JP4025578B2 - 痩身用食品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体内部において脂肪(脂肪滴)と脂肪分解促進酵素(ホルモン感受性リパーゼ)の結合を促進することにより、局所あるいは全身の脂肪を減少する効果のある、肥満の予防及び治療に有効な食品に関し、食品の有する苦み、えぐ味を改善した食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、食生活の欧米化に伴い、摂取カロリーの増加や、運動不足等により、肥満傾向にある人が増加している。肥満は、心筋梗塞、狭心症等の動脈硬化性疾患や糖尿病や高血圧などの成人病の危険因子としても知られている。
【0003】
そこで、近年、ギムネマ抽出エキス、ガルシニアエキス、カルニチンなどの糖・脂肪吸収阻害作用、脂肪分解促進作用、脂肪燃焼促進作用を有する物質を含有することにより、脂肪の蓄積を防止する食品が提案されている。しかしながら、これらの有効成分は特有の苦みやえぐ味を有し、そのまま食品に添加したのでは、風味を著しく損ない、食品の価値を低下させる要因になる。
【0004】
例えば、糖吸収阻害作用を有する物質として、ガルシニア等に含まれるハイドロキシクエン酸(以下、HCAと記す)が知られている。HCAは、体内に取りこまれた糖質を脂肪に代謝する経路の酵素の一つであるクエン酸ATPリアーゼの活性阻害効果を有することが解明されている。しかし、HCAは、特有の酸味とえぐ味があり、必要な効果量を添加した場合、食品の風味を著しく損なうという欠点がある。
【0005】
このような苦味等のマスキング法としては、従来、甘味剤の添加や特定の香料を添加して苦味等不快な味の緩和を行っているが、このような手段では強い苦味等を呈する成分については充分な効果が得られない。また、錠剤の場合は糖衣が主に行われ、錠剤、顆粒、細粒剤の場合には糖によるコーティングや高分子によるフィルムコーティングが主に行われ、固形剤全般ではマイクロカプセル化や包接化合物を用いる方法や薬物を化学修飾して、不溶化させる方法等がとられている。しかし、いずれの方法も完全に苦味等をマスキングできなかったり、工程の複雑化や、コストが高くなり、限定された薬物にしか使用できない等の問題点を有している。
【0006】
特に口の中で溶かすか、かみ砕いて服用するチュアブル剤や飲料の場合は、コーティング剤等を使用できないため、高濃度の糖を添加したり、フレーバーを添加することにより製剤化しているが、苦味等の不快な味のマスキングは不完全であった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、下記の一般式(1)及び/又は一般式(2)で示される化合物に高い脂肪分解促進作用を有することを既に見出している(特開2000−169325号、特開2001−226263号)。これらの化合物は脂肪分解促進効果を有するカプサイシンと比べ、辛味や苦味などが少ないものであるが、それでもなお、十分な脂肪分解効果を得るために、多量に用いた場合には、苦味やえぐ味が強くなり、風味のマスキングに改良の余地があった。
【0008】
【化2】
Figure 0004025578
【化3】
Figure 0004025578
(但し、両式中、R1は水素原子または水酸基もしくはOCH3基、R2は水素原子または糖残基である。)
【0009】
本発明の目的は、全身もしくは局所の脂肪組織の減少を促進することによる肥満体質の改善、又は同組織の増大を防止することによる肥満抑制もしくは肥満防止に有効で、前記一般式(1)で示される化合物に由来する苦味やえぐ味を改善し、一般人が簡便に食することが可能な痩身用食品を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記、目的を達成するために、本発明者は前記一般式(1)で示される化合物と、特定の抽出物を含有することで、食品の苦味、えぐ味を改善されることを見出し本発明に至った。
【0011】
すなわち、上記の課題を達成する本発明は、(a)下記の一般式(1)で示される化合物の1種または2種以上と、(b)ウーロン茶、プアール茶、焙煎ハトムギ、杜仲の葉、ジャスミンの花からなる群から選択される2種以上の抽出物を含有し、(a)と(b)の含有比が5:1〜1:5であることを特徴とする痩身用食品である。
【化4】
Figure 0004025578
(但し、式中、R1は水素原子または水酸基もしくはOCH3基、R2は水素原子または糖残基である。)
