JP4034409B2 - 自動焦点調節装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動焦点検出領域の映像信号から撮像光学系を合焦状態に設定する自動焦点調節装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ビデオカメラ、デジタルカメラ等においても、撮像光学系を移動して自動的に合焦状態(フォーカス状態)に設定する自動焦点調節装置が採用される状況になっている。
【0003】
従来の自動焦点調節装置としては映像信号の高域成分を抽出して、高域成分のレベルが最も高くなるように撮像光学系を移動するいわゆる山登り方式のものがある。
【0004】
この山登り方式ではフォーカス位置から大きく外れた状態では、高域成分のレベルが低く、かつ移動した場合のレベル変化が小さいので、フォーカス点に近づく方向を検出することも困難になる。
【0005】
このため、例えば特開平6−245126号公報では高域成分と中域成分とを抽出する第1のフィルタと第2のフィルタとを設け、第2のフィルタを通して選られる信号からフォーカス点から大きく外れた状態でもフォーカス点に近づく方向を検出できるようにして円滑なフォーカス制御を行うことができるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開平6−245126号公報の従来例では2つのフィルタが必要になるので、自動焦点調節装置が大型化しかつ重量も重くなり、またコストも嵩む欠点があった。
【0007】
本発明は、上述した点に鑑みてなされたもので、小型軽量にでき、かつ低コスト化できる自動焦点調節装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
撮像画面の全領域の一部の自動焦点検出領域の映像信号に基づいて自動焦点調節を行なう自動焦点調節装置において、
水平駆動信号期間内に、前記自動焦点検出領域の映像信号から異なる複数の周波数帯域の信号に分離する1つのフィルタ手段と、
該フィルタ手段の出力信号を垂直駆動信号期間内において、前記異なる複数の周波数帯域の信号ごとに加算する積分手段と、
前記積分手段の出力に基づいて焦点調節の制御を行うことにより、1つのフィルタ手段にてその特性を複数に切り替えて自動焦点調節を行うことができ、小型軽量にでき、かつ低コスト化できるようにしている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
(第1の実施の形態)
図1ないし図6は本発明の第1の実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態の自動焦点調節装置を備えた電子的撮像装置の構成を示し、図2はオートフォーカス検出エリアが設けられた撮像画面を示し、図3は第1の実施の形態の動作説明用タイミングチャートを示し、図4はカットオフ周波数の違いにより得られるオートフォーカス検出情報の特性を示し、図5は撮像動作のフローチャートを示し、図6は山登り方式でフォーカス設定を行う場合のレンズ移動の方向判断の説明図を示す。
【0010】
図1に示す電子的撮像装置1は撮像光学系として、ズームレンズ2及びフォーカスレンズ3とを有し、これらのレンズを経て光線は絞り4を通って固体撮像素子としての電荷結合素子(CCDと略記)5に被写体像を結ぶ。
このCCD5の撮像面には光学的に色分離する色分離フィルタ5Aが配置されており、この色分離フィルタ5Aで色分離された光がCCD5で受光される。
【0011】
このCCD5で光電変換された信号は撮像回路6に入力され、この撮像回路6により、映像信号が生成され、この映像信号はA/D変換器7によってデジタルの映像信号(画像データ)に変換され、メモリ8に一時格納される。
このメモリ8への画像データの書き込み及び読み出しはメモリコントローラ27により行われる。
【0012】
メモリ8に格納された画像データは所定の画面レート(例えば1/30秒)で読み出されてD/A変換器9でアナログの映像信号に変換された後、液晶表示素子(LCDと略記)10で被写体像を表示する。
【0013】
また、操作スイッチ24のレリーズスイッチを操作して記録操作を行った場合には、メモリ8の画像データは圧縮/伸張回路11の圧縮回路で圧縮された後、記録用メモリ12に記憶される。
また、再生操作が行われた場合には、記録用メモリ12に圧縮されて記憶されたデータは圧縮/伸張回路11の伸張回路で伸張されてメモリ8に一時記憶され、その画像データはD/A変換器9でアナログの映像信号に変換された後、LCD10で再生画像を表示する。
【0014】
A/D変換器7によってA/D変換された画像データは自動露出制御を行うオート露出処理回路(AE処理回路と略記)13と、撮像光学系を自動的にフォーカス状態に設定するためのオートフォーカス評価値(AF評価値と略記)を算出するオートフォーカス処理回路(AF処理回路と略記)14に入力される。
【0015】
AE処理回路13では、1フレーム(1画面)分の画像データの輝度値を積算する等して被写体の明るさに対応したAE評価値を算出し、中央演算処理装置(CPUと略記)15に出力する。
【0016】
また、AF処理回路14は、図2に示すようにCCDの撮像画面の例えば中央付近の一部の領域に設定されたAF領域28内の画像データでの高周波成分からAF評価値を算出し、CPU15に出力する。このAFエリア28の水平方向の画素サイズは例えばm画素である。
【0017】
CPU15にはタイミングジェネレータ(TG回路と略記)16から画面レートに同期した所定のタイミング信号が入力され、CPU15はこのタイミング信号に同期して、各種の制御動作を行う。
【0018】
このTG回路16のタイミング信号は撮像回路6にも入力され、この信号に同期して、色信号の分離等の処理を行う。
また、このTG回路16は所定のタイミングでCCD5を駆動するようにCCDドライバ17を制御する。
【0019】
CPU15はそれぞれ第1、第2、第3のモータドライブ回路18、19、20を制御することにより、第1、第2、第3のモータ21、22、23を介して絞り4、フォーカスレンズ3、ズームレンズ2の駆動を制御する。
【0020】
つまり、CPU15はAE評価値を基に、第1のモータドライブ回路18を制御して第1のモータ21を回転駆動して、絞り4の絞り量を適正な値に調整する、つまり、オート露出制御を行う。
【0021】
また、CPU15はAF評価値を基に、第2のモータドライブ回路19を制御して第2のモータ22を回転駆動して、AF処理回路14からのAF評価値を得る。得られたAF評価値により、CPU15はその値が最大となるレンズ位置にフォーカスレンズ3を駆動して、合焦状態に設定する、つまりオートフォーカスを行う。
