JP4024559B2 - 光再生装置および光再生方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光記録媒体の再生する光再生方法および光再生装置に関し、特に、超解像光ディスクを対象とする光再生方法および光再生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、光記録の分野においては、記録の高密度化が進んでいる。これに伴い、光を集光することにより構造的に何らかの変化を生じる記録媒体を用いて、記録密度を向上させた超解像再生が可能な光ディスク(超解像光ディスク)が提案されている。
【0003】
通常の光ディスクの再生限界であるマークまたはピットのピッチは、再生用の光の波長λと、対物レンズの開口数NAとで決まり、その再生限界は、λ/2NAとなる。これに対し、超解像光ディスクでは、このような再生限界を超える微小なマークまたはピットの再生が可能となっている。
【0004】
特開平6−183152号公報には、ピットが形成されたディスクにBiTe合金などの相変化材料層を形成し、集光点に部分的な液相状態を形成して超解像再生を行うことが開示されている。
【0005】
また、特開平5−205314号公報には、ピットが形成されたディスクにランタノイド材料層を形成し、温度勾配により反射率変化を引き起こして超解像再生を行うことが開示されている。
【0006】
さらに、特開平11−250493号公報には、GeSbTeからなる相変化記録層に対して、Sbからなる超解像マスク層を設け、マスク層と記録層との間にSiNの中間層を30nmの厚さに形成した構造により、波長λが488nm、開口数NAが0.6の光学系(再生限界のマーク長200nm)において、マーク長100nm以下の記録マークからの再生信号が検出可能であることが開示されている。
【0007】
さらに、特開2001−250274号には、微小なピットが形成されたROM型光ディスクにおいて、Ge、Si、W等を反射膜とした構造によって、波長:635nm、NA:0.6の光学系(再生限界のピット長270nm)を用いて、ピット長200nmの信号を超解像再生できることを示している。前述の超解像光ディスクは、光学系に大きな変更を施すことなく記録密度を向上させることが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
超解像再生は、微細なマークやピットの並びを再生することによって達成される。このとき再生される信号の空間周波数は、光学系の回折限界を超えている。そのため、微細なマークやピットからの再生光は、検出し難い。そこで、再生光のパワーを増加させることにより、再生信号の変調度を増加させることができる。ところが、入射光量の増加につながるため、ホワイトノイズが増加する。このホワイトノイズの増加により信号対雑音比(CNR:Carrier to Noise Ratio)が低下する。つまり、上記に示す超解像再生においては、微小なマーク又はピットに対して信号対雑音比が低いことを問題点として指摘することができる。
【0009】
さらに、菊川らは、Ge等を反射膜としたROM型の超解像光ディスクにおいて、再生限界以下の長さのピットが再生限界よりも長いピットに挟まれた場合に、信号の一部が欠落するという問題点を見出している。(JJAP,40号,2001年,1624頁)
本発明は、上記従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、再生限界に満たない長さの微小なピットまたはマークを含む光記録媒体から高い信号対雑音比で情報を再生することのできる光再生方法および光再生装置を提供することにある
【0010】
【課題を解決するための手段】
発明の光再生装置は、上記の課題を解決するために、光記録媒体のトラック方向に形成されているピットまたはマークからの情報を、上記光記録媒体に照射した光の反射光または透過光を検出することにより再生する光再生装置において、上記反射光または透過光における再生限界よりも長いピットまたはマークからの信号を検出する第1検出部と、上記反射光または透過光における再生限界よりも短いピットまたはマークからの信号を検出する第2検出部と、前記第1検出部で検出された信号と前記第2検出部で検出された信号とを合成して情報を再生する再生手段と、を備えていることを特徴としている。
【0011】
上記の構成によれば、再生限界以上の長さのピットまたはマークからの信号と再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号とが合成されて再生される。これにより、再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号が強調されて再生される。つまり、光記録媒体に記録されている情報において、欠落を回避して再生することができる。
【0012】
本発明の光再生装置は、上記の構成に加えて、前記第2検出部は、反射光または透過光の光束の端部を検出する検出手段を備えていることを特徴としている。
【0013】
上記の構成によれば、反射光または透過光の光束の端部を検出しているので、再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号をより確実に検出することができる。
