JP4019975B2 - Rear seat device for vehicle - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両のシート装置に関し、特に、前席の直ぐ後方に位置し、チャイルドシートを設置可能な後席のシート装置技術に属するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、例えば、車室内の座席に、市販のチャイルドシートを取付けることが行われている。
【０００３】
この場合、チャイルドシートは、座席のシートクッション上に取付けるため、チャイルドシート自体の高さが高くなってしまい、シートベルトなどによるチャイルドシートの固定が不十分な場合、チャイルドシートの重心が高い分だけ、振動や衝撃に対するチャイルドシートの取付けの安定性確保が難しくなる。また、子供が低年齢時の場合には保護者が狭い車室内で子供を高い位置まで持ち上げてチャイルドシートに乗せなければならないが、上述のようにチャイルドシートが高い位置にあると、子供をチャイルドシートに乗せるための作業性が悪いといった問題がある。更には、シートクッションの上面は、一般的に、乗員の座り心地を確保するため柔らかい材料で覆われており、このような上面にチャイルドシートが取付けられるので、これによっても安定性の確保が不十分になり易い。
【０００４】
これに対し、下記特許文献１は、座席のシートクッションの下方側にチャイルドシートを取付けるための取付部を形成し、シートクッションを、車両前後方向の前端部を軸として倒立状態となるまで前方に回動可能とし、この回動動作によって出現する取付部にチャイルドシートを取付けるように構成した技術を開示している。
【０００５】
これによると、チャイルドシートを低い位置に配置でき、更にチャイルドシートはクッション上に配置されないので、安定性を確保したチャイルドシートの取付けが可能となる。
【０００６】
【特許文献１】
特開平８−２３７７号公報
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、車室内に前席と後席とがある場合には、安全性上、後席にチャイルドシートを取付けることが往々にして行われているが、こうした場合、乗員数や、乗員の年齢的な人数構成等によっては、保護者が、チャイルドシートを取付けた後席ではなく前席に座らなければ成らない場合もある。
【０００８】
この場合、保護者が互いに離間した一対の前席のどちらか一方に座っている状態において、車両の走行中に子供を世話したりなど子供へのサポートが必要となった時は、保護者が一対の前席の離間した空間を介して後席のチャイルドシートに着座した子供をサポートする必要がある。しかしながら、このような状態では、保護者とチャイルドシートに着座している子供との距離が長いため、前席に着座した保護者が後席のチャイルドシートに着座した子供まで大きく身を乗り出したり、あるいは前席から離れて後席まで移動して子供をサポートしなければならなず、こうした子供へのサポートがし難いといった問題がある。
【０００９】
これに対し、上記特許文献１の技術では、チャイルドシートを低い位置で安定して取付け可能であるが、チャイルドシートはシートクッションが通常位置する場所に配置されるだけであり、前席に着座した保護者とチャイルドシートに着座した子供との距離を短くすることはできず、やはり、子供のサポートがし難いといった問題を解消できない。そればかりか、この特許文献１の技術においては、チャイルドシートを取付けた状態ではシートクッションが倒立した状態となるため、前席の保護者がチャイルドシートの子供をサポートする際には、倒立したシートクッションが邪魔になり、更に子供のサポートが困難になる。
【００１０】
本発明は、以上のような課題に勘案してなされたもので、その目的は、一対の離間した前席の直ぐ後方に、チャイルドシートを取付け可能な後席を配置したものにおいて、チャイルドシートを後席の前端位置よりも車両前方側で取付け可能とすることで、前席からのチャイルドシートに着座した子供へのサポートを容易とし、同時に、チャイルドシートの取付けの安定性を向上することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明の請求項１記載の発明においては、車室内の車幅方向の左右に所定距離離間して設けられた左右一対の前席より車両前後方向の直ぐ後方側に設けられるとともに、シートクッション及びシートバックから構成されてチャイルドシートを装着可能な後席用シートに関する車両の後席用シート装置において、上記シートクッションは、車両前後方向において前部と後部とに分割されるとともに、該前部は、該シートクッションの前端下部を軸として、該前部の裏面が略鉛直上方を指向するように、車両前方に回動可能に支持されるとともに、該裏面と、該前部の車両前方への回動により出現する下面とに亘って、該チャイルドシートを取付ける取付け面が形成されることを特徴としている。
【００１２】
このような構成により、上記シートクッションは、車両前後方向において前部と後部とに分割されるとともに、前部は、該シートクッションの前端下部を軸として、上記前部の裏面が略鉛直上方を指向するように、車両前方に回動可能に支持されるとともに、該裏面と、上記前部の車両前方への回動により出現する下面とに亘って、該チャイルドシートを取付ける取付け面が形成される。そして、チャイルドシートは、該チャイルドシート取付け面上に取付けられることになる。従って、チャイルドシートの取付け位置は、後席の前端よりも車両前方になるため、前席とチャイルドシートとの間の距離を短くすることができ、前席に着座した保護者によるチャイルドシートに着座した子供へのサポートが容易となる。
【００１３】
また、同時に、チャイルドシートの取付けをシートクッション上ではなくシートクッションの上面よりも下方位置で行うことができる構成であるため、チャイルドシートの取付けによる安定性が向上する。
【００１４】
しかも、チャイルドシートは、片持ち状態となるシートクッションの前部の裏面だけではなく、この裏面とシートクッションの前部の回動によって出現する下面とに亘る取付け面上において取付けられるため、上述のように前席とチャイルドシートとの間の距離を短くできる構成でありながら、車両の走行による多様な振動に対して、高い取付け安定性を維持することが可能となる。
【００１５】
請求項２記載の発明は、車室内の車幅方向の左右に所定距離離間して設けられた運転席及び助手席より車両前後方向の直ぐ後方側に設けられるとともに、シートクッション及びシートバックから成り、チャイルドシートを装着可能な後席用シートに関する車両の後席用シート装置において、上記後席用シートは、上記運転席及び上記助手席との間の空間から車両前後方向の直ぐ後方に設けられ、 上記シートクッションは、車両前後方向において前部と後部とに分割されるとともに、該前部は、シートクッション前端下部を軸として、該前部の裏面が略鉛直上方を指向するように回動可能であるとともに、該裏面と、該前部の前方への回動により出現する下面とに亘って、該チャイルドシートを取付ける取付け面が形成されることを特徴としている。
【００１６】
このような構成により、シートクッションの前部は回動可能であり、チャイルドシートは、該前部の裏面と該前部の回動により出現する下面とに亘って形成されるチャイルドシート取付け面上に取付けられることになる。従って、チャイルドシートの取付け位置は、後席の前端よりも車両前方になるため、前席とチャイルドシートとの間の距離を短くすることができ、例えば保護者が運転席に着座し運転操作を行う場合であっても、チャイルドシートに着座した子供のサポートを容易に行うことができ、これにより保護者による運転の操作性も向上できる。
【００１７】
また、同時に、チャイルドシートの取付けをシートクッション上ではなくシートクッション上面よりも下方位置で行うことができる構成であるため、チャイルドシートの取付けによる安定性が向上する。
【００１８】
しかも、チャイルドシートは、片持ち状態となるシートクッションの前部の裏面だけではなく、この裏面と該前部の回動によって出現する下面とに亘る取付け面上において取付けられるため、前席とチャイルドシートとの間の距離を短くできる構成でありながら、車両の走行による多様な振動に対して、高い安定性を維持することが可能となる。
【００１９】
請求項３記載の発明は、請求項２において、上記シートクッションの後部は、該後部の前端下部を回動軸として車両前方に回動可能に支持されており、上記取付け面上に上記チャイルドシートが取付けられた時に該チャイルドシートの背面を支持可能となるように、該後部を略倒立状態で固定する固定部材を備えることを特徴としている。
【００２０】
このような構成により、シートクッションの後部が、チャイルドシートの背面を固定するため、簡単な構成で、チャイルドシートの取付け支持性能を向上できる。
【００２１】
請求項４記載の発明は、請求項３において、上記後席用シートは、更に、シートベルトにより上記チャイルドシートを取付ける時に該シートベルトを後席用シートに固定するためのシートベルトアンカと、上記後部の車両前方への回動に伴って該シートベルトアンカを車両前方に移動させるシートベルトアンカ移動手段とを備えることを特徴としている。
