JP4027582B2 - エレベーターシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,エレベーターの情報伝送方法、エレベーターシステム又はエレベーター呼び登録方法の改良に関わり,特に,エレベーターの運行情報を把握するに便利なエレベーターの情報伝送方法、システム等に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来,エレベーターの運行状況をモニタするためには,ビル管理室に設置したエレベーター監視盤を使うなどしていた。そこで,エレベーターの情報を特定のビル管理室以外の場所で表示する装置としては,特開平11−343081号公報に,エレベーターの情報を有線ネットワークを通してパソコンに表示することが開示されている。また,特開平11−100179号公報では、有線ネットワークを通してパソコンでエレベーター情報の入出力が行え,さらにはPBXを設置することにより,PHS電話機から呼びを作ることが開示されている。
【0003】
また,特開平8−273085号公報では,無線電話回線を使ってビル設備やエレベーターを携帯電話を使用して監視することが開示されている。また,実公平7−41744号公報では,エレベーターの表示器に表示される内容を無線にて携帯無線端末に記憶させ、表示させることが開示されている。
【0004】
また、一般の無線通信技術としては、日経エレクトロニクス(日経BP社発行)の第759号1999年12月13日号のPP139−163などに記載のBluetoothなどが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平11−343081号では,建物内のネットワーク回線を使用してエレベーターの情報を見ることが開示されているが,ネットワーク回線にパソコンを接続した状態で使用する必要がある。実公平7−41744号では,表示器の表示内容を記憶するものであり,エレベーターの運行状況などは判らない。特開平8−273085号では,ビル設備やエレベーターの監視のために携帯電話を用いることが開示されているが,やはりエレベーターの運行状況を知ることはできない。特開平11−100179号ではパソコンからの入出力だけでなく,PHS電話機からの呼びの作成も挙げられているが,PBXが必要であった。
本発明の目的は,公衆無線通信電波のカバー範囲の影響を受けずに、望ましくは通話料が要らず、ビル内のエレベーターの情報を把握し,あるいはエレベーターの呼び登録を作成することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明はその一面において、利用が有料である第1の無線通信手段と利用が無料である第2の無線通信手段とを備えた携帯電話装置に対し、エレベーター側の無線送信装置から第2の無線通信手段を介してエレベーターの運行情報を伝送し、携帯電話装置の表示部に表示することを特徴とする。
【0007】
この携帯電話装置を携帯すれば、ビル内において公衆無線通信回線のカバー領域の如何を問わず、第2の無線通信手段を介して送信される領域において、エレベーターの運行情報を受信することができる。
【0008】
本発明は他の一面において、表示部と、エレベーター運行情報の表示を指令し又は許可するための操作手段を有する携帯端末を備え,エレベーターの運行情報を前記携帯端末に送信する無線通信手段と、この無線通信手段から送信されたエレベーターの運行情報を前記操作手段の操作状況に応じて前期表示部に表示する手段を備えたことを特徴とする。
【0009】
したがって、情報の表示を指令すればエレベーターの運行情報が表示され、また、情報の表示を許可しておけば,無線通信手段からエレベーターの運行情報が送信される度にエレベーターの運行情報が表示される。
【0010】
本発明は他の一面において、携帯無線端末が公衆通信回線から独立した近距離無線通信を利用する無線通信手段を備え、この無線通信手段を介して送信された信号を乗り場で受信しエレベーター制御手段に伝達する受信手段を備え、前記携帯無線端末からエレベーターの呼びを前記エレベーター制御手段に伝送することを特徴とする。
【0011】
本発明の望ましい一実施態様においては,携帯電話のメモリに格納したデータを使用して,携帯電話の表示部分に呼び登録の選択候補を表示する。利用者は,これら候補の中から呼びを選択するだけでエレベーターの呼びを登録することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下,本発明の一実施の形態を図面により説明する。
【0013】
図1は,本発明の1実施の形態におけるシステム構成を示す図である。
【0014】
エレベーター1号機〜n号機の乗りかご11・・1nは、それぞれ号機制御装置(エレベーター制御手段の一部)21・・2nによって運転される。各階1〜m階の乗り場には、それぞれホール呼び釦31、32・・3mが配置され,図示しないが各かご内のかご内装置111、1n1には行先呼び釦が設けられている。号機制御装置21,2nは、運行制御装置(エレベーター制御装置の他の一部)4の統制の下に運行管理制御されている。この運行制御装置4は、各乗り場からのホール呼びを割当てるホール呼び割当て部41,各乗りかごからの行先階呼びを登録するかご内行先階登録部42を備えている。割当てられあるいは登録された呼びの内容は、呼び指令部43を介して各号機制御装置21、2nに伝えられ,該当号機を割当て階や行先呼び発生階に運行させる。
【0015】
運行制御装置4内の表示内容加工部44は,各装置から取得した情報に基づき,加工を施し出力表示情報を作成する。取得する情報としては,ホール呼び割当て部41から送られるホール呼び割当て信号,かご内行先階登録部42から送られるかご内行先階信号,及び各号機のかご位置信号,戸開閉信号,かご内荷重信号等のエレベーター号機制御装置21・・2nから送られてくる信号,並びに各号機制御装置21・・2nに記憶されているスペック等の信号等である。また,表示内容加工部44は,外部から入力された任意の情報も取得可能である。表示内容加工部44で加工された出力表示用情報は、サーバ45を介して各階乗り場へ出力される。
【0016】
ビル内には、外部入力装置5を備えており、管理者のパソコンや,保守員の保守装置等がこれに対応する。ここで入力された情報は、サーバ45を介してホール呼び割当て部41や表示内容加工部44に取り込まれる。入力される情報の例としては,後述する表示のための文字情報や,呼び割当て信号、あるいは、エレベーターの設定の変更やエレベーターのデータ収集要求信号などである。
【0017】
また、乗り場側においては,ホール呼び釦31・・3mと一体的に設けられた無線通信装置61、62・・6mから、出力表示情報を乗り場に向けて無線で送信する。必要に応じて、利用者に携帯端末(電話)7を持たせることができる。この携帯端末7は、無線の通信制御装置71を備えており、携帯電話の有料無線通信手段72のほかに、無料の無線通信手段73を備えている。この無線通信手段73としては、市販の「Bluetooth」など、微弱電波を用いた近距離無線通信装置が好適である。有料無線通信手段72は、公衆電話(通信)回線8と交信する。
【0018】
今、4階乗り場に、携帯端末7を持った利用者が来れば、4階の無線通信装置64から送信された出力表示情報を無線通信手段73で受信する。この受信内容を、携帯端末(携帯電話)7の表示装置74に表示して、利用者にエレベーター情報を伝達する。また,逆に,利用者の携帯端末7からエレベーター側へ情報の入力を行うことができる。その入力は呼び作成の信号や,エレベーターの情報を要求する信号等である。エレベーター側の無線通信装置に送信された呼び登録情報は運行制御装置4へ送られ,ホール呼び割当て部41あるいはかご内行先階呼び登録部42へ送られる。前者の場合は通常のエレベーターのホール呼び釦31・・3mと同様の処理が行われ,後者の場合には直接かご内行き先階呼びを登録できる。
【0019】
以下に、具体的動作の説明を行う。
【0020】
図2は、図1の運行制御装置4における外部への情報出力処理のフローチャートである。この図を参照して、表示内容加工部44においてエレベーターから得た情報を携帯端末(電話)7に出力する流れを説明する。
【0021】