【0014】
本発明の光再生方法は、上記課題を解決するために、光記録媒体に照射した光の反射光または透過光を検出することにより、上記光記録媒体のトラック方向に形成されているピットまたはマークによる情報を再生する光再生方法において、前記反射光または透過光の光束より、再生限界以上の長さのピットまたはマークからの第1信号を検出し、前記反射光または透過光の光束より、再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの第2信号を検出し、前記第1信号および第2信号を合成することにより光記録媒体の情報を再生すること特徴としている。
【0015】
上記の構成によれば、再生限界以上の長さのピットまたはマークからの光信号と再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの光信号とが合成されて再生される。これにより、再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの光信号が強調されて再生される。つまり、光記録媒体に記録されている情報において、欠落を回避して再生することができる。
【0016】
本発明の光再生方法は、上記の構成に加えて、上記第2信号は、上記光束の少なくとも中心部分を除去し、上記光束における端部を検出した信号であることを特徴としている。
【0017】
上記の構成によれば、反射光または透過光の光束の端部を検出しているので、より確実に再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号を検出することができる。
【0018】
本発明の光再生方法は、上記の構成に加えて、上記第1信号および第2信号を合成することによりサーボ信号を生成することを特徴としている。
【0019】
上記の構成によれば、第1信号および第2信号を合成することによりサーボ信号を容易に生成することができる。これにより、より一層安定した光再生を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
〔実施の形態1〕
本発明の実施の一形態について図1ないし図3に基づいて説明すれば、以下の通りである、本実施の形態にかかる光再生装置(本光再生装置)は、図2に示すように、光記録媒体駆動部1、光照射部2、光検出部3、および信号処理部(再生手段)4から構成されている。
【0021】
本光再生装置は、光記録媒体駆動部1に保持している超解像光ディスク(光記録媒体)12に記録されている情報を再生するものである。超解像光ディスク12の情報を再生する場合には、光照射部2から、上記光記録媒体駆動部1に保持されている超解像光ディスク12に光を照射する。そして、光検出部3で、超解像光ディスク12に照射された光の反射光を信号として検出する。そして、信号処理部4で、上記光検出部3で検出された信号を処理(合成)することにより、超解像光ディスク12に記録されている情報が再生される。
【0022】
ここで、各部について、より詳細に説明する。以下では、反射光を検出する場合について説明するが、反射光に限らず超解像光ディスク12に照射された光の透過光を信号として検出してもかまわない。
【0023】
上記光記録媒体駆動部1は、例えば、図2に示すように、スピンドルモータ(駆動手段)11を備えている。このスピンドルモータ11には超解像光ディスク12が保持されるようになっている。上記スピンドルモータ11は、超解像光ディスク12を、所定速度で一定方向に回転するように駆動するようになっている。
【0024】
上記超解像光ディスク12には、例えば、ポリカーボネイト基板上にGeの反射層を厚さ15nm形成(成膜)したものが挙げられる。上記ポリカーボネイト基板には一対のピットとスペースとからなるピッチが形成されている。このピッチは、超解像光ディクス12において一定の方向に形成されている。この方向がトラック方向である。このトラック方向は、超解像光ディスク12の回転方向と等しい。つまり、このトラック方向は、超解像光ディスク12の情報を再生する際の再生スキャン方向と等しい。例えば、上記ピットの長さ(ピット長)は最短で290nmであり、ピッチは最短で580nmである。
【0025】
上記光照射部2は、レーザダイオード(光照射手段)21、コリメータレンズ22、偏光ビームスプリッタ23、1/4波長板24、および対物レンズ25を備えている。このレーザダイオード21からは、波長λのレーザ光が照射されるようになっている。また、対物レンズ25は、駆動ユニット26を備えている。この駆動ユニット26は、超解像光ディスク12に照射される光の焦点を調節するようになっている。また、この対物レンズ25は、開口数NAを有する。本実施の形態では、例えば波長λを680nm、開口数NAを0.55としている。この場合の再生限界(λ/2NA)は、約620nmである。上記波長λ、開口数NAは、使用するレーザダイオード、対物レンズ等に応じて適宜変化するものであり、特に限定されるものではない。
【0026】
上記光検出部3は、集光レンズ36および分割フォトディテクタ(検出手段)37を備えている。上記集光レンズ36は、超解像ディスク12からの反射光を分割フォトディテクタ37に集光するようになっている。上記分割フォトディテクタ37は、集光された反射光を、光信号として検出するようになっている。
