JP4032357B2 - 画像情報処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像情報処理装置および方法、並びにプログラムに関し、例えば、X線等のシングルスキャンコーンビームを検体に照射して得られる2次元の投影像データに基づき、検体の3次元のボリュームデータを生成する場合に用いて好適な画像情報処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
近年、医療や工業などの分野においては、検体の断面画像データを取得できる3次元CT(Computerized Tomography)システムが利用されている。3次元CTシステムにおいては、例えばX線、γ線等の電磁波や超音波等の透過可能エネルギが検体に照射されてその透過光波に基づいて投影像データが取得され(撮像され)、検体を全周方向から撮像して得られる複数の投影像データに基づき、検体を包含する大きさの直方体格子であって、各サンプリング点のX線吸収係数値を保持する複数のボクセル(voxel)から成るボリュームデータが算出されて、算出されたボリュームデータに基づき、検体の任意方向の断面画像データが生成される。
図1は、従来の3次元CTシステムの構成の一例を示している。この3次元CTシステムは、X線のシングルスキャンビームを検体1に照射するX線源2、載置された検体1を360度回転させる回転台3、検体1を透過したX線を受光して投影像データを生成する受光部4、および検体1の全周方向からの複数枚の投影像データを元にして検体1のボリュームデータを算出し、さらに断面画像データを生成する画像処理装置5から構成される。なお、通常、回転台3の平面と受光部4の受光面とは直交し、回転台3の回転軸と受光部4の受光面の1座標軸とは平行となるように配置されている。また、検体1を回転台3に載置して回転させるのではなく、検体1を固定して、X線源2および受光部4が、検体1の周囲を回転するようになされているシステムも存在する。
なお、複数枚の投影像データを元にして検体1に対応するボリュームデータを生成する方法(以下、3次元再構成法とも記述する)は、例えば、非特許文献1に記載されている。
ところで、従来の3次元再構成法では、図2に示すように、光軸(X線源2から受信部4に対する垂線)と回転台3の回転軸が垂直となるように配置(以下、従来に配置と記述する)された状態で、検体1の投影像が取得されることを基本としていた。
この従来の配置では、検体1を薄い板状の物体(以下、板状検体1とも記述する)とした場合、回転台3の回転角の違いにより、X線が透過し易い状態(例えば、図2A、図2B)と、X線が透過し難い状態、あるいは透過しない状態(図3A,図3B)が生じ、これらの状態の違いが投影像の画質に差を生じさせてしまい、画質に差のある複数の投影像を用いて3次元再構成されたボリュームデータにはアーティファクトが生じ易くなってしまうという問題があった。
さらに、従来の配置では、投影像における板状検体1の大きさを拡大しようとして、例えば図4A,図4Bに示すように、回転台3をX線源2に近づけた場合、回転台3の回転角によっては検体1がX線源2に当たってしまうので、所望の拡大率を得ることができないという問題があった。
この問題を解決するために、例えば図5に示すように、光軸と回転台3の回転軸との角度を垂直に制限せず、斜めになるように配置する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この方法によれば、従来の配置に比較して、投影像における検体1の拡大率を上げることができる。また、板状検体1の面と光軸とが一致することなく配置できるので、X線が透過し難い状態、あるいは透過しない状態が生じ難いという効果もある。したがって、光軸と回転台3の回転軸との角度が斜めになるように配置する方法は、板状検体の有効な非破壊検査方法として注目されている。
佐々木徹、他1名,「分散メモリ型マルチプロセッサシステムを用いた3次元X線CT像の再構成」,情報処理学会論文誌,1997年発行,第38巻,第9号 特開2003−260049号公報
しかしながら、3次元再構成法では、正対投影された投影像を用いることを基本にしているため、光軸と回転台3の回転軸との角度が斜めになるように配置する方法では、受光部4に投影された正対投影ではない投影像を、検体1が正対投影される仮想的な投影面11にマッピングした後、3次元再構成法が適用されていた。尤も、特許文献1には、このマッピング処理の詳細について開示されていない。
一般に、マッピング処理は画像のリサンプリング処理であり、斜めに写った投影像と同じ解像度でリサンプリングを実行した場合、画質劣化が生じる。したがって、結果的に再構成画像の画質劣化が激しくなる可能性が高いという課題があった。
また、リサンプリング処理は、再構成処理の全体に対して比較的大きな負荷となり得るので、仮に、リサンプリング処理に、画質劣化をある程度抑えることを目的としたスーパサンプリングを用いた処理を適用した場合、処理時間がより長くなり、さらに投影像の記録/記憶容量も数倍必要となりシステムメモリリソースを圧迫する可能性があるという課題があった。
以上説明したように、従来においては、光軸と回転台3の回転軸との角度が斜めになるように配置された状態で撮影された投影像を用い、処理時間が短く、システムリソースも圧迫せず、しかも高画質の3次元画像を生成できる3次元再構成処理方法は存在していないという課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、光軸と回転台の回転軸との角度が斜めになるように配置された状態で撮影された投影像を用い、処理時間が短く、システムリソースも圧迫せず、しかも高画質の3次元画像を生成できるようにすることを目的とする。
