JP4024194B2 - 遠隔試験システムおよびゲートウエイ装置 - Google Patents

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Description

本発明は遠隔試験システムに関し、例えば、VoIPネットワーク上で遠隔試験を行う場合などに適用して好適なものである。
また、本発明は、かかる遠隔試験システムの構成要素としてのゲートウエイ装置に関するものである。
昨今、IP通信網を用いたテレフォニーシステムとして、VoIPが注目されてきている。これは、従来の電話線を用いた音声通話、FAX通信、モデム通信等をIP通信網を用いて中継することで、通信システムの統合とコストダウンを狙ったものである。
VoIPでは、従来の電話線を用いた通信にしか対応するこのとできない一般電話機をIP通信網に接続するためにプロトコル変換を行う必要がある。このプロトコル変換を行うのが、VoIPゲートウエイなどのVoIP機器である。
ネットワーク構成としては、例えば、ユーザUAが操作する一般電話機とVoIPゲートウエイを接続し、このVoIPゲートウエイにIP通信網経由で別のVoIPゲートウエイが接続され、そのVoIPゲートウエイにユーザUBが操作する一般電話機が接続されるという形になる。これにより、ユーザUAとユーザUBはVoIPによる通話を行うことが可能となる。
ところで、VoIP機器を導入するにあたって、従来の電話システムとの使用上の差違をなるべく少なくするように、各種の設定、調整を行うことがある。このようなVoIP機器の調整では往々にして受信端、送信端の双方での信号状態を測定したり、音声通話の状態を監視する必要が生じる。
このような測定や監視を行うためには、各VoIP機器に測定や監視のための装置(測定器108,117)を接続し、例えば、図2に示すような構成とすることが考えられる。
図2上でIP通信網109を介して対向しているVoIP機器104と111は、IP通信網109経由でさえあればその設置場所ST1,ST2は問わないので、同じ部屋の中など、物理的に近い距離内に設置されることもあり得るが、東京と大阪や、日本国内と外国など、距離の離れた位置に設置されることのほうが、はるかに多い。
図2において、ユーザU1は前記UAに対応し、ユーザU2は前記UBに対応する。また、測定者OB1とOB2は、ユーザU1とU2間の通話に関して、前記信号状態の測定や音声通話の状態の監視などの遠隔試験を行うエンジニアである。
設置場所ST1とST2が同じ(同じ部屋の中の場合など)である場合には、測定者OB1とOB2は同一人が兼ねることが可能であるが、設置場所ST1とST2が、東京と大阪や、日本国内と外国など、距離の離れた場所である場合にはそれは困難である。測定器108と117を同時にVoIP機器104側と111側に接続して信号状態の測定などの遠隔試験を行うには、例えば、測定者OB1が測定者OB2と連絡を取って遠隔試験に協力してもらうこと等が必要となる。この場合、遠隔試験のために二人の測定者OB1,OB2が必要とされるだけでなく、試験の項目の変更や条件の変更を行うたびに連絡を取り合う必要があるなど、試験の効率が低いものとなる。
多くの場合、同様な遠隔試験はVoIP機器の組み合わせ(図2の場合、104と111の組み合わせ)を変えて繰り返し実行する必要があるが、VoIP機器が地理的に広い範囲に分散して設置されている場合には、組み合わせを変えるたびに異なる測定者と連絡を取る必要がある等の理由で、効率はさらに低下する。
なお、図2の場合、設置場所ST2に置かれたVoIP機器111内のPCM(パルス符号変調)入出力部113と電話機115の接続点を専用線などに接続し、当該接続点で得られる信号を当該専用線によって設置場所ST1側へ伝送することも考えられる。これによれば、測定器117は設置場所ST2ではなく設置場所ST1側に置いて当該専用線から得られる信号を入力させるようにすることができるので、遠隔試験をある程度、効率化することも可能である。
しかしながらそのような構成では、別個に専用線を用意することによりコストがアップする点で効率が悪く、前記接続点と専用線の接続部分などで信号が劣化して測定の精度を低下させる可能性があるなどの不利益も発生し得る。
かかる課題を解決するために、第1の本発明では、第1の通信プロトコルに対応するネットワークと、音声通信用の第2の通信プロトコルに対応する通信端末とのあいだでプロトコル変換を行うゲートウエイ装置を、前記ネットワーク上に複数配置し、当該ゲートウエイ装置の機能を利用して遠隔試験を実行する遠隔試験システムにおいて、前記ネットワーク上に配置された複数のゲートウエイ装置のうち少なくとも1つは遠隔試験のためのユーザインタフェースを提供する試験装置を有する試験指示側ゲートウエイ装置で、他のゲートウエイ装置が試験被指示側ゲートウエイ装置であり、前記ネットワーク上で、前記試験指示側ゲートウエイ装置と試験被指示側ゲートウエイ装置のあいだ、または前記試験被指示側ゲートウエイ装置相互間に、音声通信用チャネルを設定し、前記試験指示側ゲートウエイ装置と1または複数の試験被指示側ゲートウエイ装置のあいだの当該ネットワーク上に試験用チャネルを設定して、当該試験用チャネルを介して得られる情報をもとに、前記音声通信用チャネルを介した通信に関する前記遠隔試験を実行することを特徴とする。
また、第2の本発明では、第1の通信プロトコルに対応するネットワークと、音声通信用の第2の通信プロトコルに対応する通信端末とのあいだでプロトコル変換を行うゲートウエイ装置を、前記ネットワーク上に複数配置し、当該ゲートウエイ装置の機能を利用して遠隔試験を実行する遠隔試験システムの構成要素としてのゲートウエイ装置において、前記ネットワーク上に配置された複数のゲートウエイ装置のうち少なくとも1つは遠隔試験のためのユーザインタフェースを提供する試験装置を有する試験指示側ゲートウエイ装置で、他のゲートウエイ装置が試験被指示側ゲートウエイ装置であり、当該試験被指示側ゲートウエイ装置は、前記遠隔試験時には、他の試験被指示側ゲートウエイ装置とのあいだ、または前記試験指示側ゲートウエイ装置とのあいだで音声通信用チャネルを設定するとともに、当該試験指示側ゲートウエイ装置とのあいだで試験用チャネルを設定し、当該試験用チャネルを介して、前記音声通信用チャネルを介した通信に関する情報を試験指示側ゲートウエイ装置に提供することを特徴とする。
本発明によれば、遠隔試験の効率と精度を高めることが可能である。
(A)実施形態
以下、本発明にかかる遠隔試験システムおよびゲートウエイ装置をVoIPに適用した場合を例に、実施形態について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
本実施形態にかかるVoIPシステム10の全体構成例を図1に示す。
図1において、当該VoIPシステム10は、VoIP機器201,210と、電話機202、215と、測定器203,208と、IP通信網209とを備えている。