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明で用いる痩身用飲食物に含有される前記一般式(1)で示される化合物は、例えばラズベリー果実などに含有されている成分でもあり、式中のR1が水素原子でR2が水素原子である化合物のラズベリーケトンは特徴的な芳香を持ち、また式中のR1がOCH3基でR2は水素原子である化合物のジンゲロンは苦味質を有する物質である。これら化合物は、一部は本発明者によりメラニン生成抑制作用を有する皮膚化粧料として既に提案されているものである(特開2000−239143号公報)。しかし、これらには脂肪分解作用を有していることは何ら記載も示唆もなされていない。また、含有量は香料のごく一部に用いられている成分に過ぎず、極めて少量であり、本発明の食品における有効量を導き出せるものではない。
【0013】
また、ラズベリーケトンやジンゲロン及びその誘導体が脂肪組織に蓄積された脂肪の分解を促進、肥満の抑制、又は肥満体質の改善に有効であることを見出しているが(特開2000−169325号公報)、上記の様にラズベリーケトンやジンゲロンは特有の苦み、えぐ味を有しているために含有量や汎用性の点で満足できるものではなかった。
【0014】
そこで、前記一般式(1)で示される化合物と特定の抽出物を含有することで、苦味やえぐ味が抑えられ、容易に摂取することできるのが本発明の特徴である。
【0015】
前記一般式(1)で表される化合物の脂肪分解促進作用機構は以下のように考えられる。
【0016】
脂肪の分解は、ホルモン感受性リパーゼと細胞内の脂肪滴との接触が高まることにより促進される。つまり、脂肪分解を促進するためには、このホルモン感受性リパーゼの活性を高めることが必要になってくる。しかしながら、脂肪滴はリン脂質の膜に覆われ、脂肪滴周辺の小包体という水のかたまりの中に存在するホルモン感受性リパーゼは近づくことができない。一方、運動することで交換神経を活発にすることにより脂肪分解ホルモンが分泌されて、脂肪の分解が促進される。この時、ホルモンはリン脂質の膜を取り除き、酵素と脂肪滴の親和性を高めることで脂肪分解を促進することができるが、本発明の化合物は、このホルモンと同様に脂肪滴とホルモン感受性リパーゼとの親和性を高め、脂肪分解を促進するものと考えられる。
【0017】
本発明に用いられる前記一般式(1)で表される化合物において、例えばR1が水酸基でR2が水素原子ある、4−(3’,4’−dihydroxyphenyl)−butane−2−oneは、前記公報等に記載されている公知の方法で容易に合成することができる。R2がグルコース残基のラズベリーケトングルコシドは、ラズベリー果実などの植物から適当な溶媒によって抽出し、必要により公知の方法で濃縮や乾固して用いることもできる(フィトケミストリー 第29巻、第12号 3853−3858頁 (1990年)。
【0018】
前記の一般式(1)において、R2が糖残基の糖としては、グルコース、ガラクトース、マンノース、ラムノース、キシロース、リボース、アラビノース、グルコサミン、ガラクトサミン等の単糖類、ムラクトース、マルトース、シュークロース、セロビオース、イソマルトース、エピラクトース等の二糖類を挙げることができる。
【0019】
一般式(1)で示される化合物の具体的な例としては、ラズベリーケトン[一般式(1)でR1及びR2が水素原子の化合物]、4−(3’,4’−dihydroxyphenyl)−butane−2−one[一般式(1)でR1が水酸基、R2が水素原子の化合物]、ジンゲロン[4−(3’−methoxy−4’−hydroxyphenyl)−butane−2−one][一般式(1)でR1がOCH3基、R2が水素原子の化合物]、ラズベリーケトングルコシド、ラズベリーケトンガラクトシド等の配糖体等が挙げられる。
【0021】
これらの化合物のうち、特に好ましくは、一般式(1)でR1及びR2が水素原子で表されるラズベリーケトンである。この物質は安定性が高く、使用性が良い。
【0022】
前記一般式(1)で示される化合物は、1種又は2種以上を組み合わせて用いることができ、その含有量は、食品全量中に0.001〜30質量%、特に0.01〜20質量%とするのが好ましい。更に好ましくは0.1〜15質量%である。含有量が0.001質量%未満であると、十分な痩身効果が得られず、30質量%を超えて含有すると、苦味、えぐ味が強く感じられ、風味が著しく低下する。
【0023】