【００２２】
このような構成により、チャイルドシートをシートベルトで取付けて固定する場合には、シートクッションの後部の回動に伴ってシートベルトアンカもチャイルドシート近傍に位置させることができるので、チャイルドシートの取付け及び固定を容易で且つ確実に行うことが可能となる。
【００２３】
請求項５記載の発明は、請求項３において、上記後席用シートは、上記シートクッションの後部を回動可能であるように支持するとともに車体に取り付けられる回動支持部材を備え、上記回動支持部材は、上記後部が略倒立状態で固定され上記取付け面上に上記チャイルドシートを取付けた時、上記チャイルドシートの後方下部に設けられる固定用コネクタに接続可能となるチャイルドシートアンカを備えたことを特徴としている。
【００２４】
このような構成により、チャイルドシートアンカは車体に取り付けられた回動支持部材に固定されているため、チャイルドシートアンカの取り付け強度を確保でき、このように強固に固定されたチャイルドシートアンカによって、チャイルドシートを簡単な構成で確実に固定することができる。
【００２５】
しかも、チャイルドシートアンカは、シートクッション後部前端の下方に位置する回転軸に固定させるため、シートクッションにチャイルドシートを取付けない状態、つまり、シートクッションの前部と後部とを後方に回動させて、通常のシートクッションの形態とした時には、このチャイルドシートアンカはシートクッション上面より下方に隠れた状態となる。従って、シートクッションの見栄えを損なうことも防止できる。
【００２６】
請求項６記載の発明は、請求項１、あるいは請求項２において、上記後席用シートは、上記取付け面上に上記チャイルドシートが取付けられた時、上記シートバックによって該チャイルドシートの背面を支持できるように、該シートバックの車両前方への可倒を可能とし、且つ可倒位置を固定可能なシートバック可倒固定手段とを備えたことを特徴としている。
【００２７】
このような構成により、チャイルドシートの取付け時、シートバックを利用してチャイルドシートを確実に固定できる。
【００２８】
請求項７記載の発明は、請求項６において、上記シートバックにはヘッドレストが設けられるとともに、該ヘッドレストは、上記取付け面上に上記チャイルドシートが取付けられた時に上記シートバックによって該チャイルドシートの背面を支持できるように、車両前後方向への回動を可能とし、且つ回動位置を固定可能なヘッドレスト回動固定手段とを備えたことを特徴としている。
【００２９】
このような構成により、チャイルドシートの取付け時、シートバックのヘッドレストを利用してチャイルドシートを確実に固定できる。
【００３０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【００３１】
図１は、車両全体を示す図であり、１は車両で、車両１の乗員が搭載する車室２内に、車両前方方向（図１のＦ方向）で且つ車幅方向右側（図１のＲ方向）に位置する運転席と、その隣で、運転席３から所定距離離間して位置する助手席４とが配置されており、この運転席３と助手席４とにより前席を構成している。運転席３と助手席４との車両前後側の直ぐ後方には、床面５を挟み、床面５から車両後方に向かって一段上昇した車体部材の一つである後方フロアパネル６上に後席７が配置される。この後席７は、右側から順に、右後席７ａ、中央後席７ｂ、左後席７ｃとから構成されており、各後席７は、シートクッション８とシートクッション８の車両後方端部から倒立するシートバック９を有す。
【００３２】
図２は、中央後席７ｂだけを、車両右側から見たときの側面についての概略説明図であり、通常のシート使用状態（チャイルドシートを装着しない状態）を示している。
【００３３】
中央後席７ｂのシートクッション８は、後方フロアパネル６に固定されるシートパン１０と、シートパン１０の上の前方側に配設されるクッション前部１１と、シートパン１０の上の後方側に配設されるクッション後部１２とから構成される。クッション前部１１の前端側下部は、軸部１３によって、シートパン１０の前端部に係止されており、これによりクッション前部１１は、この軸部１３を中心として車両前方に回動可能となる。また、クッション後部１２の前端側下部は、シートパン１０の前後方向の中心部分に設けられた軸部１４により、シートパン１０に係止されており、これによりクッション後部１２は、車両前方方向に回動可能となる。
【００３４】
また、シートパン１０の後方側と前半側の一部の広い部分には、上側が開口している凹部１５が形成されており、クッション前部１１とクッション後部１２とが、所謂、通常のシート使用状態である時（それぞれ後方に回動しているとき）では、この凹部１５はクッション前部１１とクッション後部１２とにより閉塞されている。
【００３５】
この凹部１５の中には、軸部１４、後述するシートベルトアンカ１６を前後方向に移動させる移動機構等が配設されており、シートベルトアンカ１６から車室内に向かってシートベルトウェビング１７とバックル１８とが延設されている。
【００３６】
シートパン１０の後端に形成されたブラケット１９には、中央後席７ｂのシートバック９が前後方向に可倒（リクライニング）できるよう軸部２０により支持されるとともに、シートバック９の可倒を多段階とし、且つ各段階でシートバック９の傾斜を固定できるように、ブラケット１９には、可倒固定機構部２１が設けられている。
【００３７】
また、シートバック９の上側にはヘッドレスト２２が、支持バー２３を介して支持されており、支持バー２３は、シートバック９の上端部内部の軸部２４によって、ヘッドレスト２２の前後方向への回動が可能となるよう支持されている。また、ヘッドレスト２２の前後方向への回動を、多段階とし、且つ各段階でヘッドレスト２２の傾斜を固定できるように、軸部２４の周辺には回動固定機構２５が配置されている。
【００３８】
図３は、図２と同様に中央後席７ｂだけを車両右側から見たときの概略説明図であり、中央後席７ｂにチャイルドシート２６を装着した状態を示している。
【００３９】
図３によると、クッション前部１１は軸部１３を中心に前方側に回動され（Ａ方向）、クッション前部１１の裏側部分を形成している裏板２７の面（裏面２７ａ）が鉛直上方を指向する位置で固定される。この回動により、回動の前において、クッション前部１１の裏板２７と接していたシートパン１０の前方側の下面２８が出現することになるが、クッション前部１１の回動により、この下面２８と裏板２７の裏面２７ａとは面一となり、これにより下面２８と裏板２７の裏面２７ａとに亘るチャイルドシート２６の取付け面２９が形成されることになる。尚、裏板２７の裏面２７ａ及び下面２８は、樹脂材料あるいは金属材料により形成されている。
【００４０】
チャイルドシート２６は、この取付け面２９上で、図３にて図示するように着座した子供が前方を指向するように取付けられるが、これに代えて、子供が乳幼児の場合において、子供が後方を指向するように取付けられるか、あるいは子供の身長方向が横方向となるように取付けてもよい。
【００４１】
また、クッション後部１２は、軸部１４を中心に前方側に回動され（Ｂ方向）、クッション後部１２の後端部が上方に指向して、クッション後部１２自体が倒立状態となる位置で固定される。この時、クッション後部１２の前端部は、凹部１５の前端部に嵌合して沈み込むような状態となるとともに、クッション後部１２の固定は、後述する固定用バー３０により行われる。また、凹部１５の前端部、例えば、軸部１４には、ＩＳＯＦＩＸ用のチャイルドシートアンカ３１が固定されており、このチャイルドシートアンカ３１は、通常のシート使用状態では、倒立状態にあるが、クッション後部１２の回動に伴ってこれと同時に回動して、軸部１４から前方に指向した状態となる。（図４、図５参照）これに対し、チャイルドシート２６背面の後端部から延出して固定用コネクタ３２が設けられており、チャイルドシート２６を取付け面２９に取付ける際には、クッション後部１２を倒立状態から少し後方に回動させた状態で、固定用コネクタ３２とチャイルドシートアンカ３１とを係合させる。その後、クッション後部を元の倒立状態に戻すことで、チャイルドシート２６は、中央後席７ｂに固定されることになる。尚、この時、固定用コネクタ３２は、クッション後部１２前端のクッションに沈み込んだ状態となる。
【００４２】
また、チャイルドシートアンカ３１は、クッション前部１１とクッション後部１２とが通常のシート状態にある時には、シートクッション８の上面にチャイルドシートアンカ３１は現れず、見栄えを損なうことを防止できる。
【００４３】
尚、チャイルドシートアンカ３１は、シートパン１０の凹部１５の前端部に、前方を指向するよう固定させても良く、この場合でも見栄えを損なうことを防止しつつ、確実に固定でき、更にシート状態でクッション後部１２に着座する乗員とチャイルドシートアンカ３１との干渉も抑制できる。また、この場合において、シートパン１０を設けない場合には、チャイルドシートアンカ３１を後席フロアパネル６に直接固定しても良い。
【００４４】
