JP4020022B2 - 圧潰量算出方法及び圧潰支持構造 - Google Patents

圧潰量算出方法及び圧潰支持構造 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹脂製の被固定部材の一部を圧潰させて金属製の固定部材に対して被固定部材を仮保持させる際の圧潰量算出方法及びそれを用いた圧潰支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、凹凸の嵌合により部品の支持を行うものが知られている(例えば、特許文献1)。このものは、固定部材1側には一対の凹部2が対面して設けれる一方、被固定部材5の左右両側面には凹部2に対して嵌合可能な一対の凸部6を設けられており、被固定部材5の凸部6を固定部材1の凹部2に図17の下側から差し込むことで組み付けを行うようになっている。また、このものにおいては、ロック手段、すなわち固定部材1側には突起部3が設けられる一方、被固定部材5には突起部3に対して係止可能な段差部7が設けられており、被固定部材5を固定部材1に組み付けると同時に、被固定部材5が固定部材1にロックされるようになっている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−345653号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記構造では凹部2と凸部6との間には、通常、組み付けを円滑に行うためにある程度の隙間が設定されるが、取り付け後、この隙間分被固定部材5がガタついてしまうという問題がある。
また、上記構造では組み付け動作と同時に、被固定部材5が固定部材1にロックされる構成であるが、ロック手段が被固定部材5あるいは固定部材1と別に構成されている場合には、ロック手段による本支持が行われるまでの間、被固定部材5を固定部材1に仮保持させておく必要がある。このような要請に応ずるには、凹部2に対する組み付けの際に凸部6を部分的に圧潰させるようにすればガタつきをなくすも出来るし、適度な保持力も得られる。しかしながら、圧潰量が多すぎると挿入力が高くなってしまうし、圧潰量が少ないと保持力が小さくなってしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、必要な保持力を確保した上で、なおかつ適度な挿入力をもって組み付けが可能な圧潰量を算出することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、金属製の固定部材に設けられる溝部に対して樹脂製の被固定部材に設けられる支持片を挿入させる過程で、前記支持片に設けられた圧潰突部の先端部分が前記挿入方向に対してθ°の角度をもって前記溝部の内壁に当接・圧潰されることで前記被固定部材を前記固定部材に仮保持させる際の前記圧潰突部の圧潰量算出方法であって、前記溝部に対する前記支持片の圧潰時の挿入力をFとし、前記内壁により圧潰された前記圧潰突部の圧潰面において前記圧潰突部から前記溝部の内壁に働く反力をPとし、同圧潰面における前記溝部の内壁の垂直抗力をNとし、同圧潰面における摩擦係数をμとした場合に、前記各力F、P、Nの垂直方向の釣り合い式である▲1▼式及び水平方向の釣り合い式である▲2▼式より、前記挿入力Fと前記反力Pとの相関を表す▲3▼式を算出する一方、前記固定部材と同じ材料からなる金属材と前記被固定部材と同じ材料からなる樹脂材よりなる擬似反力測定モデルを用いて、前記金属材に対して前記被固定部材を押圧して当該樹脂材を圧潰させる圧潰試験を行い、得られた試験データに基づいて圧潰量−反力相関特性を得るとともに、この圧潰量−反力相関特性と前記▲3▼式とに基づいて圧潰量−挿入力相関特性を算出し、前記被固定部材を前記固定部材に仮保持させる際に必要とされる前記溝部に対する前記支持片の保持力の大きさを前記反力の下限値とみなし、この反力の下限値に対応する圧潰量Aを前記圧潰量−反力相関特性から算出するとともに、前記挿入力Fを所定荷重の範囲内に設定した場合に、前記圧潰量−挿入力相関特性から前記挿入力Fの上限値に対応する圧潰量Bを算出するとともに、これら圧潰量A、圧潰量Bをそれぞれ前記圧潰量の下限値、上限値とすることで前記圧潰量の許容範囲を算出するところに特徴を有する。