また、前記一般式(1)で示される化合物の摂取量は、摂取する者の状態に応じて適宜選択される。1日当たりの摂取量及び摂取回数などは特に制限はないが、体重70kgの成人で一日当たり、50mg〜300mgが好ましい。摂取のタイミングは特に制限されないが、特に食前が好ましい。
【0024】
本発明で用いる抽出物は、ウーロン茶、プアール茶、焙煎ハトムギ、杜仲の葉、ジャスミンの花、バンザクロ(グアバの実)、大麦、マテ茶、ルイボスティー、陳皮、決明子、山査子、大豆胚芽、生姜、高麗人参、黄杞茶、ユッカ(ユッカシデゲラ)から得られる抽出物からなる群より選択される1種又は2種以上である。
【0025】
これらの抽出物はの、各植物全草又はその葉、実(種子の脱脂物が好ましい)、樹皮、根、枝等、又はそれらを醗酵させたものの1又は2以上を乾燥し、粉末化する、若しくは、乾燥し、又は乾燥することなく粉砕した後、常温又は加温下に、溶剤により抽出するか、又はソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することにより得ることができる。ここで、使用される溶剤は特に限定されず、例えば水、若しくはメタノール、エタノール、プロパノール、1,3−ブチレングリコール等の低級アルコール、ベンゼン、エチルエーテル、クロロホルム、酢酸エチル、酢酸ブチル、アセトン、又はこれら溶媒の1種若しくは2種以上の混液により抽出することができる。
【0026】
前記抽出物が液状の場合、そのまま食品に含有することも可能であるが、これを凍結乾燥法やスプレ−ドライ法等で粉末化して使用するほうが望ましい。また、液液分配、吸着クロマトグラフィー等の手段で精製して、液状のもの又は粉末化したものを含有することも可能である。
【0027】
これらの抽出物の含有量は、食品の種類により適宜含有させることができ、乾物に換算して食品全量中に0.001〜40質量%、特に0.01〜20質量%とするのが好ましい。0.001質量%未満では、苦味、えぐ味が十分に抑えらず、40質量%以上であると、抽出物自体の風味が強くなり、風味が限定されてしまう。
【0028】
これらの抽出物の中で、ウーロン茶、プアール茶、焙煎ハトムギ、杜仲の葉、ジャスミンの花の抽出物から選ばれる1種又は2種以上であることが好ましい。これらの抽出物を用いると、苦味、えぐ味の抑制効果が高く、好ましい。
【0029】
特に、これらの抽出物を組み合わせて用いるのが好ましく、この場合、ウーロン茶抽出物の含有量10部に対して、プアール茶抽出物2〜4部、ハトムギ焙煎抽出物2〜4部、杜仲の葉抽出物1〜3部、ジャスミンの花抽出物1〜3部となるように含有させるのが良い。これらは市販されており、例えば、KGPP−P1(ライフ食品研究所社製)が挙げられる。
【0030】
また、前記一般式(1)で示される化合物と前記抽出物の含有比は、5:1〜1:5である。特に飲料やチュアブル剤では、5:1〜1:1が好ましい。この範囲であれば、苦味、えぐ味が抑えられ、風味が良好なものとなる。
【0031】
更に本発明には、マスキング効果を高めるために、糖類を含有することが好ましい。糖類は、食品用途に使用されているものであれば、特に限定されないが、果糖、ブドウ糖等の単糖類、砂糖、トレハロース等の2糖類、キシリトール、ラクチトール、マンニトール、ソルビトール、マルチトール、エリスリトール等の糖アルコールなどを使用することができる。これらは、甘味等を付与するため、1種又は2種以上を併用して使用することもでき、甘味度、緩下性、溶解性を考慮し目的に合う糖を選択して用いることができる。本発明の目的を考慮すれば、低カロリーである糖アルコールを使用するのが好ましい。
【0032】
糖類の含有量は、食品の種類により適宜含有させることができ、固形状の食品であれば、食品全量中に15〜95質量%、特に好ましくは50〜85質量%とするのが好ましい。液状、ゲル状の食品であれば、1〜20質量%、特に好ましくは2〜10質量%である。含有量がこの範囲内であれば、適度な甘味が得られ、風味のバランスも良い。
【0033】
更に、本発明では、痩身効果を高めるために、痩身効果を奏する物質を含有することが好ましい。例えば、糖・脂肪吸収阻害作用を有する物質として、ギムネマ抽出エキス、ガルシニアエキス、バナバ抽出エキス、サラシア、小麦抽出アルブミン、キトサン、アシアポリフェノール、米胚芽抽出物、フォルスコリ末、サポニンなどが挙げられる。脂肪分解促進作用物質として、共役リノール酸、シトラス・アルレンチウム抽出物が挙げられる。脂肪燃焼促進作用物質として、大豆ペプチド、アルギニン、カフェイン、カプサイシン、エフェドリン、ピペリン、カルニチン、プロリンなどが挙げられる。食欲抑制作用物質としては、L−ヒスチジン、又はグレープフルーツなどの柑橘系エキスなどが挙げられる。更に、新陳代謝を活性化し、痩身効果を高めるために、メリロートエキス、フーカスエキス、ブドウ種子抽出物、イチョウ抽出物、ハトムギ抽出物などを併用して用いるのが好ましい。