シートベルトアンカ１６は、クッション後部１２の回動と同時にこの動作にリンクして軸部１４近傍まで前方に移動する。これについて、図４、図５、図６を参照して詳細に説明する。尚、図４、図５では、中央後席７ｂの車両右方向のシートベルアンカ１６の移動機構しか開示しないが、中央後席７ｂの車両左方向にも、中央座席７ｂの中心を通り車両前後方向に延びる中心線（図示せず）を線対称として、同様にシートベルトアンカ１６とこれの移動機構が設けられている。図４は、クッション後部１２が、後方に回動した状態、つまり通常のシート状態にあるときを示す図である。
【００４５】
軸部１４には、前側リンクバー３３の前端部が固定されるとともに、前側リンクバー３３はクッション後部１２の裏面にも固定されている。また、前側リンクバー３３の後端部には、後側リンクバー３４の前端部が、図示しない軸部を中心として後側リンクバー３４が回動可能となるように係合されており、後側リンクバー３４の後端部には、シートベルトアンカ１６が回動可能に係合されている。尚、後側リンクバー３４はクッション後部１２には固定されていない。シートベルアンカ１６の横側で、中央後席７ｂの隣座席である右後席７ａのシートクッション８の下側には、ガイドレール３５が配設されており、シートベルトアンカ１６は、ガイドレール３５に沿って車両前後方向に移動が可能となる。
【００４６】
これについて、図６を参照して具体的に示す。
図６は、図４において、凹部１５内でシートベルトアンカ１６と後側リンクバー３４とを係合させる軸部３６を軸方向に沿って鉛直に切断して、車両後方から前方を見たときのＸ−Ｘ断面に関する説明図である。
【００４７】
これによると、軸部３６に対し、後側リンクバー３４とシートベルトアンカ１６とガイド部３７とは、それぞれ回転可能に軸支されるとともに、凹部１５に固定されたガイドレール３５の断面形状は、略コの字状で、ガイド部３６はガイドレール３５の内方部分に、ガイド部３６の前後方向の移動が可能となるよう収納されている。また、シートベルトアンカ１６は、クッション後部１２とブラケット１９との狭い間から上方に延出している。尚、シートクッション８の後部では、ブラケット１９は凹部１５から車両左側に延出して上方に延びており、ブラケット１９の横に隣接して右後席７ａのシートクッション８が設けられている。
【００４８】
このような構成により、クッション後部１２が、通常のシート状態から前方に回動されると、前側リンクバー３３も同時に軸部１４を中心に回動され、これに伴い後側リンクバー３４の前端部が上斜め前方に移動する。一方、後側リンクバー３４の後端部は、ガイド部３７がガイドレール３５に前後方向以外の移動を規制されているため、前方に移動することになり、同時にシートベルトアンカ１６も前方に移動する。こうして、図５に示すように、クッション後部１２が倒立状態まで回動した状態では、前側リンクバー３３と後側リンクバー３４とは同様に倒立状態となり、シートベルトアンカ１６は軸部１４まで移動する。
【００４９】
尚、図５において、一点鎖線でしめす固定用バー３０は、凹部１５の固定軸部３８によってその一端が固定されるとともに、この固定端を中心として回動自在となっている。そして、クッション後部１２が通常のシート状態にある時は、自由端側（図５では紙面上、斜め前方側の端部）が、車両の後方側を指向して凹部１５の表面に平行に配置されているが、クッション後部１２を前方に回動させて倒立状態にした後は、乗員の操作により固定バー３０の自由端側（図５では斜め前方側の端部）が前方に回動されてクッション後部１２の裏面の係止部３９に嵌合し、これによりクッション後部１２を固定することが可能となる。
【００５０】
こうして、乗員の操作によりクッション部１１とクッション部１２とが前方に回動されて、シートベルトやチャイルドシートアンカ３１によって、チャイルドシート２６が取付け面２９に固定された後、図３に示すように、乗員による操作により中央後席７ｂのシートバック９が、前方側にチャイルドシート２６の背面に当接するまで回動されて、可倒固定機構部２１により固定される。また、ヘッドレスト２２も、乗員の操作によりシートバック９の動作に合わせて前後方向に回動されて、同様にチャイルドシート２６の背面に当接して、回動固定機構部２５により固定され、これにより、チャイルドシート２６の車両後方への移動が防止可能となる。したがって、以上のような構成により中央後席７ｂに、チャイルドシート２６を確実に固定することができる。
【００５１】
本実施形態によれば、シートクッション８をクッション前部１１とクッション後部１２とに分割し、クッション前部１１を前方に回動させて、下面２８とクッション前部２７の裏板２７の裏面２７ａとにより、チャイルドシート２６の取付け面２９を形成するとともに、この取付け面２９にチャイルドシート２６を固定するので、チャイルドシート２６を、シートパン１０の前端部よりも前席（運転席３、あるいは助手席４）が離間する空間側に近づけて配置することができる。しかも、取付け面２９は、シートクッション８の上面よりも確実に低位置となるため、これらにより、前席に着座した保護者はチャイルドシート２６に着座した子供へのサポートが容易になるとともに、チャイルドシート２６の取付けを安定化できる。特に、後席７のシートクッション８の上面は、乗員の昇降性や後席に着座した乗員の乗り心地を考慮して前席のシートクッションの上面よりも比較的高い位置に設定されている場合が多いが、このような場合でも、取付け面２９を低位置とすることで、チャイルドシート２６に着座した子供へのサポートを容易にし、且つ安定化が図れる。
【００５２】
また、クッション前部１１だけを回動させるため、小型車や中型車において、回動したクッション前部１１により床面５が広面積で覆われることを抑制でき、また前席の背面と干渉することも防止できる。
【００５３】
また、クッション後部１２とシートバック９及びヘッドレスト２２とによりチャイルドシート２６を固定するので、チャイルドシート２６の後方側への移動を抑制して、確実に固定できる。また、シートバック９及びヘッドレスト２２は多段階の回動を固定するので、多様な形状の多種類のチャイルドシートに適応可能である。
【００５４】
また、チャイルドシートアンカ３１によりチャイルドシート２６の主に前方方向への移動を抑制できるだけでなく、乗員がクッション後部１２を前方に回動するだけでシートベルトアンカ１６はこれに同調して、前方のチャイルドシート２６の後端側に接近した位置前方に移動するので、乗員は、チャイルドシート２６をシートベルトによっても簡単且つ確実に固定することが可能となる。
【００５５】
尚、本実施形態においては、子供が高年齢となり、前席に着座した保護者による多くの管理が不要となった場合には、チャイルドシート２６を中央後席７ｂを図２のように通常のシート状態として、チャイルドシート２６の背面がシートバック９に当接するようにして設置してもよく、この場合には、シートパン１０の後端にある後部チャイルドシートアンカ４０に、チャイルドシート２６の固定用コネクタ３２と係止させてもよい。
【００５６】
また、本実施形態においては、後席７を車両前後に移動させるシートスライド機構を設けたものであってもよく、この場合、シートスライド機構を利用することで、前席に離間空間とチャイルドシート２６との距離を調整することが可能となる。
【００５７】
また、本実施形態においては、運転席３と助手席４との離間した空間に近い中央後席７ｂに対して、チャイルドシート２６を前側の低位置に取付ける構成としたが、小型車、中型車などであれば、これに代えて他の右後席７ａあるいは左後席７ｃに、このような本実施形態に係るチャイルドシート取付け機構を設けたとしても、チャイルドシート２６に着座した子供の管理が容易である。この場合、上述のシートスライド機構で、前席とチャイルドシート２６との間の距離を調整することも可能である。
【００５８】
また、本実施形態においては、取付け面２９上に取付けたチャイルドシート２６をクッション後部１２とシートバック９により固定したが、どちらか一方であっても良い。
【００５９】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、チャイルドシートの取付け位置を、後席の前端よりも車両前方に位置させることができ、これにより前席とチャイルドシートとの間の距離を短くできる。また、チャイルドシートの取付けをシートクッション上ではなく、シートクッションよりも下方位置で行うことができるため、チャイルドシートの取付け安定性が向上する。
【００６０】
また、チャイルドシートは、片持ち状態となるシートクッションの前部の裏面だけではなく、下面においても取付けられるため、取付けられたチャイルドシートの高い安定性を維持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態に係る車両の全体図。
【図２】本発明の実施形態に係る中央後席７ｂの側面概略図。
【図３】中央後席７ｂにチャイルドシート２６を装着した状態を示す側面概略図。
【図４】通常のシート状態におけるシートベルトアンカ１６の移動機構を示す説明図。
【図５】チャイルドシート２６を装着した状態におけるシートベルトアンカ１６の移動機構を示す説明図。
【図６】図４のＸ−Ｘ断面に関する説明図。
【符号の説明】
７ｂ：中央後席（後席）
８：シートクッション
９：シートバック
１１：クッション前部（前部）
１２：クッション後部（後部）
２６：チャイルドシート
２７ａ：裏面
２８：下面
２９：取付け面[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  The present invention relates to a seat device for a vehicle, and particularly relates to a seat device technology for a rear seat that is located immediately behind a front seat and can be installed with a child seat.
[0002]
[Prior art]
  Conventionally, for example, a commercially available child seat is attached to a seat in a vehicle interior.
[0003]
  In this case, since the child seat is mounted on the seat cushion of the seat, the height of the child seat itself becomes high, and if the child seat is not sufficiently fixed by a seat belt or the like, vibration and impact are increased by the height of the child seat's center of gravity. It is difficult to ensure the stability of the child seat mounting. In addition, when the child is young, the guardian must lift the child to a high position in a narrow passenger compartment and put it on the child seat, but if the child seat is at a high position as described above, the child is put on the child seat. Therefore, there is a problem that workability is poor. Furthermore, the upper surface of the seat cushion is generally covered with a soft material to ensure the comfort of the occupant, and the child seat is attached to such an upper surface, so that the stability cannot be secured sufficiently. It is easy to become.
[0004]
  On the other hand, in Patent Document 1 below, an attachment portion for attaching a child seat is formed on the lower side of the seat cushion of the seat, and the seat cushion is rotated forward until it becomes an inverted state with the front end portion in the vehicle front-rear direction as an axis. A technique is disclosed in which a child seat is attached to an attachment portion that is movable and appears by this turning operation.
[0005]
  According to this, the child seat can be disposed at a low position, and further, since the child seat is not disposed on the cushion, it is possible to attach the child seat ensuring stability.
[0006]
[Patent Document 1]
JP-A-8-2377
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
  By the way, when there is a front seat and a rear seat in the passenger compartment, a child seat is often attached to the rear seat for safety. In such cases, the number of passengers and the age of the passengers Depending on the number of people, etc., the guardian may have to sit in the front seat instead of the rear seat with the child seat attached.
[0008]
  In this case, when the guardian is sitting on one of the pair of front seats separated from each other, and the child needs assistance such as caring for the child while the vehicle is running, It is necessary to support a child seated on a child seat in the rear seat through a space between the pair of front seats. However, in such a situation, the distance between the parent and the child seated on the child seat is long, so that the parent sitting on the front seat leans forward to the child seated on the child seat on the rear seat, or the front There is a problem that it is difficult to support these children because they must move from the seat to the back seat to support the children.
[0009]
  On the other hand, in the technique of the above-mentioned Patent Document 1, the child seat can be stably attached at a low position, but the child seat is only disposed at a position where the seat cushion is normally positioned, and the guardian seated on the front seat The distance between the child and the child seated on the child seat cannot be shortened, and the problem that it is difficult to support the child cannot be solved. In addition, in the technique of Patent Document 1, since the seat cushion is in an inverted state when the child seat is attached, when the front seat guardian supports the child in the child seat, the inverted seat cushion is It gets in the way and makes it difficult for children to support.