【0022】
なお、本実施の形態ではAF評価値を得て合焦位置に設定する場合、CCD5で被写体を1フレーム(1画面)撮像する際の画面レート(例えば1/30秒)当たり、所定の送り量でフォーカスレンズ3を第2のモータ22により駆動するようになっており、フォーカスレンズ3はその光軸方向における可動範囲内で所定の送り量づつ移動される。
【0023】
操作スイッチ24におけるズームUPスイッチが操作された場合には、その操作信号を受けてCPU15は、第3のモータドライブ回路20を制御して第3のモータ23を回転駆動して、ズームレンズ2を拡大側に駆動する。
【0024】
また、CPU15にはメモリとして例えば電気的に書換可能で、不揮発性の読み出し専用メモリとしてのEEPROM25が接続されており、このEEPROM25にはCPU15を介して各種の制御等を行うプログラムとか、各種の動作を行うのに使用されるデータ等が格納されており、この撮像装置1の電源がONされた場合などに読み出されて使用される。
なお、CPU15は電池26の電圧を検出して、所定の電圧値以下になった事を検出した場合には、LCD10で電池26の残量が少ないとか、電池の充電或いは交換などを促す表示を行う。
【0025】
本実施の形態ではオートフォーカスを山登り方式のAF(山登りAFと略記)で行うようにしている。この山登りAFを行うためのAF評価値を算出するAF処理回路14は、A/D変換器7によってA/D変換された画像データにおけるAFエリア28の各水平画素分を一時的に記憶するラインバッファ31と、A/D変換された画像データ及びラインバッファ31から読み出された画像データとを選択して出力する切り替えスイッチ32と、切り替えスイッチ32で選択された画像データにおける高周波成分を抽出するハイパスフィルタ(HPFと略記)33と、このHPF33の出力を積算してAF評価値を得る積算回路34と、前記ラインバッファ31への書き込み/読み出しを制御するラインバッファコントローラ35とを備えている。
【0026】
ラインバッファ31はAFエリア28の各水平画素分を記憶するライン状の記憶容量を有し、具体的にはライン状のm画素分の記憶容量を有する。このラインバッファ31には、CPU15により制御されるラインバッファコントローラ35を介してAFエリア28の各水平画素分の画像データが記憶される。
そして、各水平画素分の画像データを記憶した後に、ラインバッファコントローラ35はラインバッファ31に記憶した画像データを読み出させる。
【0027】
切り替えスイッチ32はCPU15によりAFエリア28の各水平画素分の画像データが入力される期間Hafでは接点aがONするように切り替えられ、この期間Haf後では接点bがONするように切り替えられる。
【0028】
また、HPF33は例えばCPU15からの特性切り替え信号により、フィルタ特性、具体的にはカットオフ周波数fcを2つの値fc=A,fc=Bに変更できる1つのデジタルのHPF回路で構成されている。 この場合、例えばA>Bである。
【0029】
そして、前記切り替えスイッチ32の切り替えに同期してこのHPF33のフィルタ特性が切り替えられる。
また、この切り替えに同期して積算回路34は内部の2つの積算器を切り替えて2つのAF評価値を得られるようにしている。
【0030】
つまり、本実施の形態では、特性切り替え信号により、フィルタ特性が変わる1つのHPF33と、その前段側にラインバッフア31と切り替えスイッチ32とを設け、CPU15の制御下で、図2のAFエリア28内の画像データが水平方向に順次、AF処理回路14に入力される期間Hafでは切り替えスイッチ32の接点aがONするようにしてHPF33に入力して、その出力を積算することにより一方のカットオフ周波数で1つのAF評価値が得られるようにすると共に、各期間Hafの画像データをラインバッファ31にも一時的に記憶させ、この期間Haf後のタイミングでHPF33の特性を切り替えると共に、ラインバッファ31に記憶されたAFエリア28の水平方向画素分の画像データを読み出し、かつ切り替えスイッチ32の接点bをONさせてHPF33に入力して、その出力を積算することにより他方のカットオフ周波数でさらにもう1つのAF評価値が得られるようにしている。
【0031】
この動作のタイミングチャートを図3に示す。
図2の撮像画面を水平方向に走査する1水平期間毎に出力される水平駆動信号(HDと略記)に同期して、AFエリア28の水平画像データが出力される期間Hafになると、CPU15は切り替えスイッチ32の接点aがONするように切り替えて、この水平画像データがHPF33に入力されるようにすると共に、ラインバッファ31を書き込み状態にして、この水平画像データをラインバッファ31に書き込む。
【0032】
この場合、AFエリア28の水平画像データが切り替えスイッチ32の接点aを経て入力されるHPF33は(切り替えスイッチ32の切り替えと同期して、或いはそれ以前に)CPU15によりそのカットオフ周波数fcがAに設定されている(つまり、図3において、少なくとも期間Hafでは実線で示すように切り替えスイッチ32の接点aがONする状態であり、それ以前では点線で示すように接点はa或いはbのいずれでも良い。この表示法は他のラインバッファ31でも同様である)。
【0033】
そして、このカットオフ周波数Aのハイパス特性でAFエリア28の水平画像データから高周波成分を抽出して、積算回路34の第1の積算器に入力し、第1の積算器は入力された水平画像データの高周波成分を積算する。
【0034】
この期間Hafが終了すると、CPU15はHPF33のカットオフ周波数FcがBに変更されるように特性切り替え信号を出力すると共に、切り替えスイッチ32の接点bがONするように切り替え、かつラインバッファコントローラ35を介してラインバッファ31を読み出し状態に設定して、このラインバッファ31に記憶されたAFエリア28の水平画像データを順次読み出し、切り替えスイッチ32の接点bを介してHPF33に入力されるようにする。
【0035】
そして、このカットオフ周波数Bのハイパス特性でAFエリア28の水平画像データから高周波成分を抽出して、積算回路34の第2の積算器に入力し、第2の積算器は入力された水平画像データの高周波成分を積算する。
【0036】
このラインバッファ31からAFエリア28の水平画像データが全て読み出された後には、例えばCPU15は積算回路34の第2の積算器での積算動作を停止させ、次のAFエリア28の水平画像データが入力される場合の動作に備える。そして、次のAFエリア28の水平画像データが入力された場合には上述の動作を繰り返す。
【0037】
このようにして、AFエリア28の垂直方向の画素サイズ数だけ、同じ動作を繰り返すことにより、積算回路34にはカットオフ周波数がAとBとに設定した状態での2つのAF評価値AFa,AFbを得る。
【0038】
そして、図3の動作説明図から分かるようにAFエリア28の垂直方向の画素数に相当する水平期間で2つのAF評価値AFa,AFbを得ることができる。つまり、少なくとも1フレーム毎に出力される垂直方向の駆動信号である垂直駆動信号の周期の1垂直駆動期間或いは1フレーム期間内に2つのAF評価値AFa,AFbを得ることができ、本実施の形態では2つのAF評価値AFa,AFbを用いて山登り方式のオートフォーカス設定を行う。
【0039】
このAF評価値AFa,AFbのレンズ位置に対する特性例を図4に示す。
【0040】
図4に示すようにAF評価値AFaはフォーカス点Foでピークになり、このフォーカス点Foからレンズ位置が変化するとその値が急峻に変化し、このフォーカス点Fo付近から少し外れると殆どゼロ近くになってレンズ位置の変化に対してその値が殆ど変化しない特性を示し、AF評価値AFbは広範囲のレンズ位置において、そのレンズ位置の変化に対してその値が緩やかに変化する特性を示す。
【0041】
なお、図4において、フォーカスレンズ3の可動範囲の一方の端点となる∞側端点は∞(無限遠)を合焦とする(フォーカスレンズ3の)レンズ位置よりもさらに外側のレンズ位置であり、他方の端点である至近側端点も至近位置を合焦とするレンズ位置よりさらに外側(至近側で外側)のレンズ位置を示している。
【0042】
CPU15はこの2つのAF評価値AFa,AFbを取り込み、撮像(画像記録)を行う撮像モードでは図5に示すようなフローチャートでフォーカス状態に設定して、撮影を行う。
【0043】
このフォーカス状態に設定するプログラムはEEPROM25に記憶されており、CPU15は2つのAF評価値AFa,AFbを用いてフォーカス制御を行う。
【0044】
次に撮影の動作を図5を参照して説明する。本撮像装置1の電源がONされて撮像モードに設定されると、図5に示す処理がスタートする。
まず、ステップS1に示すようにオート露出制御処理(図5では単にAEと略記。他の図面でも同様)を行う。つまり、AE処理回路13は1フレーム(1画面)分の映像信号の輝度値を積算して被写体の明るさに対応したAE評価値を算出し、CPU15に出力する。CPU15はこの算出されたAE評価値がユーザ等により設定されたAE目標値と比較し、そのずれ量が小さくなる方向に絞り4の開口量を制御する。このような制御を行うことにより、得られる映像信号の輝度値が常時、AE目標値付近に保持される。
【0045】
次にステップS2に示すように、レリーズスイッチの第1のレリーズ(図5では1st レリーズ)が行われたか否かを判断し、それが行われるのを待つ待機状態となる。
【0046】
なお、本実施の形態ではレリーズスイッチは2段式スイッチで構成され、第1のレリーズスイッチをONする第1のレリーズ操作ではオートフォーカスの設定がなされ、第2のレリーズスイッチがONする第2のレリーズ操作により、実際に撮影(撮像)を行う構成になっている。
【0047】
そして、第1のレリーズ操作が行われた場合には、ステップS3の(山登りAFの)方向判断の処理を行う。
図6に示すようにこの山登りAFを行う際のスタートのレンズ位置P1でどちらの方向が山登り方向かの判断処理を行う。
【0048】
つまり、フォーカスレンズ3を一方に所定量移動し、その前後におけるAF評価値AFa,AFbの差分量Δa,Δbを求め、絶対値が大きい差分量Δa,Δbが得られるAF評価値AFa又はAFbで方向判断を行う。
【0049】
この場合、ステップS3の方向の判断処理において、CPU15は現在のレンズ位置(図6ではP1で示す)での2つのAF評価値AFa,AFbをAF処理回路14から得た後、フォーカスレンズ3を一方に所定量移動し、その移動後のレンズ位置(図6ではP2で示す)での2つのAF評価値AFa,AFbをAF処理回路14から得て、差分量Δa,Δbを求める。
【0050】
そして、大きい方の差分量Δa,Δbが得られるAF評価値AFa又はAFbを用いて方向判断を行う。この場合、移動前のAF評価値に対し移動した側でのAF評価値がより大きくなる方向を移動方向と判断する。
【0051】
通常は山登りAFを行う際のスタートのレンズ位置P1はフォーカス点Foからかなり外れている場合が多い。この場合には、図6(A)に示すように低いカットオフ周波数に設定した場合のAF評価値AFbの場合の差分量Δbの絶対値の方がより高いカットオフ周波数に設定した場合のAF評価値AFaの場合の差分量Δaの絶対値よりも大きい。
この場合にはこのAF評価値AFbの場合の差分量Δbから方向判断を行うことになる。
【0052】
これに対し、山登りAFを行う際のスタートのレンズ位置P1がフォーカス点Foに近い状態から山登りAFを行う場合もある。この場合には、図6(B)に示すように高いカットオフ周波数に設定した場合のAF評価値AFaの場合の差分量Δaの絶対値の方が、より低いカットオフ周波数に設定した場合のAF評価値AFbの場合の差分量Δbの絶対値よりも大きくなる。
【0053】
従って、この場合にはAF評価値AFaの場合の差分量Δaから方向判断を行うことになる。
【0054】
従来例では、低いカットオフ周波数に設定した場合のAF評価値AFbを用いて方向判断を行い、その方向判断の後に高いカットオフ周波数に設定した場合のAF評価値AFaを用いてピークを検出することが行われているが、図6(B)のような場合もあるので、このような場合には高いカットオフ周波数Aに設定した場合のAF評価値AFaを用いて方向判断を行う方がより確実な方向判断が可能となり、本実施の形態ではこのような場合も考慮して方向判断を行うようにしている。
【0055】
移動方向を判断した後に、図5のステップS4のピーク検出の処理を行う。このピーク検出の処理では検出された移動方向に所定の送り量づつ移動しながら、AF評価値AFaのピーク値検出を行う。つまり、移動側でのAF評価値AFaが移動前のものより小さくなるまで、換言すると山の頂上(AF評価値AFaのピーク値)を降り始めるまで所定の送り量で移動を繰り返す。そして、降り始めるまでAF評価値AFaを得ることにより、ピークのAF評価値AFaが検出される。
【0056】
