JP4036108B2

JP4036108B2 - Kneepad holding bracket

Info

Publication number: JP4036108B2
Application number: JP2003031949A
Authority: JP
Inventors: 寛之鈴木
Original assignee: Toyota Motor Corp
Current assignee: Toyota Motor Corp
Priority date: 2003-02-10
Filing date: 2003-02-10
Publication date: 2008-01-23
Anticipated expiration: 2023-02-10
Also published as: JP2004237943A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、ニーパッドを保持するブラケットの形状に関するものである。
【従来の技術】
特許文献１には、板金で製造されたニープロテクタを保持するブラケットが記載されている。このブラケットは平板状のものであり、運転者に対向する部分に、運転者の膝の進入方向と直交する方向に延びたビードが形成されている。
【０００２】
【特許文献１】
特開平４−２７６３１号公報
【０００３】
【発明が解決しょうとする課題、課題解決手段および効果】
本発明の課題は、ニーパッドを保持するブラケットの薄肉化を図ることである。この課題は、ブラケットを下記各態様の構造のものとすることによって解決される。各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまで、本明細書に記載の技術の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴およびそれらの組み合わせが以下の各項に限定されると解釈されるべきではない。また、１つの項に複数の事項が記載されている場合、常に、すべての事項を一緒に採用しなければならないものではなく、一部の事項のみを取り出して採用することも可能である。
【０００５】
(１)ニーパッドを保持するブラケットであって、
前記ニーパッドを保持する保持板と、その保持板の両側端から互いに対向する状態で車両前方に向かって延びる一対の側壁とを有し、それら一対の側壁において車両に取り付けられるとともに、
前記保持板に、前記保持板の前記両側端の一方から他方まで車両の幅方向に延びる第１ビードが設けられるとともに、Ｕ字形を成す第２ビードが、Ｕの字の底部に相当する部分が前記第１ビードの下方に位置し、その底部から上向きに延びるＵの字の２本のアームに相当する部分がそれぞれ前記第１ビードと連続する状態で設けられ、かつ、
前記一対の側壁の各々に、第３ビードが、それら第３ビードの各一端において前記第１ビードの各一端と連続するとともに、当該ブラケットが前記車両に取り付けられた状態で、搭乗者の膝の進入方向とほぼ平行な方向に延びる状態で設けられたことを特徴とするニーパッド保持用ブラケット（請求項１）。
ニーパッド保持用ブラケットは、概して溝形を成したものであり、保持板と保持板の両側端から延び出た一対の側壁とを有し、一対の側壁において車両に取り付けられる。
保持板には、幅方向に延びる第１ビードと概してＵ字形を成した第２ビードとが設けられる。第２ビードは、底部が第１ビードの下方に位置し、その底部から上向きに延びるＵの字のアームに相当する部分が第１ビードと連続する状態で設けられる。
一対の側壁の各々には、第３ビードが、第１ビードに連続し、かつ、搭乗者の膝の進入方向とほぼ平行な方向に延びる状態で設けられる。
「搭乗者の膝の進入方向とほぼ平行な方向」とは、本来は「搭乗者の膝の進入方向と平行な方向」が望ましいが、「搭乗者の膝の進入方向」自体が運転者の体格や膝の運動の仕方等によって、ある程度の角度範囲で変わるため、その角度変化範囲程度、ビードの延びる方向が膝の進入方向からずれても差し支えないということである。
このように、一対の側壁の各々に、膝の進入方向とほぼ平行に延びるビードを設ければ、例えば、ブラケットの肉厚を薄くしながら所望の強度を得ることができる。
(２)前記第３ビードが、前記側壁の各々の前後方向の両端部間にわたって延びた状態で設けられた(1)項に記載のニーパッド保持用ブラケット。
ビードは側壁の両端部（搭乗者の膝の進入方向とほぼ平行な方向の両端部であり、車両の前後方向とほぼ平行な方向の両端部である）にわたって延びたものである。
また、ビードが側壁の前後方向の両端部にわたって延びた状態で設けられるため、両端部間の一部に設けられる場合に比較して、ブラケットの強度をより大きくすることができ、座屈し難くすることができる。その結果、運転者の膝が進入しても、ブラケットが壊れ難くなり、その分、ブラケットの薄肉化を図ることができる。
(３)前記第３ビードが、搭乗者の膝の進入経路とほぼ一致する状態で設けられた(1)項または(2)項に記載のニーパッド保持用ブラケット。
ビードが、膝の進入経路とほぼ一致する状態で設けられればより効果的である。
( ４ ) 前記一対の側壁の各々に、前記第３ビードとは別の第４ビードがそれぞれ設けられた (1) 項ないし (3) 項のいずれか１つに記載のニーパッド保持用ブラケット（請求項２）。
( ５ )前記一対の側壁の間隔が、前記保持板から離れるにつれて大きくなる(1) 項ないし (4) 項のいずれか１つに記載のニーパッド保持用ブラケット（請求項３）。
溝形状を成したブラケットにおいて、側壁の間隔が溝の底部より開口部の方が大きくされる。その結果、底部に大きな力が加わった場合に横倒れし難くすることができる。本項に記載のブラケットにおいては、例えば、保持板と側壁との成す角度が９０度〜１２０度、あるいは９０度〜１０５度とされることが望ましい。
( ６ )少なくとも、前記一対の側壁の各々に、それぞれ内方に延び出たフランジが設けられた(1)項ないし(5) 項のいずれか１つに記載のニーパッド保持用ブラケット（請求項４）。
