JP4019032B2 - 密封構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、流体(真空)の密封に用いられる密封構造体に係り、特に、半導体製造装置や液晶製造装置のチャンバーゲート部に使用される密封構造体に関する。
従来、半導体(液晶)製造装置等に用いられる密封構造としては、図6(A)に示すOリング(シール41a)が広く使用されており、また、三叉状横断面の弾性シールと蟻溝から構成されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。さらに、従来から、図6(B)(C)(D)(E)の各々に示すような各種横断面形状の弾性シール41b,41c,41d,41eと蟻溝42から成る密封構造が知られている。
いずれの弾性シール41b,41c,41d,41eにせよ、平面図は図7に例示するような全体環状の形状である。また、上述のOリング(シール41a)は自由状態下で全体円形環状であるので、これを図7のような矩形に変形させたものを蟻溝42に嵌着していたので、矩形角部で引張りが生じるため、シール面に問題を生ずる場合があった。
特開2000−356267号公報
上記特許文献1に記載の三叉状の弾性シール、及び、図6(B)(D)や図6(E)に示した横断面形状の弾性シール41b,41eは、蟻溝42内で姿勢が不安定となってシール性が安定しない場合があり、溝底面に対する座り(安定性)が悪いため、蛇行して粉塵を発生する虞がある。この粉塵は、液晶や半導体の製造に於ては厳禁すべきことである。
また、図6(A)に示した弾性シール(Oリング)41aは、蟻溝42内で捩れを生じ、切断に至る虞があり、また、上記蓋体による圧接で蓋体に固着して蟻溝42から脱落する(抜け出る)という問題があり、さらに、蟻溝42の開口端縁部43,43と摩擦して摩耗粉(パーティクル)が生ずるという問題がある。また、メタルタッチを生ずることもある。
次に、図6(C)の弾性シール41cは蟻溝42内へ逆組付けを行ってしまう虞がある。また、(図6(A)と同様に)ゴムの摩耗粉(パーティクル)を発生する。
次に、図6(D)の弾性シール41dは蟻溝42内へ逆組付けを行う虞があり、また、ゴムの摩耗粉(パーティクル)を生じるという問題がある。
図6(C)と(D)に於て、特に、矢印Kは清浄空間側(内径側)であって、液晶や半導体が収納されて加工される清浄度が要求される側を示しており、その清浄空間側(内径側)Kの開口端縁部43に対して、弾性シール41c,41dは摩擦して摩耗粉(パーティクル)を発生する形状であった。
本発明に係る密封構造は、上述の従来の弾性シールの問題点を解決して、清浄空間側(内径側)に弾性シールと蟻溝開口端縁部との摩耗粉(パーティクル)の発生を無くし、かつ、蟻溝内へ装入し易く、かつ、一旦装着後は蟻溝から不意に脱落することのない弾性シール(密封構造)を提供することを目的とする。
本発明は、開口部と、相互に該開口部側に近づくにつれて接近する第1側壁面・第2側壁面と、底壁面とを、有する蟻溝を備えた被取付部材と、該蟻溝内へ装着される弾性シールと、該弾性シールが上記蟻溝から突出している突出部を押圧する相手部材と、から成ると共に、清浄空間側と大気側とを遮断して密封する密封構造体であって、該弾性シールは、上記蟻溝内へ装着されかつ上記相手部材の平坦面が押圧されない未圧縮装着状態に於て、上記蟻溝の底壁面に対応する底面ストレート部を有し、かつ、上記清浄空間側に対応する上記第1側壁面に対して上記開口部の近傍にて近接乃至当接する高位肩部を有し、上記大気側に対応する上記第2側壁面に対して蟻溝深さ寸法の中位の高さで当接する中位肩部を有し、該中位肩部から上記突出部に渡って上記開口部の開口端縁部との間に間隙部を形成するよう構成されている。
かつ、上記高位肩部が第1側壁面に対して近接乃至当接する、上記底壁面からの高さ寸
法が、蟻溝深さ寸法の80%〜95%に設定され、さらに、上記中位肩部が第2側壁面に対し