ピークのAF評価値AFaが検出されたら、ステップS5のフォーカス位置へ駆動する処理を行う。つまり、ピークのAF評価値AFaが検出される位置にレンズ位置を設定して、山登りAFを終了し、次のステップS6の第1のレリーズ解除の操作が行われたか否かを判断し、解除された場合には最初のステップS1に戻り、解除されない場合には次のステップS7の第2のレリーズ(図5では2nd レリーズ)の操作が行われたか否かの判断を行い、この操作が行われない場合にはステップS6に戻る。
【0057】
そして、第2のレリーズ操作が行われると、ステップS8の撮影処理を行う。つまり、図1のCCD5に露光された被写体像を撮像回路6により、映像信号に変換し、さらにこの映像信号をA/D変換器7によってデジタルの映像信号に変換し、メモリ8に一時格納する。そして、メモリ8に一時格納された画像データを圧縮/伸張回路11を介して記録用メモリ12に記憶する撮影処理を行う。そして、この撮影処理を行った後、ステップS1に戻り、次の撮影操作に備える。
【0058】
本実施の形態によれば、異なるフィルタ特性での2つのAF評価値AFa,AFbを1垂直駆動期間内に得ることができるので、2つのAF評価値AFa,AFbを用いてフォーカス設定を迅速に行うことができる。
【0059】
この場合、1つのHPF33により、そのフィルタ特性を変更して異なるフィルタ特性での2つのAF評価値AFa,AFbを得るので、2つのフィルタを用いた場合よりも、小型軽量にできると共に、低コスト化できる。
【0060】
また、山登りAFでオートフォーカスを行う場合、レンズ移動の前後における2つのAF評価値AFa,AFbの差分量の絶対値の大きい方を用いて移動方向の判断を行うので、フォーカス位置に近い場合にも従来例よりも精度良く判断でき、従ってより迅速にオートフォーカスを行うことができる。
【0061】
なお、例えば図3の動作説明図において、期間HafではHPF33はカットオフ周波数fcがAであり、この期間Haf後に直ちにHPF33はカットオフ周波数fcがBに切り替えられるように説明しているが、次の期間Hafの始まりまでにHPF33をカットオフ周波数Bにして高周波成分の抽出が終了していれば良い。
このため、図3におけるHPF33をカットオフ周波数Bに切り替えるタイミングを遅らせるようにしても良い。このため、カットオフ周波数の切り替えを低速で行う場合にも適用できる。
【0062】
(第2の実施の形態)
次に本発明の第2の実施の形態を図7ないし図9を参照して説明する。図7は第2の実施の形態におけるベイヤ配列のフィルタ素子の配列構造を示し、図8はAF処理回路の構成を示し、図9は動作説明用タイミングチャートを示す。
本実施の形態では、図1の色分離フィルタ5Aが例えば図7に示すようにフィルタ素子の配列がベイヤ配列のモザイクフィルタで構成されている。
【0063】
図7に示すベイヤ配列のモザイクフィルタでは水平方向に、R,Gフィルタが交互に配列されたものと、G,Bフィルタが交互に配列されたものとが垂直方向に交互に繰り返された配列となっている。
【0064】
このような配列の場合には、例えば水平方向に、R,Gフィルタが交互に配列されている場合に、被写体に例えばBの色成分があると、その色成分が欠落した信号となるので、本実施の形態ではカラーの3原色成分を含む標準的な輝度信号に類似する擬似の輝度信号を生成して、その擬似の輝度信号に対してAF評価値を得るようにしている。このようにすることにより、特定の色成分の高周波成分が欠落してしまうことなく、カラーの被写体の場合に対しても、その輪郭等を忠実に反映したAF評価値を得る構成にする。
【0065】
このため、本実施の形態では図1のAF処理回路14の構成を図8に示すような構成にしている。
つまり、A/D変換器7の出力はラインバッファ41a,41bに入力されると共に、1画素分の信号期間遅延するディレイ素子(図8では単にDで略記)42a及び加算器43aに入力される。 また、ラインバッファ41aの出力はディレイ素子42b及び加算器43bに入力される。同様に、ラインバッファ41bの出力はディレイ素子42c及び加算器43cに入力される。
【0066】
また、加算器43a,43bでそれぞれ加算された出力は加算器44aで加算され、加算器43b,43cでそれぞれ加算された出力は加算器44bで加算され、さらに加算器43a,43cでそれぞれ加算された出力は加算器44cで加算される。
【0067】
加算器44a,44b,44cの出力は、切り替えスイッチ45の接点a,b,cをそれぞれ経てHPF33に入力され、このHPF33の出力は積算回路34に入力される。
また、ラインバッファ41a、41bはラインバッファコントローラ46により制御される。
【0068】
このラインバッファコントローラ46はラインバッファ41a,41bにAFエリア28内の水平画像データを1ライン分、交互に記憶させると共に、期間Haf経過後に記憶された1ライン分の水平画像データを順次、読み出し、それぞれディレイ素子42b及び加算器43bと、ディレイ素子42c及び加算器43cに出力する。
【0069】
水平画像データはディレイ素子42i(i=a,b,c)及び加算器43iにより水平方向に画素単位で隣接する信号が加算されて次段の加算器44i等に出力される。
例えば、ディレイ素子42aでの1画素遅延及び加算器43aに遅延されないで加算された画像データがAFエリア28内の例えば第n番目の水平画像データLnであり、この第n番目の水平画像データLnが、例えばR,Gのフィルタアレイを経て撮像されたものであるとすると、加算器43aの出力はR+Gの画像データとなり、この画像データは次段の加算器44aと44cに出力される。
【0070】
この場合、ラインバッファ41aは第n番目の水平画像データLnをライン状に順次(逐次)記憶し、ラインバッファ41bは第n−1番目の水平画像データLn−1をライン状に順次出力し、ディレイ素子42cでの遅延及び加算器43cで遅延されないで加算された画像データはG+Bとなり、この画像データは次段の加算器44bと44cに出力される。
【0071】
そして、加算器44cによりR+Gの画像データとG+Bの画像データとが加算されてR+2G+Bの画像データとなり、この画像データが切り替えスイッチ45に入力される。この画像データ(規格化した混合比にすると、0.25R+0.50G+0.25Bとなる)は標準的な輝度信号0.30R+0.59G+0.11Bの混合比に近いものとなっている。
この画像データは切り替えスイッチ45の接点cを経てHPF33に入力される。
【0072】
本実施の形態ではこのような擬似の輝度信号データを生成して、この擬似の輝度信号データに対して、HPF33で高周波成分を抽出し、さらに積算回路34の例えば第1の積算器で積算してAF評価値AFaを得るようにしている。
【0073】