フランジは、側壁の端部（溝形状を成したブラケットの溝の長手方向の両端部）に設けられることが多いが、中間部に設けられることもある。フランジは、それぞれ内方に延び出た、すなわち、それのフランジの端面が互いに接近する向きに延び出た状態で設けられる。フランジを設ければブラケットを変形しにくくすることができる。例えば、ブラケットの横倒れを抑制することができるのである。
フランジは、側壁の同一の板状部材を曲げることによって設けられても、溶接等によって側壁に固定されてもよい。
なお、フランジは、保持板にも設けることができる。また、保持板に設けられたフランジと一対の側壁の各々に設けられたフランジとは一体的に設けられたものであっても、別々のものであってもよい。
( ７ )前記保持板と前記一対の側壁とが板状部材が曲げられることによって製造され、前記一対の側壁各々の前記保持板とは反対側の端部が曲げられることによって取付け用フランジが設けられ、前記ビードが、その取付け用フランジの曲げ部から前記保持板の曲げ部に至るまで延びたものである(1)項ないし(6) 項のいずれか１つに記載のニーパッド取付け用ブラケット。
ビードが曲げ部から曲げ部に至るまでの間に延びて設けられるため、ブラケットの強度を大きくすることができる。
( ８ )前記保持板に、互いに直交する第１方向と第２方向との少なくとも一方に延びたビードが設けられた(1)項ないし(7) 項のいずれか１つに記載のニーパッド取付け用ブラケット。
保持板に、その保持板に垂直な方向であって車両の前方に向かう向きの力が加えられた場合において、第１方向に延びたビードはその第１方向において湾曲しにくいため、保持板がその保持板に平行でかつ第１方向と直交する方向から見た場合に車両の前方に向かって凸となる形態で湾曲することを抑制し、第２方向に延びたビードは保持板がその保持板に平行でかつ第２方向と直交する方向から見た場合に車両の前方に向かって凸となる形態で湾曲することを抑制する。例えば、第１方向を車両の幅方向とし、第２方向と車両の上下方向とすることができる。
なお、側壁にも同様に、複数のビードが設けられることが望ましい。
( ９ )当該ブラケットが、前記保持板が搭乗者の膝の進入方向とほぼ直交する姿勢で取り付けられる(1)項ないし(8) 項のいずれか１つに記載のニーパッド取付け用ブラケット。
一対の側壁は、車両の幅方向に隔たった状態で設けても、上下方向に隔たった状態で設けてもよい。ただし、一対の側壁が幅方向に隔たった状態で、保持板の長手方向が上下方向に延びた状態で取り付けた方が、膝からの衝撃を吸収するのに適している。
( １０ )板厚が、１．０mmないし２．０mmである(1)項ないし(9) 項のいずれか１つに記載のニーパッド保持用ブラケット。
ブラケットは、板厚が１．０mm〜２．０mm の板状部材によって製造される。板厚は、１．８mm以下としたり、１．５mm以下としたり、１．３mm以下としたりすることができる。
前述のビードが設けられていないブラケットとビードが設けられたブラケットとを比較すると、後者の方が、ブラケットの強度を大きくすることができるため、これらの強度をほぼ同等とする場合に、ブラケットの板厚を薄くすることができる。板厚を薄くことによって軽量化を図ることができ、コストダウンを図ることができる。
一方、ブラケットは、ニーパッドがつぶれるまでは大きく変形することが回避され、ニーパッドがつぶれた後は、膝の進入に伴って変形を許容する強度を有するものとすることが望ましい。ブラケットの板厚を１．０mm〜２．０mmとすることによって、ブラケットが適切に変形するようにすることができる。
( １１ )ニーパッドを保持するブラケットであって、
前記ニーパッドを保持する保持板と、その保持板の両側端から互いに対向する状態で延び出た一対の側壁とを有するとともに、前記一対の側壁の各々に、少なくとも１つのビードが、前記保持板にほぼ垂直な平面に沿って延びる状態で設けられたことを特徴とするニーパッド保持用ブラケット。
本項に記載のニーパッド保持用ブラケットには、 (4) 項ないし (10) 項に記載の技術的特徴を採用することができる。
( １２ )前記少なくとも１つのビードが、前記側壁の各々の、前記保持板側の端部から保持板とは反対側の端部まで延びた状態で設けられた(11) 項に記載のニーパッド保持用ブラケット。
ニーパッドを保持するブラケットは保持板と一対の側壁とを有する溝形を成したものである。側壁と保持板との成す角度はほぼ直角とされ、側壁の各々に設けられたビードは保持板にほぼ垂直な平面に沿って延びる状態で設けられる。そのため、保持板に、その保持板に対して垂直な方向から大きな力が加わっても、側壁が変形し難くすることができ、ブラケットの強度を大きくすることができる。
ブラケットが、保持板が搭乗者の膝の進入方向に対してほぼ垂直となる姿勢で取り付けられた場合には、一対の側壁は、その膝の進入方向とほぼ平行な方向に延びることになり、ビードが膝の進入方向とほぼ平行な方向に延びることになる。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態であるニーパッド保持用ブラケットを含む衝撃吸収装置について図面に基づいて詳細に説明する。
【０００７】
本実施形態においては、図１に示すように、ロワインストルメントパネル１０とインパネレインフォースメント１２との間にニーパッド１４が保持されて、衝撃吸収装置とされる。ロワインストルメントパネル１０は図２に示し、インパネレインフォースメント１２は図３に示す。
ニーパッド１４は、図２に示すロワインストルメントパネル１０のステアリングシャフト等の取付け穴１６の両側の、ロワインストルメントパネルが車両に取り付けられた状態において、運転者の左右両膝に対向する部分１７、１８に、それぞれ取り付けられる。運転者の膝に対応する部分は、運転者の体格等によって異なるが、多少ずれても差し支えない部分が部分１７，１８とされる。
ニーパッド１４は、例えば、ポリウレタンを低発泡させることによって成形された硬質ウレタン製のものとすることができる。なお、ニーパッド１４を製造する材料等は問わない。
【０００８】
インパネレインフォースメント１２は、車両の幅方向に延びた姿勢で設けられる主フレーム（パイプ部）２０と、その主フレーム２０に取り付けられた複数のブラケット２２とを含む。本実施形態においては、複数のブラケット２２のうちの２つ（図において符号２２Ｒ、２２Ｌで示す）にニーパッド１４が保持される。ブラケット２２Ｒ，２２Ｌは、ニーパッド保持用ブラケットであり、それぞれ、前述のロワインストルメントパネル１０の部分１７，１８に対向する部分に位置するものである。本実施形態において、主フレーム２０，複数のブラケット２２等の各々をインパネレインフォースメント側部材と称する。
【０００９】
ニーパッド１４を保持するブラケット２２Ｒ、Ｌを図４に示す。ブラケット２２Ｒ、Ｌは互いに同じ形状を成したものであっても、異なる形状を成したものであってもよい。同じ形状のものとすれば、その分、製造コストを低減することができる。以下、ブラケット２２Ｒについて説明し、ブラケット２２Ｌについての説明を省略する。
ブラケット２２Ｒは、概して溝形を成したものであり、保持板３０とその保持板３０の両側端から延び出た一対の側壁３２とを含む。それら保持板３０と一対の側壁３２とは板状部材が曲げられることによって製造される。
【００１０】
保持板３０には、図５に示すように、幅方向に延びる第１ビード３４と概してＵ字形を成した第２ビード３６とが設けられる。
第１ビード３４と、第２ビード３６の底部３８とは、保持板３０に垂直な方向から力が加わった場合の、保持板３０の幅方向における湾曲（前方に凸となる変形）を抑制し、第２ビード３６の長手方向に延びる部分４０は、保持板３０の長手方向（上下方向）における湾曲（前方に凸となる変形）を抑制する。
【００１１】
一対の側壁３２は、図６に示すように、保持板３０から離れるにつれて、換言すれば、主フレーム２０に近づくにつれて間隔Ｄが広くなる状態で設けられる。保持板３０と側壁３２との成す角度θが９０度よりやや大きくされるのであり、それによって、ブラケット２２Ｒを横倒れし難くすることができ、座屈強度を大きくすることができる。
【００１２】
また、本実施形態においては保持板３０の上端部，一対の側壁３２の上端部に渡ってフランジ４６が設けられる。フランジ４６は内側に延び出た状態で、すなわち、フランジ４６の一対の側壁３２に対応する部分の端面が互いに対向し、保持板３０に対応する部分の端面が主フレーム２０に近づく状態で設けられる。フランジ４６の一対の側壁３２に対応する部分は、概して三角形状を成したものであり、保持板３０から離れるにつれて幅が広くなる。フランジ４６は、本実施形態においては、溶接によって固定される。フランジ４６によれば、ブラケット２２Ｒの強度を大きくすることができ、横倒れを抑制することができる。
【００１３】
なお、フランジ４６は、保持板３０には設けられないで、一対の側壁３２に設けられるようにすることができる。また、保持板３０に対応する部分と一対の側壁３２各々に対応する部分とは、それぞれ別体のものとすることもできる。さらに、保持板３０，一対の側壁３２の少なくとも一方を曲げることによって形成されるものとすることもできる。
【００１４】
一対の側壁３２各々において、保持板３０とは反対側の端部（主フレーム側の端部）が曲げられてフランジ５０が設けられる。このフランジ５０において、ブラケット２２Ｒが主フレーム２０に取り付けられる。
一対の側壁３２の各々には、図７に示すように、それぞれ第３ビード５２が設けられる。第３ビード５２は、保持板３０に対して垂直な平面とほぼ平行に延びた状態、すなわち、ブラケット２２Ｒが主フレーム２０に取り付けられた状態において運転者の膝の侵入経路とほぼ一致する方向に延びた状態で設けられる。
第３ビード５２は、また、保持板側の曲げ部５３ａからフランジ側の曲げ部５３ｂに至るまで延びた状態で設けられる。本実施形態においては、第３ビード５２は、上述の保持板３０に設けられた第１ビード部３４と連続して設けられる。
第３ビード５２によれば、運転者の膝が侵入した場合に側壁３２の幅方向の変形を抑制し、ブラケット２２Ｒの断面くずれを抑制することができる。ブラケット２２Ｒの強度を大きくすることができるのである。
一対の側壁３２には、また、第４ビード５４も設けられる。
【００１５】
本実施形態におけるブラケット２２Ｒは板厚が１．２mmのものである。本実施形態におけるブラケット２２Ｒと前述のようなビード等が設けられないブラケットとを比較した場合、ブラケット２２Ｒの方が強度が大きいため、同じ強度が得られるようにする場合に、ブラケットの板厚を薄くすることができる。換言すれば、従来のブラケットと同様の板厚とした場合には、ブラケットが壊れにくくなり、望ましくない。それに対して、ブラケットの板厚を従来より薄くすれば、ブラケットを適正な強度とすることができる。また、ブラケット軽量化を図り、コストダウンを図ることができる。
ブラケット２２Ｒは、主フレーム２０に図１に示すように、保持板３０が運転者の膝の進入方向に対してほぼ垂直な方向となり、一対の側壁３２が車両の幅方向に隔たった状態で取り付けられる。その結果、第３ビード５２が、膝の進入経路とほぼ一致した状態で延びることになる。
膝の進入方向は、運転者の体格や膝の運動の仕方等によって、ある程度の角度範囲で変わるため、それによって、第３ビード５２の延びる方向も膝の進入方向からずれる。ブラケット２２Ｒは、膝の進入方向が角度変化範囲程度ずれても差し支えない位置および姿勢で取り付けられる。
【００１６】
一方、図８に示すように、ロワインストルメントパネル１０の運転者の左右両膝に対向する部分１７，１８の裏面（車両の前側の面、図２の紙面の表側の面）には、車両の前方に向かって突出する突部７６が、互いに隔たった位置に３つずつ形成される。突部７６は、インストルメントパネル１０と一体的に設けても、接着等によって固定してもよい。
突部７６は、尖端部を有するものであり、図９に示すように、横断面形状が概してクロス形状（十字形状）を成したものである。本実施形態においては、複数の三角形状を成した板状部材を組み合わせた形状を成す。換言すれば、ニーパッド１４に突入可能な形状を成したものなのである。また、横断面形状がクロス形状を成したものであるため、ニーパッド１４との接触面積を大きくすることができ、これらの間に生じる摩擦抵抗を大きくすることができる。その結果、ニーパッド１４を良好に保持することができる。
