JP4022557B2 - クリップ及びこのクリップを用いた新聞紙保持具 - Google Patents

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本発明は、新聞紙や書類などを簡単にしかもズレがなく狭持して束ねるためのクリップ及びこのクリップを用いた新聞紙保持具に関する。
従来、書類を狭持するクリップは、特許文献1に示すように、先端が内側に折り曲げられた狭持片を備えたクリップ本体を押圧カバーの内部にスライド可能に配設されたものからなり、クリップ本体を押圧カバーから引き出して、狭持片の間隙に書類を挟んだ状態でクリップ本体を押圧カバー内部に押し込んで書類を狭持させていた。しかし、このクリップは比較的に圧着力が弱く、大きな外力が加わらなければ何ら問題はないが、書類や新聞などを狭持して見開き状態にして左右に引っ張っただけでクリップがズレたり簡単に外れてしまう問題があった。また、前記市販のクリップにおいて、狭持片を備えたクリップ本体が金属製で、押圧カバーがプラスチックで形成されているものは、廃棄物回収ないし再生する場合は、分離する手間がかかるという問題があった。
また、新聞を読んでいてページをめくるときに、紙面がズレてしまって扱いづらいとの苦情を耳にする。特にお年寄りや身体の不自由な人、車中や狭い場所で読む場合などはことさらである。そこで、かかる問題の解決策として、病院や図書館などで新聞紙の背部をホッチキスで止めたものを見かけるが、新聞紙の回収に際し、ホッチキスの芯を取り除く手間を要する。万一取り除くことを忘れてそのまま廃品回収に出した場合、紙の再生工程での障害となる。一方、W型クリップで止めた場合は摘み部が邪魔になり却って読みづらくなる。また、携帯用簡易新聞紙ホルダーが開示されている(特許文献2参照)。しかし、この発明にかかる携帯用簡易新聞紙ホルダーによれば、「2つ折り可能な細帯の両端に、クリップを固着して・・・携帯用簡易新聞紙ホルダーの構成」を示すに過ぎず、クリップの内容については何ら説明を欠いている。従って、前記従来のクリップを使用する場合は、前記と同様の問題が生ずることは明らかである。
特開平09−150593号公報 特開2002−127652号公報
本願発明者は、従来のクリップにおける圧着力が欠如する要因及びその対策について、鋭意研究した結果、クリップ本体とこれを押える押圧カバーが不安定なために外力がかかったときにクリップ本体がバネとして作用して外部に飛び出し外れやすいことに注目し、クリップ本体の左右両端部に肉厚部をその対向面が互いに平行になるように設け、この肉厚部の内側にスライダーを嵌合させることによって、クリップ本体とスライダーが安定化することを知見して本発明に想到したものである。本発明の目的は、前記のような問題点を解消し、新聞紙や書類などを簡単にしかもズレがなく狭持して束ねられ、外力に対して簡単に外れることがなく、しかもインダストリアルデザインの観点からもシンプル且つ機能美に優れたクリップ及びこのクリップを用いた新聞紙保持具を提供することにある。
前記の課題を解決するために、本発明は、可撓性を有する板材を開閉可能に折り曲げて、内側に狭持部を設け、外側に平滑面からなるスライダー挿入部及びスライダー挿入部の左右両端部に肉厚部をその対向面が互いに平行になるように設けたクリップ本体と、前記クリップ本体のスライダー挿入部に嵌合して上下方向にスライド可能に係止するスライダーとを備え、前記クリップ本体の肉厚部にはそれぞれ対向面側に開口するガイド溝が設けられるとともに、前記スライダーは、剛性を有する合成樹脂、金属又は合成樹脂と金属の組み合わせの何れか一種からなり、断面がほぼU字状ないしアーチ状をなし、互いに平行な左右側面に突起が形成され、該突起がクリップ本体の左右の肉厚部に設けられた前記ガイド溝に滑動可能に係合され、前記スライダーを上方にスライドさせることによって狭持部が開放可能となり、スライダーを下方にスライドさせることによって狭持部が閉じた状態で固定されることを特徴とするクリップとする(請求項1)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記クリップにおいて、クリップ本体及びスライダーは、正面視にて矩形状又は平行四辺形状の何れかからなることを特徴とする前記のクリップとすることが好ましい(請求項2)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記クリップにおいて、スライダーの厚みとスライダーが嵌合する部分の肉厚部の高さをほぼ同等にして、スライダーをクリップ本体に装着した状態において