このうち電話機202と、測定器203,208と、VoIP機器201は設置場所ST11内に設置されており、電話機215と、VoIP機器210は設置場所ST12内に設置されている。
設置場所ST11とST12は、上述した東京と大阪や、日本国内と外国などのように、距離の離れた場所であるものとする。具体的には、例えば、ある企業の別の拠点(支店や営業所など)が、この設置場所ST11,ST12に該当し得る。
IP通信網209は、インターネットなどであってもよいが、IP−VPN網などのように、ある通信事業者が構築し、管理するネットワークであってよい。
電話機202は一般電話機で、ユーザU11によって使用される。当該電話機202には、VoIP機能は搭載されていないので、VoIP機器201の支援を受けなければ、IP通信網209を介した音声通話を行うことはできない。
前記電話機215は設置場所ST12内でユーザU12によって使用されるが、その他の点については当該電話機202と同じである。したがって当該電話機215は、VoIP機器210の支援を受けることにより、IP通信網209を介した音声通話を行うことが可能になる。
設置場所ST11内に置かれる2つの測定器203,208は、一人の測定者OB11によって使用される。この測定者OB11には遠隔試験に習熟したエンジニアやネットワーク管理者などが該当し得る。
測定器208は図2の測定器108に対応するものであり、測定器203は図2の測定器117に対応するものである。したがって当該測定器208および203は、受信端、送信端の双方での信号状態を測定したり、音声通話の状態を監視するために用いられる。例えば、電話機202を使用するユーザU11が発話した音声をVoIP通信により、電話機215を使用するユーザU12に伝える場合には、電話機202側が送信端にあたり、電話機215側が受信端にあたる。なお、測定者OB11からみて電話機202側が近く、電話機215側が遠いことから、以下では、電話機202側を近端、電話機215側を遠端と呼ぶ。
近端側の前記VoIP機器201は、具体的にはVoIPゲートウエイ装置やVoIP機能を搭載したTA(ターミナルアダプタ)などに対応する機器である。本実施形態の構成上、当該VoIP機器201は、2つのチャネルを同時並列的に処理する機能を持つことを要する。電話機202、215を使用するユーザU11、U12が音声通話用チャネルCH1を介して通話している際に、監視用チャネルCH2を介して、VoIP機器210内で得られる情報をVoIP機器201側へ伝送する必要があるからである。
監視用チャネルCH2は、監視(測定)に用いること以外、前記音声通話用チャネルCH1と同じチャネルであってよい。ただし、一般的に音声通話用チャネル(ここでは、CH1)が、双方向の音声データの伝送(双方向の通話)が可能なように双方向に設定されるものであるのに対し、監視用チャネルCH2は、必ずしも双方向に設定される必要はない。監視用チャネルCH2は、VoIP機器210側(すなわち、遠端側)で得られた情報をVoIP機器201側(すなわち、近端側)へ伝えることができれば足りるからである。
近端側のVoIP機器201の内部構成は例えば図1に示す通りであってよい。
(A−1−1)近端側VoIP機器の内部構成例
図1において、当該VoIP機器201は、制御部204と、PCM入出力部205と、PCM出力部206と、信号処理部207とを備えている。
このうち制御部204は、当該VoIP機器201のCPU(中央処理装置)に相当する部分である。したがって、PCM出力部206,信号処理部207、PCM入出力部205など、VoIP機器201内の各部は当該制御部204によって制御される。本実施形態に特有な遠隔試験に関連する制御も、当該制御部204が実行する。
また、前記信号処理部207は、呼設定処理や音声コーデックなどの各処理を実行する部分である。当該信号処理部207は例えば図8に示すように、チャネル処理部11と、パケット処理部12と、音声コーデック部13とを備えている。
当該チャネル処理部11は、呼設定処理などを実行する部分である。本実施形態の場合、当該VoIP機器201は前記音声通話用チャネルCH1と監視用チャネルCH2を同時に設定できることが必要であるから、当該チャネル処理部11は、音声通話用チャネルCH1による通信と監視用チャネルCH2による通信を同時に処理できる必要がある。
呼の設定に際し、当該チャネル処理部11は、図示しないゲートキーパあるいはCA(コールエージェント)から例えばITU−T勧告H.323に対応するH.323プロトコルなどの呼制御プロトコルを用いた制御を受けることになる。
音声通話用チャネルCH1の設定に際し当該CAやVoIP機器(201など)が実行する処理は、当該音声通話用チャネルCH1が遠隔試験のために設定される場合も、そうでない場合も同じであってよい。
ただし遠隔試験を行う場合には、当該音声通話用チャネルCH1とともに監視用チャネルCH2を設定する必要があるので、まず最初に音声通話用チャネルCH1を設定し、次に監視用チャネルCH2を設定する場合には、音声通話用チャネルCH1を設定するための呼設定手順のなか、または、音声通話用チャネルCH1を設定したあとの手順により、監視用チャネルCH2を設定することになる。
必要ならばこれと反対に、最初に監視用チャネルCH2を設定し、そのあとで音声通話用チャネルCH1を設定するようにしてもよいことは当然である。
監視用チャネルCH2が双方向の音声データの伝送が可能なものである場合には、監視用チャネルCH2を設定するための呼設定を近端側VoIP機器201から要求しても、自動的に遠端側VoIP機器210からの呼設定も要求されることになるため、前記CAなどは、通常と同様な呼制御を行うだけでよい。
ただし監視用チャネルCH2が遠端側VoIP機器210から近端側VoIP機器201への音声データの伝送だけが可能な片方向のチャネルである場合には、近端側VoIP機器201から指示を出して遠端側VoIP機器210に呼設定を要求させること等が必要になる。
IP通信網209上に設定される当該監視用チャネルCH2上を伝送される際にパケット損失や大きな揺らぎなどが発生するようでは、精度の高い遠隔試験を行うことができないので、必要ならば、当該監視用チャネルCH2のための帯域は、通常の音声通話用チャネル(例えば、CH1)のための帯域よりも広い帯域となるようにQoS制御を行ってもよい。
通常、インターネット上のルータはIPヘッダ中のToSフィールドの記述(IPパケットの優先度を示す記述)を無視するように構成されているが、前記通信事業者が構築するIP通信網209上のルータをToSフィールドの記述に対応した中継処理を行うことのできるToS対応ルータとする場合などには、当該QoS制御を実行することが可能となる。
もっとも、多くの場合、通信事業者が構築し管理するIP通信網209は、インターネットなどと異なり、品質がほぼ保証されているため、IP通信網209上の帯域不足に起因する通信品質の劣化などはほとんど発生しないことが期待できる。そのようなケースでは、QoS制御などを行う必要性も低いといえる。
