JP4031623B2 - 光ディスク記録方法、情報処理方法、光ディスク装置及び情報処理装置 - Google Patents

光ディスク記録方法、情報処理方法、光ディスク装置及び情報処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ディスク記録方法、情報処理方法、光ディスク装置及び情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、CD−Rなどの光ディスクに情報を記録する光ディスク装置は、パーソナルコンピュータの外部記録装置として普及していくのに伴い、高速記録への要望が非常に大きくなってきている。
光ディスクに高速記録を行おうとした場合、光ディスクの回転速度が大きくなる。光ディスクの機械的精度が悪いと、光ディスクの面ぶれ、偏芯などの影響によって、光ディスク上の記録を行う光スポットがトラックから外れるというトラック外れを起こしやすくなる。記録途中でトラック外れが起きた場合、その光ディスクは使用できなくなってしまい、非常に問題である。
【0003】
CD−Rを代表するCD系の光ディスクの場合、光ディスク面内の全ての場所での記録データ密度は同じである。光ディスク上でデータの記録再生を行う光スポットの線速度(光ディスク上の光スポット位置における接線方向の相対速度)が1.2〜1.4m/sで一定である場合、データのチャンネルビットレートは4.3218Mbit/secとなる。この場合の記録速度が等倍速あるいは1倍速といわれている。光ディスクを線速度一定で回転制御する方式をCLV(Constant Linear Velocity:線速度一定)方式という。CD系の光ディスクは上記のようにデータの線速度が一定になるフォーマット形式を採用しているので、記録はCLV方式で行う。1倍速を基準として、その整数倍(1x、2x、4x、8x、12x、16x、20xなどの倍率:xは倍率)の速度でCLV記録(CLV方式での記録)を行う。
【0004】
CLV方式で記録を行うと、光ディスクにおける内周部での光ディスク回転数と外周部での光ディスク回転数が大きく異なる。もちろん、内周部での光ディスク回転数の方が外周部での光ディスク回転数より大きくなってしまう。記録中にトラック外れを起こさないようにするためには、光ディスクにおいて一番高速に回転する最内周部でトラック外れが起きないCLV速度(CLV方式の線速度)に設定して光ディスク全面に記録を行わなければならない。この場合、光ディスク外周部の回転数は、トラック外れに対してマージンのある光ディスク回転数となっている。
【0005】
そこで、光ディスクの領域を内周、中周、外周などのゾーンに分割し、各ゾーンのCLV速度を連続書きが可能である速度とする方式、所謂ZCLV(ZoneCLV)方式が提案され、高速記録を実現できる仕組みが明らかにされている。この技術を利用することにより、ZCLV記録(ZCLV方式での記録)を実現する例を図2に示す。図2において、横軸は光ディスク位置(時間)であり、縦軸は記録先速度である。この例では、光ディスクを3つのゾーン(Lead−In〜t1、t1〜t2、t2〜Lead−Out)に分割し、各ゾーンのCLV速度をそれぞれs1、s2、s3に設定して記録を行う。ゾーンのつなぎ目(t1、t2)では特開平10−49990号公報記載の技術を使用してデータの連続性を保持させる。
【0006】
特開平7−93873号公報には、既にゾーン領域が存在する光ディスクに対して、ZCLV方式で記録する方法が記載されている。しかし、この方法では、CD−Rディスクのように1つのスパイラル状のトラックのみからなる光ディスクに対しては、あらかじめゾーン領域で分割されているわけではないので、ZCLV方式での記録はできない。
【0007】
特開平11−66726号公報には、特開平7−93873号公報記載のものと同様に、既にゾーン領域が存在する光ディスクに対して、ZCLV方式で記録する方法が記載されているが、この方法では、CD−Rディスクのように1つのスパイラル状のトラックのみからなる光ディスクに対しては、あらかじめゾーン領域で分割されているわけではないので、ZCLV方式での記録はできない。
【0008】
また、光ディスクに記録するデータの任意の位置での連続性を保証した記録の中断と、記録の再開を行い、その再開時にCLV速度を上げることによってZCLV記録を行う光ディスク装置が提案されている。
さらに、各種光ディスクに最適に記録するためのゾーンの決定方法、各ゾーンの記録速度の決定方法、記録パワーの設定方法が提案されており、これは具体的に光ディスクにZCLV記録を行う方法を明らかにしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述したZCLV記録を行う方法では、予め決められたいくつかのモードで決められたパラメータを引き出し、各種の光ディスクに対応しようとしている。しかし、きめ細かな速度と時間の関係を設定できないため、一部のエリアで20倍速で記録できるポテンシャルを持つ光ディスクでも、16倍速でしか記録できないエリアが外周近傍に存在すると、記録速度がそちらに合わせて16倍速までしか上がらない現象が出る場合がある。
【0010】