[0010]
  The present invention has been made in consideration of the above-described problems, and the object thereof is to provide a rear seat in which a child seat can be attached immediately behind a pair of spaced front seats. By making it possible to attach the front side of the vehicle to the front side of the vehicle, it is possible to easily support the child seated on the child seat from the front seat, and at the same time, to improve the stability of the child seat attachment.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
  In order to achieve such an object, in the invention according to claim 1 of the present invention, a vehicle front-rear direction is immediately provided from a pair of left and right front seats provided at a predetermined distance from each other in the vehicle width direction in the vehicle interior. In the vehicle seat rear seat device relating to the seat for the rear seat, which is provided on the rear side and is constituted by a seat cushion and a seat back and can be fitted with a child seat,The seat cushion is divided into a front part and a rear part in the vehicle longitudinal direction, and the front cushionThe part is centered on the lower front end of the seat cushion.in frontThe rear surface of the unit is pivotally supported in front of the vehicle so that the rear surface is directed substantially vertically upward,in frontAn attachment surface for attaching the child seat is formed over a lower surface that appears due to the rotation of the portion toward the front of the vehicle.
[0012]
  With this configuration,The seat cushion is divided into a front part and a rear part in the vehicle front-rear direction, and the front part has a front end lower part of the seat cushion as an axis so that the rear surface of the front part is directed substantially vertically upward. It is supported so as to be able to turn forward, and the rear surface and the front part to the front of the vehicleOver the lower surface that appears by turning,A mounting surface for mounting the child seat is formed. And the child seatIt will be mounted on the child seat mounting surface. Accordingly, since the child seat is attached to the front of the vehicle rather than the front end of the rear seat, the distance between the front seat and the child seat can be shortened, and the child seated on the child seat by the guardian seated on the front seat Support is easier.
[0013]
  At the same time, the child seat can be attached not on the seat cushion but at a position below the upper surface of the seat cushion, so that the stability by attaching the child seat is improved.
[0014]
  Moreover, the child seat is a cantilevered seat cushion.in frontNot only the back of the part, but also this back and seat cushionin frontBecause it is mounted on the mounting surface that spans the lower surface that appears due to the rotation of the part, the distance between the front seat and the child seat can be shortened as described above. It is possible to maintain high mounting stability.
[0015]
  The invention according to claim 2 is provided on the right rear side in the vehicle front-rear direction from the driver seat and the passenger seat provided at a predetermined distance from each other in the vehicle width direction in the vehicle interior, and includes a seat cushion and a seat back. In the vehicle rear seat device relating to the rear seat to which the child seat can be attached, the rear seat is provided immediately behind in the vehicle front-rear direction from the space between the driver seat and the passenger seat, The seat cushion is divided into a front portion and a rear portion in the vehicle front-rear direction, and the front portion can be pivoted about the lower portion of the front end of the seat cushion so that the back surface of the front portion is directed substantially vertically upward. And a mounting surface for mounting the child seat is formed across the back surface and the lower surface that appears by the forward rotation of the front portion. Yes.
[0016]
  With such a configuration, the front portion of the seat cushion is rotatable, and the child seat is mounted on the child seat mounting surface formed across the back surface of the front portion and the lower surface that appears by the rotation of the front portion. Will be. Therefore, the child seat is attached to the front of the vehicle rather than the front end of the rear seat, so the distance between the front seat and the child seat can be shortened. For example, when a guardian sits on the driver's seat and performs a driving operation. Even so, it is possible to easily support the child seated on the child seat, thereby improving the operability of driving by the guardian.
[0017]
  At the same time, the child seat can be attached not on the seat cushion but at a position below the upper surface of the seat cushion, so that the stability by attaching the child seat is improved.
[0018]
  Moreover, since the child seat is mounted not only on the back surface of the front portion of the seat cushion that is in a cantilever state, but also on the mounting surface that extends from the back surface and the lower surface that appears by rotation of the front portion, the front seat and the child seat It is possible to maintain high stability against various vibrations caused by traveling of the vehicle, although the distance between the two can be shortened.
[0019]
  According to a third aspect of the present invention, in the second aspect, the rear portion of the seat cushion is rotatably supported forward of the vehicle with the front end lower portion of the rear portion as a rotation shaft, and the child seat is mounted on the mounting surface. A fixing member for fixing the rear portion in a substantially inverted state is provided so that the rear surface of the child seat can be supported when attached.
[0020]
  With such a configuration, the rear portion of the child seat fixes the rear surface of the child seat, so that the child seat mounting support performance can be improved with a simple configuration.
[0021]
  According to a fourth aspect of the present invention, in the third aspect, the seat for the rear seat further includes a seat belt anchor for fixing the seat belt to the seat for the rear seat when the child seat is attached by a seat belt, and the rear portion. And a seat belt anchor moving means for moving the seat belt anchor to the front of the vehicle as the vehicle moves forward.
[0022]
  With this configuration, when the child seat is attached and fixed by the seat belt, the seat belt anchor can be positioned in the vicinity of the child seat as the rear portion of the seat cushion rotates, so that the child seat can be easily attached and fixed. And it is possible to carry out with certainty.
[0023]
  According to a fifth aspect of the present invention, in the third aspect, the rear seat includes a rotation support member that supports the rear portion of the seat cushion so as to be rotatable and is attached to a vehicle body. The support member includes a child seat anchor that can be connected to a fixing connector provided at a rear lower portion of the child seat when the rear seat is fixed in an approximately inverted state and the child seat is attached on the attachment surface. Yes.
[0024]
  With such a configuration, the child seat anchor is fixed to the rotation support member attached to the vehicle body, so that the attachment strength of the child seat anchor can be secured, and the child seat anchor can be easily fixed by the child seat anchor fixed in this manner. It can be securely fixed by the configuration.
[0025]
  Moreover, since the child seat anchor is fixed to the rotating shaft positioned below the rear front end of the seat cushion, the child seat is not attached to the seat cushion, that is, the front and rear portions of the seat cushion are rotated backward, The child seat anchor is hidden below the upper surface of the seat cushion. Accordingly, it is possible to prevent the appearance of the seat cushion from being impaired.
[0026]
  According to a sixth aspect of the present invention, in the first or second aspect, the rear seat can support the rear surface of the child seat by the seat back when the child seat is mounted on the mounting surface. Further, the seat back is provided with a seat back tiltable fixing means that allows the seat back to be tilted forward of the vehicle and that can fix the tiltable position.
[0027]
  With this configuration, the child seat can be securely fixed using the seat back when the child seat is attached.
[0028]
  According to a seventh aspect of the present invention, in the sixth aspect, the seat back is provided with a headrest, and the headrest supports the back surface of the child seat by the seat back when the child seat is mounted on the mounting surface. In order to be able to do so, it is characterized in that it is provided with a headrest rotation fixing means that enables rotation in the vehicle front-rear direction and that can fix the rotation position.