F+P×sinθ=μ×N×cosθ+N×sinθ・・・・・▲1▼式
N×cosθ=μ×N×sinθ+P×cosθ・・・・・・・▲2▼式
F=(μ/(cosθ−sinθ))×P・・・・・・・・・・・▲3▼式
【0006】
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記固定部材と同じ材料からなる金属材と、前記被固定部材と同じ材料からなる樹脂材よりなる擬似摩擦係数測定モデルを用いて、前記金属材上において前記樹脂材の一端側を引っ張って前記樹脂材をスライドさせる引っ張り試験を行い、その際の引っ張り荷重を樹脂材の重量Mの大きさを種々変えて測定するとともに、得られた測定荷重をYとし、前記樹脂材から前記金属材に向けて加わり、かつ前記樹脂材が移動する金属材上の移動面にほぼ直交する向きに働く力をRとした場合に▲6▼式に基づいて、前記直交する向きに働く力−摩擦係数相関特性を算出するとともに、前記反力Pを前記直交する向きに加わる力Rとみなして当該反力Pの大きさに応じた摩擦係数μpを前記直交する向きに加わる力−摩擦係数相関特性より算出し、得られた摩擦係数μp及び前記反力Pをそれぞれ前記▲3▼式に代入することで前記挿入力Fを算出するところに特徴を有する。
μ=Y/R・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▲6▼式
【0007】
請求項3の発明は、アルミ製の固定部材に設けられる溝部に対してポリブチレンテレフタレート製の被固定部材に設けられる支持片を挿入させる過程で、前記支持片に設けられた圧潰突部の先端部分が前記挿入方向に対して1.5°の角度をもって前記溝部の内壁に当接・圧潰されることで前記被固定部材を前記固定部材に仮保持させる圧潰支持構造であって、前記圧潰突部は断面が前記溝部の内壁に向かってほぼ60°の角度をなして先細りするような略三角形状をなすとともに、前記圧潰突部は前記圧潰量とされた挿入方向前端の圧潰高さが0.3mmから0.35mmの範囲内にあるところに特徴を有する。
【0008】
【発明の作用及び効果】
<請求項1の発明>
請求項1の発明によれば、圧潰量の上限値は支持部の挿入力が所定荷重内に収まるように設定されるから適度な挿入力が保証され組み付け効率の低下を招くこともないし、圧潰量の下限値は仮保持に必要とされる保持力が確保されるように設定されているから、仮保持に対する信頼性が高まる。
【0009】
<請求項2の発明>
発明者の知見によれば、圧潰された際に圧潰突部に生ずる反力の大きさによって、圧潰面における摩擦係数が変動する場合(主に、圧潰面の微細な凹凸に起因する)があり、挿入力を計算によって算出する際に摩擦係数を一定値(定数)として算出すると、算出された挿入力と実際の挿入力とが合致しない場合がある。しかし、予め引っ張り実験を行うことで反力Pごとの摩擦係数μpを算出しておけば、こうした摩擦係数による誤差を排斥することが出来る。従って、信頼性の高い圧潰量−挿入力相関特性が得られる。
【0010】
<請求項3の発明>
請求項3の発明によれば、圧潰高さが0.35mmの場合には、挿入力の大きさはほぼ30〜35(N)となるため、作業者の組み付け性を損ねることがない。また、圧潰高さが0.3mmの場合においては、押しつけ力Pの大きさはほぼ15〜20(N)となり溝部に対する十分な反力(保持力)が得られる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1ないし図16によって説明する。
図1における10は金属製(アルミダイキャスト製)のケーシング(本発明の固定部材に相当する)であって、一側面11が前後に開放するとともに全体としては箱形に形成され、内部に電気回路基板(図示せず)を収容可能としている。一側面11の開口部分は、次述する待ち受け側コネクタを取り付けるための取り付け部12とされている。以下、図1の手前側を前側として説明する。
【0012】
