JP4021187B2 - 内視鏡の先端部 - Google Patents
内視鏡の先端部 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4021187B2 JP4021187B2 JP2001379429A JP2001379429A JP4021187B2 JP 4021187 B2 JP4021187 B2 JP 4021187B2 JP 2001379429 A JP2001379429 A JP 2001379429A JP 2001379429 A JP2001379429 A JP 2001379429A JP 4021187 B2 JP4021187 B2 JP 4021187B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- distal end
- hole
- flexible tube
- endoscope
- connection pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
- Endoscopes (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は内視鏡の先端部に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡においては一般に、流体を通すために挿入部内に挿通配置された可撓性チューブが、挿入部先端の先端部本体に設けられた流路に後方から接続、固着されている。
【0003】
図3は、そのような従来の内視鏡の先端部の一例を示しており、先端部本体91の流路92から後方に突出配置された接続パイプ93が可撓性チューブ94の先端内に差し込まれて、両者が接着されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
先端部本体91の長さは対物光学系95を支持する鏡枠96の長さ等によって決まり、その先端部本体91の長さによって内視鏡挿入部のいわゆる先端硬質部長が決まる。
【0005】
しかし、上述のような構成をとる内視鏡の先端部においては、接続パイプ93が先端部本体91からその後方に突出するため、その分だけ先端硬質部が長くなって、内視鏡検査を受ける人に与える苦痛が大きくなってしまう。
【0006】
そこで、接続パイプ93を取り除いて、先端部本体91の流路92に可撓性チューブ94を直接差し込んで接着するようにしたものもあるが、可撓性チューブ94に対する外面接着だけでは接続強度の確保が難しいので、確実な接続強度を確保しようとすると先端部本体91が長くなって、結局、先端硬質部長が長くなってしまう。
【0007】
そこで本発明は、流体を通すために挿入部内に挿通配置された可撓性チューブと先端部本体の流路との接続強度を十分に確保することができ、しかも先端硬質部長を短く構成することができる内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の先端部は、流体を通すために挿入部内に挿通配置された可撓性チューブが、挿入部先端の先端部本体に設けられた流路に後方から接続された内視鏡の先端部において、先端部本体の後端面部に可撓性チューブの外径より大きな内径を有する座繰り状の孔を穿設して、可撓性チューブの先端に差し込み接続される接続パイプを先端部本体の流路側から座繰り状の孔の軸線位置に突出配置し、可撓性チューブの内面と接続パイプの外面とを接着すると共に、可撓性チューブの外面と座繰り状の孔の内面とを接着したものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は内視鏡の全体構成を示しており、可撓管状の挿入部1の先端には、対物光学系等を内蔵する先端部本体2が連結されている。
【0010】
挿入部1の基端に連結された操作部3には送気送水操作弁4等が配置され、その送気送水操作弁4から送り出される空気と水を通すための例えば四フッ化エチレン樹脂チューブ等のような可撓性チューブからなる送気送水チューブ5が、挿入部1内に全長にわたって挿通配置されて先端部本体2に後方から接続されている。
【0011】
図1は先端部本体2部分を示しており、金属製の先端部本体2の外面には電気絶縁性の先端キャップ1aが被着されていて、観察窓Aと照明窓Bが側面部分に並んで配置されている。
【0012】
観察窓Aの奥には、ダハプリズム6と対物光学系7による被写体の投影位置にイメージガイドファイババンドル8の入射端面が配置され、照明窓Bの奥には、ライトガイドファイババンドル9の射出端部が配置されている。
【0013】
10は、対物光学系7とイメージガイドファイババンドル8の入射端部を支持する鏡枠であり、先端部本体2に軸線と平行方向に形成された孔に嵌挿されて、図示されていない小ネジにより先端部本体2に固定されている。
【0014】
観察窓Aの表面に向けて配置された送気送水ノズル12の後半部分は、送気送水チューブ5を通って送られてきた空気と水を通過させるために先端部本体2に穿設された流路孔11に半田付け等によって固着されており、その流路孔11の後方の先端部本体2の後端面部には、送気送水チューブ5の外径より大きな内径を有する座繰り状の孔13が穿設されている。
【0015】
なお、送気送水チューブ5の外周面には螺旋溝が形成されて、そこに補強用の金属コイルが巻き付けられている。ただし、送気送水チューブ5は何も巻かれていない単純な可撓性チューブであってもよい。
【0016】
送気送水チューブ5が接続されるステンレス鋼パイプ製の接続パイプ15は、先寄りの部分が流路孔11の内周面に固着され、後寄りの部分が流路孔11側から座繰り状の孔13の軸線位置に突出するように配置されている。
【0017】
なお、接続パイプ15の後端は先端部本体2の後端面から僅かだけ突出しているが、座繰り状の孔13内から全く突出しないように配置してもよい。また、製造上は、送気送水ノズル12と接続パイプ15とを予め一体に形成しておいてもよい。
【0018】
そして、座繰り状の孔13に差し込まれた送気送水チューブ5の先端部分内に接続パイプ15が差し込まれた状態になっていて、送気送水チューブ5の内面と接続パイプ15の外面とが接着され、送気送水チューブ5の外面と座繰り状の孔13の内面とが接着されている。
【0019】
したがって、送気送水チューブ5に対する接着代の長さ(即ち、ほぼ座繰り状の孔13の深さ)が短くても強固な接続強度が得られ、先端部本体2の長さを長くする必要も、接続パイプ15を先端部本体2の後方に突出させる必要もない。
【0020】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば送気送水チューブ5は送気用と送水用が別々に独立して設けられたものであってもよく、本発明を吸引チューブの接続部等に適用しても差し支えない。
【0021】