例えば、エリア(記録時間)とサーボ信号の乱れが図3に示すようになる光ディスクでは、外周に行くに従ってサーボ信号の乱れが増加する。このため、中周では、サーボ信号の乱れが少ないにもかかわらず、最もサーボ信号の乱れが悪い外周に合わせてZCLVのモードを決めてしまうため、記録速度が20倍速まで上がらないケースが出てくる。これは、光ディスクの製造工程のバラツキによって稀に起こるケースである。また、信号の乱れの悪いところに合わせて最高記録速度を決めているため、光ディスクのポテンシャルを活かしきっていなかった。
【0011】
また、最適記録速度を光ディスク装置自身が判断して設定した場合、ライターソフトでユーザが設定した速度と異なる速度で光ディスクに記録を行うことになる。その際に、記録速度がユーザの設定した記録速度より低い場合には記録予定終了時間が過ぎても記録動作が終らないため、光ディスク装置の不具合が発生し、又は光ディスク装置にライターソフトで記録を行わせるパーソナルコンピュータがハングアップした等の勘違いが起きる可能性がある。
【0012】
また、最適記録速度を光ディスク装置自身が判断して設定した場合、ライターソフトでユーザが設定した速度と異なる速度で記録を行うことになるが、その際に、記録予定終了時間が不明となってしまう。
また、光ディスク装置は、ユーザが記録速度を自分で設定して、試しながら使用することができない。例えば、ユーザが同一の光ディスクを沢山所有している場合などは、限界の記録速度を自分で実験しながら求めることができない。
【0013】
本発明は、よりきめ細かい変速を行っていろいろな光ディスクのパフォーマンスを最大限に引き出すことができ、速度切り替え時により安定した書き込みを行うことができる光ディスク記録方法及び光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0014】
さらに、本発明は、ユーザが設定した記録速度と実際の記録速度が異なることを認知でき、ユーザが記録予定終了時間を予想することができ、ユーザが実験的な記録テストを行うことができる情報処理方法及び情報処理装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、光ディスク上のスパイラル状のトラックを複数のゾーンに分け、各ゾーンに対して異なるCLV速度で記録を行うZCLV方式の光ディスク記録方法であって、複数の記録モードを設け、各記録モード毎に、各ゾーンに割り当てられた分割時間と各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして記憶したゾーンパラメータ記憶手段と、記録前に光ディスクの種別を判断する光ディスク種別判断手段とを用いてZCLV方式で光ディスク全体に記録を行い、記録前に光ディスク全体をアクセスしてサーボ信号の乱れを検出し、その検出結果によって、光ディスクを回転させる回転モータの最高記録速度を決定し、記録速度の切り替え点を計算して記録速度の最適化を行う光ディスク記録方法において、光ディスク面内でのサーボ信号の乱れが基準レベルを超えるときに、前記回転モータの速度を制限することにより分割時間と各ゾーン毎のCLV速度との関係を決定することを特徴とする。
【0016】
請求項2に係る発明は、請求項1記載の光ディスク記録方法において、記録速度が最高速に到達した場合、光ディスク面内で一定量ずつ外周に移動しながらサーボ信号を評価してサーボ信号の評価値が基準レベル以下の場合には記録速度を段階的に落とすことを特徴とする。
【0017】
請求項3に係る発明は、請求項1記載の光ディスク記録方法において、記録速度が最高速に到達した場合、光ディスク面内で一定量ずつ外周に移動しながらサーボ信号を評価してサーボ信号が基準レベル以下の場合には記録速度を段階的に落とすことを特徴とする。
【0018】
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれか1つに記載の光ディスク記録方法を用いる情報処理方法において、前記最適化した記録速度をホストあるいはライターソフトに通知し、ホストあるいはライターソフト側はその通知された最適化記録速度を利用して記録時の記録速度設定で、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が設定不可能になるようにし、あるいは、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が選択された場合に記録速度を前記通知された最適化記録速度に変更して最適化記録速度リミットが働いたことを表示することを特徴とする。
【0019】
請求項5に係る発明は、請求項4記載の情報処理方法において、記録速度最適化の有効・無効化を選択可能とし、ホストあるいはライターソフト側で記録速度最適化の有効・無効化を選択可能としたことを特徴とする。
【0020】
請求項6に係る発明は、光ディスク上のスパイラル状のトラックを複数のゾーンに分け、各ゾーンに対して異なるCLV速度で記録を行うZCLV方式の光ディスク装置であって、複数の記録モードを設け、各記録モード毎に、各ゾーンに割り当てられた分割時間と各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして記憶したゾーンパラメータ記憶手段と、記録前に光ディスクの種別を判断する光ディスク種別判断手段と、サーボ信号の乱れを検出するサーボ信号乱れ検出手段とを有し、記録前に光ディスク全体をアクセスして前記サーボ信号乱れ検出手段によりサーボ信号の乱れを検出し、その検出結果によって最高記録速度を決定し、記録速度の切り替え点を計算して記録速度の最適化を行う光ディスク装置において、光ディスク面内でのサーボ信号の乱れが基準レベルを超えるときに、記録速度を制限することにより分割時間と各ゾーン毎のCLV速度との関係を決定するものである。