また、ロワインストルメントパネル１０の部分１７，１８には、図１の符号７８に示すように、ニーパッド１４を下方から支持する支持部が設けられることもある。支持部７８は、ニーパッド１４の保持のために（専用に）設けることもできるが、ロワインストルメントパネル１０の凹凸形状を利用することもできる。
【００１７】
ニーパッド１４を取り付ける場合には、ニーパッド１４をインストルメントパネル１０の突部７６に突き刺すことにより、インストルメントパネル１０に保持させる。この作業は、人間の力によって容易に行うことができる。
この状態で、インストルメントパネル１０をインパネレインフォースメント１２に取り付ける。ニーパッド１４は、突部７６が突入した状態で、部分１７，１８とブラケット２２Ｌ，Ｒとによって挟み込まれ、それによって保持される。突部７６の長手方向に相対移動不能に挟まれた状態で保持されるのである。
【００１８】
このように、本実施形態においては、ニーパッド１４を取り付ける際にボルト等の治具が不要となるため、取付け作業を容易にすることができる。また、取外し作業も容易となるため、リサイクルする際に便利である。リサイクルする際に、ニーパッドをニーパッド支持部材から外したり、両面テープ等を剥がしたりする必要がなくなり、簡単な作業で材料別に仕分けることができる。
また、本実施形態の衝撃吸収装置によれば、ニーパッド１４がつぶれるまではブラケット２２Ｒが大きく変形することが回避され、ニーパッド１４がつぶれた後には、力が加えられることによってブラケット２２Ｒが変形する。ブラケット２２Ｒが、上述のような適正な強度を有するものであるため、衝撃を効果的に吸収することができる。
【００１９】
なお、突部は、上記実施形態においては、横断面形状がクロス形状を成したものであったが、図１０に示すように、横断面形状がＴ字形状を成したものとすることもできる。突部９０の横断面形状をＴ字形としても、ニーパッド１４との間の摩擦抵抗を大きくすることができる。その他、ニーパッド１４に突入可能な形状を成したものであればよく、例えば、円錐部材の外周部に複数の切欠を有する形状を成したものとすることもできる。
また、突部は、ロワインストルメントパネル１０ではなく、主フレーム２０，ブラケット２２Ｒ等のインパネレインフォースメント側部材に設けることもできる。この場合には、インパネレインフォースメント側部材に設けられた突部にニーパッド１４を保持させた状態でインストルメントパネル１０を取り付けることによって、ニーパッド１４がインストルメントパネル１０とインパネレインフォースメント側部材との間に保持される。
さらに、ブラケットは、一対の側壁３２が上下方向に隔たった状態でインパネレインフォースメント１２に取り付けられるようにすることもできる。
また、上記実施形態においては、フランジ４６が側壁３２の上方の端部に設けられるようにされていたが、中間部に設けることもできる。
さらに、上記実施形態においては、ブラケット２２Ｒの板厚が１．２mmとされていたが、それに限らない。例えば、１．７mm以下のものとしたり、１．４mm以下のものとしたりすることができる。
【００２０】
一方、ブラケット２２Ｒの形状は上記実施形態におけるそれに限らない。例えば、ニーパッド１４は、図１１に示すように、爪部１００を有するブラケット１０２とロワインストルメントパネル１０との間に保持されるようにすることもできる。ニーパッド１４は車両の前方と後方とから、突部７６の延びる方向に相対移動不能に支持されることになるため、ニーパッド１４が車両の走行中の振動に起因して外れることはない。
また、ロワインストルメントパネル１０に突部を設けることは不可欠ではない。ニーパッド１４をインストルメントパネルに両面テープ等を利用して保持させて、その後、インストルメントパネル１０をインパネレインフォースメント１２に取り付けることによって、ニーパッド１４がインストルメントパネルとブラケット２２Ｒとの間に保持されるようにすることもできる。ニーパッド１４自体が支持部材に設けられ、その支持部材を介してインストルメントパネル１０に取り付けられるようにすることもできる。
さらに、上記実施形態においてはロワインストルメントパネルにニーパッドが取り付けられるようにされていたが、インストルメントパネルがアッパインストルメントパネルとロワインストルメントパネルとが一体的に形成された場合には、一体的に形成されたインストルメントパネルに取り付けられることになる。
また、上記実施形態においては、衝撃吸収装置が、運転者席側に設けられたが、助手席側にも設けることもできる。
本発明は、前記〔発明が解決しようとする課題、課題解決手段および効果〕に記載の態様の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施形態であるニーパッド保持用ブラケットを含む衝撃吸収装置を示す側面図である。
【図２】上記衝撃吸収装置のニーパッドが保持されるインストルメントパネルの外観を示す図である。
【図３】上記ニーパッドが保持されるインパネレインフォースメントの外観を示す図である。
【図４】上記インパネレインフォースメントの一部を示す斜視図である。
【図５】上記インパネレインフォースメントのブラケットの正面図である。
【図６】上記ブラケットの平面図である。
【図７】上記ブラケットの側面図である。
【図８】上記インストルメントパネルの要部を示す正面図である。
【図９】上記インストルメントパネルに設けられた突部の斜視図である。
【図１０】上記インストルメントパネルに設けられた別の突部の斜視図である。
【図１１】上記ニーパッドが別のブラケットに取り付けられた状態を概念的に示す図である。
【符号の説明】
１０：ロワインストルメントパネル、１２：インパネレインフォースメント、１４：ニーパッド、２２：ブラケット、３０：保持板、３２：側壁、５２：第３ビード、７６：突部[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a shape of a bracket for holding a knee pad.