パケット処理部12は、パケットの生成や分解を行う部分である。このパケットは、IP通信網209を伝送させるためのIPパケットである。
当該VoIP機器201からIPパケットを送信する場合、音声コーデック部13から受け取った音声データにIPヘッダを含む各種ヘッダを付与した上でIPパケットを生成し、当該IPパケットをチャネル処理部11を介してIP通信網209へ送出することになる。反対に、当該VoIP機器201がIPパケットを受信する場合には、チャネル処理部11から受け取ったIPパケットからIPヘッダを含む各種ヘッダを除去して得られる音声データを音声コーデック部13へ供給することになる。
ここで、各種ヘッダには、OSI参照モデルでトランスポート層やトランスポート層より上位の階層に属する通信プロトコルに対応するUDPヘッダやRTPヘッダなどが含まれ得る。
音声コーデック部13は音声コーデックを実行する部分である。すなわち当該音声コーデック部13は基本的に、VoIP機器201からIPパケットを送信する場合、PCM入出力部205から受け取ったPCMデータに音声符号化を施して音声データを生成し、当該音声データを前記パケット処理部12に供給するが、反対に、VoIP機器201がIPパケットを受信する場合には、パケット処理部12から供給を受けた音声データに音声復号化を施して、得られたPCMデータをPCM入出力部205に供給する。
ただし前記監視用チャネルCH2で受信したIPパケットに含まれていた音声データに音声復号化を施した結果として得られるPCMデータは、PCM入出力部205ではなく、PCM出力部206に供給する。当該PCMデータは1サンプル分のデータであってよいが、1サンプル分のデータに何らかの処理を施して得られるデータであってもよい。
音声符号化やそれに対応する音声復号化の処理には様々なものを用いることが可能であるが、例えば、ITU−T勧告G.723、G729、G711などを用いることができる。
遠隔試験の精度を高めるためには、通常の音声通話で使用されるものより高精度な音声符号化(音声復号化)を行うことが望ましい。監視用チャネルCH2から得られたIPパケットに含まれていた音声データの音声復号化の過程で多くの情報が欠落したり、多くのノイズが混入するようでは高精度な遠隔試験を行うことができないからである。
したがって例えば前記音声通話用チャネルCH1を用いる通常の音声通話のためにITU−T勧告G.723やG729に対応する音声復号化(音声符号化)を行う場合には、監視用チャネルCH2を用いる測定用として、より精度が高く、伝送上の信号ひずみやノイズに強いITU−T勧告G.711に対応する音声復号化(音声符号化)を行うようにするとよい。
当該信号処理部207内の音声コーデック部13とPCMデータをやり取りするPCM入出力部205は、前記音声通話用チャネルCH1を用いる通常の音声通話のためにPCM変換処理を実行する部分である。
すなわち当該PCM入出力部205は、VoIP機器201がIPパケットを受信した場合には信号処理部207内の音声コーデック部13から供給される音声復号化処理結果(PCMデータ)に対してPCM復調処理を実行し、その処理結果であるアナログ信号を電話機202に供給するが、反対にVoIP機器201がIPパケットを送信する場合には電話機202から得られるアナログ信号に対しPCM変調処理を実行し、その処理結果であるPCMデータを信号処理部207内の音声コーデック部13へ供給する。
なお、電話機202とPCM入出力部205のあいだでやり取りされるアナログ信号は、接続点CP11を介して測定器208に供給され、遠隔試験に利用される。
一方、前記信号処理部207内の音声コーデック部13とPCMデータをやり取りするPCM出力部206のほうは、前記監視用チャネルCH2を用いる監視用の通信のためにPCM変換処理を実行する部分である。当該PCM出力部206はVoIP機器201が監視用チャネルCH2を介してIPパケットを受信した場合にのみ機能するため、実行するPCM変換処理は、PCM復調処理だけである。
このPCM変換処理の詳細な仕様は、前記PCM入出力部205で実行されるPCM変換処理と同じであってもよいが、より高精度な測定を行うことができるように、PCM入出力部205が行うPCM変換処理とは異なるPCM変換処理を行うようにすることも望ましい。いずれにしても当該PCM出力部206が実行するPCM変換処理の仕様は、詳細なレベルまで、遠端側VoIP機器210内のPCM入出力取得部214で実行されるPCM変換処理に対応している必要がある。
当該PCM出力部206によるPCM復調処理の結果として得られるアナログ信号は、前記測定器203に供給される。
測定器203は、前記測定者OB11の操作により、前記測定器208と協調動作して、遠隔試験を実行し、その結果を測定者OB11に伝える装置である。測定器203と208は近くに存在するため、測定器203,208間で直接、同期信号をやり取りさせ、当該同期信号を用いて同期させることも容易である。
次に、IP通信網209を介して当該近端側VoIP機器201に対向する遠端側VoIP機器210の内部構成は例えば図1に示す通りであってよい。
(A−1−2)遠端側VoIP機器の内部構成例
図1において、当該VoIP機器210は、制御部211と、信号処理部212と、PCM入出力部213と、PCM入出力取得部214とを備えている。
このうち制御部211は前記制御部204に対応し、信号処理部212は前記信号処理部207に対応し、PCM入出力部213は前記PCM入出力部205に対応するので、その詳しい説明は省略する。
また、PCM入出力取得部214は基本的に前記PCM出力部206に相当する構成要素であるが、接続点CP12から取得されたアナログ信号にPCM変換処理を施して信号処理部212内の音声コーデック部(前記13に対応)に供給する部分である。この供給により、前記監視用チャネルCH2を介したIP通信で遠端側VoIP機器210側の情報が近端側VoIP機器201へ伝えられる。
したがって、当該PCM入出力取得部214が実行するPCM変換処理は、前記PCM出力部206と反対に、PCM変調処理のみとなる。
接続点CP12から取得されるアナログ信号には、電話機215からPCM入出力部212へ供給するアナログ信号(送信アナログ信号)と、PCM入出力部212から電話機215へ供給するアナログ信号(受信アナログ信号)が含まれる。
PCM入出力取得部214が接続点CP12からこれらのアナログ信号を取得するとき、送信アナログ信号と受信アナログ信号が同時に取得でき、なおかつ、この取得に際して、送信アナログ信号にも受信アナログ信号にも、信号の減衰や劣化が発生しないように配慮することが望まれる。この点、近端側で、前記接続点CP11から測定器208がアナログ信号を取得する場合についても同様である。
また、近端側におけるPCM出力部206とPCM入出力部205のあいだに成立したものと同様な関係が、遠端側のPCM入出力取得部214とPCM入出力部213のあいだにも成立する。
したがって、より高精度な測定を行うために、前記PCM出力部206でPCM入出力部205とは異なるPCM変換処理を実行する場合には、PCM入出力取得部214でも、前記PCM入出力部213とは異なるPCM変換処理を実行することになる。
以下、上記のような構成を有する本実施形態の動作について説明する。
(A−2)第1の実施形態の動作
遠隔試験を実行するために、IP通信網209を介して対向する1組のVoIP機器201と210のあいだに、音声通話用チャネルCH1と監視用チャネルCH2が同時に設定された状態とする必要がある。この設定の手順の詳細や各種の変形に関しては、すでに説明した通りである。
IP通信網209を介して近端と遠端のVoIP機器201,210間に2つのチャネルCH1,CH2が設定され、ユーザU11とU12がVoIPによる通話を行っている状態では、近端側では測定器208が、前記接続点CP11からアナログ信号を取得し、遠端側では、前記PCM入出力取得部214が前記接続点CP12からアナログ信号を取得する。
接続点CP11から測定器208が取得するアナログ信号には、ユーザU11による発話の内容を主成分とする電話機202から出力されたアナログ信号のほか、音声通話用チャネルCH1を介して近端側VoIP機器201に受信され、信号処理部207やPCM入出力部205の処理を経て、PCM入出力部205から出力されたアナログ信号(ユーザU12の発話の内容を主成分とする信号)が含まれている。
また、接続点CP12からPCM入出力取得部214が取得するアナログ信号には、ユーザU12の発話の内容を主成分とする電話機215から出力されたアナログ信号のほか、音声通話用チャネルCH1を介して遠端側VoIP機器210に受信され、信号処理部212やPCM入出力部213の処理を経て、PCM入出力部213から出力されたアナログ信号(ユーザU11の発話の内容を主成分とする信号)が含まれている。
当該PCM入出力取得部214が取得したアナログ信号に対応する情報は、PCM入出力取得部214、信号処理部212の処理を経て、IPパケットに収容され、IP通信網209上の監視用チャネルCH2を介して近端側VoIP機器201まで伝送される。PCM入出力取得部214内で実行するPCM変調処理を、PCM入出力部213内で行われるPCM変換処理より高精度なものとすることにより、測定の精度を高めることができる。
監視用チャネルCH2を介して当該IPパケットを受信した近端側VoIP機器201内では、信号処理部207,PCM出力部206の処理を経て、遠端側の接続点CP12で取得されたアナログ信号に対応する情報が、測定器203に届けられる。
近端側の接続点CP11から取得したアナログ信号に対応する情報を有する前記測定器208と、当該測定器203が協調して動作することにより、各種の試験項目につき遠隔試験を実行することができる。試験項目の変更や試験に関する詳細な条件の変更なども、基本的に、近端側の測定者OB11が測定器208,203を操作することによって容易かつ効率的に実行することができる。
このときまた、前記同期信号を用いて測定器203と208を同期させることができる。当該同期に際して、IP通信網209上をIPパケットが伝送される際の遅延量を考慮した時間関係の校正操作を行うことで、接続点CP11で取得されるアナログ信号と接続点CP12で取得されるアナログ信号が高度に同期した状態で遠隔試験を行うことが可能となる。このような高度な同期は、図2に示したように、測定器(108、117)が近端側と遠端側に分散して配置されている場合には実現困難なものである。測定器が近端側と遠端側に分散している場合、専用線などを用いて測定器間で同期信号をやり取りしたとしても、その同期信号の伝送そのものに大きな遅延や揺らぎが発生することを避けられないからである。
当該遠隔試験の試験項目には様々なものが含まれ得るが、例えば、エコーキャンセラの正常性に関する検査、ボイスクオリティテスト(客観的音質評価)、MOSテスト(主観的音質評価)、制御信号(呼制御メッセージなど)の応答時間の正常性に関する検査などを実行可能である。
遠端側でエコーキャンセラによるエコーの除去が正常に行われていない場合であっても、通常、近端側でそれを知ることは困難であるが、本実施形態のように遠端側の接続点CP12から取得されるアナログ信号に関する情報を近端側へ伝送すれば、それが可能になる。
また、エコーキャンセラの正常性の検査を含めその試験項目の性質上、必要な場合には、遠隔試験の実行の際、揺らぎ吸収バッファ機能を無効または固定遅延にしたり、AGC(自動利得制御)機能を無効化することが望ましい。
近端側VoIP機器201あるいは測定器208などから、IP通信網209を介したIP通信によって指示することにより、遠端側の制御部211に、当該揺らぎ吸収バッファやAGCの機能の無効化などを、遠端側VoIP機器210内で実行させることができる。
なお、前記揺らぎ吸収バッファ機能は、揺らぎの影響を軽減することで音声の途切れ等を防止し、ユーザU11,U12による音声通話の品質を高めるための機能で、VoIP機器201,210に搭載され得る。
また、AGC機能は、一定の振幅に利得調整を行うための機能で、聴取する通話相手の音声が大きすぎたり、小さすぎたりしないように制御して、ユーザU11,U12による音声通話の品質を高める。このAGC機能も、VoIP機器201,210に搭載され得る。
揺らぎ吸収バッファやAGC機能は、ユーザU11、U12間の音声通話の品質を高める上で重要な機能であるが、前記接続点CP12で取得されたアナログ信号に対応する情報を遠端側から近端側へ伝える際にこれらの機能が働いてしまうと、その情報を損なう可能性が高いため、遠隔試験時には、上述したように、これらの機能を無効化したり固定遅延にすること等が必要となる。
なお、前記MOSテストなどの場合には、実際に近端側で複数のユーザに音声を聴取してもらうことによって実行されるので、特に測定器を用意する必要性は低い。MOSテストの場合、例えば、前記測定器203を電話機202と同様な一般電話機に置換し、この一般電話機から聴取される音声の品質を各ユーザに評価してもらう形となる。
ただしこのようなケースであっても、遠端側に複数のユーザを集めるよりも近端側に集めるほうがはるかに効率的である。
遠隔試験は多くの場合、1組のVoIP機器(図1では、201と210の組)のあいだでのみ行われるものではなく、組み合わせを変えて多数のVoIP機器に対して行われるが、本実施形態の場合、近端側VoIP機器201は固定されているため、組み合わせの変更は、遠端側VoIP機器(図1の例では、210)を入れ替えることによって実行されるからである。
また、このような組み合わせの変更を行わないケースであっても、本実施形態によって遠隔試験の効率を高めることができる。MOSテストに必要な複数のユーザを集めることのできる体制を、近端側VoIP機器201側だけ取ればよくなるからである。
換言するなら、本実施形態では、遠端側に遠隔試験のための人員や機材を配置する必要はまったくない。