【0027】
上記信号処理部4は、信号処理回路(再生手段)40を備え、上記光信号を処理して超解像光ディスク12に記録されている情報を再生するようになっている。
【0028】
次に、超解像光ディスク12を再生するときの、本光再生装置における各部の動作(本光再生方法)について説明する。
【0029】
まず、光媒体駆動部1において、スピンドルモータ11に、超解像光ディスク12が保持される。そして、スピンドルモータ11がこの超解像光ディスク12を所定速度で一定方向に回転する。
【0030】
上記超解像光ディスク12に対して、光照射部2からレーザ光を照射する。この光照射部2では、レーザダイオード21から波長λのレーザ光が発生される。このレーザ光は、例えば、直線偏光の発散光であり、λ=680nmの波長である。このレーザ光は、コリメータレンズ22で平行光に変換される。この平行光は、偏光ビームスプリッタ23に入射する。このとき、所定の偏光のみが偏光ビームスプリッタ23を透過する。そして、この偏光ビームスプリッタ23を透過した光は、1/4波長板24にて円偏光に変換される。この円偏光は、駆動ユニット26により焦点を合わせられた対物レンズ25により超解像光ディスク12上に集光される。これにより、超解像光ディスク12にレーザ光が照射される。
【0031】
この超解像光ディスク12上に照射されたレーザ光は、超解像光ディスク12において反射される。この反射されたレーザ光を、再生光とする。また、超解像光ディスク12に照射されたレーザ光は、超解像光ディスク12に形成されているピットに照射された場合、このピットにより変調される。
【0032】
上記再生光は、対物レンズ25によりコリメートされ、1/4波長板24を通過し、照射時の直線偏光から90°傾いた直線偏光となる。したがって、この再生光は、偏光ビームスプリッタ23により光検出部3に向かって反射される。
【0033】
光検出部3では、再生光が集光レンズ36により、分割フォトディテクタ37に集光される。分割フォトディテクタ37は、光束をデフォーカスした状態で受光するように配置される。この分割フォトディテクタ37において、再生光が、光信号として検出される。この光信号は、信号処理部4において処理され、超解像光ディスク12の情報が再生される。
【0034】
ここで分割フォトディテクタ37および信号処理部4の信号処理回路(再生手段)40における動作について、図1に基づいて、説明する。
【0035】
図1に示すように、分割フォトディテクタ37には、上記再生光が検出ビームh(光束)(図1に示している鎖線で囲まれた領域)として集光される。そして、この分割フォトディテクタ37において、検出ビームhが光信号として検出される。
【0036】
本実施の形態では、上記分割フォトディテクタ37は、第1端部フォトディテクタ(検出手段、第1検出部)45、中心部分フォトディテクタ(中心検出手段、第2検出部)46、第2端部フォトディテクタ(検出手段、第1検出部)47の3つの部分に分割されている。この各フォトディテクタ45〜47は、検出ビームhにおけるトラック方向に対して整列するようになっている。つまり、第1端部フォトディテクタ45および第2端部フォトディテクタ47では、超解像光ディスク12において照射された光におけるトラック方向の両端部からの反射光(再生光)を検出するようになっている。また、中心部分フォトディテクタ46では、超解像光ディスク12において照射された光におけるトラック方向の中心部分の反射光(再生光)を検出するようになっている。
【0037】
また、中心部分フォトディテクタ46のトラック方向に対しての幅寸法は、検出ビームhの直径に対して1/2〜49/50の割合であればよく、19/20の割合であることが好ましい。この中心部分フォトディテクタ46では、検出ビームhの中心部分を検出している。従って、言い換えれば、上記中心部分は、検出ビームhの直径に対して1/2〜49/50の割合の部分であり、19/20の割合の部分であることが好ましい。
【0038】
さらに、各端部フォトディテクタ45・47のトラック方向に対しての幅寸法は、特に限定されるものではないが、中心部分フォトディテクタ46での検出範囲に従うと、検出ビームhの直径に対して1/100〜1/4の割合の検出ビームをそれぞれの端部フォトディテクタ45・47で検出することになる。従って、言いかえれば、上記端部フォトディテクタ45・47は、中心部分フォトディテクタ46で検出される以外の検出ビームを検出できる大きさであればよい。
【0039】
また、本光再生装置における、いわゆる再生限界(λ/2NA)は、620nmピッチである。また、再生光のパワーは、例えば3mWである。
【0040】
第1端部フォトディテクタ45では、光信号aが検出される。中心部分フォトディテクタ46では、光信号bが検出される。また、第2端部フォトディテクタ47では、光信号cが検出される。各光信号a、b、cは、信号処理部4に入力され、信号処理部4の信号処理回路40により処理(合成)される。これにより光再生信号g(超解像光ディスク12の情報)が生成される。これにより、超解像光ディスク12の情報が再生される。
【0041】
上記光再生信号gの生成について、より詳細に説明すると、以下の通りである。