[Prior art]
Patent Document 1 describes a bracket for holding a knee protector made of sheet metal. The bracket has a flat plate shape, and a bead extending in a direction perpendicular to the approach direction of the driver's knee is formed at a portion facing the driver.
[0002]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 4-27631
[Problems to be Solved by the Invention, Means for Solving Problems, and Effects]
An object of the present invention is to reduce the thickness of a bracket that holds a knee pad. This problem is solved by making the bracket have the structure of each aspect described below. As with the claims, each aspect is divided into sections, each section is numbered, and is described in a form that cites the numbers of other sections as necessary. This is merely for the purpose of facilitating understanding of the technology described in this specification, and the technical features described in this specification and combinations thereof should not be interpreted as being limited to the following items. Absent. In addition, when a plurality of items are described in one section, it is not always necessary to employ all items together, and it is also possible to take out only some items and employ them.
[0005]
(1) A bracket for holding a kneepad,
A holding plate for holding the knee pad and a pair of side walls extending toward the front of the vehicle in a state of being opposed to each other from both side ends of the holding plate, and attached to the vehicle at the pair of side walls,
The holding plate is provided with a first bead extending in the width direction of the vehicle from one to the other of the both side ends of the holding plate, and a second bead having a U-shape is a portion corresponding to the bottom of the U-shape. The portions corresponding to the two U-shaped arms located below the first bead and extending upward from the bottom thereof are respectively provided in a state of being continuous with the first bead, and
In each of the pair of side walls, a third bead is connected to each end of the first bead at each end of the third bead, and the bracket is attached to the vehicle. A knee pad holding bracket provided in a state extending in a direction substantially parallel to the approach direction (Claim 1) .
The knee pad holding bracket generally has a groove shape, has a holding plate and a pair of side walls extending from both side ends of the holding plate, and is attached to the vehicle at the pair of side walls.
The holding plate is provided with a first bead extending in the width direction and a second bead that is generally U-shaped. The second bead is provided in a state where the bottom portion is located below the first bead and a portion corresponding to a U-shaped arm extending upward from the bottom portion is continuous with the first bead.
Each of the pair of side walls is provided with a third bead that is continuous with the first bead and extends in a direction substantially parallel to the approach direction of the occupant's knee.
The “direction substantially parallel to the passenger's knee approach direction” is preferably “direction parallel to the passenger's knee approach direction”, but the “passenger knee approach direction” itself is the driver's knee approach direction. Since the angle changes within a certain range depending on the physique and the manner of movement of the knee, the bead extension direction may be deviated from the approach direction of the knee.
In this way, if a bead extending substantially parallel to the approach direction of the knee is provided on each of the pair of side walls, for example, a desired strength can be obtained while reducing the thickness of the bracket.
(2) The knee pad holding bracket according to (1), wherein the third bead is provided in a state extending between both end portions in the front-rear direction of each of the side walls.
The bead extends over both end portions of the side wall (both end portions in a direction substantially parallel to the passenger's knee approach direction and both end portions in a direction substantially parallel to the vehicle front-rear direction).
In addition, since the bead is provided in a state extending over both end portions in the front-rear direction of the side wall, the strength of the bracket can be increased and it is difficult to buckle compared to a case where the bead is provided in a part between both end portions. be able to. As a result, even if the driver's knees enter, the bracket is difficult to break, and the thickness of the bracket can be reduced accordingly.
(3) The knee pad holding bracket according to (1) or (2), wherein the third bead is provided so as to substantially coincide with an approach path of a passenger's knee.
It is more effective if the bead is provided in a state that substantially matches the knee approach path.
( 4 ) The knee pad holding bracket according to any one of (1) to (3) , wherein a fourth bead different from the third bead is provided on each of the pair of side walls. Item 2).
(5) the distance between the pair of side walls is greater with increasing distance from the holding plate (1) through (4) kneepad retaining bracket according to any one of claims (claim 3).
In the bracket having the groove shape, the distance between the side walls is larger at the opening than at the bottom of the groove. As a result, when a large force is applied to the bottom, it can be made difficult to fall down. In the bracket described in this section, for example, it is desirable that the angle formed by the holding plate and the side wall is 90 degrees to 120 degrees, or 90 degrees to 105 degrees.
(6) at least, to each of the pair of side walls extending out flange inwardly respectively provided (1) to item (5) kneepad retaining bracket according to any one of claims (claim 4 )
The flange is often provided at the end of the side wall (both ends in the longitudinal direction of the groove of the bracket having a groove shape), but may be provided at the intermediate part. The flanges are provided so as to extend inward, that is, in a state in which the end surfaces of the flanges extend in directions approaching each other. If a flange is provided, the bracket can be made difficult to deform. For example, the bracket can be prevented from falling down.
The flange may be provided by bending the same plate-shaped member on the side wall, or may be fixed to the side wall by welding or the like.
The flange can also be provided on the holding plate. Further, the flange provided on the holding plate and the flange provided on each of the pair of side walls may be provided integrally or may be separate.
( 7 ) The holding plate and the pair of side walls are manufactured by bending a plate-like member, and an attachment flange is provided by bending an end of each of the pair of side walls opposite to the holding plate. is, the bead is kneepad mounting bracket according to any one of the to the bent portion of the mounting flange in which extends up to the bent portion of the holding plate (1) in claim (6) of this section.
Since the bead is provided so as to extend from the bent portion to the bent portion, the strength of the bracket can be increased.
(8) in the holding plate, for kneepad attachment according to any one of the first direction and to have (1) no claim is provided a bead which extends at least one of the second direction (7) section which are perpendicular to each other bracket.
When a force perpendicular to the holding plate and directed toward the front of the vehicle is applied to the holding plate, the bead extending in the first direction is difficult to bend in the first direction. When viewed from a direction parallel to the holding plate and perpendicular to the first direction, the bend that extends in the second direction is held by the holding plate. Curving in a form that is convex toward the front of the vehicle when viewed from a direction parallel to the plate and perpendicular to the second direction is suppressed. For example, the first direction can be the vehicle width direction, and the second direction can be the vehicle vertical direction.
Similarly, it is desirable to provide a plurality of beads on the side wall as well.
(9) the brackets, kneepad mounting bracket according to any one of the holding plate (1) no claim is mounted in a posture substantially perpendicular to the entering direction of the knee of the occupant (8) term.
The pair of side walls may be provided in a state separated in the width direction of the vehicle or may be provided in a state separated in the vertical direction. However, mounting with the pair of side walls separated in the width direction and the longitudinal direction of the holding plate extending in the vertical direction is suitable for absorbing the impact from the knee.
(10) thickness is, to not 1.0mm is 2.0 mm (1) term to (9) knee pad retaining bracket according to any one of claim.
The bracket is manufactured by a plate-like member having a plate thickness of 1.0 mm to 2.0 mm. The plate thickness can be 1.8 mm or less, 1.5 mm or less, or 1.3 mm or less.
When comparing the bracket without the bead described above with the bracket with the bead, the latter can increase the strength of the bracket. The plate thickness can be reduced. By reducing the plate thickness, the weight can be reduced and the cost can be reduced.
On the other hand, it is desirable that the bracket is prevented from being greatly deformed until the knee pad is crushed, and has a strength that allows deformation with the approach of the knee after the knee pad is crushed. By setting the thickness of the bracket to 1.0 mm to 2.0 mm, the bracket can be appropriately deformed.
( 11 ) A bracket for holding a kneepad,
A holding plate for holding the knee pad, and a pair of side walls extending from both side ends of the holding plate to face each other, and at least one bead on each of the pair of side walls. A knee pad holding bracket provided in a state of extending along a substantially vertical plane.
The technical features described in the items (4) to (10) can be adopted for the knee pad holding bracket described in this item .
(12) the at least one bead, each of said side walls, kneepad held according to (11) paragraph which is provided in a state extending to the end opposite to the retaining plate from the end of the holding plate side Bracket for.
The bracket for holding the knee pad has a groove shape having a holding plate and a pair of side walls. The angle formed between the side wall and the holding plate is substantially a right angle, and the beads provided on each of the side walls are provided in a state of extending along a plane substantially perpendicular to the holding plate. Therefore, even if a large force is applied to the holding plate from a direction perpendicular to the holding plate, the side wall can be made difficult to deform, and the strength of the bracket can be increased.
When the bracket is attached in a posture in which the holding plate is substantially perpendicular to the approach direction of the occupant's knee, the pair of side walls will extend in a direction substantially parallel to the approach direction of the knee, The bead extends in a direction substantially parallel to the approach direction of the knee.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an impact absorbing device including a knee pad holding bracket according to an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
[0007]
In the present embodiment, as shown in FIG. 1, a knee pad 14 is held between a raw instrument panel 10 and an instrument panel reinforcement 12 to provide an impact absorbing device. The lower reinforcement panel 10 is shown in FIG. 2, and the instrument panel reinforcement 12 is shown in FIG.
The knee pad 14 has portions 17 on both sides of a mounting hole 16 such as a steering shaft of the lower strut panel 10 shown in FIG. 2 that face the left and right knees of the driver when the lower strut panel is mounted on the vehicle. 18 are attached respectively. The portions corresponding to the driver's knees vary depending on the driver's physique and the like, but the portions 17 and 18 that may be slightly displaced are the portions 17 and 18.
The knee pad 14 can be made of, for example, hard urethane formed by low foaming polyurethane. In addition, the material etc. which manufacture knee pad 14 are not ask | required.
[0008]
The instrument panel reinforcement 12 includes a main frame (pipe portion) 20 provided in a posture extending in the width direction of the vehicle, and a plurality of brackets 22 attached to the main frame 20. In the present embodiment, the knee pad 14 is held by two of the plurality of brackets 22 (indicated by reference numerals 22R and 22L in the drawing). The brackets 22R and 22L are knee pad holding brackets, and are respectively positioned at portions facing the portions 17 and 18 of the above-mentioned Royinstrument panel 10. In the present embodiment, each of the main frame 20, the plurality of brackets 22 and the like is referred to as an instrument panel reinforcement side member.
[0009]
The brackets 22R and L for holding the knee pad 14 are shown in FIG. The brackets 22R and 22L may have the same shape as each other or may have different shapes. If the same shape is used, the manufacturing cost can be reduced accordingly. Hereinafter, the bracket 22R will be described, and the description of the bracket 22L will be omitted.
The bracket 22 </ b> R has a generally groove shape, and includes a holding plate 30 and a pair of side walls 32 extending from both side ends of the holding plate 30. The holding plate 30 and the pair of side walls 32 are manufactured by bending a plate-like member.
[0010]
As shown in FIG. 5, the holding plate 30 is provided with a first bead 34 extending in the width direction and a second bead 36 having a generally U shape.
The first bead 34 and the bottom 38 of the second bead 36 suppress the bending in the width direction of the holding plate 30 (deformation that protrudes forward) when a force is applied from a direction perpendicular to the holding plate 30. The portion 40 extending in the longitudinal direction of the second bead 36 suppresses bending in the longitudinal direction (vertical direction) of the holding plate 30 (deformation that protrudes forward).
[0011]
As shown in FIG. 6, the pair of side walls 32 are provided in a state in which the distance D increases as the distance from the holding plate 30 increases. The angle θ formed between the holding plate 30 and the side wall 32 is made slightly larger than 90 degrees, whereby the bracket 22R can be made difficult to fall sideways and the buckling strength can be increased.