て当接する、上記底壁面からの高さ寸法が、蟻溝深さ寸法の30%〜70%に設定されている
清浄空間側(内径側)にゴム摩耗粉(パーティクル)をほとんど発生せず、半導体や液晶の製造装置に好適である。さらに、蟻溝内への装着も比較的容易に行うことが可能である。また、蟻溝の(清浄空間側の)開口端縁と弾性シールの間に空隙がほとんど無いので、半導体成膜時の酸化粉塵(デポ)が溜まらない。また、弾性シールが製造装置の蓋(相手部材)の開きと共に引き出されて、蟻溝から脱落することも防止できる。さらに、弾性シールは蟻溝内で常に安定姿勢を保持する。
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
図1〜図4に於て、本発明に係る密封構造の実施の一形態を示し、この密封構造体は、蟻溝3を備えた被取付部材2と、この蟻溝3内へ装着されるゴム製等の弾性シール1と、平坦面20を有して蟻溝3内の弾性シールを押圧する相手部材21と、から成る。
弾性シール1は全体が略矩形状(図7参照)や、競技トラック状(長円形状)等の環状である。
この密封構造体は、半導体製造装置や(大型)液晶製造装置のチャンバー入口のゲート部の(主として真空の)密封用として、好適である。このとき、上記被取付部材2はバルブシート(又はゲート)が相当し、他方、これに接近離間自在に対応する平坦面20を有する相手部材21は、ゲート(又はバルブシート)が相当する。
上記蟻溝3は、開口部4と、相互に開口部4に近づくにつれて接近する第1側壁面5・第2側壁面6と、底壁面7とを、有する横断面略台形状である。なお、底壁面7と第1側壁面5との隅部28、及び、底壁面7と第2側壁面6との隅部28は、アール状(弯曲状)に連結されている。このように蟻溝3は(やや丸味のある)横断面略台形状として、平坦面2aに凹設され、奥側が拡大した形状である。
Kは清浄空間部(内径側)を示し、Mは大気側(外径側)を示す。清浄空間部Kとは、半導体や液晶等が収納されて各種加工が施されるチャンバー空間室の存在する側であって、特に、清浄な(微粉塵の無い)ことが要求される空間部を言う。図1と図2で、蟻溝3の第1側壁面5が上記清浄空間側(内径側)Kに対応し、第2側壁面6は大気側(外径側)Mに対応する。本発明に係る密封構造体は、この清浄空間側Kと大気側Mとを遮断して密封する。
弾性シール1の横断面形状について説明する。この弾性シー1は、蟻溝3内へ装着されかつ相手部材21の平坦面20が押圧(接触)しない未圧縮装置状態───図1と図2参照───に於て、蟻溝3の左右中央線Lに関して非対称形であって、例えば、蟻溝3から突出している突出部9は中央線Lに関して、非対称形であって、清浄空間側(内径側)Kに偏っている。なお、相手部材21の平坦面20は直接にこの突出部9の頂面10を押圧する。また、弾性シール1は、蟻溝3の底壁面7に対応する底面ストレート部11を有している。
未圧縮装着状態に於て、清浄空間側Kに対応した第1側壁面5に対して、開口部4(の開口端縁部4a)の近傍にて近接乃至(軽く)当接する高位肩部12Hを有すると共に、大気側Mに対応する第2側壁面6に対して蟻溝深さ寸法H3 の中位(中間)の高さ寸法で当接する中位肩部12Lを有する。この中位肩部12Lから突出部9に渡って、開口部4の大気側Mの開口端縁部4b(角部)との間に、間隙部Gが形成される。具体的には、(断面)円弧状の頂面10に至る所定傾斜角度θの勾配部14を備え、この傾斜角度θは蟻溝3の第2側壁面6の傾斜角度と略同一として、勾配部14と第2側壁面6は略平行に、一定の幅の間隙部Gを形成している。
高位肩部12Hが第1側壁面5に近接乃至軽く当接する、底壁面7からの高さ寸法H13は、蟻溝3の深さ寸法H3 の80%〜95%に設定する。即ち、0.80×H3 ≦H13≦0.95×H3 とする。他方、中位肩部12Lが第2側壁面6に当接する、底壁面7からの高さ寸法H12は、蟻溝3の深さ寸法H3 の30%〜70%に設定する。即ち、0.30×H3 ≦H12≦0.70×H3 とする。また、H12<H13という関係式も成立していることとなる。