(A−3)第1の実施形態の効果
本実施形態によれば、遠隔試験の効率を飛躍的に高めることができる。
また、本実施形態では、遠隔試験の精度を高めることも可能である。
遠隔試験の効率が高まることにより、近端側から迅速に障害要因を特定し、速やかな障害解決をはかることも可能となる。
(B)第2の実施形態
以下では、本実施形態が第1の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
第1の実施形態では遠端側の接続点CP12で取得されたアナログ信号に対応する情報を近端側へ伝送したが、本実施形態では、PCM変調された状態の信号に対応する情報を遠端側から近端側へ伝送する。
(B−1)第2の実施形態の構成および動作
本実施形態のVoIPシステム20の全体構成例を図3に示す。
図3において、図1と同じ符号を付与した構成要素の機能は第1の実施形態に対応するので、その詳しい説明は省略する。
図3において、第1の実施形態の遠端側のPCM入出力部213に相当するPCM入出力部313の機能は基本的に当該PCM入出力部213と同じであるが、PCM変調された状態の信号(PCMデータ)をPCM入出力取得加算部314に供給する点が相違する。
PCM入出力部313内のPCMデータには、遠端側VoIP機器311がIP通信網209経由で近端側VoIP機器304へ送信する情報に対応するPCMデータ(送信PCMデータ)と、反対に、遠端側VoIP機器311がIP通信網209経由で近端側VoIP機器304から受信した情報に対応するPCMデータ(受信PCMデータ)が含まれているので、この双方のPCMデータが、PCM入出力取得加算部314に供給されることになる。
双方のPCMデータを合わせた情報量は、いずれか一方のPCMデータのほぼ2倍にあたる。本実施形態における監視用チャネルCH2のために用意される帯域が第1の実施形態の2倍程度である場合には、これら双方のPCMデータに対応する情報を独立に近端側へ伝送してもよいが、ここでは、本実施形態における監視用チャネルCH2のために用意される帯域は第1の実施形態と同程度であるとする。
その場合、帯域が不足する可能性が高いので、PCM入出力取得加算部314では、双方のPCMデータの加算平均を取り、その加算平均に対応する情報を信号処理部212を介して遠端側VoIP機器304に伝送する。
本実施形態では、遠端側VoIP機器311における送受信ともアナログ信号の区間(遠端側VoIP機器311のアナログ回路)が遠隔試験の対象から除外される。すなわち、遠端側VoIP機器311から送信する情報に関しては、PCMデータに変換する前のアナログ信号の区間が遠隔試験の対象から除外され、反対に、遠端側VoIP機器311が受信する情報に関しては、PCMデータから変換した後のアナログ信号の区間が遠隔試験の対象から除外される。
また、アナログ信号の区間を除外することにより近端側における測定器203,208間の同期が取りやすくなって、より有用な解析情報が得られるので、遠隔試験の精度が高まる。
(B−2)第2の実施形態の効果
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果とほぼ同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、遠端側VoIP機器(311)におけるアナログ回路を除いた部分を遠隔試験の対象とすることができ、遠隔試験の精度の向上などが達成可能となる。
(C)第3の実施形態
以下では、本実施形態が第1、第2の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
第2の実施形態と比較した場合、本実施形態は、遠端側の上述したPCM入出力取得加算部313内で前記加算平均を取ることなく双方のPCMデータを独立に近端側へ伝送する点が相違する。
(C−1)第3の実施形態の構成および動作
本実施形態のVoIPシステム30の全体構成例を図4に示す。
図4において、図1と同じ符号を付与した構成要素の機能は第1の実施形態に対応するので、その詳しい説明は省略する。
また、図3と同じ符号313を付与したPCM入出力部313の機能は第2の実施形態と同じである。
第2の実施形態のPCM入出力取得加算部314に相当する本実施形態のPCM入出力取得部414は、前記加算平均を取ることなく、双方のPCMデータに対応する情報を独立に近端側へ伝送させる。
このために必要ならば、前記監視用チャネルCH2に相当するチャネルを2つ同時に設定するようにするとよい。この場合、図4に示す監視用チャネルCH3には、当該監視用チャネルCH2と同様なチャネルが2つ含まれていることになる。
双方のPCMデータのうち前記送信PCMデータに対応する情報を伝送するためのチャネルと、前記受信PCMデータに対応する情報を伝送するためのチャネルを分けた場合には、近端側ではいずれのチャネルから受信されたかによって、送信PCMデータと受信PCMデータを識別することができる。
ただし、もし可能な場合には、監視用チャネルCH2と同様な1つのチャネルだけで、当該送信PCMデータに対応する情報と受信PCMデータに対応する情報とを伝送するようにしてもよい。その場合には、監視用チャネルCH3は、前記監視用チャネルCH2と同様なチャネルとなる。
いずれにしても当該監視用チャネルCH3を介してIPパケットを受信した近端側VoIP機器404では、PCM出力部406が、前記送信PCMデータと受信PCMデータを区別して測定器203に供給する。
当該PCM出力部406は基本的に第1の実施形態のPCM出力部206と同じ機能を持つ部分であるが、このように遠端側における送信PCMデータと受信PCMデータを区別して処理できる点が相違する。
測定器203では、当該送信PCMデータと受信PCMデータを区別して処理することにより、いっそう正確にエコー成分を分析すること等ができ、前記エコーキャンセラの正常性に関する検査の精度を高めることも可能となる。
(C−2)第3の実施形態の効果
本実施形態によれば、第2の実施形態の効果とほぼ同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、近端側で、遠端側における送信PCMデータと受信PCMデータを区別して、分析、測定を行うことができるため、遠隔試験の精度をいっそう高めることが可能である。
(D)第4の実施形態
以下では、本実施形態が第1〜第3の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
本実施形態では、遠端側で起きる現象をより正確に近端側で再現できるようにするため、前記送信PCMデータと受信PCMデータの時間関係を調整するバッファを用意した点が、第1〜第3の実施形態と相違する。
(D−1)第4の実施形態の構成および動作
本実施形態のVoIPシステム40の全体構成例を図5に示す。
図5において、図1と同じ符号を付与した構成要素の機能は第1の実施形態に対応するので、その詳しい説明は省略する。
本実施形態の遠端側VoIP機器511内に設けられた信号処理部512の機能は基本的に第1の実施形態の信号処理部212と同じであるが、第2の実施形態のPCM入出力取得加算部314に対応する機能(これをPCM入出力取得加算部314Aとする)が内蔵されている点が相違する。
ただし本実施形態で当該信号処理部512内のPCM入出力取得加算部314Aで加算平均を取る送信PCMデータと受信PCMデータは、第2の実施形態と比べると時間的にずれたものとなる。
第2の実施形態の場合、遠端側VoIP機器311内のPCM入出力取得加算部314では、PCM入出力部313内に同時に出現した送信PCMデータと受信PCMデータから加算平均を取り、その加算平均の結果に対応する情報を近端側へ伝送してその情報をもとに測定器203による遠隔試験を行ったが、実際には、PCM入出力部313の内部で処理遅延(例えば、PCM復調処理などに起因する遅延)が発生するため、PCM入出力部313内で同時に出現する送信PCMデータに対応する情報と、受信PCMデータに対応する情報は、ユーザU12が電話機215で同時に発話、聴取する情報とは時間的にずれたものとなっている。
そこで、本実施形態では、このずれを解消し、ユーザU12が電話機215で同時に発話、聴取する情報に対応する送信PCMデータと受信PCMデータをもとに加算平均を取るものである。
そのため前記PCM入出力取得加算部314Aは、前記音声コーデック部13からPCMデータ(すなわち、受信PCMデータ)を受け取る(この受け取りは、PCM入出力部213経由で行ってもよい)とPCMバッファ514に書き込む。そしてこの書き込みから当該処理遅延に対応する時間が経過すると、当該PCM入出力取得加算部314Aは、その受信PCMデータをPCMバッファ514から読み出し、そのときPCM入出力部213から供給された送信PCMデータと加算平均を取る。
したがって、この加算平均の基礎となる受信PCMデータに対応する情報と、送信PCMデータに対応する情報の組み合わせは、ユーザU12が電話機215で同時に発話、聴取する情報の組み合わせと等しい。
本実施形態では、この加算平均の結果に対応する情報が、近端側VoIP機器504に伝送され、遠隔試験に利用されることになる。
なお、必要ならば、PCMバッファ514に受信PCMデータを蓄積しておく時間を、IP通信を用いた近端側からの指示に応じて動的に、あるいは予め定めた手順にしたがって静的に、前記処理遅延とは異なる値となるように変更してもよい。これにより遠隔試験のバリエーションを豊富にし、多角的な試験を行うことが可能となる。
また、前記PCM入出力取得加算部314Aの機能はソフトウエア的に実現するものであってもよい。
(D−2)第4の実施形態の効果
本実施形態によれば、第2の実施形態の効果とほぼ同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、遠端側で起きる現象(ユーザU12が体感する現象)をより正確に近端側で再現することができるため、遠隔試験の精度や信頼性が高まる。精度や信頼性の向上は、より短時間で適切な遠隔試験を行うことを可能にするから、遠隔試験の効率をいっそう高めることにも寄与する。
(E)第5の実施形態
以下では、本実施形態が第1〜第4の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
本実施形態と第4の実施形態の関係は、第3の実施形態と第2の実施形態の関係に等しい。
すなわち、第4の実施形態と比較した場合、本実施形態は、上述したPCM入出力取得加算部313内で前記加算平均を取ることなく双方のPCMデータを独立に近端側へ伝送する点が相違する。
(E−1)第5の実施形態の構成および動作
本実施形態のVoIPシステム50の全体構成例を図6に示す。
図6において、図1と同じ符号を付与した構成要素の機能は第1の実施形態に対応し、図4と同じ符号を付与した構成要素の機能は第3の実施形態に対応するので、その詳しい説明は省略する。
本実施形態の遠端側VoIP機器611内に設けられた信号処理部612の機能は基本的に第3の実施形態の信号処理部212と同じであるが、第3の実施形態のPCM入出力取得部414に対応する機能(これをPCM入出力取得部414Aとする)が内蔵されている点が相違する。
本実施形態では、監視用チャネルCH3内の異なるチャネルを用いること等により、送信PCMデータに対応する情報と受信PCMデータに対応する情報とを区別して遠端側から近端側へ伝送することができる。しかも同時に伝送される送信PCMデータと受信PCMデータは、遠端側で起きる現象をより正確に再現できるものであるため、遠隔試験の精度をいっそう高めることが可能である。
なお、PCMバッファ514に受信PCMデータを蓄積しておく時間を、IP通信を用いた近端側からの指示に応じて動的に、あるいは予め定めた手順にしたがって静的に、前記処理遅延とは異なる値となるように変更すれば、遠隔試験のバリエーションの豊富化や、多角化に有効である。
また、前記PCM入出力取得部414Aの機能はソフトウエア的に実現するものであってもよい。
(E−2)第5の実施形態の効果
本実施形態によれば、第4の実施形態の効果とほぼ同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、近端側で、遠端側における送信PCMデータと受信PCMデータを区別して、分析、測定を行うことができるため、遠隔試験の精度をいっそう高めることが可能である。
(F)第6の実施形態
以下では、本実施形態が第1〜第5の実施形態と相違する点についてのみ説明する。
本実施形態は2つのVoIP機器間で行われる通信を、第3のVoIP機器側に置いた測定器を用いて遠隔試験するものである。
(F−1)第6の実施形態の構成および動作
本実施形態のVoIPシステム60の全体構成例を図7に示す。
図7において、当該VoIPシステム60は、3つのVoIP機器603,610,619を含んでいる。
このうちVoIP機器603側にはユーザU13によって使用される電話機602が設けられ、VoIP機器610側にはユーザU14によって使用される電話機609が設けられ、VoIP機器619側には測定者OB13によって使用される測定器623,624が設けられている。
電話機602、609は、前記電話機202,215と同様な一般電話機である。ユーザU13とU14がVoIPによる通話を行うため、VoIP機器603と610のあいだには、音声通話用チャネルCH5が設定されている。この音声通話用チャネルCH5は前記音声通話用チャネルCH1と同じものであってよい。
VoIP機器603,610は基本的に、図1に示した第1の実施形態のVoIP機器210と同じものである。VoIP機器603,610内の構成要素で図1と同じ符号を付与したものの機能は第1の実施形態に対応する。
また、接続点CP13、CP14はそれぞれ前記接続点CP11,CP12に対応するものである。