[0012]
In the present embodiment, a flange 46 is provided across the upper end portion of the holding plate 30 and the upper end portions of the pair of side walls 32. The flange 46 is provided in a state of extending inward, that is, in a state where the end surfaces of the portions corresponding to the pair of side walls 32 of the flange 46 face each other and the end surfaces of the portions corresponding to the holding plate 30 approach the main frame 20. . The portions corresponding to the pair of side walls 32 of the flange 46 have a generally triangular shape, and the width increases as the distance from the holding plate 30 increases. In the present embodiment, the flange 46 is fixed by welding. According to the flange 46, the strength of the bracket 22R can be increased, and the lateral collapse can be suppressed.
[0013]
The flange 46 can be provided on the pair of side walls 32 without being provided on the holding plate 30. In addition, the portion corresponding to the holding plate 30 and the portion corresponding to each of the pair of side walls 32 may be separate from each other. Further, it may be formed by bending at least one of the holding plate 30 and the pair of side walls 32.
[0014]
In each of the pair of side walls 32, the end opposite to the holding plate 30 (end on the main frame side) is bent to provide the flange 50. In the flange 50, the bracket 22R is attached to the main frame 20.
Each of the pair of side walls 32 is provided with a third bead 52 as shown in FIG. The third bead 52 extends in a direction substantially parallel to the plane perpendicular to the holding plate 30, that is, in a direction substantially coinciding with the driver's knee entry path when the bracket 22 </ b> R is attached to the main frame 20. It is provided in an extended state.
The third bead 52 is also provided in a state extending from the bent portion 53a on the holding plate side to the bent portion 53b on the flange side. In the present embodiment, the third bead 52 is provided continuously with the first bead portion 34 provided on the holding plate 30 described above.
According to the 3rd bead 52, when a driver | operator's knee penetrate | invades, the deformation | transformation of the width direction of the side wall 32 can be suppressed, and the cross-sectional deformation | transformation of the bracket 22R can be suppressed. The strength of the bracket 22R can be increased.
A fourth bead 54 is also provided on the pair of side walls 32.
[0015]
The bracket 22R in this embodiment has a plate thickness of 1.2 mm. When the bracket 22R in the present embodiment is compared with the bracket not provided with a bead or the like as described above, the bracket 22R has a higher strength. Can be thinned. In other words, when the plate thickness is the same as that of the conventional bracket, the bracket becomes difficult to break, which is not desirable. On the other hand, if the thickness of the bracket is made thinner than before, the bracket can have an appropriate strength. Further, the weight of the bracket can be reduced and the cost can be reduced.
As shown in FIG. 1, the bracket 22R is attached to the main frame 20 in a state where the holding plate 30 is substantially perpendicular to the approach direction of the driver's knee and the pair of side walls 32 are separated from each other in the width direction of the vehicle. It is done. As a result, the third bead 52 extends in a state that substantially coincides with the knee approach path.
Since the approach direction of the knee changes within a certain angle range depending on the physique of the driver, the manner of movement of the knee, and the like, the extending direction of the third bead 52 is also deviated from the approach direction of the knee. The bracket 22R is attached at a position and posture in which the approach direction of the knee may be shifted by an angle change range.
[0016]
On the other hand, as shown in FIG. 8, the rear surfaces (front surface of the vehicle, front surface of the paper in FIG. 2) of the portions 17 and 18 facing the left and right knees of the driver of the lower string panel 10 Three protrusions 76 projecting forward are formed at positions separated from each other. The protrusion 76 may be provided integrally with the instrument panel 10 or may be fixed by bonding or the like.
The protrusion 76 has a pointed end, and as shown in FIG. 9, the cross-sectional shape is generally a cross shape (cross shape). In this embodiment, it forms the shape which combined the plate-shaped member which comprised the some triangular shape. In other words, it has a shape that can enter the knee pad 14. Further, since the cross-sectional shape is a cross shape, the contact area with the knee pad 14 can be increased, and the frictional resistance generated therebetween can be increased. As a result, the knee pad 14 can be held well.
Moreover, as shown by the code | symbol 78 of FIG. 1, the support part which supports the kneepad 14 from the downward direction may be provided in the parts 17 and 18 of the row reinforcement panel 10. The support portion 78 can be provided (exclusively) for holding the knee pad 14, but the uneven shape of the Royinstorment panel 10 can also be used.
[0017]
When attaching the knee pad 14, the knee pad 14 is held by the instrument panel 10 by being pierced into the protrusion 76 of the instrument panel 10. This operation can be easily performed by human power.
In this state, the instrument panel 10 is attached to the instrument panel reinforcement 12. The knee pad 14 is sandwiched between the portions 17 and 18 and the brackets 22L and R in a state in which the protrusion 76 is inserted, and is held thereby. The projection 76 is held in a state where it is sandwiched in the longitudinal direction so as not to be relatively movable.
[0018]
Thus, in this embodiment, since jigs, such as a bolt, are unnecessary when attaching knee pad 14, attachment work can be made easy. Moreover, since the removal work becomes easy, it is convenient for recycling. When recycling, it is not necessary to remove the knee pad from the knee pad support member or to remove the double-sided tape, and the like, and it is possible to sort by material by a simple operation.
Further, according to the impact absorbing device of the present embodiment, the bracket 22R is prevented from being largely deformed until the knee pad 14 is crushed, and after the knee pad 14 is crushed, a force is applied to deform the bracket 22R. Since the bracket 22R has an appropriate strength as described above, the impact can be effectively absorbed.
[0019]
In addition, in the said embodiment, although the cross-sectional shape comprised the cross shape in the said embodiment, as shown in FIG. 10, a cross-sectional shape can also be made into the thing in which the cross-sectional shape comprised the T shape. . Even if the cross-sectional shape of the protrusion 90 is T-shaped, the frictional resistance with the knee pad 14 can be increased. Other than that, any shape that can enter the knee pad 14 may be used. For example, a shape having a plurality of notches on the outer peripheral portion of the conical member may be used.