また、上記実施例の内視鏡は側方視型であるが、前方視型あるいは斜視型の内視鏡の先端部に本発明を適用することもできる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、可撓性チューブの先端部分が、内面において接続パイプの外面と接着され、外面において座繰り状の孔の内面に接着されることにより、接着代の長さが短くても可撓性チューブと先端部本体の流路との接続強度を十分に確保することができるので、先端部本体の長さを長くする必要も、接続パイプを先端部本体の後方に突出させる必要もなく、挿入部の先端硬質部長を短く構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の内視鏡の先端部の側面断面図である。
【図2】本発明の実施例の内視鏡の全体構成を示す側面図である。
【図3】従来の内視鏡の先端部の側面断面図である。
【符号の説明】
1 挿入部
2 先端部本体
5 送気送水チューブ(可撓性チューブ)
11 流路孔(流路)
12 送気送水ノズル
13 座繰り状の孔
15 接続パイプ
Claims (1)
- 流体を通すために挿入部内に挿通配置された可撓性チューブが、上記挿入部先端の先端部本体に設けられた流路孔に後方から接続された内視鏡の先端部において、
上記先端部本体の後端面部の上記流路孔の入口部分に、上記流路孔の内径より大きく且つ上記可撓性チューブの外径より大きな内径を有する座繰り状の孔を穿設して、上記可撓性チューブの先端に差し込み接続される接続パイプの先寄りの部分を上記流路孔に挿通固着すると共に、上記接続パイプの後寄りの部分を上記先端部本体の流路孔から上記座繰り状の孔の軸線位置に突出配置し、上記可撓性チューブの内面と上記接続パイプの外面とを接着すると共に、上記可撓性チューブの外面と上記座繰り状の孔の内面とを接着したことを特徴とする内視鏡の先端部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379429A JP4021187B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 内視鏡の先端部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001379429A JP4021187B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 内視鏡の先端部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003180618A JP2003180618A (ja) | 2003-07-02 |
JP4021187B2 true JP4021187B2 (ja) | 2007-12-12 |
Family
ID=27591033
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001379429A Expired - Fee Related JP4021187B2 (ja) | 2001-12-13 | 2001-12-13 | 内視鏡の先端部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4021187B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4714520B2 (ja) * | 2005-07-20 | 2011-06-29 | Hoya株式会社 | 送水機能を有する内視鏡用高周波処置具 |
JP2008188130A (ja) * | 2007-02-02 | 2008-08-21 | Hoya Corp | 電子内視鏡の先端部 |
JP6170862B2 (ja) * | 2014-03-28 | 2017-07-26 | 富士フイルム株式会社 | 内視鏡用挿入部及び内視鏡 |
-
2001
- 2001-12-13 JP JP2001379429A patent/JP4021187B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003180618A (ja) | 2003-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5261391A (en) | Threaded flexible guide tube for endoscope | |
US6595915B2 (en) | Jet nozzle for washing observation window of endoscopic insertion instrument | |
JP4021187B2 (ja) | 内視鏡の先端部 | |
JP4959934B2 (ja) | 内視鏡 | |
JP3120869B2 (ja) | 内視鏡の先端部 | |
JP3142949B2 (ja) | 内視鏡 | |
JPH0352483Y2 (ja) | ||
JPH0366353A (ja) | 内視鏡 | |
WO2022070982A1 (ja) | 内視鏡 | |
JP4436640B2 (ja) | 内視鏡装置 | |
JP2582981Y2 (ja) | 内視鏡 | |
JPH0423522Y2 (ja) | ||
JP2004041430A (ja) | 内視鏡の先端部構造 | |
JP2002238836A (ja) | 十二指腸内視鏡 | |
JP2000079090A (ja) | 内視鏡の先端部 | |
JP4611542B2 (ja) | 十二指腸内視鏡 | |
JP4538158B2 (ja) | 側方視型電子内視鏡の先端部 | |
JPH0674101U (ja) | 内視鏡の先端部 | |
JP2001286434A (ja) | 側方視型内視鏡の先端部 | |
JP3911067B2 (ja) | 斜視型内視鏡の先端部 | |
JP3236396B2 (ja) | 内視鏡の先端硬性部 | |
JP2009233224A (ja) | 内視鏡先端部 | |
JP4412776B2 (ja) | 内視鏡の先端部 | |
JP2501158Y2 (ja) | 内視鏡 | |
JPS60222026A (ja) | 内視鏡 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041102 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070215 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070409 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20070920 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070926 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101005 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |