JP4024529B2 - 洗濯機用防菌防黴剤及び洗濯機内の防菌防黴方法 - Google Patents

洗濯機用防菌防黴剤及び洗濯機内の防菌防黴方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洗濯機内の菌や黴の発生、これに伴うヌメリの発生を抑制し、特に、洗濯槽裏面等の菌類、黴類の発生を抑制することができる洗濯機用防菌防黴剤及びこれを用いた洗濯機内の防菌防黴方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
洗濯機の洗濯槽、特に全自動洗濯機の洗濯槽は手の届かない空間が多く、洗濯汚水や洗剤カスを栄養源にして黴が繁殖し問題となっており、塩素系洗剤や過炭酸塩等からなる黴除去剤が販売されているが、洗濯槽の構造が複雑である上、裏面に発生した黴に濃厚液を直接かけることは困難である。このため、洗濯槽に水を張り、殺菌剤等の薬剤を溶かして一定時間放置する方法が採られているが、このような方法では、洗濯槽の容量が大きく、薬剤濃度を上げることが困難であり、また長時間放置する必要があり作業に時間がかかり面倒であった。また、水を貯留することができない洗濯槽上部の黴の除去はできないという問題もあった。
【0003】
一方、昇華性あるいは気化性の防菌防黴剤を封入した容器を、フッ素樹脂やポリウレタン系の数μ以下の微細な孔を有する微多孔膜や、シリコーン樹脂やポリアミノウレタン系樹脂のようなガスを透過させる分子間隙を有する非多孔質膜等で形成し、ガスの透過を担保させた容器を冷蔵庫内に配設して、庫内の腐敗細菌の増殖抑制効果を図った冷蔵庫が知られている(特開平3−164681号公報)。また、ホスト化合物に精油成分を包接させた化合物をポリエチレン等の発泡体に担持させた脱臭、抗菌、害虫忌避発泡体(特開平8−24321号公報)や、ヒノキチオール類を含むサイクロデキストリン包接化合物をポリプロピレン等に含有させた層を有する食品包装用抗菌性ストレッチフィルム(特開平4−359029号公報)も知られている。
【0004】
しかしながら、このような防菌防黴剤は、防菌防黴剤の気化速度が速く、消費量が多くなり、それに伴い人体への影響も問題となり、その上、乾燥時に空間の防菌防黴作用を発揮するのみであって、防菌防黴剤が水に濡れた場合には、その気化が防菌防黴剤の表面の水により抑制され空間の防菌防黴効果が得られないため、気化性の防菌防黴剤を洗濯機の洗濯槽の防菌防黴に適用することはできなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、洗濯機内の、特に手の届かない洗濯槽の裏面部分等に菌類、黴類が発生するのを、人体への影響が少ない状態で抑制することができ、しかも水に濡れる状況であっても簡便に使用することができ、洗濯機の非使用時間が長い場合であっても、防菌防黴効果を長期間に亘って得ることができる洗濯機用防菌防黴剤や洗濯機内の防菌防黴方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、複雑な形状の洗濯機内部の防菌防黴を効率よく行なうためには、複雑な形状の空間の隅部にまで拡散、浸透し、低濃度で効果を発揮する気化性防菌防黴剤が適しており、特に、植物抽出成分の中には、揮発性であって、優れた防菌防黴効果を有し、且つ、人体への影響が少ない物質が多く知られている。そこで、(1)気化性防菌防黴化合物を有効成分とし、気化性物質の気化速度を制御すると、防菌防黴効果を長期間に亘って得ることができること、(2)洗濯機の使用時間は一般家庭では1日1〜2時間程度、小人数家庭や単身生活者では2〜7日に1回程度の使用であり、非使用時間が長くなり、洗濯機内の閉鎖空間状態が長期間継続する場合であっても、防菌防黴成分を無駄なく有効に使用し、人体や周辺へ影響を及ぼすことがないこと、(3)水に濡れる状況で使用した場合でも充分な防菌防黴効果を得ることができること、(4)簡便に洗濯機の蓋裏に装着しうることをコンセプトとして研究した結果、気化性であって、気化したとき空気より重い気化性防菌防黴成分、好ましくは該成分を多分子包接化合物として含有する防菌防黴剤を洗濯機の蓋の裏側に固定・使用することにより、洗濯機内の顕著な防菌防黴効果が得られ、防菌防黴剤を通気性、好ましくは通気・非通水性の袋や、フィルムに挟持してシート状にしたもの、繊維と混合してシート状又は板状に形成したもの、通気性容器に収納すること等により、洗濯水の飛沫が飛散した場合でも防菌防黴効果が阻害されることなく、洗濯機内部の防菌防黴の顕著な効果が得られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち本発明は、気化したとき空気より重い気体となる植物抽出物に含まれる気化性防菌防黴成分を含有し、洗濯機の蓋の裏側に固定して使用しうるように構成されていることを特徴とする洗濯機用防菌防黴剤(請求項1)に関し、気化性防菌防黴成分がヒノキチオール、α−テルピネオール、シトロネロール、シトロネラール、α−テルピネン、β−ピネン、シトラール、L−カルボン、メントン、ゲラニオール、リナロール、L−メントール、1,8−シネオール、チモール、イソチアン酸アリルから選ばれる1種又は2種以上の成分であることを特徴とする請求項1記載の洗濯機用防菌防黴剤(請求項2)や、ヒノキチオール、α−テルピネオール、シトロネロール、シトロネラール、α−テルピネン、β−ピネン、シトラール、L−カルボン、メントン、ゲラニオール、リナロール、L−メントール、1,8−シネオール、チモールから選ばれる1種又は2種以上の成分を含む気化性防菌防黴成分が、多分子包接化合物として含有されていることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機用防菌防黴剤(請求項)や、多分子包接化合物が、一般式[I]
【0008】
【化2】
Figure 0004024529
【0009】
(式中、Xは、(CH)nを表し、nは、0、1、2又は3であり、R〜Rは、同一又は相異なってもいてもよく、水素原子、低級アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示す。)で示されるテトラキスフェノールをホスト化合物とすることを特徴とする請求項に記載の洗濯機用防菌防黴剤(請求項)や、ホスト化合物が、1,1,2,2−テトラキス(ヒドロキシフェニル)エタン又は1,1,2,2−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタンであることを特徴とする請求項記載の洗濯機用防菌防黴剤(請求項)や、少なくとも一部が通気性のフィルムで挟持され、シート状に成形されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の洗濯機用防菌防黴剤(請求項)や、少なくとも一部が通気性のフィルムで成形された袋に収納されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の洗濯機用防菌防黴剤(請求項)や、通気性フィルムが、通気・非通水フィルムであることを特徴とする請求項又は記載の洗濯機用防菌防黴剤(請求項)や、気化性防菌防黴成分が繊維と均一に混合され、シート状又は板状に成形されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の洗濯機用防菌防黴剤(請求項)や、通気性収納容器に収納されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の洗濯機用防菌防黴剤(請求項10)や、洗濯機の蓋の裏側に粘着剤・接着剤で固定して使用しうるように構成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか記載の洗濯機用防菌防黴剤(請求項11)に関する。
【0010】
また、本発明は、1〜11記載の洗濯機用防菌防黴剤を用いたことを特徴とする洗濯機内の防菌防黴方法(請求項12)に関する。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の洗濯機用防菌防黴剤としては、気化したとき空気より重い気体となる気化性防菌防黴成分を含有し、洗濯機の蓋の裏側に固定して使用しうるように構成されているものであればどのようなものでもよいが、気化したとき空気より重い気体となる気化性防菌防黴成分が、固体形態の多分子包接化合物として含有されているものが好ましい。
【0012】