待ち受け側コネクタ20は合成樹脂製(ポリブレチンテレフタレート製)であって、その前面には横長角筒状の第1のフード部22と、この第1のフード部22より小さな角筒状の第2フード部23とが並んで形成され、各フード部22,23内にそれぞれ前方から相手側コネクタ(図示せず)を嵌合可能とされている。各フード部22,23の奥端面21には、複数の端子取付孔24が前後に貫通して形成されている。各端子取付孔24は横方向に所定ピッチで並んで第1フード部22に上下3段、第2フード部23に上下2段設けられるとともに、そこには、端子金具30が圧入されている。
【0013】
端子金具30は細長い金属棒からなり、端子取付孔24に後方から貫通させた状態で圧入係止される。端子金具30のうち端子取付孔24からフード部22,23内に突出した一端部は、フード部22,23に嵌合される相手側コネクタの備える雌端子金具(図示せず)に電気的に接続されるようになっている。また、詳細には後述するが、端子金具30のうち待ち受け側コネクタ20の背面側に延出された部分は、その先端側が直角曲げ(L字状)されるとともにケーシング10側の電気回路基板に接続されるようになっている。
【0014】
待ち受け側コネクタ20の背面には、垂直な板状の端子保護壁25A,25Bが計5枚後方へ延設されている。各端子保護壁25A,25Bは、各端子金具30を間に挟むようにして、所定間隔で互いに離間して設けられている。各端子保護壁25A,25Bは長方形状をなし、その上端は間に挟まれた端子金具30の上部側をほぼ覆い、その後端は端子金具30の後端よりも後方に張り出している。すなわち、各端子金具30の大部分が端子保護壁25A,25Bによって左右両側方から覆われ、先端部のみが端子保護壁25A,25Bよりも上方に突出している。
【0015】
一対の端子保護壁25Aは、他の端子保護壁25Bよりも厚くされ、その上端には、電気回路基板の取付孔(図示せず)に嵌合される取付突起26、及びねじ孔27が形成されている。電気回路基板は、取付孔が取付突起26に嵌め合わされた状態でねじ締めされ、待ち受け側コネクタ20の上面の後部側に固定されるようになっている。この状態において待ち受け側コネクタ20の端子金具30の端部が電気回路基板のスルーホイールに対して進入するようになっており、端子金具30が半田付けにより電気回路基板上の回路に電気的に接続されるようになっている。また、図示していないが、ケーシング10の内面には、電気回路基板を下支えするための受け部(図示せず)が突出形成されるとともに、ケーシング10は電気回路基板を収めた状態で上面側を図示しない蓋部材によって封止されるようになっている。
【0016】
続いて、ケーシング10に対する待ち受け側コネクタ20の取り付け構造(仮保持構造)について説明する。
取り付け部12の左右両内壁には、上下方向に沿って伸びる一対のレール片13、14が形成されている。レール片13、14は取り付け部12の全高に亘って形成されるとともに上端側が開口している。これら両レール片13、14の対向する両壁面13A、14Aに挟まれた部分は支持溝(本発明の溝部に相当する)15を形成しており、詳細には後述するが、そこには、待ち受け側コネクタ20の支持片42が上方より挿入されるようになっている。
また、図5に示すように、上記した両壁面、すなわちケーシング10の前面寄りに位置する壁面13A及び奥側に位置する壁面14Aはいずれも傾斜しており両壁面13A、14A間の間隔が下側(底側)に向かうにつれて徐々に狭くなるようになっている。
【0017】
一方、待ち受け側コネクタ20の左右両側面41の奥行き方向の中央部分には、支持溝15に対して挿通可能に形成された支持片42が外方に張り出して形成されている。支持片42は待ち受け側コネクタ20の全高に亘って上下に形成されるとともに、両支持片42の外縁間の幅寸法(図4に示すA寸法)は最も広い部位であっても両支持溝15の奥壁15A間の幅寸法(図1に示すB寸法)より狭くなるような設定とされている。また、支持片42の張り出し量、すなわち側面41からの突出量は上端部分(挿入方向の後端)においてはほぼ一定幅を持って形成されているが、中央寄りの位置から下端部分(挿入方向の先端)にかけては徐々に突出量が減少している。このような構成とするのは、支持溝15に対する挿入性を考慮したためである。
【0018】
また、支持片42の厚さは、下端側(支持溝15に対する挿入方向の先端側)より徐々に肉厚が増し上端側が厚く形成され、レール片13、14の壁面13A、14Aに倣った傾斜状をなす。すなわち、図5に示すように、支持片42の壁面のうち前側仮保持面44は壁面13Aとほぼ同じ勾配をもって形成される一方、後側仮保持面46は壁面14Aとほぼ同じ勾配をもって形成されている。
【0019】
従って、支持片42の前側仮保持面44とレール片13の壁面13Aとの間の隙間、並びに支持片42の後側仮保持面46とレール片14の壁面14Aとの間の隙間は、支持片42が支持溝15に対して挿入される初期段階においては支持片42の挿入動作が円滑に行えるように十分広く確保されるが、その隙間は、挿入動作が進むにつれて徐々に狭くなってゆく。また、取り付け状態において(図6参照)、支持片42の前側仮保持面44とレール片13の壁面13Aとの間、及び支持片42の後側仮保持面46とレール片14の壁面14Aとの間には支持片42の全高に亘ってそれぞれほぼ均一な隙間が空いている。
一方、詳細には次述するが支持片42には当接突部47及び圧潰突部55が設けられている。これら両突部47、55は組み付けの際には、壁面13A、14Aに摺動しながら支持溝15内に差し込まれてゆき、組み付けが完了した時には前側仮保持面44と壁面13Aとの間の隙間及び後側仮保持面46と壁面14Aとの間の隙間を埋めるようになっている。
【0020】
当接突部47は支持片42の後側仮保持面46において上下一対設けられている。両当接突部47F、47Rは共に断面が半円形状をなすとともに(図4参照)、支持片42の挿入方向に沿って設けられている。一方、圧潰突部55は当接突部47が設けられた後側仮保持面46の反対側の前側仮保持面44の中央部分において、当接突部47と同様に支持片42の挿入方向に沿って設けられている。圧潰突部55は支持片42の挿入方向に関して、両当接突部47F、47R間に挟まれて位置にており両突部47、55が挿入方向において重なり合わない配置とされている。
【0021】
圧潰突部55は平板状をなす座51上に形成されており、壁面13Aに向かって先細りするような断面略三角形状をなす。前記したように支持片42の前側仮保持面44はレール片13の壁面13Aに倣って傾斜しているが、図6、図7に示すように、座51の上面51A及び圧潰突部55の頂縁部55Aは壁面13Aの傾斜に倣っておらずいずれも鉛直に形成されている。
【0022】
また、ケーシング10に対して待ち受け側コネクタ20が組まれた状態においては、頂縁部55Aの挿入方向前端部分(図7における下側)は壁面13Aに対して奥行き方向に関し干渉する設定とされている。従って、支持片42を支持溝15に対して挿入してゆくと、挿入動作の進行に伴って頂縁部55Aの前端が壁面13Aに当接し、終期においては当接した同部分が壁面13Aに沿って斜めに圧潰される(図7に示す斜線部)。尚、本実施形態において、壁面13Aと圧潰突部55の頂縁縁55Aのなす角度θ2は1.5°の設定とされている。
【0023】
このように支持片42が支持溝15に対して圧入・圧潰されることにより組み付けが完了したときには、待ち受け側コネクタ20がケーシング10に対してがたつきのない状態に仮保持されることとなる。本実施形態において仮保持とは、前述した蓋部材によってケーシング10が塞がれるまでの間、ケーシング10に対する待ち受け側コネクタ20の脱落防止を図ることを意味しており、具体的には、ケーシング10を振ったり或いは開口側を下向きにしても待ち受け側コネクタ20が脱落しない程度の保持力が必要とされる。
【0024】
また、詳細には次述するが、圧潰突部55と壁面13Aとの干渉高さ、すなわち仮保持状態において圧潰突部55が圧潰される高さh(図7参照)は、支持溝15に対する支持片42の挿入性、及び上記保持力を考慮して算出されるようになっている。尚、この圧潰高さhが本発明の圧潰量に相当するものである。
【0025】
圧潰高さhは次に説明する圧潰時における力の釣り合い式と、擬似モデルを用いた試験に基づいて算出される。
図9は、圧潰突部55が圧潰された状態における垂直方向の断面図を模式的に表したものであり、100は圧潰突部(100Aは圧潰前の形状である)であり、110はレール片13の壁面13Aであり、120は圧潰面である。
【0026】
この時、圧潰面120における力の釣り合いを考えると、まず、挿入力Fが下向きに加わる。次に、圧潰突部100から内壁110に作用する力としては圧潰突部100の反力Pがある。これは圧潰突部100が壁面110に押圧されることで生じる力であって、圧潰面120とほぼ直交する向きに働く。また、壁面110から圧潰突部100に作用する力としては垂直抗力Nがあり、これも圧潰面120に対して直交する向きに働く。従って、圧潰面120における摩擦係数をμとすると、前記各力F、P、Nの垂直方向の釣り合いより▲1▼式が得られ、水平方向の釣り合いより▲2▼式が得られる。
F+P×sinθ=μ×N×cosθ+N×sinθ・・・・・▲1▼式
N×cosθ=μ×N×sinθ+P×cosθ・・・・・・・▲2▼式
そして、▲1▼式あるいは▲2▼式のいずれか一方側の式を、他方側の式に代入することによって、挿入力Fと反力Pとの相関を表す▲3▼式が得られる。
F=(μ/(cosθ−sinθ))×P・・・・・・・・・▲3▼式
【0027】
続いて、圧潰高さhと反力Pとの相関特性を得るための圧潰試験及び摩擦係数μと反力Pとの相関特性を得るための引っ張り試験について説明する。
圧潰試験は、アルミ製(ケーシング10と同材料)の金属板131とポリブチレンテレフタレート製(待ち受け側コネクタ20と同材料)の樹脂片135とからなる擬似反力測定モデル130によって行われる。図10に示すように、樹脂片135の先端形状(圧潰される部分)は角錐状をなす。
なお、角錐部136の形状については一辺の頂角がほぼ60°とするのが好ましい。というのも本実施形態において圧潰突部55の断面形状は三角形状をなすが、その頂角θ1はほぼ60°とされている。従って、一辺の頂角をほぼ60°に設定しておけば、実際に圧潰突部55が圧潰される際の圧潰状況と近似した圧潰状況が試験において再現される。
【0028】
試験は樹脂片135を角錐部136の頂点側を下に向けて金属板131上にセットするとともに、その状態から樹脂片135を角錐部136の中心軸に沿って下降させてゆき、角錐部136の頂点部を金属板131に当接・圧潰させ、その圧潰面積Sの計測を行う(図11参照)。これにより、樹脂片135に加えられる押圧荷重W及びそれに対応する圧潰面積Sの試験データが得られるから、これら実験データを計算機によってデータ処理することにより圧潰面積Sと押圧力Wとの相関特性(▲4▼−1式)が得られる。
W=−0.388(S×S)+9.1×S・・・・・・・・・▲4▼−1式
【0029】
一方、発明者の知見によれば、圧潰面積Sとそのときの反力Pの大きさ並びに、押圧力Wとそのときの圧潰面積Sの大きさとの間にはいずれも対応関係があり、圧潰面積がS1である場合の樹脂片135の反力の大きさP1は樹脂片135を面積S1圧潰させるのに必要とされる押圧力W1と考えることが出来る。すなわち、P=Wと考えることが出来る。
従って、▲4▼−1式のWにPを代入することで圧潰面積Sと反力Pとの相関特性(▲4▼−2式)が得られる。
P=−0.388(S×S)+9.1×S・・・・・・・・・▲4▼−2式
尚、図13の(A)は、圧潰面積Sと反力Pの相関関係をグラフによって表したものである。
【0030】
一方、圧潰突部55の圧潰高さhと圧潰面積Sとの関係は計算機により算出することが出来る。すなわち、本実施形態においては、前記したように圧潰突部55の頂角θ1は60°であり、又圧潰突部55とレール片13の壁面13Aのなす角θ2は1.5度である。そのため、これらの条件が定まれば圧潰突部55の断面形状、圧潰面の傾斜角が特定されることとなるから圧潰高さhに対する圧潰面積Sは▲5▼式によって得られる。
S=22(h×h)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▲5▼式
従って、▲5▼式を▲4▼−2式に代入することで圧潰高さ−反力相関特性を得ることが出来る。尚、図16の(A)は圧潰高さ−反力相関特性をグラフによって表したものである。また、この圧潰高さ−反力相関特性が本発明における圧潰量−反力相関特性に相当するものである。
【0031】
続いて、摩擦係数μと反力Pとの相関特性を得るための引っ張り試験について説明する。尚、ここで摩擦係数は一般に物質特有のものであり、例えば固定部の上面(摺動面)を可動部が移動する運動を考えた場合に摩擦係数は両部材の材質によって特定され、これら材質に変更がなければ、摺動面において可動部側から固定部側に向けて働く力、すなわち本実施形態における反力Pの大きさによって左右されるものではない。しかしながら、摺動面に微細な凹凸があると反力の大きさに応じて摩擦係数μの大きさが変動する場合がある。
【0032】
引っ張り試験は、アルミ製(ケーシング10と同材料)の金属台141とポリブチレンテレフタレート製(待ち受け側コネクタ20と同材料)の樹脂片143とを備えた擬似摩擦係数測定モデル140によって行われる。樹脂片143は、図14に示すように、平板状をなすものが使用される。試験はこの樹脂片143上に質量Mの重り145を載せた状態で金属片143の一端側を引っ張る。これを重りの重量Mを変えて行い、各重量Mでの引っ張り荷重を測定する。
測定された引っ張り荷重をY、樹脂片143側から金属台141側に垂直に働く力をRとすると、摩擦係数μは次の▲6▼式により算出される。
μ=Y/R・・・・・・・・・・・・・・・・・▲6▼式
これを計算機によってデータ処理することにより直交する向きに加わる力−摩擦係数相関特性(▲7▼式)が得られる。
μ=0.0001(R×R)+0.082×R+0.171・・▲7▼−1式
【0033】
一方、この力Rは前述したように樹脂片143側から金属台141側に垂直に働く力であり、反力Pも同じく圧潰突部55から壁面13Aに垂直に働く力である。すなわち、上記した力R及び反力Pは圧潰面(樹脂材が移動する摺動面)における力の作用を考えた場合に、共に可動側から固定側に作用し、その方向も共に可動側の移動方向に対して垂直である。そのため、上記した垂直に働く力Rと摩擦係数μとの相関特性は、そのまま反力と摩擦係数の相関特性(▲7▼−2式)と考えることが出来る。
μ=0.0001(P×P)+0.082×P+0.171・・▲7▼−2式
尚、▲7▼−2式により算出される各反力Pの大きさに応じた摩擦係数μが、本発明のμpに相当するものである。また、図15は、反力Pと摩擦係数μとの相関特性をグラフによって表したものである。
【0034】
続いて、上記した▲3▼式、圧潰高さ−反力相関特性(▲4▼−2式、▲5▼式)、反力−摩擦係数相関特性(▲7▼−2式)に基づいて圧潰高さ−挿入力相関特性を算出する。例えば、圧潰高さhoの場合の挿入力Foを算出するためには、まず、反力Po及び摩擦係数μoを算出する。
反力Poを算出するには、▲5▼式にhoを代入してSoを算出する。続いて、得られたSoを▲4▼−2式に代入する。これにより、反力Poが算出される。
次に、摩擦係数μoを算出するには、▲7▼−2式に得られたPoを代入すればよい。かくして、μo及びPoが算出されたらこれらの値を▲3▼式に代入すれば、圧潰高さhoに対応する挿入力Foが算出される。
【0035】
一方、本実施形態において、支持片42は待ち受け側コネクタ20の左右に一対設けられているから、ケーシング10に対する待ち受け側コネクタ20の挿入力Goとしては挿入力Foを2倍する必要がある。
また、上記した挿入力Foは試験データより得られる相関特性に基づいて算出されているが、これら相関特性はいずれも試験データの平均値を基に導き出されている。従って、得られた挿入力Foも挿入力の平均値が算出されることとなる。しかしながら、現実には部品精度等のばらつきに起因して挿入力は変動するからケーシング10に対する待ち受け側コネクタ20の挿入力Gを考える場合には平均値でなく最大値で算出しておく必要がある。従って、本実施形態ではこのような平均値−最大値の変換(補正)を行うために挿入力Fを0.71で除すこととしている。以上より、ケーシング10に対する待ち受け側コネクタ20の挿入力Gは、次の▲8▼式より得られる。
G=2×F÷0.71・・・・・・・・・・・・・・・・・・▲8▼式
これより、各圧潰高さhに対応する挿入力Gの大きさが算出されるから、圧潰高さ−挿入力相関特性が得られる(図16の(B)参照)。尚、この圧潰高さ−挿入力相関特性が本発明の圧潰量−挿入力相関特性に相当するものである。
【0036】