また、期間Hafが経過した後には、HPF33の特性が切り替えられると共に、ラインバッファ41a,41bから第n番目の水平画像データLnと第n−1番目の水平画像データLn−1をライン状に順次出力させ、同様の処理(但し、ディレイ素子及び加算器の符号は異なる)を行うことにより、期間Hafの場合と同じ画像データが加算器44bから切り替えスイッチ45の接点bを経てHPF33に入力される。
【0074】
そして、HPF33で前のカットオフ周波数とは異なる特性の高周波成分が抽出され、さらに積算回路34の第2の積算器で積算してAF評価値AFbを得るようにしている。
【0075】
その他の構成は図1と同様である。次に図9のタイミングチャートを参照して、AF処理回路14によるAF評価値を得る動作を説明する。
図9に示すように水平駆動信号HDに同期して、例えばその中央付近にAFエリア28の各期間Hafが設定されている。図9ではこの水平駆動信号HDにおける第n′番目の水平期間に、AFエリア28の第n番目の水平画像データLnが入力される期間Haf(n)として説明する。
【0076】
AFエリア28の第n番目の水平画像データLnが入力される期間Haf(n)になると、CPU15は切り替えスイッチ45の接点cをONにすると共に、ラインバッファ41aを書き込み状態にし、かつラインバッファ41bから第n−1番目の水平画像データLn−1をライン状に順次出力させる。
【0077】
また、HPF33のカットオフ周波数fcをAにする。そして、上述のようにして、加算器44cから第n番目と第n−1番目の水平画像データから生成した擬似の輝度信号データを切り替えスイッチ45の接点cを介してHPF33に入力し、カットオフ周波数Aで高周波成分を抽出して、積算回路34の第1の積算器に入力し、第1の積算器は入力された水平画像データの高周波成分を積算する。
【0078】
期間Haf(n)が経過すると、CPU15は切り替えスイッチ45の接点bをONにすると共に、HPF33のカットオフ周波数fcをBにし、さらにラインバッファ41a,41bを読み出しモードにして、ラインバッファ41a,41bから第n番目の水平画像データLnと第n−1番目の水平画像データLn−1をライン状に順次出力させ、期間Haf(n)の場合と同じ画像データが加算器44bから切り替えスイッチ45の接点bを経てHPF33に入力される。
【0079】
そして、HPF33のカットオフ周波数Bで高周波成分を抽出し、さらに積算回路34の第2の積算器で積算する。
【0080】
また、AFエリア28の第n+1番目の水平画像データLn+1が入力される期間Haf(n+1)になると、CPU15は切り替えスイッチ45の接点aをONにすると共に、ラインバッファ41bを書き込み状態にし、かつラインバッファ41aから第n番目の水平画像データLnをライン状に順次出力させる。
【0081】
また、HPF33のカットオフ周波数fcをAにする。そして、加算器44aから第n+1番目の水平画像データLn+1と第n番目の水平画像データLnから生成した擬似の輝度信号データを切り替えスイッチ45の接点aを介してHPF33に入力し、カットオフ周波数Aで高周波成分を抽出して、積算回路34の第1の積算器に入力し、第1の積算器は入力された水平画像データの高周波成分を積算する。
【0082】
期間Haf(n+1)が経過すると、CPU15は切り替えスイッチ45の接点bをONにすると共に、HPF33のカットオフ周波数fcをBにし、さらにラインバッファ41a,41bを読み出しモードにする。そして、ラインバッファ41a,41bから第n番目の水平画像データLnと第n+1番目の水平画像データLn+1をライン状に順次出力させ、期間Haf(n+1)の場合と同じ画像データが加算器44bから切り替えスイッチ45の接点bを経てHPF33に入力される。
そして、HPF33のカットオフ周波数Bで高周波成分を抽出し、さらに積算回路34の第2の積算器で積算する。
【0083】
次の期間Haf(n+2)になると、CPU15は切り替えスイッチ45の接点cをONにすると共に、ラインバッファ41aを書き込み状態にし、かつラインバッファ41bから第n+1番目の水平画像データLn+1をライン状に順次出力させる。
【0084】
また、HPF33のカットオフ周波数fcをAにする。そして、加算器44cから第n+2番目の水平画像データLn+2と第n+1番目の水平画像データLn+1から生成した擬似の輝度信号データを切り替えスイッチ45の接点cを介してHPF33に入力し、カットオフ周波数Aで高周波成分を抽出して、積算回路34の第1の積算器に入力し、第1の積算器は入力された水平画像データの高周波成分を積算する。
【0085】
期間Haf(n+2)が経過すると、CPU15は切り替えスイッチ45の接点bをONにすると共に、HPF33のカットオフ周波数fcをBにし、さらにラインバッファ41a,41bを読み出しモードにする。そして、ラインバッファ41a,41bから第n+2番目の水平画像データLn+2と第n+1番目の水平画像データLn+1をライン状に順次出力させ、期間Haf(n+2)の場合と同じ画像データが加算器44bから切り替えスイッチ45の接点bを経てHPF33に入力される。
そして、HPF33のカットオフ周波数Bで高周波成分を抽出し、さらに積算回路34の第2の積算器で積算する。
【0086】
このようにして、AFエリア28の最後の水平画像データとなる第n+s番目の水平画像データLn+sまで同様の処理を行うことにより、2つのAF評価値AFa,AFbを算出し、このAF評価値AFa,AFbはCPU15に取り込まれ、例えば第1の実施の形態と同様に山登りAFでフォーカス状態に設定する場合に使用される。
【0087】
本実施の形態によれば、カラーの被写体の場合にもその輪郭等を反映した標準の輝度信号に類似した擬似の輝度信号を生成し、その擬似の輝度信号に対して2つのAF評価値AFa,AFbを得るようにしているので、精度の良いオートフォーカスを行うことができる。
その他は第1の実施の形態と同様の効果を有する。
【0088】
本発明の自動焦点調節装置と関連する参照例
次に本発明の自動焦点調節装置と関連する参照例を図10ないし図13を参照して説明する。図10は本発明の自動焦点調節装置と関連する参照例を備えた電子的撮像装置の構成を示し、図11はフィールドメモリへの書き込み及び読み出しの説明図を示し、図12は動作説明用タイミングチャートを示し、図13は山登りAFの動作のフローチャートを示す。
【0089】
参照例は、水平方向と垂直方向とで2つのAF評価値を得るものである。 本実施の形態は図1のAF処理回路14のラインバッファ31とラインバッファコントローラ35とを図10に示すようにフィールドメモリ61と、このフィールドメモリ61の読み/書きを制御するメモリコントローラ62とに置換した構成にしている。