本発明における気化したとき空気より重い気体となる気化性防菌防黴成分としては、防菌防黴作用を有するものであれば、天然抽出物や合成化合物であってもよいが、植物抽出物に含まれる優れた防菌防黴作用を有する気化性防菌防黴成分が、人体等への影響が少ないため好ましく、ヒノキチオールや、ユーカリ油、レモン油、ローズゼラニウム油等の精油に含有される物質等、一般的に防菌防黴作用を有するものとして知られているものを適用することができる。また、気化したとき空気より重い気体となる気化性防菌防黴成分であれば、洗濯機の蓋の裏に固定して使用したとき、気化した気体が洗濯機内の空気と混合しながら洗濯機の底部へ移動し、順次気化した気体が下降することにより、洗濯機底部に溜まっていた空気を上方へ押し上げ、速やかに防菌防黴気体成分を洗濯機内の隅々まで均一に拡散させることができ、簡便に高い防菌防黴効果を達成することができる。気化性の防菌防黴剤を有するものとして具体的には、ヒノキチオール、α−テルピネオール、シトロネロール、シトロネラール、α−テルピネン、β−ピネン、シトラール、L−カルボン、メントン、ゲラニオール、リナロール、L−メントール、1,8−シネオール、チモール、イソチアン酸アリル、メントン等を挙げることができる。
【0013】
上記の気化性防菌防黴成分は、防菌防黴作用が長時間に亘って得られることから、多分子包接化合物として含有されるものが好ましい。気化性防菌防黴成分の気化の速度は、包装材や、容器の開口面積等の構成により調整することができ、また、溶剤やゲル中に溶解させ気化速度を遅延させ、あるいは樹脂と共に混練成形したり、防菌防黴成分をマイクロカプセル化することにより、気化速度を遅延させ、防菌防黴効果を持続させることもできるが、多分子包接化合物とすることにより、ホスト化合物から放出された余剰の気化性防菌防黴成分は、ホスト化合物に再度包接されて飽和平衡状態を維持するため、ゲスト化合物の飽和蒸気圧は、ゲスト化合物本来の飽和蒸気圧に比べて、1〜数10分の1に低減される。このため、通常の家庭で1日1回、小人数の家庭では2〜7日に1回しか使用されず、長時間蓋が閉められた状態で放置される洗濯機内では大部分の時間帯が気化防菌防黴成分が飽和蒸気圧となるため、気化防菌防黴成分を多分子包接化合物とすることにより、気化性防菌防黴成分の気体の飽和濃度自体を低減させることができ、気化性防菌防黴効果時間を数倍〜数10倍延長することができる。特に、ホスト化合物からの放出・包接により洗濯機内閉空間において平衡状態になったときの気化性防菌防黴成分の濃度が防菌防黴有効濃度となるような、ホスト化合物とゲスト化合物との組み合わせからなる多分子包接化合物を選択することにより、気化性防菌防黴成分の無駄な消失を防止しつつ、長期にわたり気化性防菌防黴効果を持続することができる。更に、気化性防菌防黴成分の消失量の低減に伴い、洗濯機外への漏洩する気化性防菌防黴成分量も低減されるため、人体等への影響を回避することができる。
【0014】
このように気化性防菌防黴成分を多分子包接化合物とする場合のゲスト化合物を包接するホスト化合物としては、多分子包接化合物を形成することができる公知のホスト化合物であれば特に制限されるものではないが、一般式[I]で表されるテトラキスフェノールが好ましい。式[I]中、Xは、(CH2nを表し、nは、0、1、2又は3であり、R1〜R8は、互いに同一又は相異なってもよく、水素原子、低級アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示す。上記低級アルキル基としては、例えば、メチル基、プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、t−ブチル基、n−ヘキシル基、シクロヘキシル基等のC1〜C6のアルキル基を挙げることができ、フェニル基の置換基としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等のハロゲン原子やC1〜C6の低級アルキル基等を挙げることができ、ハロゲン原子としては、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子等を挙げることができ、低級アルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、t−ブトキシ基等のC1 〜C6 の低級アルコキシ基等を挙げることができる。
【0015】