【0034】
これらの痩身効果を奏する物質のうち、特に好ましものは、ギムネマ抽出エキス、フォルスコリ末、大豆ペプチド、アルギニン、ハトムギ抽出物、L−ヒスチジン、プロリンである。風味を考慮すれば、L−ヒスチジン、プロリンが更に好ましい。これらの痩身効果を奏する物質を1種又は2種以上を食品へ用いることができるが、特有の風味を有するものが多いため、食品全体の風味を考慮して適宜含有するのが好ましい。また、前記一般式(1)で示される化合物とこれら痩身効果を奏する物質の含有比は、10:1〜1:5が好ましい。特に好ましくは5:1〜1:5である。
【0035】
本発明では、ダイエットによる肌の荒れを改善するために、ビタミンC、美白・コラーゲン合成作用を有する植物抽出物、ヒアルロン酸及びその誘導体などの美容効果を奏する物質を含有することが好ましい。特にビタミンCは、美白作用、コラーゲン合成作用を有するだけでなく、副腎皮質ホルモンを合成する働きを有し、ストレスによるイラツキを抑える効果があるため好ましい。
【0036】
美容効果を奏する物質は1種又は2種以上食品へ用いることができるが、その含有量は食品の風味及び、美容効果を考慮して適宜含有することができ、特に制限されない。
【0037】
本発明に用いられるビタミンCとしては、水溶性アスコルビン酸及びその誘導体が好ましい。水溶性アスコルビン酸誘導体としては、L−アスコルビン酸及びそのナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウム塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノイソプロパノールアミン塩、トリイソプロパンノールアミン塩;L−アスコルビン酸−2−リン酸のナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウム塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノイソプロパノールアミン塩、トリイソプロパンノールアミン塩;L−アスコルビン酸−2−硫酸のナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩、バリウム塩、アンモニウム塩、モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、モノイソプロパノールアミン塩、トリイソプロパンノールアミン塩;L−アスコルビン酸−2−O−グルコシド等のアスコルビン酸糖誘導体等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。これらの水溶性アスコルビン酸誘導体のうち、L−アスコルビン酸リン酸エステルナトリウム、L−アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム、L−アスコルビン酸−2−O−グルコシドが特に好ましい。また、ビタミンCの安定性を高めるために、クエン酸、リンゴ酸、フマル酸、マロン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸などなどの有機酸と併用するのが好ましい。
【0038】
本発明に用いられる美白・コラーゲン合成作用を有する植物抽出エキスとしては、美白効果、コラーゲン合成作用を有するものならば特に限定されないが、カンゾウ、モモ、ツバキ、ジオウ、オトギリソウ及びビワの抽出物から選ばれる1種又は2種以上の植物抽出物を用いるのが好ましい。これらは美白作用、保存安定性に優れ、好ましい。
【0039】
これらの抽出物としては、葉、実、種子の脱脂物、根及び/又は根茎などから得られる。抽出方法としては、水、1,3−ブチレングリコール又はこれらの混液で抽出することができる。また、油溶性抽出物も、無水エタノールで抽出、濃縮後、更にスクワランで抽出することにより得ることができる。
【0040】