[0029]
  With such a configuration, when the child seat is attached, the child seat can be securely fixed using the headrest of the seat back.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0031]
  FIG. 1 is a diagram showing an entire vehicle. Reference numeral 1 denotes a vehicle, and a vehicle front direction (F direction in FIG. 1) and a vehicle width direction right side (in FIG. 1) are installed in a passenger compartment 2 on which a passenger of the vehicle 1 is mounted. A driver's seat located in the R direction) and a passenger seat 4 located at a predetermined distance from the driver's seat 3 are arranged next to the driver's seat, and the driver's seat 3 and the passenger seat 4 constitute a front seat. ing. Immediately behind the vehicle front and rear sides of the driver's seat 3 and the passenger's seat 4, the floor 5 is sandwiched, and rearward on the rear floor panel 6, which is one of the vehicle body members raised one step from the floor 5 toward the rear of the vehicle. Seat 7 is arranged. The rear seat 7 is composed of a right rear seat 7a, a central rear seat 7b, and a left rear seat 7c in order from the right side. Each rear seat 7 is formed from the vehicle rear end of the seat cushion 8 and the seat cushion 8. Has an inverted seat back 9.
[0032]
  FIG. 2 is a schematic explanatory view of the side surface when only the central rear seat 7b is viewed from the right side of the vehicle, and shows a normal seat use state (a state where a child seat is not attached).
[0033]
  The seat cushion 8 of the center rear seat 7b includes a seat pan 10 fixed to the rear floor panel 6, a cushion front portion 11 disposed on the front side of the seat pan 10, and a rear side of the seat pan 10. And a cushion rear portion 12 disposed on the front side. The lower part on the front end side of the cushion front part 11 is locked to the front end part of the seat pan 10 by the shaft part 13, whereby the cushion front part 11 can be rotated forward of the vehicle around the shaft part 13. Become. Further, the lower portion on the front end side of the cushion rear portion 12 is locked to the seat pan 10 by a shaft portion 14 provided at the center portion of the seat pan 10 in the front-rear direction, whereby the cushion rear portion 12 is moved in the vehicle front direction. It can be turned.
[0034]
  In addition, a recessed portion 15 having an open upper side is formed in a wide portion of the rear side and the front half side of the seat pan 10, and the cushion front portion 11 and the cushion rear portion 12 are so-called normal seats. When in use (when each is pivoting backward), the recess 15 is closed by the cushion front part 11 and the cushion rear part 12.
[0035]
  In the recess 15, a shaft 14, a moving mechanism for moving a seat belt anchor 16, which will be described later, and the like are disposed in the front-rear direction. The seat belt webbing 17 and the buckle are moved from the seat belt anchor 16 toward the vehicle interior. 18 is extended.
[0036]
  The bracket 19 formed at the rear end of the seat pan 10 is supported by the shaft portion 20 so that the seat back 9 of the central rear seat 7b can be tilted back and forth (reclining), and the seat back 9 can be tilted. The bracket 19 is provided with a tiltable fixing mechanism 21 so that the inclination of the seat back 9 can be fixed in multiple stages.
[0037]
  A headrest 22 is supported on the upper side of the seat back 9 via a support bar 23, and the support bar 23 is rotated in the front-rear direction of the headrest 22 by a shaft portion 24 inside the upper end portion of the seat back 9. It is supported so that it can move. Further, a rotation fixing mechanism 25 is arranged around the shaft portion 24 so that the headrest 22 can be rotated in the front-rear direction in multiple stages and the inclination of the headrest 22 can be fixed in each stage.
[0038]
  FIG. 3 is a schematic explanatory view when only the central rear seat 7b is viewed from the right side of the vehicle, as in FIG. 2, and shows a state in which the child seat 26 is mounted on the central rear seat 7b.
[0039]
  According to FIG. 3, the cushion front portion 11 is rotated forward about the shaft portion 13 (A direction), and the surface (back surface 27 a) of the back plate 27 forming the back side portion of the cushion front portion 11 is vertical. It is fixed at a position pointing upward. By this rotation, the lower surface 28 on the front side of the seat pan 10 that has been in contact with the back plate 27 of the cushion front portion 11 appears before the rotation. The lower surface 28 and the back surface 27a of the back plate 27 are flush with each other, whereby the attachment surface 29 of the child seat 26 is formed across the lower surface 28 and the back surface 27a of the back plate 27. In addition, the back surface 27a and the lower surface 28 of the back plate 27 are formed of a resin material or a metal material.
[0040]
  The child seat 26 is mounted on the mounting surface 29 so that the child seated as shown in FIG. 3 is directed forward. Alternatively, when the child is an infant, the child is directed backward. You may attach so that the height direction of a child may become a horizontal direction.
[0041]
  Further, the cushion rear portion 12 is rotated forward about the shaft portion 14 (B direction), and is fixed at a position where the rear end portion of the cushion rear portion 12 is directed upward and the cushion rear portion 12 itself is inverted. Is done. At this time, the front end portion of the cushion rear portion 12 is fitted into the front end portion of the recess 15 and sinks, and the cushion rear portion 12 is fixed by a fixing bar 30 described later. In addition, a child seat anchor 31 for ISOFIX is fixed to the front end portion of the recess 15, for example, the shaft portion 14. The child seat anchor 31 is in an inverted state in a normal seat use state, but the cushion rear portion 12. With this rotation, it rotates simultaneously with this, and is in a state of being directed forward from the shaft portion 14. (Refer to FIG. 4 and FIG. 5) On the other hand, a fixing connector 32 is provided extending from the rear end of the child seat 26, and when the child seat 26 is attached to the attachment surface 29, the cushion rear portion 12 is inverted. The fixing connector 32 and the child seat anchor 31 are engaged with each other while being slightly rotated backward from the state. Thereafter, the child seat 26 is fixed to the central rear seat 7b by returning the rear portion of the cushion to the original inverted state. At this time, the fixing connector 32 is sunk into the cushion at the front end of the cushion rear portion 12.
[0042]
  Further, the child seat anchor 31 does not appear on the upper surface of the seat cushion 8 when the cushion front portion 11 and the cushion rear portion 12 are in a normal seat state, and it can be prevented that the appearance is impaired.
[0043]
  The child seat anchor 31 may be fixed to the front end portion of the recess 15 of the seat pan 10 so as to be directed forward, and even in this case, the child seat anchor 31 can be securely fixed while preventing the appearance from being deteriorated. Interference between the occupant sitting on the cushion rear portion 12 and the child seat anchor 31 can also be suppressed. In this case, when the seat pan 10 is not provided, the child seat anchor 31 may be directly fixed to the rear seat floor panel 6.
[0044]
  The seat belt anchor 16 is linked to this movement simultaneously with the rotation of the cushion rear portion 12 and moves forward to the vicinity of the shaft portion 14. This will be described in detail with reference to FIG. 4, FIG. 5, and FIG. 4 and 5, only the moving mechanism of the seat bell anchor 16 in the vehicle right direction of the central rear seat 7b is disclosed, but the vehicle front and rear passes through the center of the central seat 7b also in the vehicle left direction of the central rear seat 7b. Similarly, a seat belt anchor 16 and a moving mechanism for the same are provided with a center line (not shown) extending in the direction as line symmetry. FIG. 4 is a diagram illustrating a state in which the cushion rear portion 12 is rotated backward, that is, in a normal seat state.
[0045]
  A front end portion of the front link bar 33 is fixed to the shaft portion 14, and the front link bar 33 is also fixed to the back surface of the cushion rear portion 12. Further, the rear end portion of the front link bar 33 is engaged with the front end portion of the rear link bar 34 so that the rear link bar 34 can rotate around a shaft portion (not shown). The seat belt anchor 16 is rotatably engaged with the rear end portion of the side link bar 34. The rear link bar 34 is not fixed to the cushion rear portion 12. A guide rail 35 is disposed on the lateral side of the seat bell anchor 16 and below the seat cushion 8 of the right rear seat 7a, which is adjacent to the central rear seat 7b, and the seat belt anchor 16 is provided with a guide rail. It is possible to move along the vehicle 35 in the longitudinal direction of the vehicle.