、スライダーと左右の肉厚部が同一平面状に表れるように構成されてなることを特徴とする前記のクリップとすることが好ましい(請求項3)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記クリップにおいて、スライダーの内側下端部に対向して設けた係止用爪と、クリップ本体スライダー挿入部の上端部における前記係止用爪と係合する位置にそれぞれ設けられた上部突起とを備え、前記係止用爪と上部突起とが係合することによってスライダーがクリップ本体スライダー挿入部から外れることを防止したことを特徴とする前記のクリップとすることが好ましい(請求項4)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記クリップ本体左右の肉厚部においてそれぞれ対向面側に開口するガイド溝と、スライダーの左右両端部に設けた突起とを備え、前記突起をクリップ本体の前記ガイド溝に滑動可能に係合させて、前記スライダーを上下方向にスライドさせることことを特徴とする前記のクリップとすることが好ましい(請求項5)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記クリップにおいて、肉厚部に設けられるガイド溝は、折り曲げ部側の挿入口がスライダーに設けられた突起の太さよりも若干狭く且つ挿入口に連続する下方のガイド溝の溝幅を突起の太さよりも若干広く形成することによって、突起は一旦挿入口からガイド溝に押入後は容易に外れることなく、ガイド溝に滑動可能に係合されてなることを特徴とする前記のクリップとすることが好ましい(請求項6)。
また、前記の課題を解決するために、本発明は、前記の何れかに記載の少なくとも2個のクリップをそれぞれ紐状物で連結し、かかるクリップによって新聞紙背部の中央部近辺を狭持することを特徴とする新聞紙保持具とすることが好ましい(請求項7)。
本発明のクリップ及びこのクリップを用いた新聞紙保持具は、前記のように構成されるので、スライダーをスライドさせるだけで新聞紙等の装着及び取り外しが極めて簡単にでき、しかもスライダーをクリップ本体に装着した状態において、スライダーと左右の肉厚部がピッタリと係合しクリップ本体のグラツキが抑止されるので、従来のクリップに比較して、新聞紙を開いた状態で左右に引っ張ったり、回転モーメントによる外力が加わっても、ズレたり外れたりすることがないので安心して新聞等を読むことができる。また、スライダーをクリップ本体に装着した状態において、スライダーと左右の肉厚部が同一平面上に表れるように構成されるので、外観がスッキリとして見栄えがよく、この平面上に宣伝広告を載せれば宣伝広告効果を向上させる効果を奏する。スライダーを正面視にて平行四辺形状にしたり、本体の左右肉厚部の形状を変化させることによってバリエーションに富んだ意匠効果と宣伝広告効果をより向上させる。
クリップと紐を自在継手具を介して連結し中央部に目印を設けた新聞紙保持具において、紐が突っ張ることがなく装着し易い上、新聞の紙面を真っ直ぐに伸長した状態で読むことができる。また、クリップ自体がコンパクトなので持ち運びに便利であり、携帯ストラップ等としても使用できる。クリップを装着した状態で新聞紙を自在に折り畳むことができ、クリップの厚みが薄いので新聞紙を折り畳んだ際クリップ同士が重なっても嵩張らず積み重ね置きができる(図6c〜e参照)。また、クリップ本体とスライダー等をプラスチックで形成することができるので、両者を分離せずに再生することができ資源の有効利用に寄与する。
本発明を実施するための最良の形態(以下「実施の形態」と称する)について、以下に詳細に説明するが、本発明はかかる実施の形態によって何ら制限を受けるものではない。本発明の第1実施の形態にかかるクリップは、請求項1、2,3、5及び6の各発明を含み、本発明の第2実施の形態にかかるクリップは、請求項1、2,3及び4の各発明を含み、本発明の第3実施の形態にかかるクリップは、請求項1、2及び3の各発明を含み、本発明の第4実施の形態及び第5実施の形態にかかる新聞紙保持具は、請求項7の発明を含む。図1及び図2は本発明の第1実施の形態にかかるクリップを示し、図3及び図4は本発明の第2実施の形態にかかるクリップを示す。図5(a)は本発明の第3実施の形態にかかるクリップを示し、図5(b)はこのクリップを使用した第5実施の形態にかかる新聞紙保持具を示し、図6(a)(b)は第1実施の形態にかかるクリップを使用した第4実施の形態にかかる新聞紙保持具を示す。各図において、同一部品ないし同一部分などを表す場合には、それぞれ共通の符号を付することとした。
図1及び図2において、1aは第1実施の形態にかかるクリップであって、クリップ1aは、クリップ本体2とこのクリップ本体2に装着されるスライダー3から構成される。クリップ本体2は、可撓性を有する板材を開閉可能に折り曲げて、内側に凹状部21aと凸状部21bをそれぞれ対向配置した狭持部21を設け、外側に平滑面からなるスライダー挿入部22,22及びスライダー挿入部22,22の左右両端部に帯状の肉厚部23,23を平行状に設けてある。肉厚部23,23は、クリップ本体2の開閉に支障が生じないように折り曲げ部25の位置に切り欠きがある。該左右の肉厚部23,23においてそれぞれ対向面側に開口するガイド溝24,24を設けてある。ガイド溝24はスライダー3に設けられた突起31の長さよりも若干奥行きが長く形成され、ガイド溝24に連続する折り曲げ部25側の挿入口24aの奥行きが突起31の長さよりも若干短く形成されているので、突起31は一旦挿入口24aからガイド溝24に押入された後は容易に外れることなく、ガイド溝24に滑動可能に係合される。左右の肉厚部23,23の何れか一方又は両方に紐ないし自在継手具を連結するための皿孔若しくは貫通孔等からなる紐係止孔26が穿設されている。また、肉厚部23,23の表面を梨地状ないし筋状などに形成して滑り止め効果を付与することが好ましい。狭持部21の凹状部21aと凸状部21bの形状は特に限定されず、この他にクリップの狭持部21として用いられるあらゆる公知の形状のものが適用できる。
前記クリップ本体2に装着されるスライダー3は、平板を断面がほぼU字状ないしアーチ状に曲げた形状からなり、その左右側面に突起31,31が設けられている。スライダー3は、その内面がクリップ本体2のスライダー挿入部22,22及び折り曲げ部25に沿うように形成され、幅がスライダー挿入部22,22の幅より若干狭く、厚みが肉厚部23,23とほぼ同一平面になるように、且つ高さはクリップ本体2の高さとほぼ同様の高さになるように形成されることが好ましい。突起31,31は、ガイド溝24と挿入口24aの各奥行きの長さの中間の長さに調整され、且つ強度を考慮して所定の太さに形成されることが好ましい。クリップ本体2とスライダー3は可撓性を有する素材で構成されるので、突起31,31は挿入口24a,24aから容易にガイド溝24,24に押入され、一旦ガイド溝24,24に押入されると、挿入口24a,24a側には戻られず、斯くしてクリップ本体2とスライダー3は不用意に分離せず、且つスライド可能に係合される。
前記クリップ本体2の素材は可撓性を有し、、スライダー3の素材は、クリップ本体2を押圧・固定する程度の剛性を有する限りにおいて特に限定されないが、何れの素材も、例えば、熱可塑性樹脂として、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ABS(アクリルニトリル、ブタジエン、スチレン共重合又はブレンドタイプ)樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリアミド、ポリオキシメチレン等ポリエーテル、ポリマーアロイ及びその他エンジニアリングプラスチック等を単独で又はこれらの混合物を射出成形、圧縮成形、トランスファー成形等で形成したものが好ましい。また、これら熱可塑性樹脂の他に尿素樹脂、メラミン樹脂等の熱硬化性樹脂やFRP(繊維強化樹脂)を用いてもよい。更に、前記の樹脂に着色材、充填剤、抗菌剤、消臭剤、芳香剤、その他の酸化防止剤、成形助剤などの添加剤をブレンドすることが好ましい。また、必要に応じて、前記プラスチックの他に金属単独で又は金属と組み合わせて用いることもできる。
次に、第2実施の形態にかかるクリップについて説明する。この第2実施の形態かかるクリップ1aは、前記第1実施の形態にかかるクリップにおいて、スライダー3がクリップ本体2に係止する構造が異なる以外は概ね同様に構成される。図3及び図4において、スライダーの内側下端部に対向して設けた係止用爪27,27と、クリップ本体のスライダー挿入部の左右上端部における前記係止用爪と係合する位置にそれぞれ設けられた係止用突起28,28とを備え、前記係止用爪27,27と係止用突起28,28とが各々係合することによってスライダーがクリップ本体のスライダー挿入部から外れることを防止している。更に、スライダー内側の左右端部には、係止用突起28が嵌合可能なガイド溝24が設けてあり、係止用突起28がガイド溝24に沿って滑動することによってスライダーの上下動を滑らかにしている。また、必要に応じて、本体両面に形成されたスライダー挿入部の下方部には筋状の下部突起29が設けられ、スライダー3を下方に押し込むことによりスライダー3の係止用爪27が下部突起29にそれぞれ係合する際にカチッという音を発するので確認のための目安となる。しかし、通常はこの下部突起29がなくてもスライダー3が本体下方部に押し込まれていれば不用意な移動は生じないので必ずしも必要なものではない。
第3実施の形態にかかるクリップは、図5(a)に示すように前記の第1実施の形態及び第2実施の形態において、クリップ全体の形状、即ち、クリップ本体2と、このクリップ本体2に装着されるスライダー3がともに正面視にて平行四辺形状であること以外は前記実施の形態のクリップと同一であるので、詳細な説明は省略する。また、スライダー挿入部及び肉厚部の対向面が互いに平行であれば、スライダーとクリップ本体の形状は特に制限されないことは言うまでもない。
次に、前記クリップを用いた新聞紙保持具について説明する。図6(a)及び(b)は本発明の第4実施の形態にかかる新聞紙保持具を例示する写真図である。図において、新聞紙保持具1は、第1実施の形態又は第2実施の形態にかかる2個のクリップ1a,1aを自在継手具5を介して紐4で連結し、中心部に目印6を取り付けたものである。クリップ1aについては前記本発明にかかる実施の形態で説明したので説明は省略する。自在継手具5はスライダー3と同様に剛性を有する素材からなり、リング状や三角形状などに形成し、クリップ本体2の紐係止孔26に回転自在に取り付けられる。紐係止孔26は皿孔ないし貫通孔の何れでもよい。紐4は特に限定されないが、機能性とデザインを考慮して且つユーザーのニーズに応じて、柔軟な組紐や金属製ないしプラスチック製のチェーンなどが好ましい。目印6は必要に応じて設けられ、目印6としては、プラスチック製、金属製ないしガラス製などの玉状物などが好ましい。紐4の長さは特に限定されないが、扱い易さを考慮して3〜10cm、好ましくは5cm前後が適当である。また、自在継手具5を使用せずに紐係止孔26に直接紐4を通してクリップ1a,1a同士を連結してもよい。
図5(b)は、第3実施の形態にかかる2個のクリップ1a,1aを用いた第5実施の形態にかかる新聞紙保持具を例示する。この図に示すように、このクリップを使用した新聞紙保持具1においては、新聞紙を開く際にクリップ1aにかかる力F1の方向がクリップの長手方向(連結方向)に対して直交する方向であるのに対して、クリップを開くためにスライダー3を動かす力F2の方向はクリップの長手方向(連結方向)に対して斜め方向であり、この両者の力のベクトルが異なることによって、クリップ1aは開きづらくなり、クリップのズレや外れ難い効果がより向上する。また、クリップ全体の形状、即ち、クリップ本体2と、このクリップ本体2に装着されるスライダー3の形状は、矩形ないし平行四辺形状に限定されるものではなく、例えば楕円形や多角形、その他任意の形状に形成し、着色や模様を施すことができることは言うまでもない。
次に、実施例について説明するが、本願発明はこの実施例に限定されるものではない。前記の実施の形態において、ABS樹脂を原料として射出成形によりクリップを複数個製造し、第4ないし第5実施の形態に記載した新聞紙保持具1を得た。本実施例では、クリップの左右方向の長さが約40mm、高さが約10mm、幅が約6〜7mmであった。これらの寸法は、材料と用途等によって異なるので、その都度適宜寸法を選択して設計することが好ましい。
次に、新聞紙保持具1を新聞紙に取り付ける方法について説明する。先ず、スライダー3を上方に引き上げた状態で狭持部21に新聞紙を挟み、目印6が新聞紙の中心位置に来るように見当つけて両方のクリップを仮押さえする。仮押さえした状態で新聞紙の中心位置になるように微調整した後、両手の親指を肉厚部23の下方から押さえて人差し指でスライダーを押し込む。このようにしてクリップを片方ずつ新聞紙に取り付ける。比較例として、前記従来例に挙げたクリップを使用した新聞紙保持具を新聞紙に取り付けた。クリップを取り外すにはスライダーを上方にスライドするだけでよい。次に、前記実施例と比較例について、新聞紙保持具を取り付けた状態で新聞紙を開いて左右に引っ張り、クリップのズレと外れの状態を確認した。その結果、実施例の場合は、新聞紙が破れる寸前まで引っ張ってもクリップはズレや外れは生じなかった。これに対して、比較例の方は、軽く引っ張った時点でクリップはクリップ本体が前方に飛び出し外れてしまった。また、クリップの着脱操作について比較例は一旦取り付けた後の位置の修正が困難であるのに対し、実施例は紐の中心部の目印と仮押さえができるので所望の位置に容易に取付られた。
本発明に係るクリップ及びこのクリップを用いた新聞紙保持具は、健常者は勿論、高齢化社会の到来を目前にして、お年寄りや身体の不自由な人にとって新聞や書類を読む手助けとなり、資源の有効利用に寄与し、経済的にも極めて有用である。
(a)は本発明の第1実施の形態にかかるクリップの全体を示す正面図であり、(b)はクリップの全体を示す側面図であり、(c)はスライダーを示す正面図であり、(d)はスライダーを示す側面図であり、(e)はクリップ本体を示す正面図であり、(f)は図1(e)のA−A線断面図である。 図1(e)のA−A線拡大断面図である。 (a)は本発明の第2実施の形態にかかるクリップの全体を示す正面図であり、(b)はクリップの全体を示す側面図であり、(c)はスライダーを示す正面図であり、(d)はスライダーを示す側面図であり、(e)はクリップ本体を示す正面図であり、(f)は図1(e)のA−A線断面図である。 図3(e)のA−A線拡大断面図である。 (a)は本発明の第3実施の形態にかかるクリップを示し、(b)はこのクリップを使用した第5実施の形態にかかる新聞紙保持具を示す説明図である。 (a)及び(b)は本発明の第4実施の形態ににかかる新聞紙保持具を例示する写真図であり、(c)〜(e)は前記新聞紙保持具に新聞紙を狭持した使用状態を示す写真図である。 本発明の第4実施の形態にかかる新聞紙保持具の使用状態を示す写真図である。
符号の説明
1:新聞紙保持具、1a:クリップ、2:クリップ本体、21:狭持部、21a:凹状部、21b:凸状部、22:スライダー挿入部、23:肉厚部、24:ガイド溝、24a:挿入口、25:折り曲げ部、26:紐係止孔、27:係止用爪、28:上部突起、29:下部突起、3:スライダー、31:突起、4:紐、5:自在継手具、6:目印

Claims (7)

  1. 可撓性を有する板材を開閉可能に折り曲げて、内側に狭持部を設け、外側に平滑面からなるスライダー挿入部及びスライダー挿入部の左右両端部に肉厚部をその対向面が互いに平行になるように設けたクリップ本体と、前記クリップ本体のスライダー挿入部に嵌合して上下方向にスライド可能に係止するスライダーとを備え、前記クリップ本体の肉厚部にはそれぞれ対向面側に開口するガイド溝が設けられるとともに、前記スライダーは、剛性を有する合成樹脂、金属又は合成樹脂と金属の組み合わせの何れか一種からなり、断面がほぼU字状ないしアーチ状をなし、互いに平行な左右側面に突起が形成され、該突起がクリップ本体の左右の肉厚部に設けられた前記ガイド溝に滑動可能に係合され、前記スライダーを上方にスライドさせることによって狭持部が開放可能となり、スライダーを下方にスライドさせることによって狭持部が閉じた状態で固定されることを特徴とするクリップ。
  2. 前記クリップにおいて、クリップ本体及びスライダーは、正面視にて矩形状又は平行四辺形状の何れかからなることを特徴とする請求項1記載のクリップ。
  3. 前記クリップにおいて、スライダーの厚みとスライダーが嵌合する部分の肉厚部の高さをほぼ同等にして、スライダーをクリップ本体に装着した状態において、スライダーと左右の肉厚部が同一平面状に表れるように構成されてなることを特徴とする請求項1記載のクリップ。
  4. 前記クリップにおいて、スライダーの内側下端部に対向して設けた係止用爪と、クリップ本体スライダー挿入部の上端部における前記係止用爪と係合する位置にそれぞれ設けられた上部突起とを備え、前記係止用爪と上部突起とが係合することによってスライダーがクリップ本体スライダー挿入部から外れることを防止したことを特徴とする請求項1記載のクリップ。
  5. 前記クリップ本体左右の肉厚部においてそれぞれ対向面側に開口するガイド溝と、スライダーの左右両端部に設けた突起とを備え、前記突起をクリップ本体の前記ガイド溝に滑動可能に係合させて、前記スライダーを上下方向にスライドさせることことを特徴とする請求項1記載のクリップ。
  6. 前記クリップにおいて、肉厚部に設けられるガイド溝は、折り曲げ部側の挿入口がスライダーに設けられた突起の太さよりも若干狭く且つ挿入口に連続する下方のガイド溝の溝幅を突起の太さよりも若干広く形成することによって、突起は一旦挿入口からガイド溝に押入後は容易に外れることなく、ガイド溝に滑動可能に係合されてなることを特徴とする請求項5記載のクリップ。
  7. 請求項1、2、3、4、5又は6の何れかに記載の少なくとも2個のクリップをそれぞれ紐状物で連結し、かかるクリップによって新聞紙背部の中央部近辺を狭持することを特徴とする新聞紙保持具。
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