本発明の画像情報処理装置は、検体、照射部、受光部、および回転台の幾何学的関係を示す撮影条件、および想定されたボリュームデータに関する再構成条件に基づき、投影像データの全領域から、ボリュームデータの生成に利用されない領域を除外して得られる有効領域を特定する有効領域特定手段と、回転台の回転軸と照射部の照射軸とに基づいて決定される回転台の傾斜角に対応して、投影像データの有効領域のピクセルを補正する補正手段と、補正手段によって補正された、投影像データの有効領域のピクセルに対して所定のフィルタリング処理を施すフィルタリング手段と、撮影条件に基づき、ボリュームデータを生成可能な再構成可能領域を算出する再構成可能領域算出手段と、再構成可能領域と、ボリュームデータとが重複する共通領域を示す計算範囲情報を生成する計算範囲情報生成手段と、回転台の傾斜角に対応し、フィルタリング手段によってフィルタリング処理が施された投影像データの有効領域のピクセルを用いて計算範囲情報によって示される共通領域に対応するボリュームデータのボクセルを算出するボクセル算出手段とを含むことを特徴とする。
前記ボクセル算出手段は、ボリュームデータの座標系の3座標軸に対応する3重ループの繰り返し演算によってボクセルを算出し、繰り返し演算は、3次元ベクトルの加算と除算から構成されるようにすることができる。
前記ボクセル算出手段は、回転台の回転角に拘わらず、かつ、3重ループの繰り返し演算のいずれにおいても、単一の計算範囲情報によって示される共通領域に対応するボリュームデータのボクセルを算出するようにすることができる。
本発明の画像情報処理方法は、検体、照射部、受光部、および回転台の幾何学的関係を示す撮影条件、および想定されたボリュームデータに関する再構成条件に基づき、投影像データの全領域から、ボリュームデータの生成に利用されない領域を除外して得られる有効領域を特定する有効領域特定ステップと、回転台の回転軸と照射部の照射軸とに基づいて決定される回転台の傾斜角に対応して、投影像データの有効領域のピクセルを補正する補正ステップと、補正ステップの処理で補正された、投影像データの有効領域のピクセルに対して所定のフィルタリング処理を施すフィルタリングステップと、撮影条件に基づき、ボリュームデータを生成可能な再構成可能領域を算出する再構成可能領域算出ステップと、再構成可能領域と、ボリュームデータとが重複する共通領域を示す計算範囲情報を生成する計算範囲情報生成ステップと、回転台の傾斜角に対応し、フィルタリングステップの処理でフィルタリング処理が施された投影像データの有効領域のピクセルを用いて計算範囲情報によって示される共通領域に対応するボリュームデータのボクセルを算出するボクセル算出ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、検体、照射部、受光部、および回転台の幾何学的関係を示す撮影条件、および想定されたボリュームデータに関する再構成条件に基づき、投影像データの全領域から、ボリュームデータの生成に利用されない領域を除外して得られる有効領域を特定する有効領域特定ステップと、回転台の回転軸と照射部の照射軸とに基づいて決定される回転台の傾斜角に対応して、投影像データの有効領域のピクセルを補正する補正ステップと、補正ステップの処理で補正された、投影像データの有効領域のピクセルに対して所定のフィルタリング処理を施すフィルタリングステップと、撮影条件に基づき、ボリュームデータを生成可能な再構成可能領域を算出する再構成可能領域算出ステップと、再構成可能領域と、ボリュームデータとが重複する共通領域を示す計算範囲情報を生成する計算範囲情報生成ステップと、回転台の傾斜角に対応し、フィルタリングステップの処理でフィルタリング処理が施された投影像データの有効領域のピクセルを用いて計算範囲情報によって示される共通領域に対応するボリュームデータのボクセルを算出するボクセル算出ステップとを含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明においては、検体、照射部、受光部、および回転台の幾何学的関係を示す撮影条件、および想定されたボリュームデータに関する再構成条件に基づき、投影像データの全領域から、ボリュームデータの生成に利用されない領域を除外して得られる有効領域が特定され、回転台の回転軸と照射部の照射軸とに基づいて決定される回転台の傾斜角に対応して、投影像データの有効領域のピクセルが補正され、補正された投影像データのピクセルに対して所定のフィルタリング処理が施される。また、撮影条件に基づき、ボリュームデータを生成可能な再構成可能領域が算出され、再構成可能領域と、ボリュームデータとが重複する共通領域を示す計算範囲情報が生成されて、フィルタリング処理が施された投影像データの有効領域のピクセルを用いて計算範囲情報によって示される共通領域に対応するボリュームデータのボクセルが算出される。
本発明によれば、光軸と回転台の回転軸との角度が斜めになるように配置された状態で撮影された投影像を用い、処理時間が短く、システムリソースも圧迫せず、しかも高画質の3次元画像を生成することが可能となる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加されたりする発明の存在を否定するものではない。
本発明の画像情報処理装置(例えば、図6の画像処理装置31)は、検体、照射部、受光部、および回転台の幾何学的関係を示す撮影条件、および想定された前記ボリュームデータに関する再構成条件に基づき、前記投影像データの全領域から、前記ボリュームデータの生成に利用されない領域を除外して得られる有効領域を特定する有効領域特定手段(例えば、図8のが素有効範囲抽出部53)と、前記回転台の回転軸と前記照射部の照射軸とに基づいて決定される前記回転台の傾斜角に対応して、前記投影像データの前記有効領域のピクセルを補正する補正手段(例えば、図8のコーン補正部54)と、前記補正手段によって補正された、前記投影像データの前記有効領域の前記ピクセルに対して所定のフィルタリング処理を施すフィルタリング手段(例えば、図8のフィルタリング処理部55)と、前記撮影条件に基づき、前記ボリュームデータを生成可能な再構成可能領域を算出する再構成可能領域算出手段(例えば、図8の再構成可能領域算出部56)と、前記再構成可能領域と、前記ボリュームデータとが重複する共通領域を示す計算範囲情報を生成する計算範囲情報生成手段(例えば、図8の共通領域算出部57)と、前記回転台の前記傾斜角に対応し、前記フィルタリング手段によってフィルタリング処理が施された前記投影像データの前記有効領域の前記ピクセルを用いて前記計算範囲情報によって示される共通領域に対応する前記ボリュームデータのボクセルを算出するボクセル算出手段(例えば、図8の逆投影計算部58)とを含む
請求項2に記載の画像情報処理装置は、
設定された撮影条件、および想定された前記ボリュームデータに関する再構成条件に基づき、前記投影像データの全領域から、前記ボリュームデータの生成に利用されない領域を除外して得られる有効領域を特定する有効領域特定手段(例えば、図8のが素有効範囲抽出部53)と、
前記撮影条件に基づき、前記ボリュームデータを生成可能な再構成可能領域を算出する再構成可能領域算出手段(例えば、図8の再構成可能領域算出部56)と、
前記再構成可能領域と、前記ボリュームデータとが重複する共通領域を示す計算範囲情報を生成する計算範囲情報生成手段(例えば、図8の共通領域算出部57)と
をさらに含むことを特徴とする。
本発明の画像情報処理方法は、検体、照射部、受光部、および回転台の幾何学的関係を示す撮影条件、および想定された前記ボリュームデータに関する再構成条件に基づき、前記投影像データの全領域から、前記ボリュームデータの生成に利用されない領域を除外して得られる有効領域を特定する有効領域特定ステップ(例えば、図12のステップS2)と、前記回転台の回転軸と前記照射部の照射軸とに基づいて決定される前記回転台の傾斜角に対応して、前記投影像データの前記有効領域のピクセルを補正する補正ステップ(例えば、図12のステップS3)と、前記補正ステップの処理で補正された、前記投影像データの前記有効領域の前記ピクセルに対して所定のフィルタリング処理を施すフィルタリングステップ(例えば、図12のステップS4)と、前記撮影条件に基づき、前記ボリュームデータを生成可能な再構成可能領域を算出する再構成可能領域算出ステップ(例えば、図12のステップS5)と、前記再構成可能領域と、前記ボリュームデータとが重複する共通領域を示す計算範囲情報を生成する計算範囲情報生成ステップ(例えば、図12のステップS6)と、前記回転台の前記傾斜角に対応し、前記フィルタリングステップの処理でフィルタリング処理が施された前記投影像データの前記有効領域の前記ピクセルを用いて前記計算範囲情報によって示される共通領域に対応する前記ボリュームデータのボクセルを算出するボクセル算出ステップ(例えば、図12のステップS7)とを含む
なお、本発明のプログラムの請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係は、上述した本発明の画像情報処理方法のものと同様であるので、その記載は省略する。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図6は、本発明を適用した3次元X線CTシステムの構成例を示している。この3次元X線CTシステム30は、検体1を僅かずつ回転させながら撮像し、検体1の全周方向からの2次元の投影像データ(例えば、各ピクセルが輝度値を有するモノクロ画像データ)を生成するX線投影装置21、および全周方向からの複数の投影像データを元にして3次元のボリュームデータを生成し、生成したボリュームデータを元にして検体1の任意の断面画像データを生成する画像処理装置31から構成される。ここで、ボリュームデータとは、検体1を基本的には包含する(包含しなくても構わない)大きさの直方体格子であって、各サンプリング点のグレースケールの値(例えば、輝度値)を保持する複数のボクセルから成る。
X線投影装置21は、回転台23の上に載置される検体1にX線シングルスキャンコーンビームを照射するX線源22、載置される検体1を360度回転させる回転台23、検体1を透過したX線を受光して投影像データを生成する受光部24、生成された投影像データを一時的に保持するフレームメモリ25、並びに、X線源22からのX線の照射タイミング、回転台23の回転角、および受光部24の受光タイミングを制御する制御部26から構成される。
なお、回転台23の回転軸とX線源22の光軸との角度は、従来の一般的なX線CTシステムのように直交した状態で固定されておらず、回転台23は、その回転軸とX線源22の光軸との角度(回転台23の傾斜角γ)がユーザにより調整可能とされている。ただし、回転台23の回転中に回転台23の傾斜角γが変化しないことを前提する。
また、検体1が載置される回転台23を回転することなく固定して、X線源22と受光部24が回転台23に対して一定の傾斜角を保持しながら回転台23の周囲を回転するようにしても構わない。
制御部26は、回転台23の回転角を変更する毎に投影像データが生成されるように、X線源22乃至受光部24を制御する。例えば、回転台23の回転角が1度ずつ変更される場合、360枚の投影像データが生成されることになる。なお、受光部24は、生成した投影像データに、制御部25から通知される回転台25の基準位置からの回転角度βを属性情報として付加し、フレームメモリ25に出力する。
