JP4021040B2 - ウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置 - Google Patents

ウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明に係るウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置は、自動車の制動に用いるもので、制動の繰り返しによるライニングの摩耗を検知する為のウェアインジケータを備えたものである。特に、本発明は、このウェアインジケータのハーネスが損傷するのを防止する為、このハーネスを支持する構造に関する
【0002】
【従来の技術】
図13は、自動車の制動に用いられるドラムブレーキの要部を示している。制動時には、図示しない車輪と共に回転するドラム1の内周面に、ブレーキシューアッセンブリ2を構成するライニング3の外周面を押し付け、これら両周面同士の間に作用する摩擦力により、必要とする制動力を得る。上記ブレーキシューアッセンブリ2は、外周縁を円弧形としたウェブ4と、このウェブ4の外周縁に内周面の幅方向中央部を突き当てて結合した円弧形のリム5とを備え、このリム5の外周面に上記ライニング3を添設している。制動時にこの様なブレーキシューアッセンブリ2は、懸架装置に支持されて回転しないバッキングプレート6に支持固定した、図示しないホイルシリンダにより、このバッキングプレート6の直径方向外方に変位させられて、上記両周面同士を摩擦係合させる。
【0003】
上記ライニング3は制動の繰り返しにより次第に摩耗するので、或る程度摩耗が進んだ場合に上記ブレーキシューアッセンブリ2の交換を促す警報を発する必要がある。この為従来から、このブレーキシューアッセンブリ2のリム5にウェアインジケータ7を支持固定し、このウェアインジケータ7の検出部を上記ライニング3の摩耗許容限度面に位置させる事が行なわれている。この様なウェアインジケータ7の検出部は、上記ライニング3の摩耗に伴って上記ドラム1の内周面と擦れ合って破断する為、このライニング3が摩耗許容限度面迄摩耗した事を電気的に検出できる。上記検出部が破断した事は、上記ウェアインジケータ7に付属のハーネス8により図示しない検出回路に送って、ダッシュボード部分等に設けた警報器により、上記ブレーキシューアッセンブリ2の交換を促す警報を発する。
【0004】
従来は上記ウェアインジケータ7を、上記リム5のうち、上記ウェブ4よりもバッキングプレート6寄り部分に支持固定すると共に、ハーネス8をこのバッキングプレート6に、クランプ10aにより支持していた。この理由は、このハーネス8が上記ドラム1の内面に固定されてこのドラム1と共に回転するハブ9と干渉する事を防止する為である。即ち、上記ウェアインジケータ7を、図14に示す様に、上記リム5のうち、上記ウェブ4よりもバッキングプレート6から遠い側部分に支持固定すると、同図に実線及び鎖線で示す様にハーネス8が変位した場合に、このハーネス8が上記ハブ9と干渉して、断線する可能性を生じる為である。
【0005】
ハーネス8を支持する為の構造としては、この他にも、図15〜16に示す様に、ウェブ4の両面のうち、バッキングプレート6と反対側の面にクランプ10b、10cを支持し、このクランプ10b、10cに上記ハーネス8を保持する構造が考えられる。尚、図15に示したクランプ10bは、上記ウェブ4の片面に、溶接或は接着により固定している。これに対して、図16に示したクランプ10cは、ゴム等の弾性材により造り、上記ウェブ4に形成した取付孔11に係止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
図13に示した、従来から現実に行なっている構造は、組み付け作業性が悪く、ウェアインジケータ付ドラムブレーキのコストを高くする原因となっている。即ち、図13に示した構造を組み立てるには、先ずハーネス8をクランプ10aにより、バッキングプレート6に支持する。次いで、ブレーキシューアッセンブリ2をこのバッキングプレート6に組み付けてから、最後にウェアインジケータ7をリム5に組み付ける。この様にウェアインジケータ7をリム5に組み付ける作業は、上記バッキングプレート6とウェブ4とにより挟まれた狭い空間で行わなければならず、非常に面倒な作業となる。
【0007】
図14に示した構造は、この様な面倒はなくなる代わりに、ハーネス8が破断する可能性がある為、採用できない。又、図15〜16に示した構造は、組み付け作業性の改善とハーネス8の破断防止とを両立させられる反面、新たに次の様な問題を生じる。
先ず、図15に示した構造は、ブレーキシューアッセンブリ2に左右勝手違いが生じ、部品の共用化が図れなくなってコスト増加に結び付く。即ち、ドラムブレーキには左右1対のブレーキシューアッセンブリ2を組み込むが、一般的に左右のブレーキシューアッセンブリ2は、同じ構造のものを表裏裏返して使用する。図15に示した構造を採用した場合には、同じ構造のものを表裏裏返して使用できなくなって、部品製作、部品管理、組み付け作業が何れも面倒になり、コスト増加の原因となる。
これに対して図16に示した構造の場合には、取付孔11に対するクランプ10cの差し込み方向を変える事により、同じ構造のブレーキシューアッセンブリ2を表裏裏返して使用できる為、図15に示した構造の様な問題を生じない代わりに、ブレーキシューアッセンブリ2の剛性確保が難しくなる。即ち、上記取付孔11を形成する分、ウェブ4の曲げ剛性が低下すると共に応力集中が生じ易くなり、ブレーキシューアッセンブリ2の耐久性確保の面から好ましくない。
又、図15〜16に示した何れの構造の場合も、ハーネス8をウェブ4の側面に支持している為、走行時の振動によりこのハーネス8が大きく振れた場合には、このハーネス8と上記ウェブ4の内周縁とが干渉し、このハーネス8が破断する可能性を否定し切れない。
本発明は、この様な事情に鑑みて、ウェアインジケータの組み付け作業が容易で、部品の共用化によるコスト低減を可能にし、ウェブの曲げ剛性を低下させる事なく十分な耐久性を確保できて、しかもハーネスの破断防止を確実に行なえるウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置を実現するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明のウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置は、外周縁を円弧形としたウェブと、このウェブの外周縁に内周面の幅方向中央部を突き当てて結合した円弧形のリムと、このリムの外周面に添設したライニングとを備えたブレーキシューアッセンブリと、このブレーキシューアッセンブリと隣接する部分に存在し、懸架装置に支持されて回転しないバッキングプレートと、上記リムの一部で、組み付け状態で上記ウェブに関してこのバッキングプレートとは反対側に位置する部分に支持固定され、その検出部を上記ライニングの摩耗許容限度面に位置させたウェアインジケータと、このウェアインジケータに付属のハーネスとを備えるものである。
この様な本発明のウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置は、上記ハーネスが、上記バッキングプレートと上記ウェアインジケータとの間で上記ウェブの一部に、弾性材製のクランプにより支持されている。そして、このクランプは、このウェブの内周縁部を両面から弾性的に挟持する二又の係止部と、この係止部に結合支持された状態で設けられて上記ハーネスを保持する保持部とを備えるものである
【0009】
【作用】
上述の様に構成する本発明のウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置によれば、ウェアインジケータの組み付け作業が容易で、部品の共用化によるコスト低減を可能にし、ウェブの曲げ剛性を低下させる事なく十分な耐久性を確保できて、しかもハーネスの破断防止を確実に行なえる。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1〜6は、本発明の実施の形態の第1例を示している。ウェアインジケータ7を装着するブレーキシューアッセンブリ2は、外周縁を円弧形としたウェブ4と、このウェブ4の外周縁に内周面の幅方向中央部を突き当てて結合した円弧形のリム5と、このリム5の外周面に添設したライニング3とを備える。