更に、本発明には、ビタミン、ミネラルを含有するのが好ましい。特にビタミンでは、痩身作用を向上させる点からビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチン、イノシトールが好ましい。また、ミネラルでは、亜鉛、鉄、カルシウム、マグネシウム、クロム、セレン、カリウム、ナトリウムが挙げられるが、特にアスパラギン酸などのアミノ酸、グルコン酸、ピコリン酸などの有機酸などでキレートされているものが、吸収性が良く好ましい。
【0041】
更に、本発明には、ローヤルゼリー、鮭白子抽出物(DNA Na)、酵母抽出物(RNA)を含有するのが好ましい。これらの食品への含有量は、0.1〜10質量%が好ましく、更に好ましくは、1〜5質量%である。
【0042】
本発明の食品の用途は、医薬用途、特定保険用食品用途、飼料用途など特に限定することなく使用することができる。
【0043】
その他、必要に応じて、本発明には、有機酸(クエン酸、リンゴ酸、フマル酸、マロン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸など)、着色剤、香料(バニリン、リナロール、天然香料など)、香味料(ラズベリーフレーバー、アップルフレーバー、コーヒーフレーバーなど)湿化防止剤、食物繊維、電解質、抗酸化剤、保存剤、湿潤剤など本発明の効果に悪影響を与えない限りいかなるものでも含有することができる。
【0044】
本発明の食品の種類としては、特に制限されない。例えば、錠剤、顆粒剤、カプセル剤、チューインガム、グミゼリー、チョコレート、キャンディ、飲料、スープ、アイスクリーム、麺類、ベーカリー食品などに含有することができる。また、食品の形態は、特に限定されるものではなく、ジェル、粉末、液体、顆粒、クリーム状、ペースト状、固形などにすることができる。
【0045】
【実施例】
以下、実施例および比較例によって本発明をさらに詳細に説明する。
【0046】
実施例1、比較例1、2
下記表1の処方組成からなる顆粒を常法により調製した。
【0047】
Figure 0004025578
【0048】
上記実施例1、比較例1、2の効果を以下の試験1にて検討した。その結果を下記表2に示す。
【0049】
試験1
実施例1で作成した顆粒をパネラー18名(総員)に、本発明の食品(ラズベリーケトン摂取量:200mg)を摂取し、被験者にアンケートを実施し、風味を以下の基準にて評価した。
【0050】
風味改善効果
苦味、えぐ味を感じると答えた人数が9名以上 ---- ×
苦味、えぐ味を感じると答えた人数が5〜8名 ---- △
苦味、えぐ味を感じると答えた人数が0〜4名 ---- ○
【0051】
Figure 0004025578
【0052】
実施例2
下記表3の処方組成からなる錠剤(チュアブルタイプ)を常法により調製した。
【0053】
[表3]
原料 含有量(質量%)
-----------------------------------------------
ラズベリーケトン 5.6
ウーロン茶(乾物換算) 0.72
プアール茶(乾物換算) 0.2
焙煎ハトムギ(乾物換算) 0.2
杜仲葉(乾物換算) 0.16
ジャスミン花(乾物換算) 0.16
バンザクロ(乾物換算) 0.11
大麦(乾物換算) 0.08
マテ茶(乾物換算) 0.08
ルイボスティー(乾物換算) 0.08
陳皮(乾物換算) 0.06
決明子(乾物換算) 0.05
山査子(乾物換算) 0.03
大豆胚芽(乾物換算) 0.03
生姜(乾物換算) 0.02
高麗人参エキス(乾物換算) 0.01
黄杞茶エキス(乾物換算) 0.01
ユッカエキス(乾物換算) 0.01
ギムネマ抽出エキス(乾物換算) 1.0
ユッカサポニン(乾物換算) 1.0
ハトムギエキス末(乾物換算) 1.0
L−ヒスチジン 0.5
フォルスコリ末(乾物換算) 0.1
ビタミンC 34.5
ヒアルロン酸 0.1
ビタミンB6 0.1
ビタミンP 0.5
イノシトール 11.2
マルチトール 20.5
スクロース 0.5
鮭白子抽出物(DNA Na) 0.1
酵母抽出物(RNA) 0.1
賦形剤(セオラス) 残余
香味料(ラズベリーフレーバー) 5.7
------------------------------------------------
合計 100.0
【0054】
実施例3
下記表4の処方組成からなるチューイングガムを次のように調製した。
(製法)
酢酸ビニル樹脂、天然樹脂、ワックス、弾性体などのガムベース基材を混合機に投入し、110〜120℃まで加熱し、ガムベース基材が融解後、1時間均一になるまで混合する。次いで、乳化剤を添加し、15分混合した後、常温まで冷却してチューイングガムを得た。そして、上記チューイングガムに、その他の原料を添加し、適宜、板状、ブロック状などの形状に形成し、必要に応じて包装し、チューイングガムを得た。
