付部24と、前記枠本体23の外周縁から下方に延設される複数の端子25とを備えている。これら複数の取付部24のうち2つの取付部24a,24bは、前記枠体22が前記回転側筒部11の外側に嵌めるように装着されて前記各取付部24により前記固定体2と、前記回転体10と、前記絶縁基板17とを一体に保持するとき、前記固定体2における固定側ストッパ28の両端部に近接する位置に形成されている。
【0024】
そして、この回転型エンコーダ1は、前記枠体22の各取付部24により種々の電子機器に取り付けられるようになっている。
【0025】
次に、本実施形態の作用について説明する。
【0026】
まず、本回転型エンコーダ1は、回転体10を回転させると、各クリック溝13が固定体2に固定されたクリック用板ばね8に摺動される。これとともに、前記回転体10に固定された摺動子片15は、前記固定体10とともに回転して絶縁基板17の導電パターン19に摺動される。これにより、前記回転型エンコーダ1は、回転トルクを生じさせるとともに所定のクリック感を生じさせる。
【0027】
そして、このように前記回転体10を回転させると、回転側ストッパ31は、前記回転体10の回転により回転し、前記固定体2における固定側ストッパ28の形成位置まで到達したとき、その側面が前記固定側ストッパ28の側面に当接する。そして、さらに前記回転体10を回転させようとして大きな力を加えると、前記回転体10の鍔部12は少しだけ上方に浮き上がり、前記当接部32は、図8に示すように、前記絶縁基板17の裏面に当接する。これにより、前記鍔部12および前記回転側ストッパ31は、これ以上浮き上がることはない。そして、前記回転型エンコーダ1は、前記回転側ストッパ31が前記固定側ストッパ28に当接したことにより、前記回転体10の回転角度を規制する。
【0028】
本実施形態によれば、前記回転側ストッパ31の側面が前記固定側ストッパ28の側面に当接したとき、前記当接部32が前記絶縁基板17の裏面に当接するので、前記鍔部12および前記回転側ストッパ31がこれ以上上方に浮き上がることはなく、これにより前記鍔部12および前記回転側ストッパ31が変形してしまうのを防止することができる。
【0029】
したがって、このように前記鍔部12および前記回転側ストッパ31の変形を防止することにより、前記鍔部12および前記回転側ストッパ31の損傷を防止することができ、この結果、前記回転型エンコーダ1のストッパ強度を高めることができる。
【0030】
また、前記鍔部12および前記回転側ストッパ31が上方に浮き上がることはないので、前記回転側ストッパ31が前記固定側ストッパ28に乗り上げてしまうのを防止することができ、これにより、前記回転型エンコーダ1は、前記回転体10の回転角度を確実に規制することができる。
【0031】
さらに、当接部32は、前記鍔部12の表面における前記摺動子片15の装着位置に相当する部分とは異なる位置に形成されているので、前記当接部32を前記摺動子片15の装着位置の外周部分に相当する位置に形成する場合と比較して、前記鍔部12の径を小さく形成することができる。また、本実施形態によれば、前記摺動子片15が前記当接部32に当接することはないので、例えば前記当接部を前記固定体に形成する場合に前記摺動子片が前記当接部に当接しないように前記当接部を前記摺動子片の回転経路に相当する位置とは異なる部分、すなわち異なる半径に形成する場合と比較して、前記鍔部12の径を小さくすることができる。この結果、回転型エンコーダ1の外径寸法を小さくすることができる。
【0032】
さらにまた、枠体22の各取付部24a,24bは、前記固定側ストッパ28の両端部に近接する位置に形成されているので、絶縁基板17における前記固定側ストッパ28の形成位置に相当する部分を、前記各取付部24a,24bによって前記固定体2に確実に押さえつけることができる。このため、前記回転体10の当接部32が前記絶縁基板17における前記固定側ストッパ28の形成位置に相当する部分の裏面に当接したときであっても、前記絶縁基板17自体が上方に浮き上がるのを防止することができる。これにより、前記絶縁基板17とともに前記回転体10の鍔部12および前記回転側ストッパ31が上方に浮き上がることを防止することができるので、前記鍔部12および前記回転側ストッパ31の損傷を確実に防止することができるとともに、前記回転体10の回転角度を確実に規制することができる。
【0033】
さらに、当接部32と回転側ストッパ31とは、回転体10を平面視した場合にオーバーラップする位置に形成されている。このため、例えば当接部32と回転側ストッパ31とが離間して配置された場合には、前記当接部32と前記回転側ストッパ31との間の鍔部12が撓んでしまい当接部32が回転側ストッパ31の上方への移動を十分に規制することができないおそれがあるが、本実施形態においては、前記当接部32によって確実に前記回転側ストッパ31の上方への移動を規制することができる。
【0034】
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
【0035】
例えば、本実施形態においては、クリック用板ばね8が固定体2における基部4の表面に装着され、各クリック用溝13が回転体10における鍔部12の裏面に形成されており、また、摺動子片15が前記鍔部12の表面に装着され、導電パターン19が絶縁基板17の裏面に形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、導電パターンが固定体における基部の表面に形成され、摺動子片が鍔部の裏面に装着されており、各クリック用溝が鍔部の表面に形成され、クリック用部材が前記各クリック用溝に対向するように装着されるものであってもよい。
【0036】
また、当接部32は、回転体10における鍔部12の表面であって回転側ストッパ31の形成位置に対応する位置に形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、固定体における側壁部の内面の上端部分であって回転側ストッパが固定側ストッパに当接したときの前記回転側ストッパの停止位置の上方に相当する位置に固定側筒部の方向に突出するように形成されるものであってもよいし、また絶縁基板に形成されるものであってもよい。
【0037】
さらに、固定側ストッパ28は固定体2における側壁部6の下端部分に形成され、回転側ストッパ31は回転体10における鍔部12の裏面に形成されているが、これに限定されず、固定側ストッパを側壁部の上端部分に形成し、回転側ストッパを鍔部の表面に形成してもよい。このとき、当接部は、鍔部の裏面における回転側ストッパの形成位置に相当する位置、または側壁部の下端部分であって回転側ストッパが固定側ストッパに当接したときの前記回転側ストッパの停止位置の下方に相当する位置に形成される。
【0038】
さらにまた、本実施形態における回転型エンコーダ1は、中空型のものであるが、これに限定されるものではなく、例えば、固定体における基部の中央に貫通孔を設け、回転体と前記貫通孔と絶縁基板の貫通孔とに軸を挿通して保持するようにしてもよい。
【0039】
さらに、本実施形態においては回転型電子部品として回転型エンコーダ1用いて説明したが、これに限定されず、例えば可変抵抗器に適用してもよい。その場合には、抵抗対パターンによって導電パターンを形成すればよい。
【0040】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明に係る回転型電子部品によれば、鍔部および回転側ストッパの変形を防止することにより、鍔部および回転側ストッパの損傷を防止することができるので、回転型エンコーダの寿命を長くすることができる。また、回転側ストッパが固定側ストッパに乗り上げてしまうのを防止することができ、これにより、回転型エンコーダは、回転体の回転角度を確実に規制することができる。
【0041】
また、本発明に係る他の回転型電子部品によれば、鍔部の径を小さくすることができ、この結果、回転型エンコーダの外径寸法を小さくすることができる。
【0042】
さらに、本発明に係る他の回転型電子部品によれば、鍔部および回転側ストッパの変形を防止することにより、鍔部および回転側ストッパの損傷を防止することができるので、回転型エンコーダの寿命を長くすることができる。また、回転側ストッパが固定側ストッパに乗り上げてしまうのを防止することができ、これにより、回転型エンコーダは、回転体の回転角度を確実に規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る回転型電子部品の一実施形態を示す平面図
【図2】 図1に示す回転型電子部品を示すA−Aにおける断面側面図
【図3】 図1に示す回転型電子部品をにおける固定体を示す平面図
【図4】 図3に示す固定体を示すB−Bにおける断面側面図
【図5】 図1に示す回転型電子部品における回転体を示す底面図
【図6】 図5に示す回転体を示す平面図
【図7】 図5に示す回転体を示すC−Cにおける断面側面図
【図8】 図1に示す回転型電子部品における固定側ストッパと回転側ストッパとが当接した場合を示す断面概略図
【図9】 従来の回転型電子部品における固定側ストッパと回転側ストッパとが当接した場合を示す断面概略図
【符号の説明】
1 回転型エンコーダ
2 固定体
4 基部
5 固定側筒部
6 側壁部
8 クリック用板ばね
10 回転体
11 回転側筒部
12 鍔部
13 クリック用溝
15 摺動子片
17 絶縁基板
19 導電パターン
22 枠体
23 枠本体
24 取付部
28 固定側ストッパ
31 回転側ストッパ
32 当接部

Claims (3)

  1. 板状の基部を有する筐体と、
    前記筐体に対して回転可能に装着された回転側軸部およびこの回転側軸部から外周方向に延設され前記基部に対向するように形成された鍔部を有する回転体と、
    摺動子片および前記回転体の回転により前記摺動子片に摺動するように配置された導電パターンと、
    前記回転体における鍔部の表面または裏面に形成された回転側ストッパと、
    前記筐体のうち前記回転側ストッパに当接する位置に形成された固定側ストッパとを有してなり、
    前記鍔部の表面または裏面のいずれか他方における前記回転側ストッパの形成位置に相当する位置に、対向する面に近接するような当接部を突出形成し、前記当接部は、前記回転体の一方向への回転によって前記回転側ストッパが前記固定側ストッパに当接した後、さらに前記回転体が前記一方向に回転されることにより、前記筐体に当接することを特徴とする回転型電子部品。
  2. 前記摺動子片を半環状に形成して前記鍔部の表面に装着し、前記導電パターンを前記摺動子片に対向するように配置し、前記当接部を前記鍔部の表面であって前記摺動子片の装着位置に相当する部分とは異なる位置に形成したことを特徴とする請求項1に記載の回転型電子部品。
  3. 板状の基部を有する筐体と、
    前記筐体に対して回転可能に装着された回転側軸部およびこの回転側軸部から外周方向に延設され前記基部に対向するように形成された鍔部を有する回転体と、
    摺動子片および前記回転体の回転により前記摺動子片に摺動するように配置された導電パターンと、
    前記回転体における鍔部の表面または裏面に形成された回転側ストッパと、
    前記筐体のうち前記回転側ストッパに当接する位置に形成された固定側ストッパとを有してなり、
    前記筐体のうち前記回転側ストッパが前記固定側ストッパに当接したときの前記回転側ストッパの停止位置に相当する部分に対向する位置に、当接部を突出形成し、前記当接部は、前記回転体の一方向への回転によって前記回転側ストッパが前記固定側ストッパに当接した後、さらに前記回転体が前記一方向に回転されることにより、前記回転体に当接することを特徴とする回転型電子部品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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