【0090】
このフィールドメモリ61はAFエリア28の画像データを記憶する記憶容量を有し、メモリコントローラ62はAFエリア28の画像データを水平方向に順次、記憶するように書き込み制御を行うと共に、読み出し時には、垂直方向に順次読み出しを行うように読み出し制御を行う。
【0091】
つまり、図11(A)に示すようにライト時には水平方向に順次書き込み、一方読み出し時には図11(B)に示すように垂直方向に読み出しを行う。
この場合、フィールドメモリ61に水平画像データの書き込みを行っている場合には、例えばHPF33でカットオフ周波数fc=Hで高周波成分を抽出する。
また、フィールドメモリ61から垂直方向に読み出しを行っている場合にも、例えばHPF33でカットオフ周波数fc=Vで高周波成分を抽出する。その他の構成は図1と同様である。
【0092】
図12はAF処理回路14の動作を示すタイミングチャートである。
【0093】
垂直駆動信号VDの周期の垂直駆動期間或いは1フレーム期間における例えば中央付近にAFエリア28の期間Vafが設定されている。そして、この期間Vafに入力される画像データはフィールドメモリ61に水平方向に書き込まれると共に、切り替えスイッチ32の接点aを経てHPF33に入力され、カットオフ周波数Hで高周波成分が抽出され、さらに積算回路34の第1の積算器で積算されて水平方向のAF評価値AFhが算出される。
【0094】
そして、この期間Vafが経過すると、フィールドメモリ61は読み出しモードに設定されて記憶された画像データが垂直方向に読み出され、切り替えスイッチ32の接点bを経てHPF33に入力され、カットオフ周波数Vで高周波成分が抽出され、さらに積算回路34の第2の積算器で積算されて垂直方向のAF評価値AFvが算出される。
【0095】
参照例では、これら2つのAF評価値AFh,AFvを用いて図5と類似したオートフォーカスを行う。この場合、図5の山登りAFの処理、つまりステップS3からステップS5の代わりに図13に示す処理を行う。
【0096】
つまり、まず、移動方向の判断を行うために、現在のレンズ位置P1におけるAF評価値AFh(P1),AFv(P1)と、一方に所定量だけ移動したレンズ位置P2で得られるAF評価値AFh(P2),AFv(P2)との差分量Δh(=AFh(P1)−AFh(P2)),Δv(=AFv(P1)−AFv(P2))の各絶対値の大小を比較する。
【0097】
例えば、ステップS11に示すように|Δh|≧|Δv|か否かを判断し、これに該当する場合には次のステップS12aに示す差分量Δhで方向判断を行い、ステップS13aで2つのAF評価値AFh,AFvにおける実際にAF評価を行うAF評価値変数AFxとしてこのAF評価値AFhをセットする。
【0098】
逆に|Δh|<|Δv|の場合にはステップS12bに示すように差分量Δvで方向判断を行い、ステップS13bで2つのAF評価値AFh,AFvにおける実際にAF評価を行うAF評価値変数AFxとしてこのAF評価値AFvをセットする。
【0099】
次にステップS14のAF評価値変数AFxのピーク検出を行う。つまり、ステップS12a或いはS12bでの方向判断された場合の方向に所定量づつ移動してAF評価値変数AFxのピークとなる値を検出する。
【0100】
そして、AF評価値変数AFxのピーク検出を行った後、ステップS15のフォーカス位置へフォーカスレンズ3を設定してこの山登りAFの処理を終了し、図5のステップS6に移る。そして、ステップS6,S7を経て第2のレリーズ操作が行われた後に、ステップS8の撮影の処理を行う。
【0101】
参照例によれば、1垂直駆動信号期間或いは1フレーム期間内に水平方向と垂直方向とのAF評価値AFh,AFvを得ることができ、これらのAF評価値AFh,AFvを用いてオートフォーカスを行うことができるので、一方の方向のAF評価値でオートフォーカスを行う場合よりもより精度の高いオートフォーカスを行うことができる。
【0102】
一般には縦方向に輪郭がある被写体が多いので、水平方向の高周波成分を検出する方が、垂直方向の高周波成分を検出してオートフォーカスに用いるAF評価値を得る場合よりも適している場合が多い。
【0103】
しかし、被写体によっては縦方向よりも横方向に輪郭、或いは縞模様が多い場合もあり、そのような場合には垂直方向の高周波成分を検出してAF評価値を得てオートフォーカスを行う方が精度良くオートフォーカスを行うことができる。
また、デジタルカメラでは被写体に対して、デジタルカメラの上下方向を通常の場合とは異なる横方向にして撮影を行う場合もあり、このような場合には縦方向に多くの輪郭がある場合でも、横方向に輪郭がある被写体となる。
【0104】
参照例では、1垂直駆動信号期間或いは1フレーム期間内に水平方向と垂直方向とのAF評価値AFh,AFvを得て、これらAF評価値AFh,AFvの差分量の絶対値が大きい方のAF評価値AFh或いはAFvを用いてオートフォーカスを行うので、いずれの場合にも精度の高いオートフォーカスを行うことができる。
【0105】
また、図10の構成において、A/D変換された信号が水平方向に入力された場合で、期間Hafの時にはHPF33のフィルタ特性をカットオフ周波数fc=Hとし、この期間Hafの直後にフィールドメモリ61に書き込んだ信号を水平方向に読み出し、この時には、HPF33のフィルタ特性をカットオフ周波数fc=H′として、基本的には第1の実施の形態と同様の動作をさせて、水平方向に異なるカットオフ周波数H,H′(例えばH>H′)でのAF評価値を得る。
【0106】
この後に、フィールドメモリ61に書き込んだ信号を垂直方向に2回読み出し、その場合にもHPF33のフィルタ特性をカットオフ周波数fc=VとV′(例えばV>V′)とにそれぞれ設定して、垂直方向にも異なるカットオフ周波数V,V′でのAF評価値を得るようにする。この場合の動作説明図を図14に示す。
【0107】
図12ではAFエリア28を水平方向に連続したように示したが、図2に示すようにAFエリア28を水平方向の中央付近に設定した場合には、図14に示すように水平駆動信号HDの中央付近に現れる。
【0108】
そして、水平方向に入力される信号がAFエリア28の期間Hafになった場合にはフィールドメモリ61に書き込み(図14中ではW)を行うと共に、切り替えスイッチ32の接点aを経てHPF33に入力し、その場合のカットオフ周波数Hで高周波成分を抽出し、積算回路34の第1の積算器で積算する。
【0109】