【0021】
請求項7に係る発明は、請求項6記載の光ディスク装置において、記録速度の低速から高速への切り替え点において、サーボ信号を高速側で評価して前記分割時間と前記各ゾーンのCLV速度との関係を変更するものである。
【0022】
請求項8に係る発明は、請求項6記載の光ディスク装置において、記録速度が最高速に到達した場合、光ディスク面内で一定量ずつ外周に移動しながらサーボ信号を評価してサーボ信号が基準レベル以下の場合には記録速度を段階的に落とすものである。
【0023】
請求項9に係る発明は、請求項6〜8のいずれか1つに記載の光ディスク装置を用いる情報処理装置において、前記最適化した記録速度をホストあるいはライターソフトに通知する機能を有し、ホストあるいはライターソフト側はその通知された最適化記録速度を利用して記録時の記録速度設定で、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が設定不可能になるようにし、あるいは、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が選択された場合にその選択された記録速度を前記通知された最適化記録速度に変更して最適化記録速度リミットが働いたことを表示するものである。
【0024】
請求項10に係る発明は、請求項9記載の情報処理装置において、ホストあるいはライターソフト側で記録中のデータ転送レートを測定する機能と、記録中の書き込み速度あるいは平均書き込み速度をレポートし、あるいは、記録終了後に平均書き込み速度、最低書き込み速度、最高書き込み速度をレポートする機能を有するものである。
【0025】
請求項11に係る発明は、請求項9記載の情報処理装置において、記録速度最適化の有効・無効化を選択する機能を有し、ホストあるいはライターソフト側で記録速度最適化の有効・無効化を選択可能としたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施形態を示す。この第1実施形態の光ディスク装置は、光ディスクとしてのCD−R/RW(CD−Recordable/Rewritable)に情報の記録再生を行うものである。光ディスク1は回転モータであるスピンドルモータ2により回転駆動され、スピンドルモータ2はモータドライバ3とサーボ手段4により光ディスク1がZCLV方式やCLV方式で回転するように制御される。
【0027】
光ピックアップ5は、レーザダイオードなどのレーザ光源からレーザビームを出射し、このレーザビームを対物レンズにより光ディスク1の記録面に集光させ、フォーカスサーボ手段、トラックサーボ手段によりアクチュエータの制御を行うことでフォーカスサーボ、トラックサーボを行い、光ディスク1上に記録されているデータを再生して再生信号を得、かつ、光ディスク1上にデータを記録する。
【0028】
データ再生時には、光ピックアップ5で得られた再生信号は、リードアンプ6で増幅されて2値化された後、CDデコーダ7でデインターリーブとエラー訂正の処理が行われる。CDデコーダ7からのデータはCD−ROMデコーダ8によりデータの信頼性を高めるためのエラー訂正処理が行われる。
【0029】
CD−ROMデコーダ8からのデータは、バッファマネージャ9によって、一旦バッファRAM10に蓄積され、セクタデータとして揃ったときにホストインターフェース(ホストI/F)11を介してホスト(ホストコンピュータ:パーソナルコンピュータ)へ一気に転送される。また、データが音楽データである場合には、CDデコーダ7からのデータは図示しないD/Aコンバータによりアナログのオーディオ信号に変換されて取り出される。
【0030】
一方、データ記録時には、ホストからホストI/F11を介して送られてきたデータがバッファマネージャ9によって一旦バッファRAM10に蓄積されてからデータ記録が開始される。データ記録を開始する前に、光ディスク1のPCA(Power Calibration Area)と呼ばれる試し書き領域で、OPC(Optimum Power Calibration)が行われて最適な記録パワーが求められる。
【0031】
データ記録の開始前には光ディスク1上のレーザ光スポットが書き込み開始地点に位置させられる。その書き込み開始位置は光ディスク1上のトラック(プリグルーブ)の蛇行によって予め光ディスク1に刻まれているウォブル信号であるATIP(Absolute Time In Pre−groove)信号によって求められる。ATIP信号は、光ディスク1上の絶対番地を示す時間情報であり、ATIPデコーダ12によってリードアンプ6からのデータより取り出されるとともに、ATIP信号エラーが検出されてATIP信号の検出エラー率が計測される。
【0032】
また、ATIPデコーダ12が生成する同期信号はCDエンコーダ13に入力されて正確な位置でのデータの書き出しが可能となる。データ記録を行うときにはバッファRAM10からデータが読み出され、このデータはCD−ROMエンコーダ14及びCDエンコーダ13でエラー訂正コードの付加やインターリーブが行われてレーザコントロール回路15、光ピックアップ5を介して光ディスク1に記録される。制御手段としてのCPU16は、光ディスク装置の各部を集中的に制御し、メモリ17にデータの読み書きを行う。
【0033】
この第1実施形態では、光ディスク1上のスパイラル状のトラックは、最大3つのゾーンに分割され、ZCLV記録やCLV記録が行われる。
図4は5つの記録モードを持つゾーン分割例のゾーン分割テーブルを示す。記録モード1は、光ディスク1上のトラックのゾーン分割がなく、CPU16が本実施形態の各部を光ディスク1の全面に8倍速でCLV記録が行われるように制御する。
【0034】
記録モード2は、光ディスク1上のトラックを、最内周から5分位置t1までをゾーン1、それ以降の5分位置t1から最外周までをゾーン2に分割し、CPU16が本実施形態の各部を、ゾーン1では8倍速でCLV記録が行われてゾーン2では12倍速でZCLV記録が行われるように制御する。
記録モード3は、光ディスク1上のトラックを、最内周から5分位置t1までをゾーン1、5分位置t1から30分位置t2までをゾーン2、30分位置t2から最外周までをゾーン3に分割し、CPU16が本実施形態の各部を、ゾーン1では12倍速でCLV記録が行われてゾーン2では16倍速でCLV記録が行われるとともにゾーン3では20倍速でZCLV記録が行われるように制御する。
【0035】
記録モード4は、光ディスク1上のトラックのゾーン分割がなく、CPU16が本実施形態の各部を光ディスク1の全面に12倍速でCLV記録が行われるように制御する。
記録モード5は、光ディスク1上のトラックを、最内周から15分位置t1までをゾーン1、15分位置t1から最外周までをゾーン2に分割し、CPU16が本実施形態の各部を、ゾーン1では16倍速でCLV記録が行われてゾーン2では20倍速でZCLV記録が行われるように制御する。
図4に示すゾーン分割テーブルはメモリ17に格納されており、CPU16はメモリ17内のゾーン分割テーブルから各記録モードにおけるゾーン分割時間(図2に示すように各ゾーンに割り当てられた時間:トラック分割位置)t1、t2及び記録速度s1、s2、s3を読み取ることができる。
【0036】
メモリ17は予め図5に示すような各種の光ディスクの種別、例えばA社製シアニンディスク、A社製フタロディスク、Cシアニンディスク、D社製フタロディスク、E社製フタロディスク、F社製フタロディスクとこれらに適した記録モード1〜5との対応表が格納されている。この対応表はCPU16が適時にメモリ17から読み取ることができる。本実施形態では、設計段階で、様々な種別の光ディスクに対して各記録モードで記録評価し、各種別の光ディスクに最適な記録モードを予め実験で求めておき、その結果により図5に示すような対応表を作成してメモリ17に格納してある。
【0037】
CPU16は本実施形態の各部を以下の動作が実行されるように制御する。本実施形態の光ディスク装置に光ディスク1が挿入されると、Read Toc動作が行われ、光ディスク1上のリードインエリアのATIPコードが光ピックアップ5で読まれて光ディスク1の製造メーカ名や光ディスク1のタイプなどの情報が読み取られ、CPU16はATIPデコーダ12からのATIP信号(ATIPコード)から光ディスク1の種別を判断する。ここでは、光ディスク1の種別が仮にA社のフタロディスクであるとする。メモリ17には図6に示すように光ディスク1の種別毎に最大書き込み速度が記述されたテーブルが格納されており、CPU16はそのテーブルを参照して光ディスク1の種別毎に最大書き込み速度を決定する。
【0038】
上述のように光ディスク1の種別がA社のフタロディスクと判断したので、最大書き込み速度は図6に示すようなメモリ17内のテーブルを参照して20倍速に制限する。図4に示すゾーン分割テーブルが参照されて記録モードは最大書き込み速度が20倍速であることから記録モード3のZCLVモードと記録モード5のVCLVモードの両者が選択可能であることが分かる。次に、光ディスク1の最内周部に設けられたテストエリアにて、所定の記録速度、例えば16倍速のCLVで試し書きを行うOPC動作によって最適記録パワーが求められる。このOPC動作は、公知のもので、記録パワーを順次に上げながら記録を行い、その記録部分を読み込んで最適な記録が行える部分(記録パワー)を特定し、最適記録パワーとする。
【0039】
この結果(16倍速での最適記録パワー)を元にして、20倍速での最適記録パワーを推定する。この推定では、例えば、線速度vで求めた最適記録パワーをPvとしたとき、線速度V(i)での最適記録パワーPw(i)は
Pw(i)=a*(V(i)−v)*Pv+c・・・(1)
で求められる。ここに、a,cは、光ディスク装置設計時の各光ディスク種別毎に評価して求めた実験値であり、光ディスクの種別毎にメモリ17に格納されている。CPU16は、16倍速での最適記録パワーから(1)式を用いて20倍速での最適記録パワーPw(i)を計算し、その計算した20倍速での最適記録パワーPw(i)が最大レーザパワー(光ピックアップ5に用いられているレーザ光源の最大出力パワー)を越えないかどうかを調べる。
【0040】
CPU16は、20倍速での最適記録パワーPw(i)が最大レーザパワーを越えた場合には20倍速での最適記録パワーPw(i)を最大レーザパワー以下に制限する。CPU16は、16倍速での最適記録パワーPw(i)が最大レーザパワーを越える場合には記録速度を12倍速に制限し、再度、12倍速のCLVで試し書きを行うOPC動作を行って12倍速のCLVでの最適記録パワーを求め、記録速度を12倍速に制限する。その結果、CPU16は、図4に示すゾーン分割テーブルを参照して記録モード3のZCLVモードを選択する。そして、CPU16は、サーボ追従性のチェックを行ってその結果によりスピンドルモータ2の最大回転数(記録速度)を制限し、その最大回転数により分割位置BやC、Dを計算する。
【0041】
本実施形態では、サーボ追従性をチェックするために、実際にサーボ信号を監視してサーボ追従性が悪いかどうかを判断する。すなわち、サーボ信号乱れ検出手段は、上記フォーカスエラー信号及びトラックエラー信号を監視し、その信号振幅が所定の値以上になった場合にサーボ追従性が悪いと判断する。このサーボ信号乱れ検出手段はサーボ手段4に含まれているサーボ信号監視機能からなり、CPU16が適時にそのサーボ信号監視機能の出力信号を監視する。
【0042】
図7はこのときの本実施形態の動作フローを示し、図8はスピンドルモータ2の速度を示す。上述のように記録モード3が選択され、最大20倍速で書き込みを行う記録モード3のZCLVモードが選択される。次に、CPU16は、光ディスク1の全面についてサーボ信号をサーボ信号乱れ検出手段の検出結果から確認して(サーボ信号が乱れていないことを確認して)スピンドルモータ2の速度制限(図8の回転モータ制限速度)を決定し、スピンドルモータ2の速度がその制限速度を越えないように各ビーンの切り替え点を計算して決定する。例えばゾーン1は0〜8分(分割時間B:8分)、ゾーン2は8〜12分(分割時間C:22分)、ゾーン3は22〜74分とする。
【0043】
さらに、CPU16は、正確さを期すために各切り替え点でサーボ信号の乱れをサーボ信号乱れ検出手段の検出結果からチェックする。これは、より厳しく信号の乱れを確認できるからである。CPU16は、サーボ信号の乱れがあればスピンドルモータ2の速度を下げ、再び上述のように光ディスク1の全面についてサーボ信号を確認してスピンドルモータ2の速度制限(図8の回転モータ制限速度)を決定し、スピンドルモータ2の速度がその制限速度を越えないように各ビーンの切り替え点を計算して決定する。
【0044】
次に、CPU16は、光ディスク1の最高速度エリアで一定時間毎に、例えば5分毎に、サーボ信号をサーボ信号乱れ検出手段の検出結果から確認する。すなわち、CPU16は、図8に示すように光ディスク1上の22分位置からスタートして5分きざみで外周側へ移動させながらサーボ信号をサーボ信号乱れ検出手段の検出結果から確認する(評価する)。
【0045】
CPU16は、62分位置でサーボ信号が基準レベル以下でサーボ信号の乱れがありサーボ追従性が悪くなったことを発見すると、20倍速での記録をあきらめて16倍速に落とし、22分位置〜62分位置をゾーン3とする。その後、CPU16は、さらに外周側の67分位置でサーボ信号の乱れが顕著になってサーボ追従性がさらに悪くなったことを発見すると、16倍速から12倍速に落とし、62分位置〜67分位置をゾーン4として67分位置〜74分位置をゾーン5とする。
【0046】
CPU16は、最高速エリアでサーボ信号の乱れがなくてサーボ追従性が良ければ、本実施形態の各部を図7の左下側に示すように通常のZCLV記録が行われるように制御する。記録を開始すると、ゾーン1には12倍速で8分位置までCLV記録を行って特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるように記録を中断する。次に、CLV速度を16倍速にして特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を再開し、22分位置までCLV記録を行って特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を中断することで、ゾーン2のCLV記録を行う。最後に、CLV速度を20倍速にして特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を再開し、最終位置までCLV記録を行うことで、ゾーン3のCLV記録を行う。
【0047】
また、CPU16は、最高速エリアでサーボ信号の乱れがあってサーボ追従性が悪かった場合には、図7の右下側に示すようにZCLVモードを、最高速度ゾーンの外周部で記録速度を下げるZCLVモードとし、本実施形態の各部を以下のようにゾーン1〜5のZCLV記録が行われるように制御する。すなわち、記録を開始すると、ゾーン1には12倍速で8分位置までCLV記録を行って特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるように記録を中断する。
【0048】
次に、CLV速度を16倍速にして特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を再開し、22分位置までCLV記録を行って特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を中断することで、ゾーン2のCLV記録を行う。
【0049】
