JP4027692B2 - 筆記具 - Google Patents

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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本願発明は、筆記具本体の軸線に対して垂直面に回転させる部材により筆記具本体(レフィール)を押圧することによて筆記具先端を外装本体から露呈させる筆記具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より回転操作により筆記具先端を外装体より露呈する発明・考案は多数存在する。また出願だけでなく商品としても、特に複合筆記具、多芯を収納した筆記具等が存在している。例えば先願としては、実公平1−21835号(以下、(イ)とする。)、実公平1−23834号(以下、(ロ)とする。)、実公平2−17916号(以下、(ハ)とする。)、実公平2−19272号(以下、(ニ)とする。)、実公平4−39031号(以下、(ホ)とする。)、実公平4−42154号(以下、(へ)とする。)、実公平7−32137号(以下、(ト)とする。)等が存在する。
【0003】
(イ)は、シャープペンシルを多数軸筒に収納した多芯タイプの筆記具であり、軸筒を2部品の先部軸筒と後部軸筒とし、後部軸筒に回転カムを固着しており、この回転カムの両傾斜面に係止部を設け、鉛芯を外筒外へ繰出せる移動距離を有する第2の傾斜面を設けたものである。この考案は、先部軸筒と後部軸筒の相対的な回動によりシャープペン(筆記具)を露外筒から呈するものであり、軸全体を回動するものである。こうしたものは、片手での回動はしずらく、シャープペンシル(筆記具)の交換を迅速に、容易に行うことが出来ない。
【0004】
(ロ)は、シャープペンシルとたの筆記具を軸筒内に収納した多芯タイプの筆記具であり、軸筒を先部軸筒と後部軸筒からなるものであり、後部軸筒には回転カムを収納し両者(先部軸筒と後部軸筒)の回動により筆記具を外筒から露呈するものであり、前記した(イ)と同様な問題点を呈するものである。
【0005】
(ハ)は、シャープペンシルとその他の筆記具(ボールペンやシャープペンシル)を胴内に収納する多芯タイプの筆記具であり、(ハ)の考案の目的としては本発明と同様なデザイン性を自由に生かせた筆記具とするためのものでもある。その為、鞘と胴を同径として、出没カムと鞘が摺動可能にしたものである。筆記具を胴の先端より露呈させるのには鞘及び出没カムを右に回転させる。次に他方の筆記具を露呈させるには鞘を左に回転させる。
しかしこうした筆記具は鞘と胴を同径としているのみでやはり、鞘に対して胴を相対的に回動させなければならず片手で迅速、容易に操作するにはいたらない。鞘全体を回動させる為、鞘の後部に印判等の使用時に方向性を必要とする筆記具に対しては不向きである。
【0006】
(ニ)は、回転繰出式ボールペンに関するものであり、軸筒の後方にラジオモジュールが内蔵されたラジオ付ボールペンである。(ニ)の考案は大先を回転させることにより内部の作動管を回動させ、外螺子と作動管の内螺子とが噛合いレフィールを前後動させ口金から筆記先端を露呈する。(ニ)考案は、螺子によりレフィールを直接前後させるものであるが、不用意に大先に接触したり、筆記するとその圧力で緩み筆記具先端を口金から中に没入したりする。
【0007】
(ホ)は、軸の中に3本の筆記体を収納して、軸を回転することにより3本の筆記体を出没・収納可能にした筆記具である。(ホ)考案も先軸とキャップを回転させ筆記具の選択を行い、前記(イ)、(ロ)、(ハ)と同様な問題を生じる。
【0008】
(へ)は、シャープペンシルとボールペンを内蔵する多芯タイプの筆記具である。
(へ)も前記先願と同様上部軸ケースと下部軸ケースの2部品からなり下部軸ケース内に設けられた作動カムを設けており、作動カムの回動により筆記体を下部軸ケースの先端から出没、収納させるものである。したがって前記先願(イ)、(ロ)、(ハ)、(ホ)、(へ)と同様な問題点を呈する。
【0009】
(ト)は、前記(へ)と同様に軸筒が内筒と外筒の2部品構成になっており、外筒の内部には円筒カム部が設けられており、外筒の回動と共に筆記体の先端を内筒先端より露呈させるものである。
以上のような先願から、軸部材を2部品としており、どちらかの部品を回動することによって内部の筆記体を軸部材先端より出没、収納を行わせており、これらは片手では迅速に、また容易に作動させることができない。