そして、この期間Haf後に、HPF33のカットオフ周波数fc=H′に切り替え、そしてフィールドメモリ61にその同じ水平駆動期間内に書き込んだ信号を水平方向に読み出し(図14中ではR)、接点bを経てこのHPF33に入力し、その場合のカットオフ周波数H′で高周波成分を抽出し、積算回路34の第2の積算器で積算する。
【0110】
このようにしてAFエリア28の最終の期間Hafまで同じ動作を切り返すことにより、水平方向に2つの異なるカットオフ周波数H,H′でAF評価値AFh,AFh′を得る。その2つの値をCPU15は取り込み、積算回路34の第1及び第2の積算器をリセットし、次の垂直方向のAF評価値の積算に備える。そして、次にはフィールドメモリ61を垂直方向に2回順次読み出し、その場合にHPF33に入力し、各場合のカットオフ周波数fcをVとV′に設定してそれぞれ高周波成分を抽出し、積算回路34の第1及び第2の積算器で積算して2つのAF評価値AFv,AFv′を得る。
【0111】
そして、CPU15はこれら4つのAF評価値AFh,AFh′,AFv,AFv′を用いて山登りAFを行う。この場合には、例えば4つのAF評価値AFh,AFh′,AFv,AFv′の差分量の絶対値の最大値で移動する場合の方向判断を行う。
【0112】
そして、その後に前記最大値が得られた場合と同じ方向でより高いカットオフ周波数のAF評価値AFh或いはAFvを用いてピーク検出を行う。このようにすると、被写体が縦或いは横方向のいずれの方向に輪郭が多いような場合にも、精度の高いオートフォーカスを行うことができる。
【0113】
なお、上述した各実施の形態等において、フィルタ特性が異なる状態で得た複数のAF評価値から山登りAFでオートフォーカスを行う場合に、公知例のように低いカットオフ周波数のAF評価値で方向判断を行い、高いカットオフ周波数のAF評価値でピーク検出を行うようにしても良い。
【0114】
また、例えば第1の実施の形態においては、各期間HafではHPF33のカットオフ周波数fcをAにし、その期間Haf後にHPF33のカットオフ周波数fcをBに切り替えて、2つのフィルタ特性の高周波成分を抽出してAF評価値AFa,AFbを得るようにしているが、例えばHPF33のカットオフ周波数を常時一定、例えばカットオフ周波数fcをAとし、各Haf期間には入力される信号を切り替えスイッチ32の接点aを経てHPF33に入力し、その出力信号を積算回路34の第1の積算器で積算し、各Haf期間の後にラインバッファ31に書き込んだ信号を読み出す場合には、書き込み時の速度とは異なる速度、例えばより高速に読み出して(例えばA/B倍で読み出して)切り替えスイッチ32の接点bを経てHPF33に入力して、そのPHF3の出力信号を積算回路34の第2の積算器で積算するようにしても良い。
【0115】
このようにすることにより、1つのフィルタで、このフィルタに入力される信号に対して実質的に異なるカットオフ周波数のフィルタを通したのと同様の機能を行うようにできる。上の具体例では期間Hafではカットオフ周波数がAで、その期間haf後ではカットオフ周波数がBのフィルタを通したのと同様の機能或いは作用を行わせることができる。
【0116】
この場合には、構成が簡単であり、第1の実施の形態と同様の効果が得られる。また、この場合には、フィルタ特性を変えることが困難な場合にも適用できる。
なお、フォーカス点に近い領域ではより高速に読み出す等してより高い周波数の高周波成分を抽出するようにしても良い。
【0117】
また、第2の実施の形態においてもラインバッファ41a,41bから同時に読み出す場合には書き込み時とは異なる読み出し速度で読み出すことにより、この読み出し信号に対して異なるカットオフ周波数のフィルタを通したのと同様の機能を行わせることができる。また、本発明の自動焦点調節装置と関連する参照例においても、同様にすることにより、異なるカットオフ周波数のフィルタを通したのと同様の機能を行わせることができる。なお、上述した実施の形態等を部分的等で組み合わせて構成される実施の形態等も本発明に属する。
【0118】
[付記]
(1)撮像画面の全領域の一部の自動焦点検出領域の映像信号に基づいて自動焦点調節を行なう自動焦点調節装置において、
水平駆動信号期間内に、前記自動焦点検出領域の映像信号から異なる複数の周波数帯域の信号に分離する1つのフィルタ手段と、
該フィルタ手段の出力信号を垂直駆動信号期間内において、前記異なる複数の周波数帯域の信号ごとに加算する積分手段と、
前記積分手段の出力に基づいて焦点調節制御を行うことを特徴とする自動焦点調節装置。
(効果)高速かつ高精度な自動焦点検出装置が実現できる。
【0119】
(2)前記フィルタ手段は、その周波数を特性をCPUからの信号によって切替え可能になっているディジタルフィルタであることを特徴とする付記1に記載の自動焦点調節装置。
(効果)構成が簡単。
【0120】
(3)水平駆動信号期間内の映像信号のうち自動焦点検出領域の信号を第1の周波数帯域の信号に分離する第1のフィルタ手段と、
水平駆動信号期間内に、自動焦点検出領域の信号を記憶する記憶手段と、
前記水平駆動信号期間内であって、前記自動焦点検出領域の信号を前記記憶手段に記憶した後に該記憶手段から映像信号を読み出し、第2の周波数帯域の信号に分離する第2のフィルタ手段と、
を有することとする請求項1に記載の自動焦点調節装置。
【0121】
(効果)構成が簡単。
【0122】
(4)撮影レンズを透過した被写体光を撮像面に受け光電変換する撮像素子と、
前記撮像面の前面に配置された色分離のためのカラーフィルタと、
撮像画面の全領域の一部の自動焦点検出領域の映像信号に基づいて自動焦点調節を行う自動焦点調節装置において、
水平駆動信号期間内に、自動焦点検出領域の所定の水平ラインの映像信号と次の水平ラインの自動焦点検出領域の映像信号を合成する映像信号合成手段と、
前記水平駆動信号期間内に、前記映像信号合成手段から出力される合成映像信号を異なる複数の周波数帯域の信号に分離するフィルタ手段と、
前記フィルタ手段の出力手段を垂直駆動信号期間内において、前記異なる複数の周波数帯域の信号ごとに加算する積分手段と、
前記積分手段の出力に基づいてフォーカス制御を行う自動焦点調節装置。
【0123】
(効果)ベイヤ配列のカラーフィルタのように1ラインに含まれていない色信号成分がある場合の不都合(特定の色信号の周波数成分が検出されないこと)を回避するため、フィルタに入力される映像信号がすべての色信号成分を含むように映像信号を加算したものであり、高精度化できる。
(5)前記カラーフィルタの色配列は、ベイヤ配列であることを特長とする付記4に記載の自動焦点調節装置。
【0124】
(6)撮像画面の全領域の一部の自動焦点検出領域の映像信号に基づいて自動焦点調節を行う自動焦点調節装置において、