図7において、当該VoIP機器603とVoIP機器619のあいだには監視用チャネルCH6が設定され、VoIP機器610とVoIP機器619のあいだには監視用チャネルCH7が設定されている。
図7に示すVoIP機器619内の構成要素のうちPCM出力部206AとPCM出力部206Bは、図1の近端側VoIP機器201内に設けられたPCM出力部206に対応し、信号処理部620は前記信号処理部207に対応し、制御部204は前記制御部204に対応するので、その詳しい説明を省略する。
このうちPCM出力部206Aは前記監視用チャネルCH6を介して受信した情報を測定器623に供給するために機能し、PCM出力部206Bは前記監視用チャネルCH7を介して受信した情報を測定器624に供給するために機能するものである。
遠隔試験を行うVoIP機器の組み合わせを変える場合、第1〜第5の実施形態では、近端側VoIP機器が固定されていたため、遠端側VoIP機器を他のVoIP機器と入れ替えることになったが、本実施形態では、組み合わせを構成する双方のVoIP機器を同時に入れ替えることができるので、多数のVoIP機器を網羅する遠隔試験を短時間で行う必要がある場合などには、効率を高めることができる可能性が高い。
ある組み合わせについて問題があるとの試験結果が得られた場合には、その問題の原因がいずれのVoIP機器にあるか(例えば、603と610のいずれに問題があるか)を特定するために、組み合わせを構成する一方のVoIP機器だけを入れ替えること等も必要となる可能性があるが、問題がないという試験結果が得られる場合などには、組み合わせを構成する双方のVoIP機器を同時に入れ替えて次々と組み合わせを変更していくことができるからである。
なお、図7の例では、VoIP機器619は遠隔試験専用のVoIP機器で、音声通話を行うことができないものとなっているが、当該VoIP機器619内に前記PCM入出力部213と同等な機能を搭載すれば、当該VoIP機器619を用いてVoIPによる音声通話を行うこともできることは当然である。
(F−2)第6の実施形態の効果
本実施形態によれば、第1の実施形態の効果とほぼ同等な効果を得ることができる。
加えて、本実施形態では、組み合わせを構成する双方のVoIP機器を同時に入れ替えることができるため、遠隔試験の効率をいっそう高めることが可能である。
(G)他の実施形態
上記第1〜第6の実施形態では、一般電話機をVoIP機器に接続する場合に適用したが、本発明は、VoIP機能を内蔵したIP電話機などにも適用可能である。IP電話機は、一般電話機の機能とVoIP機器の機能を装備した通信装置とみることができるからである。
なお、上記第1〜第6の実施形態では、電話機を例に説明したが、本発明は電話機以外の通信機器に対しても適用することが可能である。例えば、FAX機などに適用することが可能である。
ファクシミリ通信の場合など、制御信号の応答時間が予め決まっているため、測定器(208,203)を高度に同期させることにより、応答時間の正常性を高精度に検査することができる。
また、上記第1〜第6の実施形態では監視用チャネルを介した通信では遠端側VoIP機器から近端側VoIP機器へ向かう方向(第6の実施形態の場合、VoIP機器603,610からVoIP機器619へ向かう方向)の情報の伝送のみを行うようにしたが、これと反対方向の伝送を行うようにしてもよい。この伝送では、例えば、測定器から遠隔試験用の基準信号を送信し、その基準信号を(遠端側)VoIP機器がどのように処理するかを試験することも可能となる。
なお、上記第1〜第6の実施形態にかかわらず、同じ設置場所(例えば、ST11)内のVoIP機器と電話機のあいだや、VoIP機器(例えば、304)と測定器(例えば、208)のあいだには、PBXなどが介在していてもよいことは当然である。
さらに、上記第1〜第6の実施形態で例示した通信プロトコルは他の通信プロトコルに置換可能である。
例えば、H.323プロトコルは、SIP(セッション開始プロトコル)などに置換可能である。また、IPプロトコルは、OSI参照モデルのネットワーク層またはその他の階層に位置する他の通信プロトコルに置換可能である。
また、上記第4、第5の実施形態にかかわらず、PCMバッファ514に相当する構成要素は、遠端側VoIP機器(例えば、511)ではなく、近端側VoIP機器(例えば、504)に配置するようにしてもよい。上述した処理遅延の値が予め分かっている場合などには、近端側でPCMバッファを用いても同様な効果を得ることが可能だからである。
なお、相互に矛盾しない限り、上記第1〜第6の実施形態の特徴を複合して1つのVoIPシステムを構成することができる。これにより、例えば、第1の実施形態の特徴に相当する処理で遠端側VoIP機器のアナログ回路まで含む範囲を対象とした遠隔試験を行い、第2の実施形態の特徴に相当する処理で当該アナログ回路を除外した範囲を対象とする遠隔試験を行って、これら2つの遠隔試験の結果を対比することにより、障害の要因が、当該アナログ回路の内部に存在するのか、外部に存在するのかを特定すること等が可能となる。
また、図7の例では上記第6の実施形態のVoIP機器603,610は、第1の実施形態の遠端側VoIP機器210に対応するものであったが、これを第2〜第5の実施形態の遠端側VoIP機器(例えば、第3の実施形態の遠端側VoIP機器411)に置換することも可能である。
以上の説明では主としてハードウエア的に本発明を実現したが、本発明はソフトウエア的に実現することも可能である。
第1の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 発明が解決しようとする課題を説明するための概略図である。 第2の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 第3の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 第4の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 第5の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 第6の実施形態にかかるVoIPシステムの全体構成例を示す概略図である。 第1の実施形態にかかるVoIP機器の信号処理部の内部構成例を示す概略図である。
符号の説明
10…VoIPシステム、11…チャネル処理部、12…パケット処理部、13…音声コーデック部、201,210…VoIP機器、202,215…電話機、203,208…測定器、204,211…制御部、205…PCM入出力部、206…PCM出力部、207,212…信号処理部、209…IP通信網、CP11,CP12…接続点、CH1…音声通話用チャネル、CH2…監視用チャネル、ST11,ST12…設置場所。

Claims (7)

  1. 第1の通信プロトコルに対応するネットワークと、音声通信用の第2の通信プロトコルに対応する通信端末とのあいだでプロトコル変換を行うゲートウエイ装置を、前記ネットワーク上に複数配置し、当該ゲートウエイ装置の機能を利用して遠隔試験を実行する遠隔試験システムにおいて、