【0042】
上記各光信号a、b、cは、図1に示すように、信号処理回路40に入力される。上記各光信号a、b、cは、加算アンプ41に入力され、加算される。これにより、加算出力dが生成される。上記加算出力dは、ボリューム43により信号量を調節され、出力fとなる。一方、上記光信号a、cは、加算アンプ42に入力され、加算される。これにより加算出力eが生成される。そして、上記出力fと加算出力eとが加算アンプ44に入力され、加算アンプ44にて加算され、再生信号gが生成される。
【0043】
ここで、本光再生装置を用いて超解像光ディスク12の再生を行う場合について、図3に基づいて、より具体的に説明する。このとき、図1に示す信号処理回路40で処理を行っている。
【0044】
図3に示される(a)は、超解像光ディスク12に連続的に形成されているピッチを示す。ここでは、ピッチの長さが、580nm、580nm、および2320nmの順に3つのピッチが並んでいる例を挙げる。(b)は、加算アンプ41から出力された光信号dの波形を示す。(c)は、加算アンプ42から出力された光信号eの波形を示す。また、(d)は、加算アンプ44から出力された光再生信号gの波形を示す。この光再生信号gは、信号量の調節された上記光信号d((b)の波形)と上記光信号e((c)の波形)とを合成した波形を示す。
【0045】
(b)に示す光信号dの波形より、分割フォトディテクタ37で検出される再生光の全ての光束(図1に示す検出ビームhの全ての領域)からは、最小ピッチである580nmにおけるピット(再生限界より短いピット)がほとんど検出されていないことが判る。つまり、この再生光の全てを積分すると、再生限界以上の長いピットからの光信号(低周波成分)が検出され、再生限界に満たない長さのピットからの光信号(高周波成分)がほとんど検出されていないことがわかる。言い換えれば、再生光の全てを積分すると、再生限界より短いピットからの光信号が分解されず、欠落していることが判る。これは、再生限界より短いピットからの光信号が低出力であるため、再生限界以上のピットからの高出力の光信号に埋もれてしまうからである。再生限界以上の(または、再生限界より短い)ピットとは、再生限界以上の(または再生限界に満たない)長さのピッチにおけるピットを表す。
【0046】
これに対し、(c)に示す光信号eの波形より、分割フォトディテクタ37で検出される再生光における端部の光束(図1に示す検出ビームhにおける第1端部フォトディテクタ45および第2端部フォトディテクタ47上の領域)からは、最小ピッチである580nmにおけるピット(再生限界より短いピット)からの光信号が検出されていることが判る。つまり、この再生光における端部の光束からは、高周波成分を検出することができ、再生限界より短いピットを分解して検出することができることが判る。また、このとき、ピットのエッジが強調されて検出できることが判る。
【0047】
このように、分割フォトディテクタ37へ導かれた再生光の光束の中心部分を除去することにより、光束の端部付近を通過する高周波成分に影響を与えることなく、光量をカットすることができる。これにより、ホワイトノイズが低下し、再生信号の信号対雑音比を増加させることができる。したがって、高周波成分をより鮮明に検出することができる。
【0048】
また、空間周波数の高い光信号(高周波成分)は、検出光学系の瞳の端部すなわち光束の端の方を通過しやすいと考えられる。そのため、端部フォトディテクタ45・47では、空間周波数の高い光信号をより鮮明に検出することができると考えられる。そして、加算アンプ42では、これらの端部フォトディテクタ45・47で検出された空間周波数の高い光信号を強調することができる。したがって、この加算アンプ42により、空間周波数の高い光信号である再生限界に満たない短いピットからの光信号を強調して出力することができる。
【0049】
さらに、上記再生限界以上の長いピットの再生信号を検出した光信号dと、再生限界に満たない短いピットの再生信号を検出した光信号eとを合成することにより、実質的に再生限界に満たない短いピットからの光信号を増大させることができる。光信号dは、合成される前にボリューム43によって減じられるため、相対的に光信号eの方が光信号dよりも強調される。これにより、再生限界に満たない短いピットからの再生信号の欠落を回避することができる。つまり、超解像光ディスク12に実際に記録されている情報をより確実に再生することができる。また、光束の中心部分からの光信号bを減じるため、全体の光量が低下しホワイトノイズを低減することができる。
【0050】
〔実施の形態2〕
本発明の他の実施形態について、図2および図4に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1にて示した各部材と同一の機能を有する部材には、同一の符号を付記し、その説明を省略する。本実施形態は、前記実施の形態1における分割フォトディテクタ37および信号処理回路40が異なる構成のものである。つまり、本実施の形態では、分割フォトディテクタ37に代えて分割フォトディテクタ37aを備え、また、信号処理回路40に代えて信号処理回路(再生手段)40aを備えている。
【0051】
本実施の形態では、分割フォトディテクタ(光検出手段)37aは、端部フォトディテクタ(検出手段、第2検出部)51・54・55・58、中心部分フォトディテクタ(中心検出手段、第1検出部)52・53・56・57の8つの部分に分割されている。各フォトディテクタ51〜54、および各フォトディテクタ55〜58は、実施の形態1と同様に、それぞれ、検出ビームhにおけるトラック方向に対して整列するようになっている。また、中心部分フォトディテクタ52・53・56・57からなる領域は、実施の形態1における中心部分フォトディテクタ46と同様に、検出ビームhにおけるトラック方向に対しての幅寸法が、検出ビームhの直径に対して1/2〜49/50の割合であればよく、19/20の割合であることが好ましい。この中心部分フォトディテクタ46では、検出ビームhの中心部分を検出している。従って、言い換えれば、上記中心部分は、検出ビームhの直径に対して1/2〜49/50の割合の部分であり、19/20の割合の部分であることが好ましい。
【0052】
さらに、各端部フォトディテクタ45・47のトラック方向に対しての幅寸法は、特に限定されるものではないが、中心部分フォトディテクタ46での検出範囲に従うと、検出ビームhの直径に対して1/100〜1/4の割合の検出ビームをそれぞれの端部フォトディテクタ45・47で検出することになる。従って、言いかえれば、上記端部フォトディテクタ45・47は、中心部分フォトディテクタ46で検出される以外の検出ビームを検出できる大きさであればよい。その他、再生限界(λ/2NA)、再生光パワー等も実施の形態1と同様である。
【0053】
各フォトディテクタ51〜58では、それぞれ順に、光信号S1〜S8が検出される。各光信号S1〜S8は、信号処理部4に入力され、信号処理部4の信号処理回路40aにより処理される。これにより、光再生信号w、光ビームを超解像光ディスク12に集光させるためのフォーカス誤差信号(サーボ信号)t、および光ビームを超解像光媒体12のトラックに追従させるためのトラック誤差信号(サーボ信号)uを同時に生成することができる。
【0054】
ここで、信号処理回路40aに入力された各光信号S1〜S8からの、光再生信号w、フォーカス誤差信号t、およびトラック誤差信号uの生成について説明する。
【0055】
まず、上記光再生信号wの生成について説明する。
【0056】
各端部フォトディテクタ51・54・55・58において検出された各光信号S1・S4・S5・S8は、加算アンプ60で加算され、加算出力lが生成される。一方、各中心部分フォトディテクタ52・53・56・57において検出された各光信号S2・S3・S6・S7は、加算アンプ61で加算され、加算出力mが生成される。
【0057】
これら加算出力l・mは、加算アンプ66で加算され、加算出力nが生成される。そして、この加算出力nは、ボリューム70により信号量を調節され、出力vとなる。
【0058】
上記出力vおよび加算出力lは、加算アンプ67で加算され、光再生信号wが生成される。これにより、再生限界に満たない短いピットからの信号を強調して検出することになる。
【0059】
次に、フォーカス誤差信号tの生成について説明する。
【0060】
各フォトディテクタ51・52・55・56において検出された各光信号S1・S2・S5・S6は、加算アンプ62で加算され、加算出力oが生成される。一方、各フォトディテクタ53・54・57・58において検出された各光信号S3・S4・S7・S8は、加算アンプ63で加算され、加算出力pが生成される。
【0061】
これら加算出力oと加算出力pとを、減算アンプ68に入力し、減算することにより、よく知られている非点収差法のフォーカス誤差信号tが生成される。
【0062】
次に、トラック誤差信号uの生成について説明する。
【0063】
各フォトディテクタ51・52・53・54において検出された各光信号S1・S2・S3・S4は、加算アンプ64で加算され、加算出力qが生成される。一方、各フォトディテクタ55・56・57・58において検出された各光信号S5・S6・S7・S8は、加算アンプ65で加算され、加算出力rが生成される。
【0064】
これら加算出力qと加算出力rとを、減算アンプ69に入力し、減算することにより、よく知られているプッシュプル法のトラック誤差信号uが生成される。
【0065】
以上より、本実施の形態においては、分割フォトディテクタ(光検出手段)37aにより、再生限界に満たない短いピットからの信号検出と、サーボ信号検出を同時に行うことができる。
【0066】
なお、本発明の光再生方法および光再生装置は、前記各実施形態に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。特に、超解像光ディスクとしては、ROM型に限定するものではなく、種々の媒体に適用することができる。また、光源ユニット、再生光検出用の光学系の詳細な構成は任意である。分割フォトディテクタについても、その形状を帯状に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することができる。例えば、分割フォトディテクタは、図5(a)、(c)に示すように、四角形状(長方形または菱形等)の中心部分フォトディテクタ80を備え、分割フォトディテクタの他の部分を端部フォトディテクタ81〜84で等分してもよい。また、図5(b)に示すように、上記中心部分フォトディテクタ80を円形状にしてもよい。これらの場合においても、中心部分フォトディテクタ80は、検出ビームhにおけるトラック方向に対しての幅寸法が、検出ビームhの直径に対して1/2〜49/50の割合であればよく、19/20の割合であることが好ましい。
【0067】
また、上記実施の形態1・2では、光束におけるトラック方向の端部を検出しているが、これに限らず、光束における端部を検出することができればよい。また、各フォトディテクタはトラック方向に整列していたが、これに限らず、光束における端部を検出することができるように配列されていればよい。これにより、トラックに直角な方向の端部を検出することにより、上記のピットまたはマークの記録密度のみならず、トラック蜜度を上げることが可能となる。つまり、短いピッチのトラックからの信号、ひいては光記録媒体の再生限界に満たない長さのトラックピッチからの信号をより確実に検出することができる。つまり、再生限界に満たないトラックピッチにおいて、トラックを分離検出することができる。
【0068】
また、上記では、超解像ディスクのピットからの信号の検出を行っているが、ピットに限らず、記録可能な媒体における記録マーク等の検出も同様に行うことができる。
【0069】
上記では、ピットからの信号の検出について記載しているが、実際に情報を再生する(読み出す)場合には、光記録媒体に形成されているピットまたはマークとスペースとからなるピッチから情報を再生する(読み出す)ことになる。
【0070】
また、本発明にかかる光再生装置は、再生用の光の波長λ、対物レンズの開口数をNAとすると、ピッチがλ/2NA以下のマークまたはピットを含む光記録媒体から情報を再生する装置において、前記光記録媒体からの光を検出する光学系の光路中に、少なくとも光束の中心部分を除去して再生する再生手段を備えていると表現することができる。
【0071】
さらに、本発明にかかる光再生装置は、概略λ/2NAよりも長いピッチのマークまたはピットからの光信号を再生するための第1の検出系と、概略λ/2NAよりも短いピッチのマークまたはピットからの光信号を再生するための第2の検出系と、前記第1の検出系で検出された信号と前記第2の検出系で検出された信号とを合成して情報を再生する信号処理回路とを備えていると表現することができる。そして、前記第2の検出系は、少なくとも光束の中心部分を除去して信号を再生する再生手段を備えていることを好ましい。
【0072】
さらに、本発明にかかる光再生方法は、再生用の光の波長をλ、対物レンズの開口数をNAとするとき、ピッチがλ/2NA以下のマークまたはピットを含む光記録媒体から情報を再生する方法において、前記光記録媒体からの情報を含む光束の全てから、概略λ/2NAよりも長いピッチのマークまたはピットからの情報に対する第1の信号を再生し、前記光記録媒体からの情報を含む光束の少なくとも中心部分を除去して、トラック方向に対して端に位置する光束を検出し、概略λ/2NAよりも短いピッチのマークまたはピットからの情報を含む第2の信号を再生し、前記第1および第2の信号から情報を再生すると表現することができる。
【0073】
ところで、超解像現象は、微細なマークやピットの並びによって発生する。再生される信号の空間周波数は、光学系の回折限界を超えている。再生光のパワーを増加させることにより、再生信号の変調度が増加するが、入射光量の増加によるホワイトノイズも増加する。信号対雑音比を向上させるためには、変調度を上げながらホワイトノイズの増加を抑制することが重要である。
【0074】
したがって、本発明にかかる光再生装置および光再生方法においては、再生光の少なくとも光束の中心部分を除去するようにしているため、信号成分が通過する光束周辺付近に影響を与えない程度に光束中心の光量が減じられる、あるいはカットされるため、ホワイトノイズが低下し、再生信号の信号対雑音比が増加する。
【0075】
また、超解像光ディスクにおいて、超解像効果で検出される空間周波数の高いマークまたはピットからの光信号は、検出光学系の光束において端の方を通過しやすいと考えられる。したがって、空間周波数の高いマークまたはピットからの光信号を検出するために、光束の端を通過する光束のみを検出すること、あるいはそのような光学系を設けることによって、再生限界以下の信号を強調して再生することができる。そして、この再生信号と、光束の中心部分を含む光束を検出した信号(再生限界よりも大きなマークまたはピットからの信号)とを構成することによって、実際の記録再生情報に含まれる複数の長さのマークまたはピットからの信号を再生することができる。
【0076】
さらに、再生限界以下のマークまたはピットからの低出力の高周波成分が、再生限界以上のマークまたはピットからの高出力の低周波成分に埋もれてしまう、いわゆる信号の欠落に対して、前記低い周波数成分の通過を妨げることにより、再生限界以下のマークまたはピットからの低出力信号の欠落を回避することができる。これも、前記同様に、光束の端と中心を通過する光束を異なる検出系で検出し、合成することによって、複数の長さのマークまたはピットを含む信号において、再生限界以下の信号の欠落を回避するとともに、その出力を増大させることができる。
【0077】
本発明の光再生装置は、上記課題を解決するために、光記録媒体のトラック方向に形成されているピットまたはマークからの情報を、上記光記録媒体に照射した光の反射光または透過光を検出することにより再生する光再生装置において、上記反射光または透過光の光束における端部の信号を検出する検出手段を備えていることを特徴としている。
【0078】
上記の構成によれば、短い長さのピットまたはマークからの信号は、長い長さのピットまたはマークからの信号に比べて再生光学系の光束の周辺を多く通過すると考えられる。従って、上記構成により、反射光または透過光の光束における端部を検出すれば、短い長さのピットまたはマークからの信号、ひいては光記録媒体の再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号をより確実に検出することができる。つまり、再生限界に満たない信号の欠落を回避することができる。また、光束の中心部分を減じる、または除去するようにしているため、検出する光量がカットされる。したがって、ホワイトノイズを低下させることができるので、検出される信号における信号対雑音比を向上させることができる。
【0079】
本発明の光再生装置は、上記の構成に加えて、上記検出手段を具備する分割フォトディテクタを備えていることを特徴としている。
【0080】
上記の構成によれば、分割フォトディテクタにより反射光または透過光の光束における端部を検出することができ、光束の端部を多く通過すると考えられる光記録媒体の再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号をより確実に検出することができる。
【0081】
本発明の光再生装置は、上記の構成に加えて、少なくとも上記検出部で検出された信号を再生する再生手段を備えていることを特徴としている。
【0082】
上記の構成によれば、光記録媒体からの再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号をより確実に再生することができる。つまり、再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号を増大して再生することができる。
【0083】
本発明の光再生装置は、上記の構成に加えて、少なくとも上記反射光または透過光の光 束における中心部分の信号を検出する中心検出手段を備え、上記再生手段は、上記検出手段で検出された信号と、上記中心検出手段で検出された信号とを合成して再生することを特徴としている。
【0084】
上記の構成によれば、光束における中心部分の信号を検出し、再生限界以上の長さのピットまたはマークからの信号が検出されている。そして、光束における中心部分の信号と端部の信号とを合成することにより、再生限界以上の長さのピットまたはマークからの信号および再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号の両方を確実に検出することができる。したがって、光記録媒体に記録されている情報において、欠落を回避して再生することができる。
【0085】
本発明の光再生装置は、上記の構成に加えて、上記中心検出手段を具備する分割フォトディテクタを備えていることを特徴としている。
【0086】
上記の構成によれば、分割フォトディテクタにより光束における中心部分の信号を分離して検出することができる。
【0087】
本発明の光再生装置は、上記の構成に加えて、上記再生手段は、さらに上記検出手段で検出された信号と、上記中心検出手段で検出された信号とを合成してサーボ信号を生成することを特徴としている。
【0088】
上記の構成によれば、検出手段および中心検出手段により検出された信号を合成するので、簡単な構成の回路を追加するのみで容易にサーボ信号を生成することができる。したがって、より一層安定して光再生を行うことができる光再生装置を提供することができる。また、新たにサーボ信号を生成するための装置等を追加する必要がなく、省スペースが可能となる。
【0089】
【発明の効果】
発明の光再生装置は、以上のように、光記録媒体のトラック方向に形成されているピットまたはマークからの情報を、上記光記録媒体に照射した光の反射光または透過光を検出することにより再生する光再生装置において、上記反射光または透過光における再生限界よりも長いピットまたはマークからの信号を検出する第1検出部と、上記反射光または透過光における再生限界よりも短いピットまたはマークからの信号を検出する第2検出部と、前記第1検出部で検出された信号と前記第2検出部で検出された信号とを合成して情報を再生する再生手段と、を備えている構成である。
【0090】
上記の構成によれば、再生限界以上の長さのピットまたはマークからの信号と再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号とが合成されて再生される。これにより、再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号が強調されて再生される。つまり、光記録媒体に記録されている情報において、欠落を回避して再生することができるという効果を奏する。
【0091】
本発明の光再生装置は、上記の構成に加えて、前記第2検出部は、反射光または透過光の光束における端部を検出する検出手段を備えている構成である。