次に、図7は、画像処理装置31の詳細な構成例を示している。この構成例において、投影像記憶部41は、前段のX線撮像装置21から、検体1を全周方向から撮像して得た複数の投影像データを取得して記憶する。再構成処理部42は、投影像記憶部41に記憶され複数の投影像データに基づき、ボリュームデータを生成する。ボリュームデータ記憶部43は、再構成処理部42によって生成されたボリュームデータを記憶する。ボリュームデータ表示部44は、ボリュームデータ記憶部43に記憶されたボリュームデータに基づき、検体1の任意の断面画像や3次元レンダリング画像等を生成して表示する。
図8は、図7の再構成処理部42の構成例を示している。この構成例において、撮像条件設定部51は、ユーザからの入力あるいは所定の初期値に基づき、検体1、X線源22、回転台23、および受光部24等の幾何学的関係(相互の距離、角度等)に関する撮影条件を、画素有効範囲抽出部53、再構成可能領域算出部56、および逆投影計算部58に供給する。再構成条件設定部52は、ユーザからの入力あるいは所定の初期値に基づき、想定するボリュームデータの傾き、位置、サイズ等を再構成条件として、画素有効範囲抽出部53、共通領域算出部57、および逆投影計算部58に供給する。
画素有効範囲抽出部53は、図9に示すように、前段から入力される投影像データのうち、ボリュームデータの生成に用いられる範囲(図9の画素有効範囲)を抽出して、その情報をコーン補正部54に出力する。コーン補正部54は、画素有効範囲抽出部53によって抽出された画素有効範囲に位置するピクセルに対してだけ、回転台23の傾斜角γに応じた補正変換を施してフィルタリング処理部55に出力する。フィルタリング処理部55は、回転台23の傾斜角γに応じた補正変換が施されたピクセルに対し、フィルタリング処理を施して逆投影計算部58に出力する。
このように、画素有効範囲に属するピクセルに対してだけ、補正変換とフィルタリングを行うので、投影像データの全体に補正変換と、フィルタリング処理と施すことに比較して、演算量を削減すること、投影像データの転送量を削減することができる、実メモリリソースの使用量を削減すること等が可能となる。
再構成可能領域算出部56は、X線源22と回転台23の距離、回転台のサイズ等の撮影条件に基づき、回転台23の回転角βに拘わらず、常にX線の投影点が受光部24に到達している立体領域、すなわち、ボクセルを生成するためのピクセルを不足なく得ることができる立体領域を再構成可能領域として算出する。この再構成可能領域は、図10に示すように、回転台23の回転軸を中心とする円錐71、円錐台72、および円錐73が接合した立体となる。なお、図10は、回転台23の回転軸を含む平面での再構成可能領域の断面図である。
共通領域算出部57は、再構成可能領域算出部56によって算出された再構成可能領域と、再構成条件から特定されるボリュームデータとが重なる共通領域を算出し、その算出結果に基づき、ボリュームデータのうちの逆投影計算を行う範囲を示す計算範囲テーブルを生成して逆投影計算部58に出力する。
逆投影計算部58は、ボリュームデータのうち、共通領域算出部56から入力される計算範囲テーブルが示す範囲についてのみ、ボクセルを算出するための再構成処理(以下、逆投影計算処理とも記述する)を実行する。したがって、ボリュームデータの全体について再構成処理を実行する場合に比較し、演算量を削減することができる。
次に、画像処理装置31による動作について説明するが、この説明で利用する座標系は、図21に示す7座標系を用いることとし、変数は以下のように定義する。
座標系に関し、
xyz :VC=ボリューム座標系(右手系)
:MC=ボリューム中心座標系(右手系)
x’y’z’ :RC=回転台座標系(右手系)
XYZ :WC=光学系座標系(右手系)
X’Y’Z’ :ObC =傾斜軸座標系(右手系)
st :PrC =プロジェクション座標系
uv :DtC =ディテクタ座標系
ボリュームデータに関し、
(x,y,z) :VCのボクセル点Aの座標(整数のときボクセル中心)(単位はボクセル)
Nx,Ny,Nz :ボリュームデータの各軸方向の解像度(単位はボクセル)
dx,dy,dz :1ボクセル当たりの長さ(単位はミリメートル)
ex,ey,ez :VCからMCへの変換のうち回転に関するベクトルの組(|ex|=|ey|=|ez|=1)
(Sx,Sy,Sz):RCからみたボリューム中心の平行移動量(単位はミリメートル)
Sd :RCからみたボリューム中心の平行移動量の実寸ベクトル(単位はミリメートル)(Sd=0かつV=Eなら、直線{∀z;x=floor(Nx/2);y=floor(Ny/2)}が回転軸になる)
回転台23に関し、
D :X線源22と受光部24の距離(単位はミリメートル)
F :X線源22と回転中心(=回転軸と光軸の交点)の距離(単位はミリメートル)
β :回転台23の回転量。ObC−X’軸からRC−x’軸への角度(単位はラジアン)
γ :回転台23の回転軸の傾斜角度。RC−z’軸のWC−Y軸周りでの回転量(単位はラジアン)
dzR :回転台23の上下移動量。RCの回転軸方向(z’+)への移動(単位はミリメートル)
(x’,y’,z’):RCにおける点Aの座標(単位はミリメートル)
(X’,Y’,Z’):ObCにおける点Aの座標(単位はミリメートル)
(X,Y,Z) :WCにおける点Aの座標(単位はミリメートル)
投影像データに関し、
(u,v) :点Aの投影点BのDtCにおける座標(pixel中心が整数)(単位はピクセル)
(s,t) :点BのPrCにおける座標(単位はミリメートル)