上記一般式〔I〕で表される化合物としては、具体的に、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3,5−ジフルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−クロロ−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−ブロモ−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−メトキシ−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−t−ブチル−5−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−クロロ−5−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス(3−クロロ−5−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス[(4−ヒドロキシ−3−フェニル)フェニル]エタン、1,1,3,3−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3,5−ジフェニル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,4,4−テトラキス(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3,5−ジメトキシ−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3−ブロモ−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)ブタン等を挙げることができるが、中でも1,1,2,2−テトラキス(ヒドロキシフェニル)エタンや、1,1,2,2−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニルエタン)が好ましい。これらのテトラキスフェノール化合物はそれぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0016】
本発明における気化性防菌防黴成分は他の造形剤や香料等と混合して、錠剤、粉末状の防菌防黴薬剤として成形することができる。また、上記気化性防菌防黴剤を解砕パルプや、繊維と共に紙状に成形したり、気化性防菌防黴成分を繊維と混合して厚めの不織布等、板状に成形することもできる。
【0017】
本発明の気化性防菌防黴成分を含有する防菌防黴薬剤を洗濯機の蓋の裏側に固定して使用しうるようにする方法としては、洗濯機の蓋の裏側に設置・配置できる方法であればいずれの方法であってもよく、防菌防黴薬剤を直接クリップ等で挟み固定したり、あるいは粘着テープで貼り付けてもよいが、洗濯機の蓋の裏側に洗濯水が飛散した場合、気化性防菌防黴薬剤の表面の水の存在で気化が阻害されないように、片面又は両面等少なくともその一部を通気性フィルムで挟んでシート状に成形した防菌防黴薬剤を、粘着剤や接着剤で固定して使用する方法、片面又は両面等少なくともその一部が通気性フィルムで成形された袋に収納した防菌防黴薬剤を、粘着剤や接着剤で固定して使用する方法等を挙げることができ、更に、上記通気性フィルムを通気・非通水フィルムとすることにより、洗濯水の飛沫が防菌防黴剤と接触することを防止することができ、気化性防菌防黴薬成分の気化の阻害を回避することができるため好ましい。その他、気化性防菌防黴成分を、繊維と均一に混合し通気性のシート又は板状に成形したものを、粘着剤、接着剤等により固定して使用する方法、また、上記防菌防黴薬成分や、これを収納した袋や、気化性防菌防黴成分を含有するシート状又は板状に形成されたものを、通気性の収納容器に収納し、粘着剤や接着剤等で固定して使用する方法によることもできる。
【0018】
本発明の洗濯機内の防菌防黴方法としては、上述の本発明の洗濯機用防菌防黴剤を用いた方法であれば特に制限されるものではないが、ホスト化合物からの放出・包接により洗濯機内閉空間において平衡状態になったときの気化性防菌防黴成分の濃度が防菌防黴有効濃度となるような、ホスト化合物とゲスト化合物との組み合わせからなる多分子包接化合物を用いる方法が好ましい。
【0019】