ところで、一般に、製造ライン等で作業者が組み付け作業で行う場合に、40[N]以上の力を必要とする作業工程があると、その工程での作業を数時間継続して行うのが難しく作業効率が低下する。そこで、本実施形態においては待ち受け側コネクタ20の挿入力の上限値を40[N]に設定している。
従って、図16の(B)に示す圧潰高さ−挿入力相関特性に基づいて圧潰高さhの上限値が算出される。すなわち、挿入力が40[N]以下となるには圧潰高さhは0.4[mm]以下である必要がある。
【0037】
一方、圧潰高さhの下限値は、仮保持状態におけるケーシング10に対する待ち受け側コネクタ20の保持力に基づいて算出される。この保持力については反力Pが大きくなれば、その分待ち受け側コネクタ20はケーシング10に対して強く保持されることとなるから、反力Pを保持力とみなすことが出来る。一方、その大きさは、本実施形態においては、最低限蓋部材が組まれるまでの間、待ち受け側コネクタ20をケーシング10に対して仮保持可能であればよい。従って、壁面13Aに対する圧潰突部55の反力Pを例えば、1カ所当たり10N以上の設定とした場合には、図16の(A)に示す圧潰高さ−反力相関特性に基づいて圧潰高さhの下限値を算出すことが出来る。すなわち、反力Pが10N以上となるには圧潰高さhは0.25以上であることが必要がある。
従って、圧潰高さhの許容範囲としては0.25[mm]から0.4[mm]としてやればよいが、0.3[mm]から0.35[mm]の範囲に設定してやれば、挿入力G及び保持力に対して幾らか余裕を持たすことが出来、望ましい。
【0038】
従来であれば、こうした圧潰高さhの設定は多くの場合、設計者が経験的にその値を決めていたが、実際に試作品により検証を行うと、挿入力G、保持力の双方の要件を同時に満たすのは難しく、挿入力Gが設定された範囲内に収まっても必要とされる保持力が得られなかったり、或いは保持力は得られるが挿入力Gが大きくなる場合がある。このような場合には、設計のやり直しをせまられることとなるが、本実施形態によれば、このような圧潰高さhの許容範囲を、力の釣り合い式及び実験に基づく相関特性に従って算出することとしたから、上述した設計のやり直しが未然に防止される。
また、予め引っ張り実験を行うことで各反力Pごとの摩擦係数μを算出するようにしてあるから、壁面13Aの微細な凹凸等に起因する摩擦係数の変動による挿入力の誤差を排斥することが出来る。
【0039】
加えて、本実施形態においては、圧潰突部55の角度θ1を60°、圧潰突部55と壁面13Aのなす角θ2を1.5°として計算したが、仮に、これらの角度θ1、θ2を変更したときの圧潰高さhを算出する場合には、変更された角度における圧潰高さhと圧潰面積Sとの相関特性(▲5▼式に相当するもの)さえ新しく算出してやれば、あとは上述した力の釣り合い式、圧潰試験、引っ張り試験より得られた相関特性をそのまま使って、圧潰高さhの許容範囲を算出することが出来る。
【0040】
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
【0041】
(1)本実施形態では、摩擦係数μを各反力Pごとに算出し、それを用いて挿入力を算出したが、摩擦係数μの大きさを反力の大きさに拘わらない一定値として挿入力の算出を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における待ち受け側コネクタ及びケーシングの斜視図
【図2】待ち受け側コネクタの正面図
【図3】待ち受け側コネクタの側面図
【図4】待ち受け側コネクタの背面図
【図5】待ち受け側コネクタをケーシングに取り付ける前の状態を表す断面図
【図6】待ち受け側コネクタをケーシングに取り付けた状態を表す断面図
【図7】圧潰突部が圧潰された状況を表す拡大図
【図8】圧潰突部が圧潰された状況を表す水平断面図
【図9】圧潰面における力の釣り合いを表す模式図
【図10】擬似反力測定モデルの斜視図
【図11】圧潰面積、圧潰高さを表す斜視図
【図12】同じく圧潰面積、圧潰高さを表す図
【図13】圧潰面積−反力相関特性及び、圧潰高さ−圧潰面積相関特性を表すグラフ
【図14】擬似摩擦力測定モデルの側面図
【図15】摩擦係数−反力相関特性を表すグラフ
【図16】圧潰高さ−反力相関特性、圧潰高さ−挿入力相関特性を表すグラフ