[0046]
  This will be specifically described with reference to FIG.
FIG. 6 is a cross-sectional view of FIG. 4 in which the shaft portion 36 that engages the seat belt anchor 16 and the rear link bar 34 in the recess 15 is cut vertically along the axial direction and viewed from the rear of the vehicle. It is explanatory drawing regarding an XX cross section.
[0047]
  According to this, the rear link bar 34, the seat belt anchor 16 and the guide portion 37 are rotatably supported with respect to the shaft portion 36, and the cross-sectional shape of the guide rail 35 fixed to the recess 15 is The guide portion 36 is housed in an inner portion of the guide rail 35 so that the guide portion 36 can be moved in the front-rear direction. The seat belt anchor 16 extends upward from a narrow space between the cushion rear portion 12 and the bracket 19. At the rear part of the seat cushion 8, the bracket 19 extends from the recess 15 to the left side of the vehicle and extends upward, and a seat cushion 8 for the right rear seat 7 a is provided adjacent to the side of the bracket 19.
[0048]
  With this configuration, when the cushion rear portion 12 is rotated forward from the normal seat state, the front link bar 33 is also rotated around the shaft portion 14 at the same time, and accordingly, the front end of the rear link bar 34 is The part moves upward and diagonally forward. On the other hand, the rear end portion of the rear link bar 34 moves forward because the guide portion 37 is restricted by the guide rail 35 from moving in the front-rear direction, and the seat belt anchor 16 also moves forward at the same time. To do. Thus, as shown in FIG. 5, when the cushion rear portion 12 is rotated to the inverted state, the front link bar 33 and the rear link bar 34 are similarly inverted, and the seat belt anchor 16 moves to the shaft portion 14. To do.
[0049]
  In FIG. 5, one end of the fixing bar 30 shown by the alternate long and short dash line is fixed by the fixed shaft portion 38 of the recess 15, and is rotatable about the fixed end. When the cushion rear portion 12 is in a normal seat state, the free end side (the end portion on the plane of the drawing in FIG. 5 that is obliquely forward) faces the rear side of the vehicle and is arranged in parallel with the surface of the recess 15. However, after the cushion rear portion 12 is turned forward and turned upside down, the free end side (the end portion on the oblique front side in FIG. 5) of the fixed bar 30 is turned forward by the occupant's operation. Thus, it is possible to fix the cushion rear portion 12 by fitting into the engagement portion 39 on the back surface of the cushion rear portion 12.
[0050]
  Thus, the cushion portion 11 and the cushion portion 12 are rotated forward by the operation of the occupant, and the child seat 26 is fixed to the attachment surface 29 by the seat belt or the child seat anchor 31, and then, as shown in FIG. The seat back 9 of the central rear seat 7b is rotated until it comes into contact with the rear surface of the child seat 26 forward and is fixed by the tiltable fixing mechanism 21. Further, the headrest 22 is also rotated in the front-rear direction in accordance with the operation of the seat back 9 by the operation of the occupant, and similarly abuts on the back surface of the child seat 26 and is fixed by the rotation fixing mechanism unit 25. The child seat 26 can be prevented from moving rearward of the vehicle. Therefore, the child seat 26 can be reliably fixed to the central rear seat 7b with the above configuration.
[0051]
  According to the present embodiment, the seat cushion 8 is divided into the cushion front portion 11 and the cushion rear portion 12, and the cushion front portion 11 is rotated forward, so that the lower surface 28 and the back surface 27 a of the back plate 27 of the cushion front portion 27. Thus, the attachment surface 29 of the child seat 26 is formed and the child seat 26 is fixed to the attachment surface 29. Therefore, the child seat 26 is placed in front of the front end of the seat pan 10 (driver's seat 3 or passenger's seat 4). It can be arranged close to the space side where the space is separated. In addition, since the attachment surface 29 is surely lower than the upper surface of the seat cushion 8, it is easy for the guardian seated in the front seat to support the child seated in the child seat 26, and the child seat 26. Can stabilize the installation. In particular, when the upper surface of the seat cushion 8 of the rear seat 7 is set at a relatively higher position than the upper surface of the seat cushion of the front seat in consideration of the liftability of the occupant and the ride comfort of the occupant seated in the rear seat However, even in such a case, it is possible to easily support and stabilize the child seated on the child seat 26 by setting the mounting surface 29 at a low position.
[0052]
  Moreover, since only the cushion front part 11 is rotated, it is possible to suppress the floor surface 5 from being covered with a large area by the rotated cushion front part 11 and to interfere with the rear surface of the front seat. Can also be prevented.
[0053]
  Moreover, since the child seat 26 is fixed by the cushion rear portion 12, the seat back 9, and the headrest 22, the rearward movement of the child seat 26 can be suppressed and fixed securely. Further, since the seat back 9 and the headrest 22 fix the multi-stage rotation, the seat back 9 and the headrest 22 can be applied to various types of child seats having various shapes.
[0054]
  Further, the child seat anchor 31 can not only suppress the movement of the child seat 26 mainly in the forward direction, but the seat belt anchor 16 can be synchronized with the front seat 12 by simply rotating the cushion rear portion 12 forward. Since the vehicle moves forward in a position approaching the rear end side, the occupant can easily and reliably fix the child seat 26 with the seat belt.
[0055]
  In this embodiment, when the child is older and much management by a guardian seated in the front seat is not necessary, the child seat 26 is replaced with the central rear seat 7b as shown in FIG. As a state, the child seat 26 may be installed so that the back surface of the child seat 26 contacts the seat back 9. In this case, the rear child seat anchor 40 at the rear end of the seat pan 10 is connected to the connector 32 for fixing the child seat 26. It may be locked.
[0056]
  Further, in the present embodiment, a seat slide mechanism that moves the rear seat 7 forward and backward of the vehicle may be provided. In this case, by using the seat slide mechanism, a separation space and a child seat 26 are provided in the front seat. It is possible to adjust the distance between and.
[0057]
  Further, in the present embodiment, the child seat 26 is attached to the lower position on the front side with respect to the central rear seat 7b that is close to the space where the driver's seat 3 and the passenger seat 4 are separated from each other. If present, the child seat seated on the child seat 26 can be easily managed even if the child seat mounting mechanism according to this embodiment is provided in the other right rear seat 7a or the left rear seat 7c instead. In this case, the distance between the front seat and the child seat 26 can be adjusted by the above-described seat slide mechanism.
[0058]
  Further, in the present embodiment, the child seat 26 mounted on the mounting surface 29 is fixed by the cushion rear portion 12 and the seat back 9, but either one may be used..
[0059]
【The invention's effect】
  As described above, in the present invention, the child seat mounting position can be positioned in front of the vehicle with respect to the front end of the rear seat, whereby the distance between the front seat and the child seat can be shortened. Further, since the child seat can be attached not on the seat cushion but at a position lower than the seat cushion, the attachment stability of the child seat is improved.