図3は本発明に係る弾性シール1の横断面形状をさらに詳しく説明するための図であって、上述の図1と図2と合わせて説明すれば、弾性シール1はその清浄空間部側K(図3の右半分)に於て、大きな半径R1 にて約90°の中心角度をもって四半円部15を描いた大アール部16を備える。この大アール部16の下端(右端)が前記高位肩部12Hに相当し、この高位肩部12Hから、蟻溝3の底壁面7に略直角の方向(垂直線の方向)に略垂直部位(側面ストレート部)17を有する。この略垂直部位(側面ストレート部)17の下端から、やや小さ目の半径R2 のアール部(円弧部)18をもって、前記底面ストレート部11に滑らかに接続(連絡)される形状である。前述の左右中心線Lに関して、図の右半分───清浄空間側Kは、オムスビを縦方向に2分割した半分側の形状であると言うことができる。
なお、アール部18の代りに傾斜直線状の勾配部をもって、側面ストレート部17と底面ストレート部11とを連絡してもよい(図示省略)。
他方、弾性シール1の大気側(外径側)M───図3の左半分───に於て、前記半径R1 よりも小さな半径R3 の弯曲部19をもって、大アール部16と前記勾配部14とを連絡している。なお、図3では短い頂面ストレート部22を、大アール部16と、弯曲部19の間に介在させても良く、所望により、この頂面ストレート部22を、図3よりも大きく形成して、突出部9の頂面を平坦面状として、図1の相手部材21の平坦面20と安定姿勢で接触させても良い(図示省略)。
中位肩部12Lは小さな半径R4 のアール部をもって形成され、この小さな半径R4 の円に勾配部14が交わる隅部は小さな半径R5 の小凹部23を介して、相互に接続(連結)された形状である。この小凹部23は、後述の図4で弾性シール1を捩りつつ蟻溝3内へ装着させる際に重要な役目(作用)をなすものである。
底面ストレート部11の図3の左端(大気側Mの端)は、小さな半径R6 のアール部24、及び、(底面ストレート部11側へ幅寸法が減少する方向に傾斜した)ストレート状逆勾配部25を介して、中位肩部12Lに連結されている。
図2に於て、点線26は、被取付部材2の平坦面2aと同一平面の仮想切断線を示し、未圧縮装着状態で、左右中央線Lを基準線として、仮想切断線が(左の)勾配部14・(右の)大アール部16に交わる交点までの(肉厚)寸法Tm ,Tk は、Tm <Tk のように、後者を前者よりも大きく設定される。そして、上述のように、R1 >R3 のように設定したことで、(図1の)相手部材21を押圧してゆけば、ゴム等の弾性材から成る突出部9は、間隙部Gに収まるように弾性変形する(図5の(A)参照)。図1〜図3に示すように、中位肩部12Lから小凹部23を介して連設された勾配部14は、垂直方向(中央線Lと平行な方向)よりも清浄空間側(内径側)Kに傾斜しているため、上述の弾性変形に伴って、確実に間隙部G内へ(弾性変形部分が)収納できる。従って、大きな半径R1 を有する大アール部16の一部をもって形成した上位肩部12Hは、開口端縁部4aに(強く)接触せず、パーティクル(ゴムの摩耗粉)が発生することを防止している。また、底面ストレート部11を大きく形成したので、常に蟻溝3内での姿勢が安定して、シール性能を安定して発揮でき、かつ、捩れを生じない。
中位肩部12Lと高位肩部12Hが、各々、第2・第1側壁面6,5に接触(圧接)することで、弾性シール1の蟻溝3からの抜出しを阻止できる。例えば、相手部材21が図5に示すように頂面10に対して圧接状態となった後、(蓋開放作動の際等に)相手部材21が離れてゆくときに、弾性シール1がその平坦面20に固着して蟻溝3から引抜けて出ることを、有効に防止できる。