タイマー割り込みにより、定期的にステップ200からスタートし,ステップ201にてエレベーターからエレベーターの情報を獲得する。ステップ202ではエレベーターの情報を加工し,平均待ち時間や平均乗車時間の算出を行う。また,ステップ203では外部入力装置5等からの一般情報があれば、これを獲得する。そして,ステップ204にて,ステップ201,202,203の情報を取りまとめて,表示用の画面を編成する。ステップ205では,携帯電話でも見られるように周知の「CompactHTML形式」や「MML形式」など、携帯端末で見ることができる形式に変換する。この変換は、携帯電話で受信可能なデータ形式であれば良く,ブラウザで見ることのできる形式だけに限らない。
【0022】
エレベーターの運行情報とは,▲1▼エレベーターから得た情報,▲2▼エレベーターから得た情報を加工した情報,▲3▼利用者、管理人又は保守員が入力装置から入力した情報、のうち少なくともいずれか一つを含むものである。より具体的には,エレベーターから得た情報とは,エレベーターの号機制御装置あるいは運行制御装置から直接取得可能な情報であり,乗りかご位置情報,ホール呼び割当て情報,かご内行先階情報あるいはかご内荷重情報等である。また,エレベーターから得た情報を加工した情報とは,平均待ち時間情報,平均乗車時間情報又は平均混雑度情報等である。
【0023】
さらに,利用者、管理人又は保守員が入力した情報とは,エレベーターの監視カメラの映像,エレベーターの保守員や管理人が表示画面のために入力した情報(メンテナンス中,清掃中,エレベーター停止期間の掲示又はビデオ映像等),管理人等が入力した建物の情報(燃えるごみの日は水曜日,町内会は11月10日,本日は5階でイベント開催,本日の営業時間は朝9時〜夜9時まで,今月の休みは8月8日等),あるいは一般情報(文字放送,テレビ放送等)等,出力可能なデータ全てに該当する。
【0024】
さて、作成された出力情報は,ステップ206で無線のフォーマットに変換し利用が無料である無線通信手段73を備えた携帯端末(電話)7に送信され,携帯電話に内蔵されているブラウザを使ってその表示部73に表示される。
【0025】
この実施例では,出力先として携帯電話7を挙げたが,携帯電話に限らず同様の入出力機能を持つものであれば,PHS,携帯テレビ又は携帯パソコン等であっても良い。
【0026】
また,出力するエレベーターの情報を加工する装置は,携帯端末(電話)に内蔵されていても,他のパソコン内であっても構わない。
【0027】
出力する情報は,保守員には保守援助情報を,管理者にはパスワード管理等で管理者向けの内容を,一般利用者にはエレベーターの実用的な内容等を提供することが望ましいが,共通に活用できる内容であれば,同一の内容を提供しても構わない。
【0028】
以上により、この実施例は、エレベーターの制御を行うエレベーター制御手段2,4と,このエレベーター制御手段から得られたエレベーターの運行情報を送信する無線送信装置と,この無線送信装置から送信されたエレベーターの運行情報を受取る無線端末を有するエレベーターにおいて,利用が有料である第1の無線通信手段72と利用が無料である第2の無線通信手段73とを備えた携帯電話装置7に対し、前記無線送信装置61〜6mから前記第2の無線通信手段73を介してエレベーターの運行情報を伝送し、このエレベーターの運行情報を前記携帯電話装置7の表示部74に表示するエレベーターの情報伝送方法を構成する。
【0029】
次に,表示させるタイミングについて図3のフローチャートを用いて説明する。エレベーターの乗りかごまたは乗り場に備えられた無線通信装置61〜6mからの送信内容をステップ301にて判断する。通常内容のときはステップ302にてその発信形態を判断する。常時発信,不定期発信,定期的発信等に無線発信装置側から発信しているときには,ステップ303へ進み,携帯電話が受信許可を出しているかどうかを判断する。携帯電話が受信許可を出していなければ,ステップ305に進み表示は行わない。携帯電話が受信許可を出していれば,ステップ306へ進み携帯電話に送信を行う。受信するかどうかの確認を表示するようにしていればステップ304へ進み,受信するかどうかの受信確認を行う。受信を拒否すればステップ305に進み送信は行わず,受信許可をすればステップ306に進み送信を行う。それぞれ最後はステップ307のENDで終わる。
【0030】
このように利用者が、エレベーター側に要求するまで,乗り場側の携帯端末(電話)に情報を送らない構成であっても,あるいは、エレベーター側の無線通信装置が常時一方的に電波を発していて,携帯電話側が受付を許可したときのみ表示する構成としても良い。また,非常時には各人の携帯端末の表示画面に強制的に表示しても良い。
【0031】
本実施例では,運行制御装置4にて表示情報を作成しているが、運行制御装置4を備えていないエレベーターであっても,号機制御装置21・・2n内で実行可能であるため,全てのエレベーターに適用可能である。
【0032】
一般に携帯電話7には表示装置74とその制御装置及び有料通信手段72が備わっている。携帯電話に,例えば「Bluetooth」と呼ばれる市販の近距離無線通信装置を組み込むことにより,今まで有線で行っていたモバイル端末との接続なども,無線で対応できる。
【0033】
ところで、既存の携帯電話7には、表示装置74と有料通信手段72が備えられている。この携帯電話を用いて外部と無線で通信を行い,表示画面を利用するには有料の公衆通信(電話)回線を使用する必要がある。本実施例のように、この携帯電話に公衆通信回線以外の、望ましくは無料の無線通信手段73を装備させ、既存の表示装置74を利用することにより,公衆通信回線が交信不能の場所であっても、望ましくは通話料を払わなくても通信を行い,利用者への情報の伝達が可能となる。特に、携帯電話機の表示機能を利用することにより,効果は顕著である。
【0034】
次に、図4はエレベーター呼び登録を行う際のフローチャートであり,START400から始まりEND411で終了する。
【0035】
各階に設置された無線通信装置61〜6mとの間で通信が可能な領域に入ったときに,以下の処理はサーバ45あるいは携帯端末7にて行われ,ステップ400よりSTARTする。
【0036】
ステップ401では,携帯端末利用者がエレベーターと通信をする状態にあるかどうかを確認する。受け付けない状態にあればステップ402に進み確認の画面を表示し、ステップ403にて利用の希望の有無を確認する。ステップ401においてエレベーターからの要求を受け付ける状態であれば,ステップ404にて、この建物に過去に登録した階床があるかどうかを自動的に判断する。既に登録した階が存在すれば,ステップ405で、既登録階を選択するか行き先階を直接入力するかを選ぶための画面を出力し、ステップ406でいずれかを選べるようにする。既登録階に向かう場合にはステップ407で該当画面を選択,確定しステップ408にて行き先呼びを作成しステップ409で終了する。
【0037】
ステップ404で既登録階がない場合と,ステップ406で行先階を入力する場合には,ステップ410に進み,行先階を入力し,ステップ411で呼びを作成する。その後ステップ412で今入力した階を登録階として記憶させるかを入力させるための画面表示を行う。ステップ413では、利用者の操作に応じて、登録するかどうかの確認を行い,記憶する場合にはステップ414に進み,記憶しない場合には直接ステップ409で終了する。ここで、ステップ405においては,利用頻度の高い階を簡単に選べるように,行き先選択候補の上位に位置させ表示することにより利便性を増すことができる。
【0038】
図5は、通常の公衆回線を使った携帯電話の機能と、エレベーターのモニタ又は呼びの作成との兼ね合いを示すフローチャートである。
【0039】
以下の処理は図1の運行制御装置4の内部または外部に設けられたサーバ45あるいは携帯端末7にて行われ,利用者が携帯端末を用いて操作を行い,各階に設置された無線通信装置61〜6mと通信が可能な領域に入ったときに,ステップ500よりSTARTする。
【0040】
携帯端末7からエレベーターモニタやエレベーターの呼び作成を次のようにして実行する。ステップ501においてエレベーターモニタまたはエレベーター呼び作成を行っているときに,ステップ502の電話の着信の有無を判断し,電話の着信がない場合には,エレベーターモニタや呼び作成の操作を続ける。電話の着信があった場合には,ステップ503に進み,画面に操作一時保留,受信一時保留,操作破棄といったメッセージを表示して,利用者の選択を要求する。ステップ504の利用者の選択で現在のエレベーターモニタ,呼び作成の作業を一時保留して,ステップ505で現在の状態を保存してステップ508の通話を行う。通話終了後にステップ509にて,先ほどのエレベーター操作の続きを行うためステップ501へ戻る。
【0041】
ステップ504の利用者の選択で,今までの操作を破棄するときにはステップ506に進み,ステップ508へ進んで通話を行う。再度エレベーターの操作を行うときには,ステップ501へ戻り,操作を行わないときにはステップ510へ進み終了する。
【0042】
ステップ504の利用者の選択で,電話の受信を一時保留するときには,ステップ507でエレベーターモニタ,呼び作成を行い、それが終了してから,ステップ508へ進み通話を行う。さらに操作を行うにはステップ501へ行き,終了するにはステップ510へ行く。
【0043】
図6〜図10は、携帯端末(電話)7の表示装置74での表示画面の例を示す。これらは、エレベーター無線通信装置61〜6mから送信された「HTML形式」等の情報を取り込み、画面に表示させるものである。図6はエレベーター利用の最初の選択画面で,利用者の希望が「エレベーターモニタ」か「呼び登録」かを選択させる画面である。呼び登録を選び、現在いる建物を認識している場合には、携帯端末7あるいはエレベーターサーバ45に記憶された情報を用いて,図7に示すように、「Aさん宅9階」,「Dさん宅6階」といった表示を行い,目的とする人を選択することにより,該当階に呼びを作成することができる。また,図7に示すように行先階入力画面に切り替える選択肢も加える。
【0044】
図8は行先階を入力して登録する画面例であり,携帯電話の数字ボタンを使って入力し,呼びを作成する。図9は,エレベーターの呼び登録後の画面例であり,現在のエレベーターの走行位置を文字もしくはアニメーションにて表示する。図10は,エレベーターのモニタの画面例であり,エレベーターの位置等をモニタでき,またその脇には簡単な文字情報も表示させている例である。
【0045】
この実施例は、エレベーターの制御を行うエレベーター制御手段2,4と、このエレベーター制御手段から得られたエレベーターの運行情報を送信する無線送信手段を有するエレベーターシステムにおいて、前期無線送信手段6を,公衆通信回線8から独立した無線通信を利用してエレベーター乗り場に向けて前記エレベーターの運行情報を送信するように構成し、エレベーターに登録する呼びに対応する信号を作成する操作手段と前記公衆通信回線8から独立した無線通信を利用する無線通信手段73とを装備した携帯無線端末7と、この携帯無線端末7から前記無線通信手段73を介して送信されたエレベーターの呼びに対応する信号を乗り場で受信し前記エレベーター制御手段に伝達する受信手段6を備え、前記携帯無線端末7の表示部74にエレベーターの情報を表示するとともに、登録すべきエレベーターの呼びの信号を前記エレベーター制御手段2,4に伝送するエレベーターシステムを構築している。
【0046】
以上の実施例においては、携帯電話の既存の表示装置を用いて、エレベーターに関する情報を表示し、または、エレベーターの呼びを作成できるので、市販のBluetooth等の近距離無線装置を携帯電話に簡単に組み合わせることによって、格別の装置の追加も無く、エレベーター制御装置と利用者との間の情報のやり取りを実現することができる。
【0047】
図11〜図13は携帯電話と無料/有料切替え装置とエレベーター装置のシステム構成の3つの例を示したものである。図11は無料/有料の切替え装置75が携帯電話7に含まれている場合で,携帯電話7の機能を使って、無料の無線通信手段73に切替え、エレベーター装置9との無線通信を行う。図12は、外付けの無料/有料切替え装置10が、携帯電話7にもエレベーター装置9にもなく、独立して設けられる場合であり,図13は無料/有料切替え装置91がエレベーター装置9内にある場合である。アンテナ12は、図のように独立して設けても、エレベーター装置9側に設けても良い。これらのいずれの構成であっても、前記実施例は実現可能である。
【0048】
呼び登録に関しては通信料が無料の無線に限る必要はない。図14は、図11の実施例において、有料通信手段72の相手として公衆電話回線8を,無料通信手段73の相手としてエレベーター装置9とした構成であり,図15は、同じく図11の実施例において、有料通信手段72によりエレベーター装置9内の呼び登録92を,無料通信手段73の相手としてエレベーターのモニタ93とした構成である。有料通信手段72と無料通信手段73のそれぞれの相手としては,自由に組合せ可能であることを示している。
