JP4026463B2 - 換気装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は例えば浴室を換気する換気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、浴室内の空気を吸気するための吸気口と、吸気した空気を室外へ排気するための排気口と、上記吸気した空気を浴室内へ戻すための吹出口と、この吹出口に設けたヒータと、上記吸気口から空気を吸引して送風する送風機と、この送風機からの空気を上記排気口へ導く換気風路と、上記送風機からの空気を上記吹出口へ導く循環風路と、上記送風機から送風される空気の送風方向を上記換気風路や循環風路に切り換えるダンパとを備えた換気装置が知られている。
【0003】
この換気装置は、ダンパが換気モードに切り換えられているとき、吸気口から吸気された空気が排気口から排気されて浴室の換気を行う。また、ダンパが暖房モードに切り換えられているとき吸気口から吸気された空気はヒータを介して吹出口から浴室内へ流れて浴室が暖房される。(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−126516号公報(第3頁、図1)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の換気装置にあっては、図9に示すようにダンパ101が鎖線で示す換気位置に切り換えられているとき、図10に示すダンパ101の側縁101aと本体ケースの循環風路102の側壁102Aとの間の隙間Kから矢印で示すように風が漏れて浴室内へ戻るため、換気効率が低下してしまう問題があった。また、通常換気時は浴室側に風が漏れない構造となっているにも拘わらず、その風の漏れにより入浴者が違和感を感じてしまう等の問題もあった。
【0006】
この発明の目的は、換気モードの際の風の漏れを防止して換気効率の向上を図ることができる換気装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、室内の空気を吸気するための吸気口と、吸気した空気を室外へ排気するための排気口と、前記吸気した空気を前記室内へ戻すための吹出口と、前記吸気口から空気を吸引して送風する送風機と、この送風機からの空気を前記排気口へ導く換気風路と、前記送風機からの空気を前記吹出口へ導く循環風路と、前記吹出口に設けられたヒータと、このヒータが取り付けられるヒータケースと、前記送風機から送風される空気の送風方向を前記換気風路や循環風路に切り換えるダンパとを備えた換気装置であって、
前記ヒータケースにはフランジが設けられ、
前記ダンパが前記送風方向を前記換気方向に切り換えているときに、このダンパと前記フランジとの間に生じる空間を塞ぐリブを前記ダンパに形成して、前記ダンパの側縁と前記循環風路の壁との間の隙間から室内へ風が漏れるのを防止することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、室内の空気を吸気するための吸気口と、吸気した空気を室外へ排気するための排気口と、前記吸気した空気を前記室内へ戻すための吹出口と、前記吸気口から空気を吸引して送風する送風機と、この送風機からの空気を前記排気口へ導く換気風路と、前記送風機からの空気を前記吹出口へ導く循環風路と、前記吹出口に設けられたヒータと、このヒータが取り付けられるヒータケースと、前記送風機から送風される空気の送風方向を前記換気風路や循環風路に切り換えるダンパとを備えた換気装置であって、
前記ヒータケースにはフランジが設けられ、
前記ダンパが前記送風方向を前記換気方向に切り換えているときに、このダンパと前記フランジとの間に生じる空間を塞ぐリブを前記フランジに形成して、前記ダンパの側縁と前記循環風路の壁との間の隙間から室内へ風が漏れるのを防止することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、この発明に係る換気装置の1つである浴室換気暖房装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1及び図2において、1は浴室換気装置であり、この浴室換気装置1は、予め天井Tに設けた開口部t内に収納される本体ケース2を有し、天井Tにネジ孔THを介してネジ(図示せず)止め固定される。この本体ケース2の下面には、浴室内(図示せず)の空気を吸気する吸気口3と浴室内へ風を吹き出す吹出口4とが設けられている。吹出口4内にはセラミックヒータHが設けられており、吹出口4から吹き出す空気をそのセラミックヒータHによって暖めるようになっている。このセラミックヒータHは、枠状に形成されたヒータケース6(図5、6参照)に取り付けられており、このヒータケース6は吹出口4内に取り付けられている。
【0012】
本体ケース2の側方には排気口5が設けられており、この排気口5は図2に示すようにダクト15を介して室外に連通されている。本体ケース2内にはダンパDが設けられており、図2に示す実線位置と破線位置と鎖線位置とに切り換え可能となっている。なお、ダンパDは任意の中間位置に位置できるように設定してもよい。
【0013】
ダンパDは図4に示す軸8回りに回動して位置が切り換わるものであり、軸8は図5および図6に示すようにヒータケース6に設けた一対の支持部材9に回動自在に保持されている。
【0014】
そして、ダンパDが実線位置(暖房モード位置)に切り換えられると、吸気口3と吹出口4とが循環用風路4Aを介して連通されてセラミックヒータHの通電により暖房モードとなり、吸気口3、循環用風路4A、そして吹出口4へと空気が流れ、浴室内を暖房する。この状態において、セラミックヒータHを非通電にすると、吹出口4から涼しい風が吹き出し、涼風モードとなる。
【0015】
ここで、循環用風路4Aとは、ダンパDの位置を中間位置にして、換気と循環送風の両方を同時に行う場合、その循環送風の風路も含まれる。
【0016】
ダンパDが破線位置(換気モード位置)に切り換えられると、吸気口3と排気口5とが換気風路5Aを介して連通されて換気モードとなり、吸気口3、換気風路5A、そして、排気口5へと空気が流れ、換気が行われる。また、ダンパDが中間位置である鎖線位置(乾燥モード位置)に切り換わると、セラミックヒータHの通電により乾燥モードとなり、吸気口3、換気風路5A、排気口5へと空気が流れて湿った空気が室外へ排出され、代わりに浴室のドアに設けてある吸込口(図示せず)から乾いた空気を取り入れるとともに、吸気口3,循環用風路4A、吹出口4へと空気が流れて浴室内の温度が適度に上がり、衣類の乾燥が行えるようになっている。
【0017】
浴室換気装置1の運転を停止させたときには、ダンパDが実線位置に切り換えられると共にセラミックヒータHが非通電状態になるようになっている。
【0018】
本体ケース2内には図2〜図4に示すように遠心ファン(送風機)Fが設けられており、この遠心ファンFによって空気を吸気し、その吸気した空気を吹出口4から吹き出させたり、排気口5から排気したりするようになっている。Mは遠心ファンFを回転させるモータである。
【0019】
ダンパDの両側縁DSには下向きのリブLが形成されており、このリブLはダンパDが換気位置に切り換えられているときのダンパDの側縁DSと本体ケース2に形成された循環用風路4Aの側壁4bとの間の隙間から風が漏れるのを防止する漏れ防止手段として機能する。なお、図7に示すように、このリブLと循環用風路4Aの側壁4bとの間にはダンパDがスムーズに回動できるようにわずかな隙間が形成されている。
【0020】
漏れ防止手段は、風の漏れを完全に防止するものでなくてもよく、浴室内で入浴中の人が風を感じない程度若しくは換気効率が著しく低下しない程度にするものでもよい。
【0021】
図5はダンパDが図2および図4における実線で示す位置あるときの状態を示しており、この場合、浴室換気装置1は暖房モードにあるが、リブLは循環用風路4Aから吹出口4に向けての風の流れに対して抵抗になることはなく、暖房はスムーズに行われることとなる。
【0022】
図6はダンパDが図2および図4における破線位置にあるときの状態を示しており、この場合、浴室換気装置1は換気モードであり、図7に示すようにダンパDの両側縁DSにリブLが設けられていることにより、風が漏れる経路が遮断されるため、ダンパDの両側縁DSと循環用風路4Aの側壁4bとの間の隙間に空気が矢印で示すように入り込んで浴室へ風が漏れてしまうことが防止される。この浴室内への風の漏れの防止により、換気効率が向上することとなる。また、風が浴室内に漏れないことにより、入浴者に違和感を感じさせないことにもなる。
【0023】
図8は、この発明の他の実施形態を示すものであり、この他の実施形態のものはリブLをヒータケース6のフランジ6Aに設けたものである。
【0024】
この他の実施形態においても前述した実施の形態と同様の作用効果を奏する。
【0025】