[0060]
  The child seat is a cantilevered seat cushion.in frontSince it is attached not only on the back surface but also on the bottom surface, it is possible to maintain high stability of the attached child seat.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view of a vehicle according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic side view of a central rear seat 7b according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a schematic side view showing a state in which the child seat 26 is mounted on the central rear seat 7b.
FIG. 4 is an explanatory diagram showing a moving mechanism of the seat belt anchor 16 in a normal seat state.
FIG. 5 is an explanatory view showing a moving mechanism of the seatbelt anchor 16 in a state where the child seat 26 is mounted.
6 is an explanatory diagram relating to the XX cross section of FIG. 4; FIG.
[Explanation of symbols]
7b: Central rear seat (rear seat)
8: Seat cushion
9: Seat back
11: Cushion front (front)
12: Cushion rear (rear)
26: Child seat
27a: Back side
28: bottom surface
29: Mounting surface

Claims (7)

車室内の車幅方向の左右に所定距離離間して設けられた左右一対の前席より車両前後方向の直ぐ後方側に設けられるとともに、シートクッション及びシートバックから構成されてチャイルドシートを装着可能な後席用シートに関する車両の後席用シート装置において、
上記シートクッションは、車両前後方向において前部と後部とに分割されるとともに、該前部は、該シートクッションの前端下部を軸として、該前部の裏面が略鉛直上方を指向するように、車両前方に回動可能に支持されるとともに、該裏面と、該前部の車両前方への回動により出現する下面とに亘って、該チャイルドシートを取付ける取付け面が形成されることを特徴とする車両の後席用シート装置。A rear seat is provided on the right rear side of the vehicle front-rear direction from a pair of left and right front seats that are separated by a predetermined distance on the left and right in the vehicle width direction in the passenger compartment, and is configured with a seat cushion and a seat back and can be fitted with a child seat In a rear seat device for a vehicle related to a seat,
The seat cushion, while being divided into a front and rear in the vehicle longitudinal direction, said front portion, an axis of the front end lower portion of the seat cushion, as the rear surface of the front portion is substantially directed vertically upward, while it is rotatably supported by the front vehicle, and back surface, across the bottom surface appearing by the rotation of the vehicle in front of the front portion, characterized in that the mounting surface for mounting the child seat is formed A seat device for a rear seat of a vehicle. 車室内の車幅方向の左右に所定距離離間して設けられた運転席及び助手席より車両前後方向の直ぐ後方側に設けられるとともに、シートクッション及びシートバックから成り、チャイルドシートを装着可能な後席用シートに関する車両の後席用シート装置において、
上記後席用シートは、上記運転席及び上記助手席との間の空間から車両前後方向の直ぐ後方に設けられ、
上記シートクッションは、車両前後方向において前部と後部とに分割されるとともに、該前部は、シートクッション前端下部を軸として、該前部の裏面が略鉛直上方を指向するように回動可能に支持されるとともに、該裏面と、該前部の前方への回動により出現する下面とに亘って、該チャイルドシートを取付ける取付け面が形成されることを特徴とする車両の後席用シート装置。A rear seat that is provided on the right side in the vehicle front-rear direction from the driver's seat and front passenger seat, separated from each other by a predetermined distance on the left and right sides in the vehicle width direction in the passenger compartment. In the seat device for the rear seat of the vehicle related to the seat for the vehicle,
The rear seat is provided immediately behind in the vehicle front-rear direction from the space between the driver seat and the passenger seat,
The seat cushion is divided into a front portion and a rear portion in the vehicle front-rear direction, and the front portion can be pivoted about the lower portion of the front end of the seat cushion so that the back surface of the front portion is directed substantially vertically upward. And a mounting surface for mounting the child seat is formed across the rear surface and a lower surface that appears by the forward rotation of the front portion. . 上記シートクッションの後部は、該後部の前端下部を回動軸として車両前方に回動可能に支持されており、上記取付け面上に上記チャイルドシートが取付けられた時に該チャイルドシートの背面を支持可能となるように、該後部を略倒立状態で固定する固定部材を備えることを特徴とする請求項２記載の車両の後席用シート装置。  The rear portion of the seat cushion is rotatably supported forward of the vehicle with the lower front end of the rear portion as a rotation shaft, and the rear surface of the child seat can be supported when the child seat is mounted on the mounting surface. The seat device for a rear seat according to claim 2, further comprising a fixing member that fixes the rear portion in a substantially inverted state. 上記後席用シートは、更に、シートベルトにより上記チャイルドシートを取付ける時に該シートベルトを後席用シートに固定するためのシートベルトアンカと、上記後部の車両前方への回動に伴って該シートベルトアンカを車両前方に移動させるシートベルトアンカ移動手段とを備えることを特徴とする請求項３記載の車両の後席用シート装置。  The seat for the rear seat is further provided with a seat belt anchor for fixing the child seat to the seat for the rear seat when the child seat is attached by a seat belt, and the seat belt as the rear part is rotated forward of the vehicle. 4. The seat device for a rear seat according to claim 3, further comprising a seat belt anchor moving means for moving the anchor forward of the vehicle. 上記後席用シートは、上記シートクッションの後部を回動可能であるように支持するともに車体に取り付けられる回動支持部材を備え、
上記回動支持部材は、上記後部が略倒立状態で固定され上記取付け面上に上記チャイルドシートを取付けた時、上記チャイルドシートの後方下部に設けられる固定用コネクタに接続可能となるチャイルドシートアンカを備えたことを特徴とする請求項３記載の車両の後席用シート装置。The seat for the rear seat includes a rotation support member that supports the rear portion of the seat cushion so as to be rotatable and is attached to the vehicle body,
The pivot support member includes a child seat anchor that can be connected to a fixing connector provided at a rear lower portion of the child seat when the rear seat is fixed in a substantially inverted state and the child seat is mounted on the mounting surface. The seat device for a rear seat of the vehicle according to claim 3. 上記後席用シートは、上記取付け面上に上記チャイルドシートが取付けられた時、上記シートバックによって該チャイルドシートの背面を支持できるように、該シートバックの車両前方への可倒するものとし、且つ可倒位置を固定可能なシートバック可倒固定手段とを備えたことを特徴とする請求項１、あるいは請求項２記載の車両の後席用シート装置。  The seat for the rear seat is tilted forward of the vehicle so that the back of the child seat can be supported by the seat back when the child seat is mounted on the mounting surface. The seat device for a rear seat of the vehicle according to claim 1 or 2, further comprising: a seat back tiltable fixing means capable of fixing a tilted position. 上記シートバックにはヘッドレストが設けられるとともに、
該ヘッドレストは、上記取付け面上に上記チャイルドシートが取付けられた時上記シートバックによって該チャイルドシートの背面を支持できるように、車両前後方向への回動を可能に支持し、且つ回動位置を固定可能なヘッドレスト回動固定手段とを備えたことを特徴とする請求項６記載の車両の後席用シート装置。The seat back is provided with a headrest,
The headrest can be supported in the vehicle front-rear direction so that the rear surface of the child seat can be supported by the seat back when the child seat is mounted on the mounting surface, and the rotation position can be fixed. The vehicle seat rear seat device according to claim 6, further comprising a headrest rotation fixing means.

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