[表4]
原料 含有量(質量%)
------------------------------------------------
ガムベース 20.0
マルチトール 62.0
ラズベリーケトン 5.0
ジャスミン花(乾物換算) 0.9
焙煎ハトムギ(乾物換算) 1.1
ギムネマエキス(乾物換算) 0.5
ハトムギエキス末(乾物換算) 0.5
ビタミンC 5.0
還元麦芽糖水飴 4.0
香味剤(ラズベリーフレーバー) 1.0
------------------------------------------------
合計 100.0
【0055】
実施例4
下記表5の処方組成からなるゼリー飲料(200ml/袋)を常法に従い、調整した。
【0056】
[表5]
原料 含有量(質量%)
------------------------------------------------
ラズベリーケトン 0.3
プアール茶(乾物換算) 0.04
杜仲葉(乾物換算) 0.02
ガルシニアエキス(乾物換算) 1.0
マルトデキストリン 1.5
還元麦芽糖水飴 1.25
果糖 1.0
カラギーナン 0.9
濃縮果実 0.5
クエン酸 0.4
スクラロース 0.003
香料 0.1
精製水 残余
------------------------------------------------
合計 100.0
【0057】
実施例5
下記表6の処方組成により、飲料(100ml)を次のように調製した。
(製法)
50mlの水に表6記載の原料を攪拌しながら加え、溶解後、更に水を加えて全量を100mlとした。
【0058】
[表6]
原料 含有量(質量%)
------------------------------------------------
ラズベリーケトン 0.2
ウーロン茶(乾物換算) 0.03
ジャスミン花(乾物換算) 0.005
マテ茶(乾物換算) 0.005
L−ヒスチジン 1.0
ハトムギエキス末(乾物換算) 0.1
クエン酸 1.0
クエン酸ナトリウム 0.5
ビタミンB2 0.01
ビタミンB6 0.01
パントテン酸 0.01
ニコチン酸 0.005
マルチトール 5.0
サッカリン 0.02
ショ糖脂肪酸エステル 10.0
香料 少量
精製水 残余
------------------------------------------------
合計 100.0
【0059】
実施例6
下記表7の処方組成により、ハードキャンディーを常法に従い調製した。
【0060】
[表7]
原料 含有量(質量%)
------------------------------------------------
ラズベリーケトン 6.0
焙煎ハトムギ 3.5
ジャスミン花 2.5
還元パラチノース 40.0
トレハロース 43.0
レモン果汁 3.0
クエン酸 1.5
甘味料(ステビア) 0.2
香料 0.3
------------------------------------------------
合計 100.0
【0061】
実施例2〜6の痩身用食物は、苦味が抑えられ、風味も良好であった。従って、様々な風味付けが可能であり、長期に渡る連食がしやすいものであった。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、前記般式(1)で示される化合物に由来する苦味、えぐ味を効果的に抑制し、極めて容易に食することが可能な痩身用食品を提供することは明らかである。

Claims (3)

  1. (a)下記の一般式(1)で示される化合物の1種又は2種以上と、(b)ウーロン茶、プアール茶、焙煎ハトムギ、杜仲の葉、ジャスミンの花からなる群から選択される2種以上の抽出物を含有し、(a)と(b)の含有比が5:1〜1:5であることを特徴とする痩身用食品。
    Figure 0004025578
    (但し、式中、R1は水素原子または水酸基もしくはOCH3基、R2は水素原子または糖残基である。)
  2. 更に、(c)糖アルコールを含有する請求項1記載の痩身用食品。
  3. 更に、(d)L−ヒスチジン、プロリンを含有する請求項1、又は2記載の痩身用食品。
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