上記実施形態は、浴室換気装置1について説明したが、浴室以外の室内を換気する換気装置に適用してもよい。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ダンパが送風方向を換気方向に切り換えられているときの前記ダンパの側縁と前記循環用風路の壁との間の隙間から風が浴室へ漏れるのを防止するようにしたものであるから、換気モードの際の風の漏れを防止して換気効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る浴室換気装置の外観を示した斜視図である。
【図2】図1に示す浴室換気装置の構成を概略的に示した断面図である。
【図3】図1に示す浴室換気装置の一部を切欠した斜視図である。
【図4】図1に示す浴室換気装置の一部を切欠して遠心ファンとダンパなどを示した斜視図である。
【図5】ダンパが暖房モード位置に切り換えられているときの状態を示す斜視図である。
【図6】ダンパが換気モード位置に切り換えられているときの状態を示す斜視図である。
【図7】ダンパのリブと循環用風路の側壁との位置関係を示す説明図である。
【図8】他の実施形態を示した説明図である。
【図9】従来のダンパの切換位置を示した説明図である。
【図10】風の漏れを示した説明図である。
【符号の説明】
1 浴室換気装置
2 本体ケース
2A 本体ケース側壁部
3 吸気口
4 吹出口
4A 循環用風路
4b 側壁
5A 換気風路
6 ヒータケース
D ダンパ
DS ダンパ側縁
H ヒータ
L リブ
Claims (2)
- 室内の空気を吸気するための吸気口と、吸気した空気を室外へ排気するための排気口と、前記吸気した空気を前記室内へ戻すための吹出口と、前記吸気口から空気を吸引して送風する送風機と、この送風機からの空気を前記排気口へ導く換気風路と、前記送風機からの空気を前記吹出口へ導く循環風路と、前記吹出口に設けられたヒータと、このヒータが取り付けられるヒータケースと、前記送風機から送風される空気の送風方向を前記換気風路や循環風路に切り換えるダンパとを備えた換気装置であって、
前記ヒータケースにはフランジが設けられ、
前記ダンパが前記送風方向を前記換気方向に切り換えているときに、このダンパと前記フランジとの間に生じる空間を塞ぐリブを前記ダンパに形成して、前記ダンパの側縁と前記循環風路の壁との間の隙間から室内へ風が漏れるのを防止することを特徴とする換気装置。 - 室内の空気を吸気するための吸気口と、吸気した空気を室外へ排気するための排気口と、前記吸気した空気を前記室内へ戻すための吹出口と、前記吸気口から空気を吸引して送風する送風機と、この送風機からの空気を前記排気口へ導く換気風路と、前記送風機からの空気を前記吹出口へ導く循環風路と、前記吹出口に設けられたヒータと、このヒータが取り付けられるヒータケースと、前記送風機から送風される空気の送風方向を前記換気風路や循環風路に切り換えるダンパとを備えた換気装置であって、
前記ヒータケースにはフランジが設けられ、
前記ダンパが前記送風方向を前記換気方向に切り換えているときに、このダンパと前記フランジとの間に生じる空間を塞ぐリブを前記フランジに形成して、前記ダンパの側縁と前記循環風路の壁との間の隙間から室内へ風が漏れるのを防止することを特徴とする換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002283749A JP4026463B2 (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002283749A JP4026463B2 (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 換気装置 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002283749A Expired - Lifetime JP4026463B2 (ja) | 2002-09-27 | 2002-09-27 | 換気装置 |
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Country | Link |
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KR101374324B1 (ko) * | 2011-11-15 | 2014-03-17 | 이병수 | 조립식 무동력 환기장치 |
-
2002
- 2002-09-27 JP JP2002283749A patent/JP4026463B2/ja not_active Expired - Lifetime
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