本発明の洗濯機用防菌防黴剤を使用する本発明の洗濯機内の防菌防黴方法によれば、気化したとき空気より重い気体の気化性防菌防黴成分が通常固体形態として含まれる防菌防黴剤を用いるため、洗濯機の蓋の裏側に固定した気化性防菌防黴成分が気化して、洗濯機の空気と混合しながら洗濯機の底部へ移動し、複雑な形状の空間の隅々にまで拡散、浸透し、防菌防黴効果が得られる。また、人体に影響の少ない植物抽出物等の気化性防菌防黴成分を多分子包接化合物として用いた場合には、気化性防菌防黴成分の気化速度を制御することができ、また、ゲスト化合物である気化性防菌防黴成分が一旦放出された後、再度ホスト化合物に包接されて飽和平衡状態を維持するため、気体の飽和蒸気圧が低減され、すなわち洗濯機内の気化性防菌防黴成分の飽和濃度が低減され、気化性防菌防黴成分の消失量の低減を図ることができる。洗濯機は使用時間が短く、長時間蓋を閉めた状態で放置される場合が多いため、気化性防菌防黴剤が低濃度で飽和状態が維持され、防菌防黴効果を長期間に亘って得ることができると共に、洗濯機から漏洩する気化性防菌防黴剤の量も低減され、人体等への影響を抑制し、少量で最大の効果を得ることができる。更に、水に濡れる状況で使用した場合でも、通気・非通水フィルム等を用いた場合は、洗濯水の飛沫の接触を防止することができるため、気化性防菌防黴成分の気化が妨げられず、洗濯機を使用する際に、防菌防黴剤を取り出し、洗濯終了時に再度固定する動作の反復を回避できる。
【0020】
以下、本発明の洗濯機用防菌防黴剤を、図面を参照して説明するが、この発明の範囲はこれらの例示に限定されるものではない。
本発明の洗濯機用防菌防黴剤は、図1に示すように、気化したとき空気より重い気体の気化性防菌防黴成分を固体として含有する防菌防黴薬剤Mが、洗濯機1の蓋1aの裏側に設置されるものである。
【0021】
防菌防黴薬剤Mは、固形又は粉末状であり、図2及び図3に示すように、洗濯機1の内側に対向する面が通気・非通水性フィルム2aで、蓋1a側に対向する面が非通気性フィルム2bで形成された袋2に収納されている。通気・非通水性フィルム2aは、疎水性フィルムに1〜5μの微細な孔が形成され、気体粒子はこの孔を透過できるが、水粒子は透過し得ないものであり、袋2に洗濯水の飛沫が付着しても、収納された防菌防黴薬剤Mが水と接触するのを防止する。通気・非通水性フィルム2aとしては、タイベックフィルム(商品名:デュポン社製)や、NFシート(商品名:トクヤマ(株)社製)等を例示することができる。袋2は接着剤Sにより洗濯機1の蓋1aに固定される。
【0022】
また、図4に示すように、洗濯機用防菌防黴剤を、気化性防菌防黴成分をそのまま、あるいは、防菌防黴薬剤Mを不織布3aで挟持し、格子状の接着部3bで接着して形成されたシート3と構成してもよい。その他、洗濯機用防菌防黴剤として、解砕パルプに粉末の防菌防黴薬剤Mや気化性防菌防黴成分を添加混合し、紙に漉き乾燥させた板紙、原料繊維と気化性防菌防黴成分を混合し厚めに形成した不織布、板紙に防菌防黴薬成分を溶解した溶剤を含浸させて乾燥した厚めの不織布、あるいはこれらを袋2に収納したものも用いることができる。
【0023】
また、図5には、防菌防黴薬剤Mを収納する通気性収納容器4の一例が示されており、かかる通気性収納容器4は、接着剤Sにより洗濯機の蓋1aに固定される固定部4cと、この固定部4cに着脱自在に設けられる収納部4aとを有し、収納部4aの底面は、それぞれ、複数のスリット状の外側開口部4dと内側開口部4eとが交互に位置するように設けられた2枚の通気板4bで構成され、図6に示すように、2枚の通気板4bは、スリット状の開口部4d,4eの位置が一致しないように設置され、且つ、平行に収納部4aに装着される。通気板4bに設けられた開口部4d,4eにより、気化した気化性防菌防黴成分の洗濯機1内への拡散を可能とし、且つ、洗濯水の飛沫が収納容器4内に収納される防菌防黴薬剤M等に直接接触しないようになっている。かかる収納容器4に収納される防菌防黴薬剤が消費されたとき、収納部4aを固定部4cから取り外し、防菌防黴薬剤M等を新しいものに交換することができる。
【0024】
更に、上記防菌防黴薬剤Mを収納した袋2、シート3、収納容器4、板状に形成した防菌防黴薬剤等の可視部には、上記気化性防菌防黴剤と反応し着色、変色等変化が認識できる物質からなるシグナルマーカー等を設けておき、その変化を目視することにより、気化性防菌防黴成分が消費されたことを検出できるものとしてもよい。その他、防菌防黴薬剤Mを収納した袋2、シート3、収納容器4を洗濯機の蓋に固定する方法として接着剤に限らず、粘着テープを使用したり、接着面に取着された離型紙を除いて洗濯機の蓋に接着するようにしてもよい。
【0025】
【実施例】
実施例1(防菌防黴剤の調製)
気化性防菌防黴成分を含む、表1に示される組成の防菌防黴剤を調製した。防菌防黴剤の調製は、気化性防菌防黴成分を粉末シリカゲル及び/又は珪藻土と混合し、粉末状とすることにより調製した。気化性防菌防黴成分を多分子包接化合物として用いる場合には、メタノール500mLに、ホスト化合物として1,1,2,2−テトラキス(ヒドロキシフェニル)エタン(TEP)、又は、1,1,2,2−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン(TEOC)50gを加え、60℃に加熱し溶解させ、これに表1に記載するゲスト化合物100gを徐々に加え60℃で30分間、撹拌し反応させ、不溶解物を濾過し除去した。濾過液を1夜室温で放置し、得られた結晶を濾過し、メタノールで洗浄後、40℃で1時間真空乾燥し多分子包接化合物を得た。表1中、TEP−ヒノキチオールは、TEP:ヒノキチオール=1:4(モル)であり、TEP−L-カルボンは、TEP:L-カルボン=1:2(モル)であり、TEOC−チモールは、TEOC:チモール=1:1(モル)であり、TEOC−メントンは、TEOC:メントン=1:2(モル)であり、TEP−L-メンソールは、TEP:L-メンソール=1:2.5(モル)である。
【0026】
【表1】
Figure 0004024529
【0027】
実施例2(防菌防黴効果評価試験A)
実施例1で得られた17種類の各防菌防黴薬剤30gを、片面を通気・非通水性フィルム(NFシート:(株)トクヤマ社製;通気度50秒/100m又は100秒/100m)、片面をナイロンとポリエチレンのラミネートフィルムとした70mm×100mmの袋に収納し、周囲をヒートシールし、薬剤収納サンプル1〜17を調製した。次ぎに、50Lの蓋付ポリバケツ内に上部、中間部、底部に黒黴(Aspergillus niger IFO No442)胞子懸濁液0.1mLを接種したポテトデキストロール寒天培地のシャーレを設置し、蓋の裏面に上記薬剤収納サンプル1〜17を通気・非通水フィルムを下向きにして粘着テープで固定した。ポリバケツ底には水を張った大型シャーレを置いて、湿気を保った状態で蓋をして放置した。1日1回3時間(2週間以上は土、日曜日は蓋をしたまま放置)蓋を取り除いた状態で室温(10〜30℃)で放置し、黴の発生状態を2週間までは2日間隔、2週間以上は1週間間隔で観察した。尚、シャーレは各2個設置した。結果を表1に示す。表中、上、中、底のいずれのシャーレにも黴が発生しない期間を有効期間として表示した。なお、防菌防黴薬剤を用いない場合を対照とした。
【0028】
実施例3(防菌防黴効果評価試験B)
実施例1で得られた17種類の各防菌防黴薬剤30gを、70mm×100mmの不織布製袋に収納し、周囲をヒートシールし、薬剤収納サンプル1〜17を調製した。次ぎに、底部に3mmのスリット状開口を13mm間隔に設置し、開口部と閉鎖部を交互に設けた2重底のポリカーボネート製の80mm×120mm×15mmの薬剤収納容器(前記図5及び6参照)を50Lの蓋付ポリバケツの蓋の裏面に接着剤で固定し、この容器内に上記薬剤収納サンプル1〜17をセットし、上記防菌防黴効果評価試験Aと同様に、防菌防黴効果評価試験を行った。結果を表1に示す。
【0029】
比較例1(防菌防黴効果評価試験C)
実施例2で調製した薬剤収納サンプル1〜17を通気・非通水フィルム面を上にして50Lの蓋付ポリバケツの底部に設置し、上記防菌防黴効果評価試験Aと同様に、防菌防黴効果評価試験を行った。結果を表1に示す。薬剤収納サンプルをポリバケツの底部に設置したこの比較例1の場合、ポリバケツの上部に固定した実施例2の場合と比較して、明らかに防菌防黴効果に劣り、有効期間が短いことがわかった。
【0030】
【発明の効果】
本発明の本発明の洗濯機用防菌防黴剤、また、洗濯機内の防菌防黴方法によれば、気化したとき空気より重い気体の気化性防菌防黴成分を固体として含むため、洗濯機の蓋の裏側に固定した気化性防菌防黴成分が気化して、複雑な形状の空間の隅部にまで拡散、浸透し、洗濯機の隅々まで防菌防黴効果を達成することができる。また、人体に影響の少ない植物抽出物等を使用し、気化性防菌防黴剤を多分子包接化合物としたため、気化性防菌防黴剤の気化速度を制御し、また、気体の飽和蒸気圧が低減されることから、洗濯機内の気化性防菌防黴剤の飽和蒸気圧が低減され、また、ゲスト化合物である気化性防菌防黴剤が一旦放出された後、飽和濃度であれば、再度ホスト化合物に包接されるため、余剰に気化性防菌防黴剤が放出されないため、気化性防菌防黴剤の消費量の低減を図ることができる。特に、長時間使用されない洗濯機においては、気化性防菌防黴剤が低濃度で飽和状態が維持され、余剰の気化分が消失されないため、防菌防黴効果を長時間に亘って得ることができると共に、人体等への影響を抑制し、少量で最大の効果を得ることができる。更に、水に濡れる状況で使用した場合でも、通気・非通水フィルム等を用いた場合は、洗濯水の飛沫の接触を防止することができるため、気化性防菌防黴の気化が妨げられず、洗濯機を使用する際に、防菌防黴剤を取り出し、非使用時には設置する等の手間が不要となり、その使用を簡便なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗濯機用防菌防黴剤を示す斜視図である。