【0010】
また、こうした2部品に分割した軸部材の上方に印判等の使用時に方向性が生じるものを有する複合筆記具においては、方向性を固定することが難しばかりか、使用安定度にも不都合なものとなっていた。更には、部品加工も容易で組み立てやすく、本発明は先願とは構成が全く異なることはもちろんである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
以上のような先願より本発明が解決しようとす課題は、(1)軸部材を2部品としており、どちらかの部品を回動することによって内部の筆記体を軸部材先端より出没、収納を行わせており、これらは片手では迅速に、また容易に作動させることができない。(2)また、こうした2部品に分割した軸部材の下方(筆記体先端が出没する側と反対側)に印判等の使用時に方向性が生じるものを有する複合筆記具においては、方向性を固定することが難しばかりか、安定度にも不都合なものとなっていた。
【0012】
(3)部品加工も容易で組み立てやすく、先願とは本発明は構成が全く異なることはもちろんである。
と言った課題により、片手で容易に筆記体の出没、収納を可能にした筆記具ばかりか、軸部材の下方に印判等が設けることが出来る、使い勝手の良い多機能筆記具を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために完成された第1の発明の筆記具は、本体の内部に弾発部材により常時後方に弾発支持された筆記具先端を有するレフィールを配し、前記レフィールに凸部を設け、前記本体の内周面には誘導溝が設けられ、前記誘導溝により誘導されるように回転カムの突起を配設し、前記回転カムの後方、前記誘導溝内には摺動カムの突起を配置させ、更に前記摺動カムの後方には前端部が摺動カムに当接した回転変換部材を配置し、前記レフィールは、前記回転カム、摺動カム、回転変換部材を挿通し、更に前記回転変換部材の外周には内壁に回転凸部を設けた回転操作体を配置した筆記具であって、前記回転変換部材の表面には変換凸部が本体の切欠き窓に位置し、切欠き窓を覆い隠し回転自在に回転操作体を設け、前記回転操作体に回転を与えると回転凸部と変換凸部が少なくとも筆記具先端が突出及び収納作動時、両者が当接することにより、前記回転変換部材が前方に押圧され、摺動カムを押圧し前端が前記凸部に当接している回転カムを回転させながら前方に押圧し、レフィールの筆記具先端を露呈及び収納することを特徴とする
【0014】
また、第2の発明は、本体の回転変換部材の外周に回転操作体を配置し、回転操作体の内周面に回転凸部を設け、前記回転凸部の高さを前記本体の配置部分の肉厚より小さくして回転凸部を切欠き窓のある部分にのみ作用するようにしたことを特徴とする第1の発明の筆記具である。
【0015】
また、第3の発明は、本体を2部品とし、回転操作体の内周面に2ヶ所以上の回転誘導片を設け、前記回転誘導片の少なくとも一方を本体の2部品で回転操作体を回転可能に挟着保持したことを特徴とする第1の発明又は第2の発明の筆記具である。また、第4の発明は、回転操作体の左右方向どちらでも回転変換部材が作用するような変換凸部を設けたことを特徴とするする第1の発明又は第2の発明又は第3の発明の筆記具である。
【0016】
【実施例】
本発明の第1の実施例を図1、図2、図3、図4、図5、図6、図7、図8、図9より詳細に説明する。
1は、本体であり、下部本体1Aと上部本体1Bの2部品からなり、前記2部品は螺子嵌合であるが、クリック嵌合等、2部品が嵌合されれば、取り外し可能又は不可能であってもどのような嵌合方法も選択できるものである。本体内周面には誘導溝が設けられており摺動カム及び回転カムを誘導している。また、下部本体1Aの下方端部に先端部材2を螺子嵌合されており、前記先端部材2の内周面には、弾発支持片3を設け、筆記具先端を露呈する孔4を設けている。更に下部本体1Aには切欠き窓6を2ヶ所設け、外周面には回動誘導溝5を周状に並行に設けており、加えて回転凹部25を周状に設ける。
【0017】
7は、インキを有したレフィールであり、下方には筆記可能な筆記具先端を設けており、弾発部材12を支持し、回転カムを規制する凸部8を設けている。こうして、弾発部材12の一方端は凸部8に、他方端は弾発支持片に支持され、弾発力により前記レフィール7は上方方向に常に押圧される。
レフィール7は、回転カム9、摺動カム10、回転変換部材11を挿通、若しくは、覆い隠されている。
【0018】