Further, the projecting portion can be provided not on the lower reinforcement panel 10 but on an instrument panel reinforcement side member such as the main frame 20 and the bracket 22R. In this case, by attaching the instrument panel 10 in a state where the knee pad 14 is held on the protrusion provided on the instrument panel reinforcement side member, the knee pad 14 is connected to the instrument panel 10 and the instrument panel reinforcement side member. Held between.
Further, the bracket can be attached to the instrument panel reinforcement 12 with the pair of side walls 32 separated in the vertical direction.
Moreover, in the said embodiment, although the flange 46 was provided in the edge part above the side wall 32, it can also be provided in an intermediate part.
Furthermore, in the said embodiment, although the plate | board thickness of bracket 22R was 1.2 mm, it is not restricted to it. For example, it can be 1.7 mm or less, or 1.4 mm or less.
[0020]
On the other hand, the shape of the bracket 22R is not limited to that in the above embodiment. For example, as shown in FIG. 11, the knee pad 14 may be held between the bracket 102 having the claw portion 100 and the lower reinforcement panel 10. Since the knee pad 14 is supported from the front and rear of the vehicle so as not to be relatively movable in the direction in which the protrusion 76 extends, the knee pad 14 does not come off due to vibration during traveling of the vehicle.
In addition, it is not indispensable to provide a protrusion on the raw wine instrument panel 10. The knee pad 14 is held between the instrument panel and the bracket 22R by attaching the instrument panel 10 to the instrument panel reinforcement 12 by holding the knee pad 14 on the instrument panel using double-sided tape or the like. You can also make it. The knee pad 14 itself may be provided on the support member and attached to the instrument panel 10 via the support member.
Further, in the above embodiment, the knee pad is attached to the lower instrument panel. However, when the upper instrument panel and the lower instrument panel are integrally formed, the instrument panel is integrated. It will be attached to the instrument panel formed.
Moreover, in the said embodiment, although the impact-absorbing device was provided in the driver's seat side, it can also be provided also in the passenger seat side.
The present invention can be practiced in various modifications and improvements based on the knowledge of those skilled in the art, in addition to the aspects described in [Problems to be Solved by the Invention, Problem Solving Means and Effects].
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view showing an impact absorbing device including a kneepad holding bracket according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a view showing an external appearance of an instrument panel that holds a knee pad of the shock absorbing device.
FIG. 3 is a view showing an appearance of an instrument panel reinforcement in which the knee pad is held.
FIG. 4 is a perspective view showing a part of the instrument panel reinforcement.
FIG. 5 is a front view of a bracket of the instrument panel reinforcement.
FIG. 6 is a plan view of the bracket.
FIG. 7 is a side view of the bracket.
FIG. 8 is a front view showing a main part of the instrument panel.
FIG. 9 is a perspective view of a protrusion provided on the instrument panel.
FIG. 10 is a perspective view of another protrusion provided on the instrument panel.
FIG. 11 is a diagram conceptually showing a state in which the knee pad is attached to another bracket.
[Explanation of symbols]
10: Rowan instrument panel, 12: Instrument panel reinforcement, 14: Knee pad, 22: Bracket, 30: Holding plate, 32: Side wall, 52: Third bead, 76: Projection

Claims

ニーパッドを保持するブラケットであって、
前記ニーパッドを保持する保持板と、その保持板の両側端から互いに対向する状態で車両前方に向かって延びる一対の側壁とを有し、それら一対の側壁において車両に取り付けられるとともに、
前記保持板に、前記保持板の前記両側端の一方から他方まで車両の幅方向に延びる第１ビードが設けられるとともに、Ｕ字形を成す第２ビードが、Ｕの字の底部に相当する部分が前記第１ビードの下方に位置し、その底部から上向きに延びるＵの字の２本のアームに相当する部分がそれぞれ前記第１ビードと連続する状態で設けられ、かつ、
前記一対の側壁の各々に、第３ビードが、それら第３ビードの各一端において前記第１ビードの各一端と連続するとともに、当該ブラケットが前記車両に取り付けられた状態で、搭乗者の膝の進入方向とほぼ平行な方向に延びる状態で設けられたことを特徴とするニーパッド保持用ブラケット。A bracket for holding the kneepad,
A holding plate for holding the knee pad and a pair of side walls extending toward the front of the vehicle in a state of being opposed to each other from both side ends of the holding plate, and attached to the vehicle at the pair of side walls,
The holding plate is provided with a first bead extending in the width direction of the vehicle from one to the other of the both side ends of the holding plate, and a second bead having a U-shape is a portion corresponding to the bottom of the U-shape. The portions corresponding to the two U-shaped arms located below the first bead and extending upward from the bottom thereof are respectively provided in a state of being continuous with the first bead, and
In each of the pair of side walls, a third bead is connected to each end of the first bead at each end of the third bead, and the bracket is attached to the vehicle. A knee pad holding bracket provided in a state extending in a direction substantially parallel to the approach direction.

前記一対の側壁の各々に、前記第３ビードとは別の第４ビードがそれぞれ設けられた請求項１に記載のニーパッド保持用ブラケット。 The knee pad holding bracket according to claim 1, wherein a fourth bead different from the third bead is provided on each of the pair of side walls.

前記一対の側壁の間隔が、前記保持板から離れるにつれて大きくされた請求項１または２に記載のニーパッド保持用ブラケット。The knee pad holding bracket according to claim 1 or 2 , wherein a distance between the pair of side walls is increased as the distance from the holding plate increases.

少なくとも、前記一対の側壁に、それぞれ内方に延び出たフランジが設けられた請求項１ないし３のいずれか１つに記載のニーパッド保持用ブラケット。The bracket for holding a knee pad according to any one of claims 1 to 3 , wherein flanges extending inwardly are provided at least on the pair of side walls.