図4に示すように、弾性シール1を回転させて(傾斜状として)、突出状の中位肩部12Lから開口部4へ差込んで、突出状の中位肩部12Lと勾配部14の間の小凹部23を、開口端縁(角)部4bに対応(接触)させつつ、矢印Nのようにアール部18を蟻溝3内へ押込めば、図1・図2の状態となる。横断面に於て矢印N方向に回転させつつ、小凹部23を中心として押込むとき、アール部18の存在によって、スムースに開口端縁(角)部4aを乗り越えて蟻溝3内へ装着できる。そして、小凹部23の隅部からアール部18までの厚さ寸法T18を、蟻溝3の開口部4の幅寸法W4 と同一乃至僅かに大に設定する。なお、アール部18の一部乃至全体を、(底面方向へ幅寸法が減少する)ストレート状勾配面とするも、自由である(図示省略)。
次に、図5(A)は、本発明に係る弾性シール1を蟻溝3内へ装着し、相手部材21の平坦面20を押圧した圧縮使用状態を示し、その状態での接触面圧力Pを示す(有限要素法による)FEM解析図である。また、図5(B)はOリング41aについて同じ圧縮使用状態に於ける接触面圧力を示すFEM解析図である。
この図5(A)と(B)とを比較すれば分かるように、Oリング41aでは上下面での接触面圧が略同じとなると共に、相手部材21との接触面圧P分布が丸山型となり、中央にピーク圧を生じ、相手部材21に固着し易くて、相手部材21を開放する際に、相手部材と共に、蟻溝42から脱落する虞がある。また、左右両開口端縁部4a,4bと摩擦しつつOリング41aは圧縮するので、ゴム摩耗粉(パーティクル)を発生し易く、清浄空間側Kに悪影響を与える。
これに対し、本発明では、図5(A)のように相手部材21との接触面圧P分布が比較的なだらかな高原型となり、上下面幅に差が付いている(上面幅より下面幅が大きい)ため、相手部材21に固着しにくくなる。さらに言えば、図5(A)の場合はなだらかな接触面圧力P分布であるので、図5(B)の丸い山型の場合よりも、その積分値(耐荷重値)が大きく、高荷重に耐えることが可能であって、相手部材21と被取付部材2とが相互に接触すること───いわゆるメタルタッチ───を防止できる。
本発明は、上述のように開口部4と、相互に該開口部4側に近づくにつれて接近する第1側壁面5・第2側壁面6と、底壁面7とを、有する蟻溝3を備えた被取付部材2と、該蟻溝3内へ装着される弾性シール1と、該弾性シール1が上記蟻溝3から突出している突出部9を押圧する相手部材21と、から成ると共に、清浄空間側Kと大気側Mとを遮断して密封する密封構造体であって、該弾性シール1は、上記蟻溝3内へ装着されかつ上記相手部材21の平坦面20が押圧されない未圧縮装着状態に於て、上記蟻溝3の底壁面7に対応する底面ストレート部11を有し、かつ、上記清浄空間側Kに対応する上記第1側壁面5に対して上記開口部4の近傍にて近接乃至当接する高位肩部12Hを有し、上記大気側Mに対応する上記第2側壁面6に対して蟻溝深さ寸法H3 の中位の高さで当接する中位肩部12Lを有し、該中位肩部12Lから上記突出部9に渡って上記開口部4の開口端縁部4bとの間に間隙部Gを形成するよう構成されているので、底面ストレート部11によって常に安定姿勢を保ち、かつ、高荷重にも耐えることができ、さらに、清浄空間側Kでは蟻溝3の開口端縁部4aとの間に空間(間隙)を有さないので、成膜時の酸化ゴミ(デポ)が溜まらず好ましい。反対の大気側Mでは、間隙部Gを形成しているので、適度の圧縮弾性変形を生じ、かつ、大気側Mではゴミが溜まっても半導体製造チャンバーへの影響がなく、問題が生じない。また、相手部材21が突出部9を押圧してゆく際に、突出部9は間隙部Gへ弾性変形してゴムが逃げてゆき、反対側の高位肩部12Hが第1側壁面5に強く摩擦することを防止して、パーティクルの発生を防ぐ。かつ、中位肩部12Lが第2側壁面6に圧接して、蟻溝3から弾性シール1がゲート蓋(相手部材21)と共に抜け出ることを有効に防止できる。さらに、中位肩部12Lから突出部9に渡って間隙部Gが形成される形状であるので、図4に示したように、回転させて開口部4を介して蟻溝3内へ装入することが可能である。