この様なブレーキシューアッセンブリ2のリム5の一部で、ドラムブレーキへの組み付け状態で上記ウェブ4に関してバッキングプレート6とは反対側に位置する部分に、円筒状のプローブケース12を支持固定している。上記ウェアインジケータ7は、このプローブケース12内に保持固定した状態で、その検出部を上記ライニング3の摩耗許容限度面に位置させる。この様なウェアインジケータ7に付属のハーネス8は、弾性材製のクランプ13により、上記バッキングプレート6と上記ウェアインジケータ7との間で上記ウェブ4の一部に支持している。尚、上記リム5には、上記ウェブ4を境として反対側2個所位置に、上記プローブケース12を支持固定する為の取付孔を設けている。従って、上記ブレーキシューアッセンブリ2には、左右の勝手違いは生じない。
【0011】
このクランプ13は、ばね鋼板等の弾性金属板を曲げ形成する事により、或は合成樹脂等の弾性材を射出成形する事により、全体を一体に形成したもので、係止部14と保持部15とを有する。このうちの係止部14は、上記クランプ13自身を上記ウェブ4の内周縁部に係止固定する為のもので、このウェブ4の内周縁部を両面から弾性的に挟持自在とする為、二又に形成している。即ち、上記係止部14は、基部16と、この基部16の両端部からほぼ同じ方向に折れ曲がった1対の挟持部17、17と、これら両挟持部17、17の先端縁から上記基部16に向け、鋭角に折れ曲がった係止縁部18、18とから成る。一方、上記保持部15は、上記基部16の片面で上記両挟持部17、17と反対側面に形成している。この保持部15は、C字形に形成したもので、その内側に上記ハーネス8を挿通自在としている。
【0012】
上述の様なクランプ13を係止する為に、上記ウェブ4の一部内周寄り部分の表裏両面の互いに整合する位置には、係止溝19、19を形成している。これら各係止溝19、19は、たがねの如き先端部が尖った工具を上記ウェブ4の両側面に突き当ててこの突き当て部分を塑性変形させる事により形成している。この様な各係止溝19、19はそれぞれ、内周縁寄りが上記ウェブ4の両側面に対しほぼ直角で、反対側がこれら両側面に対し傾斜した、断面略V字形である。この様な両係止溝19、19の底部同士の間隔D19(図4)は、自由状態に於ける上記1対の係止縁部18、18の先端縁同士の間隔D18(図5)よりも少し大きく(D19>D18)している。又、上記各係止溝19、19の長さL19(図2)は、上記係止部14の幅W14(図6)と同じか、この幅W14よりも僅かに大きく(L19≧W14)している。例えば、上記ウェブ4の厚さT4 を8mmとした場合に、上記両係止溝19、19の底部同士の間隔D19を5mm、これら各係止溝19の長さL19を10mm、自由状態に於ける上記1対の係止縁部18、18の先端縁同士の間隔D18を4mmとする。
【0013】
前述した様なクランプ13は上述したウェブ4の一部内周縁部分に、このウェブ4の一部を上記係止部14により弾性的に挟持する事により係止する。この状態で上記各係止縁部18、18の先端縁は、上記各係止溝19、19に係合する。上記1対の係止縁部18、18同士の間隔は、上記1対の挟持部17、17の先端縁に向う程大きくなるので、上記各係止縁部18、18の先端縁と上記各係止溝19、19とを係合させる作業は、上記クランプ13を上記ウェブ4の一部内周縁部分に押し付けるのみで、容易に行なえる。即ち、上記クランプ13を上記ウェブ4の一部内周縁部分に押し付ければ、上記1対の係止縁部18、18同士の間隔が弾性的に広がりつつ、これら両係止縁部18、18が上記ウェブ4の奥にまで進入する。そして、これら両係止縁部18、18の先端縁と上記各係止溝19、19とが整合した状態で、これら両係止縁部18、18の先端縁と上記各係止溝19、19とが係合し、上記ウェブ4に対して上記クランプ13を非分離に結合する。
【0014】
前記ハーネス8は、上述の様にしてウェブ4の一部内周縁部分に結合したクランプ13の保持部15に挿通する。この挿通作業は、この保持部15の不連続部の幅を弾性的に広げつつ行なう。尚、この様に保持部15にハーネス8を挿通する作業と、上記クランプ13をウェブ4に結合する作業との前後は問わない。