【0092】
上記の構成によれば、反射光または透過光の光束における端部を検出しているので、再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの信号をより確実に検出することができるという効果を奏する。
【0093】
本発明の光再生方法は、上記課題を解決するために、光記録媒体に照射した光の反射光または透過光を検出することにより、上記光記録媒体のトラック方向に形成されているピットまたはマークによる情報を再生する光再生方法において、前記反射光または透過光の光束より、再生限界以上の長さのピットまたはマークからの第1信号を検出し、前記反射光または透過光の光束より、再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの第2信号を検出し、前記第1信号および第2信号を合成することにより光記録媒体の情報を再生する構成である。
【0094】
上記の構成によれば、再生限界以上の長さのピットまたはマークからの光信号と再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの光信号とが合成されて再生される。これにより、再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの光信号が強調されて再生される。つまり、光記録媒体に記録されている情報において、欠落を回避して再生することができるという効果を奏する。
【0095】
本発明の光再生方法は、上記の構成に加えて、上記第2信号は、上記光束の少なくとも中心部分を除去し、上記光束の端部を検出した信号である構成である。
【0096】
上記の構成によれば、反射光または透過光の光束における端部を検出しているので、より確実に再生限界に満たない長さのピットまたはマークからの光信号を検出することができるという効果を奏する。
【0097】
本発明の光再生方法は、上記の構成に加えて、上記第1信号および第2信号を合成することによりサーボ信号を生成する構成である。
【0098】
上記の構成によれば、第1信号および第2信号を合成することによりサーボ信号を容易に生成することができる。これにより、より一層安定した光再生を行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態にかかる光再生装置で用いられる分割フォトディテクタと信号処理回路を示す回路図である。
【図2】 本発明の一実施形態にかかる光再生装置を示す概略構成図である。
【図3】 (a)は、上記光再生装置で使用される超解像光ディスクにおける記録ピットの形状であり、(b)〜(d)は上記光再生装置で検出される再生信号の波形を示す図である。
【図4】 他の実施形態にかかる光再生装置で用いられる分割フォトディテクタと信号処理回路の示す回路図である。
【図5】 (a)〜(c)は、上記分割フォトディテクタの別の構成例を示す構成図である。
【符号の説明】
12 超解像光ディスク(光記録媒体)
21 レーザダイオード(照射手段)
23 偏光ビームスプリッタ
25 対物レンズ
37 分割フォトディテクタ(光検出手段)
40 信号処理回路(再生手段)
45 第1端部フォトディテクタ(検出手段、第1検出部)
46 中心部分フォトディテクタ(中心検出手段、第2検出部)
47 第2端部フォトディテクタ(検出手段、第1検出部)
h 検出ビーム(光束)

Claims (4)

  1. 光記録媒体のトラック方向に形成されているピットまたはマークからの情報を、上記光記録媒体に照射した光の反射光または透過光を検出することにより再生する光再生装置において、
    上記反射光または透過光における再生限界よりも長いピットまたはマークからの信号を検出する第1検出部と、
    上記反射光または透過光の光束における端部を検出する検出手段を備えるとともに、当該検出手段が検出した光束の端部より、上記反射光または透過光における再生限界よりも短いピットまたはマークからの信号を検出する第2検出部と、
    前記第1検出部で検出された信号の信号量を検出時よりも小さくして、前記第2検出部で検出された信号と合成して情報を再生する再生手段と、
    を備えていることを特徴とする光再生装置。
  2. 光記録媒体に照射した光の反射光または透過光を検出することにより、上記光記録媒体の情報を再生する光再生方法において、
    上記反射光または透過光からの光束より、再生限界よりも長いピットまたはマークからの第1信号を検出し、
    上記反射光または透過光からの光束の端部より、再生限界よりも短いピットまたはマークからの第2信号を検出し、
    前記第1信号の信号量を検出時よりも小さくして、前記第2信号合成することにより光記録媒体の情報を再生することを特徴とする光再生方法。
  3. 上記第2信号は、上記光束の少なくとも中心部分を除去し、上記光束における端部を検出した信号であることを特徴とする請求項2に記載の光再生方法。
  4. 上記第1信号および第2信号を合成することによりサーボ信号を生成することを特徴とする請求項2または3に記載の光再生方法。
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