次に、弾性シール1が、上記高位肩部12Hから、上記蟻溝3の底壁面7に略直交する方向の側面ストレート部17、及び、アール部18又は勾配部をもって、上記底面ストレート部11に至る横断面形状を備えているので、図4に示すように、清浄空間K側の開口端縁(角)部4aをスムースに越えて、蟻溝3内へ装着する作業性に優れる。
また、上記高位肩部12Hが第1側壁面5に対して近接乃至当接する、上記底壁面7からの高さ寸法H13が、蟻溝深さ寸法H3 の80%〜95%に設定され、さらに、上記中位肩部12Lが第2側壁面6に対して当接する、上記底壁面7からの高さ寸法H12が、蟻溝深さ寸法H3 の30%〜70%に設定されているので、相手部材21の平坦面20に固着して弾性シール1が抜き出ることを防止できると共に清浄空間側Kに、デポ(成膜時の酸化ゴミ)が溜まることを防止し、かつ、反対の大気側Mでは圧縮弾性変形時のゴミの逃げる空間を確保できる。
13<0.80×H3 の場合は、開口端縁部4aと大アール部16との間に空間が生じてデポが溜まる虞が高まる。逆に、H13>0.95×H3 の場合は、弾性シール1が蟻溝3から抜け出る虞が高まる。そして、H12<0.30×H3 の場合は、間隙部Gが大きくなり過ぎ、逆に、H12>0.70×H3 の場合は間隙が小さくなる。
本発明の実施の一形態を示す未圧縮装着状態の断面図である。 形状と寸法関係を説明する簡略図である。 断面形状説明図である。 装着作業の説明図である。 本発明とOリングとを比較説明した圧縮使用状態の比較説明図である。 従来例の説明用要部断面図である。 全体の平面図である。
符号の説明
1 弾性シール
2 被取付部材
3 蟻溝
4 開口部
4b 開口端縁部
5 第1側壁面
6 第2側壁面
7 底壁面
9 突出部
11 底面ストレート部
12H 高位肩部
12L 中位肩部
17 側面ストレート部 18 アール部
20 平坦面
21 相手部材
G 間隙部
3 ,H12,H13 高さ寸法
K 清浄空間側(内径側) M 大気側(外径側)
θ 傾斜角度

Claims (1)

  1. 開口部(4)と、相互に該開口部(4)側に近づくにつれて接近する第1側壁面(5)
    ・第2側壁面(6)と、底壁面(7)とを、有する蟻溝(3)を備えた被取付部材(2)
    と、該蟻溝(3)内へ装着される弾性シール(1)と、該弾性シール(1)が上記蟻溝(
    3)から突出している突出部(9)を押圧する相手部材(21)と、から成ると共に、清浄
    空間側(K)と大気側(M)とを遮断して密封する密封構造体であって、該弾性シール(
    1)は、上記蟻溝(3)内へ装着されかつ上記相手部材(21)の平坦面(20)が押圧され
    ない未圧縮装着状態に於て、上記蟻溝(3)の底壁面(7)に対応する底面ストレート部
    (11)を有し、かつ、上記清浄空間側(K)に対応する上記第1側壁面(5)に対して上
    記開口部(4)の近傍にて近接乃至当接する高位肩部(12H)を有し、上記大気側(M)
    に対応する上記第2側壁面(6)に対して蟻溝深さ寸法(H3 )の中位の高さで当接する
    中位肩部(12L)を有し、該中位肩部(12L)から上記突出部(9)に渡って上記開口部
    (4)の開口端縁部(4b)との間に間隙部(G)を形成するよう構成され、かつ、上記未圧縮装着状態に於て、上記高位肩部(12H)が第1側壁面(5)に対して近接乃至当接する、上記底壁面(7)からの高さ寸法(H 13 )が、蟻溝深さ寸法(H 3 )の80%〜95%に設定され、さらに、上記中位肩部(12L)が第2側壁面(6)に対して当接する、上記底壁面(7)からの高さ寸法(H 12 )が、蟻溝深さ寸法(H 3 )の30%〜70%に設定されていることを特徴とする密封構造体。
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