    前記ネットワーク上に配置された複数のゲートウエイ装置のうち少なくとも1つは遠隔試験のためのユーザインタフェースを提供する試験装置を有する試験指示側ゲートウエイ装置で、他のゲートウエイ装置が試験被指示側ゲートウエイ装置であり、
    前記ネットワーク上で、前記試験指示側ゲートウエイ装置と試験被指示側ゲートウエイ装置のあいだ、または前記試験被指示側ゲートウエイ装置相互間に、音声通信用チャネルを設定し、前記試験指示側ゲートウエイ装置と1または複数の試験被指示側ゲートウエイ装置のあいだの当該ネットワーク上に試験用チャネルを設定して、当該試験用チャネルを介して得られる情報をもとに、前記音声通信用チャネルを介した通信に関する前記遠隔試験を実行することを特徴とする遠隔試験システム。
  2. 請求項1の遠隔試験システムにおいて、
    前記試験被指示側ゲートウエイ装置が、
    自身に関し、少なくとも前記音声通信用チャネルと試験用チャネルの2チャネルを管理するチャネル管理部と、
    前記プロトコル変換に合わせて所定の音声符号化処理および音声復号化処理を行う音声符復号化部と、
    前記プロトコル変換に合わせて所定の変調処理および復調処理を行う変復調部とを備える場合、当該試験被指示側ゲートウエイ装置はさらに、
    当該変復調部による復調処理後、前記通信端末へ供給される前のアナログ音声信号、または前記通信端末から供給され当該変復調部による変調処理前のアナログ音声信号を、当該試験被指示側ゲートウエイ装置内で取得して、所定の変調処理を施した上で、前記音声符復号化部に供給するアナログ音声信号取得部を備え、
    当該アナログ音声信号取得部が取得したアナログ音声信号は、当該アナログ音声取得部による変調処理と、前記音声符復号化部による音声符号化処理を施したあと、前記第1の通信プロトコルに対応するパケットに収容し、前記試験用チャネルを介してネットワークに送出することを特徴とする遠隔試験システム。
  3. 請求項1の遠隔試験システムにおいて、
    前記試験被指示側ゲートウエイ装置が、
    自身に関し、少なくとも前記音声通信用チャネルとして2チャネル、前記試験用チャネルとして1チャネルの合計3チャネルを管理するチャネル管理部と、
    前記プロトコル変換に合わせて所定の音声符号化処理および音声復号化処理を行う音声符復号化部と、
    前記プロトコル変換に合わせて所定の変調処理および復調処理を行う変復調部とを備える場合、当該試験被指示側ゲートウエイ装置はさらに、
    当該変復調部による変調処理後および復調処理前の変調状態の音声信号を取得し、これらを処理することによって、1チャネル分の変調状態の音声信号を生成する変調状態音声信号取得部を備え、
    当該変調状態音声信号取得部が生成した1チャネル分の変調状態の音声信号は、前記音声符復号化部による音声符号化処理を施したあと、前記第1の通信プロトコルに対応するパケットに収容し、前記試験用チャネルを介してネットワークに送出することを特徴とする遠隔試験システム。
  4. 請求項1の遠隔試験システムにおいて、
    前記試験被指示側ゲートウエイ装置が、
    自身に関し、少なくとも前記音声通信用チャネルとして2チャネル、前記試験用チャネルとして1または2チャネルの合計3または4チャネルを管理するチャネル管理部と、
    前記プロトコル変換に合わせて所定の音声符号化処理および音声復号化処理を行う音声符復号化部と、
    前記プロトコル変換に合わせて所定の変調処理および復調処理を行う変復調部とを備える場合、当該試験被指示側ゲートウエイ装置はさらに、
    当該変復調部による変調処理後または変調処理前の送信音声信号と、当該変復調部による復調処理後または復調処理前の受信音声信号とを識別して取得する送受識別音声信号取得部を備え、
    前記試験指示側ゲートウエイ装置の試験装置では、当該送信音声信号と受信音声信号を識別して処理することにより、前記遠隔試験を実行することを特徴とする遠隔試験システム。
  5. 請求項1の遠隔試験システムにおいて、
    前記試験被指示側ゲートウエイ装置が、
    自身に関し、少なくとも前記音声通信用チャネルとして2チャネル、前記試験用チャネルとして1チャネルの合計3チャネルを管理するチャネル管理部と、
    前記プロトコル変換に合わせて所定の音声符号化処理および音声復号化処理を行う音声符復号化部と、
    前記プロトコル変換に合わせて所定の変調処理および復調処理を行う変復調部とを備える場合、当該試験被指示側ゲートウエイ装置はさらに、
    当該変復調部による変調処理後の変調状態送信音声信号と、当該変復調部による復調処理前の変調状態受信音声信号とを識別して取得する変調状態送受識別音声信号取得部と、
    当該変調状態受信音声信号に対応する出力と変調状態送信音声信号に対応する入力が、前記試験被指示側ゲートウエイ装置に接続された前記通信端末において行われたときの時間差に対応する時間関係が、前記試験装置で再現されるように、前記変調状態受信音声信号または当該変調状態受信音声信号に由来する信号の一時蓄積と、前記変調状態送信音声信号または当該変調状態送信音声信号に由来する信号の一時蓄積とを行う一時記憶部とを備えたことを特徴とする遠隔試験システム。
  6. 請求項1の遠隔試験システムにおいて、
    前記ネットワーク上で、2つの前記試験被指示側ゲートウエイ装置相互間に音声通信チャネルを設定させた状態で、各試験被指示側ゲートウエイ装置と1つの前記試験指示側ゲートウエイ装置とのあいだに試験用チャネルを設定し、当該試験用チャネルを介して得られる情報をもとに、前記音声通信用チャネルを介した通信に関する前記遠隔試験を実行することを特徴とする遠隔試験システム。
  7. 第1の通信プロトコルに対応するネットワークと、音声通信用の第2の通信プロトコルに対応する通信端末とのあいだでプロトコル変換を行うゲートウエイ装置を、前記ネットワーク上に複数配置し、当該ゲートウエイ装置の機能を利用して遠隔試験を実行する遠隔試験システムの構成要素としてのゲートウエイ装置において、
    前記ネットワーク上に配置された複数のゲートウエイ装置のうち少なくとも1つは遠隔試験のためのユーザインタフェースを提供する試験装置を有する試験指示側ゲートウエイ装置で、他のゲートウエイ装置が試験被指示側ゲートウエイ装置であり、
    当該試験被指示側ゲートウエイ装置は、前記遠隔試験時には、
    他の試験被指示側ゲートウエイ装置とのあいだ、または前記試験指示側ゲートウエイ装置とのあいだで音声通信用チャネルを設定するとともに、当該試験指示側ゲートウエイ装置とのあいだで試験用チャネルを設定し、当該試験用チャネルを介して、前記音声通信用チャネルを介した通信に関する情報を試験指示側ゲートウエイ装置に提供することを特徴とするゲートウエイ装置。
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