【図2】本発明の洗濯機用防菌防黴剤を示す斜視図である。
【図3】本発明の洗濯機用防菌防黴剤を示す断面図である。
【図4】本発明の洗濯機用防菌防黴剤を示す斜視図である。
【図5】本発明の洗濯機用防菌防黴剤を示す断面図である。
【図6】本発明の洗濯機用防菌防黴剤を示す斜視図である。
【符号の説明】
1・・・・・・洗濯機
1a・・・・・・蓋
2・・・・・・袋
2a・・・・・・通気性、非通水生フィルム
2b・・・・・・非通気性フィルム
3・・・・・・シート
3a・・・・・・不織布
3b・・・・・・格子状の接着部
4・・・・・・通気性収納容器
4a・・・・・・収納部
4b・・・・・・2枚の通気板
4c・・・・・・固定部
4d・・・・・・スリット状の外側開口部
4e・・・・・・スリット状の内側開口部
M・・・・・・防菌防黴薬剤
S・・・・・・接着剤

Claims (12)

  1. 気化したとき空気より重い気体となる植物抽出物に含まれる気化性防菌防黴成分を含有し、洗濯機の蓋の裏側に固定して使用しうるように構成されていることを特徴とする洗濯機用防菌防黴剤。
  2. 気化性防菌防黴成分がヒノキチオール、α−テルピネオール、シトロネロール、シトロネラール、α−テルピネン、β−ピネン、シトラール、L−カルボン、メントン、ゲラニオール、リナロール、L−メントール、1,8−シネオール、チモール、イソチアン酸アリルから選ばれる1種又は2種以上の成分であることを特徴とする請求項1記載の洗濯機用防菌防黴剤。
  3. ヒノキチオール、α−テルピネオール、シトロネロール、シトロネラール、α−テルピネン、β−ピネン、シトラール、L−カルボン、メントン、ゲラニオール、リナロール、L−メントール、1,8−シネオール、チモールから選ばれる1種又は2種以上の成分を含む気化性防菌防黴成分が、多分子包接化合物として含有されていることを特徴とする請求項2に記載の洗濯機用防菌防黴剤。
  4. 多分子包接化合物が、一般式[I]
    Figure 0004024529
    (式中、Xは、(CH)nを表し、nは、0、1、2又は3であり、R1〜R8は、同一又は相異なってもいてもよく、水素原子、低級アルキル基、置換基を有していてもよいフェニル基、ハロゲン原子又は低級アルコキシ基を示す。)で示されるテトラキスフェノールをホスト化合物とすることを特徴とする請求項に記載の洗濯機用防菌防黴剤。
  5. ホスト化合物が、1,1,2,2−テトラキス(ヒドロキシフェニル)エタン又は1,1,2,2−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタンであることを特徴とする請求項記載の洗濯機用防菌防黴剤。
  6. 少なくとも一部が通気性のフィルムで挟持され、シート状に成形されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の洗濯機用防菌防黴剤。
  7. 少なくとも一部が通気性のフィルムで成形された袋に収納されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の洗濯機用防菌防黴剤。
  8. 通気性フィルムが、通気・非通水フィルムであることを特徴とする請求項又は記載の洗濯機用防菌防黴剤。
  9. 気化性防菌防黴成分が繊維と均一に混合され、シート状又は板状に成形されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の洗濯機用防菌防黴剤。
  10. 通気性収納容器に収納されていることを特徴とする請求項1〜のいずれか記載の洗濯機用防菌防黴剤。
  11. 洗濯機の蓋の裏側に粘着剤・接着剤で固定して使用しうるように構成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか記載の洗濯機用防菌防黴剤。
  12. 1〜11記載の洗濯機用防菌防黴剤を用いたことを特徴とする洗濯機内の防菌防黴方法。
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