【図17】従来例の斜視図
【符号の説明】
10…ケーシング(固定部材)
13A…壁面
14A…壁面
15…支持溝(溝部)
20…待ち受け側コネクタ
42…支持片(支持部)
55…圧潰突部
130…擬似反力測定モデル
140…擬似摩擦係数測定モデル

Claims (3)

  1. 金属製の固定部材に設けられる溝部に対して樹脂製の被固定部材に設けられる支持片を挿入させる過程で、前記支持片に設けられた圧潰突部の先端部分が前記挿入方向に対してθ°の角度をもって前記溝部の内壁に当接・圧潰されることで前記被固定部材を前記固定部材に仮保持させる際の前記圧潰突部の圧潰量算出方法であって、
    前記溝部に対する前記支持片の圧潰時の挿入力をFとし、前記内壁により圧潰された前記圧潰突部の圧潰面において前記圧潰突部から前記溝部の内壁に働く反力をPとし、同圧潰面における前記溝部の内壁の垂直抗力をNとし、同圧潰面における摩擦係数をμとした場合に、前記各力F、P、Nの垂直方向の釣り合い式である▲1▼式及び水平方向の釣り合い式である▲2▼式より、前記挿入力Fと前記反力Pとの相関を表す▲3▼式を算出する一方、
    F+P×sinθ=μ×N×cosθ+N×sinθ・・・・・▲1▼式
    N×cosθ=μ×N×sinθ+P×cosθ・・・・・・・▲2▼式
    F=(μ/(cosθ−sinθ))×P・・・・・・・・・・・▲3▼式
    前記固定部材と同じ材料からなる金属材と前記被固定部材と同じ材料からなる樹脂材よりなる擬似反力測定モデルを用いて、前記金属材に対して前記被固定部材を押圧して当該樹脂材を圧潰させる圧潰試験を行い、得られた試験データに基づいて圧潰量−反力相関特性を得るとともに、この圧潰量−反力相関特性と前記▲3▼式とに基づいて圧潰量−挿入力相関特性を算出し、
    前記被固定部材を前記固定部材に仮保持させる際に必要とされる前記溝部に対する前記支持片の保持力の大きさを前記反力の下限値とみなし、この反力の下限値に対応する圧潰量Aを前記圧潰量−反力相関特性から算出するとともに、
    前記挿入力Fを所定荷重の範囲内に設定した場合に、前記圧潰量−挿入力相関特性から前記挿入力Fの上限値に対応する圧潰量Bを算出するとともに、これら圧潰量A、圧潰量Bをそれぞれ前記圧潰量の下限値、上限値とすることで前記圧潰量の許容範囲を算出することを特徴とする圧潰量算出方法。
  2. 前記固定部材と同じ材料からなる金属材と、前記被固定部材と同じ材料からなる樹脂材よりなる擬似摩擦係数測定モデルを用いて、前記金属材上において前記樹脂材の一端側を引っ張って前記樹脂材をスライドさせる引っ張り試験を行い、その際の引っ張り荷重を樹脂材の重量Mの大きさを種々変えて測定するとともに、得られた測定荷重をYとし、前記樹脂材から前記金属材に向けて加わり、かつ前記樹脂材が移動する金属材上の移動面にほぼ直交する向きに働く力をRとした場合に▲6▼式に基づいて、前記直交する向きに働く力−摩擦係数相関特性を算出するとともに、
    μ=Y/R・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・▲6▼式
    前記反力Pを前記直交する向きに加わる力Rとみなして当該反力Pの大きさに応じた摩擦係数μpを前記直交する向きに加わる力−摩擦係数相関特性より算出し、得られた摩擦係数μp及び前記反力Pをそれぞれ前記▲3▼式に代入することで前記挿入力Fを算出することを特徴とする請求項1記載の圧潰量算出方法。
  3. アルミ製の固定部材に設けられる溝部に対してポリブチレンテレフタレート製の被固定部材に設けられる支持片を挿入させる過程で、前記支持片に設けられた圧潰突部の先端部分が前記挿入方向に対して1.5°の角度をもって前記溝部の内壁に当接・圧潰されることで前記被固定部材を前記固定部材に仮保持させる圧潰支持構造であって、
    前記圧潰突部は断面が前記溝部の内壁に向かってほぼ60°の角度をなして先細りするような略三角形状をなすとともに、前記圧潰突部は前記圧潰量とされた挿入方向前端の圧潰高さが0.3mmから0.35mmの範囲内にあることを特徴とする圧潰支持構造。
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