【0015】
上述の様に構成する本発明のウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置によれば、ウェアインジケータ7の組み付け作業が容易で、部品の共用化によるコスト低減を可能にし、ウェブ4の曲げ剛性を低下させる事なく十分な耐久性を確保できて、しかもハーネス8の破断防止を確実に行なえる。
【0016】
先ず、本発明の構造によれば、ウェアインジケータ7を、リム5のうちで上記ウェブ4よりもバッキングプレート6から遠い側部分に支持固定できる。従って、上記ウェアインジケータ7を上記リム5に装着する作業を広い空間で行なう事ができる。言い換えれば、前述の図13に示した従来構造の様に、ウェブ4とバッキングプレート6とに挟まれた狭い空間内で上記ウェアインジケータ7の装着作業を行なう必要がない。従って、このウェアインジケータ7の組み付け作業を容易に行なえる。
【0017】
又、上記ウェブ4の内周縁部に対して弾性材製のクランプ13を装着する方向、並びにこのクランプ13に対して上記ハーネス8を挿通する方向は、上記ウェブ4の表裏方向(図1、3、4の上下方向)に関して特に限定されない。この為、ブレーキシューアッセンブリ2に関して左右の勝手違いが生じる事はない。従って、部品の共用化によるコスト低減を図れる。
【0018】
又、上記ウェブ4には、上記クランプ13を装着する為の孔を形成する必要がない。即ち、このクランプ13を結合する為に上記ウェブ4には、表裏1対の係止溝19、19を、このウェブ4の一部を塑性変形させる事で形成しているのみである。この為、このウェブ4の断面積が減少する事はなく、このウェブ4の曲げ剛性が低下したり応力集中が発生し易くなる事もなく、十分な耐久性確保を図れる。
【0019】
更に、上記ハーネス8を上記ウェブ4の内周縁部に保持する為、走行時又は制動時の振動によりこのハーネス8が振れた場合でも、このハーネス8とウェブ4の内周縁とが擦れ合う事はない。従って、このハーネス8の破断防止を確実に図れる。
【0020】
次に、図7〜9は、本発明の実施の形態の第2例を示している。本例の構造を構成するクランプ13aの場合には、係止部14aの内側に弾性片20を設け、ウェブ4に対するこのクランプ13aの結合部のがたつき防止効果の向上を図っている。即ち、上記係止部14aを構成する基部16の一端縁から折り返された弾性片20を上記係止部14aの内側に設け、上記係止部14aを上記ウェブ4の内周縁部に係止した状態で、上記弾性片20がこのウェブ4の内周縁を弾性的に押圧する様にしている。この押圧により、上記係止部14aの両端部に設けた1対の係止縁部18、18の先端縁と上記ウェブ4の表裏両面に形成した係止溝19、19の底部との当接圧が向上し、上記ウェブ4に対する上記クランプ13aの結合部のがたつき防止が図られる。従って、ハーネス支持の安定性が向上する。
【0021】
又、本例の場合には、上記弾性片20を設けた事に伴って、ハーネス8を保持する為の保持部15aの形状を、上述した第1例の場合とは異ならせている。即ち、本例の場合には、上記基部16の他端縁から円弧状に折り返した弾性変形部の先端縁をこの基部16の他端縁部に近接させて、上記保持部15aとしている。ハーネスをこの保持部15aに挿通する際には、上記弾性変形部の先端縁と基部16の他端縁部との間の隙間の間隔を弾性的に広げ、この隙間から上記保持部15a内にハーネスを挿入する。その他の構成及び作用は、前述した第1例の場合と同様である。
【0022】
次に、図10〜11は、本発明の実施の形態の第3例を示している。本例の場合には、クランプ13bの係止部14bを構成する1対の挟持部17a、17aをクランク型に形成し、これら両挟持部17a、17a同士の間隔を、基部16寄り部分で狭く、係止縁部18、18寄り部分で広くしている。又、基部16寄り部分に於ける上記両挟持部17a、17a同士の間隔を、ウェブ4の厚さとほぼ同じとしている。この様な本例の場合には、上記両挟持部17a、17aのうちで上記基部16寄り部分が、上記ウェブ4の内周縁寄り部分をがたつきなく挟持する。従って、ハーネス支持の安定性が向上する。その他の構成及び作用は、前述した第1例の場合と同様である。
【0023】
次に、図12は、本発明の実施の形態の第4例を示している。本例の場合には、クランプ13cの係止部14cを構成する1対の挟持部17a、17bのうち、一方の挟持部17aの形状を上述した第3例の場合と同様にし、他方の挟持部17bを単なる平板状に形成している。これに合わせて、ウェブ4の内周縁寄り部分には、片面にのみ係止溝19を形成している。この様な本例の場合も、上述した第3例の場合と同様に、ウェブ4の内周縁部にハーネスを安定して支持できる。保持部15に対してハーネスを挿通する方向は、表裏方向に関して特に限定されない為、ブレーキシューアッセンブリに関して左右の勝手違いが生じる事がない事は、上述した各例の場合と同様である。
【0024】
【発明の効果】
以上に述べた通り本発明は、ウェアインジケータの組み付け作業が容易で、部品の共用化によるコスト低減を可能にし、ウェブの曲げ剛性を低下させる事なく十分な耐久性を確保できて、しかもハーネスの破断防止を確実に行なえるウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す要部断面図。
【図2】ブレーキシューアッセンブリのみを取り出して示す正面図。
【図3】図2のA−A断面図。
【図4】図3のB部拡大図。
【図5】クランプを図3〜4と同方向から見た図。
【図6】同じく図5の上方から見た図。
【図7】本発明の実施の形態の第2例に使用するクランプを示す、図5と同様の図。
【図8】同じく図7の上方から見た図。
【図9】クランプをブレーキシューアッセンブリに装着した状態を示す、図1と同様の図。
【図10】本発明の実施の形態の第3例に使用するクランプをウェブに装着した状態で示す、図5と同様の図。
【図11】クランプのみを取り出して図10の上方から見た図。
【図12】本発明の実施の形態の第4例に使用するクランプをウェブに装着した状態で示す、図5と同様の図。
【図13】従来構造の1例を示す要部断面図。
【図14】先に考えた構造の第1例を示す要部断面図。
【図15】同第2例を示す要部断面図。
【図16】同第3例を示す要部断面図。
【符号の説明】
1 ドラム
2 ブレーキシューアッセンブリ
3 ライニング
4 ウェブ
5 リム
6 バッキングプレート
7 ウェアインジケータ
8 ハーネス
9 ハブ
10a、10b、10c クランプ
11 取付孔
12 プローブケース
13、13a、13b、13c クランプ
14、14a、14b、14c 係止部
15、15a 保持部
16 基部
17、17a、17b 挟持部
18 係止縁部
19 係止溝
20 弾性片

Claims (2)

  1. 外周縁を円弧形としたウェブと、このウェブの外周縁に内周面の幅方向中央部を突き当てて結合した円弧形のリムと、このリムの外周面に添設したライニングとを備えたブレーキシューアッセンブリと、このブレーキシューアッセンブリと隣接する部分に存在し、懸架装置に支持されて回転しないバッキングプレートと、上記リムの一部で、組み付け状態で上記ウェブに関してこのバッキングプレートとは反対側に位置する部分に支持固定され、その検出部を上記ライニングの摩耗許容限度面に位置させたウェアインジケータと、このウェアインジケータに付属のハーネスとを備えたウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置であって、このハーネスは、上記バッキングプレートと上記ウェアインジケータとの間で上記ウェブの一部に、弾性材製のクランプにより支持されており、このクランプは、このウェブの内周縁部を両面から弾性的に挟持する二又の係止部と、この係止部に結合支持された状態で設けられて上記ハーネスを保持する保持部とを備えるものである、ウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置
  2. ウェブの少なくとも片面に係止溝を形成しており、この係止溝と係止部の両端縁のうち少なくとも一方の端縁とを係合させる事により、上記ウェブとクランプとの結合強度を向上させている、請求項1に記載したウェアインジケータ付ドラムブレーキ装置
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