次に、CLV速度を20倍速にして特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を再開し、62分位置までCLV記録を行って特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を中断することで、ゾーン3のCLV記録を行う。
【0050】
次に、CLV速度を16倍速に落として特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を再開し、67分位置までCLV記録を行って特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を中断することで、ゾーン4のCLV記録を行う。次に、CLV速度を12倍速に落として特開平10−19990記載の公知技術を用いてデータの連続性が維持されるようにCLV記録を再開し、74分位置までCLV記録を行うことで、ゾーン5のCLV記録を行う。
また、本実施形態は、光ディスク1の種別が上述のA社のフタロディスクとは異なる場合にも同様に動作する。
【0051】
この第1実施形態によれば、複数の記録モードを設け、各記録モード毎に、ゾーンを分割する分割時間と各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして記憶したゾーンパラメータ記憶手段としてのメモリ17と、記録前に光ディスク1の種別を判断する光ディスク種別判断手段としてのCPU16と、サーボ信号の乱れを検出するサーボ信号乱れ検出手段とを有し、記録前に光ディスク面内をアクセスして前記サーボ信号乱れ検出手段によりサーボ信号の乱れを検出し、その検出結果によって最高記録速度を決定し、記録速度の切り替え点を計算して記録速度の最適化を行う光ディスク装置において、光ディスク面内でのサーボ信号の乱れが基準レベルを超えるときに、記録速度を制限することにより分割時間と各ゾーン毎のCLV速度との関係を決定するので、光ディスクの種別毎の機械特性と記録パワー特性に合わせてZCLV方式のゾーンを設定することができ、よりきめ細かい変速を行っていろいろな光ディスクのパフォーマンスを最大限に引き出すことができ、例えば光ディスクの外周では記録速度を抑え、光ディスクの中周で記録速度を上げるといったことが可能となる。このため、トラック外れを起こすことなく、高速記録を行うことができる。
【0052】
また、この第1実施形態によれば、記録速度の低速から高速への切り替え点において、サーボ信号を高速側で評価して分割時間と各ゾーンのCLV速度との関係を変更するので、光ディスク装置のばらつき、光ディスクのばらつきがあっても、速度切り替え時により安定した書き込みを行うことができる。すなわち、低速側と高速側では後者の方がサーボ信号を安定して得ることが難しいが、より安定した書き込みを行うために難易度の高い高速側でサーボ信号を評価して分割時間と各ゾーンのCLV速度との関係を変更することにより、速度切り替え時に、より安定した書き込みを行うことができる。このため、より高い信頼性でトラック外れを起こすことなく、高速記録を行うことができる。
【0053】
また、この第1実施形態によれば、記録速度が最高速に到達した場合、光ディスク面内で一定量ずつ外周に移動しながらサーボ信号を評価してサーボ信号が基準レベル以下の場合には記録速度を段階的に落とすので、よりきめ細かい変速を行っていろいろな光ディスクのパフォーマンスを最大限に引き出すことができる。
【0054】
次に、本発明の第2実施形態について説明する。この第2実施形態は、上記第1実施形態の光ディスク装置と、この光ディスク装置にライターソフト(書き込みソフトウエア)でデータを光ディスク1に記録させるホストとしてのパーソナルコンピュータとからなる情報処理装置の実施形態である。この第2実施形態では、上述のような最適書き込み制御機能を有する上記第1実施形態の光ディスク装置と上記ホストとからなる情報処理装置において、ホスト上で動作するライターソフトによって次のようにZCLV記録が行われる。図9は本実施形態の動作フローを示し、CPU16は本実施形態の各部を図9に示す動作フローが実行されるように制御する。
【0055】
本実施形態の光ディスク装置に光ディスク1が挿入されると、Read Toc動作が行われ、光ディスク1上のリードインエリアのATIPコードが読まれ、CPU16はATIPデコーダ12からのATIPコードより求めた最大書き込み速度情報をホスト(ライターソフト)に返す。ホストは、ライターソフトで、ダイヤログボックスなどによって、光ディスク1の記録速度をユーザに問い合わせる。このとき、ホストは、ライターソフトで、CPU16から通知された最大書き込み速度より速い記録速度のユーザによる設定が不可能になる(ユーザが選択できない)ようにし、あるいは、全ての記録速度を表示し、CPU16から通知された最大書き込み速度より速い記録速度がユーザにより選択された場合には記録速度がCPU16から通知された最大書き込み速度に制限されるメッセージを表示してユーザの選択した記録速度をCPU16から通知された最大書き込み速度に変更する。
【0056】
次に、ホストは、ライターソフトで、記録がスタートする直前に、最適書き込み速度制御が働いて、ユーザの選択した記録速度よりも実際の記録速度が遅くなる場合があるというメッセージを表示することで、ユーザに注意を促す。ホストは、ライターソフトで、データ記録中のデータ転送レートより記録速度を随時計算して表示する。そして、ホストは、ライターソフトで、データ記録の終了時に記録速度の平均、最高、最低(平均書き込み速度、最低書き込み速度、最高書き込み速度)を計算して表示することで、ユーザに実際の記録速度を報告し、次回以降の記録速度選択の参考になるようにする。