Nu,Nv :ディテクタの各軸方向の解像度
du,dv :ディテクタのピクセルピッチ(単位はミリメートル)
Su,Sv :ディテクタのずれ量(単位はピクセル)(0なら直線{u=Nu/2}がt軸、直線v=Nv/2がs軸となる)
p(u,v,β):回転台23の回転量βのときのLOG変換済の投影像の座標(u,v)のピクセル値
なお、ボリュームデータのボクセルは、z,y,xの順に3次元配列としてボリュームデータ記憶部43のメモリに格納されているものとする。また、floor(a)はa以下の最大の整数を示すものとする。
また、ボクセル座標(x,y,z)に対応する投影像のピクセル座標(u,v)を求める演算には、次式(1)を用いることとする。
(u,v)=(U/W,V/W) …(1)
(U,V,W,1)=(z,y,z,1)・M …(2)
ここで、
M=GA(γ)(D,F)C=TVR(β)(γ)(D,F)C …(3)
(β)=TVR(β) …(4)
である。
行列Mを構成する4×4の行列Tは、中心点移動/単位系変換行列(VC→MC)である。
Figure 0004032357
…(5)
行列Mを構成する2×4の行列Vは、モデル配置変換行列(MC→RC)である。
Figure 0004032357
…(6)
行列Mを構成する4×4の行列R(β)は、回転台回転変換行列(RC→ObC)である。
Figure 0004032357
…(7)
行列Mを構成する4×4の行列A(γ)は、回転軸傾斜変換行列(ObC→WC)である。
Figure 0004032357
…(8)
行列Mを構成する4×4の行列B(D,F)は、逆投影変換行列(WC→PrC)である。
Figure 0004032357
…(9)
行列Mを構成する4×4の行列Cは、ディテクタ行列(PrC→DtC)である。
Figure 0004032357
…(10)
さらに、画像処理装置31では、通常の一般的な3次元再構成法の一種であるFeldkamp法において適用される次式(11)を拡張して利用する。
Figure 0004032357
…(11)
具体的には、傾斜回転軸を考慮して、仮想的に正対撮像を行う状態からの座標変換を畳み込み積分の性質を利用して導出した次式(12)を利用する。
Figure 0004032357
…(12)
ただし、q(u,v,β)は、h(u)をフィルタカーネル、*を畳み込み積分とすれば、
Figure 0004032357
…(13)
である。
図7に示された画像処理装置31の動作について、図12のフローチャートを参照して説明する。
ステップS1において、投影像記憶部41は、前段のX線撮像装置21から、検体1を全周方向から撮像して得た複数の投影像データを取得して記憶する。ステップS2において、再構成処理部42の画素有効範囲抽出部53は、前段から入力される投影像データの画素有効範囲を抽出する。
具体的には、想定したボリュームデータ(直方体)の8個の頂点の軌跡となる8個の円とXZ断面との16個の交点を、式(1)を用いて、投影像データ上に投影する。ただし、交点の座標を(x,y,z)とし、投影点の座標を(u,v)とする。そして、投影点の座標(u,v)のv値の最大存在範囲を求めて、v上限とv下限を設定する。これはボリュームデータの投影形状の最大存在範囲のvの範囲と一致していることになる。
なお、以降で算出する共通領域が直方体であることがわかれば、その直方体の8頂点に対して、同様の方法を適用し、v上限とv下限を最適に設定することができる。ところで、一般的なコーンビーム法では、通常、1次元のコンボリューション処理をu方向のスキャンライン全域で行うため、u方向の有効領域は定めることはできない。しかしながら、使用スキャンラインの領域に制限がない再構成方法ならば、u方向の有効領域を設定するようにしてもよい。
ステップS3において、コーン補正部54は、画素有効範囲抽出部53によって抽出された画素有効範囲に位置するピクセルに対してだけ、次式(14)を用いて回転台23の傾斜角γに応じた補正変換を施し、その結果をフィルタリング処理部55に出力する。
Figure 0004032357
…(14)
ただし、k(t)は、
Figure 0004032357
である。
ステップS4において、フィルタリング処理部55は、回転台23の傾斜角γに応じた補正変換が施されたピクセルに対し、フィルタリング処理を施して逆投影計算部58に出力する。
ステップS5において、再構成可能領域算出部56は、撮影条件に基づいて、図10に示されたように、回転台23の回転軸を中心とする円錐71、円錐台72、および円錐73が接合した立体からなる再構成可能領域を算出する。より具体的に説明する。図13は、再構成可能領域の、回転台23の回転軸と光軸を通る面での断面図である。
例えば、円錐台72については、Z’を媒介変数として、円錐台72の回転軸に対する垂直断面円の半径Rc(Z’)を求めると、次式(15)に示されるとおりである。
Figure 0004032357
…(15)
ただし、
s(u)=du{u−(Su+floor(Nu/2))}
min=min(|s(0)|,|s(Nu−1)|)
ここで、図13中の直線FAと直線FBと円錐台72の側面との4個の交点P00,P10,P01,P11をObC座標系上で求め、Z’の要素を比較することにより、円錐台72の上底面の半径と位置、下底面の半径と位置を求める。円錐71,73については、直線Z’と直線FAと直線FBの各々の交点を求めることにより、円錐71,73それぞれの高さを求める。以上のようにして、再構成可能領域を算出する。