【0049】
ところで、便利な入力装置があると、いたずらが生じることがある。いたずら呼びの発生に対する防護策としては,呼び登録の使用者に制限を付けたり,サービス料を徴収したりすることにより減らすことが可能である。
【0050】
本実施例によれば,公衆電話回線で交信できない場所であっても、電話回線使用料を払うことなく携帯電話にエレベーター情報を出力することが可能となり,手軽にエレベーター情報を得ることができる。
【0051】
【発明の効果】
本発明によれば,PHSや携帯電話の電波の届かない場所においてもエレベーターの運行情報を得ることができる。また、微弱電波等の近距離無線通信技術を用いた場合、携帯端末から電話回線使用料を払うことなく,エレベーターのかご位置や休止状況などのエレベーターの運行情報を知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例におけるエレベーターシステムの全体構成図である。
【図2】本発明の1実施例により携帯電話に出力を行う処理のフローチャートである。
【図3】本発明の1実施例により、利用者の許可の下に携帯電話に出力を行う処理のフローチャートである。
【図4】本発明の1実施例による携帯電話からエレベーターの呼びを登録する処理のフローチャートである。
【図5】本発明の1実施例による携帯電話からエレベーター装置とのやり取りと電話着信との兼ね合いを示す処理フローチャートである。
【図6】本発明の1実施例による携帯電話の選択画面を示す図である。
【図7】本発明の1実施例による携帯電話の呼び登録の行き先選択画面を示す図である。
【図8】本発明の1実施例による携帯電話の呼び登録の行先階登録画面を示す図である。
【図9】本発明の1実施例による携帯電話の呼び登録後の画面を示す図である。
【図10】本発明の1実施例による携帯電話でのエレベーターモニタ画面を示す図である。
【図11】本発明の1実施例による有料/無料無線通信切替え装置の携帯電話への配置図である。
【図12】本発明の1実施例による有料/無料無線通信切替え装置の独立配置図である。
【図13】本発明の1実施例による有料/無料無線通信切替え装置のエレベーター装置への配置図である。
【図14】本発明の1実施例による有料/無料無線通信の使い分け図である。
【図15】本発明の1実施例による有料/無料無線通信の使い分けの他の例である。
【符号の説明】
11,1n…エレベーター乗りかご、21,2n,4…エレベーター制御装置、61〜6m…無線通信装置、7…携帯電話,携帯端末、72…有料(公衆)通信手段、73…無料(公衆回線とは独立した)通信手段、74…表示装置、8…公衆通信(電話)回線、9…エレベーター制御装置。

Claims (1)

  1. エレベーターの制御を行うエレベーター制御手段と、このエレベーター制御手段から得られたエレベーターの運行情報を送信する無線送信手段を有するエレベーターシステムにおいて、
    前記無線送信手段を,公衆通信回線から独立した無線通信を利用してエレベーター乗り場に向けて前記エレベーターの位置情報を含む運行情報を送信するように構成し、
    前記エレベーターの運行情報には、エレベーターから得た情報,エレベーターから得た情報を加工した情報,利用者,管理人または保守員が入力装置から入力した情報のうち少なくともいずれか1つを含み、
    エレベーターに登録する呼びに対応する信号を作成する操作手段と,前記公衆通信回線から独立した無線通信を利用する無線通信手段とを装備した携帯無線端末と、
    この携帯無線端末から前記無線通信手段を介して送信されたエレベーターの呼びに対応する信号を乗り場で受信し,前記エレベーター制御手段に伝達する受信手段を備え、
    前記携帯無線端末の表示部にエレベーターの前記位置情報を含む情報を表示するとともに、
    登録すべきエレベーターの呼びの信号を前記エレベーター制御手段に伝送することを特徴とするエレベーターシステム。
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