9は、回転カムであり、中心にレフィール7を挿通しており、外周面には均一に3ヶ所に可動突起13が設けられ、下部本体1Aの内周面に設けた誘導溝14により誘導される。10は、摺動カムであり、中心にレフィール7を挿通しており、外周面には均一に3ヶ所に送り突起15が設けられている。前記送り突起15は、下部本体1Aの内周面に設けた誘導溝14を上下に摺動する。また、摺動カム10の下方端面には鋸歯状部16が設けられており、前記鋸歯状部1と前記可動突起13の上端面に当接されており、この時筆記具先端は先端部材2から露呈されている。前記回転カム9及び摺動カム10は、従来よりある周知の構成部材である。
【0019】
11は、回転変換部材であり、前記回転カム9、摺動カム10と同様レフィール7を挿通しており、前記摺動カム10の上方端面と下方端面と常に当接されている。
また、回転変換部材11の外周面にはスパイラル状の変換凸部17が設けられ、本体1に設けた切欠き窓6に位置している。変換凸部17と切欠き窓6の個数は同数である。
スパイラル状の変換凸部17とは、一方端と他方端との位置が異なった形態であり、スパイラルの一部を切取った形態である。したがってどちらかの端が上位置となりその反対が下位置になる。
【0020】
18は、回転操作体であり、内周面に回転凸部19を設けており、更に回転誘導片20を上方、下方の両サイドに分かれて2ヶ所設けられている。前記回転誘導片20は下部本体1Aの外周面に設けられた回動誘導溝5に配置される。また、前記回転凸部19は、前記回転凹部25を設けておりこの中に配置されている。回転凹部25は切欠き窓6と連通しており、切欠き窓6の存在しない部分で前記回転凹部25が存在する。
【0021】
本実施例では、上下に分かれた回転誘導片20の間に回転凸部19が設けられているが特にその位置は問わない。前記回転凸部19は、前記変換凸部17の上方位置に当接位置しており、前記回転操作体18を回転させることにより、前記回転凸部19は同位置で回転するので、当接している変換凸部17を下方方向に押圧する。こうして、筆記具先端を先端部材より露呈することになる。
本実施例は、前記回転誘導片20の上方側を、上部本体1Bの下方端面により固定している。更に上部本体1Bの内周面に回転変換部材11を位置決めする支持片22を設けても良い。
【0022】
回転操作体18が設けられている本体1の厚さH、と回転凸部19の高さS、回転凹部25の深さT及び変換凸部17の高さLとの関係は次の通りである。
H>T≧Sであり、S+L>Hの関係が生じる。
この関係より、回転凸部19は本体1に設けられた切欠き窓6以外は回転凹部25を回動することになる。
【0023】
次に本実施例の作用を詳細に述べる。
回転変換部材11に設けた変換凸部17の上辺21の上方に常に回転凸部19が位置している様に、前記回転変換部材11が上方限度規制されている。本実施例は支持片22を上部本体1Bの下方開口端近傍に設けているが、別部材としても良い。
図4の位置ではレフィール7、回転カム9、摺動カム10及び回転変換部材11を上方に弾発部材12により押圧支持されている。この状態を状態1とする。また回転凸部19の位置は図9に示されたそれぞれの状態で回転変換部材11を下方に押しやる。
この時送り突起15と可動突起13は誘導溝14の長誘導溝23に位置しており、鋸歯状部16と可動突起13が当接している。
【0024】
この状態1から次に、回転操作体18を時計と同方向に回転させると本体1の切欠き窓6で回転凸部19が変換凸部17の上辺21より上方位置にあるため、前記回転凸部19はスパイラル状の変換凸部17の上辺21を押圧し、弾発部材12の弾発力に抗して前記回転変換部材11が下方に移動し、それにともなって摺動カム10、回転カム9が下方位置に移動する。すると可動突起13は、長誘導溝23から出る。この状態を状態2とし、筆記具先端が先端部材2より露呈する。(図5)
この時回転凸部19はスパイラル状の変換凸部17の最上方位置に位置することになる。
【0025】
状態2から前記可動突起13は、長誘導溝23から出ているので、短誘導溝24の傾斜面によりすべり回転カム9が回転し始める。そして短誘導溝24の係止位置で可動突起13は固定される。弾発部材12の弾発力のすべては回転カム9が受けている状態で、筆記具先端を先端部材2より露呈した状態を筆記可能に固定する。回転カム9が回転を始めると回転凸部19と変換凸部17の当接は解除される。この状態を状態3とする。(図6)
この時、摺動カム10と回転変換部材11は上下移動自由な状態となっている。
【0026】
筆記具先端を先端部材2より露呈した状態3から、回転操作体18を前記と同様の方向即ち、時計方向に回転させると前記回転凸部19が変換凸部17に当接しながら、回転変換部材11を下方位置に移動し、同時に摺動カム10を下方に移動し、回転カム9を下方位置に弾発部材12の弾発力に抗して押圧し始める。この作用でレフィール7を下方に再度押し出す。同時に鋸歯状部16が可動突起13を下方に押圧し第2傾斜面により前記可動突起13が当接する。この状態を状態4とする。(図7)
この状態4の時、変換凸部17の最上方位置の端に位置し、筆記具先端を先端部材2の孔4から最大長さ露呈する。
【0027】
最後に第2傾斜面により可動突起13は次の誘導溝に導かれる。すると回転カム9は回転することとなり状態1に戻り筆記具先端を先端部材2の中に収納されることになる。
第1の実施例は以上のような構成であるので回転操作体18を片手で迅速に、また容易に作動させることができる。また上部本体1Bは従来のように回動しないので前記上部本体1Bに印判等の方向性が必要な部材を設けることが出来る。
図9の図面は、第1の実施例の回転凸部19のそれぞれの状態図を示すものである。
【0028】
第2の実施例を図10、図11より詳細に説明する。特に第1の実施例と比較して異なる部分を詳細に説明する。
111は、回転変換部材であり、外周面に変換凸部177を2ヶ所設けている。本実施例は2ヶ所であるがこの個数は2ヶ所以上であればその数は問わない。本実施例の変換凸部177は、湾曲形状等の最上方位置が設けられている形状であれば良い。一方端と他方端の位置は本実施例は同等位置であるが、回転凸部19より下方位置に位置していればよい。
【0029】
第2の実施例の作用を説明すると、筆記具先端が先端部材2に収納されている状態の時は、回転凸部19は変換凸部177の両端より上方位置に位置している。この状態を状態1とする。この状態から回転操作体18を片手(親指と人指し指)で左右どちらかに回動させると、切欠き窓6に位置している変換凸部177の上辺211に押圧当接しながら、弾発部材12の弾発力に抗して、回転カム9、摺動カム10、回転変換部材11を下方に押圧する。
すると第1の実施例と同様に状態1から状態2、状態3へと変化する。この状態3は、筆記具先端を先端部材2から露呈し、筆記可能状態になる。
図11の図面は、第2の実施例の回転凸部19のそれぞれの状態図を示すものである。
【0030】
次に回転操作体18を左右どちらかに回動させると、変換凸部177の最上方位置のとき誘導溝14の第2傾斜面に当接可能となり、前記第2傾斜面に沿って回転カム9が回動し始め、この時の状態4となる。その後、長誘導溝23に滑り込み、状態1となる。
【0031】
第2の実施例は以上の構成であるので、回転操作体18を片手で迅速に、また容易に作動させることができる。また上部本体1Bは従来のように回動しないので前記上部本体1Bに印判等の方向性が必要な部材を設けることが出来る。
更に回転操作体18を左右どちらに回転しても筆記具先端の出没、露呈固定、及び先端部材2への収納が可能である。
【0032】
第3の実施例は第2の実施例の変形であり、変換凸部177の最上方位置を角状とした形態である。これが図12である。また第3の実施例に係らずこうした最上方位置を設けた変換凸部177を設けることは本実施例と同様である。
【0033】
本発明の筆記具の組み立て方法は、下部本体1Aの中に摺動カム10を入れる。その後上部本体1Bが組み付けられる開口端より回転変換部材11を切欠き窓6と変換凸部17の位置を合わせて挿入する。次に回転操作体18の回誘導片20を縦組立溝26に合わせて、下方に移動させ回誘導片20が回動誘導溝5に位置するように組みつける。この時、回転誘導片20は図14の様に上下列に4列あるのでこの場合は組み付け挿入に際し、縦組立溝26が4本必要となる。ここで、図14中、回転誘導片20の手前の一列と、図13中、縦組立溝26の後方の二列は図面上見えていない。下部本体1Aの下方より回転カム9及びレフィール7を、前記回転操作体18、摺動カム10、回転カム9の中心を挿通するように本体内に挿入し、その下方から弾発部材12を前記レフィール7に挿通するように組み入れ、更に下方より先端部材2を下部本体1Aの下端面に螺子嵌合して組み付けられる。
【0034】
最後に、下部本体1Aの上方開口端に上部本体1Bを螺子嵌合等を行い固定する。この時上部本体1Bの開口端は、回転操作体18の回誘導片20を抜け止めし、回転可能に保持する。それと同時に、上部本体1Bの内周面に回転変換部材11を位置決めする支持片22を設けている。こうして筆記体として完成する。