ステップS6において、共通領域算出部57は、再構成可能領域算出部56によって算出された再構成可能領域と、再構成条件から特定されるボリュームデータとが重なる共通領域を算出し、共通領域のz方向の範囲を示す計算範囲テーブルを生成する。具体的には、ボリュームデータ上のz方向のスキャンラインlz(x,y)(x,yは整数)を、次式(16)を用いて、VC座標系からRC座標系に変換し、直線l’zを算出する。
(x’,y’,z’,1)=(x,y,z,1)×T×V …(16)
そして、算出した直線l’zと再構成可能領域との2交点P’1,P’2を算出する。次に、算出した2交点P’1,P’2を、式(16)に示された変換の逆変換により、ボリューム座標系の座標P1,P2に戻す(変換する)。さらに、ボリュームデータのz方向の範囲[0,Nz−1]をRfと定義し、P1とP2のz座標の範囲をRpと定義して、範囲Rfと範囲Rpの共通範囲を、ボリュームデータの(x,y)に対するzの計算範囲[z1:z2]と定め、これを計算範囲テーブルとして逆投影計算部58に出力する。
このように、各(x,y)の組み合わせに対するzの範囲を、一度、計算範囲テーブルとして生成すれば、回転台23の任意の回転角度βでの逆投影計算に利用できる。これは、再構成可能領域が軸対称であり、その軸周りに回転移動する共通領域(計算範囲テーブルによって示される領域)は回転角βに依存しないことを根拠とする。
なお、上述した説明では、ボリュームデータのz方向のスキャンラインlz(x,y)を一時的に回転台座標系に変換して、再構成可能領域との交点を算出したが、回転台座標系以外の座標系に変換して算出することもできる。
さらに、この計算範囲テーブルを元にして、ボリュームデータの3次元配列サイズを小さめに定義し直すこともできる。例えば、この計算範囲テーブルを検索し、任意のx,yでのzの最大範囲を求めて新たなzサイズを決め、次にzの範囲が0以外のxまたはyの最大存在範囲を算出して、新たなxサイズとyサイズを決め、3次元配列をメモリに割り当てれば、元の3次元配列よりデータ量が減る可能性が高い。この場合、ボリュームデータを生成した後に実行する断面画像や3次元画像の表示処理もその処理量が減少するので高速化が期待できる。さらにこの計算範囲テーブルを用いて範囲内のボクセルデータと計算範囲テーブルを保存すれば、ファイル記録処理が短時間で済み、かつ記録ファイル量が減少されることも期待できる。
ステップS7において、逆投影計算部58は、ボリュームデータのうち、共通領域算出部57から入力された計算範囲テーブルが示すz方向の範囲に位置するボクセル座標(x,y,z)に対し、式(1)を用いて投影像のピクセル座標(u,v)を求め、その座標ピクセル座標(u,v)のピクセル値を補間計算で算出し、さらに、算出したピクセル値に、次式(17)に示すような逆投影補正係数KBPを乗じて、当該ボクセル座標のボクセル値に積算することにより、ボリュームデータの再構成処理を実行する。
Figure 0004032357
…(17)
具体的には、ボリュームデータのボクセルがz,y,xの順に格納された3次元配列を想定しているので、各ボクセルの中心点の逆投影を高速に計算するために、zが最内であり、次にy,xの順である3重ループで演算を行う。ここで、zが1増加したときの投影要素の増分(dU,dV,dW)は、次式(18)を用いて演算される。
(dU,dV,dW,0)=(0,0,1,0)・M …(18)
また、行列Gの第1列を抜き出して生成した4次元ベクトルgxを用い、zが1増加したときのX’の増分dX’が次式(19)を用いて演算される。
dX’=(0,0,1,0)・gx …(19)
このようにして得た増分(dU,dV,dW)およびdX’を利用して、以下に示す擬似コードに基づいてzループを動作させる。
/*----傾斜回転軸用高速逆投影の擬似コード----*/
// ※ 「+=」は左辺値に右辺値を加算する演算子
// ※ 「*p++」はアドレスpに値を代入した後、アドレスを次に進める操作
//****回転台角度βのフィルタリング済み投影像データを取得
projection=GetProjection(β);

//****z方向スキャンラインの増分を計算
(dU,dV,dW,0)=(0,0,1,0)・M
dX’=(0,0,1,0)・gx
for(x=0;x<Nx;x=x+1){
for(y=0;y<Ny;y=y+1){
//****計算範囲テーブルによりzの計算範囲[z1,z2]を取得
GetIndexRangeOnScanLineZ(zTable,x,y,&z1,&z2);

//****z方向スキャンラインの開始点でのU,V,W,X’の初期値を計算
(U,V,W,1)=(X,Y,z1)・M;//ベクトル行列積
X’=(X,Y,z1)・M;//内積
fd=f−X’;
//****z方向スキャンラインの開始点アドレスを取得
p=GetVoxelAddress(volume,x,y,z1);

//****zループ
for(z=z1;z<=z2;z=z+1){
u=U/W;v=V/W;
//**逆投影:投影像のピクセルを補間計算して取得、補正、積算
BP=(f/fd)2
*p++ +=KBP・GetPixelValue(projection,u,v);

//**次の計算のためのインクリメント。X’ではなく、fdを直接的にインクリメント
U += dU;V += dV;W += dW;fd += −dX’;
}
}
}
上述した擬似コードに従う演算では、もっとも繰り返される回数の多いzループ内では、行列演算が行われず、数回の加算と除算だけが行われるので、演算時間の短縮に効果がある。また、ボクセルのアドレス計算もzループ外で先頭アドレスさえ予め求めておけば、zループ内ではアドレスのインクリメント演算だけで高速に連続アクセスができる。このアクセスは、昨今の汎用CPUのキャッシュにもヒットし易く高速化に寄与する。さらに、zの範囲が必要十分に制限されているため、無駄な逆投影の計算を行うことがない。