【0057】
また、光ディスク装置は上述のように最適書き込み速度制御がオン/オフさせる機能を有し、この機能はホストからライターソフトで送られる、最適書き込み速度制御をオン/オフさせるコマンド(モードセレクト等のベンダーユニークコマンド)によって最適書き込み速度制御をオン/オフさせる。ホストは、ライターソフトの設定メニューから最適書き込み速度制御のオン/オフを設定できるようになっている。CPU16は、最適書き込み速度制御がオンされた場合には上述のように動作し、最適書き込み速度制御がオフされた場合には光ディスク1の種別に関係なく設定された記録速度でZCLV記録を行う。
【0058】
この第2実施形態によれば、最適化した記録速度をホストあるいはライターソフトに通知する機能を有し、ホストあるいはライターソフト側はその通知された最適化記録速度を利用して記録時の記録速度設定で、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が設定不可能になるようにし、あるいは、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が選択された場合にその選択された記録速度を前記通知された最適化記録速度に変更して最適化記録速度リミットが働いたことを表示するので、ユーザは自分が選択した記録速度と実際の記録速度とが異なることを認知できる。
【0059】
また、この第2実施形態によれば、ホストあるいはライターソフト側で記録中のデータ転送レートを測定する機能と、記録中の書き込み速度あるいは平均書き込み速度をレポートし、あるいは、記録終了後に平均書き込み速度、最低書き込み速度、最高書き込み速度をレポートする機能を有するので、ユーザは実際の書き込み速度を知ることができ、記録終了時間を予想することができる。
【0060】
また、この第2実施形態によれば、記録速度最適化の有効・無効化を選択する機能を有し、ホストあるいはライターソフト側で記録速度最適化の有効・無効化を選択可能としたので、ユーザが実験的な記録テストを行うことができる。
【0061】
【発明の効果】
以上のように請求項1に係る発明によれば、よりきめ細かい変速を行っていろいろな光ディスクのパフォーマンスを最大限に引き出すことができ、トラック外れを起こすことなく、高速記録を行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、速度切り替え時により安定した書き込みを行うことができ、より高い信頼性でトラック外れを起こすことなく、高速記録を行うことができる。
【0062】
請求項3に係る発明によれば、よりきめ細かい変速を行っていろいろな光ディスクのパフォーマンスを最大限に引き出すことができる。
請求項4に係る発明によれば、ユーザは自分が選択した記録速度と実際の記録速度とが異なることを認知できる。
【0063】
請求項5に係る発明によれば、ユーザが実験的な記録テストを行うことができる。
請求項6に係る発明によれば、よりきめ細かい変速を行っていろいろな光ディスクのパフォーマンスを最大限に引き出すことができ、トラック外れを起こすことなく、高速記録を行うことができる。
【0064】
請求項7に係る発明によれば、速度切り替え時により安定した書き込みを行うことができ、より高い信頼性でトラック外れを起こすことなく、高速記録を行うことができる。
請求項8に係る発明によれば、よりきめ細かい変速を行っていろいろな光ディスクのパフォーマンスを最大限に引き出すことができる。
【0065】
請求項9に係る発明によれば、ユーザは自分が選択した記録速度と実際の記録速度とが異なることを認知できる。
請求項10に係る発明によれば、ユーザは実際の書き込み速度を知ることができ、記録終了時間を予想することができる。
請求項11に係る発明によれば、ユーザが実験的な記録テストを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すブロック図である。
【図2】ZCLV記録例のゾーン分割時間と記録速度との関係を示す図である。
【図3】上記第1実施形態における光ディスクのエリア(記録時間)とサーボ信号との関係例を示す図である。
【図4】上記第1実施形態のゾーン分割テーブルを示す図である。
【図5】上記第1実施形態における各種光ディスクの種別とこれらに適した記録モードとの対応表を示す図である。
【図6】上記第1実施形態における光ディスクの種別毎に最大書き込み速度が記述されたテーブルを示す図である。
【図7】上記第1実施形態の動作フローを示すフローチャートである。
【図8】上記第1実施形態におけるスピンドルモータの速度を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態の動作フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 光ディスク
16 CPU
17 メモリ

Claims (11)