【0035】
【効果】
以上のような構成であるので、回転操作体18を片手で迅速に、また容易に作動させることができる。また上部本体1Bは従来のように回動しないので前記上部本体1Bに印判等の方向性が必要な部材を設けることが出来る。
更には、第2又は第3の実施例の如く回転変換部材11を用いることで左右どちらの回転でも筆記具先端を出没、露呈し、不使用時には収納できる。
部品も本体を2部品としているので組み付け易く、取扱いやすいものとなっている。
【0036】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体斜視図。
【図2】本発明の第1の実施例の分解斜視説明図。
【図3】本発明の第1の実施例の断面図。
【図4】本発明の実施例の可動突起13、送り突起15、誘導溝14の状態1の略説明図。
【図5】本発明の実施例の可動突起13、送り突起15、誘導溝14の状態2の略説明図。
【図6】本発明の実施例の可動突起13、送り突起15、誘導溝14の状態3の略説明図。
【図7】本発明の実施例の可動突起13、送り突起15、誘導溝14の状態4の略説明図。
【図8】本発明の第1の実施例の回転変換部材11の斜視図。
【図9】本発明の第1の実施例の変換凸部17、回転凸部19の状態説明図。
【図10】本発明の第2の実施例の回転変換部材111の斜視図。
【図11】本発明の第2の実施例の変換凸部17、回転凸部19の状態説明図。
【図12】本発明の第3の実施例の変換凸部17、回転凸部19の状態説明図。
【図13】本発明の実施例の縦組立溝26を設けた状態の説明図。
【図14】本発明の実施例の回転操作体18に設けられた回転誘導片20、回転凸部19の状態説明図。
【図15】本発明の実施例の回転凸部19、回転凹部25、変換凸部17の寸法関係の説明図。
【符号の説明】
1 :本体
1A:下部本体
1B:上部本体
2 :先端部材
3 :弾発支持片
4 :孔
5 :回誘導溝
6 :切欠き窓
7 :レフィール
8 :凸部
9 :回転カム
10 :摺動カム
11 :回転変換部材
12 :弾発部材
13 :可動突起
14 :誘導溝
15 :送り突起
16 :鋸歯状部
17 :変換凸部
18 :回転操作体
19 :回転凸部
20 :回転誘導片
21 :上辺
22 :支持片
23 :長誘導溝
24 :短誘導溝
25 :回転凹部
26 :縦組立溝

Claims (4)

  1. 本体の内部に弾発部材により常時後方に弾発支持された筆記具先端を有するレフィールを配し、前記レフィールに凸部を設け、前記本体の内周面には誘導溝が設けられ、前記誘導溝により誘導されるように回転カムの突起を配設し、前記回転カムの後方、前記誘導溝内には摺動カムの突起を配置させ、更に前記摺動カムの後方には前端部が摺動カムに当接した回転変換部材を配置し、前記レフィールは、前記回転カム、摺動カム、回転変換部材を挿通し、更に前記回転変換部材の外周には内壁に回転凸部を設けた回転操作体を配置した筆記具であって、前記回転変換部材の表面には変換凸部が本体の切欠き窓に位置し、切欠き窓を覆い隠し回転自在に回転操作体を設け、前記回転操作体に回転を与えると回転凸部と変換凸部が少なくとも筆記具先端が突出及び収納作動時、両者が当接することにより、前記回転変換部材が前方に押圧され、摺動カムを押圧し前端が前記凸部に当接している回転カムを回転させながら前方に押圧し、レフィールの筆記具先端を露呈及び収納することを特徴とする筆記具。
  2. 本体の回転変換部材の外周に回転操作体を配置し、回転操作体の内周面に回転凸部を設け、前記回転凸部の高さを前記本体の配置部分の肉厚より小さくして回転凸部を切欠き窓のある部分にのみ作用するようにしたことを特徴とする請求項1に記載した筆記具。
  3. 本体を2部品とし、回転操作体の内周面に2ヶ所以上の回転誘導片を設け、前記回転誘導片の少なくとも一方を本体の2部品で回転操作体を回転可能に挟着保持したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した筆記具。
  4. 回転操作体の左右方向どちらでも回転変換部材が作用するような変換凸部を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3に記載した筆記具。
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