以上で、画像処理装置31による動作の説明を終了する。
以上説明したように、本発明を適用した画像処理装置31によれば、回転台23の回転軸とX線源22の光軸との角度が直交ではない配置で撮像された投影像に基づき、任意の配置、サイズ、解像度を設定したボリュームデータを高速で生成することができる。
したがって、これまで検査が困難であった板状検体、特にX線が貫通し難く、且つ、内部の三次元形状が複雑な板状検体、例えば、半導体チップ、BGA(Ball Grid Array)半田、電子基板等の非破壊検査が短時間で可能となる効果が期待される。
また、載置される検体がX線源にぶつからないよう、回転台をその回転軸を傾斜させて配置するようにすれば、投影像の拡大率、ひいては再構成するボリュームデータの拡大率を増すことができる。これにより、従来実現できなかった高倍率、高分解能での検体の内部観察が実用的な時間内で可能となる。
なお、本実施の形態においては、ボリュームデータの再構成処理に右手系の直交3次元座標系を適用したが、他の座標系を適用してもかまわない。
ところで、上述した画像処理装置31による一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば図14に示すように構成されたパーソナルコンピュータ等に記録媒体からインストールされる。
このパーソナルコンピュータ90は、CPU(Central Processing Unit)91を内蔵している。CPU91にはバス94を介して、入出力インタフェース95が接続されている。バス94には、ROM(Read Only Memory)92およびRAM(Random Access Memory)93が接続されている。
入出力インタフェース95には、ユーザが操作コマンドを入力するキーボード、マウスなどの入力デバイスよりなる入力部96、ボリュームデータを元にして生成される断面画像データの映像等を表示する表示デバイスよりなる出力部97、各種のデータやプログラムなどを格納するハードディスクドライブなどよりなる記憶部98、およびX線投影装置21から供給される投影像データ等を受信する通信部99が接続されている。また、入出力インタフェース95には、磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini Disc)を含む)、もしくは半導体メモリ等よりなる記録媒体101に対してデータを読み書きするドライブ100が接続されている。
このパーソナルコンピュータ90に画像処理装置31としての一連の処理を実行させるプログラムは、例えば記録媒体101に格納された状態でパーソナルコンピュータ90に供給され、ドライブ100によって読み出されて記憶部98に内蔵されるハードディスクドライブにインストールされている。記憶部98にインストールされているプログラムは、入力部96に入力されるユーザからのコマンドに対応するCPU91の指令によって、記憶部98からRAM93にロードされて実行される。
なお、本明細書において、プログラムに基づいて実行されるステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、プログラムは、単一のコンピュータにより処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであってもよい。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
従来の3次元CTシステムの構成の一例を示す図である。 従来の3次元CTシステムにおける板状検体に対する問題点を説明するための図である。 従来の3次元CTシステムにおける板状検体に対する問題点を説明するための図である。 従来の3次元CTシステムにおいて拡大率を上げることができない問題点を説明するための図である。 回転台の回転軸に傾斜を持たせた従来の3次元CTシステムの構成の一例を示す図である。 本発明を適用した3次元X線CTシステムの構成例を示す図である。 図6の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。 図7の再構成処理部の構成例を示すブロック図である。 有効画素範囲を説明するための図である。 再構成可能領域を説明するための図である。 座標系を説明するための図である。 図5の画像処理装置31の動作を説明するフローチャートである。 再構成可能領域を説明するための図である。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 検体, 21 X線投影装置, 22 X線源, 23 回転台, 24 受光部, 25 フレームメモリ, 26 制御部, 31 画像処理装置, 41 投影像記憶部, 42 再構成処理部, 43 ボリュームデータ記憶部, 44 ボリュームデータ表示部, 51 撮像条件設定部, 52 再構成条件設定部, 53 画素有効範囲抽出部, 54 コーン補正部, 55 フィルタリング部, 56 再構成可能領域算出部, 57 共通領域算出部, 58 逆投影計算部, 91 CPU,101 記憶媒体

Claims (5)

  1. 検体に透過エネルギを照射する照射部と、
    前記検体を透過した前記透過エネルギを受光する受光部と、
    載置される前記検体と前記照射部および前記受光部とを相対的に回転させる回転台とを備える撮像装置によって取得された、前記検体の全周方向からの2次元の投影像データに基づき、前記検体に対応する3次元のボリュームデータを生成する画像情報処理装置において、