垂直駆動信号期間内に、前記自動焦点検出領域の映像信号を水平方向および垂直方向の所定の周波数帯域の信号に分離するフィルタ手段と、
前記フィルタ手段の出力信号を垂直駆動信号期間内において、前記水平方向および垂直方向の周波数帯域の信号ごとに加算する積分手段と、
前記積分手段の出力に基づいてフォーカス制御を行う自動焦点調節装置。
(従来技術とその問題点)1垂直信号期間内に水平方向の自動焦点検出情報しか得られていなかった(公知例として特開平6−245126号)。
(効果)1垂直駆動信号期間内に同時に、水平および垂直方向の空間周波数信号が得られるので例えば、横縞模様の被写体に対しても縦縞模様の被写体に対しても、高精度な自動焦点検出制御が可能となる。
【0125】
(7)映像信号の垂直駆動信号期間内において、映像信号を水平方向に順次に読み出しながら所定の周波数帯域の信号に分離する第1のフィルタ手段と、
映像信号の垂直駆動信号期間内において、映像信号を1ラインごとに水平方向に順次に読み出しながら前記自動焦点検出領域の映像信号を記憶する記憶手段と、
前記垂直駆動信号期間内であって、前記自動焦点検出領域の信号を前記記憶手段に記憶した後に該記憶手段から映像信号を垂直方向に順次に読み出し、所定の周波数帯域の信号に分離する第2のフィルタ手段とを有すること、
を特長とする付記6に記載の自動焦点調節装置。
(従来技術とその問題点)付記6と同じ。
(効果)構成が簡単。
【0126】
(8)前記第1のフィルタ手段と前記第2のフィルタ手段の周波数特性は、CPUからの信号によって切り替え可能になっていることを特長とする付記7に記載の自動焦点調節装置。
【0127】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、撮像画面の全領域の一部の自動焦点検出領域の映像信号に基づいて自動焦点調節を行なう自動焦点調節装置において、
水平駆動信号期間内に、前記自動焦点検出領域の映像信号から異なる複数の周波数帯域の信号に分離する1つのフィルタ手段と、
該フィルタ手段の出力信号を垂直駆動信号期間内において、前記異なる複数の周波数帯域の信号ごとに加算する積分手段と、
前記積分手段の出力に基づいて焦点調節の制御を行うので、1つのフィルタ手段にてその特性を複数に切り替えて自動焦点調節を行うことができ、小型軽量にでき、かつ低コスト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の自動焦点調節装置を備えた電子的撮像装置の構成図。
【図2】 オートフォーカス検出エリアが設けられた撮像画面を示す図。
【図3】 第1の実施の形態の動作説明用タイミングチャートを示す図。
【図4】 カットオフ周波数の違いにより得られるオートフォーカス検出情報の特性を示す図。
【図5】 撮像動作のフローチャートを示す図。
【図6】 山登り方式でフォーカス設定を行う場合のレンズ移動の方向判断の説明図。
【図7】 本発明の第2の実施の形態におけるモザイクフィルタのフィルタ素子の配列構造を示す図。
【図8】 AF処理回路の構成を示すブロック図。
【図9】 動作説明用タイミングチャートを示す図。
【図10】 本発明の自動焦点調節装置と関連する参照例を備えた電子的撮像装置の構成図。
【図11】 フィールドメモリへの書き込み及び読み出しの説明図。
【図12】 動作説明用タイミングチャートを示す図。
【図13】 山登りAFの動作のフローチャートを示す図。
【図14】 本発明の自動焦点調節装置と関連する参照例の変形例の動作説明用タイミングチャートを示す図。
【符号の説明】
1…電子的撮像装置
2…ズームレンズ
3…フォーカスレンズ
4…絞り
5…CCD
6…撮像回路
7…A/D変換器
8…メモリ
9…D/A変換器
10…LCD
11…圧縮/伸張回路
12…記録用メモリ
13…AE処理回路
14…AF処理回路
15…中央演算処理装置(CPU)
16…TG回路
17…CCDドライバ
18〜20…モータドライブ回路
21〜23…モータ
24…操作スイッチ
25…EEPROM
26…電池
28…AFエリア
31…ラインバッファ
32…切り替えスイッチ
33…HPF
34…積算回路
35…ラインバッファコントローラ

Claims (5)

  1. 撮像画面の全領域の一部の自動焦点検出領域の映像信号に基づいて自動焦点調節を行なう自動焦点調節装置において、
    水平駆動信号期間内に、前記自動焦点検出領域の映像信号から異なる複数の周波数帯域の信号に分離する1つのフィルタ手段と、
    該フィルタ手段の出力信号を垂直駆動信号期間内において、前記異なる複数の周波数帯域の信号ごとに加算する積分手段と、
    前記積分手段の出力に基づいて焦点調節の制御を行うことを特徴とする自動焦点調節装置。
  2. 前記フィルタ手段は、その周波数を特性を中央演算処理装置からの信号によって切替え可能になっているディジタルフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の自動焦点調節装置。
  3. 水平駆動信号期間内の映像信号のうち自動焦点検出領域の信号を第1の周波数帯域の信号に分離する第1のフィルタ手段と、
    水平駆動信号期間内に、自動焦点検出領域の信号を記憶する記憶手段と、
    前記水平駆動信号期間内であって、前記自動焦点検出領域の信号を前記記憶手段に記憶した後に該記憶手段から映像信号を読み出し、第2の周波数帯域の信号に分離する第2のフィルタ手段と、
    を有することとする請求項1に記載の自動焦点調節装置。
  4. 撮影レンズを透過した被写体光を撮像面に受け光電変換する撮像素子と、
    前記撮像面の前面に配置された色分離のためのカラーフィルタと、
    撮像画面の全領域の一部の自動焦点検出領域の映像信号に基づいて自動焦点調節を行う自動焦点調節装置において、
    水平駆動信号期間内に、自動焦点検出領域の所定の水平ラインの映像信号と次の水平ラインの自動焦点検出領域の映像信号を合成する映像信号合成手段と、
    前記水平駆動信号期間内に、前記映像信号合成手段から出力される合成映像信号を異なる複数の周波数帯域の信号に分離するフィルタ手段と、
    前記フィルタ手段の出力手段を垂直駆動信号期間内において、前記異なる複数の周波数帯域の信号ごとに加算する積分手段と、
    前記積分手段の出力に基づいてフォーカス制御を行う自動焦点調節装置。
  5. 前記カラーフィルタの色配列は、ベイヤ配列であることを特長とする請求項4に記載の自動焦点調節装置。
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