  1. 光ディスク上のスパイラル状のトラックを複数のゾーンに分け、各ゾーンに対して異なるCLV速度で記録を行うZCLV方式の光ディスク記録方法であって、複数の記録モードを設け、各記録モード毎に、ゾーンに割り当てられた分割時間と各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして記憶したゾーンパラメータ記憶手段と、記録前に光ディスクの種別を判断する光ディスク種別判断手段とを用いてZCLV方式で光ディスク全体に記録を行い、記録前に光ディスク全体をアクセスしてサーボ信号の乱れを検出し、その検出結果によって、光ディスクを回転させる回転モータの最高記録速度を決定し、記録速度の切り替え点を計算して記録速度の最適化を行う光ディスク記録方法において、光ディスク面内でのサーボ信号の乱れが基準レベルを超えるときに、前記回転モータの速度を制限することにより分割時間と各ゾーン毎のCLV速度との関係を決定することを特徴とする光ディスク記録方法。
  2. 請求項1記載の光ディスク記録方法において、記録速度の低速から高速への切り替え点において、サーボ信号を高速側で評価して前記分割時間と前記各ゾーンのCLV速度との関係を変更することを特徴とする光ディスク記録方法。
  3. 請求項1記載の光ディスク記録方法において、記録速度が最高速に到達した場合、光ディスク面内で一定量ずつ外周に移動しながらサーボ信号を評価してサーボ信号が基準レベル以下の場合には記録速度を段階的に落とすことを特徴とする光ディスク記録方法。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の光ディスク記録方法を用いる情報処理方法において、前記最適化した記録速度をホストあるいはライターソフトに通知し、ホストあるいはライターソフト側はその通知された最適化記録速度を利用して記録時の記録速度設定で、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が設定不可能になるようにし、あるいは、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が選択された場合に記録速度を前記通知された最適化記録速度に変更して最適化記録速度リミットが働いたことを表示することを特徴とする情報処理方法。
  5. 請求項4記載の情報処理方法において、記録速度最適化の有効・無効化を選択可能とし、ホストあるいはライターソフト側で記録速度最適化の有効・無効化を選択可能としたことを特徴とする情報処理方法。
  6. 光ディスク上のスパイラル状のトラックを複数のゾーンに分け、各ゾーンに対して異なるCLV速度で記録を行うZCLV方式の光ディスク装置であって、複数の記録モードを設け、各記録モード毎に、ゾーンに割り当てられた分割時間と各ゾーン毎のCLV速度をゾーンパラメータとして記憶したゾーンパラメータ記憶手段と、記録前に光ディスクの種別を判断する光ディスク種別判断手段と、サーボ信号の乱れを検出するサーボ信号乱れ検出手段とを有し、記録前に光ディスク全体をアクセスして前記サーボ信号乱れ検出手段によりサーボ信号の乱れを検出し、その検出結果によって最高記録速度を決定し、記録速度の切り替え点を計算して記録速度の最適化を行う光ディスク装置において、光ディスク面内でのサーボ信号の乱れが基準レベルを超えるときに、記録速度を制限することにより分割時間と各ゾーン毎のCLV速度との関係を決定することを特徴とする光ディスク装置。
  7. 請求項6記載の光ディスク装置において、記録速度の低速から高速への切り替え点において、サーボ信号を高速側で評価して前記分割時間と前記各ゾーンのCLV速度との関係を変更することを特徴とする光ディスク装置。
  8. 請求項6記載の光ディスク装置において、記録速度が最高速に到達した場合、光ディスク面内で一定量ずつ外周に移動しながらサーボ信号を評価してサーボ信号が基準レベル以下の場合には記録速度を段階的に落とすことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 請求項6〜8のいずれか1つに記載の光ディスク装置を用いる情報処理装置において、前記最適化した記録速度をホストあるいはライターソフトに通知する機能を有し、ホストあるいはライターソフト側はその通知された最適化記録速度を利用して記録時の記録速度設定で、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が設定不可能になるようにし、あるいは、前記通知された最適化記録速度より速い記録速度が選択された場合にその選択された記録速度を前記通知された最適化記録速度に変更して最適化記録速度リミットが働いたことを表示することを特徴とする情報処理装置。
  10. 請求項9記載の情報処理装置において、ホストあるいはライターソフト側で記録中のデータ転送レートを測定する機能と、記録中の書き込み速度あるいは平均書き込み速度をレポートし、あるいは、記録終了後に平均書き込み速度、最低書き込み速度、最高書き込み速度をレポートする機能を有することを特徴とする情報処理装置。
  11. 請求項9記載の情報処理装置において、記録速度最適化の有効・無効化を選択する機能を有し、ホストあるいはライターソフト側で記録速度最適化の有効・無効化を選択可能としたことを特徴とする情報処理装置。
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