    前記検体、前記照射部、前記受光部、および前記回転台の幾何学的関係を示す撮影条件、および想定された前記ボリュームデータに関する再構成条件に基づき、前記投影像データの全領域から、前記ボリュームデータの生成に利用されない領域を除外して得られる有効領域を特定する有効領域特定手段と、
    前記回転台の回転軸と前記照射部の照射軸とに基づいて決定される前記回転台の傾斜角に対応して、前記投影像データの前記有効領域のピクセルを補正する補正手段と、
    前記補正手段によって補正された、前記投影像データの前記有効領域の前記ピクセルに対して所定のフィルタリング処理を施すフィルタリング手段と、
    前記撮影条件に基づき、前記ボリュームデータを生成可能な再構成可能領域を算出する再構成可能領域算出手段と、
    前記再構成可能領域と、前記ボリュームデータとが重複する共通領域を示す計算範囲情報を生成する計算範囲情報生成手段と、
    前記回転台の前記傾斜角に対応し、前記フィルタリング手段によってフィルタリング処理が施された前記投影像データの前記有効領域の前記ピクセルを用いて前記計算範囲情報によって示される共通領域に対応する前記ボリュームデータのボクセルを算出するボクセル算出手段と
    を含むことを特徴とする画像情報処理装置。
  2. 前記ボクセル算出手段は、前記ボリュームデータの座標系の3座標軸に対応する3重ループの繰り返し演算によって前記ボクセルを算出し、前記繰り返し演算は、3次元ベクトルの加算と除算から構成される
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像情報処理装置。
  3. 前記ボクセル算出手段は、前記回転台の回転角に拘わらず、かつ、前記3重ループの繰り返し演算のいずれにおいても、単一の前記計算範囲情報によって示される共通領域に対応する前記ボリュームデータのボクセルを算出する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像情報処理装置。
  4. 検体に透過エネルギを照射する照射部と、
    前記検体を透過した前記透過エネルギを受光する受光部と、
    載置される前記検体と前記照射部および前記受光部とを相対的に回転させる回転台とを備える撮像装置によって取得された、前記検体の全周方向からの2次元の投影像データに基づき、前記検体に対応する3次元のボリュームデータを生成する画像情報処理装置の画像情報処理方法において、
    前記検体、前記照射部、前記受光部、および前記回転台の幾何学的関係を示す撮影条件、および想定された前記ボリュームデータに関する再構成条件に基づき、前記投影像データの全領域から、前記ボリュームデータの生成に利用されない領域を除外して得られる有効領域を特定する有効領域特定ステップと、
    前記回転台の回転軸と前記照射部の照射軸とに基づいて決定される前記回転台の傾斜角に対応して、前記投影像データの前記有効領域のピクセルを補正する補正ステップと、
    前記補正ステップの処理で補正された、前記投影像データの前記有効領域の前記ピクセルに対して所定のフィルタリング処理を施すフィルタリングステップと、
    前記撮影条件に基づき、前記ボリュームデータを生成可能な再構成可能領域を算出する再構成可能領域算出ステップと、
    前記再構成可能領域と、前記ボリュームデータとが重複する共通領域を示す計算範囲情報を生成する計算範囲情報生成ステップと、
    前記回転台の前記傾斜角に対応し、前記フィルタリングステップの処理でフィルタリング処理が施された前記投影像データの前記有効領域の前記ピクセルを用いて前記計算範囲情報によって示される共通領域に対応する前記ボリュームデータのボクセルを算出するボクセル算出ステップと
    を含むことを特徴とする画像情報処理方法。
  5. 検体に透過エネルギを照射する照射部と、
    前記検体を透過した前記透過エネルギを受光する受光部と、
    載置される前記検体と前記照射部および前記受光部とを相対的に回転させる回転台とを備える撮像装置によって取得された、前記検体の全周方向からの2次元の投影像データに基づき、前記検体に対応する3次元のボリュームデータを生成するコンピュータの制御用のプログラムであって、
    前記検体、前記照射部、前記受光部、および前記回転台の幾何学的関係を示す撮影条件、および想定された前記ボリュームデータに関する再構成条件に基づき、前記投影像データの全領域から、前記ボリュームデータの生成に利用されない領域を除外して得られる有効領域を特定する有効領域特定ステップと、
    前記回転台の回転軸と前記照射部の照射軸とに基づいて決定される前記回転台の傾斜角に対応して、前記投影像データの前記有効領域のピクセルを補正する補正ステップと、
    前記補正ステップの処理で補正された、前記投影像データの前記有効領域の前記ピクセルに対して所定のフィルタリング処理を施すフィルタリングステップと、
    前記撮影条件に基づき、前記ボリュームデータを生成可能な再構成可能領域を算出する再構成可能領域算出ステップと、
    前記再構成可能領域と、前記ボリュームデータとが重複する共通領域を示す計算範囲情報を生成する計算範囲情報生成ステップと、
    前記回転台の前記傾斜角に対応し、前記フィルタリングステップの処理でフィルタリング処理が施された前記投影像データの前記有効領域の前記ピクセルを用いて前記計算範囲情報によって示される共通領域に対応する前記ボリュームデータのボクセルを算出するボクセル算出ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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